JP2005333515A - 電話機 - Google Patents

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Abstract


【課題】 IP電話を利用して画像データを送受信することにより、動画や高精細な静止画など比較的容量の大きな画像データを安価なランニングコストで送受信することが可能な電話機を提供する。
【解決手段】 電話機は、IP網を経由したいわゆるIP電話による通話が可能である。電話機は、まず、IP網を介して送信先IP電話番号へ発信することで送信先と接続し、画像データを送信する。また、電話機は、IP網を経由して外部の送信元から着信を受けると当該送信元と接続し、画像データを受信する。このように、電話機は、IP網を利用したIP電話により送信先又は送信元とピア・ツゥ・ピアの接続を確立することで、大容量の画像データを相互に短時間で送受信することができる。よって、長時間の動画等を高品質且つ安価なランニングコストで送受信することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)電話に使用可能な電話機における動画送信機能に関する。
現在、特定のユーザが保有する動画を離れた場所にいる他のユーザが閲覧するためには、以下の3つの方法が考えられる。第1に、特定のユーザが家庭用デジタルビデオカメラ等で撮影したサイズの大きい動画を、DVD−RWなどの記録媒体にダビングして郵送する方法が挙げられる。第2に、特定のユーザが携帯電話等で撮影したサイズの小さい動画を、メールに添付して送信する方法が挙げられる。そして、第3に、特定のユーザが撮影した動画をパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と呼ぶ。)上で編集し、メールに添付して送信する又はホームページ上で公開する方法が挙げられる。
しかし、第1の方法は、他のユーザが遠隔地にいる場合、郵送時間に時間がかかるという問題がある。第2の方法は、撮影した動画が、携帯電話のキャリアに依存性がある、再生時間が短い、保存して任意のタイミングで閲覧することが難しい等の問題がある。そして、第3の方法は、メールに添付可能なサイズやホームページ上に記録可能なサイズには制約があるため、動画の再生時間が短く、表示品質が悪い等の問題がある。
なお、IP電話に関連する文献として、特許文献1及び2などがある。
特開2003−134172号公報 特開2003−188992号公報
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、IP電話を利用して画像データを送受信することにより、動画や高精細な静止画など比較的容量の大きな画像データを安価なランニングコストで送受信することが可能な電話機を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、電話機であって、IP網を介して送信先IP電話番号へ発信する発信部と、前記送信先と接続する送信先接続手段と、画像データを前記送信先へ送信する送信部と、前記IP網を経由して外部の送信元から着信する着信部と、前記送信元と接続する送信元接続手段と、画像データを前記送信元から受信する受信部と、を備えることを特徴とする。
本発明の好適な実施例では、電話機は、IP網を介して送信先IP電話番号へ発信する発信部と、前記送信先と接続する送信先接続手段と、画像データを前記送信先へ送信する送信部と、前記IP網を経由して外部の送信元から着信する着信部と、前記送信元と接続する送信元接続手段と、画像データを前記送信元から受信する受信部と、を備える。
上記の電話機は、IP網(インターネット)を経由したいわゆるIP電話による通話が可能である。電話機は、まず、IP網を介して送信先IP電話番号へ発信することで送信先と接続し、画像データを送信する。また、電話機は、IP網を経由して外部の送信元から着信を受けると当該送信元と接続し、画像データを受信する。ここで、画像データとは、音声を伴う動画や高精彩な静止画等のデータである。このように、電話機は、IP網を利用したIP電話により送信先又は送信元とピア・ツゥ・ピア(Peer to Peer)の接続を確立することで、大容量の画像データを相互に短時間で送受信することができる。よって、長時間の動画等を高品質且つ安価なランニングコストで送受信することを実現することができる。
