JP2005333465A - サンプリングスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 サンプリングスイッチのオン抵抗の変化による信号の歪みを低減させ、アナログ信号処理の精度を向上させる。
【解決手段】 ソース端子にスイッチへの入力電圧が供給され、ドレイン端子から出力電圧が与えられるMOSトランジスタと、該MOSトランジスタのゲート端子への電圧を、前記入力電圧から遅延させて供給するゲート電圧制御手段とを備え、ゲート電圧制御手段がゲート端子電圧の遅延時間を、出力電圧の入力電圧からの遅延時間の半分となるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アナログ信号の処理のために用いられるサンプリングスイッチに係り、さらに詳しくはスイッチへの入力信号電圧が変化する場合にも、スイッチのオン抵抗の変動によって信号波形に生ずる歪みを低減させることができるサンプリングスイッチに関する。
アナログ信号処理、例えばサンプルホールド回路、スイッチトキャパシタ回路、およびアナログ・デジタル変換器などにおいては、サンプリングスイッチが広く用いられている。このようにアナログ信号の信号経路で用いられるスイッチの特性として、スイッチのオン抵抗が信号波形に歪みを与えないことが重要である。例えばA/D変換器において、アナログ信号をサンプルするサンプリングスイッチによって信号波形に歪みが加えられる、すなわち出力信号波形が入力信号波形と比較して変化してしまう場合には、そのままA/D変換器の変換特性が劣化することになる。
図12はサンプリングスイッチの第1の従来例としてのMOSトランジスタを示す。MOSトランジスタはスイッチとして広く利用されているが、オン状態におけるMOSトランジスタのオン抵抗の値は、ゲートとソース間の電圧(ゲートとドレイン間の電圧)と、基板とソース間の電圧に依存する。
一般的にゲート端子に加えられる制御電圧φと基板端子電圧とは、入力信号電圧に無関係に一定であり、スイッチのオン抵抗は入力信号電圧に依存して変化する。入力信号がスイッチを通過するときの遅延時間は、スイッチのオン抵抗と負荷側の静電容量とによって決まる時定数と密接に関連し、スイッチのオン抵抗が入力信号電圧に依存性を持つ場合には、出力信号の遅延時間は入力信号電圧に依存して変化する。
このためスイッチを通過した出力信号波形が通過する前の入力信号波形と比べて変形することによって歪みが生ずる。このような入力信号電圧の影響は、回路の低電圧化が進むにつれ、また信号の高速化が進むにつれてさらに大きくなると考えられ、この問題点を克服するための技術が必要となっている。
サンプリングスイッチのオン抵抗を一定とし、信号に歪みを加えないようにする技術としてブートストラップ回路を利用したMOSトランジスタのスイッチが知られている。図13はこのようなサンプリングスイッチの第2の従来例を示す。この従来例については次の文献に記載されている。
A.M.Abo,P.R.Gray:A 1.5−V,10−bit,14.3MS/s CMOS Pipeline Analog−to−Digital Converter,IEEE J.Solid−State Circuits,vol.34,no.5,pp.599−606,May 1999
図13において、基本的なスイッチはトランジスタ100であり、そのソース端子に入力電圧Vinが与えられ、ドレイン端子から電圧Voutが出力される。その他の回路はすべて制御回路である。この回路ではトランジスタ100がオンの状態において、トランジスタ100のゲートとソース間の電圧が一定に保たれる動作が行われ、オン抵抗の入力信号電圧依存性を小さくすることができ、スイッチによって信号に加えられる歪みが低減される。
すなわちトランジスタ100がオフの状態では、静電容量101は電源電圧Vddに充電される。この時、スイッチング制御信号φはLとなっている。スイッチング制御信号φがLからHに変化すると、トランジスタ103はオンからオフに、トランジスタ104はオフからオンに変化する。これによってトランジスタ105はオンとなり、トランジスタ100と102とのゲート電圧は静電容量101の充電電圧、すなわち電源電圧Vddによって基本的に決まる電圧となり、トランジスタ100と102とがオンとなる。トランジスタ100のゲートとソース間の電圧は、この電源電圧Vddの値でほぼ一定に保たれる。
しかしながらこの第2の従来例においても、トランジスタ100のドレイン端子から出力される出力信号は入力信号に対して遅延するために、入力信号が高速に変化する場合にはソース端子とドレイン端子との電圧が同様に変化すると考えることは必ずしもできない。オン状態のトランジスタは抵抗の連続体と見なすことができるため、チャネルの各部の電圧はソース端子電圧とドレイン端子電圧の間の中間的な値をとり、チャネルの平均の電圧はソース端子電圧とドレイン端子電圧との平均となる。
