JP2005335564A - 車両用表示装置 - Google Patents

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JP2005335564A JP2004157651A JP2004157651A JP2005335564A JP 2005335564 A JP2005335564 A JP 2005335564A JP 2004157651 A JP2004157651 A JP 2004157651A JP 2004157651 A JP2004157651 A JP 2004157651A JP 2005335564 A JP2005335564 A JP 2005335564A
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Abstract

【課題】運転者が後方を確認する際に、後方の視界を遮らない後部座席用の車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車両の運転席を含む前部座席と後部座席との間の車内の天井部に設置された後部座席搭乗者用の表示部は、回転部によって天井部に沿って高さ方向を軸として回転する。変速レバーのレンジ選択状態を検出するレンジ検出部を有し、レンジ検出部によって、後退レンジが選択されたことが検出された場合に、制御部によって、回転部を回転させることによって、表示部を後席搭乗者と対向した基準位置から運転者が後方を確認できる回転位置まで回転させ、運転者が後方を確認できるようにする。または、運転席にセンサを取り付け、センサによって運転者の後方確認状況を検出して、表示部を回転させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両室内に設置された後席搭乗者用の車両用表示装置に関する。
車両の後部座席に座った搭乗者が、テレビ番組やビデオ等のソフトを楽しむためのディスプレイが、後部座席前方の車両の車幅方向中央に取り付けられている。この車両の後部座席に搭載されるディスプレイは、後部座席のどの位置からも見ることができ、長時間の視聴で疲れないということに重点を置いて、図16のように車両中央の天井(後席天井の中央)付近から吊り下げられること多い。
図16は、車両50の車内に上下方向に開閉するディスプレイ101が設置されていることを示す。ディスプレイ101は、使用されない場合は、天井に沿った閉の状態とされている。使用する場合には、図のように下に開いた開状態とし、後部座席52から画面が見られるようになる。
このように後席ディスプレイ101が天井から吊り下げられ、後部座席52の乗員が後席ディスプレイ101を使用している場合、運転者が車両を後退させるために目視で後方を確認しようとすると、後席ディスプレイ101が後方視界を遮るため運転の邪魔になるという問題が発生する。そこで、従来技術として開閉駆動が可能な後席ディスプレイにおいて、変速レバーが後退位置に操作された時には自動で閉じることにより目視による後方視界を可能にするという技術が提案されている(特許文献1)。
特開2002−234400号公報
しかしながら、特許文献1のディスプレイは、重力に逆らってディスプレイを閉じるため、後方視界を確保できるまでの時間(後席ディスプレイが閉じるまでの時間)が長いという問題点がある。また、上記技術では変速レバーの位置による後席モニタ開閉の制御を乗員が選択できるようにされているが、変速レバーの位置により自動開閉するモードを選択していると、後退するつもりがなくて変速レバーを後退位置にすると、後席ディスプレイが自動的に閉じられてしまうという問題もある。
そこで本発明の課題は、運転者が後方を確認する際に、後方の視界を遮らない後部座席用の車両用表示装置を提供する。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための本発明の車両用表示装置は、
車両の運転席を含む前部座席と後部座席との間の車内の天井部に設置された後部座席搭乗者用の表示部と、
天井部に沿って高さ方向を軸として回転することにより表示部を回転させる回転部と、
車両の後退を検出する後退検出部と、
後退検出部によって、車両が後退することが検出された場合に、回転部を回転することによって、表示部を、後部座席搭乗者と対向した基準位置から、表示部の運転者側の一端がそれに対向する一端より前方に位置し、表示部の車幅方向の長さが基準位置よりも短くなる回転位置まで回転させる制御部と、
を備える。
運転席から車両後方を確認する場合に、前部座席と後部座席との間の車内の天井部に設置された後部座席搭乗者用の表示部が、運転者の視野を遮るため、後方が見にくくなる。車両が後退することを検出する後退検出部を備え、後退すると判断される場合に、表示部を回転させることによって、運転者が後方を確認しやすくすることができる。
