JP2005335889A - プリント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリント装置において、プリントペーパP1の搬送時の位置ずれ、特に蛇行量を自動で検出できるようにして、これにより搬送機構の調整を容易に且つ正確に行えるようにする。
【解決手段】 画像の位置を検出可能な反射型のセンサSをプリントヘッドHと一体に設ける。プリントペーパP1の搬送方向(副走査方向Y)に直線的に延びる調整用パターンAPを印刷するとともに、これをセンサSにより走査して、該調整用パターンAPのペーパ幅方向(主走査方向X)の位置を搬送方向の先頭から最後尾までに亘って、プリントペーパP1の1回の送り量毎に検出する。この検出結果に基づいて、印刷された調整用パターンAPの歪みΔXを検出し、この歪みΔXの大きさに基づいて、印刷搬送時のプリントペーパP1の位置ずれ量(蛇行量)を定量的に検出する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、シート状のプリント部材(プリントシート)を搬送しながら、これに画像を印刷するようにしたプリント装置に関する。
従来より、複数のローラによりプリント用紙を搬送するようにしたプリント装置においては、それら搬送ローラやガイド部材等に僅かな位置ずれがあると、プリント用紙が本来の搬送方向からずれて傾いたり、或いは少しずつ用紙幅方向に片寄ってしまい、これによりプリント画像の品質が損なわれることが知られている。このような問題に対し、通常はテストプリントを行い、その結果を観察して搬送ローラ等の位置を調整するようにしている。
例えば、特許文献1に記載のものでは、プリント装置の露光ユニットよりも搬送経路上流側に印字ユニットを配設し、これにより印画紙の裏面に所定のテスト用印字を行うとともに、前記露光ユニットにより印画紙の表面にもテスト用画像を印刷する。そして、そうして印刷した印画紙を目視等により観察し、前記テスト用印字の状態に基づいて、印字ユニットまでの上流側の搬送経路における印画紙の傾きや片寄りを、また、前記テスト用画像に基づいて、前記印字ユニットから露光ユニットまでの経路における傾きや片寄りを、それぞれ検出するようにしている。
そのように印画紙の傾きや片寄りが搬送経路のどこで発生しているかを或る程度、特定して検出することができれば、これを軽減するための機械的調整に要する時間を短縮することができる。
また、例えば特許文献2には、シートロールから引き出した記録シートを搬送しながら、プリントヘッドによりインクを吹き付けて画像を印刷するようにしたインクジェット式のプリンタにおいて、シートロールからプリントヘッドまでの搬送経路の途中に配設したセンサにより記録シートの片寄り(斜行)を検出し、これに応じてロールずれ補正モータを作動させて、前記シートロールの位置を修正することにより、記録シートの片寄りを軽減して、ジャム等の発生を未然に防止するという技術が開示されている。
特開2003−29351号公報 特開平5−24292号公報
ところが、前記特許文献1のようにテストプリントを観察して、搬送時の印画紙の傾きや片寄りを検出するようにした場合、単に傾きや片寄りを発見することは比較的容易であっても、その度合いを定量的に読み取ることは非常に難しい。そのため、熟練した作業者であっても1回のテストプリントを基に十分な調整を行うことはできず、テストプリントの観察と調整作業とを何度も繰り返し行っているのが実状である。
この点、前記特許文献2に開示される技術のように、センサにより記録シートの片寄りを定量的に検出するようにすれば、これに応じて適切な調整を比較的容易に行うことができ、さらに、同文献のように自動で調整することも可能である。
しかし、同文献のものでは、単に搬送途中の記録シートの位置を1カ所で検出しているだけなので、この記録シート全体が徐々に片寄っていく現象(いわゆる斜行)を検出することはできても、記録シートの一部が局所的に傾いたり片寄ったりして、その後に元に戻ってしまうときには(いわゆる蛇行)、これを検出することはできないものである。
そして、一般的に、プリントヘッドや露光ユニット等の近傍にはプリントシートを印刷台に押し当てるためのローラが配設されており、例えば、そのローラによるプリントシートの押圧力に偏りがあると、これによりプリントシートが蛇行して、ちょうど画像の形成が行われる部位で局所的に傾いたり、片寄ったりすることがある。こうなると、印刷画像の一部に微小な歪みを生じることになり、この歪み自体は目視で認められるものではなくても、粒状性等、画像の風合いが一部において変化してしまい、画像品質が損なわれるのである。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プリント装置においてプリントシートの搬送時の位置ずれ、特に蛇行量を自動で検出できるようにして、これにより搬送機構の調整を容易に且つ正確に行えるようにすることにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、プリント装置にセンサを設けて、プリントシートに印刷した調整用画像のシート幅方向の歪みを検出し、この歪みの大きさに基づいて、印刷搬送時のプリントシートの位置ずれを定量的に求めるようにした。
