JP5047467B2 - 映像記録装置、映像記録システム、及び、映像記録方法 - Google Patents

映像記録装置、映像記録システム、及び、映像記録方法 Download PDF

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本発明は、移動機を対象とした映像留守番電話サービスに関する。
携帯電話を始めとする移動機は、映像データの送信を行う際、無線リソースや伝送速度を考慮して、動画生成の基礎となる基本画像データ(所謂Iフレーム)を初回のみ若しくは定期的に送信することで、送信データ量を低減する。送信側の移動機は、映像データを構成する複数の画像データのうち、基本画像データ以外の画像データとして、差分画像データを受信側移動機に送信することで、映像データによる動画再生を実現している。このような画像再生技術は、ITU−T H.245の規格に基づき、例えば特許文献1に記載されているような、映像メッセージも録画可能な留守番電話(以下、「映像留守番電話」と記す。)にも適用することができる。
一方、音声の留守番電話サービスにおいては、一般的に、留守番電話センタからの指示を契機として、これと同時に、移動機から送信されるメッセージの受信と録音が開始される。
かかる技術を、映像留守番電話のサービスに適用すると、映像留守番電話センタは、映像メッセージの録画を開始するタイミングで、当該メッセージの基本画像データを受信する必要がある。したがって、映像留守番電話センタは、録画の開始を移動機に通知するタイミングで、その時点における基本画像データの送信を、当該移動機に対して要求することになる。
特開平7−23357号公報
しかしながら、上述のような映像留守番電話サービスにおいては、以下のような問題点が懸念される。すなわち、映像留守番電話センタは、映像メッセージの録画に際して、録画開始のタイミングで、その時点の基本画像データの送信を移動機に要求する。ところが、この要求信号が、弱電界やネットワーク輻輳などの理由により、紛失もしくは遅延した場合には、映像留守番電話センタは、要求した基本画像データを、上記タイミングで受信することができない。再送を要求すれば、基本画像データ自体の受信は可能であるが、本来録画を開始すべきタイミングから遅れることになる。つまり、映像留守番電話センタにおいて録画処理の実行が開始される時点と、実際に映像メッセージが録画される時点との間にタイムラグが発生する可能性がある。
また、映像メッセージを送信する移動機は、映像留守番電話センタからの基本画像データの送信要求に応じることで、映像留守番電話センタに対する基本画像データの提供を可能とする。しかし、移動機が、任意のタイミングでの送信要求に応じることのできない仕様である場合には、要求信号の紛失や遅延の有無を問わず、映像留守番電話センタは、録画の開始と同時に基本画像データを取得することはできない。
これらの要因により、結果的に、映像留守番電話センタに登録される映像メッセージの冒頭部分が欠ける、あるいは、映像メッセージの格納自体に失敗する、といった不都合の発生が懸念される。
そこで、本発明の課題は、映像留守番電話センタが、録画開始時の基本画像データと録画開始以降の映像データ(すなわち映像メッセージ)とを確実に格納及び提供可能とすることである。
本発明に係る映像記録装置(例えば、留守番電話センタ)は、発信元端末(例えば携帯電話)から発信先端末(例えば携帯電話)に対する発信を中継する映像記録装置において、前記発信元端末から送信される画像データ(例えばIフレーム)と、当該画像データとの差分画像データ(例えばPフレーム)とを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された画像データと差分画像データとから構成される映像データを保持する保持手段と、メッセージの録画を開始する時点で、前記保持手段に保持されている前記映像データから、前記時点における基本画像データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記基本画像データを、前記時点より後に受信された差分画像データと組み合わせて、録画開始以降の映像データを作成する作成手段と、前記発信先端末からの要求に応じて、前記基本画像データを単体で、または、前記録画開始以降の映像データを映像メッセージとして、前記発信先端末に送信する送信手段とを備える。