本発明の第二の車両用表示装置は、
車両の運転席を含む前部座席と後部座席との間の車内の天井部に設置された後部座席搭乗者用の表示部と、
前記天井部に沿って高さ方向を軸として回転することにより前記表示部を回転させる回転部と、
変速レバーのレンジ選択状態を検出するレンジ検出部と、
前記レンジ検出部によって、後退レンジが選択されたことが検出された場合に、前記回転部を回転することによって、前記表示部を、前記後部座席搭乗者と対向した基準位置から、表示部の運転者側の一端がそれに対向する一端より前方に位置し、前記表示部の車幅方向の長さが前記基準位置よりも短くなる回転位置まで回転させる制御部と、
を備える。さらに制御部は、前進レンジが選択されたことが検出された場合に、表示部を回転位置から基準位置まで回転させる機能を有するようにすることができる。
車両をバックさせるために、運転者が運転席から後方を確認する場合に、表示部によって方向の視野が遮られることになる。そこで、レンジ検出部によって変速レバーのレンジ選択状態を検出することができ、レンジ検出部によって、後退レンジが選択されたことが検出された場合に、回転部が高さ方向を軸として回転することによって、表示部を後席搭乗者と対向した基準位置から運転者が後方を確認できる回転位置まで回転させる。
運転者が後方を確認する際に視野を遮っていた表示部が回転移動することにより、後方を見ることができるようになる。このように高さ方向を軸として回転させると、開状態になっている表示部を重力に逆らって閉状態にするより速く所望の位置へ移動させることができる。つまり運転者が後方を確認する際に視界を遮る表示部を短時間に移動させることができる。また変速レバーの前進レンジが選択されたことが検出された場合に、表示部を回転位置から基準位置まで回転させる。表示部を元に戻すことも短時間に行うことができる。これによってバックが終われば、表示部が元に戻されて、後席搭乗者が映像等を再び楽しむことができる。
本発明の第三の車両用表示装置は、
車両の運転席を含む前部座席と後部座席との間の車内の天井部に設置された後部座席搭乗者用の表示部と、
天井部に沿って高さ方向を軸として回転することにより表示部を回転させる回転部と、
運転席に設置され、運転者の着席状況を検出するセンサ部と、
センサ部によって、運転者が後方を確認することが検出された場合に、回転部を回転することによって、表示部を、後部座席搭乗者と対向した基準位置から、表示部の運転者側の一端がそれに対向する一端より前方に位置し、表示部の車幅方向の長さが基準位置よりも短くなる回転位置まで回転させる制御部と、
を備える。制御部は、センサ部によって、運転者が前方を向いていることが検出された場合に、表示部を回転位置から基準位置まで回転させる機能を有するようにすることもできる。
運転席に設置されたセンサ部によって、運転者の着席状況を検出することができる。センサ部によって、運転者が後方を確認することが検出された場合に、回転部が高さ方向を軸として回転することによって、表示部を後席搭乗者と対向した基準位置から運転者が後方を確認できる回転位置まで回転させることにより、運転者が、後方を確認することができるようになる。さらにセンサ部によって、運転者が前方を向いていることが検出された場合に、表示部を回転位置から基準位置まで回転させる。バックが終了した際には、表示部が元の位置に戻され、再び後席搭乗者は、表示部の映像等を楽しむことができる。
そして第三の車両用表示装置に、
変速レバーのレンジ選択状態を検出するレンジ検出部を含み、
制御部は、センサ部によって、運転者が後方を確認することが検出され、かつレンジ検出部によって後退レンジが選択されたことが検出されると、回転部を回転することによって、表示部を、後部座席搭乗者と対向した基準位置から、表示部の運転者側の一端がそれに対向する一端より前方に位置し、表示部の車幅方向の長さが基準位置よりも短くなる回転位置まで回転させるようにすることもできる。さらに制御部は、センサ部によって運転者が前方を向いていることが検出され、かつ前進レンジが選択されたことが検出されると、表示部を回転位置から基準位置まで回転させる機能を有するようにすることもできる。
このようにレンジ検出部による変速レンジの選択状態と、センサ部により運転者の着席状況とを合わせて判断することにより、より正確に運転者がバックのために後方を確認する場合を判断することができる。
変速レバーのレンジ選択の変更を検出した場合に、制御部は、所定時間経過後、さらにその選択が維持されているかを確認する。このように所定時間(ウエイト時間)経過後に、再度レンジ選択位置がそのまま維持されているかを確認することによって、誤判定を防ぐことができる。もしこのようなウエイト時間を設けないと、運転者が誤ってレンジを選択した場合にも、表示部を回転させてしまうことになる。