したがってゲート端子電圧をソース端子電圧とドレイン端子電圧の平均電圧に対して一定に保つような制御を行えばトランジスタのオン抵抗の変動を小さく抑えることができるものと考えられるが、図13の第2の従来例のようにゲートとソース間の電圧だけを一方的に一定に保ってもゲートとドレイン間の電圧は大きく変動し、信号に加えられる歪みが大きくなってしまう原因となるという問題点は解決されない。またトランジスタのオン抵抗は、基板とソース間の電圧にも依存するが、この第2の従来例においては、基板電圧が一定の固定電位に保たれていると考えられるため、この制御によって歪みを低減させることができないという問題点もある。
このようにブートストラップ回路を用いてゲート電圧の制御を行う従来技術は次の特許文献にも記載されているが、この文献の技術においても第2の従来例と同様の問題点は解決されていない。
特開平5−151795号公報「CDAC用のダイナミック入力サンプリングスイッチ」
図14はサンプリングスイッチの第3の従来例の回路図である。この回路は、次の文献に記載されている。
M.Waltari,L.Sumanen,T.Korhonen,K.Halonen:A Self−Calibrated Pipeline ADC with 200MHz IF−Sampling Frontend,ISSC Digest of Technical Papers,18.5,Feb.2002
図14の回路において、基本的なスイッチはトランジスタ100である。このトランジスタ100を中心として、図13の制御回路と同様の回路が右側と左側との両方に設けられている。右側の回路が設けられた理由は、トランジスタ100の基板端子電圧を制御するためである。この回路ではトランジスタ100のオン期間において、その基板電圧を出力信号電圧を用いて制御することによって、スイッチが信号に加える歪みを低減させることができる。
図14においては、入力電圧Vinと出力電圧Voutのそれぞれをもとにしてブートストラップ回路によるゲート電圧制御が右側と左側の回路によって行われる。左側の回路は入力電圧Vinに対して左側の静電容量101の充電電圧だけゲート電圧を持ち上げる動作を行い、右側の回路は同様に出力電圧Voutに対して右側の静電容量101の充電電圧だけゲート電圧を持ち上げる動作を行う。これによってトランジスタ100に対するゲート電圧が入力電圧と出力電圧とによって均等に制御、すなわちVinとVoutとの中間電圧による制御が行われ、スイッチが信号に与える歪みはさらに低減されるものと考えられる。
しかしながら基板とソース間の電圧の制御については、基板端子電圧の制御が出力信号電圧のみで行われているため、入力信号電圧と出力信号電圧との中間電圧による制御に比べて信号歪みの低減効果は小さいという問題点は解決されていない。さらにこの第3の従来例では基本的なスイッチとしてのトランジスタ100の両側に同一形式の制御回路が必要となり、回路面積が大きくなるという問題点もある。
本発明の課題は、上述の問題点に鑑み、ゲートとソース間の電圧を、出力信号電圧の入力電圧からの遅延時間に対応して入力電圧を遅延させて与えるように制御し、また同時に基板とソース間の電圧がほぼ0で一定になるように制御することによって、あるいはゲートとソース間の電圧の遅延と基板とソース間の電圧の遅延とを独立に制御することによって、サンプリングスイッチのオン抵抗の変化による信号の歪みを低減させて、アナログ信号処理の精度を向上させることである。
図1は本発明のサンプリングスイッチの原理的な構成ブロック図である。同図においてサンプリングスイッチ1は、MOSトランジスタ2と、ゲート電圧制御手段3から構成される。MOSトランジスタ2のソース端子にはスイッチへの入力電圧が供給され、ドレイン端子からはスイッチの出力電圧が出力される。
ゲート電圧制御手段3は、MOSトランジスタ2のゲート端子への電圧をMOSトランジスタ2への入力電圧を遅延、例えばMOSトランジスタ2の出力電圧の入力電圧からの遅延時間に対応して遅延させて供給するものである。
発明の実施の形態においては、ゲート電圧制御手段3は入力電圧からのゲート端子電圧の遅延時間を、出力電圧の入力電圧からの遅延時間の半分になるように制御することもできる。