上記の電話機の一態様では、前記送信部は、送信予定の画像データに関する情報を含む送信要求データを前記送信先へ送信する送信要求データ送信手段と、前記送信先から、前記画像データを受信することを示す肯定応答を受信したか否かを判定する応答判定手段と、をさらに備え、前記判定手段が前記肯定応答を受信したと判定した場合に、前記画像データを前記送信先へ送信し、前記受信部は、前記送信元から、前記送信要求データを受信する送信要求データ受信手段と、前記送信要求データに含まれる情報に基づいて、前記画像データを受信するか否かを判定する受信判定手段と、前記受信判定手段が前記画像データを受信すると判定した場合に肯定応答を前記送信元へ送信し、前記受信判定手段が前記画像データを受信しないと判定した場合に否定応答を前記送信元へ送信する応答送信手段と、をさらに備え、前記肯定応答を送信した場合に、前記画像データを前記送信元から受信する。
上記の電話機は、画像データを送信先へ送信する場合、予め送信要求データを送信する。送信先は、送信要求データに基づいて、送信予定の画像データを受信するか否かを判定し、受信する場合は肯定応答を、受信しない場合は否定応答を電話機へ送信する。受信しない場合とは、例えば、送信予定の画像データの容量が非常に大きく対応できない場合や、送信予定の画像データが興味のない広告である場合等である。そのため、電話機は、送信先から肯定応答を受信した場合にのみ、画像データを送信する。同様に、電話機は、画像データを送信元から受信する場合、送信元から予め送信要求データを受信し、肯定応答又は否定応答を送信元へ送信する。このような送信要求データにより、送信側は、画像データを送信する前に受信側のユーザの意思や受信側の通信環境を確認することができるため、確実に画像データを送信することができる。また、受信側は、対応できない画像データの受信によるトラブルや迷惑な画像データの受信を回避することができる。
上記の電話機の他の一態様では、電話機は、外部機器に接続可能であって、前記外部機器から前記画像データを取得する取得部を備え、前記送信部は、前記取得部が取得した画像データを前記送信先へ送信することを特徴とする。ここで、外部機器とは、具体的にテレビやビデオカメラ等である。これによれば、例えばビデオカメラにより撮影した画像データを、当該ビデオカメラを直接電話機に接続することで容易に送信することができる。よって、ビデオカメラの操作に不慣れなユーザであっても大容量の画像データの送信を容易に行うことができる。
上記の電話機の他の一態様では、前記受信部が前記送信元から受信する画像データを記憶する記憶部をさらに備える。これによれば、送信元から受信した画像データを記憶部に保存しておくことができるため、ユーザは、任意のタイミングで閲覧することができる。
上記の電話機のさらに他の一態様では、前記電話機は、外部メモリに接続可能であって、前記受信部が前記送信元から受信する画像データを前記外部メモリに記憶する記憶手段をさらに備える。ここで、外部メモリとは、具体的に大容量メモリを備えるHDDレコーダやDVDレコーダ等である。つまり、電話機の記憶部の容量が少ない場合であっても、送信元から受信した画像データをHDDレコーダやDVDレコーダに記憶することができる。また、送信元から受信した画像データを、容易にDVDをはじめとする記録媒体に保存することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施例は、本発明をコードレス電話機に適用した例を示すが、これは本発明の適用をコードレス電話機に限定することを意図するものではない。
[基本構成]
図1に、本発明の実施例に係るコードレス電話機の全体構成を示す。図示のように、コードレス電話機100は、1つの親機110aと、1つ又は複数の子機110bとを備える。親機110aは外部の電話回線網103と接続されている。なお、親機110aはADSLモデムなどを介してIP網(インターネット)にも接続されるが、これについては後述する。
また、親機110aは、子機110bと無線通信を行うことにより、必要な電話帳データや各種の設定データなどを授受する。さらに、親機110aと子機110bとの通信により、ユーザは子機110bを利用して外部と通話することができる。
まず、親機110aの構成について説明する。図2は、コードレス電話機100の親機110aの概略構成を示すブロック図である。
図2において、親機110aは、検波回路1と、回線制御回路2と、通話回路3と、DSP(Digital Signal Processor)4と、無線送受信回路5と、アンテナ6と、CPU7と、キースイッチ8と、CPU7に接続されたドライバ9と、ドライバ9によって駆動される液晶パネルや有機ELなどのディスプレイ10とを備えている。
