JP2005336332A - 分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法 - Google Patents

分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ブロー成形、押出成形、真空成形等の加工の際に、熱安定性に優れ、ドローダウンを生じ難く、良好な色相を有する分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法を提供する。
【解決手段】 二価フェノール、分岐剤、一価フェノール類およびホスゲンをアルカリ水溶液の存在下に反応させて分岐状ポリカーボネート樹脂を製造する方法において、使用するアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度が1.0ppm以下であり、且つ二価フェノール及び/又は分岐剤を溶解したアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度を1.0ppm以下に保持し、さらに使用する分岐剤は、そのメタノール溶液(40重量%濃度)のb値が0以上30以下であることを特徴とする分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は熱安定性および色相に優れた成形品が得られる分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法に関する。
ビスフェノールA等から製造される直鎖状のポリカーボネート樹脂は、透明性、耐熱性、機械特性に優れ、幅広い用途で使用されている。しかし、該直鎖状ポリカーボネート樹脂をブロー成形、押出成形、真空成形等の用途に用いた場合は、成形品に厚みむらが生じたり、ドローダウンを生じたりして満足な成形品が得られない場合がある。
これを解決する方法としては、ポリカーボネート樹脂の重合時に、3個以上の官能基を有する分岐剤を添加して得た分岐状ポリカーボネート樹脂を用いる方法が開示されている。しかし、この方法において分岐剤をアルカリ水溶液に溶かして用いた場合、分岐剤は着色しやすく、着色した分岐剤を用いると得られた分岐状ポリカーボネート樹脂の色相が悪くなることが問題となっている。
従来より、色相の優れたポリカーボネート樹脂を得る方法としては、ビスフェノールAのアルカリ水溶液をホスゲンと反応させる際に、アルカリ水溶液中にハイドロサルファイトのような還元剤を少量添加して、アルカリ水溶液中におけるビスフェノールAの着色を防止する方法、次亜リン酸の存在下でホスゲン化を行う方法(特許文献1参照)、二価フェノールとホスゲンをアルカリ水溶液と有機溶媒の存在下、又は非存在下に界面重縮合させて芳香族ポリカーボネートを製造するに当り、アルカリ水溶液及び有機溶媒を予め脱酸素処理する方法(特許文献2参照)が知られている。
しかしながら、これらの方法のみでは分岐状ポリカーボネート樹脂の熱安定性および色相の改善効果が不十分であり、更に優れた熱安定性および色相を有する分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法の開発が要求されている。
特開昭48−056786号公報 特開平05−331277号公報
本発明の目的は、ブロー成形、押出成形、真空成形等の加工の際に、熱安定性に優れ、ドローダウンを生じ難く、良好な色相を有する分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法を提供することにある。
本発明者は、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、二価フェノールや分岐剤を溶解するためのアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度を減少し、さらに二価フェノールや分岐剤を溶かしたアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度を低い状態で維持するとともに、分岐剤のメタノール溶液(40重量%濃度)のb値が0以上30以下である分岐剤を使用することにより熱安定性および色相に優れた分岐状ポリカーボネート樹脂が得られることを見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明によれば、
1.二価フェノール、分岐剤、一価フェノール類およびホスゲンをアルカリ水溶液の存在下に反応させて分岐状ポリカーボネート樹脂を製造する方法において、使用するアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度が1.0ppm以下であり、且つ二価フェノール及び/又は分岐剤を溶解したアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度を1.0ppm以下に保持し、さらに使用する分岐剤は、そのメタノール溶液(40重量%濃度)のb値が0以上30以下であることを特徴とする分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法。
2.二価フェノールとホスゲンをアルカリ水溶液の存在下に反応させポリカーボネートオリゴマーを得て、これに一価フェノール類を反応させ、次いで分岐剤を反応させた後、ポリカーボネートオリゴマーを乳化させ、無攪拌条件下で重合させることを特徴とする請求項1記載の分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法。
