JP2005332985A - 半導体製造装置およびそれを用いて製造した光起電力装置 - Google Patents

半導体製造装置およびそれを用いて製造した光起電力装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板上に形成する半導体層の膜厚の均一性を向上させることが可能な半導体製造装置を提供する。
【解決手段】この半導体製造装置は、排気口1aを有する反応室1と、反応室1内に設けられ、基板200を保持するための基板保持部2と、反応室1内に設けられ、基板200上に半導体層を形成するための原料ガスを供給するガス供給部3と、排気口1aに接続され、反応室1内から排気を行うための排気部5と、排気口1aの近傍に設けられ、反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制するための排気流抑制板6とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体製造装置およびそれを用いて製造した光起電力装置に関し、特に、半導体層を形成するための原料ガスを供給するガス供給源を備えた半導体製造装置およびそれを用いて製造した光起電力装置に関する。
従来、半導体層を形成するための原料ガスを供給するガス供給源を備えた半導体製造装置が知られている(たとえば、非特許文献1参照)。
上記非特許文献1に開示された半導体製造装置では、ガス供給源から半導体層を形成するための原料ガスを供給するとともに、触媒体により原料ガスを分解することによって生成した成膜種を用いて半導体層を形成する触媒CVD法(Cat−CVD:Catalytic−Chemical Vapor Deposition)が用いられている。
図14は、上記の触媒CVD法と同様の方法を用いて半導体層を形成するための従来の一例による半導体製造装置の構成を示した縦断面図である。図15は、図14に示した従来の一例による半導体製造装置の横断面図である。図14を参照して、従来の一例による半導体製造装置は、排気口101aを有する反応室101と、基板保持部102と、ガス供給部103と、触媒体104と、排気部105とを備えている。
反応室101は、図15に示すように、上方から見て円形に形成されているとともに、反応室101の側面には、排気口101aが形成されている。この排気口101aからの排気方向と、後述するガス供給部103から反応室101内への原料ガスの吹き出し方向とは、交差するように構成されている。基板保持部102は、図14に示すように、基板200を保持するために設けられている。この基板保持部102は、反応室101内の上面に設置されている。また、基板保持部102の下部には、基板200を加熱するための基板ヒータ102aが設けられており、この基板ヒータ102aの下面上に基板200を設置するように構成されている。ガス供給部103は、基板200上に半導体層を形成するための原料ガスを供給するために設けられている。このガス供給部103の上部には、複数の小さな穴103b(図15参照)が形成されたシャワープレート103aが設けられている。このシャワープレート103aの複数の穴103bを介して原料ガスが基板保持部102に保持される基板200に向かって吹き出すように構成されている。
触媒体104は、原料ガスを分解して半導体層を形成するための成膜種を生成するために設けられている。この触媒体104は、ガス供給部103のシャワープレート103aと、基板保持部102に保持される基板200との間に設置されている。また、触媒体104は、所定の電流を流すことにより所定の温度に加熱することが可能なように構成されている。排気部105は、反応室101内から排気を行うために設けられている。この排気部105は、排気経路部105aと、圧力調整バルブ105bと、排気ポンプ105cとによって構成されている。排気経路部105aは、一方端が反応室101の排気口101aに接続されているとともに、他方端が排気ポンプ105cに接続されている。これにより、排気ポンプ105cを駆動させることによって、反応室101内のガスが排気口101aおよび排気経路部105aを介して排気されるように構成されている。また、圧力調整バルブ105bは、反応室101内の圧力を調整するために設けられている。
次に、従来の一例による半導体製造装置の半導体層を形成する際の動作としては、基板保持部102の基板ヒータ102aの下面上に基板200を設置する。その後、基板ヒータ102aにより基板200を所定の温度に加熱する。そして、触媒体104に電流を流すことにより触媒体104を加熱した後、ガス供給源103のシャワープレート103aから基板200に向かって原料ガスを吹き出させる。これにより、原料ガスは、加熱された触媒体104により分解されて半導体層を形成するための成膜種が生成される。この生成された成膜種が基板200に向かって流れるとともに、基板200に到達することにより基板200上に半導体層が形成される。なお、上記の半導体層の形成は、排気部105の排気ポンプ105cを駆動させることにより、反応室101内のガスを排気口101aおよび排気経路部105aを介して所定の流量で排気しながら行う。