ここでセンサ部は、運転者の身体による圧力を検出する圧力センサによって構成することができる。圧力センサによって身体からの圧力の変化が検出された場合に、身体が移動したと判断することができる。そしてセンサ部は、運転席背もたれ部の少なくとも左右2箇所に設置される。さらに制御部は、圧力センサによって検出される左右の圧力に差が生じることにより、運転者が後方を確認すると判断する。
回転部による回転の回転角度を設定することができる設定部を有する。これにより運転者は、後方を見やすい角度まで、回転部を高さ方向を軸として回転させるようにすることができる。回転方向は、表示部の運転者側の端が前に、助手席側の端が後ろになるように回転させると、早く後方を確認できるようになる。
表示部を天井部に支持し、前記天井部側の退避位置に移動した閉状態と下方に開いた開状態との間で開閉可能に駆動する開閉部を備える。表示部に開閉部を備え、表示部が使用される場合、開閉部によって下方に開いた開の状態とされ、使用されない場合、天井部に沿った閉の状態とするようにできる。後席搭乗者は、表示部を開の状態として、表示部に表示される映像等を見ることができる。開の状態では、運転者が後方を確認場合に、視野が遮られるため、回転部によって、表示部を回転させる。
以下、図を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の全体構成を示すブロック図である。本発明の車両用表示装置は、映像を映すための表示画面を有する表示部1、表示部1の開閉を行う開閉部12、表示部1の回転を行う回転部11、変速レバーのレンジの選択状態を検出するレンジ検出部21、回転条件などを設定するための設定部22、それらと接続され回転するための信号を発する制御部23とを含む。
表示部1は、テレビ番組やビデオソフトなどの映像を映すディスプレイである。後部座席の搭乗者が見ることのできるように、後部座席前方の車両天井部の、車幅に対して中央の位置に設置されている。開閉部12は、表示部1を開閉するための開閉機構を備える。この開閉部12によって表示部1を略水平状態で天井に沿った閉状態と下方に傾いた開状態とすることができる。回転部11は、開状態となった表示部1を、天井に垂直な方向を軸として水平方向に回転する回転機構を備える。レンジ検出部21は、変速レバーのレンジの選択位置を監視し、後方位置に操作されたことを検出する。この検出信号は、制御部23へ送られる。
設定部22は、回転部11による表示部11の回転についての設定を行うことができる。変速レバーの位置を監視し所定の条件になった場合に、表示部1を自動回転させるか否か、また回転する場合の回転角度を設定することができる。制御部23は、これらとの信号が入出力され、所定の条件によって表示部1を回転させる信号を発する。
図2は、表示部1が天井部に沿って閉の状態で収容されていることを示す。(a)は、車両内の後部座席から前方を眺めたところを示す。前方には、運転席51と助手席53が備えられ、天井部58には、表示画面を備える表示部1が閉の状態で退避位置に収容されている。表示部1は、車幅方向の中央部に備えられている。これを側方からの眺めたところを(b)に示す。表示部は、前部座席(運転席51)と後部座席52との間の天井部の車幅方向の中央領域に備えられている。
図3に表示部1を下方に降ろした場合の車内の斜視図を示す。天井部58に取り付けられた後部座席用の表示部1は、開閉部とは反対の端が下方に下がった開の状態となっており、使用可能な状態である。この状態で、後部座席52の搭乗者は、表示部1に映像などを表示させ、それらを楽しむことができる。但し、この状態では、運転者が運転席と助手席との間から後方を確認することが難しい。
図4に表示部1を下方に降ろして開の状態とした場合の正面図を示す。表示部1には、映像を映す表示画面5、操作部6が形成されている。表示画面は、例えば、液晶で形成され、テレビ番組や、ビデオやDVDなどのソフトの映像を表示することができる。操作部6は、テレビチャンネルの切り替えや、音声の調整などをすることができる。表示部の1の上方には、表示部を開閉するための開閉機構としての開閉部12、表示部1を回転させるための回転部13が形成されている。
図5を用いて表示部1の回転について説明する。(a)に車内の天井部58に設置され、開の状態となった表示部1を示す。この状態では、後部座席52の搭乗者が、映像を楽しむことができる。ところが、車両がバックをする際には、運転席51に座った運転者が後方を確認するが、この状態では、表示部1が邪魔となり確認がしづらい。そこで、(b)に示すように、変速レバー75がバックに入れられ、所定の条件となると、表示部1が設定の角度回転して、運転者から後方の確認がしやすい位置へ移動する。