具体的に、請求項1の発明は、プリントシートを搬送しながら、これに画像を印刷するようにしたプリント装置を対象として、予め設定された画像データに基づいて前記プリントシート上に少なくともその搬送方向に所定以上の長さを有する調整用画像を印刷する調整用画像作成手段と、前記印刷された調整用画像の前記搬送方向に互いに離れた少なくとも2点において前記搬送方向と直交するシート幅方向の位置をそれぞれ検出する画像位置検出手段と、この画像位置検出手段によりシート幅方向位置が検出された調整用画像の各点相互の位置関係を、前記画像データにおいて対応する各点相互の位置関係と対比し、その位置関係の変化に基づいて、前記プリントシートの搬送に伴うシート幅方向への位置ずれを検出する搬送ずれ量検出手段と、を備える構成とする。
前記の構成により、プリント装置の搬送機構を調整するときには、まず、調整用画像作成手段による該プリント装置の作動制御が行われ、予め設定された画像データに基づいてプリントシート上に調整用画像が印刷される。この調整用画像のうちの前記搬送方向に互いに離れた少なくとも2点において、それぞれシート幅方向の位置が画像位置検出手段によって検出される。
そして、搬送ずれ量検出手段により、前記調整用画像の各位置検出点相互の位置関係が前記画像データにおいて対応する各点相互の位置関係と対比され、その位置関係の変化、即ち、印刷された調整用画像の画像データに対する歪みに基づいて、プリントシートの搬送時の位置ずれが定量的に検出される。こうして印刷搬送時のプリントシートの位置ずれ量が求まれば、これに基づいて、搬送機構の調整を比較的容易に且つ正確に行うことができる。
ここで、前記調整用画像は、プリントシートの搬送方向に略直線的に延びるものとするのが好ましい(請求項2の発明)。こうすれば、調整用画像において例えば搬送方向に離れた2点間のシート幅方向位置偏差が略そのまま、その2点間におけるプリントシートのシート幅方向への位置ずれ量を表すものとなるので、搬送ずれ量検出手段は、前記調整用画像における各位置検出点間のシート幅方向の位置偏差に基づいて、プリントシートのシート幅方向への位置ずれ量を容易に検出することができる。
より具体的に、前記プリントシートが略一定の単位搬送量で断続的に搬送されるものである場合、前記画像位置検出手段は、調整用画像の搬送方向前端部から後端部に亘って、前記単位搬送量に対応する略一定の間隔を空けて当該調整用画像のシート幅方向位置を検出するものとするのが好ましい(請求項3の発明)。
そのように、調整用画像の各点間の位置偏差を搬送方向について十分に細かな間隔で検出することで、プリントシートの搬送に伴う局所的な位置ずれも漏らさず検出することができる。そして、例えば、隣り合う2つの位置検出点間の搬送方向間隔と両者のシート幅方向位置偏差とに基づいて、プリントシートの蛇行を定量的に検出することができる。
特に、前記プリント装置において、プリントシートを幅方向に走査するプリントヘッドが設けられている場合には、このプリントヘッドに、前記プリントシート及びその上の画像の位置をそれぞれ検出するためのセンサを配設し、このセンサからの信号に基づいて、前記画像位置検出手段により前記調整用画像のプリントシートに対する相対位置を検出するようにすればよい(請求項4の発明)。
こうすれば、プリントヘッドによりプリントシートを走査して、画像を印刷するための機構を利用して、センサにより調整用画像を走査してその位置を検出することができる。
また、好ましくは、前記センサをプリントヘッドにおいてプリントシートの搬送方向前側寄りに配設するとともに、画像位置検出手段を、調整用画像を印刷するための前記プリントヘッドの走査と同時に、前記センサからの信号を取得するものとすればよい(請求項5の発明)。こうすれば、調整用画像の印刷とその走査とが略同時に行えるので、プリント装置の調整に要する時間を短縮できる。
上述の如き構成のプリント装置において、さらに、前記センサからの信号に基づいて、所定の搬送期間を空けて少なくとも2回、プリントシートの位置を検出するプリントシート位置検出手段を備え、搬送ずれ量検出手段を、前記プリントシート位置検出手段による検出結果からプリントシートの位置ずれ量を検出するものとしてもよい(請求項6の発明)。すなわち、プリントシートの斜行量を検出するだけであれば、画像の歪みを検出する必要はなく、搬送中のプリントシートの幅方向への遷移量を検出すればよいからである。
また、前記プリント装置において、前記搬送ずれ量検出手段によって検出されたプリントシートの位置ずれ量に応じて、該プリントシートの搬送機構を調整する搬送機構調整手段をさらに備えることが好ましい(請求項7の発明)。こうすれば、プリント装置の調整がさらに容易なものとなる。
