JP2005330926A - 往復圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
往復圧縮機おいて、小型で高効率しかも信頼性に優れた高圧力比の圧縮機とすること。
【解決手段】
往復圧縮機10は、供給源から供給される低圧の作動ガスを圧縮する低圧段圧縮部1と、低圧段圧縮部1により圧縮された作動流体をさらに2段に圧縮する2つの高圧段圧縮部2、3と、低圧段圧縮部1及び高圧段圧縮部2、3を駆動するクランク機構4とを備える。2つの高圧段圧縮部2、3は、それぞれプランジャー19、21とシリンダ24、25とを備えると共に、クランク機構4の両側に対向して同軸で延びるように配置されている。低圧段圧縮部1は、ピストン17とシリンダ23とを備えると共に、2つの高圧段圧縮部2、3の中間に位置して延びるように配置されている。クランク機構4、低圧段圧縮部1、及び2つの高圧段圧縮部2、3は実質的に同じ平面内に位置するように設置されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、往復圧縮機に係わり、特に、可燃性ガスや毒性ガスを作動ガスとして低圧力で吸込み、多段で圧縮して高圧力(例えば70MPaを越えるような高圧力)で吐出する小容量高圧力比の往復圧縮機に好適なものである。
例えば、水素供給ステーション用水素圧縮機の吸込圧力、吐出圧力仕様は、市場ニーズや水素供給源側の供給圧力によって決まる。改質プラント等で製造される水素の圧力は数Mpaからその10分の1程度の低い圧力の場合がある。一方で、燃料電池車への水素燃料充填量増加のために、圧縮機吐出圧力は70Mpaを越える圧力が要求される市場ニーズがある。このような低吸込圧力、高吐出圧力仕様に対しては、2段を超える多数圧縮段が必要である。
従来の多数圧縮段の往復圧縮機としては、特開平7−189885号公報(特許文献1)に示されたものがある。この往復圧縮機は、同一のクランクケースに3つのシリンダを取り付け、これら3つのシリンダ内を往復動する各ピストンを同一のクランクシャフトにより駆動するものである。
この圧縮機のクランクケースは、上面及び左右側面に第1〜第3のシリンダ取付部を有している。クランクケースの内部には、クランクシャフトが回転自在に軸承されており、クランクシャフトのクランクピンにはコンロッドが連結されている。上記第1〜第3のシリンダ取付部は、クランクシャフトの回転中心に対して回転方向に90°ずらした位置となるように形成されている。この各シリンダ取付部には、第1〜第3が取付けられている。そして、各シリンダ内には第1〜第3のピストンが摺動自在に嵌合されている。各ピストンのピストンピンには、上記コンロッドの先端が連結されている。又、各シリンダはピストンピンの往復動により開閉する吸気弁及び排気弁を有する。これによって、クランクシャフトがモータにより回転駆動されると、コンロッドは揺動してピストンを往復動させる。
ここで、シリンダ、ピストン、コンロッドで構成される3つの圧縮部は、軸方向に並置されている。また、第2のシリンダが高圧用で、第1,第3のシリンダが中圧用として機能し、第1,第3のピストンの往復動により中圧に加圧された圧縮空気を第2のピストンにより高圧に圧縮する。
また、従来の多数圧縮段の往復圧縮機としては、特願2000−192879号公報(特許文献2)に示されたものがある。
この往復圧縮機では、1対の対向するピストンは第1のヨークに連結し、他の1対の対向するピストンは第1のヨークと向きを90度ずらして配設した第2のヨークに連結し、4つの往復圧縮部を構成している。電動機部によって、クランク軸を回転させ、クランクピンをクランク軸の回りに回転させて、一対のピストンを第1の軸の方向にのみ往復運動させ、他の一対のピストンを第2の軸の方向にのみ往復運動させるようになっている。
ここで、第1のヨークと第2のヨークとは、軸方向に並置されている。また、4つの圧縮部は、1つの圧縮部から順次90度ずらした圧縮部で高圧化するように構成されている。
特開平7−189885号公報
特願2000−192879号公報
従来技術1の往復圧縮機では、3つの圧縮部が軸方向に並置されている。この従来技術1で、低圧吸込、高吐出圧力圧縮機を構成しようとすると、軸方向の寸法が大きくなり、圧縮機の大型化を招くと共に、クランクシャフト、引いてはその軸受に大きな偶力を発生させ、これによる損失の増大及び構成部品の信頼性の低下を招く可能性がある。
また、従来技術2の往復圧縮機では、第1のヨークと第2のヨークとが軸方向に並置されている。この従来技術2で、低圧吸込、高吐出圧力圧縮機を構成しようとすると、軸方向の寸法が大きくなり、圧縮機の大型化を招いていた。また、4つの往復圧縮部が1つの往復圧縮部から順次90度ずらした往復圧縮部で高圧化するように構成され、最も高い圧力の圧縮部がそれより2段低い圧力の圧縮部と対向しているので、その差圧によってクランクシャフトに大きな荷重が加わることとなり、損失の増大を招くことになり好ましいとは言えない。
