JP2005332143A - 歩行者検出警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者に面倒な操作を要求することなく、視界の悪い場合には視認困難な歩行者を早期に発見し、視界が良好な場合には比較的近距離の歩行者のみを発見して警告する。
【解決手段】歩行者が携帯する電波発信器の発する電波を検出して歩行者を発見し、運転者に警告する歩行者検出警報装置であって、視界良否を反映するヘッドライト照明強度の選択、又はワイパー速度の選択、又はそれらの選択の組み合わせに連動させて受信電波の検出レベルを視界が悪い場合は低い値に、視界良好な場合は高い値に切り換える。受信した電波の強度から歩行者までの距離を算出し、警告音の音量又は周期音の周期を変化させてその距離を運転者に知らせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両前方の歩行者を検出して運転者に警告を発する車載用の歩行者検出警報装置に関する。
夜間や雨天の走行においては前方視界が不明瞭であるために歩行者の発見が遅れて事故を起こすことがある。また、幼児等が突然、路地や停車中の車の間から飛び出して事故となることもある。
視界の悪い場合に歩行者を検出する装置としては、遠赤外線カメラやレーザレーダで捉えた画像を処理して歩行者を発見する装置が従来より存在する(例えば、特許文献1、2参照)。しかしながら、このような画像処理式の検出装置では、撮影した画像全体を画像処理して歩行者を検出するためにデータ処理量が膨大となる。このため高性能な処理が必要となり装置が高価になる。また、路地や障害物等に隠れた歩行者は発見できない問題もある。
これに対して幼児や老人等の交通弱者に携帯型の送信機を持たせ、その送信機の発する電波を受信機で受信して歩行者を早期に発見し、運転者に警告する装置が提案されている(例えば、特許文献3、4参照)。この装置では受信機側の検出レベルを手動で調整でき、その調整により検出可能な歩行者までの距離を変えることができる。更にその対向距離が車速によって自動調整される機能を備えたものもある(例えば、特許文献4参照)。
しかし、これらの装置では視界の良否が考慮されていないため、夜間などの視界が悪い場合でも昼間と同じ距離で警告がなされてしまう。視界が悪い状態を基準にして遠方の歩行者も検出できるように検出レベルを設定した場合には、視界が良い時に不必要な警告が多発する。運転者にとっては、視界の悪い場合には視認困難な距離にいる歩行者も早期に発見して警告され、視界の良好な場合には比較的近距離の歩行者のみ警告されるのが好ましいが、従来の装置ではそうした視界の良否が考慮されていないという問題があった。
特開2003−9140号公報 特開2000−3499号公報 実開昭55−73444号公報 実開昭59−140548号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その課題は、運転者に面倒な操作を要求することなく視界の悪い場合には遠方の歩行者も早期に発見して警告し、視界が良好な場合には比較的近距離の歩行者のみを発見して警告する車載用の歩行者検出警報装置を提供することにある。
前記課題を達成するための請求項1に記載の発明は、歩行者が携行する電波発信器の発する電波を検出して歩行者を早期に発見し運転者に警告する歩行者検出警報装置であって、前記電波の検出レベルを視界が悪い場合は低い値に、視界が良い場合は高い値にすることを特徴とする歩行者検出警報装置である。
歩行者検出警報装置の検出する電波の強度は歩行者までの距離の2乗に反比例して弱くなる。従って、視界が悪い場合に検出レベルを下げれば視認困難な遠方の歩行者まで検出でき、安全走行に寄与する。反対に視界が良好な場合に検出レベルを上げれば、近距離の歩行者のみ検出されて不必要な警告の多発を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の歩行者検出警報装置において、前記電波の検出レベルを運転者によるヘッドライトの照明強度の切り換え操作に連動して切り換えるようにしたことを特徴とする。
視界が悪い場合には運転者はヘッドライトの照明強度を強くし、視界良好な場合は照明強度を弱める。従って、その操作に連動して受信電波の検出レベルを切り換えるようにすれば、運転者が特別の操作をしなくても視界の良否に合わせた検出距離が自動設定される。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の歩行者検出警報装置において、前記電波の検出レベルを運転者によるワイパー旋回速度の切り換え操作に連動して切り換えるようにしたことを特徴とする。