検波回路1は、外線接続端子L1、L2に入力される外線着信信号および受信信号を検波する。回線制御回路2は電話機と外線との回線接続を制御し、通話回路3は回線制御回路2を介して入力されてくる受信信号の後述する他の回路への送出や外線への送話信号の送出を行う。DSP4は、通話回路3を介して入力されてくる受信信号や外線に送出する送話信号の音声処理を行うとともに、CPU7に対してモデムとして機能する。無線送受信回路5は、子機との間でMCA(マルチ・チャンネル・アクセス)方式による無線通話回路を形成する。アンテナ6は、子機との間で無線の送受信を行うために使用される。
CPU7は、回線制御回路2、通話回路3、DSP4、及び無線送受信回路5に接続され、各回路の作動制御を行う。また、CPU7にはメモリなどにより構成される記憶部115aが接続されており、このメモリ115aは電話帳データなどを記憶する。
また、親機110aは、外線接続端子L1、L2から入力されてくる外線着信信号を検出するリング回路11、リング回路11による外線着信信号の検出によって呼出音を鳴らすモニタスピーカ12、オンフックモード時にハンズフリーによる通話を行うためのマイク13、及び、子機を置いたままで通話するためのオンフックモードへの切り換えを行うオンフックスイッチ14をさらに備える。
次に、子機110bの構成について説明する。図3は、コードレス電話機100の子機110bの概略構成を示すブロック図である。
図3において、子機110bは、アンテナ21と、無線送受信回路22と、DSP23と、CPU24と、CPU24に接続されて電話番号等のデータ入力や電話機操作を行うキースイッチ25と、CPU24に接続されたドライバ26と、ドライバ26によって駆動される液晶パネルや有機ELなどのディスプレイパネル27とを備えている。また、子機110bはさらに、マイク28、レシーバ29を備える。
アンテナ21は、親機110aとの間で無線の送受信を行うために使用される。無線送受信回路22は、アンテナ21を介して親機110aとの間でMCA方式による無線通話回路を形成する。DSP23は、無線送受信回路22を介して入力されてくる受信信号や外線に送出する送話信号の音声処理を行うとともに、CPU24に対してモデムとして機能する。CPU24は、DSP23および無線送受信回路22に接続され、各回路の作動制御を行う。CPU24には、記憶部としての115bが接続されており、メモリ115bは電話帳データなどを記憶する。
次に、IP電話と加入電話の通話経路について図4を参照して説明する。図4は、IP電話に対応したコードレス電話機100が通話を行う場合の経路を示す。具体的には、図示のように、本発明によるコードレス電話機100から、IP電話に対応した電話機(以下、「IP電話」と呼ぶ。)211、一般加入電話212、「110」、「119」などの特殊番号213、及び、携帯電話の「090」、フリーダイヤルの「0120」など現状ではIP電話による通話が制限されている所定の番号(以下、「除外番号」と呼ぶ)214にそれぞれ発信する際の通話の経路を説明する。なお、コードレス電話100はIP電話サービスを提供する特定のADSL通信事業者(以下、単に「通信事業者」、「キャリア」とも呼ぶ。)AのIP電話サービスに加入しているものとする。また、通話の相手であるIP電話211も同一の通信事業者AのIP電話サービスに加入しているものとする。
まず、通話の相手が同一の通信事業者AのIP電話211である場合には、基本的に通話は全てIP網105を経由する(ルートR1)。この場合は、一般の電話回線網103を経由しないので加入電話の通話料金は発生しない。IP網105のみの通信であるので、通信事業者Aは通話料金を非常に安価にすることができる。現実には、ルートR1のように同一通信事業者のIP電話同士の通話の場合、通話料金を無料に設定している通信事業者が多い。
相手が一般加入電話212である場合、通話はIP網105及び電話回線網103の一部を使用して行われる(ルートR2)。具体的には、通話経路はコードレス電話機100からIP網105を介して一般加入電話212の地域に近い通信事業者Aの端末へ到達し、そこから電話回線網103により電話局などを経由して一般加入電話212へと接続される。よって、電話回線網103のみを経由して一般加入電話212へ接続する場合と比較すると、IP網105を経由している分、電話回線網103を通過する区間が短くなるので、その分通話料金が安くなる。