本発明の目的は、小型で高効率しかも信頼性に優れた高圧力比の往復圧縮機を得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明の往復圧縮機は、2つの高圧段圧縮部が、それぞれプランジャーとシリンダとを備えると共に、クランク機構の両側に対向して同軸で延びるように配置され、低圧段圧縮部が、ピストンとシリンダとを備えると共に、2つの高圧段圧縮部の中間に位置して延びるように配置され、クランク機構、低圧段圧縮部、及び2つの高圧段圧縮部が実質的に同じ平面内に位置するように設置されていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様は、供給源から供給される低圧の作動ガスを圧縮する低圧段圧縮部と、前記低圧段圧縮部により圧縮された作動流体をさらに2段に圧縮する2つの高圧段圧縮部と、前記低圧段圧縮部及び前記高圧段圧縮部を駆動するクランク機構とを備える往復圧縮機において、前記2つの高圧段圧縮部は、それぞれプランジャーとシリンダとを備えると共に、前記クランク機構の両側に対向して同軸で延びるように配置され、前記低圧段圧縮部は、ピストンとシリンダとを備えると共に、前記2つの高圧段圧縮部の中間に位置して延びるように配置され、前記クランク機構、前記低圧段圧縮部、及び前記2つの高圧段圧縮部は実質的に同じ平面内に位置するように設置されている構成である。
係る本発明の第1の態様におけるより好ましい具体的構成は次の通りである。
(1)前記クランク機構は、クランクシャフトの主軸部に偏心して設けられた偏心軸部と、前記ピストンにピストンロッドを介して接続される低圧段クロスヘッドと、一側端部が前記偏心軸部に接続されると共に他側端部が前記低圧段クロスヘッドに接続される低圧段コネクティングロッドと、前記2つのプランジャーにそれぞれプランジャーロッドを介して接続される高圧段クロスヘッドと、一側端部が前記偏心軸部に接続されると共に他側端部が前記高圧段クロスヘッドに接続される高圧段コネクティングロッドとを備え、前記クランク機構の構成要素、前記低圧段圧縮部、及び前記2つの高圧段圧縮部は実質的に同じ平面内に位置するように設置されていること。
(2)前記2つの高圧段圧縮部は前記クランク機構の外面を構成するクランクケースの両側面から水平方向に延び、前記低圧段圧縮部は前記クランクケースの上面から上方に延びていること。
(3)上記(1)に加えて、前記高圧段クロスヘッドは1つの略矩形状枠で形成され、前記偏心軸部、前記低圧段コネクティングロッド、及び前記高圧段コネクティングロッドは前記高圧段クロスヘッドの枠内に配置されていること。
(4)上記(3)に加えて、前記高圧段クロスヘッドは水平方向に移動可能に設置され、前記高圧段コネクティングロッドは前記高圧段クロスヘッドの一側の側枠部に回転可能に結合され、前記2つのプランジャーロッドは前記高圧段クロスヘッドの両側の側枠部にそれぞれ結合されていること。
(5)上記(3)に加えて、前記高圧段クロスヘッドはその上枠部に上下に貫通する開口を形成しており、前記コネクティングロッドは前記開口を貫通して前記偏心軸部と前記低圧段クロスヘッドとに接続されていること。
(6)上記(5)に加えて、前記高圧段コネクティングロッドの一側端部が二股に分かれて前記偏心軸部に接続され、前記低圧段コネクティングロッドの一側端部が前記高圧段コネクティングロッドの二股に分かれた部分の中央隙間に位置されて前記偏心軸部に接続されていること。
本発明の第2の態様は、供給源から供給される低圧の作動ガスを圧縮する低圧段圧縮部と、前記低圧段圧縮部により圧縮された作動流体をさらに2段に圧縮する2つの高圧段圧縮部と、前記低圧段圧縮部及び前記高圧段圧縮部を駆動するクランク機構とを備える往復圧縮機において、前記2つの高圧段圧縮部は、それぞれプランジャーとシリンダとを備えると共に、前記クランク機構の両側に対向して同軸で延びるように配置され、前記低圧段圧縮部は、1つピストンとその両側に圧縮室を構成する1つのシリンダとで2段に圧縮する圧縮部を備えると共に、前記2つの高圧段圧縮部の中間に位置して延びるように配置され、前記クランク機構、前記低圧段圧縮部、及び前記2つの高圧段圧縮部は実質的に同じ平面内に位置するように設置されている構成である。
係る本発明の第2の態様におけるより好ましい具体的構成は次の通りである。
(1)前記低圧段圧縮部は、そのピストンの一側に供給源から供給された低圧の作動ガスを圧縮する第1圧縮段圧縮部を形成し、そのピストンの他側に前記第1圧縮段圧縮部で圧縮された作動ガスを圧縮する第2圧縮段圧縮部を形成し、前記2つの高圧段圧縮部の一方は前記第2圧縮段圧縮部で圧縮された作動ガスを圧縮する第3圧縮段圧縮部を構成し、前記2つの高圧段圧縮部の他方は前記第3圧縮段圧縮部で圧縮された作動ガスを圧縮する第4圧縮段圧縮部を構成すること。