"Development of the Cat−CVD apparatus and its feasibility for mass production",Thin Solid Films 395 (2001) pp.55−60
しかしながら、図14に示した従来の一例による半導体製造装置では、反応室101内から排気口101aへの排気の流れによって、反応室101内のガスの流れが反応室101の側面に設けられた排気口101a側に引っ張られるという不都合がある。これにより、基板200上の排気口101a側の領域に到達する成膜種の量が基板200上の排気口101aと反対側の領域に到達する成膜種の量に比べて多くなるので、基板200上に形成される半導体層の膜厚の均一性が低下するという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、基板上に形成する半導体層の膜厚の均一性を向上させることが可能な半導体製造装置およびそれを用いて製造した光起電力装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における半導体製造装置は、排気口を有する反応室と、反応室内に設けられ、基板を保持するための基板保持部と、反応室内に設けられ、基板上に半導体層を形成するための原料ガスを供給するガス供給源と、排気口に接続され、反応室内から排気を行うための排気系と、少なくとも排気口の近傍に設けられ、反応室内から排気口への排気の流れを抑制するための排気流抑制部材とを備えている。
この第1の局面による半導体製造装置では、上記のように、少なくとも排気口の近傍に反応室内から排気口への排気の流れを抑制するための排気流抑制部材を設けることによって、反応室内における原料ガスの流れが排気口側に引っ張られるのを抑制することができるので、原料ガスにより基板上の排気口側の領域に形成される半導体層の膜厚が、基板上の排気口と反対側の領域に形成される半導体層の膜厚に比べて大きくなるのを抑制することができる。これにより、半導体製造装置を用いて基板上に形成する半導体層の膜厚の均一性を向上させることができる。
上記第1の局面による半導体製造装置において、好ましくは、半導体層は、触媒CVD法により形成される。このように構成すれば、半導体製造装置により触媒CVD法を用いて形成される半導体層において、膜厚の均一性を向上させることができる。
上記第1の局面による半導体製造装置において、好ましくは、排気流抑制部材は、反応室内から排気口への排気の流れを抑制する機能に加えて、反応室の内壁面に原料ガスによる生成物が付着するのを抑制する防着板としての機能も有する。このように構成すれば、排気流抑制部材を防着板としても用いることができるので、排気流抑制部材を新たに設けたとしても、従来の防着板を設けた構成と同じ部品点数になる。これにより、部品点数が増大するのを抑制しながら、反応室内から排気口への排気の流れを抑制することができる。
この場合において、排気流抑制部材は、基板保持部およびガス供給源の周囲を取り囲むように配置されていてもよい。このように構成すれば、排気流抑制部材を用いて、基板保持部およびガス供給源の周囲に位置する反応室の内壁面全体に渡って原料ガスによる生成物が付着するのを抑制することができるので、排気流抑制部材の防着板としての機能を向上させることができる。
上記第1の局面による半導体製造装置において、好ましくは、排気流抑制部材は、反応室内から排気口への排気の流れを抑制する機能に加えて、反応室内の圧力を調整する機能も有するバルブを含む。このように構成すれば、排気流抑制部材を反応室内の圧力を調整するための圧力調整バルブとしても用いることができるので、排気流抑制部材を新たに設けたとしても、従来の圧力調整バルブを設けた構成と同じ部品点数になる。これにより、部品点数が増大するのを抑制しながら、反応室内から排気口への排気の流れを抑制することができる。
上記第1の局面による半導体製造装置において、排気口は、ガス供給源の中心と基板の中心とを結ぶ直線に対して偏った位置に配置されていてもよい。このように、排気口がガス供給源の中心と基板の中心とを結ぶ直線に対して偏った位置に配置されている場合には、反応室内におけるガスの流れが排気口側に偏りやすいため、本発明の排気流抑制部材を設けることによって、有効に反応室内のガスの流れを均一化することができる。これにより、排気口がガス供給源の中心と基板の中心とを結ぶ直線に対して偏った位置に配置されている場合にも、基板上に形成する半導体層の膜厚の均一性を向上させることができる。
この場合において、反応室内への原料ガスの吹き出し方向と、反応室の排気口からの排気方向とは交差するように構成されていてもよい。このように、反応室内への原料ガスの吹き出し方向と、反応室の排気口からの排気方向とが交差するように構成されている場合には、反応室内におけるガスの流れが排気口側により偏りやすいため、本発明の排気流抑制部材を設けることによって、より有効に反応室内のガスの流れを均一化することができる。これにより、反応室内への原料ガスの吹き出し方向と、反応室の排気口からの排気方向とが交差するように構成されている場合にも、基板上に形成する半導体層の膜厚の均一性を向上させることができる。