一方、「110」、「119」などの特殊番号213への発信はIP電話を利用することができないので、コードレス電話100から電話回線網103を経由して特殊番号213へ接続される(ルートR3)。
また、携帯電話(「080」/「090」発信)、PHS(「070」発信)、フリーダイヤル(「0120」発信)などの所定の除外番号214についても、現状ではIP電話が利用できないので、電話回線網103のみを使用して通話が行われる(ルートR4)。
従って、IP網105を経由するルートR1及びR2の場合がIP電話通話であり、通常の電話回線網103を経由する場合と比べて通話料金が安くなる。一方、ルートR3及びR4の場合は、IP網105を経由しない加入電話通話であるので、通話料金は安くならない。なお、本発明による動画送信機能は、IP電話を利用して動画をはじめとする大容量の画像データを送受信するものであるので、上記のルートR1のみを対象とするものである。
図5は、本実施例の動画送信機能に関連する部分の概略構成を示す機能ブロック図である。図示のように、コードレス電話機100は、親機110aと子機110bがそれぞれのアンテナ部6、21を介して通信可能とされている。
親機110aは、主制御部111aと、表示部112aと、操作部113aと、無線部114aと、記憶部115aとを備えて構成される。主制御部111aは、親機110aを利用した通話処理に加えて、親機110aから子機110bへ、または逆に子機110bから親機110aへのデータの送受信処理全体にわたる必要な制御を行う。
表示部112aは例えば液晶パネルなどにより構成され、電話番号など、電話に関する必要な情報の表示に使用される。操作部113aは、ユーザが操作する操作ボタンなどにより構成される。無線部114aは子機との間で必要なデータを無線通信する。
記憶部115aは、ユーザが親機110aまたは子機110bに登録した登録データを電話帳データとして記録する。また、記憶部115aは送信履歴、着信履歴などのデータを記憶しておくことができる。
さらに、本実施例では、記憶部115aは、動画送信機能において後述する外部I/O部121から取得し、コーデック部119においてコーデック変換した動画データを一時的に記憶する。つまり、動画送信機能において、記憶部115aは、動画データを一時的に記憶するバッファとして使用される。このように、本実施例では、記憶部115aをバッファとしても使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、電話帳データ等を記憶する部分と区別する意味で、記憶部115aとは別にバッファを設置することとしてもよい。
また、本実施例のコードレス電話機100は、動画データを送信する送信先電話機とIP網105を通じて接続するため、送信先電話番号はIP電話が可能な電話番号、即ち、特定の通信事業者(キャリア)によるIP電話サービスの対象となるIP電話番号である必要がある。(以下、送信先電話番号を「送信先IP電話番号」と呼ぶ。)
さらに、親機110aは、加入電話制御部116と、IP電話制御部117と、ネットワーク接続部118と、コーデック部119と、パケット変換部120と、外部I/O部121とを備える。加入電話制御部116は、外部の電話回線網103との間の通信に関する制御を行うものであり、これによりユーザは加入電話による通話を行うことができる。一方、IP電話制御部117はネットワーク接続部118を介して接続している外部のIP網105との間の通信に関する制御を行うものであり、これによりユーザはIP電話による通話や動画の送受信を行うことができる。具体的に、IP電話制御部117により、IP網105を通じてコードレス電話機100と送信先電話機とがピア・ツゥ・ピアに接続することが可能となる。
コーデック部119は、後述する外部I/O部121が取得した動画をコーデック変換し、送信先電話機に送信するデジタル動画データを作成する。具体的に、コーデック変換とは、動画をMPEGにより圧縮する等、IP網105を通じて動画を送信するために必要な処理を行うことである。また、コーデック部119は、他の電話機からIP網105を経由して取得したデジタル動画データを、テレビ130において表示するために必要な復元等の処理も行う。