強い雨で前方が見にくい場合には運転者はワイパー旋回速度を高速とし、弱い雨の場合には低速とし、雨がやめば停止させる。従って、その操作に連動して受信電波の検出レベルを切り換えるようにすれば、運転者が特別の操作をしなくても視界の良否に合わせた検出距離が自動設定される。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の歩行者検出警報装置において、前記電波の検出レベルを運転者によるヘッドライトの照明強度の切り換え操作とワイパー旋回速度の切り換え操作の組み合わせに連動して切り換えるようにしたことを特徴とする。
運転者は前方視界の良否によりヘッドライトの照明強度の切り換えを行ない、また雨により前方が見にくい場合にはその程度に合わせてワイパー旋回速度の切り換えを行なう。従って、この2つの操作の組み合わせに連動して受信電波の検出レベルを切り換えるようにすれば、運転者が特別の操作をしなくても視界の良否に合わせた検出距離が細かく多段に自動設定される。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の歩行者検出警報装置において、前記電波の検出レベルに応じて運転者に発する警告音の音量、又は周期音の周期を変えることを特徴とする。
電波の検出レベルと歩行者までの距離との間には一定の関係があるので、その関係を利用して歩行者までの距離を検出することができる。検出した距離を警告音の音量変化、周期音の周期変化で運転者に知らせるようにすれば、運転者はより安全な走行をすることが可能になる。
本発明に係る歩行者検出警報装置は車両に搭載して使用される装置であって、歩行者が携帯する電波発信器から発せられる電波を受信して歩行者を発見する方式を採用している。図2は、その方式を説明する図である。歩行者3、4、5は所定の周波数で一定強度の電波を発信する電波発信器6を携行している。
電波発信器6は図3に示すような回路構成を有するもので、乾電池等の直流電源7により駆動される発振回路8にて所定周波数の搬送波を発生し、送信アンテナ9より一定強度の電波を発信する。走行する車両1には後述する歩行者検出警報装置が搭載されており、電波発信器6の発する電波を受信して歩行者の存在を検出し運転者に警告する。電波受信を受信して歩行者を検出する方式を採用しているので、視界不良で視認困難な歩行者も発見できる他、駐車中の車両2の陰に隠れた歩行者4、交差する路地にいるため視認できない歩行者5も検出できる利点がある。
以下、歩行者検出警報装置の構成について実施形態に分けて説明する。
(第1の実施形態)
図4に、第1の実施形態に係る歩行者検出警報装置10の回路構成を示す。本実施形態の歩行者検出警報装置10は、受信アンテナ11、高周波増幅回路12、検波回路13、コンパレータCP1、警報音生成回路15、スピーカ16、基準電圧生成回路17、選択スイッチSW1を備えて構成される。
電波発信器6の発する電波は受信アンテナ11で受信され、高周波増幅回路12にて増幅される。高周波増幅回路12は、電波発信器6の発する電波の周波数と同じ周波数成分のみを増幅する同調型の高周波増幅回路である。高周波増幅回路12の出力交流電圧は、検波回路13で検波され、受信した電波の強度に比例する直流電圧Vrが生成される。
生成された直流電圧VrはコンパレータCP1の非反転入力端子に印加され、反転入力端子に印加される基準電圧Vrefと比較される。直流電圧Vrが基準電圧Vrefより大の場合にコンパレータCP1の出力Voutが高レベルとなる。出力Voutが高レベルになると警報音生成回路15にて警報音信号が生成され、スピーカ16にて音に変換されて運転者に知らされる。
基準電圧Vrefは、基準電圧生成回路17にて生成された電圧V1、V2、V3を選択スイッチSW1で選択したものである。基準電圧生成回路17は、一定電圧の直流基準電圧Vsを分圧抵抗R1〜R4にて分圧し電圧V1、V2、V3を生成する。選択スイッチSW1は、2連式の3点選択切り換えスイッチである。この選択スイッチSW1は、ヘッドライト制御回路18により制御されるヘッドライト19の照明強度切り換えスイッチを兼ねている。
選択スイッチSW1が「切」の位置にされた場合には、ヘッドライト19は消灯状態となり、基準電圧Vrefとして基準電圧生成回路17にて生成される一番高い電圧V3が選択される。選択スイッチSW1が「強」の位置にされた場合には、ヘッドライト19は一番明るい状態となり、基準電圧Vrefとして一番低い電圧V1が選択される。選択スイッチSW1が「弱」の位置にされた場合には、ヘッドライト19は中間の明るさとなり、基準電圧Vrefとして中間の電圧V2が選択される。
