JP2005330998A - 等速ジョイントの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラ部材の内径部に沿って並べられた複数の転動体間に発生した周クリアランスが不均一であっても複数の転動体を間隙に沿って円滑に圧入することにある。
【解決手段】複数の転動体28a〜28cを除いた全数の転動体28がローラ部材30の内径部40に沿って複数の転動体群に分割して並べられ、続いて、前記除かれた複数の転動体28a〜28cが周方向にそれぞれ分散されて第1〜第3カム溝48a〜48cに配置された後、矢印A方向に回転するカム52の第1〜第3押圧面50a〜50cによって半径外方向に押圧されることにより、ローラ部材30の内径部40の横方向から転動体間の第1〜第3間隙56a〜56cに同時に圧入される。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、自動車の駆動力伝達部において、一方の伝達軸と他方の伝達軸とを連結させる等速ジョイントの製造方法に関する。
従来より、自動車の駆動力伝達部では、一方の伝達軸と他方の伝達軸とを連結し回転力を各車軸へと伝達する等速ジョイントが用いられている。
この種の従来技術に係る等速ジョイントとして、特許文献1には、ローラ1の円筒内周面2の軸方向両端部に、転動体3(コロ、ニードル等)の抜けを防止する一組の鍔部(図示せず)を形成し、この円筒内周面2の一組の鍔部間に、全数よりも1個少ない複数の転動体3を環状に一連に並べ、この一連の転動体3の両端の2個の間にできた隙間の最小間隔d2と転動体2の直径d1との関係をd2<d1となるように設定すると共に、その差(d1−d2)を数μm〜数十μmの締め代(圧入代)とし、前記隙間に最後の1個の転動体3aをローラ1の円筒内周面2の半径外方向から圧入して、ローラ1の円筒内周面2に沿って複数の転動体3を一連に装着する技術的思想が開示されている(図20参照)。
このようにしてローラ1の円筒内周面2に沿って複数の転動体3を一連に並べる方法は、キーストン法と呼ばれ、ローラ1と転動体3とがばらけない組立体として一体化して同時に脚軸に組み付けることができるとしている。
特開平10−184717号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示された転動体の組み付け方法を適用し、ローラ1の円筒内周面2の一組の鍔部間に対して全数よりも1個少ない複数の転動体3を環状に一連に並べる作業を、手作業ではなく、例えば、周方向に回転するローラ1の円筒内周面2に沿ってカム等の図示しない機械的手段によって転動体3を1個ずつ順序に一連に並べようとすると、円筒内周面2に沿って並べられた複数の転動体3間に周方向のクリアランスが発生する場合があり、あるいは円筒内周面2に沿って並べられた複数の転動体3間に発生するクリアランスが不均一となる場合がある。
従って、このようして環状に一連に並べられた複数の転動体3の両端の隙間に最後の1個の転動体3aをローラ1の円筒内周面2の半径外方向から圧入しようとしても、前記クリアランスに起因して予め設定されている圧入代よりも大きな圧入代となっているため、最後の1個の転動体3aを圧入することが困難となり、又は無理に圧入することができたとしても転動体3、3aが変形するという不具合がある。
さらに、前記特許文献1に開示された転動体の組み付け方法では、図20に示されるように、隙間内に最後の1本の転動体3aを圧入する際、外径方向に向かう押圧力(圧入力)が前記最後の1本の転動体3aに集中するため、ローラ1の外周部に前記押圧力を受容するための受け部材4が必要となる。この結果、組み付け装置を構成する部品点数が増大して製造コストが高騰するという問題がある。
本発明の一般的な目的は、ローラ部材の内径部に沿って並べられた複数の転動体間に周方向クリアランスが発生し、あるいは発生した周方向クリアランスが不均一であっても複数の転動体を間隙に沿って円滑に圧入することが可能な等速ジョイントの製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、圧入する際の押圧力を分散してローラ部材に対する転動体の組立作業性を向上させて製造コストをより一層低減することが可能な等速ジョイントの製造方法を提供することにある。
