JP2005330947A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】締結ボルトによるシリンダヘッドの動弁室側からのシリンダブロックへの締結を可能にしながら,動弁室の底壁周辺部の冷却性を良好にし得るエンジンを提供する。
【解決手段】動弁室58を有するシリンダヘッド4をシリンダブロック3に複数の締結ボルト20により接合し,このシリンダヘッド4に,動弁室58を閉じるヘッドカバー62を接合したエンジンにおいて,シリンダヘッド4の締結ボルト20による締めつけ面68と動弁室58の底壁68aとの間に通風間隙gを設け,底壁68aに,一部の締結ボルト20及びその締めつけを操作する工具の挿通を可能にする作業孔60を設け,この作業孔60に液密に嵌合する栓体65をヘッドカバー62に一体に設けた。
【選択図】 図10

Description

本発明は,上面を開放した動弁室を有するシリンダヘッドをシリンダブロックに複数の締結ボルトにより接合し,このシリンダヘッドに,動弁室を閉じるヘッドカバーを接合したエンジンの改良に関する。
かゝるエンジンは,例えば下記特許文献1に開示されるように知られている。
実公平2−32849号公報
従来のかゝるエンジンでは,シリンダヘッドを複数の締結ボルトによりシリンダブロックに接合する際,一部の締結ボルトはシリンダヘッドの動弁室に配置され,動弁室の底壁をシリンダヘッドに締結するようになっている。こうしたものでは,動弁室の底壁がシリンダブロックと密着することになって動弁室の底壁周辺部,延いては燃焼室周辺部の冷却性に悪影響を及ぼす。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,締結ボルトによるシリンダヘッドの動弁室側からのシリンダブロックへの接合を可能にしながら,動弁室の底壁周辺部の冷却性を良好にし得るエンジンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,上面を開放した動弁室を有するシリンダヘッドをシリンダブロックに複数の締結ボルトにより接合し,このシリンダヘッドに,動弁室を閉じるヘッドカバーを接合したエンジンにおいて,シリンダヘッドの前記締結ボルトによる締めつけ面と前記動弁室の底壁との間に通風間隙を設け,前記底壁に,少なくとも一部の前記締結ボルト及びその締めつけを操作する工具の挿通を可能にする作業孔を設け,この作業孔に液密に嵌合する栓体をヘッドカバーに一体に設けたことを特徴とする。
本発明によれば,シリンダヘッドの締結ボルトによる締めつけ面と,動弁室58の底壁との間に通風間隙が設けられるので,この通風間隙に冷却風を通すことにより,動弁室の底壁周辺部,延いてはシリンダヘッドの燃焼室周辺部を効果的に冷却し得ると共に,燃焼室から動弁室側への熱伝導を抑え,動弁室内の動弁機構の耐久性を高めることができる。
しかも締結ボルトは,動弁室の底壁に設けた作業孔を通してレンチ等の工具により動弁室側から操作が可能で,シリンダヘッドをシリンダブロックに強固に締結することができる。
シリンダヘッドのシリンダブロックへの締結後は,動弁室を閉じるべくシリンダヘッドにヘッドカバーが接合されるとき,ヘッドカバーと一体の栓体が上記作業孔に液密に嵌合されるので,動弁室及び作業孔間を遮断して,動弁室から作業孔へのオイルの流出を簡単,確実に防ぐことができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて説明する。
図1は本発明に係る多気筒エンジンの正面図,図2は図1の2−2線断面図,図3は図2の3−3線断面図,図4は図3の要部拡大断面図,図5は図4の5−5線断面図,図6は図2の6−6線断面図,図7は図6の7−7線断面図,図8は図2の8−8線断面図,図9は図2の9−9線断面図,図10は図8の10−10線断面図,図11はシリンダヘッド周りの斜視図である。