本発明の第3の態様は、供給源から供給された低圧の作動ガスを圧縮する低圧段圧縮部と、前記低圧段圧縮部により圧縮された作動流体をさらに2段に圧縮する2つの高圧段圧縮部と、前記低圧段圧縮部及び前記高圧段圧縮部を駆動するクランク機構とを備える往復圧縮機において、前記2つの高圧段圧縮部は、それぞれプランジャーとシリンダとを備えると共に、前記クランク機構の両側に対向して同軸で延びるように配置され、前記低圧段圧縮部は、ピストンとシリンダとを備えると共に、前記2つの高圧段圧縮部の中間に位置して延びるように配置され、前記クランク機構は、クランクシャフトの主軸部に偏心して設けられた偏心軸部と、前記ピストンにピストンロッドを介して接続される低圧段クロスヘッドと、一側端部が前記偏心軸部に接続されると共に他側端部が前記低圧段クロスヘッドに接続される低圧段コネクティングロッドと、前記2つのプランジャーにそれぞれプランジャーロッドを介して接続される高圧段クロスヘッドと、一側端部が前記偏心軸部に接続されると共に他側端部が前記高圧段クロスヘッドに接続される高圧段コネクティングロッドとを備え、前記2つのプランジャーロッドはその外周に高圧段ロッドパッキンシールをそれぞれ備え、前記高圧段ロッドパッキンシールは、高圧側ロッドパッキン及び低圧側ロッドパッキンを並置して備えると共に、前記高圧側ロッドパッキンと前記低圧側ロッドパッキンとの中間部を前記低圧段圧縮部の吸込側と連通して形成され、前記クランク機構の構成要素、前記低圧段圧縮部、及び前記2つの高圧段圧縮部は実質的に同じ平面内に位置するように設置されている構成である。
係る本発明の第1の態様におけるより好ましい具体的構成は次の通りである。
(1)前記ピストンロッドはその外周に低圧段ロッドパッキンシールを備え、前記低圧段ロッドパッキンシールは、高圧側ロッドパッキン及び低圧側ロッドパッキンを並置して備えると共に、前記高圧側ロッドパッキンと前記低圧側ロッドパッキンとの中間部を前記低圧段圧縮部の吸込側と連通して形成されていること。
(2)前記2つの高圧段圧縮部は前記クランク機構の外面を構成するクランクケースの両側面から筒状ケースを介して水平方向に延び、前記低圧段圧縮部は前記クランクケースの上面から筒状ケースを介して上方に延び、前記低圧段クロスヘッドの外周にシールリングを設けると共に、前記プランジャーロッドの外周にシールリングを設けたこと。
本発明によれば、小型で高効率しかも信頼性に優れた高圧力比の往復圧縮機を得ることができる。
以下、本発明の複数の実施例について図を用いて説明する。各実施例の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
本発明の第1実施例の往復圧縮機を図1〜図3を用いて説明する。
最初に、本実施例の往復圧縮機の外観構成に関して図1を参照しながら説明する。図1は本実施例の往復圧縮機を示す外観図である。
往復圧縮機10は、低圧段圧縮部1、高圧段圧縮部2、3、クランク機構部4、及びモータ5を備えて構成されている。なお、作動ガスとしては、水素ガスなどの可燃性作動ガスや毒性作動ガスを用いることが可能であり、本実施例では水素ガスが用いられている。
低圧段圧縮部1は、供給源から供給された低圧の作動ガスを圧縮するものであり、第1圧縮段圧縮部1a(図2参照)と第2圧縮段圧縮部1b(図2参照)とを有している。高圧段圧縮部2は、低圧段圧縮部1により圧縮された作動流体をさらに圧縮するものであり、第3圧縮段圧縮部を構成する。高圧段圧縮部3は、高圧段圧縮部2により圧縮された作動流体をさらに圧縮するものであり、第4圧縮段圧縮部を構成する。
クランク機構部4は、低圧段圧縮部1、高圧段圧縮部2、及び高圧段圧縮部3を駆動するためのものであり、その外面を形成するクランクケース4a及び筒状ケース4b〜4dを有している。クランクケース4aの基本的な形状は、前後に薄い略矩形状である。筒状ケース4bはクランクケース4aと低圧段圧縮部1とを接続するものであり、筒状ケース4cはクランクケース4aと中圧段圧縮部2とを接続するものであり、筒状ケース4dはクランクケース4aと高圧段圧縮部3とを接続するものである。モータ5は、クランク機構部4を介して、低圧段圧縮部1、高圧段圧縮部2、及び高圧段圧縮部3を駆動するものである。
さらには、クランク機構部4は、低圧段圧縮部1、高圧段圧縮部2、高圧段圧縮部3、及びモータ5などの構成要素の中央に配置されている。換言すれば、高圧段圧縮部2、低圧段圧縮部1、高圧段圧縮部3はクランクケース4aの周方向に連続する3面(本実施例では、底面を除く上面及び両側面)からそれぞれ突出して設けられ、モータ5はクランクケース4aの前後面を構成する1面(本実施例では、後面)から突出して設けられている。かかる構成によって、往復圧縮機10の小型化を図ることができる。