この項では、理解の容易化のために添付図面中の符号にかっこを付けて説明する。但し、この項に記載した内容がその符号を付けたものに限定して解釈されるものではない。
本発明は、所定間隔離間し軸線方向に沿って延在する複数の案内溝(18a〜18c)が内周面に設けられ一方の伝達軸に連結される筒状のアウタ部材(12)と、前記案内溝に向かって膨出する複数のトラニオン(26a〜26c)と、前記案内溝に接触し前記トラニオンに外嵌されるリング状のローラ部材(30)と、前記トラニオンと前記ローラ部材との間に転動自在に介装される複数の転動体(28)とを備えるトリポート型の等速ジョイントの製造方法において、
前記ローラ部材(30)の内径部(40)の軸線方向に沿った両端部には、半径内方向に向かって突出し前記転動体を保持する第1及び第2フランジ部(42、44)が形成され、
複数の転動体(28a〜28c)を除いた全数の転動体(28)が前記ローラ部材の内径部に沿って並べられ、続いて、前記除かれた複数の転動体(28a〜28c)が周方向にそれぞれ分散されて内径部(40)の半径外方向に沿って転動体間の間隙(56a〜56c)に同時に圧入されることを特徴とする。
この場合、前記除かれた複数の転動体をカムのカム溝に挿入した後、所定方向に回転する前記カムの押圧面によって半径外方向にそれぞれ押圧することにより間隙に同時に圧入するとよい。前記除かれた複数の転動体を前記カムの回転によって間隙内に容易に同時に圧入することができる。なお、前記除かれた複数の転動体は、周方向に沿って等角度離間した状態に配置されてそれぞれ同時に圧入されることにより、転動体が圧入されるときの押圧荷重が分散されると共に、それぞれの荷重が打ち消しあって好適である。
また、前記除かれた複数の転動体を、ピンによって軸支された一対の把持爪を有するアームによってそれぞれ同時に圧入し、あるいは、ローラ部材の内径部の軸線方向に沿って変位する治具によってそれぞれ同時に圧入するとよい。
本発明によれば、複数の転動体を除いた全数の転動体がローラ部材の内径部に沿って並べられた後、前記除かれた複数の転動体が周方向に沿って個々に分散されて配置され、さらにローラ部材の内径部に対して半径外方向(軸線と直交する横方向)に沿って転動体間の間隙内に圧入されているため、ローラ部材に対する転動体の組立作業性を向上させ、製造コストをより一層低減することができる。
この場合、周方向に沿って分散された個々の転動体を転動体間の間隙内に圧入するとき、前記間隙と近接する間隙との間に既に並べられている転動体の個数が従来技術と比較して少ないため、内径部内に既に並べられていた隣接する転動体同士を接近させる力が容易に働き、複数の間隙に対して個々の転動体がそれぞれ円滑に圧入される。
従って、本発明では、複数の転動体を除いた全数の転動体がローラ部材の内径部に沿って並べられたとき、隣接する転動体の周方向に沿った間に周方向クリアランスが発生し、あるいは、不均一な周方向クリアランスが発生したときであっても、除かれた複数の転動体がそれぞれ間隙に対して円滑に圧入される。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、ローラ部材の内径部に沿って並べられた複数の転動体間に周方向クリアランスが発生し、あるいは発生した周方向クリアランスが不均一であっても複数の転動体を間隙に沿ってそれぞれ円滑に圧入することができる。
また、圧入する際の押圧力を分散してローラ部材に対する転動体の組立作業性を向上させて製造コストをより一層低減することができる。
本発明に係る等速ジョイントの製造方法について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において参照符号10は、本発明の実施の形態に係る等速ジョイントの製造方法によって製造されたトリポート型の等速ジョイントを示し、この等速ジョイント10は、図示しない第1軸の一端部に一体的に連結されて開口部を有する筒状のアウタカップ(アウタ部材)12と、第2軸14の一端部に固着されてアウタカップ12の孔部内に収納されるインナ部材16とから基本的に構成される。
前記アウタカップ12の内壁面には、図1に示されるように、軸線方向に沿って延在し、軸心の回りにそれぞれ120度の間隔をおいて3本の案内溝18a〜18cが形成される(但し、案内溝18b、18cは図示するのを省略している)。前記案内溝18a〜18cは、断面が曲線状に形成された天井部20と、前記天井部20の両側に相互に対向し断面円弧状に形成された摺動部22a、22bとから構成される。