以上、説明したように、本発明に係るプリント装置によると、プリントシートに印刷した調整用画像のシート幅方向の位置(プリントシートに対する相対位置)を搬送方向に離れた複数箇所においてそれぞれ検出し、これにより求めた調整用画像の歪みの大きさから印刷搬送時のプリントシートの蛇行を定量的に検出することができる。こうして求められた蛇行量に応じて、搬送機構の調整を比較的容易に且つ正確に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[全体構成]
図1に示すように、本発明の実施形態に係るインクジェット式のプリント装置は、画像データの取得及びオーダ情報の取得を行い必要な補正処理等を行う受付ブロックAと、その受付ブロックAから通信ケーブル1を介して伝送される画像データをオーダ情報に基づきプリントペーパP(プリントシート)に対して印刷を行うプリントブロックBとを備えている。
[受付ブロック]
受付ブロックAは、ワゴン型のフレーム5の上部に設けられた受付装置6と、表示画面がタッチパネル7によって構成されている液晶型のディスプレイ8と、フレーム5の上下方向の中間位置に設けられたフラットベッドスキャナFSとを備えている。受付装置6の前面部には、フラッシュメモリから成る記録媒体Msに保存された画像データを読み出すための半導体ドライブ9と、CD−RやDVD等のディスク型の記録媒体Mdに保存された画像データを読み出すためのディスクドライブ10とが配設されている。
フラットベッドスキャナFSは、透明ガラス製のスキャニングテーブル13とそのスキャニングテーブル13の下側に配置されたスキャニングヘッド14とを有する本体部11と、その本体部11に開閉自在に取り付けられたプラテンカバー12とを備えている。スキャニングヘッド14は主走査方向に配設された複数の光電変換素子(例えば、CCD等)と光源とを備えていて、主走査方向と直交する副走査方向に移動することによりスキャニングテーブル13に載せられたスキャニング対象物の画像をR(赤)・G(緑)・B(青)の三原色に色分解した画像データとして取り込むように構成されている。
[プリントブロック]
図1及び図2に示すように、プリントブロックBは、筐体15と、その筐体15の下部に配置された2つのマガジン収容部Ba,Baと、筐体15の上部に配置され且つプリントペーパPに対して画像データの記録を行うプリント部Bbと、筐体15の側部に配置されたインク貯留部Bcとを備えている。筐体15の上面部には、横送りベルト16によって送り出された、小サイズの印刷済みプリントペーパPSを受け止める仕分け部17と、大サイズの印刷済みプリントペーパPLを受け止めるラック板18とが配設されている。
マガジン収容部Baは、前壁体15Aのスライド移動に伴いスライド移動するドロワー20を備えていて、そのドロワー20にペーパマガジン21によって保持されたロール状のプリントペーパP1,P2を収容するよう構成されている。図2に示すように、下側のマガジン収容部Baには相対的に幅の広いプリントペーパP1が1つ収容され、一方、上側のマガジン収容部Baには、前記広幅のプリントペーパP1の半分以下の幅のプリントペーパP2が幅方向に並んで2つ収容されている。
プリント部Bbは、壁体15B内に設けられ且つプリントペーパPに対して微小なインク滴を吹き付けて画像を印刷するためのプリントヘッドHを備えている。このプリントヘッドHの構造については後述するが、吹き付けられたインク滴はそれぞれプリントペーパP上に微小な画像ドットを形成し、このドットの集合として画像が構成される。
インク貯留部Bcは、壁体15C内に挿抜可能に収容され且つ色相が互いに異なる7つのインクカートリッジ23,…を備えている。これらのインクカートリッジ23,…は、挿抜することにより新しいインクカートリッジ23に交換することができる。これらのインクカートリッジ23,…には夫々、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、レッド(R)、バイオレット(V)及びクリア(CL:透明インク)のインクが封入されている。なお、壁体15Cは、鉛直方向に延びる軸芯周りに揺動開閉自在に構成されている。
[ペーパ搬送機構]
図3に示すように、ペーパ搬送機構は、供給ユニットU1、プリントユニットU2、ループ形成ユニットU3、カッターユニットU4、反転ユニットU5及び排出ユニットU6を備えている。そして、ペーパ搬送機構では、プリントペーパP1,P2に画像を印刷するときには、2つのマガジン収容部Ba,Baのうちいずれか一方のプリントペーパP1,P2を供給ユニットU1によってプリント部Bbに対して供給し、それから、供給されるプリントペーパP1,P2をプリントユニットU2において搬送しながら、プリントヘッドHによりインクを吹き付けて画像を印刷し、その後、プリントペーパP1,P2をループ形成ユニットU3からカッターユニットU4に送ってプリントサイズに切断した後、反転ユニットU5及び排出ユニットU6によって横送りベルト16又はラック板18に対して送り出す。
以下、広幅のプリントペーパP1について具体的に説明すると、供給ユニットU1は、ペーパマガジン21に収容されたプリントペーパP1に回転力を付与する支持ローラ25と、プリントペーパP1をペーパマガジン21からプリントユニットU2に搬送するための圧着型の供給ローラ26と、その供給ローラ26によって搬送されるプリントペーパP1を案内するガイド部材(図示せず)とを備えている。支持ローラ25と供給ローラ26とは供給搬送用の電動モータによって駆動される。