本発明に係る映像記録方法は、発信元端末から送信される画像データ(例えばIフレーム)と、当該画像データとの差分画像データ(例えばPフレーム)とを受信するステップと、受信された画像データと差分画像データとから構成される映像データを保持手段に保持するステップと、メッセージの録画を開始する時点で、前記保持手段に保持されている前記映像データから、前記時点における基本画像データを生成するステップと、生成された前記基本画像データを、前記時点より後に受信された差分画像データと組み合わせて、録画開始以降の映像データを作成するステップと、発信先端末からの要求に応じて、前記基本画像データを単体で、または、前記録画開始以降の映像データを映像メッセージとして、前記発信先端末に送信するステップとを含む。
さらに、本発明に係る映像記録システムは、発信元端末と映像記録装置と発信先端末とを備え、上述した映像記録装置が、発信元端末からの発信先端末に対する映像メッセージの提供を中継する。
これらの発明によれば、映像メッセージの初期画像となる基本画像データは、発信元端末から受信された画像データと差分画像データとから、メッセージ録画の開始時点で生成される。つまり、録画に使用される基本画像データは、発信元端末から受信されることなく、映像記録装置において生成される。したがって、発信元端末が、在圏状況や移動状況、あるいは動作仕様などの要因により、録画開始のタイミングで基本画像データを送信することができなくても、映像記録装置は、録画開始時における基本画像データを格納することができる。また、後続する差分画像データを用いて、基本画像データを基にした映像メッセージを作成することができる。さらに、映像記録装置は、発信先端末からの要求に応じて、基本画像データを単独で、あるいは、映像メッセージのかたちで、発信先端末に提供することが可能となる。
本発明に係る映像記録装置において好ましくは、前記送信手段は、前記発信先端末に対応する前記録画開始以降の映像データが格納されている場合には、前記発信先端末からの要求に応じて、前記映像データの基本画像データを送信するとともに、当該基本画像データの受信後における前記発信先端末からの要求に応じて、前記基本画像データを含む映像メッセージを送信する。
本発明に係る映像記録方法において好ましくは、前記発信先端末に対応する前記録画開始以降の映像データが格納されている場合には、前記発信先端末からの要求に応じて、前記映像データの基本画像データを送信するステップと、前記基本画像データの受信後における前記発信先端末からの要求に応じて、前記基本画像データを含む映像メッセージを送信するステップとを更に含む。
これらの発明によれば、発信先端末は、映像メッセージを受信する前に、受信された基本画像データを取得する。このため、発信先端末が基本画像データを提示することで、そのユーザは、映像メッセージの閲覧に先立って、自分宛に登録されているメッセージの概要を容易に把握することができる。したがって、一旦受信された基本画像データの中から、ユーザが、所望する映像メッセージの基本画像データのみを選択することにより、不要な映像メッセージの送信は未然に回避される。その結果、無駄なトラフィックの発生は抑止される。
これらの発明によれば、映像記録装置(例えば、映像留守番電話センタ)は、録画開始時の基本画像データと、録画開始以降の映像データである映像メッセージとを、確実に格納及び提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態における映像留守番電話システムについて説明する。
図1は、本発明が適用された映像留守番電話サービスを提供するシステムの機能的構成を示す図である。本実施の形態における映像留守番電話システム1は、図1に示すように、録画端末10(発信元端末に対応)と、映像留守番電話センタ20(映像記録装置に対応)と、再生端末30,40,50(発信先端末に対応)とを備える。映像留守番電話センタ20は、録画端末10から送信される映像データを受信及び格納し、再生端末30若しくは40,50からの要求に応じて、録画開始以降の映像データ(以下、「映像メッセージ」と記す。)を返信する。
