JP4435210B2 - 回転・往復動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転可能なクランク軸と往復移動可能なピストンとをコネクティングロッドにより連結して構成した回転・往復動装置に関する。
コンプレッサやエンジンなどに広く用いられているクランク軸とコネクティングロッドおよび、シリンダとピストンによる回転・往復動装置は、運動する各部の不釣合い慣性力により振動が発生する。
このため、クランク軸にバランスウエイトを付加したり、バランサシャフトをギア駆動してカウンタバランスウエイトを回転させ、不釣合い力およびモーメントを打ち消すことが一般的に行われている。
これに対して、下記特許文献1には、互いに平行に配置した2本のクランク軸を1対1の回転比率で互いに逆方向に回転させ、かつ各クランク軸にコネクティングロッドを介して連結した各ピストンを、対向ピストンとして同一直線上を完全対称的に往復運動するように構成したものが開示され、これにより、上記したバランスサシャフトを付加する構成などに比較して構造を簡素化して、無振動化を図っている。
特公平3−57310号公報
ところが、上記した従来の回転・往復動装置にあっては、互いに平行に配置した2本のクランク軸の軸心を含む平面上でかつ2本のクランク軸に直交する方向に2つのピストンを対向配置しているので、2本のクランク軸およびこれら両クランク軸を連結するギアならびに互いに対向する2つのピストンが、同一方向に並べて配置されることになり、装置全体がこの並び方向に長大化し、対向する2つのピストンの往復移動方向の大型化を招くものとなる。
そこで、本発明は、対向して配置した2つのピストンの往復移動方向の大型化を回避しつつ、回転・往復動装置として振動低下を達成することを目的としている。
本発明は、回転可能なクランク軸と往復移動可能なピストンとをコネクティングロッドにより連結して構成した回転・往復動装置において、互いに平行に配置した2本のクランク軸を互いに逆方向かつ1対1の回転比率で回転するよう連結し、前記2本のクランク軸に、該2本のクランク軸の軸線をそれぞれ含む各平面上を互いに対向して往復移動するそれぞれ少なくとも1組のピストンを、前記2本のクランク軸の配列方向と直交する方向に向けてコネクティングロッドを介して連結し、前記2本のクランク軸のうち一方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドをクランク軸の軸方向にずらせて配置するとともに、他方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドをクランク軸の軸方向にずらせて配置し、前記一方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドは、一方の小端部が上死点にあるものとして他方の小端部も上死点にあるものとし、この状態で前記他方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドも、一方の小端部が上死点にあるものとして他方の小端部も上死点にあるものとし、前記2本のクランク軸に連結した各1組2つのピストンは、それぞれクランク軸を間に挟んで一方側と他方側とに配置され、前記2本のクランク軸のうち一方のクランク軸の前記一方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面と、他方のクランク軸の前記他方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面とを、前記2本のクランク軸と直交する方向の同一平面上に設定し、前記一方のクランク軸の前記他方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面と、前記他方のクランク軸の前記一方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面とを、前記2本のクランク軸と直交する方向の同一平面上に設定したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、2本のクランク軸を互いに逆方向に回転させるとともに、2本のクランク軸に連結したそれぞれ2つのコネクティングロッドは、一方の小端部が上死点にあるものとして他方の小端部も上死点にあるものとし、かつコネクティングロッドの運動軌跡面を、2本のクランク軸相互間でクランク軸と直交する方向の同一平面上に設定したので、2本のクランク軸相互間で、クランク軸回りのモーメントが相殺されるとともに、ピストンの往復移動によるクランク軸と直交する垂直軸回りのモーメントが相殺され振動を効率よく低減することができる。この際、少なくとも1組の互いに対向して往復移動するピストンを、2本のクランク軸の配列方向と直交する方向に向けて配置しているので、対向する2つのピストンが往復移動する方向の装置の長大化を防止でき、装置全体の小型化を達成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の施形態に係わる回転・往復動装置の回転往復機構部における縦断面図、図2は、図1のA−A断面図である。ここでの回転・往復動装置は、図2に示すモータ1によって駆動するコンプレッサであり、モータ1によって回転駆動されるクランク軸3と平行にクランク軸5を配置している。