プリントユニットU2は、図4及び図7にも示すように、プリントヘッドHを主走査方向X(ペーパ搬送方向に直交するペーパ幅方向)に案内するガイドレール28と、プーリ29に巻かれ且つプリントヘッドHをガイドレール28に沿って往復移動させるための駆動ベルト30と、プリントペーパP1をプリントヘッドHによる画像の印刷が可能な位置に吸着保持するペーパ保持部D(図4,7には示さず)と、そのペーパ保持部Dの上下両側にそれぞれ配設された圧着型のプリント搬送ローラ31a,…31b,…とを備えている。ペーパ保持部Dは、厚み方向に複数の孔が形成された案内プレート32と、筐体33内に設けられ且つプリントペーパP1に対して案内プレート32の孔を介して負圧を与えるためのファン34とを備えている。
搬送ローラ31a,…31b,…は、いずれも、プリントペーパP1の巻き着けられる相対的に大径のローラと、この大径ローラに対してプリントペーパP1を押し当てるように並設された複数の小径ローラとが組み合わされたもので、搬送経路の下流側(プリントペーパP1の搬送方向前側)即ち図の上側に位置するものでは、1つの大径ローラと3つの小径ローラとからなるローラ組がペーパ幅方向(左右)に並んで一対、配設され、同様に、搬送経路の上流側(搬送方向後側)即ち図の下側に位置するものでは、1つの大径ローラと2つの小径ローラとからなるローラ組が左右一対、配設されている。
そして、前記搬送ローラ31a,…31b,…は、例えばステッピングモータ等の電動モータにより略一定のピッチで回転駆動されて、プリントペーパP1をペーパ保持部Dの案内プレート32上で、プリントヘッドHによる主走査方向Xへの往復走査と同期して、副走査方向Yに略一定の送り量(単位搬送量)で断続的に搬送する。この際、プリントペーパP1の幅方向両側にそれぞれ配置されたローラ31a,…31b,…はいずれも同位相で回転され、これによりプリントペーパP1が前記副走査方向Yに真っ直ぐに搬送されるようになっている。
また、図示しないが、相対的に幅の狭いプリントペーパP2,P2の搬送時には、前記した広幅のプリントペーパP1の場合とは異なり、左右の各搬送ローラ31a,…31b,…がそれぞれプリントペーパP2,P2を搬送することになる。
なお、プリントユニットU2(プリント部Bb)では、広幅のプリントペーパP1に対してその幅方向に並べて複数の画像を印刷することがあり、その際には、該プリントペーパP1の幅方向に互いに所定の間隔を開けて画像を印刷すると共に、その隣り合う画像の間の領域に切断マークを形成する。
図3に示すように、ループ形成ユニットU3は、下流側のプリント搬送ローラ31の下流側に配置されたガイド板36と、そのガイド板36によって案内されたプリントペーパP1を搬送するための圧着型の中間ローラ37とを備えている。ガイド板36は、ほぼ水平方向に延びる水平姿勢(図3の一点鎖線)と鉛直方向に延びる開放姿勢(図3の実線)とに切換自在に構成されている。そして、ループ形成ユニットU3では、長尺のプリントペーパP1をプリントする際には、プリントペーパP1の先端部を水平姿勢のガイド板36を介して中間ローラ37に受け渡した後、中間ローラ37によるプリントペーパP1の搬送を停止し、それから、ガイド板36を水平姿勢から開放姿勢に切り換え、プリントペーパP1を垂れ下がった状態にしてループを形成する。
カッターユニットU4は、固定刃39と、可動刃40と、反射型のセンサを有するカット位置センサ41と、プリントペーパP1を送り出すための圧着型の送り出しローラ42とを備えている。そして、カッターユニットU4でプリントペーパP1を切断する際には、カット位置センサ41の検出結果に基づき、上述の如くプリントユニットU2において形成された切断マークを基準として、プリントペーパP1の幅方向に隣り合う画像同士の間隔よりも僅かに広い間隔となるように、その画像間の領域を取ることにより、縁なしプリントでも画像の周囲に余白を残さないように切断することができる。
図3に示すように、反転ユニットU5は、プリンタペーパP1を圧着する一対の反転ローラ43と、この反転ローラ43を正・逆回転させる搬送駆動機構(図示せず)と、その反転ローラ43を所定の軸芯周りに90度回転させる反転機構とを備えている。そして、反転ユニットU5では、カッターユニットU4によって先端側から送り込まれたプリントペーパP1を、その後端部が反転ローラ43の位置まで来るように該反転ローラ43によって搬送した後、図3に矢印で示すように反転ローラ43を軸芯周りに90度回転させ、それから、反転ローラ43を逆回転させることによりプリントペーパP1をその後端部から排出ユニットU6に送り出す。
排出ユニットU6は、プリントペーパP1を搬送するための複数の圧着型排出ローラ44,…と、それら搬出ローラ44,…によって搬送されたプリントペーパP1を横送りベルト16及びラック板18のうちいずれか一方に送り出すための経路切換機構(図示せず)とを備えている。
[プリントヘッド]