パケット変換部120は、通話のための音声やコーデック部119が作成したデジタル動画データをパケット変換する。ここで、図6(a)及び(b)を参照し、パケット変換について詳しく説明する。図6(a)及び(b)は、パケットの構成を模式的に示す図である。パケット変換とは、音声や動画をIP網105に乗せるための一定の形式に変換する処理のことである。具体的に、音声を送受信するためのパケットは、図6(a)に示すようにデジタル音声データ及びIPヘッダから構成されている。デジタル音声データは、アナログ信号である音声を所定の方式で符号化したデジタルデータである。また、IPヘッダには、送信先電話機にパケットを届けるため、発信元アドレス及び着信元アドレスの情報が含まれている。発信元アドレスとは発信元IP電話機を識別するIPアドレスであり、着信元アドレスとは着信元IP電話機を識別するIPアドレスである。ここで、IPアドレスとはIP電話番号に対応付けられた識別情報であって、IP電話番号からDNS(Domain Name System)を検索することで特定することができる。動画を送受信するためのパケットは、図6(b)に示すようにデジタル音声データの代わりのデジタル動画データ及びIPヘッダから構成されている。デジタル動画データは、デジタルデータであるため、送信予定の動画がアナログ信号である場合には、所定の方式で符号化したデジタルデータに変換される。
外部I/O部121は、テレビ130やビデオカメラ131といった外部機器と接続されており、当該外部機器が保有する動画を取得する。ここで、取得された動画をコーデック部119がコーデック変換することによりデジタル動画データが作成される。そして、作成されたデジタル動画データは、パケット変換部120において図6(b)に示すようなパケットとなり、IP電話制御部117によりIP網105を介して送信先電話機へ送信される。なお、説明の便宜上、「デジタル動画データ」を単に「動画データ」と記すことがある。
なお、親機110aは、通常の加入電話の低域アナログ信号と、ADSLによる高域アナログ信号とを分離するフィルタであるスプリッタを介してNTT交換局、即ち電話回線網103及びIP網105と接続している。さらに、親機110aは、ADSL通信を行うためのデータ変調/復調装置であって、デジタルデータを変調してアナログ信号に変換したり、その逆を行ったりするADSLモデムを介してIP網105と接続している。但し、本発明による動画送信機能は、IP網105を通じたデータの送受信を対象としている。
一方、子機110bは、主制御部111bと、表示部112bと、操作部113bと、無線部114bと、を備え、各部の働きは親機110aのものと同様である。
なお、以下の説明において、親機又は子機の構成要素であって、いずれかを区別する必要が無い場合には、添え字を省略して表記する。例えば、「主制御部111a」と言った場合は親機の主制御部を指し、単に「主制御部111」と言った場合は親機又は子機のいずれかの主制御部を指すものとする。また、説明の便宜上、「コードレス電話機100」を単に「電話機100」と記すことがある。
次に、本実施例における動画送信機能による送信処理及び受信処理について説明する。図8は送信処理のフローチャートであり、図9は受信処理のフローチャートである。なお、送信処理及び受信処理は、図5に示す親機110aの主制御部111aが所定のプログラムを実行して記憶部115a、IP電話制御部117、ネットワーク接続部118、コーデック部119、パケット変換部120及び外部I/O部121を制御することにより実現される。
まず、図8を参照し、送信処理について説明する。送信処理は、電話機100が任意の送信先電話機に対して動画を送信する処理である。図8に示すフローチャートによると、ユーザが操作部113a等を操作し、送信したいデータを指定するなどして動画の送信指示を行うと、主制御部111aは、送信先電話機に送信する動画が外部データであるか否かを判定する(ステップS1)。ここで、外部データとは、外部I/O部121によりテレビ130やビデオカメラ131といった外部機器から取得する動画であり、コーデック変換されていないものである。一方、外部データでない、いわゆる内部データとは、既にコーデック変換され、動画データとして記憶部115aのバッファに記憶されているものである。送信先電話機に送信する動画が外部データである場合(ステップS1;Yes)、動画をコーデック変換することにより動画データを作成し、記憶部115aのバッファに記憶する(ステップS2)。一方、送信先電話機に送信する動画が内部データである場合(ステップS1;No)、既に動画データとして記憶部115aのバッファに記憶されているためステップS3に進む。
