JP4253645B2 - 等速ジョイントの製造方法 - Google Patents

等速ジョイントの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4253645B2
JP4253645B2 JP2005126719A JP2005126719A JP4253645B2 JP 4253645 B2 JP4253645 B2 JP 4253645B2 JP 2005126719 A JP2005126719 A JP 2005126719A JP 2005126719 A JP2005126719 A JP 2005126719A JP 4253645 B2 JP4253645 B2 JP 4253645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling elements
roller member
inner diameter
diameter portion
along
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005126719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006300290A (ja
Inventor
彰一 中尾
勉 川勝
雅紀 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005126719A priority Critical patent/JP4253645B2/ja
Publication of JP2006300290A publication Critical patent/JP2006300290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4253645B2 publication Critical patent/JP4253645B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Description

本発明は、例えば、自動車の駆動力伝達部において、一方の伝達軸と他方の伝達軸とを連結させる等速ジョイントの製造方法に関する。
従来より、自動車の駆動力伝達部では、一方の伝達軸と他方の伝達軸とを連結し回転力を各車軸へと伝達する等速ジョイントが用いられている。
この種の従来技術に係る等速ジョイントとして、特許文献1には、ローラ1の円筒内周面2の軸方向両端部に、転動体3(コロ、ニードル等)の抜けを防止する一組の鍔部(図示せず)を形成し、この円筒内周面2の一組の鍔部間に、全数よりも1個少ない複数の転動体3を環状に一連に並べ、この一連の転動体3の両端の2個の間にできた隙間の最小間隔d2と転動体2の直径d1との関係をd2<d1となるように設定すると共に、その差(d1−d2)を数μm〜数十μmの締め代(圧入代)とし、前記隙間に最後の1個の転動体3aをローラ1の円筒内周面2の半径外方向から圧入して、ローラ1の円筒内周面2に沿って複数の転動体3を一連に装着する技術的思想が開示されている(図8参照)。
このようにしてローラ1の円筒内周面2に沿って複数の転動体3を一連に並べる方法は、キーストン法と呼ばれ、ローラ1と転動体3とがばらけない組立体として一体化して同時に脚軸に組み付けることができるとしている。
特開平10−184717号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示された転動体の組み付け方法において、キーストン効果を発生させるためには、隙間内に圧入する最後の1本の転動体の圧入代を確保するために、ローラの内周側の内径公差と転動体の外径公差とを、それぞれできるだけ小さく設定する必要がある。
仮に、前記公差(内径公差及び外径公差)を大きく設定した場合、圧入代が零となって圧入とはならない場合や、またこれとは反対に圧入代が大きくなりすぎて圧入できない場合、あるいは圧入できたとしても転動体が変形する場合がある。
また、前記公差を小さく設定しようとすると、ローラの内周面等における加工の困難さを伴い、製造コストが高騰するという問題がある。