また、低圧段圧縮部1、高圧段圧縮部2、高圧段圧縮部3は、筒状に細長く形成されており、クランクケース4aの3面から放射状に延びている。低圧段圧縮部1はクランクケース4aの上面に垂直に突出するように配置されている。そして、高圧段圧縮部2と高圧段圧縮部3とは、両側面に水平方向に対向して同一軸心となるように突出して配置されている。換言すれば、クランク機構部4を挟んで互いに反対側に同一軸心となるように配置されている。かかる構成によって、クランクシャフト11の荷重を低減し、その軸受損失を低減することができる。そして、低圧段圧縮部1と高圧段圧縮部2と高圧段圧縮部3とが前後方向(クランクシャフト11の軸方向)に単列となり、軸方向の寸法を小さくすることができると共に、クランクシャフト11の主軸受31、32に対する偶力を低減でき、損失を低減できると共に主軸受31、32などの構成部品の信頼性を向上させることができる。
次に、上述した配置を実現する往復圧縮機10の具体的な構成に関して図2及び図3を参照しながら説明する。図2は本実施例の往復圧縮機の構成模式図、図3はその往復圧縮機のクランク機構部の斜視図である。
駆動源であるモータ5の回転軸5aにはクランクシャフト11が連結され、クランクシャフト11はモータ5によって回転される。このクランクシャフト11は、前後に延びるように配置され、主軸部11aと偏心軸部11bとを有している。主軸部11aの一側端部はモータ5の回転軸5aに結合されている。主軸部11aの他側部分には偏心軸部11bが設けられ、この偏心軸部11bは主軸部11aの軸心と偏心した軸心を有している。主軸受31、32は偏心軸部11bの両側に位置する主軸部11aを軸支している。これによって、偏心軸部11bに加わる力は偏心軸部11bから主軸部11aを通して主軸受31、32により受けることとなり、この主軸受31、32の間隔はできるだけ小さいことが好ましい。上述した本実施例の構成によれば、低圧段圧縮部1と高圧段圧縮部2と高圧段圧縮部3とがクランクシャフト11の軸方向に単列となり、主軸受31、32の間隔を小さくすることができるので、往復圧縮機10の信頼性を向上することができる。
コネクティングロッド13、15のそれぞれの一側端部は、同じ偏心軸部11bに、隣接して回転可能に結合されている。コネクティングロッド13の一側端部は二股に分かれて形成され、コネクティングロッド15の一側端部がその二股に分かれた部分の中央隙間に位置されている。そして、コネクティングロッド13の他側端部は横方向に延びて矩形状枠型のクロスヘッド12に連結ピン51を介して回転可能に結合されている。コネクティングロッド15の他側は上方に延びてクロスヘッド14に連結ピン52を介して回転可能に結合されている。かかる構成によって、往復圧縮機10の前後方向の寸法が小さくなっている。
また、偏心軸部11bとクロスヘッド12とはコネクティングロッド13を介して連結され、偏心軸部11bの偏心回転運動をクロスヘッド12の左右の往復運動に変換するようになっている。さらには、主軸部11aとクロスヘッド14とはコネクティングロッド15を介して連結され、偏心軸部11bの偏心回転運動をクロスヘッド14の上下の往復運動に変換するようになっている。
偏心軸部11b、コネクティングロッド13、15、クロスヘッド12は、一つのクランクケース4a内に収納されている。クロスヘッド14はクランクケース4aの上面に設けられた筒状ケース4b内に収納されている。この筒状ケース4bはクランクケース4aと低圧段圧縮部1とを接続している。
クロスヘッド12は、圧縮部を有していないクランクケース4aの底面を利用して、その底面上に左右に摺動可能に載置されている。クロスヘッド12の下枠部12dとクランクケース4aとの間にシュウ(図示せず)を介在させることによって滑らかな摺動を得ることができる。また、クロスヘッド12の枠内に、偏心軸部11b、コネクティングロッド13、15を配置している。この点からも往復圧縮機10の小型化を図ることができる。
クロスヘッド12の上枠部12aの中央に開口12eが形成され、この開口12eを貫通してコネクティングロッド15が上下に延びている。開口12eは、コネクティングロッド13の二股に分かれた部分の間の空隙と前後方向でほぼ一致して形成されている。かかる構成によって、クロスヘッド12の枠体としての強度を確保しつつ、低圧段圧縮部1を高圧段圧縮部2及び高圧段圧縮部3と共に単列(同一平面)に配置することを可能としている。なお、クロスヘッド12の上枠部12の開口の形成については、別部材をボルト締付にて取付けることにより開口を形成するようにしても良い。