次に、主制御部111aは、送信先IP電話番号を発呼することにより、IP網105を使用するIP電話にて、電話機100と送信先電話機をピア・ツゥ・ピアに接続する(ステップS3)。そして、主制御部111aは、送信先電話機に送信要求データを送信する(ステップS4)。図7は、送信要求データを含むパケットのデータ構成を模式的に示す図である。パケットは、図7に示すように、発信元アドレス及び着信元アドレスを含むIPヘッダと、これから送信する予定の動画データのフォーマット、サイズ、ヘッダに関する情報を含む送信要求データとから構成されている。ここで、送信予定の動画データのヘッダ情報とは、例えば当該動画データのタイトルなどである。このように、送信要求データは、IPヘッダが付加されたパケットとして送受信される。なお、発信元アドレスとは発信元IP電話機を識別するIPアドレスであり、着信元アドレスとは着信元IP電話機を識別するIPアドレスである。このような送信予定の動画データに関する情報を送信要求データとして送信することで、送信先電話機が動画データを受信する準備が整っているか否かを確認することができる。そのため、主制御部111aは、送信先電話機から肯定応答を受信したか否かを判定する(ステップS5)。ここで、肯定応答とは、動画データを受信する準備が整っていることを通知する応答である。一方、否定応答とは、動画データを受信する準備が整っていない、又は、動画データの受信を拒否することを通知する応答である。
送信先電話機から肯定応答を受信できない、即ち否定応答を受信した場合(ステップS5;No)、主制御部111aは、送信先電話機との接続を終了することで(ステップS9)、送信処理を終了する。一方、送信先電話機から肯定応答を受信した場合(ステップS5;Yes)、記憶部115aのバッファに記憶された動画データをパケット変換し、送信先電話機へ送信する(ステップS6)。そして、主制御部111aは、送信予定の全動画データの送信を完了したか否か判定する(ステップS7)。送信完了していない場合(ステップS7;No)、主制御部111aは、ステップS6及びS7の処理を繰り返し行う。一方、送信完了した場合(ステップS7;Yes)、主制御部111aは、送信予定の動画データを全て送信した旨の通知である送信完了通知を送信先電話機へ送信する(ステップS8)。そして、主制御部111aは、送信先電話機との接続を終了することで(ステップS9)、送信処理を完了する。
次に、図9を参照し、受信処理を説明する。受信処理は、電話機100が任意の送信元電話機から動画を受信する処理である。まず、動画の送信を予定している送信元電話機は、電話機100のIP電話番号を発呼することにより、IP網105を使用するIP電話にて、電話機100とピア・ツゥ・ピアに接続する。換言すると、図9に示すフローチャートのように、電話機100の主制御部111aは、IP網105を使用するIP電話にて、送信元電話機とピア・ツゥ・ピアに接続する(ステップS11)。そして、主制御部111aは、送信元電話機から送信要求データを受信したか否かを判定する(ステップS12)。送信要求データを受信しない場合(ステップS12;No)、IP網105を使用したIP電話による通話と考えられため、送信要求データを受信するまで通常の通話を行う。一方、送信要求データを受信した場合(ステップS12;Yes)、主制御部111aは、送信要求データに含まれる動画データに関する情報に基づいて、当該動画データが受信可能であるか否かを判定する(ステップS13)。例えば、動画データの容量が大きく、電話機100の記憶容量を大幅に超えている場合には、通信環境が対応できないため、受信可能ではないと判定される。つまり、受信可能であるか否かの判定は、記憶容量等に基づいて主制御部111aが自動的に判定すればよい。
動画データが受信可能ではないと判定した場合(ステップS13;No)、主制御部111aは、送信元電話機に否定応答を送信する(ステップS14)。そして、主制御部111aは、送信元電話機との接続を終了することで(ステップS19)、受信処理を終了する。一方、動画データが受信可能であると判定した場合(ステップS13;Yes)、主制御部111aは、送信元電話機に肯定応答を送信する(ステップS15)。なお、例えば、他の電話機から動画データを受信している最中であるため記憶容量が足りない等の理由により、送信要求データを受信した際には動画データを受信不可能であるが時間の経過によって受信可能となる場合、主制御部111aは、受信可能となった時点で肯定応答を送信すればよい。よって、送信要求データを受信してから、例えば1時間後に肯定応答を送信してもよい。動画データの送信は、リアルタイム性を重視する通話と異なり、確実に動画データを送信することが重要だからである。