上記した各クランク軸3,5はクランクケース7内に収容され、クランクケース7は、図2に示すように、クランク軸3,5の軸方向に沿って、モータ1側のクランク室9とモータ1と反対側のギア室11とを密閉状態で隔てる隔壁13を備えている。
クランク軸3は、モータ1側の端部が、クランクケース7のモータ1側の一方の端壁7aに形成した開口7bを塞ぐ端板15に、ベアリング17およびシール材18を介して回転可能に支持されるとともに、モータ1と反対側の端部が、クランクケース7の他方の端壁7cにベアリング19を介して回転可能に支持されている。また、このクランク軸3は、前記した隔壁13の貫通孔13aを貫通しており、この貫通孔13aとクランク軸3との間は、シール材21により密封された状態としてクランク軸3が回転可能となっている。
一方、クランク軸5は、モータ1側の端部が、クランクケース7のモータ1側の一方の端壁7aにベアリング23を介して回転可能に支持されるとともに、モータ1と反対側の端部が、クランクケース7の他方の端壁7cにベアリング25を介して回転可能に支持されている。また、このクランク軸5は、前記した隔壁13の貫通孔13bを貫通しており、この貫通孔13bとクランク軸3との間は、シール材27により密封された状態としてクランク軸5が回転可能となっている。
そして、ギア室11における各クランク軸3,5には、連結機構部となる互いに噛み合うギア29,31を装着し、クランク軸5のギア31と端壁7cとの間には、フライホイール33を取り付けている。したがって、各クランク軸3,5は、モータ1の駆動によって互いに逆方向に回転し、またこれら各クランク軸3,5は1対1の回転比率で回転するものとする。
上記したギア室11の下部には、ギア29,31相互の噛み合い部を潤滑するための潤滑油32を収納している。
また、クランク室9におけるクランク軸3には、互いに対向して往復移動する1組のピストン35,37を、2本のクランク軸3,5の配列方向(図1中で上下方向)と直交する方向(図1中で左右方向)に向けて、コネクティングロッド39,41を介して連結している。すなわち、コネクティングロッド39,41の各大端部39a,41aを、クランクピン43,45によってクランク軸3に回転可能に連結する一方、コネクティングロッド39,41の各小端部39b,41bを、ピストンピン47,49によってピストン35,37に回転可能に連結する。
同様にして、クランク室9におけるクランク軸5には、互いに対向して往復移動する1組のピストン51,53を、2本のクランク軸3,5の配列方向(図1中で上下方向)と直交する方向(図1中で左右方向)に向けて、コネクティングロッド55,57を介して連結している。すなわち、コネクティングロッド55,57の各大端部55a,57aを、クランクピン59,61によってクランク軸5に回転可能に連結する一方、コネクティングロッド55,57の各小端部55b,57bを、ピストンピン63,65によってピストン51,53に回転可能に連結する。
そして、上記した各ピストン35,37および51,53は、シリンダ67,69および71,73にそれぞれ移動可能に収容され、これら各シリンダ67,69および71,73は、前記したクランクケース7に装着されるシリンダブロック75および77にそれぞれ形成されている。
また、上記したシリンダブロック75および77のクランクケース7と反対側の端部には、シリンダヘッド79,81をそれぞれ装着している。
なお、本実施形態のコンプレッサでは、図1中で左側のピストン35,51の断面積を大きくして1段目の圧縮動作を行い、同右側のピストン37,53の断面積を小さくして2段目の圧縮動作を行っている。これら圧縮動作によって作動する吸入弁や吐出弁ならびに吸入通路や吐出通路などは省略している。
上記した2本のクランク軸3,5相互間では、クランク軸3側における図1中で左側の一方側のコネクティングロッド39の運動軌跡面と、クランク軸5側における図1中で右側の他方側のコネクティングロッド57の運動軌跡面とが、クランク軸3,5に直交する図1中で紙面に平行な同一平面P上となるよう設定している。
同様にして、2本のクランク軸3,5相互間では、クランク軸3側における図1中で右側の他方側のコネクティングロッド41の運動軌跡面と、クランク軸5側における図1中で左側の一方側のコネクティングロッド55の運動軌跡面とが、クランク軸3,5に直交する図1中で紙面に平行な同一平面Q上となるよう設定している。