また実施の形態においては、ゲート電圧制御手段3がサンプリングスイッチ1がオフとなるべき期間に電源電圧に充電され、一方の端子がサンプリングスイッチ1がオンとなるべき期間に導通する第1の切替手段を介して前記ソース端子に接続され、他方の端子がサンプリングスイッチ1がオンとなるべき期間に導通する第2の切替手段を介してゲート端子に接続される第1の静電容量と、第1の静電容量の前記一方の端子と固定電位との間に接続される第2の静電容量とを備え、該第2の静電容量の値を変化させることによって、前記遅延時間を調整してゲート端子電圧を供給することもでき、さらにゲート電圧制御手段3がMOSトランジスタ2の基板端子と、第1の静電容量の前記一方の端子とを接続する配線を備えることもできる。
また実施の形態においては、MOSトランジスタ2のゲート端子がサンプリングスイッチがオフとなるべき期間に固定電位に接続されることも、またその固定電位がMOSトランジスタ2がNMOS型の時には接地電位、PMOS型の時には電源電位であることもできる。
さらに実施の形態においては、サンプリングスイッチ1がオフとなるべき期間にMOSトランジスタ2の基板端子が固定電位に接続されることも、また第1のスイッチ、および第2のスイッチがMOSトランジスタによって構成されることも、さらに前述の固定電位がMOSトランジスタがNMOS型の時は接地電位、PMOS型の時は電源電位であることもできる。
さらに実施の形態においては、サンプリングスイッチ1が、前記入力電圧を遅延させた電圧をMOSトランジスタ2の基板端子に与える基板電圧制御手段をさらに備えることもできる。
この場合、基板電圧制御手段が、一方の端子がMOSトランジスタ2の基板端子、およびサンプリングスイッチ1がオンとなるべき期間に導通する第3の切替手段を介してMOSトランジスタ2のソース端子に接続され、他方の端子が固定電位に接続される第3の静電容量を備えることもでき、この第3の静電容量の値の調整によって基板端子電圧の入力電圧からの遅延時間を、例えば出力電圧の入力電圧からの遅延時間の半分に調整することもできる。
さらに実施の形態においては、前述の第1のスイッチ、第2のスイッチ、および第3のスイッチがMOSトランジスタによって構成され、前述の固定電位がMOSトランジスタがNMOS型である時には接地電位、PMOS型である時には電源電位であることもできる。
以上のように本発明によれば、まず基本的にMOSトランジスタ2のゲート電圧が入力電圧と出力電圧の中間値によって制御される。例えば微小時間ごとの信号電圧の変化をリニアで近似すると、入力電圧と出力電圧の平均値は入力信号に対する出力信号の遅延時間の半分だけ入力信号を遅延させた電圧と考えることができる。すなわちゲート電圧を入力電圧に対してその遅延時間の半分だけ遅延させて制御することによって、ゲート端子電圧は入力電圧と出力電圧との平均値に対して一定の電圧差に制御されることになる。またこの時基板とソース間の電圧をほぼ0の一定状態に保つことによって、トランジスタのオン抵抗の変化はさらに小さくなる。あるいは基板端子に与える電圧を、ゲートとソース間の電圧と独立に、ゲート端子電圧と同様に遅延させて制御することにより、オン抵抗の変化をさらに少なくすることが可能となる。
本発明によれば、サンプリングスイッチとして用いられるMOSトランジスタのオン抵抗の変化を最小限に抑制し、オン抵抗の変化による信号の歪みを低減させることができる。この効果は今後の回路の低電圧化、および信号の高速化の進行につれてさらに有効となり、また回路規模を小さくすることもできるため、アナログ信号処理で用いられるサンプリングスイッチの実用性の向上に寄与するところが大きい。
図2は本発明のサンプリングスイッチの第1の実施例の基本構成回路図である。同図において、サンプリングスイッチは入力電圧Vinがソース端子に与えられ、ドレイン端子から出力電圧Voutが出力されるMOSトランジスタ10、電源11、静電容量12、および13、スイッチ14、15、および16から構成されている。MOSトランジスタ10以外の要素が特許請求の範囲の請求項1におけるゲート電圧制御手段を構成する。
この第1の実施例は、MOSトランジスタ10のゲート端子電圧を制御するためのブートストラップ回路を有する制御回路が、ゲート端子電圧の入力電圧Vinに対する遅延時間を、出力電圧Voutの入力電圧Vinに対する遅延時間に対応させて制御することが可能となる実施例である。
図2において入力電圧Vinがソース端子に与えられ、ドレイン端子から出力電圧Voutが出力されるMOSトランジスタ10が非導通、すなわちオフの状態では、図2と反対にスイッチ14、15はそれぞれ端子a側に、またスイッチ16はオンとなっている。この状態で静電容量12(請求項3における第1の静電容量に相当)は、電源11の電圧に充電された状態となっている。