夜間などの前方視界が悪い状態では、運転者はヘッドライト19の照明強度として「強」を選択する。すると、2連式の選択スイッチSW1により基準電圧Vrefの値として一番低い電圧V1が自動的に選択される。基準電圧Vrefの値として一番低い電圧V1が選択されている状態では、受信電波の強度に比例する直流電圧Vrが低い値でもコンパレータCP1の出力Voutは高レベルとなって警告音が発せられる。電波発信器6の発する電波の強度は距離の2乗に反比例して減衰する。従って、「強」が選択された場合には、車両1から遠すぎて運転者に視認できない歩行者も検出されて警告が出される。その結果、運転者は徐行運転するなどして安全走行することができる。
反対に昼間などの視界が良好な状態では、運転者はヘッドライト19の照明強度として「切」を選択する。すると、2連式の選択スイッチSW1により基準電圧Vrefの値として一番高い電圧V3が自動的に選択される。基準電圧Vrefの値として一番高い電圧V3が選択されている状態では、受信電波の強度に比例する直流電圧Vrが高い値でないと警告は発せられない。従って、この場合には車両1から近い位置にいる歩行者3のみが検出されて警告が出される。これにより、視界が良好な場合に不必要な警告が多発することが防止される。
ヘッドライト19の照明強度として「弱」が選択された場合には、上記「強」と「弱」の中間の状態となり、車両1からの中程度の距離範囲内にいる歩行者が検出されて警告が出される。
このようにして本実施形態の歩行者検出警報装置10によれば、運転者によるヘッドライト19の照明強度の切り換え動作と連動して基準電圧Vrefの値の切り換えが行なわれる。従って、基準電圧生成回路17にて生成される電圧V1、V2、V3の値を希望する検出距離に合わせて調整しておけば、余分な操作をしなくても検出される歩行者までの距離が最適値に自動設定される効果を奏する。
(第2の実施形態)
図5に、第2の実施形態に係る歩行者検出警報装置10aの回路構成を示す。本実施形態の歩行者検出警報装置10aは、第1の実施形態に係る図4中の歩行者検出警報装置10と同じ回路構成となっている。異なる点は、2連式の3点選択スイッチSW1を、ワイパー23の旋回速度切り換えスイッチに兼用している点である。
ワイパー23の旋回速度はワイパー制御回路24により制御され、選択スイッチSW1により「高速」、「低速」、「切」の3段階に切り換えられる。「高速」が選択された場合には基準電圧Vrefの値として一番低い電圧V1が選択され、「切」が選択された場合には一番高い電圧電圧V3が選択され、「低速」が選択された場合には中間の電圧V2が選択される。
強い雨降りなどで前方視界が悪い場合にはワイパー23の旋回速度として運転者は通常、「高速」を選択する。その場合には検出できる歩行者までの距離が一番長くなって視認困難な歩行者も発見される。晴天で前方視界が良好な場合には「切」が選択される。この場合には、検出できる歩行者までの距離が短くなることから不必要な警告が多発することはない。「低速」が選択された場合は、それらの中間の状態となる。
このように前方視界の良否によりワイパー23の旋回速度が運転者によって切り換えられと、それに連動して基準電圧Vrefの値の切り換えが行なわれる。従って、第1の実施形態の場合と同様に、基準電圧生成回路17にて生成される電圧V1、V2、V3の値を希望する検出距離に合わせて調整しておけば、余分な操作をしなくても検出される歩行者までの距離が最適値に自動設定される効果を奏する。
(第3の実施形態)
図6に、第3の実施形態に係る歩行者検出警報装置20の回路構成を示す。第1、第2の実施形態では、歩行者が発見されたことが警告されるのみで歩行者までの距離を運転者は知ることができなかった。発見された歩行者までの距離が判明すればより安全な運転ができることから、本実施形態では発見された歩行者までのおおよその距離を運転者に知らせることを意図している。なお、本実施形態の歩行者検出警報装置20は図4に示した第1の実施形態の歩行者検出警報装置10と類似点が多いため、同一又は相当部分には同一符号を付して説明を繰り返さない。
第1の実施形態の歩行者検出警報装置10では、受信電波の強度に比例する直流電圧Vrの大きさをコンパレータCP1によりアナログ演算で判定した。これに対して本実施形態の歩行者検出警報装置20では、直流電圧Vrの大きさをディジタル演算にて判定する。そのために検波回路13の出力直流電圧VrをA/D変換器14にてディジタル値に変換してから制御回路22に入力している。制御回路22はディジタル演算が可能な回路で、マイクロコンピュータを用いて構成されている。