なお、図1では、コネクティングロッド39,57がコネクティングロッド41,55に対して紙面表側に位置している。したがって、上記コネクティングロッド39,57に連結されるピストン35,53は、コネクティングロッド41,55に連結されるピストン37,51に対し、図1中で紙面表側となるようずれた位置となる。
このように構成した回転・往復動装置では、互いに同一平面P上に運動軌跡面が位置する各コネクティングロッド39,57の大端部39a,57aが、ピストン35,53の上死点に対し共に90度もしくは270度の位置にあるときに、小端部39b,57bが互いに対称的に同一方向に移動するよう設定している。
すなわち、図1の状態から矢印A,Bで示すように各クランク軸3,5が互いに逆方向に回転すると、ピストン35とピストン53は、いずれも下死点に向かって互いに接近する方向に対称的に移動する。
同様にして、互いに同一平面Q上に運動軌跡面が位置する各コネクティングロッド41,55の大端部41a,55aが、ピストン37,51の上死点に対し90度もしくは270度の位置にあるときに、小端部41b,55bが互いに対称的に同一方向に移動するよう設定している。
すなわち、図1の状態から矢印A,Bで示すように各クランク軸3,5が互いに逆方向に回転すると、ピストン37とピストン51は、いずれも下死点に向かって互いに接近する方向に対称的に移動する。
つまり、本実施形態では、クランク軸3に設けたピストン35,37と、クランク軸5に設けたピストン51,53とは、互いに対称的に往復移動を行う。
なお、図1では、一例として、コネクティングロッド39,57の大端部39a,57aが、ピストン35,53の上死点に対し共に90度の位置にある状態を示し、コネクティングロッド41,55の大端部41a,55aが、ピストン37,51の上死点に対し90度の位置にある状態を示している。
ところで、ピストンを対向配置したクランク機構の残留不釣合い力は、クランク軸方向に一定距離ずれたコネクティングロッドの小端部とピストンの往復動による垂直軸(クランク軸に直交する図1中で上下方向の軸)回りのモーメントと、ピストンに掛かる圧力変化に起因するクランク軸回りのモーメントであるが、本実施形態では、2本のクランク軸3,5を互いに逆方向に回転させているので、2本のクランク軸3,5のクランク軸回りのモーメントを相殺し、振動を抑えることができる。
また、クランク軸3側における一方側のコネクティングロッド39の運動軌跡面と、クランク軸5側における他方側のコネクティングロッド57の運動軌跡面とが、クランク軸3,5に直交する同一平面P上に位置して、これら各コネクティングロッド39,57に連結するピストン35,53が互いに同一方向(図1中での移動方向としては互いに逆方向)、つまりピストン35が上死点に向かうときにはピストン53も上死点に向かうように互いに対称的に移動するので、ピストン35,53の移動による前記した垂直軸回りのモーメントは相殺され、振動を抑えることができる。
同様にして、クランク軸3側における他方側のコネクティングロッド41の運動軌跡面と、クランク軸5側における一方側のコネクティングロッド55の運動軌跡面とが、クランク軸3,5に直交する同一平面Q上に位置して、これら各コネクティングロッド41,55に連結するピストン37,51が互いに同一方向(図1中での移動方向としては互いに逆方向)、つまりピストン37が上死点に向かうときにはピストン51も上死点に向かうように移動するので、ピストン35,53の移動による前記した垂直軸回りのモーメントは相殺され、振動を抑えることができる。
このように、本実施形態では、クランク機構における残留不釣合い力を解消して振動を効果的に抑制することができる。
また、下部のクランク軸3にモータ1を連結しているが、一方上部のクランク軸5にはフライホイール33を設けて上下のクランク軸3,5で慣性モーメントのバランスをとっているので、振動抑制効果がさらに向上する。
図3,図4は、本発明の第2の実施形態を示す、前記図1,図2に対応する断面図である。第2の実施形態は、2本のクランク軸3,5相互間では、クランク軸3側における図3中で左側の一方側のコネクティングロッド39の運動軌跡面と、クランク軸5側における図3中で左側の一方側のコネクティングロッド55の運動軌跡面とが、クランク軸3,5に直交する図3中で紙面に平行な同一平面R上となるよう設定している。
同様にして、2本のクランク軸3,5相互間では、クランク軸3側における図3中で右側の他方側のコネクティングロッド41の運動軌跡面と、クランク軸5側における図3中で右側の他方側のコネクティングロッド57の運動軌跡面とが、クランク軸3,5に直交する図3中で紙面に平行な同一平面S上となるよう設定している。
なお、図3では、コネクティングロッド39,55がコネクティングロッド41,57に対して紙面裏側に位置している。したがって、上記コネクティングロッド39,55に連結されるピストン35,51は、コネクティングロッド41,57に連結されるピストン37,53に対し、図3中で紙面裏側となるようずれた位置となる。