クロスヘッド14には低圧段ピストンロッド16の一側端部が連結され、そのピストンロッド16の他側端部には低圧段ピストン17が連結されている。ピストン17は低圧段シリンダ23内に摺動可能に収納されている。このピストン17とシリンダ23とにより、ピストン17の両側に第1圧縮段圧縮部23a及び第2圧縮段圧縮部23bが形成されている。
クロスヘッド12の一側(右側)の側枠部12bには第3圧縮段用プランジャーロッド18の一側端部が連結されている。そのプランジャーロッド18の他側端部には第3圧縮段用プランジャー19が連結されている。このプランジャー19は、第3圧縮段用シリンダ24と共に第3圧縮段圧縮部24aを形成している。
また、クロスヘッド12の他側(左側)の側枠部12cには第4圧縮段用プランジャーロッド20の一側端部が連結されている。そのピストンロッド20の他側端部には第4圧縮段用プランジャー20が連結されている。このプランジャー20は、第4圧縮段用シリンダ25と共に第4圧縮段圧縮部25aを形成している。
かかる構成によれば、一つの偏心軸部11bの回転運動にて、低圧段圧縮部1を形成するためのピストンロッド16と、高圧2段の圧縮部2、3を形成するためのプランジャーロッド16、17とを同一平面内で往復運動させることができる。
モータ33によってクランクシャフト11が回転すると、クランクシャフト11の回転運動はコネクティングロッド15の揺動運動からクロスヘッド14の往復運動に変換され、ピストン17が往復運動する。また、クランクシャフト11の回転運動はコネクティングロッド13の揺動運動からクロスヘッド12の往復運動に変換され、プランジャー19、21が往復運動する。
ピストン17が往復運動すると、作動ガスはバルブ34aを通してシリンダ23の第1圧縮段圧縮部23aに吸込まれ圧縮されて吐出バルブ34bを通して吐出される。本実施例では、供給された数Mpa以下の低い圧力から5Mpa程度の圧力に圧縮されて吐出される。なお、図2において、点線で示す系統は作動ガスの流れる系統を示し、その矢印は流れる方向を示す。
次いで、その作動ガスは吸込みバルブ35aを通してシリンダ23の第2圧縮段圧縮部23bに吸込まれ圧縮されて吐出バルブ35bを通して吐出される。本実施例では、5Mpa程度の圧力から14Mpa程度に圧縮されて吐出される。
次いで、その作動ガスは吸込みバルブ36aを通してシリンダ24の第3圧縮段圧縮部24aに吸込まれ圧縮されて吐出バルブ36bを通して吐出される。本実施例では、14Mpa程度の圧力から36Mpa程度に圧縮されて吐出される。
次いで、その作動ガスは吸込みバルブ37aを通してシリンダ25の第4圧縮段圧縮部25aに吸込まれ圧縮されて吐出バルブ37bを通して吐出される。本実施例では、36Mpa程度の圧力から84Mpa程度に圧縮されて吐出される。なお、本実施例で示す圧力比は一例である。
このようにして、クランクシャフト11のクランク部分が一つ(即ち、単列クランクケース4a)の構造で4段圧縮部が構成され、高圧力比の圧縮が可能である。さらに、本実施例では、低圧段軸心と高圧2段の軸心が同一平面に位置されているので、主軸受31、32に偶力が発生せず、主軸受31、32の信頼性も向上する。
また、高圧2段の圧縮部2、3をクロスヘッド12を介して同一軸心で対向させたので、クランクシャフト11、引いてはクランクシャフト11を支持する主軸受31、32の荷重を低減し、損失を低減できる。
垂直に配置した低圧段圧縮部は復動式にすることによって、ピストン17等の慣性力と作動ガス圧力によって生じる作動ガスのスラスト力を相殺させてクランクシャフト11に掛る荷重を低減し、ひいては主軸受31、32に掛る荷重を低減し、損失を低減できる。このように、クランクシャフト11、主軸受31、32等に掛る荷重を低減できるので、これらの部品の長寿命化が図れる。
なお、本実施例では示していないが、高圧段プランジャー19、21とクロスヘッド12との間にあるプランジャーロッド18、20をガイド部を有する構造にすればさらに好適である。
一方、低圧段ロッドパッキンシール38、高圧2段のロッドパッキンシール39、40は、それぞれ高圧側パッキン群を構成する高圧側パッキン38a,39a,40aと低圧側パッキン群を構成する低圧側パッキン38b、39b、40bとに分けている。そして、高圧側パッキン38a,39a,40aと低圧側パッキン38b、39b、40bとの中間に位置する部屋が第1圧縮段圧縮部23aの吸込みラインに連通されている。このようにすることにより、各ロッドパッキンシール38〜40の大気側とのシール差圧は第1圧縮段圧縮部23aの吸込み圧力との差圧となり、系内で最も小さくできる。即ち、大気側への漏れ量を最少にすることができ、外部への漏れ量の極少化が図れ、圧縮機設備の安全性を向上できる。
次に、本発明の第2実施例を図4を用いて説明する。図4は本発明の第2実施例の往復圧縮機の要部断面図である。なお、第2実施例の説明において、第1実施例と共通する部分の重複する説明は省略する。