第2軸14にはリング状部分を含むスパイダ24が連結され、前記スパイダ24の外周面には、それぞれ案内溝18a〜18cに向かって膨出し軸心の回りに120度の間隔をおいて3本のトラニオン26a〜26cが一体的に形成される(但し、トラニオン26b、26cは、図示するのを省略している)。
前記トラニオン26a(26b、26c)の外周部には、複数本の転動体28を介してリング状のローラ部材30が外嵌される。なお、転動体28は、例えば、ニードル、ころ等を含む転がり軸受けであればよい。
前記ローラ部材30の外周面は、図2に示されるように、摺動部22a、22bに面接触するように前記摺動部22a、22bの断面形状に対応して形成された円弧状面部32と、前記円弧状面部32から第1面34に連続する第1環状傾斜面部36aと、前記円弧状面部32から第2面38に連続する第2環状傾斜面部36bとから構成される。
また、ローラ部材30の内周には、一定の直径からなり、転動体28の転動面として機能する内径部40が形成される。前記内径部40の上部(一方の端部)には、半径内方向に所定長だけ突出して形成された環状の第1フランジ部42が一体的に設けられ、一方、前記第1フランジ部42と反対側の内径部40の下部(他方の端部)には、半径内方向に所定長だけ突出して形成された環状の第2フランジ部44が一体的に設けられる。従って、ローラ部材30の内径部40内に装着された転動体28は、前記第1フランジ部42と第2フランジ部44とによって上下方向から保持される。
なお、前記第1フランジ部42及び第2フランジ部44は、図1及び図2に示されるようにローラ部材30に一体的に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、ローラ部材30の内径部40に形成された環状溝(図示せず)を介して装着される図示しないワッシャ等の保持機構を用いて転動体28を上下方向から保持するように構成するとよい。この場合、前記ワッシャは、上下方向の一方のみ、あるいはその両方で用いられるとよい。
ローラ部材30の内径部40と第1フランジ部42及び第2フランジ部44との境界部分には、図2に示されるように、前記内径部40の壁面に対して潤滑材(グリース)が塗布されたときに、油溜まり部として機能する環状溝部46a、46bが形成される。
前記ローラ部材30の内径部40には、複数本の転動体28が周方向に沿って略平行に並設され、前記転動体28は、後述するように、内径部40の両端部に半径内方向に向かって突出する第1フランジ部42と第2フランジ部44とによって該内径部40から分離・脱落しないように保持される。なお、ローラ部材30の内径部40に沿って装填される複数の転動体28は、それぞれ略同一の直径を有し、略同一形状に形成されているものとする。また、トラニオン26a(26b、26c)は、外径が一定の円柱状に形成される。
本実施の形態に係る等速ジョイントの製造方法によって製造された等速ジョイント10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果について説明する。
先ず、等速ジョイント10の第1の組立方法(ローラ部材30の内径部40に対する複数の転動体28の組み付け方法)について説明する。
ローラ部材30の内径部40内に3本を除いた全数(所定数)の転動体28を装填する。この場合、例えば、図3に示されるように、周方向に沿って等角度離間する第1〜第3カム溝48a〜48cと前記第1〜第3カム溝48a〜48cに連続する断面円弧状の第1〜第3押圧面50a〜50cとを有し図示しない回転駆動手段を介して矢印A方向に回転自在に設けられたカム52と、転動体28の装填状況に応じてローラ部材30を矢印B方向に所定角度ずつ回動させる図示しない回動手段(例えば、ステップモータ等)とを備える転動体装填装置を用いる。
図示しない複数のシューターを介して搬送された3本の転動体28が第1〜第3カム溝48a〜48cに略同時に挿入され(図3参照)、続いて、前記カム52が矢印A方向に回転することにより前記第1〜第3カム溝48a〜48cに連続する第1〜第3押圧面50a〜50cによって前記3本の転動体28が略同時に半径外方向に押圧されてローラ部材30の内径部40に装填される。
