JPH07189885A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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Publication number
JPH07189885A
JPH07189885A JP5337396A JP33739693A JPH07189885A JP H07189885 A JPH07189885 A JP H07189885A JP 5337396 A JP5337396 A JP 5337396A JP 33739693 A JP33739693 A JP 33739693A JP H07189885 A JPH07189885 A JP H07189885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
compressor
crankcase
cylinders
piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP5337396A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Otani
巖 大谷
Hiroshi Mihashi
博 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は2気筒及び3気筒のクランクケース
を共用化できるよう構成した圧縮機を提供することを目
的とする。 【構成】 圧縮機11のクランクケース12は、上面及
び左右側面に第1〜第3のシリンダ取付部12a〜12
cを有する。第1〜第3のシリンダ取付部12a〜12
cは、クランクシャフト13の回転中心Oに対して回転
方向に90°間隔ずつずらした位置となるように形成さ
れている。3気筒の圧縮機11を製作する場合は、各シ
リンダ取付部12a〜12cに第1〜第3のシリンダ1
5a〜15cが取り付けられる。又、同一のクランクケ
ース12を使用して2気筒の圧縮機を製作する場合は、
一のシリンダを外し、そのシリンダ取付部に蓋を取り付
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮機に係り、特にシリ
ンダ数(気筒数)を選択的に変更できるよう構成された
圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】ピストンを往復動させて圧縮空気を生成
する往復動形圧縮機では、高圧の圧縮空気を生成する場
合、例えば図3(A)(B)又は図4(A)(B)に示
すようにシリンダ数を増やして2気筒又は3気筒の多段
式として空気を段階的に圧縮するようになっている。
【0003】図3(A)(B)に示す圧縮機は、クラン
クケース1の上部に第1〜第3のシリンダ2a〜2cを
60°間隔で取り付けてなる60°W形3気筒の圧縮機
であり、クランクケース1内に設けられたクランクシャ
フト4及びコンロッド5a〜5cを介して第1〜第3の
シリンダ2a〜2c内に嵌合するピストン3a〜3cを
往復動される構成である。
【0004】又、図4(A)(B)に示す圧縮機は、ク
ランクケース6の上部に第1のシリンダ2aと第2のシ
リンダ2bとを取り付けてなる90°V形2気筒の圧縮
機であり、クランクケース1内に設けられたクランクシ
ャフト4及びコンロッド5a,5bを介して第1のシリ
ンダ2a及び第2のシリンダ2b内に嵌合するピストン
3a,3bが往復動される構成である。
【0005】このように、往復駆動される各ピストン3
a〜3cの重量をWとすると、図3(A)(B)に示す
圧縮機の場合、コンロッド5a〜5cが連結されるクラ
ンクシャフト4のクランクピン4aと反対側に重量1.
5Wのバランスウエイト7を取り付けることによりピス
トン3a〜3cの慣性力と釣り合いピストン3a〜3c
の往復動による振動が防止されて高速回転が可能にな
る。
【0006】又、図4(A)(B)に示す圧縮機の場
合、コンロッド5a,5bが連結されるクランクシャフ
ト4のクランクピン4aと反対側に重量Wのバランスウ
エイト8を取り付けることによりピストン3a,3bの
慣性力と釣り合いピストン3a,3bの往復動による振
動が防止されて高速回転が可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
構成では、2気筒の圧縮機と3気筒の圧縮機とでは、各
シリンダ2a〜2cの取り付け角度が2気筒の場合90
°となり、3気筒の場合60°となるため、クランクケ
ース1の上部構造が異なり、最も高価で大型のパーツで
あるクランクケース1を共用化することができないとい
った課題がある。
【0008】又、3気筒の圧縮機の場合、ピストン3a
〜3cの外径がクランクシャフト4の直径に比べて大き
く、隣接する各シリンダ2a〜2cの取り付け面が干渉
するため、コンロッド5a〜5cを長くして各シリンダ
2a〜2cの取り付け位置をクランクシャフト4の中心
Oから離間させて各シリンダ2a〜2cの取り付け面が
干渉することを防止する構成とする必要があり、クラン
クケース1が大型化してしまうといった課題が生ずる。
その場合、2気筒の圧縮機においても3気筒の圧縮機と
の共用化を図るため、クランクケース1の大型化を図ら
なければならなかった。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解決した圧縮
機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
同一のクランクケースに複数のシリンダを取り付け、該
複数のシリンダ内を往復動する各ピストンを同一のクラ
ンクシャフトにより駆動する圧縮機において、前記クラ