この第2実施例では、垂直方向に配置されたクロスヘッド14の外周部にシールリング61が設けられ、このシールリング61が筒状ケース4bの内面と摺動するようになっており、クロスヘッド14と筒状ケース4bとの間の気密が保たれている。そして、シールリング61より低圧段圧縮部1側の筒状ケース4bにガス導出孔71が形成されている。
また、水平方向に配置されたクロスヘッド12の両側に中間ガイドロッド54が夫々設けられている。その中間ガイドロッド54のピストン部55の外周部にシールリング62が取付けられ、そのシールリング62の筒状ケース4c、4dの内面と摺動するようになっており、中間ガイドロッド54と筒状ケース4c、4dとの間の気密が保たれている。そして、シールリング62より中圧段圧縮部2側の筒状ケース4c及び高圧段圧縮部3側の筒状ケース4dにそれぞれガス導出孔72が形成されている。なお、図4では高圧段の片方の圧縮段(高圧段圧縮部3)は一部のみの図示であるが、同一の構造を有している。
このようにすることにより、低圧段ロッドパッキンシール38から大気側へ漏れた作動ガスは導出孔71からクランクケース4a内に漏らすことなく安全にフレアへ導くことができる。また、高圧側圧縮段のロッドパッキンシール39、40から漏れた作動ガスも同様に導出孔72からクランクケース4a内に漏らすことなくフレアへ導くことができる。これによって安全性を向上することができる。
上述した実施例に関して機能的に纏めると次の通りである。
(1)小容量高圧力比圧縮機で且つ経済性を考慮した小型化、最適構造化について、
先ず作動ガスのスラスト力が極めて大きい高圧の第3及び第4圧縮段圧縮部24a、25aを水平方向に対向させて配置する。この高圧の2段の圧縮部24a、25aは容積流量が小さくなるので、プランジャー式圧縮機構造を用いる。そして、低圧の1、第2圧縮段圧縮部23a、23bを垂直方向に配置する。この低圧の2段の圧縮部23a、23bは比較的容積流量が大きいので、ピストン型復動式圧縮段を用いることにより、1つのピストンで2つの圧縮ができる構造とする。
さらに、次のような構造にすることによって、コンパクトに且つクランクシャフト11、軸受に掛る荷重を低減でき、損失の低減、構造の小型化が達成できる。
一つのクランクケース4a内に、水平方向に移動可能で且つ上部に開口12eを持ったクロスヘッド12を配置すると共に、このクロスヘッド12を貫通する一つの偏心軸部11bを有するクランクシャフト11を配置する。クロスヘッド12とクランクシャフト11を連結するコネクティングロッド13は、クランクシャフト側に連結する部分を2股とし、中央部分に空隙を形成させる。この空隙部分にクランクシャフト11と垂直方向に配置した圧縮段のクロスヘッド14を連結するコネクティングロッド15を配置する。ここで、クロスヘッド12の上部には上述したように開口12eが設けて有り、この開口12eを通って低圧段コネクティングロッド15を配する。このコネクティングロッド15の一端はクランクシャフト11の偏心軸部11bに連結され、他端は低圧段クロスヘッド14に連結される。さらに、クロスヘッド14にはピストンロッド16が連結され、そのピストンロッド16の先端部には1段及び2段の圧縮段を形成するピストン部を有する。
このように第4圧縮段を構成すれば、一つのクランクケース4aのみで全ての圧縮段数を一軸心内に納めることができる。即ち、第4圧縮段を単列に配置することができるのでクランク軸方向の必要寸法を削減することができ、小型化を達成する。また、高圧2段をクロスヘッド12を介して対向させたので、クランクシャフト11、引いてはクランクシャフト11を支持する主軸受31、32の荷重を低減し、損失を低減できる。垂直に配置した低圧段圧縮部1は復動式にすることによってピストン等の慣性力と作動ガス圧力によって生じる作動ガスのスラスト力を相殺させてクランクシャフト11に掛る荷重を低減、引いては主軸受31、32に掛る荷重を低減し、損失を低減できる。さらに言えば、これらの力は上述したように実質的に同一平面内にあるため、クランクシャフト11に偶力を掛けない。即ち、過大荷重や方当りを発生しないので、軸受31、32の信頼性が向上する。
(2)可燃性、爆発性作動ガスの漏洩量の極少化及び漏れ作動ガスの安全な排出に関して
高圧2段の圧縮段のロッドパッキンシール39、40を高圧側ロッドパッキン39a、40aと低圧側ロッドパッキン39b、40bに分離し、その中間部を初段吸込みラインと連通することにより、大気側との作動ガスシール差圧を低減することができる。さらに低圧段ピストンロッド貫通部のロッドパッキンシール38も同様に分割し、中間室を初段吸込みラインと連通することにより、大気側との作動ガスシール差圧を低減することができる。このように構成することによって、ロッドパッキンシール38〜40からクランクケース4a側へ漏れる作動ガス量を極少化することができる。なお、漏れた作動ガスはパージラインを経由して安全に大気へ放出する。