図3,5に示すように、プリントヘッドHは、その底部側に多数のインク吐出ノズルを配列して備えたヘッドユニット51が3段に取り付けられたものであり、便宜上、3段に備えられるヘッドユニット51のうち、搬送経路の下流側、即ち図の上段のものを第1ヘッドユニット51a、中段のものを第2ヘッドユニット51bと称し、また、下段のものを第3ヘッドユニット51cと称する。
本実施の形態では、ヘッドユニット51は全て同じ仕様のものであり、各ヘッドユニット51は、図5に示すように、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、レッド(R)、バイオレット(V)及びクリア(CL)の各色のインク滴をそれぞれ吐出する7つのノズルアレイ54を備えている。これら各ノズルアレイ54は、それぞれ、インク吐出ノズルがプリントヘッドHにおいて主走査方向Xに直交する副走査方向Yに列状に配設されたものである。
また、前記プリントヘッドHにおけるプリントペーパP1の搬送方向前側部には、光源からプリントペーパP1の画像に向かって照射された光の反射光を受光し、その受光量に基づいて画像の光学濃度を検出するための反射型のセンサSが取り付けられている。このセンサSは、プリントヘッドHと共に主走査方向に往復走査して、後述するように、プリントペーパP1の幅方向(左右)両端部の位置をそれぞれ検出するとともに、該プリントペーパP1上に印刷された調整用パターンAP(調整用画像)の左右両端部の位置をそれぞれ検出する。ここで、センサSにより直接、検出される位置というのは、ペーパ保持部Dの案内プレート32上面を基準とする主走査方向Xについての位置であり、以下、これを絶対位置ともいう。
[制御系]
プリント装置の制御系は、図6に示すように構成されている。つまり、受付ブロックAの受付装置6は、マイクロプロセッサ(以下、CPUという)と、データバスを介してそのCPUとの間で情報を送受信する、タッチパネル7、ディスプレイ8、半導体ドライブ9、ディスクドライブ10、半導体メモリRAM/ROM、ハードディスクHD及び通信インタフェース61とを備えている。受付装置6は、CPUの処理を実現するためのソフトウェアからなる、オペレーションシステム62、画像処理システム63及びプリンタドライバ64をさらに備えている。また、受付装置6は、フラットベッドスキャナFSとの間で情報を送受信する入出力系を構成し、さらに、通信インタフェース61を介してプリントブロックとの間で情報を送受信する信号系を構成している。
プリントブロックBは、マイクロプロセッサ(以下、CPUという)と、データバスを介してそのCPUとの間で情報を相互に送受信する、搬送制御部66、ヘッド制御部67、半導体メモリRAM/ROM、反射型センサS、カット位置センサ41、インク貯留部Bcにインクカートリッジ23が存在するか否かを判別する着脱センサ65及び通信インタフェース68とを備えている。プリントブロックBは、CPUの処理を実現するためのソフトウェアからなる、プリント制御部69、調整用画像作成部71、ペーパ位置検出部72、画像位置検出部73及び搬送ずれ量検出部74をさらに備えている。
搬送制御部66は、ペーパ搬送機構の各ユニットU1,U2,U3,U4,U5,U6夫々の制御を行うためのものである。ヘッド制御部67はプリントヘッドHの作動制御を行うものである。プリント制御部69は、受付ブロックAから送られる画像データに基づいて、前記ヘッド制御部67と協働してプリントペーパP1に画像を印刷する際の制御を行うものであり、例えば、画像データにおけるいずれの部分を第1〜第3ヘッドユニット51a〜51cのいずれにて画像形成させるかの割り振りを行う。
また、調整用画像作成部71、ペーパ位置検出部72、画像位置検出部73及び搬送ずれ量検出部74は、以下に詳述するように、プリント装置の出荷時等にプリントペーパP1の搬送状態、つまり、搬送されるプリントペーパP1の斜行や蛇行をチェックするための搬送テストを行うものである。
すなわち、上述のようなペーパ搬送機構においては、供給ユニットU1のペーパマガジン21から引き出したプリントペーパP1を搬送するために多数のローラを用いており、これらのローラそれぞれに僅かながら位置ずれがあり、また、それらローラやガイド部材等の間にも相互に位置ずれがあることから、プリントペーパP1が本来の搬送方向からずれて、全体として徐々にペーパ幅方向の一側に片寄ったり(斜行)、或いは、搬送中のプリントペーパP1の一部が局所的に傾いたり片寄ったりして、その後に元に戻ってしまうこと(蛇行)がある。
そして、そのようにプリントペーパP1が斜行すると、その上に印刷される画像が歪むことになるし、例えばプリントユニットU2のプリント搬送ローラ31a,…31b,…に位置ずれや圧力の偏りがあると、ちょうど画像の形成が行われる部位でペーパが蛇行することから、この場合も印刷画像の一部に歪みを生じることになる。こうなると、その歪み自体は目視で認められるものではなくても、粒状性等、画像の風合いが変化してしまい、画像品質が損なわれる。