ンクケースの上面及び左右側面の夫々にシリンダ取付部
を設け、該複数のシリンダ取付部の夫々に前記シリンダ
又は蓋を選択的に取り付けてなることを特徴とする。
【0011】又、請求項2の発明は、同一のクランクケ
ースに複数のシリンダを取り付け、該複数のシリンダ内
を往復動する各ピストンを同一のクランクシャフトによ
り駆動する圧縮機において、前記クランクケースの上面
及び左右側面の夫々にシリンダ取付部を設け、前記クラ
ンクケースの上面及び左右側面の夫々にシリンダ取付部
に前記シリンダを取り付け、前記上面側のシリンダ内に
嵌合するピストン重量を他のシリンダのピストン重量の
2倍にするとともに、前記クランクシャフトに前記上面
側のピストンの往復動慣性力に相当するバランスウエイ
トを設けてなることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記請求項1によれば、クランクケースの上面
及び左右側面の夫々に設けられた複数のシリンダ取付部
にシリンダ又は蓋を選択的に取り付けることにより、同
一のクランクケースを使用して2気筒又は3気筒に使い
分けることができ、クランクケースを共用化できる。
【0013】上記請求項2によれば、上面側のシリンダ
内に嵌合するピストン重量を他のシリンダのピストン重
量の2倍にするとともに、クランクシャフトに上面側の
ピストンの往復動慣性力に相当するバランスウエイトを
設けることにより、クランクケースを共用化できるとと
もに3気筒にした場合のピストンの往復動による振動発
生を防止することが可能になる。
【0014】
【実施例】図1及び図2に本発明になる圧縮機の一実施
例を示す。
【0015】図1(A)(B)中、圧縮機11のクラン
クケース12は、上面及び左右側面に第1〜第3のシリ
ンダ取付部12a〜12cを有する。このクランクケー
ス12は90°間隔で設けられた第1〜第3のシリンダ
取付部12a〜12cを選択的に使用することにより、
3気筒又は2気筒の多段圧縮機の共通部品として使用す
ることができる。
【0016】図1(A)(B)に示す、圧縮機11は9
0°W形3気筒の圧縮機である。クランクケース12の
内部には、クランクシャフト13が回転自在に軸承され
ており、クランクシャフト13のクランクピン13aに
はコンロッド14a〜14cが連結されている。
【0017】上記第1〜第3のシリンダ取付部12a〜
12cは、クランクシャフト13の回転中心Oに対して
回転方向に90°間隔ずつずらした位置となるように形
成されている。この各シリンダ取付部12a〜12cに
は、第1〜第3のシリンダ15a〜15cが取り付けら
れている。そして、各シリンダ15a〜15c内には第
1〜第3のピストン16a〜16cが摺動自在に嵌合し
ている。
【0018】各ピストン16a〜16cのピストンピン
17a〜17cには、上記コンロッド14a〜14cの
先端が連結されている。又、各シリンダ15a〜15c
はピストンピン17a〜17cの往復動により開閉する
吸気弁及び排気弁(共に図示せず)を有する。従って、
クランクシャフト13がモータ(図示せず)により回転
駆動されると、コンロッド14a〜14cは揺動してピ
ストン16a〜16cを往復動させる。
【0019】例えば、本実施例では、第2のシリンダ1
5bが高圧用で、第1,第3のシリンダ15a,15c
が中圧用として機能するため、第1,第3のピストン1
6a,16cの往復動により中圧に加圧された圧縮空気
を第2のピストン16bにより高圧に圧縮する。
【0020】第1,第3のピストン16a,16cはア
ルミ合金製で通常の重量Wを有する。又、第2のピスト
ン16bは、例えば鋳鉄製であり、重量が第1,第3の
ピストン16b,16cの重量の2倍(2W)となるよ
うに製作されている。
【0021】そして、クランクシャフト13のクランク
ピン13aと180°反対側には、2Wの重量を有する
バランスウエイト18が設けられている。そのため、ピ
ストン16a〜16cの往復動による慣性力がバランス
ウエイト18と釣り合う。又、第2のピストン16bと
第3のピストン16cとは、夫々180°の方向に摺動
するため、ピストン16b,16cの往復動による慣性
力が釣り合う。
【0022】従って、クランクケース12を使用して3
気筒の構成にした場合でもピストン16a〜16cの往
復動による振動発生が防止されて高速回転が可能にな
る。
【0023】図2(A)(B)に示す、圧縮機21は9
0°V形2気筒の圧縮機である。
【0024】上記クランクケース12の第1,第2のシ
リンダ取付部12a,12bには、第1,第2のシリン
ダ15a,15bが取り付けられている。そして、各シ
リンダ15a,15b内には第1,第2のピストン16
a,16bが摺動自在に嵌合している。
【0025】第3のシリンダ取付部12cには、シリン
ダ15cが取り付けられてなく、蓋22が取り付けられ
ている。従って、第3のシリンダ取付部12cの開口部
分は蓋22により閉蓋されている。
【0026】このような2気筒の場合、ピストン16
a,16bが共にアルミ合金製で、同一の重量Wとなる
ように製作されている。そして、クランクシャフト13
のクランクピン13aは、3本のコンロッド14a〜1
4cが連結できる長さを有しているため、コンロッド1
4cを外したスペースに重量Wを有するバランスウエイ
ト23が取り付けられている。
【0027】従って、クランクケース12を使用して2
気筒の構成にした場合でもピストン16a,16bの往
復動による振動発生が防止されて高速回転が可能にな
る。このように、同一のクランクケース12を使用して
2気筒又は3気筒に使い分けることができ、クランクケ
ース12を共用化することができる。よって、クランク
ケース12の加工工程での生産効率の向上を図ることが
でき、ひいては2気筒又は3気筒の圧縮機11,21の