先ず,図1〜図3において,図示例のエンジンEは空冷式の4サイクル・直列2気筒汎用エンジンである。そのエンジン本体1は,下面に据え付けフランジ2Aを有してクランク軸4を水平に支承するクランクケース2と,このクランクケース2から一側方に斜め上向きに突出するシリンダブロック3と,このシリンダブロックの上端面にガスケット18を挟んで接合されるシリンダヘッド4とからなっており,シリンダブロック3及びシリンダヘッド4の外周面には多数の放熱フィン3a,4aが突設されている。シリンダヘッド4の上方に排気マフラMが配設され,その一側にエアクリーナAが配設される。
上記クランクケース2は,据え付けフランジ2A及びシリンダブロック3と一体に成形されて,一側面を開放したケース本体2aと,このケース本体2aの開放側面にボルト接合される軸受ブラケット2bとで構成され,このケース本体2aの側壁と,軸受ブラケット2bとでクランク軸5の両端部がそれぞれボールベアリング6,7を介して支承される。このクランク軸5は,同位相の左右一対のクランクピン5a,5aと,これらクランクピン5a,5aの中間部にそれらと逆位相に配置される補助クランクピン5bとを備えており,上記クランクピン5a,5aに対応して互いに平行して左右に並ぶ一対のシリンダ9,9がシリンダブロック3に形成される。シリンダ9,9における点火時期は,互いにクランク角で360°ずれるように設定される。
シリンダ9,9にそれぞれ摺動可能に嵌装される一対のピストン8,8に一対のコンロッド10,10を介して前記クランクピン5a,5aが連接される。
図2〜図4に示すように,クランクケース2内には,ピストン8,8等の往復運動部の慣性力と釣り合う慣性力を発揮すべく往復運動するバランスウエイト11が配設される。バランスウエイト11は円板状をなすと共に,それを直径線に沿って貫通するガイド孔12を有しており,このガイド孔12に相対摺動自在に嵌合するガイド軸13がクランクケース2の周壁に螺着される。バランスウエイト11は,補助コンロッド14を介して前記補助クランクピン5bに連接される。即ち,補助クランクピン5bの一端に形成された小径環状部14aが補助クランクピン5bの外周に相対回転自在に嵌合され,その他端に形成された大径環状部14bが円板状のバランスウエイト11の外周に相対回転自在に嵌合される。この大径環状部14bには,ガイド軸13に貫通される長孔17が設けられ,この補助コンロッド14のバランスウエイト11周りの揺動がガイド軸13に干渉されないようになっている。
各コンロッド10,10の大端部にはオイルディッパ16,16が形成され,これらが,クランク軸5の回転に伴ない,クランクケース2内の底部に貯留する潤滑オイルを飛散させることにより,クランクケース2内の各部を潤滑するようになっており,その飛散オイルをバランスウエイト11のガイド孔12に導入するオイル孔15がバランスウエイト11の両側壁に設けられる。
而して,ピストン8,8がシリンダ9,9に沿って往復運動すると,その往復運動はコンロッド10,10及びクランクピン5a,5aにより回転運動に変換されてクランク軸5に伝達され,クランク軸5から回転動力として外部に出力される。またこのクランク軸5の回転運動は,補助コンロッド14及び補助クランクピン5bを介して再び往復運動に変換されてバランスウエイト11に伝達され,バランスウエイト11はガイド軸13に沿って往復運動をする。
その際,クランクピン5a,5a及び補助クランクピン5bは,互いに逆位相の関係にあり,即ち180°の位相差があるので,ピストン8,8系の往復運動方向とバランスウエイト11系の往復運動方向とは互いに正反対となる。したがって,ピストン8,8系の往復運動部のシリンダ9の軸線方向の慣性力と,バランスウエイト11のガイド軸13の軸線方向の慣性力とを釣り合わせることにより,ピストン8,8等の往復運動に伴ない発生するエンジンEの1次振動を無くすることができる。