さらに、前記隙間に対して最後の1本の転動体を圧入するために、ローラユニットの組立の困難性を伴い、組立コストが増大するという問題がある。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、ローラ部材の内径面に対して複数の転動体がキーストン効果によって保持されることを確保しながら、転動体の外径公差及びローラ部材の内径公差に影響されることがなく、ローラ部材に対する転動体の組立作業性を向上させて製造コストをより一層低減することが可能な等速ジョイントの製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、所定間隔離間し軸線方向に沿って延在する複数の案内溝が内周面に設けられ一方の伝達軸に連結される筒状のアウタ部材と、前記案内溝に向かって膨出する複数のトラニオンと、前記案内溝に接触し前記トラニオンに外嵌されるリング状のローラ部材と、前記トラニオンと前記ローラ部材との間に転動自在に介装される複数の転動体とを備えるトリポート型の等速ジョイントの製造方法において、
前記ローラ部材の内径部の軸線方向に沿った両端部には、半径内方向に向かって突出し前記転動体を保持する第1及び第2フランジ部が形成され、
1以上の転動体が前記ローラ部材の内径部に沿って並べられ、続いて、前記1以上の転動体を除いた全数の転動体を環状体に沿って環状に保持し、前記環状体の一方の端部と他方の端部とをそれぞれ分離させて拡開させることにより、前記1以上の転動体を除いた全数の転動体をそれぞれ前記ローラ部材の内径部に沿って保持させることを特徴とする。
本発明によれば、先ず、1以上の所定数(例えば、4本)の転動体をローラ部材の内径部に沿って並べた後、前記4本の転動体を除いた全数の転動体をローラ部材の内径部内に環状に配置する。続いて、環状体の始点と終点との連結点に設けられた一方の端部と他方の端部とを相互に離間する方向に変位させ、環状体を拡開させる。
従って、前記環状体に保持された前記4本を除いた全数の転動体は、ローラ部材の内径部に沿って押し付けられ、前記4本を含む全数の転動体が内径部内に円滑に保持される。
この場合、前記4本の転動体を含む全数の転動体がローラ部材の内径部に沿って並べられたとき、隣接する転動体の周方向に沿った間には、不均一な周方向クリアランスが設けられるとよい。この結果、前記4本の転動体を含む全数の転動体は、隣接する転動体間で周方向クリアランスを有した状態でローラ部材の内径部に沿って環状に並べられ、キーストン効果が発生可能な状態に配置される。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、転動体の外径公差及びローラ部材の内径部の内径公差の管理が従来技術と比較して緩やかになり、加工作業が容易となると共に、その転動体の組立作業(ローラ部材の内径部内への挿入)も容易となり、加工コスト及び組立コストを低減させて全体の製造コストを削減することができる。
本発明に係る等速ジョイントの製造方法について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において参照符号10は、本発明の実施の形態に係る等速ジョイントの製造方法によって製造されたトリポート型の等速ジョイントを示し、この等速ジョイント10は、図示しない第1軸の一端部に一体的に連結されて開口部を有する筒状のアウタカップ(アウタ部材)12と、第2軸14の一端部に固着されてアウタカップ12の孔部内に収納されるインナ部材16とから基本的に構成される。
前記アウタカップ12の内壁面には、図1に示されるように、軸線方向に沿って延在し、軸心の回りにそれぞれ120度の間隔をおいて3本の案内溝18a〜18cが形成される(但し、案内溝18b、18cは図示するのを省略している)。前記案内溝18a〜18cは、断面が曲線状に形成された天井部20と、前記天井部20の両側に相互に対向し断面円弧状に形成された摺動部22a、22bとから構成される。
第2軸14にはリング状部分を含むスパイダ24が連結され、前記スパイダ24の外周面には、それぞれ案内溝18a〜18cに向かって膨出し軸心の回りに120度の間隔をおいて3本のトラニオン26a〜26cが一体的に形成される(但し、トラニオン26b、26cは、図示するのを省略している)。
前記トラニオン26a(26b、26c)の外周部には、複数本の転動体28を介してリング状のローラ部材30が外嵌される。なお、転動体28は、例えば、ニードル、ころ等を含む転がり軸受けであればよい。
前記ローラ部材30の外周面は、図2に示されるように、摺動部22a、22bに面接触するように前記摺動部22a、22bの断面形状に対応して形成された円弧状面部32と、前記円弧状面部32から第1面34に連続する第1環状傾斜面部36aと、前記円弧状面部32から第2面38に連続する第2環状傾斜面部36bとから構成される。