が提供される。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明では、二価フェノール、分岐剤、一価フェノール類およびホスゲンをアルカリ水溶液の存在下に反応させて分岐状ポリカーボネート樹脂を製造する方法において、使用するアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度が1.0ppm以下であり、且つ二価フェノール及び/又は分岐剤を溶解したアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度を1.0ppm以下に保持する。
二価フェノールや分岐剤の溶解等の反応に用いるアルカリ水溶液の溶存酸素濃度は1.0ppm以下であり、好ましくは0.5ppm以下である。溶存酸素濃度が1.0ppmより多いアルカリ水溶液で二価フェノールや分岐剤を溶解した水溶液を用いて分岐状ポリカーボネート樹脂を製造した場合は得られた分岐状ポリカーボネート樹脂の熱安定性や色相が悪化するので好ましくない。溶存酸素濃度を1.0ppm以下とする方法としては、ハイドロサルファイトのような還元剤を少量添加したり、窒素ガス等の不活性ガスをバブリングする方法が挙げられる。
また、二価フェノール及び/又は分岐剤を溶解したアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度1.0ppm以下、好ましくは0.5ppm以下に保持する。二価フェノールのアルカリ水溶液や分岐剤のアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度が1.0ppmより多いと分岐状ポリカーボネート樹脂を製造した場合は得られた分岐状ポリカーボネート樹脂の熱安定性や色相が悪化するので好ましくない。これらのアルカリ水溶液の溶存酸素濃度を1.0ppm以下とする方法としては、ハイドロサルファイトのような還元剤を少量添加したり、窒素ガス等の不活性ガスをバブリングする方法が挙げられる。
本発明では、分岐剤として、その40重量%濃度のメタノール溶液のb値が0以上30以下、好ましくは0以上20以下、より好ましくは0以上15以下である分岐剤が使用される。b値が30より大きい分岐剤を用いると熱安定性および色相が悪化するので好ましくない。これは分岐剤中に含有する鉄分等の不純物による影響と考えられる。
本発明で使用される二価フェノールの代表的な例は、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称ビスフェノールA)、ハイドロキノン、レゾルシノール、4,4′−ビフェノール、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、4,4′−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール、4,4′−(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−イソプロピルシクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)オキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド等が挙げられる。これらは単独で用いても、二種以上併用してもよい。なかでも2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが好ましい。
本発明で使用される分岐剤の代表的な例は、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン、2,4,6−トリメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,3,5−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェノ−ル、テトラ(4−ヒドロキシフェニル)メタン、トリスフェノール、ビス(2,4−ジヒドロキシルフェニル)ケトン、フロログルシン、フロログルシド、イサンチンビスフェノール、1,4−ビス(4,4−ジヒドロキシトリフェニルメチル)ベンゼン、トリメリト酸、ピロメリト酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸及びこれらの酸クロライド等が挙げられる。これらは単独で用いても、二種以上併用してもよい。なかでも、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンが好ましい。分岐剤含有率(二価フェノールの総モル数に対する分岐剤のモル数)は0.1〜0.7mol%が好ましい。分岐剤含有率が0.1mol%未満であると、満足な分岐特性が得られず、ブロー成形が困難になることがある。また、分岐剤含有量が0.7mol%を越えると、耐衝撃性が低下することがある。
本発明で使用される一価フェノール(末端停止剤)としてはどのような構造でもよく特に制限はない。例えば、p−tert−ブチルフェノール、p−tert−オクチルフェノール、p−クミルフェノール、4−ヒドロキシベンゾフェノン、フェノール等が挙げられる。これらは単独で用いても、二種以上併用してもよい。なかでも、p−tert−ブチルフェノールが好ましい。
本発明の分岐状ポリカーボネート樹脂は、好適には下記第一の方法または第二の方法で製造される。
第一の製造方法は、二価フェノール類とホスゲンをアルカリ水溶液および所望により溶媒の存在下反応させポリカーボネートオリゴマーを得る。これに一価フェノール類を反応させる。次いで得られたポリカーボネートオリゴマーに分岐剤を反応させた後、ポリカーボネートオリゴマーを乳化し、無攪拌条件下で重合させる方法である。ホスゲン化から乳化前までの反応温度は好ましくは10〜40℃、より好ましくは15〜30℃である。乳化後の反応温度は好ましくは20〜50℃、より好ましくは30〜40℃である。重合時間は1〜6時間が好ましく、2〜4時間がより好ましい。得られた反応混合物は洗浄、分離等の通常の手段で処理を行うことにより、分岐状ポリカーボネート樹脂が得られる。