図2,図3,図8,図9及び図11に示すように,シリンダヘッド4は,その周囲を複数本,図示例では6本の締結ボルト20,20…によりシリンダブロック3に締結される。このシリンダヘッド4には,各シリンダ9,9に対応してペントルーフ型の燃焼室21,21と,各燃焼室21,21の天井面の一方の斜面に開口する吸気ポート23i,23i及び排気ポート23e,23eとが形成される(図3及び図9参照)。各吸気ポート23i,23i及び排気ポート23e,23eの燃焼室21,21への開口端部には弁座部材24i,24i;24e,24eが埋設され,これら弁座部材24i,24i;24e,24eと協働して吸気ポート23i,23i及び排気ポート23e,23eを開閉する吸気弁25i,25i及び排気弁25e,25eがシリンダヘッド4に取り付けられる。合計4本のこれら吸気弁25i,25i及び排気弁25e,25eは,吸気弁25i,25i同士を排気弁25e,25e同士の内側に配置しながら平行に且つシリンダ9,9の配列方向に沿って一列に配列される(図2及び図9参照)。そして,各燃焼室21,21の天井面の中心部に電極を臨ませる2本の点火プラグ27,27がシリンダヘッド4に螺着される。
図1,図3,図6〜図8及び図11において,シリンダヘッド4には吸気マニホールド接合面30が,シリンダヘッド4の,シリンダブロック3との接合面31と平行に形成されており,この吸気マニホールド接合面30に,互いに隣接する2本の前記吸気ポート23i,23iの上流端が開口するもので,これら吸気ポート23i,23iは,その上流端に向かって互いに近接するように配置される(図7参照)。
またこれら吸気ポート23i,23i両側の2本の排気ポート23e,23eは,前記吸気マニホールド接合面30と略直角の角度をなすシリンダヘッド4の排気管接合面32(図3,図6及び図8参照)に開口するように配置される。
そして2本の吸気ポート23i,23iに連通する一対の吸気通路35,35を有する吸気マニホールド36が吸気マニホールド接合面30に複数本のボルト37,37…により接合される。上記一対の吸気通路35,35は,図1及び図11に明示するように,吸気マニホールド接合面30から立ち上がった後,略直角に屈曲して一方の排気ポート23e,23eの外側及び一方の点火プラグ27の一側を横切るように延びている。吸気マニホールド36には,これら吸気通路35,35に個別に混合気を供給する2連気化器38が接続され,この2連気化器38の吸気道入口に前記エアクリーナAが接続される。
また前記排気管接合面32には,排気ポート23e,23eを前記排気マフラMに連通する排気管33,33(図1参照)が取り付けられる。
図2,図3,図6及び図10,特に図4にを参照して,上記吸気弁25i,25i及び排気弁25e,25eを開閉駆動する動弁機構40について説明する。その動弁機構40は,クランクケース2に支承されてクランク軸5の下方にそれと平行に配設されるカム軸41と,クランク軸5の回転を所定のタイミングでカム軸41に伝達する調時伝動装置42と,各吸気弁25i,25i及び各排気弁25e,25eに対応してカム軸41に設けられた吸気カム41i及び排気カム41eに接して揺動すべくシリンダブロック3に軸支される吸気カムフォロワ43i,43i及び排気カムフォロワ43e,43eと,シリンダヘッド4に共通のロッカ軸46を介して揺動自在に支持されて各吸気弁25i,25i及び各排気弁25e,25eの頭部に各一端部を当接させる吸気ロッカアーム45i,45i及び排気ロッカアーム45e,45eと,これら吸気ロッカアーム45i,45i及び排気ロッカアーム45e,45eの各他端部に前記吸気カムフォロワ43i,43i及び排気カムフォロワ43e,43eを連接する吸気プッシュロッド44i,44i及び排気プッシュロッド44e,44eと,各吸気弁25i,25i及び排気弁25e,25eをそれぞれ閉じ方向に付勢する吸気弁ばね47i,47i及び排気弁ばね47e,47eとで構成される。ロッカ軸46はシリンダヘッド4にボルト48(図6参照)によりシリンダヘッド4に固着される。
前記調時伝動装置42は,クランク軸5に固着された歯付き駆動プーリ50と,カム軸41に固着された歯付き従動プーリ51とにコグベルト52を巻き掛けて構成され,クランク軸5の回転を2分の1に減速してカム軸41に伝達するようになっている。