(3)信頼性、安全性に関して
上記のように高圧段圧縮部3、4を配置すればクランクシャフト11、主軸受31、32等に掛る荷重を低減できるので、部品の長寿命化が図れる。また外部への漏れ量の低減が図れ、圧縮機設備の安全性が向上できる。さらに、垂直方向に配置されたクロスヘッド14の外周部にシールリング61を設け、水平方向に配置されたクロスヘッド12の両側に、外周部にシールリング62を取付けた中間ガイド54を夫々設ける。このようにすることにより、低圧段ロッドパッキンシール61から大気側へ漏れた作動ガスをクランクケース4a内に漏らすことなく安全にフレアへ導くことができる。また、高圧側圧縮段のロッドパッキンシール62から漏れた作動ガスも同様にクランクケース4a内に漏らすことなくフレアへ導くことができる。
本発明の第1実施例の往復圧縮機を示す外観図である。 第1実施例の往復圧縮機の構成模式図である。 第1実施例の往復圧縮機のクランク機構部の斜視図である。 本発明の第2実施例の往復圧縮機の要部断面図である。
符号の説明
1…低圧段圧縮部、2…高圧段圧縮部、3…高圧段圧縮部、4…クランク機構部、4a…クランクケース、4b〜4d…筒状ケース、5…モータ、10…往復圧縮機、11…クランクシャフト、12…クロスヘッド、12a〜12d…枠部、12e…開口、13…コネクティングロッド、14…クロスヘッド、15…コネクティングロッド、16…ピストンロッド、17…ピストン、18…プランジャーロッド、19…プランジャー、20…プランジャーロッド、21…プランジャー、23〜25…シリンダ、23a…第1圧縮段圧縮部、23b…第2圧縮段圧縮部、24a…第3圧縮段圧縮部、25a…第4圧縮段圧縮部、31…主軸受、32…主軸受、33…モータ、34a…吸込みバルブ、3…吐出バルブ、35a…吸込みバルブ、35b…吐出バルブ、36a…吸込みバルブ、36b…吐出バルブ、37a…吸込みバルブ、37b…吐出バルブ、38…低圧段ロッドパッキンシール、39〜40…高圧段ロッドパッキンシール、38a…高圧側ロッドパッキン、38b…低圧側ロッドパッキン、39a…高圧側ロッドパッキン、39b…低圧側ロッドパッキン、40a…高圧側ロッドパッキン、40b…低圧側ロッドパッキン、51…連結ピン、52…連結ピン、54…中間ガイドロッド、55…ピストン部、61…シールリング、62…シールリング、71…ガス導出孔、72…ガス導出孔。

Claims (12)

  1. 供給源から供給される低圧の作動ガスを圧縮する低圧段圧縮部と、
    前記低圧段圧縮部により圧縮された作動流体をさらに2段に圧縮する2つの高圧段圧縮部と、
    前記低圧段圧縮部及び前記高圧段圧縮部を駆動するクランク機構とを備える往復圧縮機において、
    前記2つの高圧段圧縮部は、それぞれプランジャーとシリンダとを備えると共に、前記クランク機構の両側に対向して同軸で延びるように配置され、
    前記低圧段圧縮部は、ピストンとシリンダとを備えると共に、前記2つの高圧段圧縮部の中間に位置して延びるように配置され、
    前記クランク機構、前記低圧段圧縮部、及び前記2つの高圧段圧縮部は実質的に同じ平面内に位置するように設置されていることを特徴とする往復圧縮機。
  2. 請求項1に記載の往復圧縮機において、前記クランク機構は、クランクシャフトの主軸部に偏心して設けられた偏心軸部と、前記ピストンにピストンロッドを介して接続される低圧段クロスヘッドと、一側端部が前記偏心軸部に接続されると共に他側端部が前記低圧段クロスヘッドに接続される低圧段コネクティングロッドと、前記2つのプランジャーにそれぞれプランジャーロッドを介して接続される高圧段クロスヘッドと、一側端部が前記偏心軸部に接続されると共に他側端部が前記高圧段クロスヘッドに接続される高圧段コネクティングロッドとを備え、前記クランク機構の構成要素、前記低圧段圧縮部、及び前記2つの高圧段圧縮部は実質的に同じ平面内に位置するように設置されていることを特徴とする往復圧縮機。
  3. 請求項1または2に記載の往復圧縮機において、前記2つの高圧段圧縮部は前記クランク機構の外面を構成するクランクケースの両側面から水平方向に延び、前記低圧段圧縮部は前記クランクケースの上面から上方に延びていることを特徴とする往復圧縮機。
  4. 請求項2に記載の往復圧縮機において、前記高圧段クロスヘッドは1つの略矩形状枠で形成され、前記偏心軸部、前記低圧段コネクティングロッド、及び前記高圧段コネクティングロッドは前記高圧段クロスヘッドの枠内に配置されていることを特徴とする往復圧縮機。
  5. 請求項4に記載の往復圧縮機において、前記高圧段クロスヘッドは水平方向に移動可能に設置され、前記高圧段コネクティングロッドは前記高圧段クロスヘッドの一側の側枠部に回転可能に結合され、前記2つのプランジャーロッドは前記高圧段クロスヘッドの両側の側枠部にそれぞれ結合されていることを特徴とする往復圧縮機。