この状態から、図示しないスイッチング制御信号の制御によってスイッチ14、15は端子b側(第1の切替手段と第2の切替手段に相当)に切替られ、スイッチ16がオフとなると、MOSトランジスタ10のゲート端子には静電容量12の両端の電圧に入力電圧Vinが加算された電圧値が印加され、MOSトランジスタ10はオンの状態となり、入力電圧Vinに対応した出力電圧Voutがドレイン端子から出力されることになる。
このとき、ゲート端子電圧のうちで静電容量12の両端の電圧に加算される入力電圧Vinによる成分は、スイッチ14のオン抵抗と、静電容量12の下側の端子(ノードA)の静電容量、すなわち端子A自体の寄生容量と静電容量13(第2の静電容量に相当)の容量との和とによって決まる時定数によって入力電圧Vinを遅延させたものとなる。この遅延の時間が出力電圧Voutの入力電圧Vinからの遅延時間の半分となるように静電容量13の値を調整することによって、MOSトランジスタ10のゲート端子電圧(の変化)の入力電圧Vin(の変化)からの遅延時間を、出力電圧の入力電圧からの遅延時間の半分とすることができる。すなわち、例えば入力電圧が時間的にリニアに変化する場合、入力電圧と出力電圧との平均値としてゲート電圧が制御されることになり、スイッチが信号に与える歪みを低減させるために最適なゲート端子電圧の制御が実現される。
なお図2において、3つのスイッチ14、15、および16は、後述するように例えばMOSトランジスタによって実現されるが、その動作を含めた詳細については後述する。
図3は、サンプリングスイッチの第2の実施例の基本回路図である。同図を図2の第1の実施例と比較すると、入力電圧Vinがソース端子に与えられ、ゲート端子電圧から出力電圧Voutが出力されるMOSトランジスタ10の基板端子が、静電容量12と13との接続点(ノードA)に接続されている点だけが異なっている。なお図2においては、MOSトランジスタ10の基板の接続先については示されていないが、本発明の実施形態においては、特に断らない限りMOSトランジスタとしてPMOSトランジスタよりも導電性に優れるNMOSトランジスタを基本的に使用するものとし、従って図2においてMOSトランジスタ10の基板端子は一般にアース電位Vssに接続されているものとする。
図3の第2の実施例においては、MOSトランジスタ10の基板端子とソース端子とがスイッチ14によって接続されることになり、基板とソース間の電圧がほぼ0の一定状態に保たれることになる。これによってサンプリングスイッチの導電状態においてゲートとソース間の電圧、およびゲートとドレイン間の電圧に加えて、基板とソース間の電圧をほぼ一定の状態に保つことができ、トランジスタのオン抵抗の変動をさらに小さくすることができ、スイッチによって信号に加えられる歪みをさらに低減することが可能となる。
トランジスタ10のゲート端子電圧の制御については、図2の第1の実施例におけると同様の効果が得られるが、図3では、静電容量13の容量の値としては、ノードAにトランジスタ10の基板端子が接続されることによって、その基板端子の寄生容量の値だけ小さくするように制御することが必要となる。
図4は、サンプリングスイッチの第3の実施例の基本回路図である。同図を図2の第2の実施例と比較すると、MOSトランジスタ10の基板端子に、請求項7の基板電圧制御手段を構成する静電容量18と、スイッチ19とが接続されている点が異なっている。静電容量18(請求項8の第3の静電容量に相当)の他方の端子はアースに接続され、スイッチ19はMOSトランジスタ10がオンの期間では端子b(第3の切替手段に相当)、すなわち入力電圧Vinに接続され、トランジスタ10がオフの期間には端子a、すなわちアースに接続される。
図4の第3の実施例においては、トランジスタ10のゲート電圧の制御については、第1の実施例と同様の制御が可能である。それに加えて、図4においては入力電圧Vinがスイッチ19を介してMOSトランジスタ10の基板端子に接続されることによって、基板端子電圧の制御をゲート電圧の制御と独立して行うことが可能となる。そしてこの場合、静電容量18が基板端子に接続されていることによって、スイッチ19のオン抵抗と、ノードCの容量、すなわちトランジスタ10の基板端子の寄生容量と静電容量18の容量との和とによって決定される時定数に対応して入力電圧Vinからの基板端子電圧の遅延時間が決定されることになり、静電容量18の値を調整することによって、例えば基板端子電圧の入力電圧からの遅延時間を出力電圧の入力電圧からの遅延時間の半分に調整することも可能となり、スイッチによって信号に加えられる歪みはさらに低減されることになる。
図5は図2の基本回路図に対応する第1の実施例の詳細構成回路図である。同図において、(MOS)トランジスタ21は図2のスイッチ14の端子b側に相当し、トランジスタ22は端子a側に相当する。またトランジスタ23はスイッチ15の端子b側に、トランジスタ24は端子a側に相当する。またトランジスタ25はスイッチ16に相当する。