肯定通知を受信した送信元電話機は、動画データを含むパケットを電話機100に送信する。そのため、主制御部111aは、送信元電話機からパケットを受信したか否かを判定する(ステップS16)。さらに、パケットを受信した場合(ステップS16;Yes)、主制御部111aは、送信元電話機から送信完了通知を受信したか否かを判定する(ステップS17)。送信完了通知を受信していない場合(ステップS17;No)、主制御部111aは、パケットから動画データを抽出した後、当該動画データを記憶部115aに記憶する。そして、主制御部111aは、送信完了通知を受信するまで、ステップS16乃至S18の処理を繰り返し行う。一方、送信完了通知を受信した場合(ステップS17;Yes)、主制御部111aは、送信元電話機との接続を終了することで(ステップS19)、送信処理を完了する。電話機100は、記憶部115aに記憶した動画データをコーデック部119により復元し、テレビ130に表示させることで、送信元電話機から受信した動画を自由に閲覧することが可能となる。
なお、上記の実施例では、コードレス電話機100の親機110aからIP網105に接続するためにIP電話対応のADSLモデムを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、テレフォンアダプタその他の各種のIP電話対応機器を用いてIP網105と接続することができる。
このような送信処理及び受信処理により、電話機100において動画送信を実現することができる。なお、本実施例では、電話機100により動画を送受信することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、音声を伴う動画や高精彩な静止画など任意の大容量データを送受信する場合にも適用することができる。
以上説明したように、本実施例では、IP電話を利用することで、電話機100と、送信先電話機又は送信元電話機とがIP網105によりピア・ツゥ・ピアで接続することができる。よって、長時間の動画等を高品質且つ安価なランニングコストで送信することを実現できる。また、郵送と比較して短時間で送信することができるため、特定のユーザがデジタルビデオ等で撮影した動画を、他のユーザがその日のうちに閲覧することができる。さらに、IP電話を利用可能な電話機に本発明を適用すれば、特に追加の部品コストなどが不要であり、低コストで大容量データの送受信が可能な電話を実現することができる。
[第1変形例]
上記の実施例においては、図5に示すように、外部I/O部121はテレビ130及びビデオカメラ131といった外部機器に接続することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、HDDレコーダやDVDレコーダに接続することとしてもよい。このような大容量の記憶領域を有するレコーダと接続することで、電話機100は、記憶部115aの容量を気にすることなく、送信元電話機から受信した動画をレコーダに直接記憶することができる。よって、当該動画を、DVDをはじめとする記録媒体に容易に保存することができる。また、電話機100は、DVDをはじめとする記録媒体やレコーダに保存してある動画を、IP網105を通じて容易に送信先電話機へ送信することができる。
[第2変形例]
上記の実施例では、図9に示す受信処理のステップS13において、受信可能であるか否かは記憶容量等に基づいて主制御部111aが自動的に判定することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の判定方法を適用することができる。
具体的に、送信要求データ中のヘッダ情報に含まれる動画データの「タイトル」を参照することにより、ユーザが受信するか否かを判断し、当該ユーザの操作に基づいて判定する方法が考えられる。これによれば、当該動画データが全く興味のない広告に関するものであり、通信環境上受信することに問題ないがユーザが受信を拒否したい場合には受信可能でないと判定され、送信元に否定応答が送信されることになる。
また、予め特定の発信元IPアドレスの場合には自動的に受信可能であると判定する方法が考えられる。この場合、ユーザは予め特定のIPアドレス又はIP電話番号を登録しておく。そして、主制御部111aが、送信要求データのIPヘッダに含まれる発信元アドレスが登録されたIPアドレス又はIP電話番号に対応するIPアドレスと合致する場合に、自動的に受信可能であると判定し、送信元に肯定応答を通知する。これによれば、知人や友人から送信された動画データは受信するが、見知らぬ人から送信された動画データは受信拒否するように容易に設定することができる。