このように構成した回転・往復動装置では、互いに同一平面R上に運動軌跡面が位置する各コネクティングロッド39,55の大端部39a,55aが、ピストン35,51の上死点に対し共に90度もしくは270度の位置にあるときに、小端部39b,55bが互いに逆方向に移動するよう設定している。
すなわち、図3の状態から矢印A,Bで示すように各クランク軸3,5が互いに逆方向に回転すると、ピストン35は上死点に向かう一方、ピストン51は下死点に向かって移動する。
同様にして、互いに同一平面S上に運動軌跡面が位置する各コネクティングロッド41,57の大端部41a,57aが、ピストン37,53の上死点に対し90度もしくは270度の位置にあるときに、小端部41b,57bが互いに逆方向に移動するよう設定している。
すなわち、図3の状態から矢印A,Bで示すように各クランク軸3,5が互いに逆方向に回転すると、ピストン37は上死点に向かう一方、ピストン53は下死点に向かって移動する。
つまり、本実施形態では、クランク軸3に設けたピストン35,37と、クランク軸5に設けたピストン51,53とは、一方が上死点に向かうときに他方が下死点に向かうように、互いに逆方向の運動を行うことになる。
なお、図3では、図1と同様に一例として、コネクティングロッド39,41の大端部39a,41aが、ピストン35,37の上死点に対し270度の位置にある状態を示し、コネクティングロッド55,57の大端部55a,57aが、ピストン51,53の上死点に対し90度の位置にある状態を示している。
この実施形態においても、第1の実施形態と同様に、2本のクランク軸3,5を互いに逆方向に回転させているので、2本のクランク軸3,5のクランク軸回りのモーメントを相殺し、振動を抑えることができる。
また、クランク軸3側における一方側のコネクティングロッド39の運動軌跡面と、クランク軸5側における一方側のコネクティングロッド55の運動軌跡面とが、クランク軸3,5に直交する同一平面R上に位置して、これら各コネクティングロッド39,55に連結するピストン35,51が互いに逆方向、つまりピストン35が上死点に向かうときにはピストン51が下死点に向かうように移動するので、コネクティングロッド39,55の移動によるモーメントは相殺され、振動を抑えることができる。
同様にして、クランク軸3側における他方側のコネクティングロッド41の運動軌跡面と、クランク軸5側における他方側のコネクティングロッド57の運動軌跡面とが、クランク軸3,5に直交する同一平面S上に位置して、これら各コネクティングロッド41,57に連結するピストン37,53が互いに逆方向、つまりピストン37が上死点に向かうときにはピストン51が下死点に向かうように移動するので、コネクティングロッド41,57の移動によるモーメントは相殺され、振動を抑えることができる。
このように、本実施形態においても、クランク機構における残留不釣合い力を解消して振動を効果的に抑制することができる。
また、前記した各実施形態では、2本のクランク軸3,5相互を連結機構であるギア29,31で互いに連結し、この連結機構を備えた動力伝達機構部と、コネクティングロッド39,41および55,57を備える回転往復機構部とを、隔壁13を隔てて互いに密閉状態としてクランクケース7内に収容している。
このため、ギア室11内に潤滑油を収納してギア29,31を潤滑しつつ、この潤滑油のクランク室9への浸入を防止でき、したがって、例えば汚れを嫌うクリーンなガスを圧縮するコンプレッサに好適に利用できる。
なお、上記した各実施形態では、連結機構としてギア29,31を使用したが、チェーンによってクランク軸3,5相互を連結してもよい。ただしこの場合には、クランク軸3,5を互いに逆方向に回転させるための機構が別途必要となる。
また、上記したチェーンに代えてタイミングベルトを使用してもよい。この場合には、潤滑油は不要となる。
さらに、上記各実施形態では、各クランク軸3および5に1組ずつのピストン35,37および51,53を設けたが、2組ずつ以上設けてもよい。
また、上記各実施形態では、回転・往復動装置として、モータ1の駆動によりピストン35,37および51,53を往復動させるコンプレッサを例示したが、クランク軸3,5を出力側として回転させるエンジンにも適用することができる。
本発明の第1の施形態に係わる回転・往復動装置のクランク機構部における縦断面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第2の施形態に係わる、図1に対応する縦断面図である。 本発明の第2の施形態に係わる、図2に対応する断面図である。
符号の説明
3 一方のクランク軸
5 他方のクランク軸
7 クランクケース(ケース)
29,31 ギア(連結機構)
35,37 一方のクランク軸に設けた1組のピストン
35 一方のクランク軸の一方側のピストン
37 一方のクランク軸の他方側のピストン
39 一方のクランク軸に設けた一方側のコネクティングロッド
39b,41b,55b,57b コネクティングロッドの小端部
41 一方のクランク軸に設けた他方側のコネクティングロッド