また、ローラ部材30の内周には、一定の直径からなり、転動体28の転動面として機能する内径部40が形成される。前記内径部40の上部(一方の端部)には、半径内方向に所定長だけ突出して形成された環状の第1フランジ部42が一体的に設けられ、一方、前記第1フランジ部42と反対側の内径部40の下部(他方の端部)には、半径内方向に所定長だけ突出して形成された環状の第2フランジ部44が一体的に設けられる。従って、ローラ部材30の内径部40内に装着された転動体28は、前記第1フランジ部42と第2フランジ部44とによって上下方向から保持される。
なお、前記第1フランジ部42及び第2フランジ部44は、図1及び図2に示されるようにローラ部材30に一体的に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、ローラ部材30の内径部40に形成された環状溝(図示せず)を介して装着される図示しないワッシャ等の保持機構を用いて転動体28を上下方向から保持するように構成するとよい。この場合、前記ワッシャは、上下方向の一方のみ、あるいはその両方で用いられるとよい。
ローラ部材30の内径部40と第1フランジ部42及び第2フランジ部44との境界部分には、図2に示されるように、前記内径部40の壁面に対して潤滑材(グリース)が塗布されたときに、油溜まり部として機能する環状溝部46a、46bが形成される。
前記ローラ部材30の内径部40には、複数本の転動体28が周方向に沿って略平行に並設され、前記転動体28は、後述するように、内径部40の両端部に半径内方向に向かって突出する第1フランジ部42と第2フランジ部44とによって該内径部40から分離・脱落しないように保持される。なお、ローラ部材30の内径部40に沿って装填される複数の転動体28は、それぞれ略同一の直径を有し、略同一形状に形成されているものとする。また、トラニオン26a(26b、26c)は、外径が一定の円柱状に形成される。
本実施の形態に係る等速ジョイントの製造方法によって製造された等速ジョイント10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、等速ジョイント10の組立方法(ローラ部材30の内径部40に対する複数の転動体28の組み付け方法)について説明する。
先ず、図3に示されるように、ローラ部材30の内径部40内に、所定数(1本以上であればよく、好適には2以上の複数本であればよい)、例えば、4本の転動体28a〜28dを前記内径部40の壁面に沿って一連に装填する(隣接する転動体28a〜28dとの間に周方向の間隙があってもよい)。この場合、例えば、単一のカム溝(図示せず)と前記カム溝に連続する断面円弧状の押圧面(図示せず)とを有し図示しない回転駆動機構を介して所定方向に回転自在に設けられたカム(図示せず)と、転動体28a〜28dの装填状況に対応してローラ部材30を所定角度ずつ回転させる図示しない回動機構とを備える転動体装填装置を用いるとよい。
図示しない複数のシューターを介して搬送された4本の転動体28a〜28dが図示しないカムのカム溝に一本ずつ挿入され、続いて、前記カムが所定方向に回転することにより前記カム溝に連続する図示しない押圧面によって前記4本の転動体28a〜28dが一本ずつ連続して半径外方向に押圧されてローラ部材30の内径部40に沿って一連に装填される。
カムの押圧面によって半径外方向に順次押圧される際、各転動体28a〜28dは、ローラ部材30が載置される図示しないステージ上に形成された案内溝(図示せず)のガイド作用によって円滑に半径外方向に沿って変位する。
なお、ローラ部材30の内径部40の壁面には、予め、潤滑剤(例えば、グリース等)が塗布されており、ローラ部材30の内径部40内に押圧された転動体28a〜28dは、前記潤滑剤によって内径部40に係止される。
前記4本の転動体28a〜28dがローラ部材30の内径部40に沿って一連に装填された後、前記4本の転動体28a〜28dを除いた全数の転動体28が、断面円形状の治具48の外周面を周回する帯状の環状体50によって環状に配置された状態で保持され、前記環状体50と一体的に前記治具48を変位させることにより、4本を除いた残りの転動体28が環状に保持された状態を維持したままローラ部材30の内径部40内の下部側に近接した位置に静止させる(図4参照)。