その他の構成要素は、これらのスイッチの制御や保護のために追加されたものである。サンプリングスイッチのスイッチング制御のための信号Notφが与えられる2段のインバータ30、31、トランジスタ23と25との間に接続されるトランジスタ26、トランジスタ23のゲート端子(負論理)とトランジスタ21のソース端子(ノードA)との間に並列に接続される2つのトランジスタ27、28、トランジスタ24とトランジスタ27との間に接続されるトランジスタ29が追加されている。
図5の第1の実施例のサンプリングスイッチの動作についてさらに詳細に説明する。なおスイッチング制御信号Notφの値がHの時にトランジスタ10はオフとなり、Lの時にオンとなるように動作が行われる。
まずトランジスタ10がオフの状態における回路の動作を説明する。この時、インバータ30の出力はL、31の出力はHとなり、トランジスタ22はオンとなってノードAはVssに接地される。前述のように図示しないが、トランジスタ10の基板端子はVssに接地されている。
トランジスタ25のゲート端子にはスイッチング制御信号NotφがHとして与えられるためにトランジスタ25はオンとなり、ノードGはVssに接地され、トランジスタ10、および21は、オフとなっている。またトランジスタ24はオンとなり、静電容量12は電源電圧Vddに充電される。
この時、トランジスタ29のゲートにはインバータ30の出力のLレベルが与えられ、トランジスタ29はオンとなり、ノードXの電位はVddとなり、トランジスタ23はオフとなっている。さらにトランジスタ27、および28のゲート電圧はともにLとなっており、これらのトランジスタはオフとなっている。
次にスイッチング制御信号NotφがLとなり、サンプリングスイッチ、すなわちトランジスタ10がオフからオンの状態に移行する動作について説明する。スイッチング制御信号NotφがLとなるためインバータ30の出力はH、31の出力はLに変化する。この時、トランジスタ22、および25はともにオフとなる。またトランジスタ27のゲート電圧がHとなるため、トランジスタ27はオンとなり、ノードXはノードAと導通する。
したがって、トランジスタ23のゲートとソース間の電圧としてのノードXとノードB間の電圧は、トランジスタ10がオフの状態で静電容量12が充電されていた電源電圧とその絶対値が等しくなり、トランジスタ23はオンとなり、ノードGとノードBとが導通する。
これによってトランジスタ21のゲートとソース間の電圧は、静電容量12の充電電圧、すなわち電源電圧とほぼ等しくなり、トランジスタ21はオンとなる。この時、入力電圧の与えられるソース端子とノードAとがトランジスタ21によって導通状態となるため、ノードGの電位はほぼ入力電圧Vinと電源電圧Vddとの和に保たれることになる。これによって当然トランジスタ10もトランジスタ21と同様にオンとなる。
ノードGの電位がほぼ入力電圧と電源電圧の和に保たれることによって、トランジスタ10のゲートとソース間の電圧は、トランジスタ10のオンの期間においてほぼ一定に保たれることになり、サンプリングスイッチのオン抵抗の入力信号電圧依存性が低減される。さらにこの時、ノードB、およびノードGの電位は入力信号電圧に対応して、電源レベルよりも高い電位になることもあるが、トランジスタ26が存在することによって、トランジスタ25のゲートとドレイン間の電圧が電源電圧以上に大きくなることは無く、トランジスタ素子の信頼性が保たれる。
図6は以上説明したトランジスタ10がオフとオンの状態における各ノードの電位を示す。同図においてスイッチング制御信号NotφのHレベルが電源電圧Vdd、Lレベルがアース電位Vssであるものとして各ノードの電位が示されている。
次に図5の第1の実施例の詳細回路図において、スイッチング制御信号Notφが再び電源電圧レベル、すなわちHに変化し、サンプリングスイッチの動作がオフの状態に移行する時の回路の動作についてさらに説明する。本実施形態においては、インバータ30と31とを2段接続して各トランジスタのゲート電圧の制御を行うことによって、特にトランジスタ22がオフ状態に変化するタイミングが、トランジスタ25がオン状態に変化するタイミングよりも遅くなるように制御が行われ、トランジスタ10、21、および22が同時にオン状態にある時間をできるだけ短くするような制御が行われる。
その理由は、トランジスタ22がオン状態に変化するときにトランジスタ10、および21がオン状態にあると、ノードAの電位の変化によってサンプリングスイッチの出力電圧Voutの電位が変化してしまい、サンプリング対象の電圧に誤差が生ずるためである。したがってトランジスタ10、21とトランジスタ22とが同時にオン状態にある時間は全くないか、短いほど良いことになる。