図5を用いて説明した表示部1の回転について図6を用いてさらに説明する。図6は、下から天井部58に備えられた表示部1を見上げたところを示す。表示部1は、回転部13の回転軸を中心として、左右方向(水平方向)に回転することができる。使用時には、後部座席の搭乗者と対向した基準位置となっているが、所定の条件を満たすと回転位置まで回転する。基準位置は、表示部が車幅方向に平行となった位置で、この時の車幅方向の長さを、L1とする。そして回転位置とは、表示部の車幅方向の長さが基準位置よりも短いL2となる位置である。すなわちL2は、L1より短い関係にある。表示部が車幅方向の中央領域に設置された場合、表示部の運転席側の端が前となるようにおよそ45°程度回転すれば、運転者から後方確認が容易になる。この場合の回転角度は、設定部による設定値に従う。
図7を用いて後席ディスプレイ(表示部1)の回転開始の作動について説明する。制御部23は、車両を後退させるために変速レバー75が後退位置に入っているかを検出する。S1でレンジ検出部21によって、変速レバー75が、後退位置に入っていることが検出されると、その信号が制御部23へ送られる。制御部23は、S2で一定の時間の経過を待つ。S2の一定の時間とは、数ms〜数sである。この値も設定部22によって変更することができるようにしておいてもよい。この時間は、誤って後退位置へ変速レバーが入れられた場合に、後席ディスプレイがすぐに回転を始めることを防ぐためのウエイト時間である。
一定の時間が経過した後、制御部23は、レンジ検出部21によって、変速レバー75の位置が後退位置のまま変更されていないかを確認する(S3)。そして変速レバー75が、後退位置のままであれば、制御部23は、車両が後退を始めると判断し、S4で開閉部12からの信号により、制御部23は、後席ディスプレイが使用状態(開状態)であるかを判断する。そして後席ディスプレイが開状態であれば、バックをする際に運転者が後方確認するために邪魔になると制御部23が判断し、回転部11に信号を送信することによって後席ディスプレイを所定の角度回転移動させる(S5)。
図8を用いて後席ディスプレイ(表示部1)が回転した位置から、基準位置位置へ戻るまでの処理順序を説明する。S11で変速レバー75が後退位置から他の位置へ入ったかを制御部23が監視し、後退位置から他の位置へ入ったことがレンジ検出部21によって検出された場合にS12へ進む。ここで一定時間待ち、その後S13で、再度変速レバーが後退位置へ戻されていないかを確認する。
変速レバー75がそのまま後退位置以外に入った状態であることが、レンジ検出部21によって検出され制御部23へ信号が送信されると、S14で後席ディスプレイが回転した状態であるかを回転部11からの信号により制御部23は、確認する。そして後席ディスプレイが回転した位置にあると判定されると、S15で、制御部23が回転部11に指示することによって後席ディスプレイを元の基準位置に戻す。
図9に本発明の第二の構成を示すブロック図を示す。本発明の車両用表示装置は、映像を映すためのディスプレイである表示部1、表示部の開閉を行う開閉部12、表示部1の回転を行う回転部11、運転席の座席シートに設置されたセンサ部61、回転条件などを設定するための設定部22、それらと接続され回転するための信号を発する制御部23とを含む。
表示部1、開閉部12、回転部11は、前述と同様なので説明を省略する。センサ部61は、運転席に取り付けられた圧力センサによって構成され、運転者の姿勢を監視する役割を果たす。この検出信号は、制御部へ送られる。設定部22は、回転部11による表示部1の回転についての設定を行うことができる。センサ部61による監視信号が所定の条件になった場合に、表示部1を自動回転するか、また回転する場合の回転角度を設定することができる。制御部23は、これらとの信号が入出力され、所定の条件によって表示部1を回転させる信号を発する。
図10を用いて、運転席51に備えられたセンサ部について説明する。運転席の背もたれ部(シートバック)60の左右上下に4箇所にセンサ65,66,67,68が設置されている。センサは、運転者の右側の背中による圧力を測定するX側センサ65,67と運転者の左側の背中による圧力を測定するY側センサ66,68とに分けられる。これらセンサは、圧力センサで、運転者の背中による圧力を監視する。このセンサの信号は、制御部23へ送信される。制御部23は、この圧力センサからの圧力信号により、運転者が運転中であることを把握する。
そして図11に示すように、バックする場合、運転者85が運転席51と助手席53の間から後方を確認すると、X側センサ65,67の圧力が弱まり、他方、Y側センサ66,68の圧力が強くなる(右ハンドル車で運転席が右側の場合。左ハンドル車では逆)。この圧力変化により運転者が後方を確認しようとしていることを判断することができる。
図12を用いて圧力センサによる後席ディスプレイの回転処理手順について説明する。圧力センサによる圧力情報は、制御部23により監視される(S21)。そして制御部23は、X側の圧力が弱くなっているかを監視し(S22)、弱くなった場合、S23へ進む。S23でY側の圧力が強くなった場合(X側の圧力は弱くなったまま)には、運転者が後方を確認しようとしていると判断する(S24)。但し後方を確認する際に、背中を離して確認する運転者もいるため、一旦Y側の圧力が強くなった後、弱くなった場合もバックと判断する。後席ディスプレイを回転させて、運転者の後方確認の邪魔にならないようにする(S25)。