この場合、前記4本を除いた全数の転動体28を、環状体50の側周面に塗布された図示しない潤滑剤によって保持してもよいし、あるいは、図示しない他の機械的又は物理的な保持手段によって保持してもよい。例えば、図示しない電磁石(磁石)の磁力によって保持する等の方法がある。また、前記治具48は、XYZ軸を含む多軸に沿って変位する図示しないロボットに連結されて変位自在に設けられているものとする。
前記4本の転動体28a〜28dがローラ部材30の内径部40に沿って一連に装填されると共に、前記4本の転動体28a〜28dを除いた全数の転動体28が環状に配置された状態において、図示しないチャック等の把持機構を用いて、環状体50の始点と終点との連結点に設けられた一対の屈曲端部52a、52bを相互に離間する方向(矢印A1及び矢印A2方向)に変位させ、環状体50を拡開させる(図5参照)。
なお、一対の屈曲端部52a、52bを起点として環状体50を拡開させる作用は、予め一対の屈曲端部52a、52bが接触するように図示しない把持機構を用いて把持状態としておき、前記把持状態を解除することにより環状体50自体が保有するばね力によって一対の屈曲端部52a、52bを相互に離間する方向に沿って拡開させるようにしてもよい。
従って、前記環状体50に保持された前記4本を除いた全数の転動体28は、図5に示されるように環状体50が一対の屈曲端部52a、52bから拡開することにより、前記4本以外でまだ保持されていない転動体28がローラ部材30の内径部40に沿って押し付けられ、前記4本を含む全数の転動体28が内径部40内に保持される。
この場合、環状体50の拡開作用下に、屈曲端部52a、52bが設けられた位置から約180度回転したローラ部材30の内径部40の下部から順に周方向上側に沿って転動体28が順に押し付けられ、最後に、予め保持されていた4本の転動体28a〜28dの両端側に転動体28がそれぞれ保持される(図5中の二点鎖線参照)。
なお、前記4本の転動体28a〜28dを含む全数の転動体28がローラ部材30の内径部40に沿って装填された後、隣接する転動体28、28a〜28d間には、図6に示されるように、周方向クリアランスCが発生すると共に、前記周方向クリアランスCは、それぞれ、アトランダムで不均一に形成される。
また、前記4本の転動体28a〜28dを含む複数の転動体28は、隣接する転動体間で周方向クリアランスCを有した状態でローラ部材30の内径部40に沿って環状に並べられ、キーストン効果が発生可能な状態に配置される(図6参照)。
このようにしてローラ部材30の内径部40内に装填された全数の転動体28、28a〜28dは、第1フランジ部42と第2フランジ部44との間で上下方向に好適に保持されると共に、キーストン効果が発生することによってローラ部材30の内径部40からの分離・脱落が阻止される。
なお、図7に示されるように、前記キーストン効果によって全数の転動体28、28a〜28dが周方向に沿って一連に保持された場合、転動体28、28a〜28dの外周面とローラ部材30の内径部40の内壁との間には、径方向のクリアランスHが形成される。また、図7において、一点鎖線Kは、隣接する転動体28、28a〜28d同士の各接触点を結んだ仮想円を示す。
このようにしてローラ部材30の内径部40から複数の転動体28、28a〜28dの分離・脱落が阻止されたローラ組立体が構成された後、前記ローラ組立体は、トラニオン26a〜26cの軸線方向に沿って挿入されてスパイダ24に組み付けられる。さらに、図1に示されるように、ローラ組立体を含むスパイダ24がアウタカップ12の孔部内に挿入されて、該ローラ組立体がアウタカップ12の内壁面に形成された3本の案内溝18a〜18cに沿って摺動自在に組み付けられる。
なお、前記組立方法によって組み付けられたローラ部材30は、スパイダ24のトラニオン26a〜26cに装着された後、アウタカップ12の案内溝18a〜18cに沿って組み付けられる。
特許文献1に開示された従来技術に係る転動体3の組立方法では、隙間に最後の1個の転動体3aをローラ1の円筒内周面2の半径外方向から圧入して、ローラ1の円筒内周面2に沿って複数の転動体3を一連に装着する方法が採用されている。従って、キーストン効果を発生させるためには、隙間内に圧入する最後の1本の転動体3aの圧入代を確保するために、ローラ1の内周側の内径公差と転動体3の外径公差とを、それぞれできるだけ小さく設定する必要がある。
これに対して、本実施の形態では、所定数の転動体28a〜28dを予めローラ部材30の内径部40に保持した後、治具48に並設された所定数を除く全数の転動体28をローラ部材30の内径部40に対して環状体50の拡開作用下にローラ部材30の内径部40に対して押圧しているため、前記転動体28の外径公差及びローラ部材30の内径公差に影響されることがなく、ローラ部材30に対する転動体28の組立作業性を向上させ、製造コストをより一層低減することができる。
