JP2005336902A - 電子錠を制御するための通信装置及び電子錠システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 無線通信網と無線通信により接続される通信装置(1)であって、複数の発信者識別情報を記憶する記憶手段(8)と、発信者識別情報により識別される発信者からの着信を受けてから所定時間内に、他の前記発信者識別情報により識別される発信者からの着信を受けた場合、電子錠に対し施錠または開錠をさせるための制御信号を与える制御手段(6)とを具備する。
【選択図】 図1
Description
(1)錠と、この錠用であって使用者が持ち歩く鍵とからなり、この鍵を錠に作用させることにより施錠/開錠を行える施錠装置。
(2)暗証番号や特定の識別情報を入力することにより施錠/開錠を行える施錠装置。
(1)の施錠装置の場合、使用者は専用の鍵を帯同する必要があり、(2)の施錠装置の場合、使用者は前記暗証番号を記憶する必要がある。
このような従来の施錠装置の不便な側面を解決するために、携帯電話機からの発信者番号を開錠のための暗証番号(鍵)として利用し、特定の施錠システムに対し発信をすることで開錠/施錠を行える電子錠制御方法が提案されている。携帯電話機における発信者電話番号の送信については下記特許文献が開示している。
a.携帯電話機の故障等により、携帯電話機が使用不可の状況では、開錠等の操作ができない。
b.携帯電話機が盗難された場合、鍵が盗難されたも同然であり、セキュリティ上問題になる。
c.他者による携帯電話機の操作を防止するために携帯電話機自体に暗証番号の設定を行うことはユーザにこの暗証番号の記憶を強いることになる。
図1は、本発明の一実施の形態である電子錠システムの構成を示すブロック図である。
操作部4は、電話番号入力用のテンキー、各種ファンクションキーなどが設けられた入力手段である。ユーザは、複数(少なくとも2以上)の発信者電話番号(発信者識別情報)の登録を、この操作部4を操作することにより行う。登録された発信者電話番号は、表示部3に表示され、ユーザはこれを確認することができる。発信者識別情報としては、発信者電話番号以外の情報でも発信者を識別できるものであればその情報を利用することができる。以下では、発信者識別情報として発信者電話番号を用い、発信者側からは発信者電話番号の通知があるものとして説明する。また、発信者としては、鍵の所有者やその親族、あるいは管理人や管理会社等がなりうる。
CPU6は、中央処理装置であり、通信モジュール1を構成する各部を制御するとともに、外部インターフェース9を介して、電子錠10の施錠/開錠を制御する。また、タイムアウトタイマー(図示せず)を内蔵しており、後述のタイムアウト処理を実行する。
ROM7は、Read−Only Memoryであり、CPU6を動作させる制御プログラムを記憶している。
外部インターフェース9は、通信モジュール1と電子錠10を接続するインターフェースであり、通信モジュール1から出力される制御信号を電子錠10に供給する。
電子錠10は、専用の鍵を用いた施錠/開錠を行える他、施錠または開錠を指定する制御信号を受け、この制御信号に基づき錠の施錠または開錠を行うことができるものである。この電子錠10としては、従来からある電子錠を利用することができ、一般的には、自動車のドアや、住宅等の建築物の出入り口に設置される。
また、本実施の形態における通信モジュール1は、その通信方式として、いわゆるCDMA(符号分割多重接続)方式やPDC(Personal Digital Cellular System)方式、PHS(Personal Handyphone System)などを利用することができ、利用する通信方式は、特に限定されるものではない。
ここで、ユーザが発信者識別情報である発信者電話番号やその他の設定をするため、操作部4を用いて所定の操作を行うと、ステップS01の判断でYesと判定されステップS01へ移行する。
ステップS03では、通信モジュール1は待受状態となり、以後、当該通信モジュール1に着信があるまで、着信の有無の判断を行うステップS04を経て、最初のステップS01からステップS04までのステップをループする。
すると、ステップS04の判断でYesと判定され、ステップS05へ移行する。
ステップS05では、発信者の電話番号の認証処理を行っている。ここでは、発信者側から通知される発信者電話番号と、前述の電話帳テーブルを参照し、これに設定されている発信者電話番号と認証を通過させる発信者電話番号の組合せから、着信した発信者電話番号が認証を通過させる発信者電話番号に該当するか、すなわち認証を通過させる発信者電話番号の組合せの中に一致するものがあるか比較していく。一致するものがあった場合、認証は成功となる。
一方、ステップS05の認証処理に失敗すると、ステップS06の判断でNoと判定され、最初のステップS01に戻る。