このような問題に対し、この実施形態のプリント装置では、出荷時等に所定の調整用パターンAPを印刷し、この印刷されたパターンAP画像の歪みから搬送時のプリントペーパP1の斜行や蛇行を定量的に検出して、これに応じて搬送機構の微調整を行うようにしている。
そのための具体的な構成として、まず、前記調整用画像作成部71は、予め設定された調整用画像データに基づいてプリントヘッドHの作動を制御し、プリントペーパP1上に図7に一例を示すような帯状の調整用パターンAPを印刷させるものである。この調整用パターンAPは、図示の如くプリントペーパP1の搬送方向に真っ直ぐに延びるものであるが、印刷搬送時にプリントペーパP1が蛇行すると、そのことによって図に誇張して示すように歪みが生じる。
そして、前記歪んだ調整用パターンAPの画像データ(図に仮想線で示す)に対する歪みの大きさ、すなわち、例えば図の上下方向(搬送方向)に離れた2点A,B間のペーパ幅方向の位置偏差ΔXは、略そのまま当該2点A,B間におけるプリントペーパP1の幅方向への位置ずれ量を表すものとなる。尚、実際にプリントペーパP1の蛇行によって生じる画像の歪みは、通常は目視にて認識するのが難しいくらい小さなものである。
前記のような調整用パターンAPの歪みを検出するために、ペーパ位置検出部72及び画像位置検出部73は、それぞれ、調整用パターンAPを印刷するためのプリントヘッドHの走査を利用して、これと一体のセンサSによりプリントペーパP1を走査する。そして、ペーパ位置検出部72がセンサSからの信号に基づいてプリントペーパP1の幅方向の中心位置(絶対位置)を検出する一方、画像位置検出部73は、同様にセンサSからの信号に基づいて調整用パターンAPのペーパ幅方向の中心位置(絶対位置)を検出し、さらに、その検出位置と前記プリントペーパP1の中心位置とに基づいて、調整用パターンAPのプリントペーパP1に対するペーパ幅方向の相対位置を検出する。
これにより、前記画像位置検出部73において、調整用パターンAPの先頭(搬送方向前端部)から最後尾(搬送方向後端部)に亘り、プリントペーパP1の送り量に対応する略一定の間隔で、当該プリントペーパP1に対する調整用パターンAPのペーパ幅方向の位置を検出することができる。
そうして先頭から最後尾に亘って一定間隔で検出した調整用パターンAPの位置がペーパ幅方向に相互にずれているとき、即ち、プリントペーパP1の蛇行によって印刷画像が歪んでいるときには、その歪みの大きさ(画像位置検出部73により検出された画像位置のずれ量)に基づいて、前記搬送ずれ量検出部74が、プリントペーパP1の蛇行量を検出する。また、搬送ずれ量検出部74は、ペーパ位置検出部72によるプリントペーパ位置の検出結果に基づいて、その搬送時の斜行量を検出するものである。
[ペーパの斜行・蛇行検出]
次に、ペーパ搬送機構の微調整のために、プリントペーパP1の搬送に伴う位置ずれ、即ち斜行及び蛇行を定量的に検出する手順を、主に図8のフローチャートに基づいて具体的に説明する。
まず、図示のフローのスタート後のステップS1でプリント装置の2つのマガジン収容部Ba,Baのうちいずれか一方が選択されれば(以下、下側のマガジン収容部Baが選択された場合について説明する)、ステップ2に進んで反射型センサSの感度校正を実行する。このセンサSの感度校正が正常に終了すれば(ステップS3でYES)、ステップS4に進んで、プリントペーパP1に調整用パターンAPを印刷するとともに、この印刷のためのプリントヘッドHの主走査方向Xへの往復移動(走査)を利用して、センサSによるプリントペーパP1及び調整用パターンAPの走査を行う。
すなわち、プリントヘッドHをガイドレール28に沿って概略フルストロークで往復移動させ、その1回の往復移動(1パス)毎にセンサSからの信号を取得する。このとき、センサSからの信号出力は、プリントペーパP1の左右両端部においてそれぞれ大きく変化するとともに、該プリントペーパP1上の調整用パターンAPの左右両端部においてもそれぞれ大きく変化する。
そこで、ステップS5において、前記プリントヘッドHの1パス毎に、前記のようなセンサSの信号出力の変化と、これを検出したときのセンサの位置、即ちプリントヘッドHの位相位置とによって、プリントペーパP1及び調整用パターンAPの左右両端エッジの位置(ペーパ保持部Dの案内プレート32上面を基準とする絶対位置)をそれぞれ検出する。これによりプリントペーパP1及び調整用パターンAPの幅方向中心位置(絶対位置)をそれぞれ求め、さらに、プリントペーパP1に対する調整用パターンAPの相対位置を求めて、記憶する。
そのように、調整用パターンAPの印刷のためのプリントヘッドHの走査を利用して、同時にセンサSの走査を行うということは、調整用パターンAPの相対位置の検出をプリントペーパP1の1回の送り毎に行うということである。このことから、該調整用パターンAPのプリントペーパP1に対するペーパ幅方向位置の検出を、該プリントペーパP1の搬送方向について十分に細かな間隔で行うことができ、プリントシートP1の蛇行を漏らさず検出することができる。しかも、調整用パターンAP1の印刷が終了するのと概ね同じ時期に位置検出も完了できる。