この場合、後席ディスプレイは、回転させるのではなく、上に上昇させて閉状態としてもよいが、回転させた場合の方が、後方確認のできる状態へ移動させるための時間が短くて済むため望ましい。なお前述のようにX側センサ(運転者の右側の背中の圧力を検出するセンサ)が弱くなっていることにより、運転者が後方を確認すると判断するのは、運転席が車両右側にある場合(右ハンドル車)である。左ハンドル車の場合、Y側センサ(運転者の左側背中による圧力を検出するセンサ)の圧力が弱まることによって運転者が後方を確認しようとしていると判断する。
図13に運転席のセンサ部の他の実施例を示す。運転席のシートバック60の左右上下に4箇所にセンサ65,66,67,68が設置されている。さらにシートクッション62に圧力センサ69,70が設置されている。センサは、運転者の右側による圧力を測定するX側センサ65,67,69と運転者の左側による圧力を測定するY側センサ66,68,70に分けられる。これらセンサは、圧力センサで、運転者の背中と臀部による圧力を監視する。このセンサの信号は、制御部23へ送られる。制御部23は、この圧力センサからの圧力信号により、運転者が運転中であることや、後方を確認中であることを判断する。センサを増やすことによって、運転者の動作をより正確に把握することができる。
変速レバーの位置とセンサとを組合せて、運転者が後方確認する場合を判断するようにすることもできる。この場合の、ブロック図を図14に示す。本発明の車両用表示装置は、映像を映すためのディスプレイである表示部1、表示部の開閉を行う開閉部12、表示部1の回転を行う回転部11、変速レバーのレンジの選択状態を検出するレンジ検出部21、運転者の座席に設置されたセンサ部61、回転条件などを設定するための設定部22、それらと接続され回転するための信号を発する制御部23とを含む。
図14に示された車両用表示装置による表示部の回転処理について図15に示す。圧力センサによる圧力情報は、制御部23により監視される(S31)。そして制御部は、X側の圧力が弱くなっているかを監視し(S32)、弱くなった場合、S33へ進む。S33でY側の圧力が弱くなった場合には、さらにS34で制御部は、変速レバーのレンジ選択位置を確認する。後退レンジが選択されている場合には、運転者が後方を確認しようとしていると制御部が判断し(S35)、制御部から回転部へ信号を送ることによって後席ディスプレイを回転させて、運転者の後方確認の邪魔にならないようにする(S36)。S34で後退レンジが選択されていない場合は、一時的に運転者が身体を動かしただけで、車両をバックさせる場合ではないと判断する。
X、Y側センサの双方が圧力を検出し、前進レンジに変速レバーが入れられた場合に、回転した表示部1を元の基準位置に戻すようにする。以上のように、変速レバーのレンジ位置と運転席のセンサ信号との双方により、運転者が車両をバックさせるために、後方を確認しようとしていることをより確実に判断することができる。またセンサは、圧力センサに限られず、運転者の着席状況を検出できるものであればよい。さらに車両に運転手の目線確認装置を備え、その目線確認装置によって運転者の目線をモニタし、目線が前方から離れて、後方を向いたと判断される場合に、センサとレンジ位置との情報とを合わせて、運転手が後方を向いたと判断して、表示部を回転させるようにしてもよい。このようにセンサとレンジ位置との情報に加え、運転者の目線をモニタすることによって、より確実に運転者が後方を確認するタイミングを判断することができる。
車両用表示装置の全体構成を示すブロック図。 表示部の閉状態を示す図。 表示部の開状態を示す図。 表示部の一実施例を示す正面図。 表示部の回転を説明する図。 表示部の回転を下から見た図。 表示部の回転開始を説明するフローチャート。 表示部の回転を元に戻す過程を説明するフローチャート。 第二の車両用表示装置の全体構成を示すブロック図。 運転席のセンサについて説明する図。 後方を確認する運転者を説明する図。 センサを使用した場合の表示部の回転を説明するフローチャート。 運転席のセンサについて他の実施例を説明する図。 第三の車両用表示装置の全体構成を示すブロック図。 第三の実施例の処理順序について説明するフローチャート。 従来例を説明するための図。
符号の説明
1 表示部
11,13 回転部
12 開閉部
21 レンジ検出部
23 制御部
51 運転席
52 後部座席
53 助手席
58 天井部
61 センサ部

Claims (13)

  1. 車両の運転席を含む前部座席と後部座席との間の車内の天井部に設置された後部座席搭乗者用の表示部と、