図5においてスイッチング制御信号NotφがHに変化すると、まずトランジスタ25がオンとなり、ノードGの電位がアース電位Vssに低下し始める。これによってトランジスタ10、およびトランジスタ21のそれぞれのゲートとソース間の電圧がそれぞれ閾値電圧を下回った時点でトランジスタ10、トランジスタ21はオフとなる。前述のようにトランジスタ22がオンとなるとノードAの電位がアース電位Vssに向かって低下し始め、このとぎトランジスタ10、およびトランジスタ21がオフとなっていれば、ノードAの電位の変化が出力電圧に影響を与えることは無く、サンプリングスイッチによるサンプリングの精度を上げることができる。
図7は、図5の第1の実施例におけるスイッチング制御信号、インバータ30と31の出力、および各ノードX、G、B、およびAの電位変化のタイムチャートである。図5の回路はアナログ回路であり、デジタル回路と異なってクロックに対応して動作を説明することはできないが、図7では簡単のために変化のタイミングをクロックに対応させるような形式で示している。また入力電圧はアナログ信号であり、その値が変化することによって本発明の問題点としてのスイッチによって信号に加えられる歪みが発生することになるが、図7では簡単のために入力電圧Vinは電源電圧Vddの1/2で一定に保たれるものとして、タイムチャートが描かれている。
図7においてスイッチング制御信号Notφの値がHからL、すなわちVddから0に低下すると、インバータ30の出力が0からVddに増加し、その後インバータ31の出力はVddから0に低下する。この時ほぼ同時にノードXの電位もVddから0に低下する。その後ノードGの電位が0からVddに増加し、さらにその後3Vdd/2に増加する。この時ノードBの電位も3Vdd/2まで増加し、ノードX、ノードAの電位は0からVdd/2に増加する。
次にスイッチング制御信号Notφが0からVddに増加した後、インバータ30の出力は0に低下し、さらにその後インバータ31の出力はVddに増加する。スイッチング制御信号NotφがVddに増加するとノードGの電位は低下し始め、やがて0まで低下する。この過程の途中でノードXの電位はVddまで増加し、またノードA、ノードBの電位はそれぞれ低下し始め、やがてノードAの電位は0、ノードBの電位はVddとなる。なお、このときノードAとノードBの電位の変化(低下)に時間がかかるのは、前述のように図5でノードGの電位が零に変化してトランジスタ10と21がともにオフとなってからトランジスタ22をオンとするためである。
図8は、図3の基本回路に対応する第2の実施例の詳細回路図である。同図を図5の第1の実施例と比較すると、トランジスタ10、トランジスタ21の基板端子がそれぞれノードAに接続されている点だけが異なっている。前述のように第2の実施例では、トランジスタ10の基板端子がノードAに接続され、またノードAが入力電圧端子と導通していることによって、トランジスタ10がオン、すなわちサンプリングスイッチの導通状態においてトランジスタ10の基板とソース間の電圧がほぼ0の一定状態に保たれ、サンプリングスイッチのオン抵抗に対する入力信号電圧の影響は第1の実施例よりもさらに低減される。
図9は第2の実施例をNMOSトランジスタの代わりにPMOSトランジスタによって構成する場合の詳細構成回路図である。同図において基本的に電圧の特性が反転され、電源電圧Vddとアース電位Vssとが入れ換えられ、またスイッチング制御信号Notφの代わりにその極性を反転させたφが用いられている。一般的にはPMOSトランジスタよりもNMOSトランジスタの方がチャネル幅当たりの抵抗が小さく、高速動作が可能であるため、NMOSトランジスタを使用する場合を中心にして本発明の実施形態を説明しているが、本発明のサンプリングスイッチはNMOSトランジスタに限定されること無く、PMOSトランジスタを用いて構成することも当然可能である。
図10は、図4の基本回路に対応する第3の実施例の詳細構成回路図である。同図を例えば第2の実施例を示す図8と比較すると、トランジスタ21の基板端子は図8と同様にノードAに接続されているが、トランジスタ10の基板端子電圧の制御のために、入力電圧Vinがドレイン端子に与えられ、ソース端子と基板端子とが接続されてトランジスタ10の基板端子に接続されるトランジスタ35、インバータ31の出力がゲートに与えられるトランジスタ36、トランジスタ10とトランジスタ35の基板端子に接続される静電容量37が追加されている。