  6. 請求項4に記載の往復圧縮機において、前記高圧段クロスヘッドはその上枠部に上下に貫通する開口を形成しており、前記コネクティングロッドは前記開口を貫通して前記偏心軸部と前記低圧段クロスヘッドとに接続されていることを特徴とする往復圧縮機。
  7. 請求項6に記載の往復圧縮機において、前記高圧段コネクティングロッドの一側端部が二股に分かれて前記偏心軸部に接続され、前記低圧段コネクティングロッドの一側端部が前記高圧段コネクティングロッドの二股に分かれた部分の中央隙間に位置されて前記偏心軸部に接続されていることを特徴とする往復圧縮機。
  8. 供給源から供給される低圧の作動ガスを圧縮する低圧段圧縮部と、
    前記低圧段圧縮部により圧縮された作動流体をさらに2段に圧縮する2つの高圧段圧縮部と、
    前記低圧段圧縮部及び前記高圧段圧縮部を駆動するクランク機構とを備える往復圧縮機において、
    前記2つの高圧段圧縮部は、それぞれプランジャーとシリンダとを備えると共に、前記クランク機構の両側に対向して同軸で延びるように配置され、
    前記低圧段圧縮部は、1つピストンとその両側に圧縮室を構成する1つのシリンダとで2段に圧縮する圧縮部を備えると共に、前記2つの高圧段圧縮部の中間に位置して延びるように配置され、
    前記クランク機構、前記低圧段圧縮部、及び前記2つの高圧段圧縮部は実質的に同じ平面内に位置するように設置されていることを特徴とする往復圧縮機。
  9. 請求項8に記載の往復圧縮機において、前記低圧段圧縮部は、そのピストンの一側に供給源から供給された低圧の作動ガスを圧縮する第1圧縮段圧縮部を形成し、そのピストンの他側に前記第1圧縮段圧縮部で圧縮された作動ガスを圧縮する第2圧縮段圧縮部を形成し、前記2つの高圧段圧縮部の一方は前記第2圧縮段圧縮部で圧縮された作動ガスを圧縮する第3圧縮段圧縮部を構成し、前記2つの高圧段圧縮部の他方は前記第3圧縮段圧縮部で圧縮された作動ガスを圧縮する第4圧縮段圧縮部を構成することを特徴とする往復圧縮機。
  10. 供給源から供給された低圧の作動ガスを圧縮する低圧段圧縮部と、
    前記低圧段圧縮部により圧縮された作動流体をさらに2段に圧縮する2つの高圧段圧縮部と、
    前記低圧段圧縮部及び前記高圧段圧縮部を駆動するクランク機構とを備える往復圧縮機において、
    前記2つの高圧段圧縮部は、それぞれプランジャーとシリンダとを備えると共に、前記クランク機構の両側に対向して同軸で延びるように配置され、
    前記低圧段圧縮部は、ピストンとシリンダとを備えると共に、前記2つの高圧段圧縮部の中間に位置して延びるように配置され、
    前記クランク機構は、クランクシャフトの主軸部に偏心して設けられた偏心軸部と、前記ピストンにピストンロッドを介して接続される低圧段クロスヘッドと、一側端部が前記偏心軸部に接続されると共に他側端部が前記低圧段クロスヘッドに接続される低圧段コネクティングロッドと、前記2つのプランジャーにそれぞれプランジャーロッドを介して接続される高圧段クロスヘッドと、一側端部が前記偏心軸部に接続されると共に他側端部が前記高圧段クロスヘッドに接続される高圧段コネクティングロッドとを備え、
    前記2つのプランジャーロッドはその外周に高圧段ロッドパッキンシールをそれぞれ備え、
    前記高圧段ロッドパッキンシールは、高圧側ロッドパッキン及び低圧側ロッドパッキンを並置して備えると共に、前記高圧側ロッドパッキンと前記低圧側ロッドパッキンとの中間部を前記低圧段圧縮部の吸込側と連通して形成され、
    前記クランク機構の構成要素、前記低圧段圧縮部、及び前記2つの高圧段圧縮部は実質的に同じ平面内に位置するように設置されていることを特徴とする往復圧縮機。
  11. 請求項10に記載の往復圧縮機において、前記ピストンロッドはその外周に低圧段ロッドパッキンシールを備え、前記低圧段ロッドパッキンシールは、高圧側ロッドパッキン及び低圧側ロッドパッキンを並置して備えると共に、前記高圧側ロッドパッキンと前記低圧側ロッドパッキンとの中間部を前記低圧段圧縮部の吸込側と連通して形成されていることを特徴とする往復圧縮機。
  12. 請求項10に記載の往復圧縮機において、前記2つの高圧段圧縮部は前記クランク機構の外面を構成するクランクケースの両側面から筒状ケースを介して水平方向に延び、前記低圧段圧縮部は前記クランクケースの上面から筒状ケースを介して上方に延び、前記低圧段クロスヘッドの外周にシールリングを設けると共に、前記プランジャーロッドの外周にシールリングを設けたことを特徴とする往復圧縮機。
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