第二の製造方法は、まず二価フェノールと分岐剤およびホスゲンをアルカリ水溶液および所望により溶媒の存在下反応させてポリカーボネートオリゴマーを得る。これに一価フェノールを反応させる。得られたポリカーボネートオリゴマーを乳化した後、初めに反応させた二価フェノールの量の1/30〜1/200の量、好ましくは1/40〜1/100の量の二価フェノールを加え、攪拌条件下あるいは無攪拌条件下で重合させる方法である。
ホスゲン化から乳化前までの反応温度は好ましくは10〜40℃、より好ましくは15〜30℃である。乳化後の反応温度は好ましくは20〜50℃、より好ましくは30〜40℃である。連続的に重合反応を行なう場合、各重合槽内の攪拌速度は100rpm以下、好ましくは50rpm以下で、重合槽内の高粘度乳化流体がほぼピストンフローで流体進行方向の垂直方向で滞留時間にあまり差が無いように混合する程度でよい。重合時間は1〜6時間が好ましく、2〜4時間がより好ましい。得られた反応混合物は洗浄、分離等の通常の手段で処理を行うことにより、分岐状ポリカーボネート樹脂が得られる。
アルカリ水溶液に使用されるアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられ、水酸化ナトリウムが好ましく使用される。アルカリ水溶液の濃度は1〜50重量%が好ましい。
反応時所望により使用される溶媒としては、具体的にジクロロメタン(塩化メチレン)、ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、ペンタクロロエタン、ヘキサクロロエタン、ジクロロエチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどの塩素化炭化水素溶媒が挙げられ、特にジクロロメタンが好ましい。
また、反応触媒としてトリエチルアミン、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド、テトラ−n−ブチルホスホニウムブロマイド等の第三級アミンを用いることができる。
本発明の製造方法で得られた分岐状ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量は18000〜32000の範囲が好ましく、20000〜27000の範囲がより好ましい。分子量が32000を越えると溶融張力が高く成形性に劣る場合があり、分子量が18000未満であると溶融張力が低く押出成形やブロー成形が困難になることがある。
本発明の製造方法で得られた分岐状ポリカーボネート樹脂には、本発明の特性を損なわない範囲で、さらに酸化防止剤、離型剤(脂肪酸エステル等)、耐候剤(紫外線吸収剤)、核剤、滑剤、可塑剤、帯電防止剤、増白剤、抗菌剤、着色剤(顔料、染料等)、充填剤、強化剤、他樹脂やゴム等の重合体、難燃剤等の改質改良剤を適宜添加して用いることができる。シート分野で建材用途として用いる場合は耐候剤を配合することが望ましく、また、発泡シートでは、核剤を配合することが望ましい。耐候剤としては、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール、2−[5−クロロ(2H)−ベンゾトリアゾール−2−イル]−4−メチル−6−(tert−ブチル)フェノ−ル、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]等が挙げられる。
本発明の製造方法で得られた分岐状ポリカーボネート樹脂は、押出成形、ブロー成形、射出成形、真空成形等において安定した成形が可能であり、その用途としては押出成形等により形成されたシート(波板、ツインウォール等)、ブロー成形等により形成されたボトル、射出成形等により形成された照明グローブが挙げられる。
本発明の分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法により得られた分岐状ポリカーボネート樹脂は、熱安定性および色相に優れ、ドローダウン性が小さく、また成形性も良好であり、かかる分岐状ポリカーボネート樹脂は押出成形、ブロー成形、射出成形、真空成形等の成形を安定して行なうことが可能であり、シート(波板、ツインウォール等)、ボトル、照明グローブ等の用途に好適に用いられその工業的効果は格別のものがある。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。特に断り書きのない場合、部は重量部、%は重量%を表す。評価は次に示す方法で行った。
(1)溶存酸素濃度;セントラル科学(株)製 溶存酸素計 UC−12−SOL型により測定した。なお、測定下限は0.1ppmである。
(2)b値;分岐剤のメタノール溶液(40重量%濃度)を透明ガラス製の遠心沈殿管(φ35mm×110mm)に入れ、溶液色差形(日本電色(株)製 ND−300A)で側定した。
[分岐剤の調整]
分岐剤は1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンを用いた。市販品の分岐剤のメタノール溶液(40重量%濃度)のb値は31であった。この分岐剤1重量部に対してイオン交換水2重量部とメチレンクロライド2重量部を加え攪拌洗浄した後、濾過して固形分を回収し乾燥した。さらに洗浄、回収操作を再度行い、分岐剤のメタノール溶液(40重量%濃度)のb値が11および7の分岐剤をそれぞれ得た。