図10の第3の実施例において、トランジスタ35は図4のスイッチ19の端子b側に相当し、トランジスタ36は端子a側に相当し、また静電容量37は静電容量18に相当する。この構成によってトランジスタ10がオフの期間では、トランジスタ36がオンとなり、トランジスタ10とトランジスタ35の基板はともにアース電位Vssとなる。
これに対してトランジスタ10がオンの期間では、トランジスタ35がオンとなり、トランジスタ10の基板端子電圧として、トランジスタ35のオン抵抗とノードCの容量、すなわちノードCの寄生容量と静電容量37の容量との和によって決まる時定数に対応して入力電圧Vinが遅延されて与えられることになる。
図11は、本発明のサンプリングスイッチの応用例としてのサンプルホールド回路の例である。サンプルホールド回路は、入力信号のサンプリングを行って、その後サンプリング電圧を保持する動作を行う回路であり、A/D変換器の信号入力部などに広く用いられる。動作状態、すなわちサンプルフェーズとホールドフェーズとの切替は制御クロックによって行われ、サンプルフェーズとホールドフェーズとが交互に切替られる形式で動作が行われる。図11において、スイッチS1として本発明のサンプリングスイッチを用いることによって、従来のサンプリングスイッチに比べて信号歪みを低減したサンプルホールド回路を構成することが可能である。なお同図において、サンプリングスイッチS1を含む3つのスイッチの状態はサンプルフェーズの状態を示し、ホールドフェーズにおいては各スイッチは逆の状態、例えばスイッチS1はオフとなる。
(付記1) 入力電圧をサンプリングして出力電圧を与えるサンプリングスイッチであって、
ソース端子に該入力電圧が供給され、ドレイン端子から該出力電圧が与えられるMOSトランジスタと、
該MOSトランジスタのゲート端子への電圧を、前記入力電圧から遅延させて供給するゲート電圧制御手段とを備えることを特徴とするサンプリングスイッチ。
(付記2) 前記ゲート電圧制御手段が、前記ゲート端子電圧の入力電圧からの遅延時間を、前記出力電圧の入力電圧からの遅延時間の半分となるように制御することを特徴とする付記1記載のサンプリングスイッチ。
(付記3) 前記MOSトランジスタのゲート端子が、前記サンプリングスイッチがオフとなるべき期間に固定電位に接続されることを特徴とする付記1記載のサンプリングスイッチ。
(付記4) 前記固定電位が、前記MOSトランジスタがNMOS型の時は接地電位、PMOS型の時は電源電位であることを特徴とする付記3記載のサンプリングスイッチ。
(付記5) 前記ゲート電圧制御手段が、
前記サンプリングスイッチがオフとなるべき期間に電源電圧に充電され、一方の端子が該サンプリングスイッチがオンとなるべき期間に導通する第1の切替手段を介して前記ソース端子に接続され、他方の端子がサンプリングスイッチがオンとなるべき期間に導通する第2の切替手段を介してゲート端子に接続される第1の静電容量と、
該第1の静電容量の前記一方の端子と固定電位との間に接続される第2の静電容量とを備え、
該第2の静電容量の値を変化させて、前記遅延時間を調整したゲート端子電圧を供給することを特徴とする付記1記載のサンプリングスイッチ。
(付記6) 前記MOSトランジスタの基板端子と、前記第1の静電容量の前記一方の端子とを接続する配線を備えることを特徴とする付記5記載のサンプリングスイッチ。
(付記7) 前記サンプリングスイッチがオフとなるべき期間において、前記基板端子が前記固定電位に接続されることを特徴とする付記6記載のサンプリングスイッチ。
(付記8) 前記固定電位が、前記MOSトランジスタがNMOS型の時は接地電位、PMOS型の時は電源電位であることを特徴とする付記7記載のサンプリングスイッチ。
(付記9) 前記第1の切替手段、および第2の切替手段がMOSトランジスタによって構成されることを特徴とする付記5記載のサンプリングスイッチ。
(付記10) 前記固定電位が、前記MOSトランジスタがNMOS型の時は接地電位、PMOS型の時は電源電位であることを特徴とする付記9記載のサンプリングスイッチ。
(付記11) 前記サンプリングスイッチにおいて、
前記MOSトランジスタの基板端子に、前記入力電圧を遅延させた電圧を与える基板電圧制御手段をさらに備えることを特徴とする付記5記載のサンプリングスイッチ。
(付記12) 前記基板電圧制御手段が、
一方の端子が前記MOSトランジスタの基板端子、およびサンプリングスイッチがオンとなるべき期間に導通する第3の切替手段を介して前記ソース端子に接続され、他方の端子が固定電位に接続される第3の静電容量を備えることを特徴とする付記11記載のサンプリングスイッチ。
(付記13) 前記基板電圧制御手段が、前記第3の静電容量の値の調整によって、前記入力電圧からの基板端子電圧の遅延時間を調整することを特徴とする付記12記載のサンプリングスイッチ。