製造コストを安価に抑えることができる。
【0028】尚、上記実施例では、第3のシリンダ取付
部12cに蓋22を取り付けて2気筒の圧縮機を構成し
たが、これに限らず、第1のシリンダ取付部12a又は
第2のシリンダ取付部12bに蓋22を取り付けるよう
にしても良い。あるいは上記クランクケース12のシリ
ンダ取付部12a〜12cのうちいずれか一つにシリン
ダを取り付け、他のシリンダ取付部には蓋22を取り付
けて単気筒の圧縮機として使用することもできる。
【0029】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1の発明によれ
ば、クランクケースの上面及び左右側面の夫々に設けら
れた複数のシリンダ取付部にシリンダ又は蓋を選択的に
取り付けることができるため、同一のクランクケースを
使用して2気筒又は3気筒に使い分けることができ、ク
ランクケースを共用化できる。よって、加工工程での生
産効率の向上を図ることができ、製造コストを安価に抑
えることができる。
【0030】又、請求項2の発明によれば、上面側のシ
リンダ内に嵌合するピストン重量を他のシリンダのピス
トン重量の2倍にするとともに、クランクシャフトに上
面側のピストンの往復動慣性力に相当するバランスウエ
イトを設けることにより、クランクケースを共用化でき
るとともに3気筒にした場合のピストンの往復動による
振動発生を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる圧縮機の一実施例の概略構成図で
ある。
【図2】共通のクランクケースを使用して2気筒の圧縮
機とした場合の概略構成図である。
【図3】従来の3気筒の圧縮機の概略構成図である。
【図4】従来の2気筒の圧縮機の概略構成図である。
【符号の説明】
11,21 圧縮機 12 クランクケース 13 クランクシャフト 14a〜14c コンロッド 15a〜15c 第1〜第3のシリンダ 16a〜16c 第1〜第3のピストン 18,23 バランスウエイト 22 蓋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のクランクケースに複数のシリンダ
    を取り付け、該複数のシリンダ内を往復動する各ピスト
    ンを同一のクランクシャフトにより駆動する圧縮機にお
    いて、 前記クランクケースの上面及び左右側面の夫々にシリン
    ダ取付部を設け、 該複数のシリンダ取付部の夫々に前記シリンダ又は蓋を
    選択的に取り付けてなることを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】 同一のクランクケースに複数のシリンダ
    を取り付け、該複数のシリンダ内を往復動する各ピスト
    ンを同一のクランクシャフトにより駆動する圧縮機にお
    いて、 前記クランクケースの上面及び左右側面の夫々にシリン
    ダ取付部を設け、前記クランクケースの上面及び左右側
    面のシリンダ取付部に前記シリンダを取り付け、前記上
    面側のシリンダ内に嵌合するピストン重量を他のシリン
    ダのピストン重量の2倍にするとともに、前記クランク
    シャフトに前記上面側のピストンの往復動慣性力に相当
    するバランスウエイトを設けてなることを特徴とする圧
    縮機。
JP5337396A 1993-12-28 1993-12-28 圧縮機 Pending JPH07189885A (ja)

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JP5337396A JPH07189885A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 圧縮機

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JP5337396A JPH07189885A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 圧縮機

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JPH07189885A true JPH07189885A (ja) 1995-07-28

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ID=18308243

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JP5337396A Pending JPH07189885A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 圧縮機

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JP (1) JPH07189885A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7563078B2 (en) 2004-05-21 2009-07-21 Hitachi Plant Technologies, Ltd. Reciprocating compressor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7563078B2 (en) 2004-05-21 2009-07-21 Hitachi Plant Technologies, Ltd. Reciprocating compressor

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