この発明の第2の局面における半導体製造装置は、排気口を有する反応室と、反応室内に設けられ、基板を保持するための基板保持部と、反応室内に設けられ、基板上に半導体層を形成するための原料ガスを供給するガス供給源と、排気口に接続され、反応室内から排気を行うための排気系と、基板保持部およびガス供給源の周囲を取り囲むように配置され、反応室内から排気口への排気の流れを抑制するための排気流抑制部材とを備えている。
この第2の局面による半導体製造装置では、上記のように、反応室内の排気口への排気の流れを抑制するための排気流抑制部材を設けることによって、反応室内における原料ガスの流れが排気口側に引っ張られるのを抑制することができるので、原料ガスにより基板上の排気口側の領域に形成される半導体層の膜厚が、基板上の排気口と反対側の領域に形成される半導体層の膜厚に比べて大きくなるのを抑制することができる。これにより、半導体製造装置を用いて基板上に形成する半導体層の膜厚の均一性を向上させることができる。また、排気流抑制部材を基板保持部およびガス供給源の周囲を取り囲むように配置することによって、排気流抑制部材を防着板としても用いることができるので、排気流抑制部材を新たに設けたとしても、従来の防着板を設けた構成と同じ部品点数になる。これにより、部品点数が増大するのを抑制しながら、反応室内から排気口への排気の流れを抑制することができる。また、排気流抑制部材を用いて、基板保持部およびガス供給源の周囲に位置する反応室の内壁面全体に渡って原料ガスによる生成物が付着するのを抑制することができるので、排気流抑制部材の防着板としての機能を向上させることができる。
この発明の第3の局面における光起電力装置は、上記したいずれかの構成を有する半導体製造装置により形成された実質的に真性な光電変換層を備える。このように構成すれば、容易に、膜厚の均一な実質的に真性な光電変換層を備えた光起電力装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による半導体製造装置の構成を示した縦断面図である。図2は、図1に示した第1実施形態による半導体製造装置の横断面図である。まず、図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態による半導体製造装置の構成について説明する。
第1実施形態による半導体製造装置は、図1に示すように、排気口1aを有する反応室1と、基板保持部2と、ガス供給部3と、触媒体4と、排気部5と、排気流抑制板6とを備えている。なお、このガス供給部3は、本発明の「ガス供給源」の一例であり、排気部5は、本発明の「排気系」の一例であり、排気流抑制板6は、本発明の「排気流抑制部材」の一例である。
反応室1は、図2に示すように、上方から見て円形に形成されているとともに、反応室1の側面に約12cm〜約13cmの幅を有する排気口1aが形成されている。この排気口1aからの排気方向と、後述するガス供給部3から反応室1内への原料ガスの吹き出し方向とは、交差(実質的に直交)するように構成されている。また、反応室1は、約25cmの高さを有している。基板保持部2は、図1に示すように、基板200を保持するために設けられている。この基板保持部2は、反応室1内の上面に設置されている。また、基板保持部2の下部には、基板200を加熱するための基板ヒータ2aが設けられており、この基板ヒータ2aの下面上に基板200を設置するように構成されている。ガス供給部3は、基板200上に半導体層を形成するための原料ガスを供給するために設けられている。このガス供給部3は、反応室1内の底面側に基板保持部2と対向するように設置されている。また、ガス供給部3の上部には、複数の小さな穴3b(図2参照)が形成されたシャワープレート3aが設けられている。このシャワープレート3aの複数の穴3bを介して原料ガスが基板保持部2に保持される基板200に向かって吹き出すように構成されている。なお、基板200上にシリコン半導体層を形成する場合には、原料ガスとして、シランガス(SiH)と水素ガス(H)との混合ガスなどが用いられる。
触媒体4は、原料ガスを分解して半導体層を形成するための成膜種を生成するために設けられている。この触媒体4は、タングステン線などからなるとともに、ガス供給部3のシャワープレート3aと、基板保持部2に保持される基板200との間に上方から見て実質的にW字形状を有するように設置されている。また、触媒体4は、所定の電流を流すことにより所定の温度に加熱することが可能なように構成されている。排気部5は、反応室1内から排気を行うために設けられている。この排気部5は、排気経路部5aと、圧力調整バルブ5bと、排気ポンプ5cとによって構成されている。排気経路部5aは、一方端が反応室1の排気口1aに接続されているとともに、他方端が排気ポンプ5cに接続されている。これにより、排気ポンプ5cを駆動させることによって、反応室1内のガスが排気口1aおよび排気経路部5aを介して排気されるように構成されている。なお、排気ポンプ5cとしては、ターボ分子ポンプなどが用いられる。圧力調整バルブ5bは、反応室1内の圧力を調整するために設けられている。この圧力調整バルブ5bは、排気経路部5aの排気ポンプ5cの近傍に設置されている。また、圧力調整バルブ5bは、所定の軸を中心に回動可能な弁を有するバタフライバルブなどによって構成される。