カム52の第1〜第3押圧面50a〜50cによって半径外方向に押圧される際、前記3本の転動体28は、ローラ部材30が載置される図示しないステージ上に形成された案内溝54a〜54cのガイド作用によって円滑に半径外方向に沿って変位する。
なお、ローラ部材30の内径部40の壁面には、予め、潤滑剤(例えば、グリース等)が塗布されており、ローラ部材30の内径部40内に押圧された転動体28は、前記潤滑剤によって内径部40に係止される。
前記3本の転動体28がローラ部材30の内径部40に装填された後、図示しない回動手段の付勢作用下に前記ローラ部材30を矢印B方向に所定角度ずつ回動させながらこのような工程を順次繰り返すことにより、3本の転動体28a〜28cを除いた全数の転動体28がローラ部材30の内径部40内に順次装填される(図4及び図5参照)。その際、図5に示されるように、前記ローラ部材30の内径部40に沿って配置された複数の転動体28は、周方向に沿って離間する第1〜第3間隙56a〜56cによって3組の転動体群に分割される。換言すると、円弧状に配列された3組の転動体群の終端の転動体28同士の間で第1〜第3間隙56a〜56cがそれぞれ形成される。
この場合、前記転動体群を構成する隣接する転動体28間には、図5に示されるように、周方向クリアランスCが発生する場合があると共に、前記周方向クリアランスCは、それぞれ、アトランダムで不均一に形成される。
なお、前記3本を除いた全数の転動体28を図示しない転動体装填装置を用いて一括して装填してもよい。また、前記ローラ部材30の内径部40内に装填された複数の転動体28を前記潤滑剤によって保持してもよいし、あるいは、図示しない他の機械的又は物理的な保持手段によって保持してもよい。例えば、ローラ部材30の内径部40内に装填された複数の転動体28を図示しない磁石の磁力によって保持する等の方法がある。さらに、前記カム52のみを矢印A方向に沿って回転させてローラ部材30を静止させた状態で転動体28を装填してもよい。
3本の転動体28a〜28cを除いた全数(図6及び図7中では全数として21本装填されているがこれに限定されるものではない)の転動体28がローラ部材30の内径部40に沿って円弧状の3組の転動体群に配置された後、残りの3本の転動体28a〜28cが第1〜第3間隙56a〜56cに対してローラ部材30の内径部40の半径外方向(横方向)に沿ってカム52によって圧入される(図5〜図7参照)。前記残りの3本の転動体28a〜28cが第1〜第3間隙56a〜56cに対して圧入された後、前記3本の転動体28a〜28cを含む複数の転動体28は、隣接する転動体間で周方向クリアランスCを有した状態でローラ部材30の内径部40に沿って環状に並べられ、キーストン効果が発生可能な状態に配置される(図7参照)。
すなわち、前記第1〜第3間隙56a〜56cに対する3本の転動体28a〜28cの圧入は、例えば、図5に示されるように、カム52を矢印A方向に回転させて、第1〜第3カム溝48a〜48cに連続する第1〜第3押圧面50a〜50cによって残りの転動体28a〜28cを第1〜第3間隙56a〜56cに向けて半径外方向に押圧することにより略同時に遂行される。なお、第1〜第3間隙56a〜56cの最小間隔d2と転動体28a〜28cの直径d1との関係は、従来技術と同様に、d2<d1となるように設定されている。
このようにしてローラ部材30の内径部40内に装填された全数の転動体28、28a〜28cは、第1フランジ部42と第2フランジ部44との間で上下方向に好適に保持されると共に、キーストン効果が発生することによってローラ部材30の内径部40からの分離・脱落が阻止される。
なお、図8に示されるように、前記キーストン効果によって全数の転動体28、28a〜28cが周方向に沿って一連に保持された場合、転動体28、28a〜28cの外周面とローラ部材30の内径部40の内壁との間には、径方向のクリアランスHが形成される。また、図8において、二点鎖線Kは、隣接する転動体28、28a〜28c同士の各接触点を結んだ仮想円を示す。
第1の組立方法では、ローラ部材30の内径部40に沿って配置される複数の転動体28が3組の転動体群(6本の転動体28によって構成される)に分割され、その転動体群を構成する隣接する転動体28間の周方向クリアランスCが発生し、あるいは前記発生した周方向クリアランスCが不均一であっても、転動体28を変形させることがなく第1〜第3間隙56a〜56cに対して3本の転動体28a〜28cを円滑に圧入することができる。