なお、本発明は、記憶容量等に基づいて自動的に判定する方法、ユーザの操作に基づいて判定する方法及び予めIPアドレスを登録することにより自動的に判定する方法のいずれをも適用することが可能であり、それぞれの方法を任意に組み合わせて併用することも可能である。
本発明の実施例に係るコードレス電話機の全体構成を模式的に示す。 親機の概略構成を示すブロック図である。 子機の概略構成を示すブロック図である。 IP網及び電話回線網を利用した通話経路の例を示す図である。 本発明の実施例によるコードレス電話の構成を示す機能ブロック図である。 パケットのデータ構成を模式的に示す図である。 送信要求データを含むパケットのデータ構成を模式的に示す図である。 動画送信機能による送信処理のフローチャートである。 動画送信機能による受信処理のフローチャートである。
符号の説明
6、21 アンテナ 100 コードレス電話機
103 電話回線網
105 IP網
110a 親機
110b 子機
111a、111b 主制御部
112a、112b 表示部
113a、113b 操作部
114a、114b 無線部
115a 記憶部
116 加入電話制御部
117 IP電話制御部
118 ネットワーク接続部
119 コーデック部
120 パケット変換部
121 外部I/O部
130 テレビ
131 ビデオカメラ

Claims (5)

  1. IP網を介して送信先IP電話番号へ発信する発信部と、
    前記送信先と接続する送信先接続手段と、
    画像データを前記送信先へ送信する送信部と、
    前記IP網を経由して外部の送信元から着信する着信部と、
    前記送信元と接続する送信元接続手段と、
    画像データを前記送信元から受信する受信部と、を備えることを特徴とする電話機。
  2. 前記送信部は、
    送信予定の画像データに関する情報を含む送信要求データを前記送信先へ送信する送信要求データ送信手段と、
    前記送信先から、前記画像データを受信することを示す肯定応答を受信したか否かを判定する応答判定手段と、をさらに備え、
    前記判定手段が前記肯定応答を受信したと判定した場合に、前記画像データを前記送信先へ送信し、
    前記受信部は、
    前記送信元から、前記送信要求データを受信する送信要求データ受信手段と、
    前記送信要求データに含まれる情報に基づいて、前記画像データを受信するか否かを判定する受信判定手段と、
    前記受信判定手段が前記画像データを受信すると判定した場合に肯定応答を前記送信元へ送信し、前記受信判定手段が前記画像データを受信しないと判定した場合に否定応答を前記送信元へ送信する応答送信手段と、をさらに備え、
    前記肯定応答を送信した場合に、前記画像データを前記送信元から受信することを特徴する請求項1に記載の電話機。
  3. 前記電話機は、外部機器に接続可能であって、
    前記外部機器から前記画像データを取得する取得部を備え、
    前記送信部は、前記取得部が取得した画像データを前記送信先へ送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の電話機。
  4. 前記受信部が前記送信元から受信する画像データを記憶する記憶部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電話機。
  5. 前記電話機は、外部メモリに接続可能であって、
    前記受信部が前記送信元から受信する画像データを前記外部メモリに記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電話機。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009246877A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Brother Ind Ltd Ip電話端末およびip電話端末を制御するプログラム
US8275105B2 (en) 2008-03-31 2012-09-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha IP telephone terminal

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