また前記吸気プッシュロッド44i,44i及び排気プッシュロッド44e,44eの中間部は,シリンダブロック3及びシリンダヘッド4の外側に配設され,各シリンダ9,9毎にこれら吸気プッシュロッド44i,44i及び排気プッシュロッド44e,44eの中間部を覆う円筒状の2本のプッシュロッド収容筒53,53の両端部がシリンダブロック3及びシリンダヘッド4の取り付け孔54,55にそれぞれシール部材56,56を介して嵌合される。このようなプッシュロッド収容筒53,53を採用することにより,シリンダブロック3及びシリンダヘッド4にはプッシュロッド専用の収容室を設ける必要がなくなり,シリンダブロック3及びシリンダヘッド4の小型化,延いてはエンジンEの小型,軽量化を図ることができる。
図2,図3,図8及び図10に示すように,シリンダヘッド4には,吸気ロッカアーム45i,45i及び排気ロッカアーム45e,45eを含む動弁機構40を収容する動弁室58が,前記複数本の締結ボルト20,20…の一部(図8においては,両シリンダ9,9の一側に並ぶ3本の締結ボルト20,20…のうちの中央のボルト)の頭部を覆うように,シリンダヘッド4の一側方に張り出すように形成される。その際,この動弁室58の底壁58aと,シリンダヘッド4の締結ボルト20,20…による締めつけ面59との間に通風間隙g(図10参照)が設けられ,また該底壁58aには,前記中央の締結ボルト20と,その締めつけに使用するボックスレンチの挿通を許容する作業孔60が設けられる。したがって,前記中央の締結ボルト20の頭部が動弁室58で覆われる配置であっても,該締結ボルト20の締めつけを作業孔60を通して行うことができる。
シリンダヘッド4の上面には,動弁室58が開口するヘッドカバー接合面61が前記吸気マニホールド接合面30と面一で連続するように形成されており,このヘッドカバー接合面61に,動弁室58を閉じるヘッドカバー62がシール部材63を介して複数本のボルト64,64…により接合される。このヘッドカバー62には,図8及び図10に明示するように,円筒状の栓体65が一体に形成されており,この栓体65がシール部材66を介して前記作業孔60に嵌合され,これによって作業孔60及び動弁室58間は液密に遮断される。
上記のように,ヘッドカバー接合面61と吸気マニホールド接合面30とはシリンダヘッド4に連続した面一に形成されるので,両接合面30,61を同一の刃具によりシリンダヘッド4に一挙に仕上げ加工することができ,加工性が良好であり,加工精度の向上とコスト低減に寄与し得る。
ヘッドカバー62には,動弁室58を前記エアクリーナAに連通しながら気液を分離してオイル分を動弁室58に戻す迷路状のブリーザ室67が設けられる。
次に,この実施例の作用について説明する。
クランク軸5が調時伝動装置42を介してカム軸41を駆動すると,カム軸41の吸気カム41i及び排気カム41eの回転により吸気カムフォロワ43i,43i及び排気カムフォロワ43e,43eを介して吸気プッシュロッド44i,44i及び排気プッシュロッド44e,44eを昇降させ,吸気ロッカアーム45i,45i及び排気ロッカアーム45e,45eを揺動させるので,吸気弁ばね47i,47i及び排気弁ばね47e,47eと協働しながら吸気弁25i,25i及び排気弁25e,25eを開閉することができる。この2気筒エンジンEの吸気弁25i,25i及び排気弁25e,25eは,互いに平行に且つ2本のシリンダ9,9の配列方向に配列されるので,それに応じて各2本の吸気ロッカアーム45i,45i及び排気ロッカアーム45e,45e等,動弁機構40の構成要素を2本のシリンダ9,9の配列方向に配列して,動弁機構40の簡素化を図ることができる。
各吸気弁25i,25iの開弁時には,エアクリーナAで濾過された空気が気化器38の吸気道に吸入され,燃料と混合して吸気通路35,35及び吸気ポート23i,23iを経て,対応するシリンダ9,9内に吸入される。
ところで,2本のシリンダ9,9の互いに隣接する吸気ポート23i,23iは,対応する燃焼室21,21から立ち上がって,燃焼室21,21とは反対側の吸入マニホールド接合面30に上流端を開口するものであるから,吸気ポート23i,23iを曲率の小さいものに形成が可能となり,吸気抵抗の減少を図ることができると共に,吸気ポート23i,23iの成形を比較的容易に行うことができる。