映像留守番電話センタ20は、映像受信部21と、映像格納部22と、通知制御部23と、メッセージ一覧制御部24と、映像配信部25(送信手段に対応)とを備える。これら各構成要素は、バスを介して、相互に信号の入出力が可能なように接続されている。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
映像受信部21は、映像データ受信部211(受信手段に対応)と、テンポラリメモリ212(保持手段に対応)と、基本画像生成部213(生成手段に対応)と、ガイダンス部214とを備える。
映像データ受信部211は、録画端末10から送信された映像データを受信する。この映像データは、初期画像に相当するIフレーム(画像データに対応)と、これとの差分に相当するPフレーム(差分画像データに対応)とを含む。録画端末10と映像留守番電話センタ20との間における映像データの送受は、3G−324Mの規格に則って行うことができる。
テンポラリメモリ212は、映像データ受信部211により受信された映像データを一時的に保持する。
基本画像生成部213は、映像メッセージの録画開始タイミングを契機に、テンポラリメモリ212に保持されている上述の映像データから、基本画像データを生成する。生成手法の詳細に関しては、動作説明において後述する。
ガイダンス部214は、上記録画開始タイミングを録画端末10に通知する。
映像格納部22は、映像作成部221(作成手段に対応)と、映像格納ディスク222と、映像管理テーブル223とを備える。
映像作成部221は、CODEC(COmpression-DECompression)を用いて、基本画像生成部213の生成した基本画像データを、映像データ受信部211により録画開始後に受信される差分画像データと組み合わせることで、映像メッセージを作成する。
映像格納ディスク222には、基本画像生成部213の生成した基本画像データと、映像作成部221の作成した映像メッセージとが、そのアドレスとともに格納される。映像格納ディスク222は、例えばHDD(Hard Disc Drive)により構成される。
映像管理テーブル223は、映像格納ディスク222内のデータを、通知制御部23による参照が可能なように管理する。映像管理テーブル223は、基本画像データまたは映像メッセージが新たに格納されたことを、テレビ電話の発信先の再生端末に通知するよう、通知制御部23に指示する。映像管理テーブル223におけるデータ格納例を図2に示す。
図2に示すように、映像管理テーブル223は、端末ID格納領域223aと、基本画像データアドレス格納領域223bと、映像メッセージアドレス格納領域223cとを有する。端末ID格納領域223aには、録画端末10からの発信先、すなわち映像メッセージの通知先となる再生端末を識別するための情報として、電話番号(例えば、“090-1111-1111”,“090-2222-2222”,…)が格納されている。また、基本画像データアドレス格納領域223bには、対応する端末IDを送信先とする基本画像データの格納場所を示すアドレス(例えば、“I001”,“I002”,“I003”,…)が更新可能に格納される。同様に、映像メッセージアドレス格納領域223cには、上記を送信先とする映像メッセージの格納場所を示すアドレス(例えば、“M01”,“M02”,“M03”,…)が更新可能に格納される。
通知制御部23は、映像メッセージが格納された旨の通知を映像格納部22から受けると、その旨の情報を通知先の端末IDと併せて保持する。そして、格納された映像メッセージの送信先である再生端末30が当該映像メッセージを受信可能な状態にあると判断すると、再生端末30に対して、映像留守番電話センタ20に当該映像メッセージが格納されている旨を通知する。この通知は、例えばSMS(Short Message Service)により行われる。
なお、再生端末が映像メッセージを受信可能な状態にあるか否かの判定は、通知制御部23が、再生端末の現在位置情報を位置登録管理装置(図示せず)から取得することで可能とする。
メッセージ一覧制御部24は、再生端末からの要求に応じて、映像格納部22の映像格納ディスク222に格納されている全ての基本画像データを、要求元の再生端末にて表示可能とする。そのために、メッセージ一覧制御部24は、メッセージ一覧作成部241とメッセージ一覧送信部242とを備える。