(3)溶解色;樹脂ペレット2.4gを塩化メチレン60gに溶解した溶液を直径24mmの試験管に高さ15cmまで入れ、JIS K 6901・4・2・1のハーゼン色数法に準じて比色評価した。
(4)熱安定性;樹脂ペレットを120℃で5時間乾燥した後、射出成形機(住友重機(株))製 SG−150)を用い、シリンダー温度340℃で10分間滞留させたものとさせないものの試験片(縦70mm、横50mm、厚み2mm)をそれぞれ作成し、その色相の変化(△E)を測定した。色相の変化は、色差計(日本電色(株)製)でそれぞれのL、a、b値を測定し、下記式を用いて算出した。
ΔE=[(L′−L)+(a′−a)+(b′−b)1/2
(L、a、bは滞留させないもの、L′、a′、b′は10分間滞留させたもの)
(5)粘度平均分子量(M);塩化メチレン100mlに分岐状ポリカーボネート樹脂ペレット0.7gを20℃で溶解した溶液から求めた比粘度(ηsp)を次式に挿入して求めたものである。
ηsp/c=[η]+0.45×[η]c(但し[η]は極限粘度)
[η]=1.23×10−40.83
c=0.7
[実施例1]
温度計、攪拌機、還流冷却器付き反応器にイオン交換水2880部、ハイドロサルファイト1部を仕込んで溶存酸素濃度を0.1ppm以下にした25%水酸化ナトリウム水溶液1110部を入れ、攪拌下にビスフェノールA750部を溶解した後(水酸化ナトリウム水溶液の溶存酸素濃度0.1ppm以下)、塩化メチレン2250部を加えて、15〜25℃でホスゲン372部を約40分かけて吹き込み反応させポリカーボネートオリゴマーを得た。
この反応混合液にp−tert−ブチルフェノールの塩化メチレン溶液(11重量%)160部を添加し、次いで48.5%水酸化ナトリウム水溶液117部および分岐剤のアルカリ水溶液{窒素ガスを吹き込んで溶存酸素濃度を0.2ppmにした5%水酸化ナトリウム水溶液に分岐剤の1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン(分岐剤/メタノール溶液のb値11)を溶解したアルカリ水溶液(分岐剤濃度5重量%、溶存酸素濃度0.4ppm)}55.9部を加えて、激しく攪拌して高乳化させた後、3時間静置して反応を完結させた。反応終了後、塩化メチレン9000部を加えて希釈した後、反応混合液から塩化メチレン相を分離し、塩化メチレン相にイオン交換水8000部を加え攪拌混合した後、攪拌を停止し、水相と有機相を分離した。この操作を水相の導電率がイオン交換水と殆ど同じになるまで(4回)繰返した。
次に、1000Lニーダーにイオン交換水100Lを投入し、水温42℃にて得られた有機相(有機溶媒溶液)を徐々にニーダーに添加し塩化メチレンを蒸発させて粉粒体とした。次いで、該粉粒体と水の混合物を水温95℃にコントロールされた攪拌機付熱水処理槽に投入し、粉粒体25部、水75部の混合比で30分間攪拌混合した。この粉粒体と水の混合物を遠心分離機で分離して塩化メチレン0.5重量%、水45重量%を含む粉粒体を得た。次に、この粉粒体を140℃にコントロールされているSUS316L製伝導受熱式溝型2軸攪拌連続乾燥機に50kg/hr(ポリカーボネート樹脂換算)で連続供給して、平均乾燥時間3時間の条件で乾燥して粉粒体を得た。
この粉粒体にトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトを0.02重量%、高級脂肪酸ペンタエリスリトールエステルを0.04重量%加え混合し、かかる粉粒体をベント式二軸押出機[東芝機械(株)製TEM−50B]によりシリンダー温度280℃、乾式真空ポンプを用いてベント吸引圧700Paで吸引脱気しながら溶融混練押出しペレットを得た。得られた分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットの粘度平均分子量、ポリマー溶解色(色相)、熱安定性(△E)の評価結果を表1に示した。
[比較例1]
実施例1において、分岐剤のアルカリ水溶液として、脱酸素処理をしていない5%水酸化ナトリウム水溶液(溶存酸素濃度:4.6ppm)に分岐剤の1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン(分岐剤/メタノール溶液のb値11)を溶解したアルカリ水溶液(分岐剤濃度5重量%、溶存酸素濃度5.3ppm)55.9部を用いた以外は実施例1と同様の方法で分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットを得た。得られた分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットの粘度平均分子量、ポリマー溶解色(色相)、熱安定性(△E)の評価結果を表1に示した。
[実施例2]
温度計、攪拌機、還流冷却器付き反応器にイオン交換水2867部、25%水酸化ナトリウム水溶液1105部およびハイドロサルファイト1部を仕込み溶存酸素濃度を0.2ppmとした水酸化ナトリウム水溶液に、攪拌下にビスフェノールA750部を溶解した(溶存酸素濃度0.4ppm)。次いで、このビスフェノールA溶液に塩化メチレン2252部と分岐剤のアルカリ水溶液{0.05%のハイドロサルファイトを溶解して溶存酸素濃度を0.1ppm以下にした20%水酸化ナトリウム水溶液に分岐剤の1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン(分岐剤/メタノール溶液のb値7)を溶解したアルカリ水溶液(分岐剤濃度20重量%、溶存酸素濃度0.1ppm以下)}14部を加えて、15〜25℃でホスゲン370部を約40分かけて吹き込み反応させポリカーボネートオリゴマーを得た。