ここで、第1実施形態では、排気流抑制板6は、反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制するために設けられている。この排気流抑制板6は、ステンレス板を丸めることによって円筒形状に形成されているとともに、下端部に設けられた脚部6aにより反応室1内の底面上に設置されている。また、排気流抑制板6は、反応室1内の上面と底面との間にそれぞれ約1cmの間隔を隔てるとともに、反応室1の内壁面および排気口1aとの間に約1cmの間隔を隔てて設置されている。これにより、反応室1内のガスは、排気流抑制板6と反応室1内の上面との間の隙間および排気流抑制板6と反応室1内の底面との間の隙間と、排気流抑制板6と反応室1の内壁面との間の隙間とを介して排気口1aから排気される。また、排気流抑制板6は、基板保持部2、ガス供給部3および触媒体4の周囲を取り囲むように配置されている。これにより、排気流抑制板6により反応室1の内壁面に成膜種が到達するのを抑制することができるので、排気流抑制板6は、成膜種による生成物が付着するのを抑制するための防着板としての機能も有している。
次に、図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態による半導体製造装置の半導体層を形成する際の動作について説明する。
まず、基板保持部2の基板ヒータ2aの下面上に基板200を設置する。その後、基板ヒータ2aにより基板200を所定の温度に加熱する。そして、触媒体4に直流電流を流すことにより触媒体4を加熱した後、ガス供給源3のシャワープレート3aから基板200に向かって原料ガスを吹き出させる。これにより、原料ガスは、加熱された触媒体4により分解されて半導体層を形成するための成膜種が生成される。この生成された成膜種が基板200に向かって流れるとともに基板200に到達することにより、基板200上に半導体層が形成される。具体的には、原料ガスとしてシランガス(SiH)および水素ガス(H)の混合ガスを用いる場合には、原料ガスは、加熱された触媒体4により分解されて活性種が生成される。その生成された活性種同士、または、生成された活性種と原料ガス分子(SiHおよびH)とにより2次的な気相反応が生じることなどによって、SiHなどの成膜種が生成される。そして、生成されたSiHなどの成膜種が基板200に到達することにより、基板200上に微結晶シリコン層などの半導体層が形成される。なお、上記の半導体層の形成は、排気部5の排気ポンプ5cを駆動させることにより、反応室1内のガスを排気口1aおよび排気経路部5aを介して所定の流量で排気しながら行う。
この際、第1実施形態では、反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制するための排気流抑制板6が排気口1aの近傍に設けられているので、原料ガスおよび成膜種の流れが排気口1a側に引っ張られるのが抑制される。また、排気流抑制板6は、基板保持部2、触媒体4およびガス供給部3の周囲を取り囲むように配置されているので、排気流抑制板6により成膜種が反応室1の内壁面に到達するのが抑制される。
第1実施形態では、上記のように、反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制するための排気流抑制板6を排気口1aの近傍に設けることによって、反応室1内における成膜種の流れが排気口1a側に引っ張られるのを抑制することができるので、基板200の排気口1a側の領域に到達する成膜種の量が基板200の排気口と反対側の領域に到達する成膜種の量に比べて多くなるのを抑制することができる。これにより、基板200上の排気口1a側の領域に形成される半導体層の膜厚が、基板200上の排気口1aと反対側の領域に形成される半導体層の膜厚に比べて大きくなるのを抑制することができる。その結果、半導体製造装置を用いて基板200上に形成する半導体層の膜厚の均一性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、排気流抑制板6が反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制する機能に加えて、反応室1の内壁面に成膜種による生成物が付着するのを抑制する防着板としての機能も有するように構成することによって、排気流抑制板6を防着板としても用いることができるので、排気流抑制板6を新たに設けたとしても、従来の防着板を設けた構成と同じ部品点数になる。これにより、部品点数が増大するのを抑制しながら、反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制することができる。