すなわち、図20に示される従来技術では、最後の1本の転動体3aを除いた複数の転動体3によって一連の転動体群が構成され、前記一連の転動体群の間に不均一なクリアランスが発生すると、該一連の転動体群の終端によって形成される間隙が狭小となり、予め設定された圧入代より大きな圧入代となって、最後の1本の転動体3aを前記間隙に圧入することができない場合がある。その際、圧入荷重を増大させて最後の1本の転動体3aを無理に圧入しようとすると、圧入する最後の転動体3a又は圧入される側の転動体3が変形する場合がある。
これに対して第1の組立方法では、最後の3本を除いた全数の転動体を3組に分割された転動体群に構成しているため一つの転動体群を構成する転動体28の本数が減少することにより、圧入するときに隣接する転動体28を接近させる力が容易に作用して転動体28間の周方向クリアランスCを極力小さくさせることができる。
例えば、図9に示されるように、最後の1個の転動体28aのみを圧入する比較例において、前記転動体28aが圧入される単一の間隙56aと約180度だけ周方向に移動した位置に転動体28C、28D間の周方向クリアランスC1が形成されている場合、前記最後の1個の転動体28aを圧入する際の押圧力Lは、間隙56aを構成する隣接転動体28A、28Bによって押圧力L1、L2に分岐して周方向に沿って並べられた複数の転動体28に沿って順々に伝達されるため、前記隣接転動体28A、28Bから一番遠い位置にある転動体28C、28D間に前記押圧力L1、L2が作用して前記周方向クリアランスC1が零となり、あるいは狭小となることが困難である。
一方、本実施の形態では、図10に示されるように、周方向に沿って分散された個々の転動体28a〜28cを転動体間の第1〜第3間隙56a〜56c内にそれぞれ圧入するとき、前記第1間隙56aと近接する第2間隙56b(第3間隙56c)との間に既に並べられている転動体28(転動体群)の個数が前記比較例と比較して少なく、且つ分岐した押圧力L1、L2が互いに接近する方向に作用して内径部40内に既に並べられていた隣接する転動体28、28同士を接近させる力が容易に働き(図10の二点鎖線参照)、隣接する転動体28、28同士によって形成される周方向クリアランスCを零あるいは狭小とし、複数の間隙(56a〜56c)に対して個々の転動体28a〜28cをそれぞれ円滑に圧入することができる。
従って、第1の組立方法では、転動体群を構成する隣接する転動体28間の周方向クリアランスCが発生し、あるいは前記発生した周方向クリアランスCが不均一であっても、3つに分割された転動体群の終端によって構成される第1〜第3間隙56a〜56cが狭小となることを抑制して予め設定された圧入代に近づけることができる。
また、第1の組立方法では、図示しない複数のシューターを介して複数の転動体28を略同時に供給すると共に、最後の3本に転動体28a〜28cを略同時に圧入することができるため、最後の1本のみを圧入する従来技術と比較してサイクルタイムを短縮することができる。
さらに、第1の組立方法では、圧入するときの押圧荷重が1箇所に集中することがなく、複数箇所に分散させることができるため、従来技術のような受け部材4が不要となる。従って、組み付け装置の部品点数を削減して製造コストを低減させることができる。この場合、第1の組立方法では、最後に圧入される複数本の転動体(28a〜28c)の配置角度によって、圧入するときの押圧荷重が相互に打ち消し合うように作用させることもできる。
前記第1の組立方法では、最後に圧入される転動体28a〜28cの本数が3本に設定されているが、これに限定されるものではなく、2本以上の複数であればよい。
例えば、図11に示されるように、転動体全数を21本とし、圧入される転動体28a〜28fの本数を6本に設定することにより転動体群の本数(図11では3本)を削減して周方向クリアランスCを容易に零とすることができる。この場合、最後に圧入される本数に対応してカム52に形成されるカム溝の個数が設定されるとよい。
さらに、図12に示されるように、2本の転動体28a、28bが圧入される第1間隙56aと第2間隙56bとの間に配置される転動体群の本数は、例えば、7本(I〜VII)と6本(I〜VI)のように均等でなくてもよい。