また各一対の吸気ポート23i,23i及び吸気通路35,35はそれぞれ独立しているから,吸気の相互干渉が起こらないから,エンジン出力の向上をもたらすことができる。
またこれら吸気ポート23i,23iは,その上流端側即ち吸気マニホールド接合面30側に向かって互いに近接するように配置されるので,吸気マニホールド接合面30に接合される吸気マニホールド36の,上記吸気ポート23i,23iに連なる一対の吸気通路35,35を互いに近接されて吸気マニホールド36のコンパクト化を図ることができ,その結果,エンジンEのコンパクト化に寄与し得る。
しかも2本の吸気通路35,35は,一方の排気ポート23e,23eの外側を横切るように延びるように配置され,吸気通路35,35が排気ポート23e,23e側から加熱されることが少なく,各シリンダ9,9への吸気充填効率を高めることができる。
さらに2本の吸気通路35,35は,一方の点火プラグ27の一側を横切るように延びるように配置されるので,これら吸気通路35,35に邪魔されることなく,点火プラグ27,27の脱着を含むメンテナンスを容易に行うことができ,メンテナンス性の向上がもたらされる。
シリンダヘッド4において,これをシリンダブロック3に締結する締結ボルト20,20…の締めつけ面59と,動弁機構40を収容する動弁室58の底壁58aとの間には通風間隙gが設けられるので,この通風間隙gに冷却風を通すことにより,動弁室58の底壁58a周辺部及び燃焼室21,21周辺部を効果的に冷却し得ると共に,燃焼室21,21から動弁室58側への熱伝導を抑え,動弁機構40の耐久性を高めることができる。
また複数本の締結ボルト20,20…によるシリンダヘッド4のシリンダブロック3への締結に際しては,一部の締結ボルト20は,動弁室21の底壁58aに設けた作業孔60を通して定位置に配置され,その作業孔60に挿入されるレンチ等の工具により締めつけ操作されるので,動弁室58の存在にも拘らず,シリンダヘッド4の周囲を複数本の締結ボルト20,20…によりシリンダブロック3に強固に締結することができる。
そしてシリンダヘッド4のシリンダブロック3への締結後は,動弁室58を閉じるべくシリンダヘッド4にヘッドカバー62が接合されるとき,ヘッドカバー62と一体の栓体65が上記作業孔60にシール部材63を介して嵌合されるので,動弁室58及び作業孔60間を遮断して,動弁室58から作業孔60へのオイルの流出を簡単,確実に防ぐことができる。
本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば本発明を単気筒エンジンや直列4気筒エンジンにも適用することができる。
本発明に係る多気筒エンジンの正面図。 図1の2−2線断面図。 図2の3−3線断面図。 図3の要部拡大断面図。 図4の5−5線断面図。 図2の6−6線断面図。 図6の7−7線断面図。 図2の8−8線断面図。 図2の9−9線断面図。 図8の10−10線断面図。 シリンダヘッド周りの斜視図。
符号の説明
E・・・・・エンジン
g・・・・・通風間隙
3・・・・・シリンダブロック
4・・・・・シリンダヘッド
20・・・・締結ボルト
58・・・・動弁室
60・・・・作業孔
62・・・・ヘッドカバー
65・・・・栓体
68・・・・締めつけ面

Claims (1)

  1. 上面を開放した動弁室(58)を有するシリンダヘッド(4)をシリンダブロック(3)に複数の締結ボルト(20)により接合し,このシリンダヘッド(4)に,動弁室(58)を閉じるヘッドカバー(62)を接合したエンジンにおいて,
    シリンダヘッド(4)の前記締結ボルト(20)による締めつけ面(68)と前記動弁室(58)の底壁(68a)との間に通風間隙(g)を設け,前記底壁(68a)に,少なくとも一部の前記締結ボルト(20)及びその締めつけを操作する工具の挿通を可能にする作業孔(60)を設け,この作業孔(60)に液密に嵌合する栓体(65)をヘッドカバー(62)に一体に設けたことを特徴とするエンジン。
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