51,53 他方のクランク軸に設けた1組のピストン
51 他方のクランク軸の一方側のピストン
53 他方のクランク軸の他方側のピストン
55 他方のクランク軸に設けた一方側のコネクティングロッド
57 他方のクランク軸に設けた他方側のコネクティングロッド
P,Q,R,S 同一平面

Claims (2)

  1. 回転可能なクランク軸と往復移動可能なピストンとをコネクティングロッドにより連結して構成した回転・往復動装置において、互いに平行に配置した2本のクランク軸を互いに逆方向かつ1対1の回転比率で回転するよう連結し、前記2本のクランク軸に、該2本のクランク軸の軸線をそれぞれ含む各平面上を互いに対向して往復移動するそれぞれ少なくとも1組のピストンを、前記2本のクランク軸の配列方向と直交する方向に向けてコネクティングロッドを介して連結し、
    前記2本のクランク軸のうち一方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドをクランク軸の軸方向にずらせて配置するとともに、他方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドをクランク軸の軸方向にずらせて配置し、前記一方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドは、一方の小端部が上死点にあるものとして他方の小端部も上死点にあるものとし、この状態で前記他方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドも、一方の小端部が上死点にあるものとして他方の小端部も上死点にあるものとし、
    前記2本のクランク軸に連結した各1組2つのピストンを、それぞれクランク軸を間に挟んで一方側と他方側とに配置し、
    前記2本のクランク軸のうち一方のクランク軸の前記一方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面と、他方のクランク軸の前記他方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面とを、前記2本のクランク軸と直交する方向の同一平面上に設定し、
    前記一方のクランク軸の前記他方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面と、前記他方のクランク軸の前記一方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面とを、前記2本のクランク軸と直交する方向の同一平面上に設定したことを特徴とする回転・往復動装置。
  2. 回転可能なクランク軸と往復移動可能なピストンとをコネクティングロッドにより連結して構成した回転・往復動装置において、互いに平行に配置した2本のクランク軸を互いに逆方向かつ1対1の回転比率で回転するよう連結し、前記2本のクランク軸に、該2本のクランク軸の軸線をそれぞれ含む各平面上を互いに対向して往復移動するそれぞれ少なくとも1組のピストンを、前記2本のクランク軸の配列方向と直交する方向に向けてコネクティングロッドを介して連結し、
    前記2本のクランク軸のうち一方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドをクランク軸の軸方向にずらせて配置するとともに、他方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドをクランク軸の軸方向にずらせて配置し、前記一方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドは、一方の小端部が上死点にあるものとして他方の小端部も上死点にあるものとし、この状態で前記他方のクランク軸に連結した2つのコネクティングロッドは、一方の小端部が下死点にあるものとして他方の小端部も下死点にあるものとし、
    前記2本のクランク軸に連結した各1組2つのピストンを、それぞれクランク軸を間に挟んで一方側と他方側とに配置し、
    前記2本のクランク軸のうち一方のクランク軸の前記一方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面と、他方のクランク軸の前記一方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面とを、前記2本のクランク軸と直交する方向の同一平面上に設定し、
    前記一方のクランク軸の前記他方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面と、前記他方のクランク軸の前記他方側のピストンのコネクティングロッドの運動軌跡面とを、前記2本のクランク軸と直交する方向の同一平面上に設定したことを特徴とする回転・往復動装置。
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