また、第1実施形態では、排気流抑板6を基板保持部2、触媒体4およびガス供給部3の周囲を取り囲むように配置することによって、排気流抑制板6を用いて、基板保持部2、触媒体4およびガス供給部3の周囲に位置する反応室1の内壁面全体に渡って成膜種による生成物が付着するのを抑制することができるので、排気流抑制板6の防着板としての機能を向上させることができる。
次に、上記第1実施形態による効果を確認するために行った実験について説明する。具体的には、排気流抑制板を設けた上記第1実施形態による半導体製造装置と、排気流抑制板を設けていない半導体製造装置とを用いて、それぞれ、基板上に半導体層を形成することにより、以下の実施例1および比較例1による試料を作製した。その後、作製した実施例1および比較例1による試料について半導体層の膜厚の均一性を評価した。
(実施例1)
この実施例1では、図3に示すように、ガラス基板(コーニング社♯1737)上の9ヶ所の領域を耐熱性テープによりマスクした。そして、このガラス基板を上記第1実施形態による半導体製造装置の基板保持部に設置した。そして、触媒体として0.5mmの直径を有するタングステン線を用いるとともに、原料ガスとしてシランガス(SiH)と水素ガス(H)との混合ガスを用いて、上記した第1実施形態による半導体製造装置の動作に基づいてガラス基板上に微結晶シリコン層(図4参照)を形成した。この際の形成条件は、基板温度:230℃、SiHガス流量:5sccm、Hガス流量:50sccm、反応圧力:5Pa、触媒体に流す直流電流:13.0Aであった。そして、ガラス基板上に微結晶シリコン層を形成した後、耐熱性テープを剥がしてガラス基板の上記9箇所の領域の表面を露出させた。このようにして、実施例1による試料を作製した。
(比較例1)
この比較例1では、上記第1実施形態による半導体製造装置から排気流抑制板を除いた構成を有する半導体製造装置を用いてガラス基板上に微結晶シリコン層を形成したこと以外は上記実施例1と同様にして比較例1による試料を作製した。
次に、上記のようにして作製した実施例1および比較例1による試料について、ガラス基板の上記9箇所の領域において、微結晶シリコン層の上面とガラス基板の露出された表面との間の段差を段差計を用いて測定することにより微結晶シリコン層の膜厚t(図4参照)を測定した。実施例1による膜厚の測定結果が図5に示されているとともに、比較例1による膜厚の測定結果が図6に示されている。
図5および図6を参照して、実施例1におけるガラス基板上の排気口側の領域の微結晶シリコン層の膜厚(535nm、557nmおよび560nm)と、排気口と反対側の領域の微結晶シリコン層の膜厚(543nm、538nmおよび543nm)との差は、比較例1におけるガラス基板上の排気口側の領域の微結晶シリコン層の膜厚(570nm、575nmおよび582nm)と、排気口と反対側の領域の微結晶シリコン層の膜厚(541nm、545nmおよび540nm)との差に比べて小さいことがわかる。これは、実施例1による試料を作製した半導体製造装置では、排気流抑制板を設けていることにより、比較例1による試料を作製した排気流抑制板を設けていない半導体製造装置と異なり、ガラス基板の排気口側の領域に到達する成膜種(SiH)の量が排気口と反対側の領域に到達する成膜種(SiH)の量に比べて多くなるのが抑制されたことによると考えられる。
また、図5に示した実施例1による膜厚の測定結果と、図6に示した比較例1による膜厚の測定結果とから、実施例1および比較例1によるそれぞれの微結晶シリコン層の平均膜厚および膜厚のばらつきを算出した。なお、膜厚のばらつきは、平均膜厚に対して上記9箇所の膜厚がどのような範囲に入るかを百分率で表すことにより算出した。この算出結果では、実施例1では、平均膜厚:546.7nm、膜厚のばらつき:±2.4%となった。一方、比較例1では、平均膜厚:559.1nm、膜厚のばらつき:±4.1%となった。この結果から、実施例1による膜厚のばらつき(±2.4%)は、比較例1による膜厚のばらつき(±4.1%)に比べて小さいことがわかった。これにより、排気流抑制板を設けた上記第1実施形態による半導体製造装置を用いることにより、ガラス基板上に形成する微結晶シリコン層(半導体層)の膜厚の均一性を向上させることができることが判明した。
(実施例2)
次に、排気流抑制板を設けた上記第1実施形態による半導体製造装置と、排気流抑制板を設けていない半導体製造装置とを用いて、それぞれ、以下の実施例2および比較例2による光起電力装置を作製した後、それらの光起電力装置の出力特性の均一性について評価した。具体的には、実施例2および比較例2による光起電力装置の開放電圧、短絡電流、曲線因子および変換効率のばらつきを算出することにより出力特性の均一性を評価した。