メッセージ一覧作成部241は、例えば再生端末30から、蓄積されたメッセージの一覧表示要求を受信すると、再生端末30を送信先として格納されている全ての基本画像データの取得を映像管理テーブル223に指示する。映像管理テーブル223は、映像格納ディスク222から上記全ての基本画像データを取得すると、これらを閲覧可能な形態を有する「蓄積メッセージ一覧」を作成する。そして、その送信先の端末IDと併せて、メッセージ一覧送信部242に出力する。
メッセージ一覧送信部242は、メッセージ一覧作成部241より入力された蓄積メッセージ一覧を、その要求元である再生端末30宛に送信する。この送信処理には、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)が使用される。
映像配信部25は、蓄積メッセージ一覧を取得した再生端末30からメッセージ再生要求を受信すると、映像管理テーブル223を参照して、要求された映像メッセージを映像格納ディスク222から取得する。その後、再生要求元である再生端末30に対して、取得された映像メッセージを送信する。映像留守番電話センタ20と再生端末30との間における映像メッセージの送受は、上述の3G−324Mの規格に則って行われる。
録画端末10と、再生端末30,40,50とは、それぞれ映像メッセージの録画・再生機能を有する端末装置であり、図示しない基地局と移動体通信網を介して、映像留守番電話センタ20との間で双方向の通信が可能である。これら端末装置は、例えばテレビ電話機能を有する携帯電話端末であるが、同様の機能を有するものであれば、PC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistance)であってもよい。
続いて、図3〜図5を参照しながら、本実施の形態における映像留守番電話システム1の動作を説明し、併せて、本発明に係る映像記録方法を構成する各ステップについて説明する。
なお、本実施の形態では、録画端末10が再生端末30宛にテレビ電話を発信する状況を想定し、その動作を代表的に説明するが、その他の再生端末40,50に関しても、同様の動作を実行可能である。
録画端末10が映像留守番電話センタ20に映像メッセージを録画するに際しては、録画の開始に先立ち、まず、録画端末10から映像受信部21に対して映像データの送信が開始される(図3のS1)。映像データ受信部211が受信した映像データは、一時的にテンポラリメモリ212に保持される。映像データの保持は、映像受信部21が、録画の開始を知らせる発信音の送出を終了するまでの間、継続される。
その後、ガイダンス部214は、発信音の終了後に録画を開始する旨を宣言するガイダンスを録画端末10に対して送信する(S2)。ガイダンスは、例えば「ピーッ、という発信音の後にメッセージの録画が開始されます。」なる音声データの出力であり、このガイダンスの終了後に、ガイダンス部214から発信音が送出される(S3)。メッセージ録画は、この発信音の終了と略同時に開始される。
メッセージ録画の開始を契機として、基本画像生成部213は、基本画像データを生成する(S4)。すなわち、基本画像生成部213は、現時点でテンポラリメモリ212に保持されているI(Index)フレームとP(Picture)フレームとを組み合わせることで、基本画像データの生成を行う。
図4を参照して詳述すると、S4の時点で保持されている映像データは、一のIフレームと複数のPフレームとから成る。Iフレームは、複数の映像データのうち、先頭に位置するフレームであり、Pフレームは、直前のフレームとの差分に相当するフレームである。例えば、映像データの送信開始時(S1の時点)を“t0”とし、発信音の終了時である録画開始時を“t1”とすると、時点t1では、“t0”におけるIフレームと、これに後続する7つのPフレームとが保持されている。このため、基本画像生成部213は、Iフレームを初期画像とした上で、これに7つのPフレームを差分画像として追加することで、“t1”における新たなIフレームを生成する。このIフレームは、基本画像データとして、後述のメッセージ録画に使用される。
なお、新たなIフレームの生成完了に伴い、上述の“t0”におけるIフレームと、これに後続する7つのPフレームは、テンポラリメモリ212から消去される。
基本画像データの生成後も、Pフレームは、録画端末10から継続して送信される。映像受信部21は、上述のように生成された基本画像データ(Iフレーム)と、順次送信されるPフレームとを、メッセージ格納要求信号とともに、映像格納部22に出力する(S5)。