(付記14) 前記第1の切替手段、第2の切替手段、および第3の切替手段がMOSトランジスタによって構成されることを特徴とする付記12記載のサンプリングスイッチ。
(付記15) 前記固定電位が、前記MOSトランジスタがNMOS型の時は接地電位、PMOS型の時は電源電位であることを特徴とする付記14記載のサンプリングスイッチ。
(付記16) 前記基板電圧制御手段が、前記基板端子電圧の入力電圧からの遅延時間を、前記出力電圧の入力電圧からの遅延時間の半分に制御することを特徴とする付記11記載のサンプリングスイッチ。
本発明のサンプリングスイッチの原理構成ブロック図である。 サンプリングスイッチの第1の実施例の基本回路を示す図である。 サンプリングスイッチの第2の実施例の基本回路を示す図である。 サンプリングスイッチの第3の実施例の基本回路を示す図である。 第1の実施例の詳細回路を示す図である。 第1の実施例における各ノードの電位を説明する図である。 第1の実施例の動作を示すタイムチャートである。 第2の実施例の詳細回路を示す図である。 第2の実施例をPMOSトランジスタを用いて構成した回路を示す図である。 第3の実施例の詳細回路を示す図である。 本発明のサンプリングスイッチを用いたサンプルホールド回路の例を示す図である。 サンプリングスイッチの第1の従来例を示す図である。 サンプリングスイッチの第2の従来例を示す図である。 サンプリングスイッチの第3の従来例を示す図である。
符号の説明
1 サンプリングスイッチ
2 MOSトランジスタ
3 ゲート電圧制御手段
10、21〜29、35、36 トランジスタ
11 電源
12、13、18、37 静電容量
14〜16、19 スイッチ
30、31 インバータ

Claims (10)

  1. 入力電圧をサンプリングして出力電圧を与えるサンプリングスイッチであって、
    ソース端子に該入力電圧が供給され、ドレイン端子から該出力電圧が与えられるMOSトランジスタと、
    該MOSトランジスタのゲート端子への電圧を、前記入力電圧から遅延させて供給するゲート電圧制御手段とを備えることを特徴とするサンプリングスイッチ。
  2. 前記ゲート電圧制御手段が、前記ゲート端子電圧の入力電圧からの遅延時間を、前記出力電圧の入力電圧からの遅延時間の半分となるように制御することを特徴とする請求項1記載のサンプリングスイッチ。
  3. 前記ゲート電圧制御手段が、
    前記サンプリングスイッチがオフとなるべき期間に電源電圧に充電され、一方の端子が該サンプリングスイッチがオンとなるべき期間に導通する第1の切替手段を介して前記ソース端子に接続され、他方の端子がサンプリングスイッチがオンとなるべき期間に導通する第2の切替手段を介してゲート端子に接続される第1の静電容量と、
    該第1の静電容量の前記一方の端子と固定電位との間に接続される第2の静電容量とを備え、
    該第2の静電容量の値の調整によって、前記遅延時間を調整したゲート端子電圧を供給することを特徴とする請求項1記載のサンプリングスイッチ。
  4. 前記MOSトランジスタの基板端子と、前記第1の静電容量の前記一方の端子とを接続する配線を備えることを特徴とする請求項3記載のサンプリングスイッチ。
  5. 前記サンプリングスイッチがオフとなるべき期間において、前記基板端子が前記固定電位に接続されることを特徴とする請求項4記載のサンプリングスイッチ。
  6. 前記第1の切替手段、および第2の切替手段がMOSトランジスタによって構成されることを特徴とする請求項3記載のサンプリングスイッチ。
  7. 前記サンプリングスイッチにおいて、
    前記MOSトランジスタの基板端子に、前記入力電圧を遅延させた電圧を与える基板電圧制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項3記載のサンプリングスイッチ。
  8. 前記基板電圧制御手段が、
    一方の端子が前記MOSトランジスタの基板端子、およびサンプリングスイッチがオンとなるべき期間に導通する第3の切替手段を介して前記ソース端子に接続され、他方の端子が固定電位に接続される第3の静電容量を備えることを特徴とする請求項7記載のサンプリングスイッチ。
  9. 前記基板電圧制御手段が、前記第3の静電容量の値の調整によって、前記入力電圧からの基板端子電圧の遅延時間を調整することを特徴とする請求項8記載のサンプリングスイッチ。
  10. 前記基板電圧制御手段が、前記基板端子電圧の入力電圧からの遅延時間を、前記出力電圧の入力電圧からの遅延時間の半分に制御することを特徴とする請求項7記載のサンプリングスイッチ。
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