なお、開放電圧は、光起電力装置に光を当てた際に発生する電圧を、表面電極と裏面電極との間に電圧計を接続して測定した電圧であり、電流を流さない状態での出力電圧値である。また、短絡電流は、光起電力装置に光を当てた際に流れる電流を、光起電力装置の表面電極と裏面電極との間に電流計を接続して測定した電流であり、負荷がない場合の出力電流値である。また、曲線因子は、セル出力を開放電圧と短絡電流との積で除した値であり、その値が1に近づくほど、光起電力装置の電流電圧特性が優れていることを示す。ここで、セル出力とは、光起電力装置に負荷抵抗を接続したときに、負荷抵抗を変化させて最大の電力が得られる場合の電圧および電流の積である。
この実施例2では、図7に示すように、ステンレス基板50上にポリイミド層からなる絶縁層51と、裏面電極層52と、n型非単結晶シリコン層53と、実質的に真性な非単結晶シリコン層からなる光電変換層54と、p型非単結晶シリコン層55と、表面透明電極層56と、集電極層57とを順次積層することにより光起電力装置を作製した。また、この実施例2では、10cm角のステンレス基板上の32箇所の領域(面積:約1cm)に、上記した構成を有する32個の光起電力装置を形成した。この際、n型非単結晶シリコン層53およびp型非単結晶シリコン層55は、RFプラズマCVD法により形成するとともに、光電変換層54は、上記第1実施形態による半導体製造装置を用いて触媒CVD法により形成した。なお、n型非単結晶シリコン層53(n層)、光電変換層54(i層)およびp型非単結晶シリコン層55(p層)は、それぞれ、以下の表1に示す条件下で形成した。
Figure 2005332985
上記表1を参照して、n型非単結晶シリコン層53(n層)をRFプラズマCVD法により形成する際には、基板温度:160℃、反応圧力:133Pa、高周波電力:100Wの条件下で形成した。また、この際、原料ガスとして、SiHガス、HガスおよびPHガスの混合ガスを用いるとともに、ガス流量は、SiHガス:2sccm、Hガス:200sccm、PHガス:0.2sccmに設定した。
また、光電変換層54(i層)を触媒CVD法により形成する際には、基板温度:230℃、反応圧力:10Pa、触媒体に流す直流電流:12.6Aの条件下で形成した。また、この際、原料ガスとして、SiHガスおよびHガスの混合ガスを用いるとともに、ガス流量は、SiHガス:5sccm、Hガス:50sccmに設定した。
また、p型非単結晶シリコン層55(p層)をRFプラズマCVD法により形成する際には、基板温度:160℃、反応圧力:133Pa、高周波電力:60Wの条件下で形成した。また、この際、原料ガスとして、SiHガス、HガスおよびBガスの混合ガスを用いるとともに、ガス流量は、SiHガス:2sccm、Hガス:300sccm、Bガス:0.2sccmに設定した。
(比較例2)
この比較例2では、上記第1実施形態による半導体製造装置から排気流抑制板を除いた構成を有する半導体製造装置を用いて、実質的に真性な非単結晶シリコン層からなる光電変換層(i層)を形成したこと以外は、上記実施例2と同様にして比較例2による光起電力装置を作製した。
次に、上記のようにして作製した実施例2および比較例2による光起電力装置について、開放電圧、短絡電流、曲線因子および変換効率を測定するとともに、それらの測定値のばらつきを算出した。この測定値のばらつきは、上記32個の光起電力装置の測定値の平均値を算出した後、その算出した平均値に対して32個の光起電力装置の測定値がどのような範囲に入るかを百分率で表すことにより算出した。以下の表2に各測定値のばらつきの算出結果を示す。
Figure 2005332985
上記表2の結果から、実施例2による変換効率のばらつき(±1.3%)は、比較例2による変換効率のばらつき(±3.5%)に比べて小さいことがわかる。また、実施例2による短絡電流のばらつき(±1.5%)は、比較例2による短絡電流のばらつき(±1.9%)に比べて小さいことがわかる。これにより、実施例2による光起電力装置では、比較例2による光起電力装置に比べて、変換効率および短絡電流の均一性が向上することが判明した。これは、実施例2による光起電力装置では、排気流抑制板を設けた第1実施形態による半導体製造装置を用いて光電変換層(i層)を形成したことにより、排気流抑制板を設けていない半導体製造装置を用いて光電変換層(i層)を形成した比較例2による光起電力装置に比べて、光電変換層(i層)の膜厚の均一性を向上させることができたことに起因すると考えられる。
また、上記表2の結果から、実施例2による開放電圧のばらつき(±0.8%)は、比較例2による開放電圧のばらつき(±0.8%)と同等になることがわかった。また、実施例2による曲線因子のばらつき(±1.1%)は、比較例2による曲線因子のばらつき(±0.8%)よりも若干大きくなることがわかった。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態による半導体製造装置の構成を示した縦断面図である。図9は、図8に示した第2実施形態による半導体製造装置の横断面図である。次に、図8および図9を参照して、本発明の第2実施形態による半導体製造装置の構成について説明する。