ここで、タイムアウトが発生したとする。これは、ステップS06〜S10で示されるように、先に認証に成功した着信から所定時間(一定時間)が経過し、この間に次の着信がなかった場合に発生する。このタイムアウトにより処理は、最初のステップS01に戻る(タイムアウト処理)。
すると、ステップS10の判断でYesと判定されステップS11へ移行し、今回着信した発信者の電話番号の認証処理を行う。ここでの認証処理は、前述のステップS05における処理と同じである。
上記認証処理に失敗するとステップS12の判断にてNoと判定され、ステップS08に戻り、前述のようにステップS08〜S10までのステップをループする。
なお、上記で説明した動作フローは一例であり、本発明は上記の処理の流れに限定されるものではない。
[実施例1]
図4に示す例では、通信モジュール1と電子錠10が自動車に搭載されている。従来より、自動車のキーを車内に置き忘れたまま施錠をしてしまい、開錠できなくなるケースが起こりがちであるが、本実施例はこのような場合に、開錠を行う例である。
引き続き、ユーザAは、自身で上記通信モジュール1宛に発呼する。
これと前後して、ユーザBから通信モジュール1宛に発呼される。
結果、通信モジュール1には、ユーザAとユーザBからの着信がある。通信モジュール1は、それぞれの発信者電話番号の通知を受け、登録された2つの電話番号に基づき認証をするが、ユーザAとユーザBの電話番号は通信モジュール1に登録されているので、その認証は成功し、前述のとおり、電子錠10が開錠されることとなる。
図5に示す例では、通信モジュール1と電子錠10が住宅に設置されている。この例は、鍵を持たない家人のユーザCが、留守になっている自宅に帰宅し、施錠されていて家に入ることができない場合の例である。本実施例は、こうした場合に、開錠を行う例である。
ユーザDは、ユーザCからの依頼に応じて、上記通信モジュール1宛に発呼する。
これと前後して、ユーザEからも通信モジュール1宛に発呼される。
結果、通信モジュール1には、ユーザDとユーザEからの着信がある。通信モジュール1は、それぞれの発信者電話番号の通知を受け、登録された2つの電話番号に基づき認証をするが、ユーザDとユーザEの電話番号は通信モジュール1に登録されているので、その認証は成功し、前述のとおり、電子錠10が開錠されることとなる。
また、本実施形態の電子錠システム100では、ユーザはどこからでも、その施錠/開錠の制御を行うことができる。
Claims (4)
- 無線通信網と無線通信により接続される通信装置であって、
複数の発信者識別情報を記憶する記憶手段と、
前記発信者識別情報により識別される発信者からの着信を受けてから所定時間内に、他の前記発信者識別情報により識別される発信者からの着信を受けた場合、電子錠に対し施錠または開錠をさせるための制御信号を与える制御手段と、を具備する
ことを特徴とする通信装置。 - 前記制御手段は、前記着信の際、施錠または開錠を指定する制御情報を受け、該制御情報に基づき施錠または開錠の制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記発信者識別情報は、発信者電話番号である
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。 - 所定の制御信号を受け、該制御信号に基づき施錠または開錠を行う電子錠と、
無線通信網と接続するための無線通信手段と、
複数の発信者識別情報を記憶する記憶手段と、
前記発信者識別情報により識別される発信者からの着信を受けてから所定時間内に、他の前記発信者識別情報により識別される発信者からの着信を受けた場合、前記電子錠に対し前記所定の制御信号を与える制御手段と、を具備する
ことを特徴とする電子錠システム。
Priority Applications (1)
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JP2004158986A JP2005336902A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 電子錠を制御するための通信装置及び電子錠システム |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004158986A Pending JP2005336902A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 電子錠を制御するための通信装置及び電子錠システム |
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2004
- 2004-05-28 JP JP2004158986A patent/JP2005336902A/ja active Pending
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