前記ステップS5に続くステップS6では、調整用パターンAPの先頭に対応するプリントペーパP1の前端側の中心位置(絶対位置)を記憶する。そして、続くステップS7において、調整用パターンAPの先頭から最後尾までの印刷及びセンサ走査が完了したかどうか判定する。この判定がNOで印刷及びセンサ走査が完了していなければ、前記ステップS4にリターンして、前記のステップS4,S5の手順を繰り返す一方、印刷及びセンサ走査が完了すれば(ステップS7でYES)、ステップS8に進んで、調整用パターンAPの最後尾に対応するプリントペーパP1の後端側の中心位置(絶対位置)を記憶する。
続いて、ステップS9において、前記ステップS6,S8でそれぞれ記憶したプリントペーパP1の前端側及び後端側の中心位置の偏差と、それらの搬送方向の距離(調整用画像パターンAPの長さ)とに基づいて、プリントペーパP1の斜行量を検出する。また、ステップS10では、前記ステップS5において調整用パターンAPの先頭から最後尾までに亘って検出し記憶した該調整用パターンAPの位置の相互の偏差に基づいて、言い換えれば、印刷された調整用パターンAPの歪みに基づいて、プリントペーパP1の蛇行量を検出する。そして、ステップS11において、プリントペーパP1の斜行量及び蛇行量をそれぞれディスプレイ8等に表示して、しかる後に制御終了となる(エンド)。
前記図8に示すフローのステップS4においてプリントペーパP1に調整用パターンAPを印刷する手順が、調整用画像作成部71に対応している。また、同時に、印刷された調整用パターンAPをセンサSにより走査し、ステップS5においてプリントペーパP1の絶対位置とこれに対する該調整用パターンAPの相対位置とをそれぞれ検出する手順が、ペーパ位置検出部72及び画像位置検出部73に対応している。
さらに、前記画像位置検出部73による調整用パターンAPの相対位置の検出が該調整用パターンAPの先頭から最後尾まで繰り返し行われた後に、そうして検出された調整用パターンAPの歪みの大きさに基づいて、ステップS10においてプリントペーパP1の蛇行量を検出する手順が、搬送ずれ量検出部74に対応している。
また、前記ステップS5にて検出したプリントペーパP1の前端側及び後端側の幅方向中心位置をそれぞれステップS6,S8で記憶する手順が、センサSからの信号に基づいて、所定の搬送期間を空けて少なくとも2回、プリントペーパP1の位置を検出するプリントシート位置検出手段に対応しており、前記搬送ずれ量検出部74は、そうして検出されたプリントペーパP1の位置のずれ量に基づいて、その斜行量を検出するようになっている。
したがって、この実施形態のインクジェット式プリント装置においてペーパ搬送機構の調整を行うときには、まず、所定の操作を行うだけで、供給ユニットU1のペーパマガジン21から引き出されたプリントペーパP1がプリントユニットU2に搬送されて、プリントヘッドHの走査によって調整用パターンAPが印刷されるとともに、そのプリントヘッドHに一体に配設されたセンサSにより、プリントペーパP1及び調整用パターンAPの走査が行われる。
そして、前記センサSからの信号により、プリントペーパP1上に印刷された調整用パターンAPの先頭から最後尾までに亘って、該プリントペーパP1の1回の送り量毎に該調整用パターンAPのペーパ幅方向の位置(相対位置)が検出され、その検出位置相互の偏差に基づいて、即ち調整用パターンAPの画像データに対する歪みの大きさに基づいて、プリントペーパP1の蛇行量が定量的に検出される。
その際、調整用パターンAPをペーパ搬送方向に直線的に延びるものとしているので、前記の如くペーパ送り量毎に多数、検出した調整用パターンAPの検出位置の間に偏差があれば、この偏差量が略そのまま、その2つの検出位置間におけるプリントペーパP1の幅方向への位置ずれ量を表すものとなり、それ故にプリントペーパP1の蛇行量を容易に検出することができる。
また、前記調整用パターンAPの走査をプリントペーパP1の1回の送り量毎に行うようにしているので、例えばローラの位置ずれや圧力むらによってプリントペーパP1が蛇行するときには、このことを漏らさず検出することができる。
さらに、この実施形態では、プリントペーパP1の前端側及び後端側でそれぞれ検出したペーパ幅方向位置の偏差に基づいて、該プリントペーパP1の斜行量を検出することができる。
そして、そうして印刷搬送時のプリントペーパP1の斜行量や蛇行量が定量的に検出できれば、これに基づいて搬送機構の調整を比較的容易に且つ正確に行うことができる。
なお、本発明の構成は、前記実施形態の構成に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形態で実施することができる。すなわち、例えば、前記実施形態では、調整用パターンAPをプリントペーパP1の搬送方向に直線的に延びるものとしているが、これに限らず、種々の形状とすることができる。但し、その場合には、前記実施形態のように、ペーパ搬送方向に離れた位置検出点間のペーパ幅方向の位置偏差に基づいてプリントペーパP1の搬送に伴う位置ずれ量を検出することはできず、印刷画像の各点相互の位置関係を基の画像データにおいて対応する各点相互の位置関係と対比して、その位置関係の変化からプリントペーパP1の位置ずれ量を求めることになる。