換言すると、従来技術ではキーストン効果を発生させるために、隙間に対して最後の1個の転動体3aをローラ1の円筒内周面2の半径外方向から圧入するために、公差(内径公差及び外径公差)をできるだけ小さく設定しなければならないのに対し、本実施の形態では、一対の屈曲端部52a、52bを起点とする環状体50の拡開作用下に、所定数を除いた全数の転動体28をローラ部材30の内径部40の下部側から円周方向に沿って順次挿入することによりキーストン効果を発生させることが可能なキーストン状態としているため、最後の1本の転動体28を圧入することが不要となるからである。
従って、本実施の形態では、転動体28の外径公差及びローラ部材30の内径部40の内径公差の管理が従来技術と比較して緩やかになり、加工作業が容易となると共に、その転動体28の組立作業(ローラ部材30の内径部40内への挿入)も容易となる。
この結果、本実施の形態では、転動体28の外径公差及びローラ部材30の内径部40の内径公差の設定が、隣接する転動体28間の円周方向のクリアランスが零よりも大きくなるように設定すればよい。
なぜならば、全数の転動体28をローラ部材30の内径部40に装着した際、隣接する転動体28間に円周方向のクリアランスを設けておかないと該転動体28が回転不能となり転動体28としての機能が発揮できなくなるからである。
さらに、このような転動体28の組み付け方法は、駆動力伝達機構として機能する等速ジョイント10に限定されるものではなく、駆動力を伝達する機能を有しない軸受機構であるベアリング等にも好適に適用されることは勿論である。
本発明の実施の形態に係る等速ジョイントの製造方法によって製造された等速ジョイントの軸線と直交する方向に沿った部分拡大縦断面図である。 図1に示す等速ジョイントを構成するローラ部材の縦断面図である。 ローラ部材の内径部に沿って4本の転動体が配置された状態を示す横断面図である。 断面円形状の治具によって前記4本の転動体を除いた全数の転動体が環状に保持されてローラ部材の内径部内に配置された状態を示す横断面図である。 環状体の一方の屈曲端部と他方の屈曲端部とが分離して拡開する状態を示す横断面図である。 4本の転動体を含む全数の転動体が円周方向のクリアランスCを有しながらローラ部材の内径部内に装填された状態を示す横断面図である。 ローラ部材の内径部内に装填された複数の転動体が前記内径部の内壁との間で径方向クリアランスHを有しながらキーストン効果を発揮した状態を示す横断面図である。 従来技術に係る等速ジョイントにおいて、ローラの円筒内周面への転動体の圧入方法を示す横断面図である。
符号の説明
10…等速ジョイント 16…インナ部材
18a〜18c…案内溝 26a〜26c…トラニオン
28、28a〜28d…転動体 30…ローラ部材
40…内径部 42、44…フランジ部
48…治具 50…環状体
52a、52b…屈曲端部

Claims (2)

  1. 所定間隔離間し軸線方向に沿って延在する複数の案内溝が内周面に設けられ一方の伝達軸に連結される筒状のアウタ部材と、前記案内溝に向かって膨出する複数のトラニオンと、前記案内溝に接触し前記トラニオンに外嵌されるリング状のローラ部材と、前記トラニオンと前記ローラ部材との間に転動自在に介装される複数の転動体とを備えるトリポート型の等速ジョイントの製造方法において、
    前記ローラ部材の内径部の軸線方向に沿った両端部には、半径内方向に向かって突出し前記転動体を保持する第1及び第2フランジ部が形成され、
    1以上の転動体が前記ローラ部材の内径部に沿って並べられ、続いて、前記1以上の転動体を除いた全数の転動体を環状体に沿って環状に保持し、前記環状体の一方の端部と他方の端部とをそれぞれ分離させて拡開させることにより、前記1以上の転動体を除いた全数の転動体をそれぞれ前記ローラ部材の内径部に沿って保持させることを特徴とする等速ジョイントの製造方法。
  2. 請求項1記載の製造方法において、
    前記1以上の転動体を含む全数の転動体がローラ部材の内径部に沿って並べられたとき、隣接する転動体の周方向に沿った間には、不均一な周方向クリアランスを有することを特徴とする等速ジョイントの製造方法。