S5の終了後も、録画端末10が映像データの送信を停止するまでは、録画端末10から映像留守番電話センタ20宛にPフレームが送信されてくるが、これらのPフレームは、差分画像データとして、映像受信部21経由で映像格納部22に入力される。
映像格納部22は、映像作成部221により、S5で受信された基本画像データ及び差分画像データを基に、映像データを作成する(S6)。作成された映像データが映像メッセージとなる。上記基本画像データと映像メッセージとは、その格納位置を表すアドレスと対応付けて、映像格納ディスク222に格納される。このとき、映像管理テーブル223には、上記アドレスに加えて、作成された映像メッセージの送信先(本動作説明では再生端末30)のIDが記録される。
映像メッセージが格納されると、その旨が、メッセージ格納応答信号により、映像格納部22から映像受信部21に通知される(S7)。
その後、映像格納部22は、通知制御部23に対して、メッセージ通知要求信号を出力する(S8)。この信号は、映像メッセージが格納された旨を、その宛先である再生端末30に伝えることを指示する信号である。
メッセージ通知要求を受けた通知制御部23は、メッセージ通知応答信号を映像格納部22に返信した後(S9)、映像メッセージの存在を通知すべき再生端末30の現在位置を検索する。通知制御部23による現在位置の検索手法は、周知慣用の測位技術であるので、その詳細な説明と図示は省略するが、再生端末30を含む移動体の位置が無線基地局経由で随時登録される位置管理装置(図示せず)から、現在位置を取得することができる。
S9の時点で再生端末30が通信圏外にある場合には、映像メッセージの存在は通知されないが、再生端末30が圏内に復帰すると(S10)、通知制御部23は、圏内復帰を通知する信号の受信によりこれを検知する(S11)。通知制御部23は、再生端末30の圏内復帰を検知したことに伴い、再生端末30が映像メッセージを受信可能な状態にあるものと判断し、メッセージ有通知信号を返信する(S12)。
なお、通知制御部23がメッセージ通知要求を受けた時点(S8の処理時点)で既に、再生端末30が圏内にある場合には、S10,S11の処理は省略され、S12の処理が実行される。
再生端末30のユーザは、S12で送信されたメッセージ有通知信号の受信により、自端末宛のメッセージが映像留守番電話センタ20に登録されていることを知る。ユーザは、映像留守番電話センタ20に蓄積されている自己宛の映像メッセージの概要を把握するために、メッセージ一覧表示要求信号の送信を指示する(S13)。このメッセージ一覧表示要求信号には、要求元の端末IDとして、例えば再生端末30の電話番号が含まれている。映像留守番電話センタ20は、上記要求信号を受信すると、メッセージ一覧制御部24から映像格納部22に該信号を転送する(S14)。
次いで、映像格納部22は、映像管理テーブル223を参照し、上記要求信号に含まれる端末IDに対応する全ての基本画像データを映像格納ディスク222から取得する。そして、これらの基本画像データを、メッセージ一覧表示応答信号とともにメッセージ一覧制御部24に出力する(S15)。
メッセージ一覧制御部24は、S15で入力された上記基本画像データを、再生端末30宛のメッセージ一覧表示応答信号として、再生端末30宛に返信する(S16)。
再生端末30では、S16で受信された基本画像データが表示装置に表示される。
図5は、再生端末30宛に蓄積された映像メッセージの基本画像データが一覧表示された画面を示す図である。図5では、上下方向にスクロール可能なサムネイル表示を例示するが、表示形態は、リスト表示やスライド表示など、これに限らない。また、表示される情報に関しても、登録日時、登録者の電話番号、録画時間、登録件数などの詳細情報を、基本画像データに併せて表示してもよい。
再生端末30が、ユーザによる入力操作に従って、再生ボタン31aを選択すると(S17)、映像留守番電話センタ20を送信先とするメッセージ再生要求信号が送信される(S18)。このメッセージ再生要求信号には、要求元端末のID(例えば、電話番号)のほかに、選択された基本画像データのIDが少なくとも含まれている。基本画像データのIDとしては、映像管理テーブル223に格納されている、基本画像データのアドレスを用いることができるが、映像格納ディスク222内の基本画像データを一意に識別可能であれば、これに限らない。