この反応混合液に11%濃度のp−tert−ブチルフェノールの塩化メチレン溶液159.6部と48.5%水酸化ナトリウム水溶液118.3部を加えて、激しく攪拌して高乳化させ、上記ビスフェノールA溶液と同組成のビスフェノールA溶液74部を加えた後、乳化が崩れない程度にゆっくり3時間攪拌して反応を完結させた。反応終了後は実施例1と同様の処理を行い分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットを得た。得られた分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットの粘度平均分子量、ポリマー溶解色(色相)、熱安定性(△E)の評価結果を表1に示した。
[比較例2]
実施例2において、分岐剤のアルカリ水溶液として、0.05%のハイドロサルファイトを溶解して溶存酸素濃度を0.1ppm以下にした20%水酸化ナトリウム水溶液に分岐剤の1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン(分岐剤/メタノール溶液のb値7)を溶解したアルカリ水溶液(分岐剤濃度20重量%、溶存酸素濃度0.1ppm以下)中に空気を吹込み溶存酸素濃度を5.7ppmとした分岐剤のアルカリ水溶液14部を用いた以外は実施例2と同様の方法で分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットを得た。得られた分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットの粘度平均分子量、ポリマー溶解色(色相)、熱安定性(△E)の評価結果を表1に示した。
[比較例3]
実施例2において、分岐剤のアルカリ水溶液として、脱酸素処理をしていない20%水酸化ナトリウム水溶液(溶存酸素濃度:4.6ppm)に分岐剤の1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン(分岐剤/メタノール溶液のb値7)を溶解したアルカリ水溶液(分岐剤濃度20重量%)に窒素を吹込んで溶存酸素濃度を1.0ppmとした分岐剤のアルカリ水溶液14部を用いた以外は実施例2と同様の方法で分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットを得た。得られた分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットの粘度平均分子量、ポリマー溶解色(色相)、熱安定性(△E)の評価結果を表1に示した。
[比較例4]
実施例2において、反応器にイオン交換水2867部、25%水酸化ナトリウム水溶液1105部およびハイドロサルファイト1部を仕込み溶存酸素濃度を0.2ppmとした水酸化ナトリウム水溶液に、攪拌下にビスフェノールA750部を溶解した後、空気をビスフェノールAのアルカリ水溶液中に吹込み溶存酸素濃度を4.2ppmとしたビスフェノールA溶液を用いた以外は実施例2と同様の方法で分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットを得た。得られた分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットの粘度平均分子量、ポリマー溶解色(色相)、熱安定性(△E)の評価結果を表1に示した。
[比較例5]
実施例2において、反応器にイオン交換水2867部および25%水酸化ナトリウム水溶液1105部を仕込み、ハイドロサルファイトを使用せずに得られた溶存酸素濃度が3.6ppmの水酸化ナトリウム水溶液に、攪拌下にビスフェノールAを750部を溶解した。その後、窒素を吹込んで溶存酸素濃度を0.4ppmとしたビスフェノールA溶液を用いた以外は実施例2と同様の方法で分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットを得た。得られた分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットの粘度平均分子量、ポリマー溶解色(色相)、熱安定性(△E)の評価結果を表1に示した。
[比較例6]
実施例2において、分岐剤として1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン(分岐剤/メタノール溶液のb値31)を用いた以外は実施例2と同様の方法で分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットを得た。得られた分岐状ポリカーボネート樹脂ペレットの粘度平均分子量、ポリマー溶解色(色相)、熱安定性(△E)の評価結果を表1に示した。
Figure 2005336332

Claims (2)

  1. 二価フェノール、分岐剤、一価フェノール類およびホスゲンをアルカリ水溶液の存在下に反応させて分岐状ポリカーボネート樹脂を製造する方法において、使用するアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度が1.0ppm以下であり、且つ二価フェノール及び/又は分岐剤を溶解したアルカリ水溶液中の溶存酸素濃度を1.0ppm以下に保持し、さらに使用する分岐剤は、そのメタノール溶液(40重量%濃度)のb値が0以上30以下であることを特徴とする分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法。
  2. 二価フェノールとホスゲンをアルカリ水溶液の存在下に反応させポリカーボネートオリゴマーを得て、これに一価フェノール類を反応させ、次いで分岐剤を反応させた後、ポリカーボネートオリゴマーを乳化させ、無攪拌条件下で重合させることを特徴とする請求項1記載の分岐状ポリカーボネート樹脂の製造方法。
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