なお、図13及び図14に示されるように、前記カム52に代替して、ピン58によって回動自在に軸支された一対の把持爪60a、60bを有する複数のアーム62a〜62cによって最後の3本の転動体28a〜28cを把持した状態で圧入するようにしてもよい。前記アーム62a〜62cは、XYZ軸を含む多軸に沿って変位する図示しないロボットアームに連結される。
このようにしてローラ部材30の内径部40から複数の転動体28、28a〜28cの分離・脱落が阻止されたローラ組立体が構成された後、前記ローラ組立体は、トラニオン26a〜26cの軸線方向に沿って挿入されてスパイダ24に組み付けられる。さらに、図1に示されるように、ローラ組立体を含むスパイダ24がアウタカップ12の孔部内に挿入されて、該ローラ組立体がアウタカップ12の内壁面に形成された3本の案内溝18a〜18cに沿って摺動自在に組み付けられる。
次に、ローラ部材30の内径部40に対する転動体28の第2の組立方法を図15〜図17に示す。
この第2の組立方法では、ローラ部材30の内径部40の軸線方向に沿って昇降する治具64を用いて最後の3本の転動体28a〜28cを圧入している点で第1の組立方法と異なる。
前記治具64は図示しない昇降手段に連結された円柱体からなり、前記円柱体の端部には先端部側に向かって徐々に縮径するテーパ面66が形成され、前記テーパ面66には、軸線方向に沿って延在し且つ周方向に沿って等角度離間する断面円弧状の係合溝68a〜68cが3箇所形成されている。前記係合溝68a〜68cは、図17に示されるように、転動体28の外周面に対応する横断面円弧状の円弧面からなり、且つ、図15に示されるように、溝底面が転動体28に対応して所定角度傾斜し先端部に向かって溝の深さが徐々に増大するように形成されている。
この場合、ローラ部材30を保持するホルダ70の凸部72上に最後の3本の転動体28a〜28cが所定角度傾斜した状態で装填され、続いて、治具64を矢印D方向に向かって下降させることにより、前記最後の3本の転動体28a〜28cが治具64のテーパ面66に形成された係合溝68a〜68cに係合して半径外方向(矢印E方向)に向かって押圧され、第1〜第3間隙56a〜56c内に円滑に圧入される。
第2の組立方法では、治具64を用いることにより組立装置の耐久性を向上させることができる利点がある。また、転動体を傾斜した状態で装填することにより、前記転動体の外周面と治具の係合溝との接触が線接触から徐々に面接触となり、該転動体をより一層円滑に圧入することができる。
次に、第3の組立方法を図18及び図19に示す。
この第3の組立方法では、第1の組立方法のような3つの分割された転動体群を構成することがなく、図18に示されるように、ローラ部材30の内径部40に沿って最後の3本の転動体28a〜28cを除いた全数の転動体28をアトランダムに一括して挿入した後、図示しないバイブレーション手段を介してローラ部材30を周方向(矢印F1及びF2方向)に沿って微小距離だけ振動させる。続いて、図19に示されるように、前記治具64を用いて最後の3本の転動体28a〜28cを圧入することにより、ローラ部材30の内径部40に対する転動体28の装填作業が完了する。
第3の組立方法では、ローラ部材30の内径部40に沿って最後の3本の転動体28a〜28cを除いた全数の転動体28をアトランダムに一括して挿入しているためサイクルタイムが短縮され、しかも、最後の3本の転動体28a〜28cを除いた全数の転動体28をローラ部材30の内径部40に沿って並べるときに複雑且つ特別な機械的動作が不要となることから、組立作業を効率的に遂行することができる利点がある。
なお、前記第1〜第3の組立方法によって組み付けられたローラ部材30は、スパイダ24のトラニオン26a〜26cに装着された後、アウタカップ12の案内溝18a〜18cに沿って組み付けられる。
本発明の実施の形態に係る等速ジョイントの製造方法によって製造された等速ジョイントの軸線と直交する方向に沿った部分拡大縦断面図である。 図1に示す等速ジョイントを構成するローラ部材の縦断面図である。 ローラ部材の内径部に対する複数の転動体を組み付ける第1の組立方法を示す横断面説明図である。 カムによって転動体がローラ部材の内径部に沿って配置された状態を示す横断面説明図である。 最後の3本の転動体がカム溝に装填された状態を示す横断面説明図である。 前記最後の3本の転動体がカムの押圧面によって圧入された状態を示す横断面説明図である。 前記最後の3本の転動体が間隙内に圧入された後、複数の転動体がローラ部材の内径部内に装填された状態を示す横断面説明図である。 