    前記天井部に沿って高さ方向を軸として回転することにより前記表示部を回転させる回転部と、
    前記車両の後退を検出する後退検出部と、
    前記後退検出部によって、前記車両が後退することが検出された場合に、前記回転部を、回転することによって、前記表示部を、前記後部座席搭乗者と対向した基準位置から、前記表示部の運転者側の一端がそれに対向する一端より前方に位置し、前記表示部の車幅方向の長さが前記基準位置よりも短くなる回転位置まで回転させる制御部と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 車両の運転席を含む前部座席と後部座席との間の車内の天井部に設置された後部座席搭乗者用の表示部と、
    前記天井部に沿って高さ方向を軸として回転することにより前記表示部を回転させる回転部と、
    変速レバーのレンジ選択状態を検出するレンジ検出部と、
    前記レンジ検出部によって、後退レンジが選択されたことが検出された場合に、前記回転部を回転することによって、前記表示部を、前記後部座席搭乗者と対向した基準位置から、前記表示部の運転者側の一端がそれに対向する一端より前方に位置し、前記表示部の車幅方向の長さが前記基準位置よりも短くなる回転位置まで回転させる制御部と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  3. 前記制御部は、前進レンジが選択されたことが検出された場合に、前記表示部を前記回転位置から前記基準位置まで回転させる請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 車両の運転席を含む前部座席と後部座席との間の車内の天井部に設置された後部座席搭乗者用の表示部と、
    前記天井部に沿って高さ方向を軸として回転することにより前記表示部を回転させる回転部と、
    運転席に設置され、運転者の着席状況を検出するセンサ部と、
    前記センサ部によって、前記運転者が後方を確認することが検出された場合に、前記回転部を回転することによって、前記表示部を、前記後部座席搭乗者と対向した基準位置から、前記表示部の運転者側の一端がそれに対向する一端より前方に位置し、前記表示部の車幅方向の長さが前記基準位置よりも短くなる回転位置まで回転させる制御部と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  5. 前記制御部は、前記センサ部によって、前記運転者が前方を向いていることが検出された場合に、前記表示部を前記回転位置から前記基準位置まで回転させる請求項4に記載の車両用表示装置。
  6. 変速レバーのレンジ選択状態を検出するレンジ検出部を含み、
    前記制御部は、前記センサ部によって、前記運転者が後方を確認することが検出され、かつ前記レンジ検出部によって後退レンジが選択されたことが検出されると、前記回転部を回転することによって、前記表示部を、前記後部座席搭乗者と対向した基準位置から、前記表示部の運転者側の一端がそれに対向する一端より前方に位置し、前記表示部の車幅方向の長さが前記基準位置よりも短くなる回転位置まで回転させる請求項4に記載の車両用表示装置。
  7. 前記制御部は、前記センサ部によって前記運転者が前方を向いていることが検出され、かつ前進レンジが選択されたことが検出されると、前記表示部を前記回転位置から前記基準位置まで回転させる請求項6に記載の車両用表示装置。
  8. 前記変速レバーのレンジ選択の変更を検出した場合に、前記制御部は、所定時間経過後、さらにその選択が維持されているかを確認する請求項2,3,6または7のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  9. 前記センサ部は、前記運転者の身体による圧力を検出する圧力センサによって構成される請求項4ないし7のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  10. 前記センサ部は、運転席背もたれ部の少なくとも左右2箇所に設置される請求項9に記載の車両用表示装置。
  11. 前記制御部は、前記圧力センサによって検出される左右の圧力に差が生じることにより、前記運転者が後方を確認すると判断する請求項10に記載の車両用表示装置。
  12. 前記回転部による回転の回転角度を設定することができる設定部を有する請求項1ないし11のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  13. 前記表示部を前記天井部に支持し、前記天井部側の退避位置に移動した閉状態と下方に開いた開状態との間で開閉可能に駆動する開閉部を備える請求項1ないし12のいずれか1項に記載の車両用表示装置。


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