第2実施形態による半導体製造装置では、図8および図9に示すように、上記第1実施形態による半導体製造装置と異なり、反応室1内に排気流抑制板6(図1参照)が設けられていないとともに、排気流抑制バルブ16が排気口1aの近傍に設置されている。なお、この排気流抑制バルブ16は、本発明の「バルブ」および「排気流抑制部材」の一例である。また、排気流抑制バルブ16は、反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制する機能に加えて、反応室1内の圧力を調整する機能も有している。また、排気流抑制バルブ16は、軸16aを中心に回動可能な弁16bを有するバタフライバルブによって構成されている。なお、この第2実施形態による半導体製造装置では、排気経路部5aの排気ポンプ5cの近傍には、圧力調整バルブ5b(図1参照)は設けられていない。第2実施形態による半導体製造装置の上記以外の構成は、上記第1実施形態による半導体製造装置の構成と同様である。
第2実施形態では、上記のように、反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制するための排気流抑制バルブ16を排気口1aの近傍に設けることによって、反応室1内における成膜種の流れが排気口1a側に引っ張られるのを抑制することができるので、基板200の排気口1a側の領域に到達する成膜種の量が基板200の排気口と反対側の領域に到達する成膜種の量に比べて多くなるのを抑制することができる。これにより、基板200上の排気口1a側の領域に形成される半導体層の膜厚が、基板200上の排気口1aと反対側の領域に形成される半導体層の膜厚に比べて大きくなるのを抑制することができる。その結果、半導体製造装置を用いて基板200上に形成する半導体層の膜厚の均一性を向上させることができる。
また、第2実施形態では、排気流抑制バルブ16が反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制する機能に加えて、反応室1内の圧力を調整する機能も有するように構成することによって、排気流抑制バルブ16を反応室1内の圧力を調整するための圧力調整バルブとしても用いることができるので、排気流抑制バルブ16を新たに設けたとしても、従来の圧力調整バルブを設けた構成と同じ部品点数になる。これにより、部品点数が増大するのを抑制しながら、反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、半導体層を触媒CVD法により形成する場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、触媒CVD法以外の方法により半導体層を形成する場合にも本発明を適用することができる。たとえば、プラズマCVD法により半導体層を形成する場合にも、本発明を適用することができる。
また、上記第1実施形態では、排気流抑制板を反応室の内壁面および排気口から約1cmの近傍の領域に配置したが、本発明はこれに限らず、排気流抑制板を反応室の内壁面および排気口から大きく離間するように配置してもよい。たとえば、図10および図11に示すように、円筒形状に形成した排気流抑制板26の直径を上記第1実施形態による排気流抑制板6(図2参照)の直径に比べて小さく形成することにより、排気流抑制板26を反応室1の内壁面および排気口1aから大きく離間するように配置することができる。このように構成した場合にも、排気流抑制板26は、基板保持部2およびガス供給部3の周囲を取り囲むように配置されているので、排気流抑制板26は防着板としての機能を有する。これにより、排気流抑制板26により反応室1の内壁面に成膜種が到達するのを抑制することができるので、反応室1の内壁面に生成物が付着するのを抑制することができる。ただし、排気口1aから排気流抑制板26を大きく離間させるにつれて、排気流抑制板26の排気口1aへの排気の流れを抑制する効果は小さくなるので、排気流抑制板26と排気口1aとの間の距離は小さいほうが好ましい。
また、上記第1実施形態では、排気流抑制板を基板保持部、触媒体およびガス供給部の周囲を取り囲むように配置したが、本発明はこれに限らず、排気流抑制板を排気口の近傍の領域のみに配置するようにしてもよい。たとえば、図12および図13に示すように、排気口1aの幅よりも若干大きな幅を有するように排気流抑制板36を形成するとともに、その排気流抑制板36を下端部に設けた脚部36aにより排気口1aから約1cmの間隔を隔てた位置に設置してもよい。このように構成した場合にも、排気流抑制板36により反応室1内から排気口1aへの排気の流れを抑制することができるので、成膜種の流れが排気口1a側に引っ張られるのを抑制することができる。これにより、基板200上に形成する半導体層の膜厚の均一性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、反応室の側面に排気口を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、反応室の側面以外の領域に排気口を設けた場合にも、本発明を適用することができる。たとえば、反応室の上面または下面のガス供給部の中心と基板の中心とを結ぶ直線に対して偏った位置に排気口を設けた場合にも、本発明を適用することができる。