本実施形態も第1の実施形態の場合と同様に、受信電波の強度に比例した直流電圧Vrの大きさを判断する基準電圧Vrefの値の切り換えをヘッドライト19の照明強度の切り換えに連動して行なう。従って、ヘッドライト19の照明強度を「強」、「弱」、「切」の3段階に切り換える選択スイッチSW2の切り換え位置を制御回路22に入力している。なお、図中のダイオードD1〜D6は信号の回り込みを防止するためのものである。
次に、制御回路22の行なう制御を図7に示したフロー図で説明する。最初のステップS1では、選択スイッチSW2の切り換え状態を読み込む。次のステップS2では、読み込んだ選択スイッチSW2の切り換え位置に対応した基準電圧Vrefの値Vn(以下、選択された基準電圧と呼ぶ。)の値を図8の表に従って決定する。図8の表は、選択されたヘッドライトの照明強度と基準電圧Vrefとの関係を定めた表である。表中の電圧V1、V2、V3は、第1の実施形態における歩行者検出警報装置10の電圧V1、V2、V3に相当するもので、V3>V2>V1の関係にある。
続くステップS3では、選択された基準電圧Vnと検波回路13の出力直流電圧Vrの大小関係を判定する。Vr≦Vnであった場合は、選択された基準電圧Vnにより決まる距離以内に歩行者が存在しないことを意味するので警告を出すことなくステップS1に戻る。Vr>Vnであった場合は、選択された基準電圧Vnにより決まる距離以内に歩行者が存在することを意味するので警告を出すためにステップS4に移る。
ステップS4、S5は、歩行者までのおおよその距離を把握してその距離が近い程、大きな音量で警告音を発するためのフローである。ここで本実施形態では、歩行者までの距離Lと警告音の音量Voとの関係が図9に示すように直線的になるようにしている。即ち、A、Bを定数として、
Vo=A−B・L (1)式
なる関係をもたせる。
歩行者までの距離Lと受信電波の強度に比例した直流電圧Vrとの間には次の関係がある。
Vr=C/L2 (2)式
Cは定数である。(1)、(2)式より音量Voは次のように計算される。
Vo=A−D・Vr-1/2 (3)式
Dは定数である。VoとVrの関係を図にすると図9中の曲線Vrのようになる。
ステップS4では(3)式に従って音量Voを計算し、ステップS5にてその結果に従った音を警報音発生回路15に指示してスピーカ16から短時間発生させる。そして、再びステップS1に戻る。歩行者までの距離Lと警告音の音量Voが(1)式のような直線関係にあるため、その警告音の大きさにより運転者は歩行者までのおおよその距離Lを知ることができる。
なお、上記は距離Lにより音量Voを変化させたが、音量Voを変える代わりに周期音、例えば「ぴ−ぴ−ぴ−−−」という周期音の周期Tを変えるようにしてもよい。この場合の周期Tは、例えば次の式で計算するとよい。
1/T=A−B・L=A−D・Vr-1/2 (4)式
この計算式の場合には、周期音の周波数(1/T)と距離Lとが直線的な関係になる。従って、運転者は周期音の周期により歩行者までのおおよその距離Lを知ることができる。
このようにして本実施形態の歩行者検出警報装置20によれば、運転者によるヘッドライト19の照明強度の切り換え動作と連動して基準電圧Vrefの切り換えが行なわれる。従って、連動して切り換えられる基準電圧Vrefの電圧V1、V2、V3の値をその視界に対応する最適な検出距離に合わせて調整しておけば余分な操作を必要とせずに、検出される歩行者までの距離が最適値に自動設定される効果を奏する。また、その警告の際に、警告音の音量や周期音の周期変化によって歩行者までの距離が知らされるので、運転者はより安全な走行を行なうことが可能となる。
(第4の実施形態)
図10に、第4の実施形態に係る歩行者検出警報装置20aの回路構成を示す。本実施形態の歩行者検出警報装置20aは、第3の実施形態における歩行者検出警報装置20中の選択スイッチ2としてワイパー旋回速度の切り換えスイッチを兼用使用した点が異なるのみで回路構成は同じである。制御回路22の制御も第3の実施形態の場合と同じである。但し、ワイパーの旋回速度に対応して設定される基準電圧Vrefの値は図11に従って定める。この場合も、電圧V1、V2、V3は、V3>V2>V1の関係にある。
第3の実施形態で説明した(3)式、あるいは(4)式に従い警告音の音量、あるいは周期音の周期を変化させて検出された歩行者までのおおよその距離を運転者に知らせる制御も同じである。
従って、本実施形態の場合も第3の実施形態の場合と同様の効果が得られる。
(第5の実施形態)
図1に、第5の実施形態に係る歩行者検出警報装置30の回路構成を示す。第3、第4の実施形態においては、それぞれヘッドライトの照明強度、ワイパーの旋回速度の切り換えに連動して基準電圧Vrefの値を変化させたが、本実施形態においてはヘッドライトの照明強度とワイパーの旋回速度の選択の組み合わせに連動して基準電圧Vrefの値を変化させる。