S18で送信された上記メッセージ再生要求信号は、映像配信部25により受信された後、映像格納部22に転送される(S19)。
映像格納部22は、上記要求信号に含まれる基本画像データIDを基に、これに対応する基本画像データを含む映像メッセージを取得し、映像配信部25に転送する(S20)。映像配信部25は、入力された映像メッセージを、その再生要求元である再生端末30に送信する(S21)。
以上説明したように、本実施の形態における映像留守番電話システム1によれば、映像留守番電話センタ20は、録画端末10から受信された映像データを事前(メッセージの録画開始よりも前)に保持しておき、メッセージの録画開始を契機として、既に保持されている映像データから基本画像データを生成する。さらに、その基本画像データと、録画開始時以降に受信された差分画像データとから、録画開始以降の映像データである映像メッセージを作成し、格納する。そして、再生端末30からの要求に応じて、この映像メッセージの送信を行う。
これにより、映像留守番電話センタ20は、実際に録画を開始する前の段階で映像データを取得し、かつ、この映像データから基本画像データを生成することができる。したがって、録画端末10の通信環境や動作仕様など、何らかの理由により、映像留守番電話センタ20が、録画開始のタイミングで基本画像データを受信することができなかったとしても、生成された基本画像データを使用することで映像メッセージを作成することができる。つまり、録画端末10側の事情に依らず、映像留守番電話センタ20において、映像メッセージの全部を確実に格納することが可能となる。その結果、再生時における冒頭部分の欠落、ひいては、映像メッセージの格納自体の失敗、といった懸念は解消される。
また、映像留守番電話センタ20は、再生端末30からの要求に応じて、映像メッセージの送信に先立ち、生成した全基本画像データを送信することができる。再生端末30側にて、受信した基本画像データを蓄積メッセージ一覧として表示するものとすれば、ユーザは、映像メッセージを閲覧する前に、自端末宛の映像メッセージの概要を簡易迅速に把握することができる。ユーザは、各映像メッセージの要否に応じて、一覧の中からその再生を指示することで、必要なメッセージのみを閲覧することが可能となる。この結果、不必要なデータの送受が抑制されるとともに、ユーザ利便性は向上する。
なお、本実施形態に記載の態様は、本発明に係る映像留守番電話システムの好適な一例であり、本発明は、かかる態様に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、本発明に係る映像記録装置を、ガイダンスに従って映像メッセージを登録可能な映像留守番電話サービスに適用した。しかし、本発明は、映像留守番電話に限らず、映像を含むコンテンツの配信サービス、大容量データの保管・受渡しサービスなどにも適応可能である。
また、上記実施の形態では、映像データの受信・格納・配信機能を有する装置と、メッセージの通知制御・一覧制御機能を有する装置とを、一体の装置(映像留守番電話センタ20)として記載及び図示したが、これらの機能は、二以上の装置に分散させてもよく、システムを構成する要素の物理的構成や運用態様は任意である。
本発明の一実施形態における映像留守番電話システムの機能的構成を示す図である。 映像留守番電話センタの映像管理テーブルにおけるデータ格納例を示す図である。 映像留守番電話システムの動作を説明するための図である。 映像留守番電話センタにより基本画像データが生成される様子を示す図である。 再生端末に表示されるメッセージ一覧の一例を示す図である。
符号の説明
1…映像留守番電話システム、10…録画端末、20…映像留守番電話センタ、21…映像受信部、211…映像データ受信部、212…テンポラリメモリ、213…基本画像生成部、214…ガイダンス部、22…映像格納部、221…映像作成部、222…映像格納ディスク、223…映像管理テーブル、223a…端末ID格納領域、223b…基本画像データアドレス格納領域、223c…映像メッセージアドレス格納領域、23…通知制御部、24…メッセージ一覧制御部、241…メッセージ一覧作成部、242…メッセージ一覧送信部、25…映像配信部、30…再生端末、31…蓄積メッセージ一覧、31a…再生ボタン、31b…削除ボタン、31c…スクロールボタン、40,50…再生端末、I…Iフレーム、I1〜I6…基本画像データ、t0…映像データ送信開始時点、t1…映像メッセージ録画開始時点、P…Pフレーム