すなわち、反応室の上面または下面に設けた排気口の近傍に排気流抑制部材を設ければ、成膜種の流れが排気口側に引っ張られて偏るのを抑制することができるので、基板上に形成する半導体層の膜厚の均一性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、ステンレス板を円筒形状に丸めることにより排気流抑制板を形成したが、本発明はこれに限らず、上記以外の種々の構成により排気流抑制板を形成してもよい。たとえば、排気流抑制板の排気口と反対側の領域に穴を形成したり、排気流抑制板の排気口と反対側の領域をメッシュ形状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、反応室に排気口を1箇所のみ設けた例について説明したが、本発明はこれに限らず、反応室に複数の排気口を設けた場合にも、本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態による半導体製造装置の構成を示した縦断面図である。 図1に示した第1実施形態による半導体製造装置の横断面図である。 実施例1および比較例1による試料の構成を示した上面図である。 図3に示した試料の300−300線に沿った断面図である。 実施例1による試料の微結晶シリコン層の膜厚の測定結果を示した図である。 比較例1による試料の微結晶シリコン層の膜厚の測定結果を示した図である。 本発明の第1実施形態による半導体製造装置を用いて作製した光起電力装置の構造を示した断面図である。 本発明の第2実施形態による半導体製造装置の構成を示した縦断面図である。 図8に示した第2実施形態による半導体製造装置の横断面図である。 本発明の第1実施形態の第1の変形例による半導体製造装置の構成を示した縦断面図である。 図10に示した第1実施形態の第1の変形例による半導体製造装置の横断面図である。 本発明の第1実施形態の第2の変形例による半導体製造装置の構成を示した縦断面図である。 図12に示した第1実施形態の第2の変形例による半導体製造装置の横断面図である。 従来の一例による半導体製造装置の構成を示した縦断面図である。 図14に示した従来の一例による半導体製造装置の横断面図である。
符号の説明
1 反応室
1a 排気口
2 基板保持部
3 ガス供給部(ガス供給源)
4 触媒体
5 排気部(排気系)
5a 排気経路部
6、26、36 排気流抑制板(排気流抑制部材)
16 排気流抑制バルブ(バルブ、排気流抑制部材)

Claims (9)

  1. 排気口を有する反応室と、
    前記反応室内に設けられ、基板を保持するための基板保持部と、
    前記反応室内に設けられ、前記基板上に半導体層を形成するための原料ガスを供給するガス供給源と、
    前記排気口に接続され、前記反応室内から排気を行うための排気系と、
    少なくとも前記排気口の近傍に設けられ、前記反応室内から前記排気口への排気の流れを抑制するための排気流抑制部材とを備えた、半導体製造装置。
  2. 前記半導体層は、触媒CVD法により形成される、請求項1に記載の半導体製造装置。
  3. 前記排気流抑制部材は、前記反応室内から前記排気口への排気の流れを抑制する機能に加えて、前記反応室の内壁面に前記原料ガスによる生成物が付着するのを抑制する防着板としての機能も有する、請求項1または2に記載の半導体製造装置。
  4. 前記排気流抑制部材は、前記基板保持部および前記ガス供給源の周囲を取り囲むように配置されている、請求項3に記載の半導体製造装置。
  5. 前記排気流抑制部材は、前記反応室内から前記排気口への排気の流れを抑制する機能に加えて、前記反応室内の圧力を調整する機能も有するバルブを含む、請求項1または2に記載の半導体製造装置。
  6. 前記排気口は、前記ガス供給源の中心と前記基板の中心とを結ぶ直線に対して偏った位置に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体製造装置。
  7. 前記反応室内への前記原料ガスの吹き出し方向と、前記反応室の排気口からの排気方向とは、交差するように構成されている、請求項6に記載の半導体製造装置。
  8. 排気口を有する反応室と、
    前記反応室内に設けられ、基板を保持するための基板保持部と、
    前記反応室内に設けられ、前記基板上に半導体層を形成するための原料ガスを供給するガス供給源と、
    前記排気口に接続され、前記反応室内から排気を行うための排気系と、
    前記基板保持部および前記ガス供給源の周囲を取り囲むように配置され、前記反応室内から前記排気口への排気の流れを抑制するための排気流抑制部材とを備えた、半導体製造装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体製造装置により形成された実質的に真性な光電変換層を備える光起電力装置。
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