ローラ部材の内径部内に装填された複数の転動体が前記内径部の内壁との間で径方向クリアランスHを有しながらキーストン効果を発揮した状態を示す横断面説明図である。 比較例に係る組立方法であって、最後の1本の転動体を間隙に圧入したときの押圧力の作用状態を示す横断面説明図である。 本実施の形態に係る第1の組立方法であって、周方向に分散して配置された3本の転動体を間隙に圧入したときの押圧力の作用状態を示す横断面図である。 本実施の形態に係る第1の組立方法であって、周方向に分散して配置された6本の転動体を間隙に圧入する状態を示す横断面図である。 本実施の形態に係る第1の組立方法であって、圧入される2本の転動体によって分割された転動体群が均一でない状態を示す横断面図である。 前記カムに代替してアームによって最後の3本の転動体を圧入する状態を示す横断面説明図である。 前記カムに代替してアームによって最後の3本の転動体を圧入する状態を示す横断面説明図である。 ローラ部材の内径部の軸線方向に沿って昇降する治具を用いた第2の組立方法を示す縦断面説明図である。 前記治具に形成された係合溝によって転動体が圧入される状態を示す縦断面説明図である。 図16のXVII−XVII線に沿った横断面図である。 ローラ部材の内径部に沿って複数の転動体をアトランダムに配置した第3の組立方法を示す横断面説明図である。 図15に示される治具を用いて、最後の3本の転動体を圧入する状態を示す横断面説明図である。 従来技術に係る等速ジョイントにおいて、ローラの円筒内周面への転動体の圧入方法を示す横断面図である。
符号の説明
10…等速ジョイント 16…インナ部材
18a〜18c…案内溝 26a〜26c…トラニオン
28、28a〜28f、28A〜28D…転動体
30…ローラ部材 40…内径部
42、44…フランジ部 48a〜48c…カム溝
50a〜50c…押圧面 52…カム
54a〜54c…案内溝 56a〜56c…間隙
58…ピン 60a、60b…把持爪
62a〜62c…アーム 64…治具
66…テーパ面 68a〜68c…係合溝
70…ホルダ

Claims (6)

  1. 所定間隔離間し軸線方向に沿って延在する複数の案内溝が内周面に設けられ一方の伝達軸に連結される筒状のアウタ部材と、前記案内溝に向かって膨出する複数のトラニオンと、前記案内溝に接触し前記トラニオンに外嵌されるリング状のローラ部材と、前記トラニオンと前記ローラ部材との間に転動自在に介装される複数の転動体とを備えるトリポート型の等速ジョイントの製造方法において、
    前記ローラ部材の内径部の軸線方向に沿った両端部には、半径内方向に向かって突出し前記転動体を保持する第1及び第2フランジ部が形成され、
    複数の転動体を除いた全数の転動体が前記ローラ部材の内径部に沿って並べられ、続いて、前記除かれた複数の転動体が周方向にそれぞれ分散されて内径部の半径外方向に沿って転動体間の間隙に同時に圧入されることを特徴とする等速ジョイントの製造方法。
  2. 請求項1記載の製造方法において、
    前記除かれた複数の転動体は、カムのカム溝に挿入された後、所定方向に回転する前記カムの押圧面によって半径外方向に押圧されることにより間隙にそれぞれ同時に圧入されることを特徴とする等速ジョイントの製造方法。
  3. 請求項1記載の製造方法において、
    前記除かれた複数の転動体は、ピンによって軸支された一対の把持爪を有するアームによってそれぞれ同時に圧入されることを特徴とする等速ジョイントの製造方法。
  4. 請求項1記載の製造方法において、
    前記除かれた複数の転動体は、ローラ部材の内径部の軸線方向に沿って変位する治具によってそれぞれ同時に圧入されることを特徴とする等速ジョイントの製造方法。
  5. 請求項1記載の製造方法において、
    前記複数の転動体を除いた全数の転動体がローラ部材の内径部に沿って並べられたとき、隣接する転動体の周方向に沿った間には、不均一な周方向クリアランスを有することを特徴とする等速ジョイントの製造方法。
  6. 請求項1記載の製造方法において、
    前記除かれた複数の転動体は、周方向に沿って等角度離間した状態に配置されてそれぞれ同時に圧入されることを特徴とする等速ジョイントの製造方法。
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