Claims (4)

  1. 発信元端末から発信先端末に対する発信を中継する映像記録装置において、
    前記発信元端末から送信される初期画像データを受信するとともに、前記初期画像データとの差分画像データをメッセージ録画開始時点の前後において受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記初期画像データおよび前記メッセージ録画開始時点までの前記差分画像データを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持されている前記初期画像データおよび前記メッセージ録画開始時点までの前記差分画像データから基本画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記基本画像データを、前記メッセージ録画開始時点より後に受信された前記差分画像データと組み合わせて、前記メッセージ録画開始時点以降の映像データを作成する作成手段と、
    前記発信先端末からの要求に応じて、前記基本画像データを単体で、または、前記メッセージ録画開始時点以降の映像データを映像メッセージとして、前記発信先端末に送信する送信手段と
    を備え、
    前記送信手段は、前記発信先端末に対応する前記メッセージ録画開始時点以降の映像データが格納されている場合には、前記発信先端末からの要求に応じて、前記基本画像データを単体で送信するとともに、
    当該基本画像データ単体の受信後における前記発信先端末からの要求に応じて、前記映像メッセージを送信することを特徴とする映像記録装置。
  2. 発信元端末と、
    当該発信元端末からの映像メッセージの録画を行う映像記録装置と、
    前記映像メッセージを受信する発信先端末と
    を備える映像記録システムにおいて、
    前記映像記録装置は、請求項1に記載の映像記録装置であることを特徴とする映像記録システム。
  3. 発信元端末から発信先端末に対する発信を中継する映像記録装置における映像記録方法であって、
    前記映像記録装置の受信手段が、前記発信元端末から送信される初期画像データを受信するとともに、前記初期画像データとの差分画像データをメッセージ録画開始時点の前後において受信するステップと、
    前記映像記録装置の保持手段が、前記受信手段により受信された前記初期画像データおよび前記メッセージ録画開始時点までの前記差分画像データを保持するステップと、
    前記映像記録装置の生成手段が、前記保持手段に保持されている前記初期画像データおよび前記メッセージ録画開始時点までの前記差分画像データから基本画像データを生成するステップと、
    前記映像記録装置の作成手段が、前記生成手段により生成された前記基本画像データを、前記メッセージ録画開始時点より後に受信された前記差分画像データと組み合わせて、前記メッセージ録画開始時点以降の映像データを作成するステップと、
    前記映像記録装置の送信手段が、前記発信先端末からの要求に応じて、前記基本画像データを単体で、または、前記メッセージ録画開始時点以降の映像データを映像メッセージとして、前記発信先端末に送信するステップと
    を含み、
    前記発信先端末に対応する前記メッセージ録画開始時点以降の映像データが格納されている場合には、前記発信先端末からの要求に応じて、前記送信手段が、前記基本画像データを単体で送信するステップと、
    前記基本画像データ単体の受信後における前記発信先端末からの要求に応じて、前記送信手段が、前記映像メッセージを送信するステップと
    を更に含むことを特徴とする映像記録方法。
  4. 前記保持手段は、前記生成手段によって前記基本画像データが生成された後に、当該基本画像データの生成に用いられた前記初期画像データおよび前記メッセージ録画開始時点までの前記差分画像データを削除することを特徴とする請求項1に記載の映像記録装置。
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