このため図1に示すように、ヘッドライトの照明強度切り換え用の選択スイッチSW2と、ワイパーの旋回速度の切り換え用の選択スイッチSW3の状態を制御回路22に入力している。図1に示した回路構成が第3、第4の実施形態に係る図6、図10の回路構成と異なる点はこの構成部分のみである。
制御回路22の制御フローも、第3の実施形態で説明した図7のフローと同じである。但し、ヘッドライトの照明強度とワイパーの旋回速度の選択の組み合わせに対応する基準電圧Vrefの値は、図12に示す表によって決める。図中、電圧V1が一番低い電圧、電圧V9が一番高い電圧であり、その他の電圧はそれらの中間値である。
ヘッドライトの照明強度が「強」、ワイパーの旋回速度が「高速」を選択された場合が一番視界の悪い状態であり、その場合には基準電圧Vrefとして一番低い電圧V1が選択される。従って、この場合には検出できる歩行者までの距離が最大となり、視認困難な遠方に存在する歩行者も発見されて警告音が出される。
反対にヘッドライトの照明強度、ワイパーの旋回速度とが共に「切」とされるのは視界が一番良好な場合であり、そのときは基準電圧Vrefとして一番高い電圧V9が選択される。この場合には検出できる距離が最短となり、近い距離範囲内に存在する歩行者のみが発見されて警告が出される。
第3の実施形態で説明した(3)式、あるいは(4)式に従い、警告音の音量、あるいは周期音の周期を変化させて検出された歩行者までのおおよその距離を運転者に知らせる制御も同じである。
このように本実施形態では、ヘッドライトの照明強度とワイパーの旋回速度の選択の組み合わせに連動して基準電圧Vrefの値が細かく設定される。従って、連動して切り換えられる基準電圧Vrefの電圧V1〜V9の値をその視界状態に対応する最適な検出距離に合わせて調整しておけば、余分な操作をしなくても検出される歩行者までの距離が最適値に自動設定される効果を奏する。また、その警告の際に、検出された歩行者までの距離が警告音の音量や周期音の周期変化で知らされるので、運転者はより安全な走行を行なうことが可能となる。
第5の実施形態に係る歩行者検出警報装置の回路構成である。 歩行者検出警報装置により歩行者を発見する方式の説明図である。 歩行者の携行する電波発信器の構成例である。 第1の実施形態に係る歩行者検出警報装置の回路構成である。 第2の実施形態に係る歩行者検出警報装置の回路構成である。 第3の実施形態に係る歩行者検出警報装置の回路構成である。 第3の実施形態に係る制御回路22の制御フローである。 第3の実施形態に係るヘッドライト照明強度の選択と基準電圧Vrefとの対応関係を決める表である。 歩行者までの距離と音量、検波回路出力電圧との関係を示す図である。 第4の実施形態に係る歩行者検出警報装置の回路構成である。 第4の実施形態に係るワイパー旋回速度の選択と基準電圧Vrefとの対応関係を決める表である。 第5の実施形態に係るヘッドライト照明強度及びワイパー旋回速度の選択の組み合わせと基準電圧Vrefとの対応関係を決める表である。
符号の説明
図面中、1は車両、3、4、5は歩行者、6は電波発信器、10、10a、20、20a、30は歩行者検出警報装置、13は検波回路、19はヘッドライト、23はワイパーを示す。

Claims (5)

  1. 歩行者が携行する電波発信器の発する電波を検出して歩行者を早期に発見し運転者に警告する歩行者検出警報装置であって、前記電波の検出レベルを視界が悪い場合は低い値に、視界が良い場合は高い値にすることを特徴とする歩行者検出警報装置。
  2. 請求項1に記載の歩行者検出警報装置において、前記電波の検出レベルを運転者によるヘッドライトの照明強度の切り換え操作に連動して切り換えるようにしたことを特徴とする歩行者検出警報装置。
  3. 請求項1に記載の歩行者検出警報装置において、前記電波の検出レベルを運転者によるワイパー旋回速度の切り換え操作に連動して切り換えるようにしたことを特徴とする歩行者検出警報装置。
  4. 請求項1に記載の歩行者検出警報装置において、前記電波の検出レベルを運転者によるヘッドライトの照明強度の切り換え操作とワイパー旋回速度の切り換え操作の組み合わせに連動して切り換えるようにしたことを特徴とする歩行者検出警報装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の歩行者検出警報装置において、前記電波の検出レベルに応じて運転者に発する警告音の音量、又は周期音の周期を変えることを特徴とする歩行者検出警報装置。

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