また、前記実施形態では、プリントヘッドHにセンサSを配設して、プリントペーパP1の1回の送り量毎に調整用パターンAPのペーパ幅方向位置を検出するようにしているが、これに限らず、もう少し大きな間隔を空けて位置検出を行うようにしてもよいし、プリントヘッドH以外にセンサSを配設してもよい。
また、前記実施形態のプリント装置では、検出されたプリントペーパP1の斜行量、蛇行量に応じて、作業者がペーパ搬送機構の位置ずれ等を調整する必要があるが、例えば、プリント搬送ローラ31a,…,31b,…の位置をアクチュエータにより調整可能な構成として(搬送機構調整手段)、前記のように検出されたプリントペーパP1の蛇行量に応じて、搬送ローラ31a,…,31b,…の位置を自動で調整するようにしてもよい。
プリントシステムの全体を示す斜視図である。 プリントブロックの斜視図である。 プリントブロックのプリントペーパの搬送系を示す図である。 プリントユニットの斜視図である。 プリントユニットのプリントヘッドの構成を示す底面図である。 プリントシステムの制御系を示すブロック図である。 プリントペーパの蛇行による調整用パターンの歪みの説明図である。 プリントペーパの斜行・蛇行量検出処理に係るフローチャートである。
符号の説明
71 調整用画像作成部(調整用画像作成手段)
72 ペーパ位置検出部(プリントシート位置検出手段、画像位置検出手段)
73 画像位置検出部(画像位置検出手段)
74 搬送ずれ量検出部(搬送ずれ量検出手段)
AP 調整用パターン(調整用画像)
H プリントヘッド
P1,P2 プリントペーパ(プリントシート)
S 反射型センサ(センサ)
X 主走査方向(シート幅方向)
Y 副走査方向(搬送方向)

Claims (7)

  1. プリントシートを搬送しながら、これに画像を印刷するようにしたプリント装置であって、
    予め設定された画像データに基づいて前記プリントシート上に、少なくともその搬送方向に所定以上の長さを有する調整用画像を印刷する調整用画像作成手段と、
    前記印刷された調整用画像の前記搬送方向に互いに離れた少なくとも2点において、該搬送方向と直交するシート幅方向の位置をそれぞれ検出する画像位置検出手段と、
    前記画像位置検出手段によりシート幅方向位置が検出された調整用画像の各点相互の位置関係を、前記画像データにおいて対応する各点相互の位置関係と対比し、その位置関係の変化に基づいて、前記プリントシートの搬送に伴うシート幅方向への位置ずれ量を検出する搬送ずれ量検出手段と、
    を備えることを特徴とするプリント装置。
  2. 請求項1に記載のプリント装置において、
    調整用画像はプリントシートの搬送方向に直線的に延びるものであり、
    搬送ずれ量検出手段は、前記調整用画像における各位置検出点間のシート幅方向の位置偏差に基づいて、プリントシートの位置ずれ量を検出するものであることを特徴とするプリント装置。
  3. 請求項2に記載のプリント装置において、
    プリントシートは、略一定の単位搬送量で断続的に搬送されるものであり、
    画像位置検出手段は、調整用画像の搬送方向前端部から後端部に亘って、前記単位搬送量に対応する略一定の間隔を空けて当該調整用画像のシート幅方向位置を検出するものであることを特徴とするプリント装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のプリント装置において、
    プリントシートを幅方向に走査するプリントヘッドが設けられ、
    前記プリントヘッドには、前記プリントシート及びその上の画像の位置をそれぞれ検出するためのセンサが配設され、
    画像位置検出手段は、前記センサからの信号に基づいて調整用画像のプリントシートに対する相対位置を検出するものであることを特徴とするプリント装置。
  5. 請求項4に記載のプリント装置において、
    センサは、プリントヘッドにおいてプリントシートの搬送方向前側寄りに配設され、
    画像位置検出手段は、調整用画像を印刷するための前記プリントヘッドの走査と同時に前記センサからの信号を取得するものであることを特徴とするプリント装置。
  6. 請求項4に記載のプリント装置において、
    センサからの信号に基づいて、所定の搬送期間を空けて少なくとも2回、プリントシートの位置を検出するプリントシート位置検出手段をさらに備え、
    搬送ずれ量検出手段は、前記プリントシート位置検出手段による検出結果に基づいて、プリントシートの位置ずれ量を検出するものであることを特徴とするプリント装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載のプリント装置において、
    搬送ずれ量検出手段によって検出されたプリントシートの位置ずれ量に応じて、該プリントシートの搬送機構を調整する搬送機構調整手段をさらに備えることを特徴とするプリント装置。
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