JP2005126719A 2005-04-25 2005-04-25 等速ジョイントの製造方法 Expired - Fee Related JP4253645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005126719A JP4253645B2 (ja) 2005-04-25 2005-04-25 等速ジョイントの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005126719A JP4253645B2 (ja) 2005-04-25 2005-04-25 等速ジョイントの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006300290A JP2006300290A (ja) 2006-11-02
JP4253645B2 true JP4253645B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=37468812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005126719A Expired - Fee Related JP4253645B2 (ja) 2005-04-25 2005-04-25 等速ジョイントの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4253645B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102954108B (zh) * 2011-08-31 2015-09-09 上海通用轴承有限公司 满滚子自锁轴承的加工方法
KR101355837B1 (ko) * 2013-06-05 2014-01-28 박상영 니들 롤러 베어링 조립 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006300290A (ja) 2006-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3990555A (en) Unitary assembly of overrunning clutch and bearing
JP6248177B2 (ja) 軸方向自己位置決めラジアル支持軸受
US6804884B1 (en) Method for the production of an assembled camshaft and device for implementing said method
JP6851538B2 (ja) 接続スリーブを有するキャリアハブおよび軸受アセンブリ
JP4253645B2 (ja) 等速ジョイントの製造方法
EP1267090A2 (en) A mounting means
KR20130119369A (ko) 기어 세트용 마모 보상 장치 및 연계된 장착 방법
JP6387074B2 (ja) 転がり軸受をギアシャフトに取り付けるための組立方法、およびこのような方法によって得られるギア組立体
JP5083056B2 (ja) スラストころ軸受用レースの取付装置及び取付方法
KR20160105879A (ko) 기어 전동 장치
JP4334408B2 (ja) 等速ジョイントの製造方法
JP2006132768A (ja) 非磁性体スリーブを備えた電磁ロッククラッチ
JP4287836B2 (ja) 等速ジョイントの製造方法
JP2017214943A (ja) 逆入力防止クラッチ
JP4344630B2 (ja) 等速ジョイント及びその組み付け方法
JP2005220955A (ja) 等速ジョイント及びその組み付け方法
KR100476259B1 (ko) 수동변속기의 동기장치
JP2005147321A (ja) 等速ジョイントの組み付け方法
JP2020094647A (ja) 動力伝達装置
US20160178011A1 (en) Radial rolling bearing assembly with connector sleeve
JP4334418B2 (ja) 等速ジョイント及びその製造方法
JP3560966B1 (ja) 等速ジョイントの組み付け方法
US9874246B2 (en) Bearing inner ring with anti-rotation feature
KR101826196B1 (ko) 탠덤 볼 베어링
KR20170058479A (ko) 스러스트베어링 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees