JP2005330273A - 生体内ラジカル捕捉組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 赤血球内や細胞内に進入でき、酸素ラジカルのみならずヒドロキシルラジカルの捕捉能を有し、経口摂取により高血圧症、冷え症、糖尿病、パーキンソン病、生理不順、糖尿病、脳梗塞、アトピー症皮膚炎、花粉症、関節リウマチ、自律神経失調症などの諸症状を予防、改善することができる組成物を提供すること。
【解決手段】 大豆、小麦胚芽、はと麦、玄米胚芽及び米ぬかの原料それぞれを、50〜150℃の温度範囲で、焙煎した後に蒸して、アスペルギルスオリーゼに属する微生物から選ばれる食用微生物のうちの少なくとも一種類を前記それぞれの原料に加えることで醗酵させ、醗酵終了後に、前記それぞれの原料に、緑茶沫、ごま、ローズマリー、アセロラ、ゆず、人参、ギムネマ・シルベスター及び大麦若葉の微粉を少なくとも加えて混合し、更に当該混合物を30〜50μmの超微粉末にさせてなる生体内ラジカル捕捉組成物とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、生体内ラジカル捕捉組成物、具体的には、血液中や細胞内の酸素ラジカル及びヒドロキシルラジカルを効率的に捕捉することができる組成物に関するものであり、更に詳しくは、主として経口摂取により、前記効果を奏することができる生体内ラジカル捕捉組成物に関するものである。
活性酸素やフリーラジカルは、生体内において過剰に存在すると、炎症を引き起こしたり、遺伝子を傷つけ、細胞膜や血管なども傷つけたり、また細胞膜や血液中の脂質を酸化させることにより、過酸化脂質を生成させたりする。これらにより、アトピー性皮膚炎、肝炎、肺炎、胃炎、腸炎、喘息、歯肉炎などの慢性的な炎症や、癌、糖尿病、白内障、自律神経失調症、高脂血症、肝硬変などの生活習慣病、脳卒中、狭心症、心筋梗塞、高血圧、動脈硬化、冷え症などの血流障害、またアルツハイマー、パーキンソン病、膠原病、関節リウマチなど様々な病気の原因となることが知られている。
酸素ラジカル(O2・)は、かかる活性酸素の代表的なひとつであり、この酸素ラジカルを生体内で捕捉・除去する酵素としては、スーパーオキシドジスムターゼ(以下「SOD」という。)がある。SODは、下記反応式(化1)により、生体内の過剰な酸素ラジカルを除去する。
(化1)のような反応を利用して、生体内の酸素ラジカルをSOD以外の組成物で捕捉できないかが検討されている。上記(化1)の反応によりラジカル捕捉能を有する組成物は、SOD様(作用)組成物と呼ばれている。なかでも慢性的な病気を克服するには、経口摂取のように日々の継続が容易な方法が好ましい。このため経口摂取により生体内で上記(化1)の反応を生じさせるSOD様組成物について、これまで様々な報告がされている(例えば、特許文献1)。
特開平6−284872号公報
しかしながら、上記反応(化1)が血液中で生じた場合、酸素とともに生成するH22は、赤血球内に進入し、当該赤血球を構成する鉄を触媒として、下記(化2)のフェントン反応が生じる。その結果、赤血球内でヒドロキシルラジカル(OH・)を生成することになる(非特許文献1参照)。

T.Obata&Y.Yamanaka,Naunyn-Schmiedeberg’s Arch Pharmacol(2002) 365:158-163
このヒドロキシルラジカルも、酸素ラジカル同様、赤血球膜や細胞膜の脂質過酸化を引き起こし、傷つける。かかる脂質過酸化を抑制するための組成物とするには、SOD様作用として酸素ラジカルを捕捉するとともに、赤血球内若しくは細胞内に進入することができ、血液中若しくは細胞内のヒドロキシルラジカルをも効率的に捕捉することのできる組成物であることが必要である。
本発明の目的は、血液中若しくは細胞内において、赤血球や細胞の内部にも進入でき、酸素ラジカルのみならずヒドロキシルラジカルの捕捉能をも有し、経口摂取によりかかる活性酸素から生じる諸症状をより効果的に予防、改善することができる生体内ラジカル捕捉組成物を提供することにある。
本発明者らは鋭意検討した結果、以下の手段を用いて、上記課題を解決した。
すなわち本発明は、
大豆、小麦胚芽、はと麦、玄米胚芽及び米ぬかの原料それぞれを、50〜150℃の温度範囲で、焙煎した後に蒸して、アスペルギルスオリーゼに属する微生物から選ばれる食用微生物のうちの少なくとも一種類を前記それぞれの原料に加えることで醗酵させ、醗酵終了後に、前記それぞれの原料に、緑茶沫、ごま、ローズマリー、アセロラ、ゆず、人参、ギムネマ・シルベスター及び大麦若葉の微粉を少なくとも加えて混合し、更に当該混合物を30〜50μmの超微粉末にさせてなる生体内ラジカル捕捉組成物の発明である。
更に、前記生体内ラジカル捕捉組成物の主成分の配合割合は、前記生体内ラジカル捕捉組成物の主成分の配合割合が、全重量に対して、大豆25〜40重量%、小麦胚芽25〜35重量%、はと麦3〜10重量%、玄米胚芽3〜20重量%、米ぬか5〜20重量%、緑茶沫15〜20重量%、ごまの微粉1〜10重量%、その他の成分がそれぞれ0.05〜5重量%の範囲内にあることが好ましい。
また本発明は、前記生体内ラジカル捕捉組成物から抽出した生体内ラジカル捕捉組成物の抽出物の発明でもある。
また本発明は、大豆、小麦胚芽、はと麦、玄米胚芽及び米ぬかの原料それぞれを、50〜150℃の温度範囲で、焙煎した後に蒸して、アスペルギルスオリーゼに属する微生物から選ばれる食用微生物のうちの少なくとも一種類を前記それぞれの原料に加えることで醗酵させ、醗酵終了後に、前記それぞれの原料に、緑茶沫、ごま、ローズマリー、アセロラ、ゆず、人参、ギムネマ・シルベスター及び大麦若葉の微粉を少なくとも加えて混合し、更に当該混合物を超微粉末にさせてなる血液中若しくは細胞内のヒドロキシルラジカル捕捉組成物の発明でもある。
更に本発明は、大豆、小麦胚芽、はと麦、玄米胚芽及び米ぬかのそれぞれの原料を、50〜150℃の温度範囲で、焙煎した後に蒸す第一の工程と、前記第一の工程を経た原料それぞれに、アスペルギルスオリーゼに属する微生物から選ばれる食用微生物のうちの少なくとも一種類を前記それぞれの原料に加えて醗酵させ、更にこの醗酵過程中、少なくとも一回以上、前記それぞれの醗酵中原料に対し、切り返し作業を行う第二の工程と、前記第二の工程を経て得られる醗酵後のそれぞれの原料に、緑茶沫、ごまの微粉、ローズマリー、アセロラ、ゆず、人参、ギムネマ・シルベスター及び大麦若葉を少なくとも加えて混合する第三の工程と、前記第三工程を経て得られる混合物を30〜50μmの大きさに超微粉砕する第四の工程とを少なくとも有する生体内ラジカル捕捉組成物の製造方法の発明でもある。
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、経口投与により、酸素ラジカルのみならず、血液中や細胞内のヒドロキシルラジカルも捕捉できるので、活性酸素に対する高い抑制効果を有する。更に本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、血液中の赤血球内に進入し、ヒドロキシルラジカルによる溶血を防止する効果をも有する。このため、ヒドロキシルラジカルによる赤血球減少が抑制され、血液の酸素や栄養素の運搬能力を高めることができる。
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、上記作用により、特に血流障害を原因とする諸症状、例えば、脳卒中、高血圧、心筋梗塞、癌等の諸症状の予防・改善効果に優れる。なかでも本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、動物実験やモニター試験から分かるとおり、高血圧の抑制効果や冷え症体質改善効果に高い効果を有する。
更に、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、上記のように血流障害を防止するとともに、インスリン分泌を制御する脾臓のランゲルハンス島のβ細胞をラジカル物質から防御しうるので、糖尿病の予防、改善に効果的である。この点、動物実験により、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、カテキンを用いた場合よりも血糖値抑制効果が大きいことが明らかになり、糖尿病に対する改善効果が大きいと推察される。
また、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物には、フィチン酸が含まれており、当該フィチン酸には、パーキンソン病の症状改善効果があることが知られているが、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の形でフィチン酸を摂取すれば、ヒドロキシルラジカル捕捉効果も同時に奏するため、上記パーキンソン病の症状改善効果がより向上するものと推察される。
また本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、上記の諸症状以外にも、生理不順、糖尿病、脳梗塞、内臓疾患(C型肝炎、胆嚢ポリープ、IgA腎症)、便秘、アトピー性皮膚炎、花粉症、関節リウマチ、骨粗鬆症、椎間板ヘルニア、痛風、自律神経失調症、過換気症候群、慢性頭痛、バセドウ病、白内障、眼精疲労、モートン病等の症状改善にも効果的であることが後述のモニター試験から分かった。
更に本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、人間だけでなく、ペットとして飼われることの多い犬や猫などの動物にも各種症状の改善効果があることがモニター試験から分かった。
特に本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の製造に際しては、焙煎した後に蒸した原料それぞれに、アスペルギルスオリーゼに属する微生物から選ばれる食用微生物のうちの少なくとも一種類を前記それぞれの原料に加え、醗酵工程前に、当該食用微生物が浸透するようにしており、また醗酵工程中、少なくとも一回以上は醗酵中の原料を切り返す作業を設けているので、難醗酵性の材料でも、その醗酵しやすさに応じた醗酵条件とすることが可能となる。このことにより全ての原料が十分に低分子化している組成物とすることができる。このように全ての原料を醗酵による低分子化を行うことにより、経口摂取による吸収が容易になり、有効成分の効率的な摂取が可能となる。
また、原料を焙煎したり、蒸したりする際には、その温度を50〜150℃の範囲内としているので、その後に行われる醗酵工程において効率的な醗酵を行うことができ、その一方、当該焙煎または蒸す工程で、有効成分が加熱により破壊されることがない。
更に本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、30〜50μmの超微粉末である。通常の粉末は、粉砕して微粉末の状態にしたとしても、その大きさは300μm程度であるが、本発明では、微粉末をさらに細かく粉砕した30〜50μmの超微粉末であるので、消化吸収に優れ、有効成分を効率的に体内に取り入れることができる。
また、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、抽出物にしても粉末状の組成物と同様の効果を奏するので、当該抽出物を用いれば、経口摂取以外の方法でも容易に体内に取り入れることが可能となった。
なお、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、上記酸素ラジカルやヒドロキシルラジカルのみならず、一重項酸素や過酸化水素水などの活性酸素物質の捕捉にも有効であると推察される。
以下、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物について、更に詳しく説明する。
本発明にいう生体内ラジカル捕捉組成物とは、生体の内部、特に血液中や細胞内で、酸素ラジカルやヒドロキシルラジカルのようなラジカル物質を捕捉し、反応することにより、生体内の前記ラジカル物質を除去できる組成物をいう。また生体内とは、生物の体の内部をいう
(製造方法)
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を製造するための最初の工程である第一の工程は、大豆、小麦胚芽、はと麦、玄米胚芽及び米ぬかのそれぞれの原料を焙煎した後に蒸す工程である。但し、上記原料以外にも、副次的な原料が加わってもよい。
「焙煎する」とは、原料を赤外線、なかでも遠赤外線で焙じ煎ることをいう。また「蒸す」とは、原料を水蒸気で加熱することをいう。それぞれの原料は、焙煎した後に蒸す工程を経ることで、当該原料の低分子量化に必要な加熱を行うことができる。蒸す工程と焙煎する工程において、原料を焦げつかさずに、かつ効率的に低分子量化するときの好ましい温度範囲は50〜150℃である。原料の蒸す工程または焙煎する工程における最も好適な温度条件は、原料である大豆、小麦胚芽、はと麦、玄米胚芽及び米ぬかそれぞれの性質や量に応じて異なるので、前記50〜150℃の温度範囲中で、適当な温度とすることができる。また、原料を蒸す時間や焙煎する時間についても同様である。
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を製造するにあたって、前記のように、大豆、小麦胚芽、はと麦、玄米胚芽及び米ぬかを原料の主成分とするため、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物には、多量のフィチン酸が含まれている。具体的には、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物100g中593mgという分析結果がある。これは、クロレラ(100g中342mg)、青汁(100g中285mg)をはるかに超える含有量である。フィチン酸は、鉄とキレート化することにより、上記(化2)のフェントン反応を抑制するので、ヒドロキシルラジカルの発生を防ぐことができる抑制剤としての作用を有している。
第二の工程は、前記第一の工程を経た原料それぞれに、アスペルギルスオリーゼに属する微生物から選ばれる食用微生物のうちの少なくとも一種類を前記それぞれの原料に加えて醗酵させる工程である。「醗酵」とは、広義の醗酵を意味し、酵母や細菌などの微生物が有機化合物を分解する過程をいう。ここで、醗酵のために加えられるアスペルギルスオリーゼとは、麹菌に分類される食用微生物の種類である。本発明の醗酵工程に用いる食用微生物の少なくとも一種類は、前記アスペルギルスオリーゼから選ばれる食用微生物である。アスペルギルスオリーゼに属する食用微生物を用いた醗酵過程を経ることで、低分子量化を促進させることができ、更にSOD様(作用)を高めることができる。食用微生物の添加に際しては、組成物を醗酵させる前に、原料に前記食用微生物をよく混合し、まんべんなく食用微生物を浸透させることが好ましい。
更に醗酵工程中、少なくとも一回以上は、それぞれの原料に対しては、「切り返し」と呼ばれる醗酵中の原料をほぐす作業が行われる。この切り返し作業は、毎日1回以上行い、また、手作業にて行うことが好ましい。切り返しを毎日手作業で行うことによって、原料の未醗酵部位を発見することができ、当該未醗酵部位について、特に醗酵促進させることができるからである。このような作業により難醗酵性の原料であっても醗酵し易くなり、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物全体としても、より低分子化が促進される。
第三の工程は、前記第二の工程で得られたそれぞれの醗酵した原料に、緑茶沫、ごまの微粉、ローズマリー、アセロラ、ゆず、人参、ギムネマ・シルベスター及び大麦若葉を加えて混合し、生体内ラジカル捕捉組成物を得る工程である。
緑茶沫を加えるのは、カテキンやビタミンC又はビタミンC誘導体の成分を含有させるためである。ここで、醗酵後に緑茶沫を加えるのは、前記第一の工程や第二の工程によって、ビタミンCなどの緑茶沫に含まれる有効成分の分解を抑えるためである。
また、ごまの微粉沫を加えるのは、ごまの微粉沫中に含まれているトコフェロール、セサミンやセサミノール等の抗活性酸素物質を含有させるためである。ここで、醗酵工程終了後にごまを加えるのは、ごまには油脂が多いため、醗酵し難く、主成分の醗酵の妨げとなるからである。ごまは、黒ごま及び白ごまのいずれも用いることができる。
また、抗酸化物質としてローズマリー、アセロラ、ゆず、人参、ギムネマ・シルベスター及び大麦若葉も加える。ローズマリー、アセロラ、ゆず、人参など抗酸化作用を有する物質を複数含有させることで、単一の抗酸化物質を含有させた場合よりも効果的な抗酸化作用を発揮できる。更に、ギムネマ・シルベスターを含有させるのは、腸内における糖分吸収を抑え、カロリー摂取を控えるためである。また大麦若葉を含有させるのは、バランスよくビタミン及びミネラルを摂取できるようにするためである。
第四の工程は、前記第三の工程で得られた混合物を更に粉砕し、大きさ30〜50μmの超微粉末にする粉砕工程である。ここでいう粉末の大きさは、各粉末の平均の大きさをいう。前記混合物の粉砕には、公知の粉砕機を用いることができ、具体的にはジェットミル、ターボミルなどを例示することができる。
(配合割合)
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の好ましい主成分の配合割合は、全重量に対して、大豆28〜40重量%、小麦胚芽25〜30重量%、はと麦5〜10重量%、玄米胚芽及び米ぬか3〜10重量%、緑茶沫15〜20重量%、ごまの微粉1〜10重量%、その他の成分がそれぞれ0.05〜5重量%の範囲内にあることが好ましい。これは、下記効果確認実験で用いた本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の配合割合であり、実験的に効果があると実証された配合割合の範囲である。下記実験からは、前記配合割合の範囲にあることが、酸素ラジカルのみならず、血液中若しくは細胞内でのヒドロキシルラジカルの捕捉も可能とし、両者のラジカルを効率的に捕捉することにより、相乗的な効果を奏したものと推察される。
(組成物形状、抽出物)
上記第一〜第三工程を経て得られる生体内ラジカル捕捉組成物は粉末状であるが、当該粉末を押し固めることにより、固形状、ペレット状などにして錠剤とすることもできる。また、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物はそのエキスを抽出して、生体内ラジカル捕捉組成物の抽出物として用いることもできる。エキスの抽出方法の一例を以下に示すが、抽出方法は下記に限られるものでない。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物をメタノール水溶液(メタノール:水=4:1、体積比)中に溶解し、濾過する。濾過液をエバポレーションによって凝縮する。エバポレーションによりメタノールを取り除くことができるので、この段階で液体状のエキスが生成する。更にこの液体状エキスを真空ポンプで液体を取り除くことにより、残滓として固体状のエキスを得ることもできる。かかるエキスをカプセルで包み、ソフトカプセルとして用いることもできる。更に、経口摂取以外の摂取方法として、上記液状エキスを塗布剤とするか、上記粉末状の組成物を液体で練りこんで塗布剤としたものを、皮膚に直接塗布して摂取する方法を行うこともできる。
(摂取方法)
上記過剰な生体内のラジカル物質が引き起こす諸症状を予防・改善するための本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の服用量としては、改善したい症状やその症状の軽重などによっても異なる。そのなかで一例を挙げると、冷え症改善のためには、下記効果確認実験を参考にすれば、一日あたり、体重(kg)あたり、60mg以上摂取すれば、1ヵ月程度で効果が現れる場合が多い。すなわち、体重50kgの場合は、一日約3gである。ただし、当該摂取量より少ない場合でも個体差や症状の軽い場合などでは、効果を奏することがあり、一方、より多く摂取する場合は、より大きな効果が期待できる。なお、本発明の組成物は、用いられている原料が食品としても用いることができるもので構成されていることからも分かるように、多く摂取した場合でも、一般的食品と同じく副作用がない。
(赤血球法による効果確認実験;実施例1)
血流内における本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の赤血球内若しくは細胞内進入効果とヒドロキシル生体内ラジカル捕捉組成物の効果を確認すべく、下記の非特許文献2記載の赤血球法による効果確認実験を行った。以下にその詳細を示す。
YutakaMatsuoka, Kanako Wakayama, Ayano Takashina and Yoshie Yamada, "Simple screeningmethod for bioactive substances protecting nerves from active oxygen relatedinjury". Japan. J. Pharmacol., 88(Supl. 1), 141, (2002).
(原理)
血液を混入させた寒天培地を調製し、その培地上に置いたペーパーディスクにglucose oxydase (以下「GOD」という。) を添加すると、培地中のglucoseと酸素がGODにより触媒され、過酸化水素(H22)が発生する。GODは細胞膜を通過することができないが、発生した過酸化水素は赤血球内若しくは細胞内に侵入し、血球内の鉄が触媒となってフェントン反応を起こす。これによってヒドロキシルラジカル(OH・)が発生し、これが赤血球膜の脂質過酸化を引き起こすことによって溶血が生じる。溶血の様子は、溶血円として観察される。このときGODを添加したディスクの隣に赤血球内若しくは細胞内に侵入してヒドロキシルラジカル捕捉能を有する試験物質を添加したディスクを置くと、溶血が抑制され、その結果溶血円半径が小さくなる。ヒドロキシルラジカル捕捉能が強いほど円の半径は縮小するので、当該半径を測定することによって、試験物質のヒドロキシルラジカル捕捉能の力価を測定することができる。
(実験方法)
(血液寒天培地の作製)
NaCl 6.90 g
KCl 0.35 g
Glucose 20.0 g
Na2HPO4・12H2O
2.90 g
NaH2PO4・2H2O 0.296
g
からなる20g/L glucose:Krebs−10mMphosphate−buffer (pH7.4)を精製水に溶かして1Lとした後、寒天15.0gを入れオートクレーブで121℃、20分間滅菌し、試験管に6mLずつ分注した。これをリン酸緩衝液寒天培地とした。
次に、3.8%クエン酸ナトリウムを採取血液量10%以上加えて、マウスから心臓採血した。これに0.5%glucoseを含む生理食塩水を加え、遠心分離(1600
rpm,10 min)によって3回洗浄した。続いて、0.5%glucoseを含む生理食塩水で採取血液量の約2倍の液量に希釈し、これを滅菌シャーレに0.5 mLずつ滴下した。続いて、予めオ−トクレーブで融解後約60℃にした上記リン酸緩衝液寒天培地6mLをこれに流し入れ、均一に混合し固化させて、血液寒天培地とした。
(試験対象物の調製)
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物25gを200mL(メタノール160mL、水40mL)中に抽出し、ろ過した後、エバポレーターによって濃縮し、真空ポンプで乾固させた。抽出物として4.31gの残渣が得られた。これを生理食塩水に溶かし、超音波をかけた後、熱湯で温めて溶かした。300
mg/mL、1000 mg/mLでは溶け残ったが、上清を用いた。この抽出物による実験を実験例1とする。
(試験方法)
試験物質である上記本発明の抽出物を100mg/m量り取り、生理食塩水に溶かし、実施例1の試験液とした。また、GODを量り取り生理食塩水に溶かしGOD溶液(60,200,600U/mL)とした。次いで前記血液寒天培地の上に6mm(薄手)と8mm(厚手)のペーパーディスクを2mm離して置いた。6mmのペーパーディスクにはGOD溶液を5μL添加し、8mmのペーパーディスクには試験液を40μL添加した。その後、シャーレに不活性化ガスであるアルゴンガスを充填して37℃で一晩培養した。溶媒後、溶血円の半径の測定を行った。測定方法を図1に示す。図1に示す溶血円の半径aをcontrol、bとcの平均をtestとして測定した。このとき薬物の影響を考え、接線から1mm外側を測定した。この測定値からディスク半径3mm分を差し引いた値を測定値として用いた。上記原理の欄で説明したように、当該測定により、controlに比較してtestの値が小さいほど、血流内でのヒドロキシルラジカル捕捉能が大きいと推察される。
(結果)
実施例1のGOD溶液 60,200,600U/mLにおける溶血円の半径を表1に示す。
上記より、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物には、赤血球内若しくは細胞内に進入することができ、ヒドロキシルラジカル捕捉能を有することが認められる。このことから本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、血流内において酸素ラジカルのみならずヒドロキシルラジカルも捕捉・除去することができるので、より効果的な血流障害の予防、改善が可能となると推察される。
(実験用ラットを用いた効果確認実験)
動物実験用ラットを用いて、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の冷え症体質改善効果及び血圧上昇抑制効果に関して効果確認実験を行った。以下にその詳細を示す。
(冷え症体質改善効果確認;実施例2、比較例2)
(投与条件)
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の冷え症体質改善効果を検証するために、ラットによる動物実験を行った。個体数は、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を与えたラット(実施例2)を10匹、その比較としてのラット(比較例2)を10匹用いた。
投与方法としては、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物をメチルセルロース(以後「媒体物質」という。)中に溶解させ、5重量%としたもの(以後「被験物質」という。)を投与した。そして本実験を行った29日間の総計で、ラット体重あたりの本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の投与総量が2000mg/kgになるように投与した。下記の通り、投与回数の総計は57回なので、1回あたりに与えるラット体重に対する有効成分量は、約35mg/kgである。被験物質の投与量は各ラットの体重により異なるが、ラットの体重を約200gとすれば、被験物質の一回の投与量は約0.14mLとなる。一方、比較例のラットには、同等量(約0.14mL)の媒体物質を同等の回数経口投与行った。なお、実験期間中、水及び固形飼料は自由に摂取させた。固形飼料としては、オリエンタル酵母工業(株)製「CRF−1」を用いた。この間1週間に2回の割合で、各ラットの体重測定を行った。
(冷え症効果確認方法)
上記調整を28日間行ったラットを24時間絶食状態にし、30分間以上静置させた。このときの体表温を医療用サーモグラフィ装置(日本電子(株)製「サーモビュアJTG」)を用いて測定した。この体温を水浸前の体温とした。実験前の体温測定後、実施例2のラットには被験物質(約0.14mL)を、比較例2のラットには媒体物質(約0.14mL)をそれぞれ投与した。投与30分後に15℃の水中に、各ラットの首より下部を15分浸した。水浸終了後、直ちに体表の水を拭き取り、水浸終了後、5,10,20,30,40,50,60,80,100,120分後の体表温を同サーモグラフィ装置で測定した。なお、体表温の測定は、前記サーモグラフィ装置によって撮影されたラットの体表面のうち、体表温が24℃以上となっている部位の面積を画像上から計算したもので、単位としては画素数を表すピクセルを用いている。すなわち、ピクセル数が多いほど、体表温の高い部位(24℃以上の部位)が広範囲に存在することを示している。
(結果)
(体重の推移)
28日間投与条件の期間中の各ラットの体重の平均値を表2(a)に示す。なお、平均値の下部には、誤差範囲を示す(表2(b)も同じ。)。実施例2のラット群と比較例2のラット群では、平均体重に差は認められなかった。
(体表温変化)
冷え症効果確認実験の各時間における、実施例2の各ラットと比較例2の各ラットの体表温の平均値を表2(b)に示す。また実施例の値の右上の印は、有意水準を示す印であり、『*』は危険率5%未満(P<0.05)、『**』は危険率1%未満(P<0.01)を示す。
実施例2のラットは、比較例2のラットに比べて、水浸前の時点から、体表の広範囲において高い体表温を維持していることがわかる。このため、水浸後のいずれの時点においても比較例ラットよりも高い体表温を維持できることが分かった。すなわち被験物質を投与されたラットは、比較対象のラットに比べ、常態として体表の広範囲において体温を高く維持することができる体質となったため、水冷した場合でも、著しい体温低下に陥らなかったものと推察される。
(高血圧改善効果確認;実施例3、比較例3)
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の高血圧改善効果を検証するために、加齢とともに血圧が上昇する高血圧自然発症ラット(以下「SHR」という。)による動物実験を行った。個体数は、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を与えたSHR(実施例3)を10匹、その比較としてのSHR(比較例3)を10匹用いた。
(投与条件)
投与方法としては、実施例2の場合と同じく、被験物質として、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物をメチルセルロース(媒体物質)中に溶解させ、5重量%としたものを作製し、これを投与した。そして本実験を行った36日間の総計で、SHRの体重あたりの本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の投与総量が2000mg/kgになるように投与した。下記の通り、投与回数の総計は72回なので、1回あたりに与えるSHRの体重に対する有効成分量は、約28mg/kgである。被験物質の投与量は、SHRの体重を約200gとすれば、被験物質の一回の投与量は約0.11mLとなる。一方、比較例のSHRには、同等量(約0.11mL)の媒体物質を同等の回数経口投与行った。なお、実験期間中、水及び固形飼料は自由に摂取させた。固形飼料としては、実施例2と同じく、オリエンタル酵母工業(株)製「CRF−1」を用いた。この間、毎週1回の割合で、各SHRの体重、収縮期血圧、平均血圧、拡張期血圧及び心拍数の測定を行った。36日間の投与後、3日間の投薬を中止した期間(以後「休薬期間」)を設け、その後再び上記測定を行った。
(血圧確認方法)
収縮期血圧、平均血圧、拡張期血圧及び心拍数の測定には、非観血式自動血圧測定装置「BP−98A」(株式会社ソフトロン製)を用いて、無麻酔下で、TAIL CAFF法により測定した。なお、血圧及び心拍の測定前には、SHRの体温を上げるため、温度38度の保温箱に入れた。
(結果)
(体重の推移)
各SHRの平均体重を表3(a)に示す。なお、平均値の下部には、誤差範囲を示す(表3(b)〜(e)も同じ。)。実施例3のSHR群と比較例3のSHR群では、平均体重に差は認められなかった。
(血圧変化)
各時間における、実施例3の各SHRと比較例3の各SHRの収縮期血圧の平均値を表3(b)に示す。また、実施例3の平均血圧の平均値を表3(c)に示す。また拡張期血圧の平均値を表3(d)に示す。また、実施例3の心拍数の平均値を表3(e)に示す。また実施例の値の右上の印は、有意水準を示す印であり、『*』は危険率5%未満(P<0.05)、『**』は危険率1%未満(P<0.01)を示す。
表3(e)より、実施例3と比較例3の心拍数については、有意差が認められなかった。一方、図3(b)(c)(d)より、実施例3では、投与後22日以降について血圧(収縮期血圧、平均血圧、拡張期血圧のいずれも)に比較例3よりも有意な低値が認められた。また3日間の休薬期間経過後に、実施例3のSHRに血圧のリバウンド上昇も認められなかった。このことから、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を投与されたSHRには、血圧上昇抑制効果が認められることが分かった。
(糖尿病改善効果確認実験;実施例4−1、4−2、比較例4−1、5−1)
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の糖尿病改善効果を検証するために、マウス体重に対しアロキサンを投与したマウスによる動物実験を行った。なお、アロキサンを投与されたマウスはアロキサン代謝時に生体内で活性酸素が発生し、糖尿病を発症する。
すなわち、マウス体重に対しアロキサン200mg/Kgを投与したアロキサン糖尿病マウスに対する血糖値について、経日的な変化を追跡した。図2はその結果を示している。実施例4−1として生体内ラジカル捕捉組成物をマウス体重に対し200mg/kg与えた(図2のSMeEx)。比較として、アロキサン投与を行っただけのマウス(図2のコントロールとして示す比較例4−1)と、マウス体重に対し100mg/kgの(+)カテキン与えたマウス(図2のCAとして示す比較例5−1)を用いた。また図2には、NTとして示すアロキサンを含め何も投与しないマウスについても図示している。なお、図2における各点は、8〜15の実験サンプル数における±S.Eの平均値を示している。
その結果、図2(血糖値に対する影響)に示すように、アロキサンの0日目、7日目の2回投与に伴ってコントロール群、カテキン群(CA群)及び本生体内ラジカル捕捉組成物群(SMeEx群)における血糖値の上昇が見られた。CA群では20日目においてコントロール群と比較し、血糖値低下が認められたが、39日目の血糖値測定では20日目と比較し血糖値はやや上昇し、コントロール群との差もみられなかった。SMeEx群ではコントロール群と比較し3及び7日目ではコントロール群よりも血糖値が上昇しているが、14、20及び39日目の測定において血糖値の低下が認められた。特に、20日後と39日後にはそれぞれP<0.01およびP<0.05と統計学的に有意に血糖値を低下させた。
また、実施例4−2として本生体内ラジカル捕捉組成物のメタノール抽出物(SMeEx)100mg/kg i.p.投与群について評価した。その結果を図3に示す。図3より、メタノール抽出物(SMeEx)では統計学的に有意な血糖値低下(P<0.05)が認められた。なお、.血糖値低下の効果はメタノール抽出物(SMeEx)投与群のほうがCA群よりも強い傾向にあった。なお、図3において、SMeExは本生体内ラジカル捕捉組成物のメタノール抽出物である。CAはカテキン群、contはコントロール群を示し、CA、contは図2と同じ評価結果を併記している。なお、図3における各点は、15又は16の実験サンプル数における±S.Eの平均値を示している。
次に、図3で示されたアロキサン投与後12日目のサンプルについて赤血球膜過酸化脂質量 Lipid
Peroxide(n mol/mL)に及ぼす影響を評価した。図4はその結果を示す。図によれば、無処置群(NT)に比較してアロキサン投与をしたコントロール群(cont)の方が過酸化脂質量が増加している傾向にあった。このアロキサンによる過酸化脂質量増加傾向に対して、血糖値に対する影響と同様に、カテキン群(CA)及び実施例4−2のメタノール抽出物群(SMeEx)で赤血球膜の過酸化脂質量の統計学的に有意な減少が認められた。有意差検定はWilcoxonの順位検定を用いたが、コントロール群とCA群との間ではP<0.05で、コントロール群と本生体内ラジカル捕捉組成物のメタノール抽出物群(SMeEx)との間ではP<0.01でそれぞれ有意な差が認められた。この過酸化脂質量減少に対する効果も血糖値同様にSMeEx群のほうがCA群よりも強い傾向にあった。
体重変化に対する影響(図5)では、どの群においても差は認められなかった。すなわち、投与薬物により、毒性効果のような影響は認められなかった。なお、図5は図3及び図4に対応した体重に及ぼす無処置群(NT)、コントロール群(cont)、カテキン群(CA)、実施例4−2のメタノール抽出物群(SMeEx)の影響を示している。
(モニターによる効果確認実験)
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の人体に対する諸症状の改善効果を確認すべく、色々な症状で悩む人々にモニターになっていだき、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を経口摂取した場合の効果について確認実験を行った。なお、モニターをお願いするにあたって、粉末状の本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を3gずつ袋詰めしたものを提供した。
(実施例5〜12;高血圧症改善事例)
(実施例5)
男性、58歳。高血圧症で、収縮期血圧(いわゆる上の血圧、以下単に「上」という。)が180、拡張期血圧(いわゆる下の血圧、以下単に「下」という。)90であった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎晩1袋ずつ摂取したところ、3ヵ月後の血圧は、上が125、下が80と正常値になった。
(実施例6)
男性、53歳。高血圧症で降圧剤を服用していたが、薬アレルギーのため全身に発疹ができていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎日一袋摂取したところ、2ヵ月後に血圧が正常値となり、3ヵ月後に発疹がほとんどなくなった。
(実施例7)
男性、57歳。高血圧症で、上が160〜170、下が100〜110であったが、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎朝2,3袋摂取したところ、6ヵ月後に血圧は、上が150〜160、下が90〜100に下がった。
(実施例8)
男性、58歳。25年前から降圧剤を服用しており、血圧は上が135、下が90でああった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を朝、昼、晩及び就寝前の一日4回摂取したところ、1ヵ月後に血圧は上が130、下が76に下がった。
(実施例9)
女性、66歳。2年間、降圧剤を毎日服用しており、血圧は上が140、下が100であった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を一日約2回摂取したところ、2ヵ月後に、血圧は上が136、下が84に下がった。
(実施例10)
男性、70歳。降圧剤を飲み続けてきたが、血圧値は上が170〜190、下96〜102であった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日2〜3袋飲んだところ、2週間後に体がラクになった。血圧値を測ると、上が126に下がっていた。
(実施例11)
男性、65歳。血圧が上180、下120と高血圧で、降圧剤を服用していた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日3袋飲み続けたところ、1週間位降圧剤を飲まなくても血圧が上140、下95前後で安定した。また頭も痛くなく、夜もぐっすり眠れるようになった。
(実施例12)
男性、41歳。血圧が上210、下130あり、高血圧と診断され、降圧剤を飲むことになった。降圧剤と併用して本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日3〜5袋飲んだ。2ヵ月経過後、血圧が上124〜140、下76〜95と安定してきた。
(実施例13〜17;冷え症(冷え性)改善事例)
(実施例13)
女性、34歳。冷え性で夏も靴下を履いていた。肩こりもひどかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎朝1袋飲み続けたところ、3ヵ月後には靴下も要らなくなり、肩のこりも肩を少しまわすか、ほぐすだけで治るようになった。
(実施例14)
女性、55歳。左足首から下の冷え性がひどく、寝付けないことが多かった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を就寝前に2袋飲んだところ、飲み始めてすぐに足の指からぽかぽか暖かくなり、睡眠薬は要らなくなった。
(実施例15)
女性、72歳。この30年間近く冷え性で悩んでおり、体温は平均35度しかなかった。
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日5,6袋、3ヵ月摂取したところ、体温が36.2度となり、風邪も引かず、冷房のあるところにも入れるようになった。
(実施例16)
女性、68歳。足首が氷につかっているみたいに冷たく、カイロが手放せなかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日2袋ずつ飲んだところ、3ヵ月後には体がぽかぽかと温かく、外出しても寒さで体が震えるということがなくなった。
(実施例17)
女性、52歳。貧血のため5年ほど薬を飲んでいた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日5袋飲んだところ、1週間後には身体が温かくなり、定期検査の結果、薬は飲まなくてよいと医者に言われた。
(実施例18〜19;生理不順改善事例)
(実施例18)
女性、46歳。子宮内膜症と子宮線筋症になって生理のたびに大量の出血があり貧血がひどくなっていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎食後に2袋飲み、生理のひどいときには1日に10袋飲んでいたところ、2ヵ月後から生理時の出血が少なくなり、貧血も軽くなった。
(実施例19)
女性、23歳。生理痛や生理不順がひどく、薬を沢山服用していた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日5袋飲んだところ、2ヵ月後には頭痛も少なく、生理が辛くなくなり、薬を飲む回数がだいぶ減った。
(実施例20〜21 ;糖尿病改善事例)
(実施例20)
男性、55歳。17年間糖尿病性腎症で人工透析を行なっている。また、カリウムの値が6〜6.5あり、これを下げる薬を飲み続けてきた。中性脂肪も400mgと高脂血状態であった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日2袋飲んで、2ヵ月後に検査したところ、カリウム値が正常の4まで下がり、中性脂肪も130mgの正常値になった。
(実施例21)
女性、59歳。病院の検査で血糖値が301、ヘモグロビン18.7%、尿糖がプラスで糖尿病であることが判明した。食事制限はせずに本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日3袋ずつ飲んでいたところ、2ヵ月後の検査では血糖値108、ヘモグロビン7%、尿糖はマイナスとなった。なお、一番弱い糖尿の薬を併用している。
(実施例22〜23;脳梗塞、パーキンソン病改善事例)
(実施例22)
男性、82歳。脳梗塞の後遺症で手指が冷えていつも手袋を着用している。指の震えがあり、足取りも重くてすり足で歩く。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日に3〜5袋飲んだところ、2日目には手指が温かくなり手袋を外すことができた。足取りも軽く普通に歩けた。5日後、手指の震えがなく、靴下も履かず素足でも温かくなった。
(実施例23)
女性、75歳。4年前に軽い脳梗塞と診断されて薬を飲んでいた。3ヵ月前に動作がおかしくなり、パーキンソン病と診断された。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日3〜5袋飲み続けたところ、6ヵ月後に歩行が容易になり、1人で買い物に行けるようになった。
(実施例24〜26;内臓疾患の改善事例)
(実施例24)
男性、54歳。10年前にC型肝炎となり、その後、肝硬変と告げられた。血圧も上が143〜148、下が90〜100と高かった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎食後、就寝前、空腹時に1袋ずつ飲んで1ヵ月後には、肝機能のGOT、GPTがともに501U以下と正常範囲まで下がり、血圧も上122〜133、下76〜85まで下がった。
(実施例25)
男性、59歳。以前から胆嚢ポリープがあったが、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を朝昼晩2袋ずつ飲用、4ヵ月後の人間ドックの判定では全く異常がなかった。
(実施例26)
男性、16歳。5ヵ月前にIgA腎症にかかり、薬の副作用で体の震えがだんだんひどくなった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎食後と就寝前に1日4袋飲んだところ、次の日の検尿で色が正常に変わったのが分かり、その後4ヵ月間元気である。
(実施例27〜28;便秘の改善事例)
(実施例27)
女性、28歳。便秘がひどく、便秘用のサプリメントを試したりしたが効かず、お腹が痛くなることもあった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎食後の一日3袋飲用すると、3ヵ月後には、毎朝便は快調となった。
(実施例28)
女性、79歳。3,4日間隔の排便という便秘症で、腰痛がともなっていた。便が出ない時は洗腸をすることもあった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1回に3袋飲んだら3分くらいでガスが出た。その後、1日3回3袋ずつ飲んでいると、毎日のように排便するようになった。
(実施例29〜35;アトピー性皮膚炎改善事例)
(実施例29)
女性、20歳。20年間アトピー性皮膚炎を患い、ストレスから全身にアトピーが大量に発生し、頭皮にまで及んだ。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日1袋飲んだところ、1ヵ月後にはシャワーで水を浴びてもピリピリした痛みがなくなり、頭皮のアトピーもなくなった。また、顔のむくみがなくなり、赤黒かった肌の部分もきれいな肌色になった。
(実施例30)
女性、48歳。アトピー性皮膚炎で両手の指がひび割れ、血が出て家事が思いどおりにできなかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日8袋飲み初めて3日目から傷口がふさがり、血が出なくなった。1ヵ月が過ぎたときにはかゆみが治まり、腫れがなくなった。
(実施例31)
女性、22歳。小学生の頃から体中がアトピー性皮膚炎で、顔にも病院で出された軟膏を塗らないとカサカサしてしまい、夜眠れなかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を朝、夕方、夜に計4袋飲んで7ヵ月後には、アトピーのかゆみやカサカサが収まり、病院にも行かなくなった。
(実施例32)
男性、32歳。 子どもの頃からアトピーがひどく、昼も夜も体中を引っ掻いて、朝起きると傷口から血が出ている毎日だった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日3〜5袋を飲用、3ヵ月後からカサカサが減り、かゆみも少なくなって、血が出るほど引っ掻かなくなり、身体も疲れにくくなった。
(実施例33)
女性、32歳。子どもの頃からアトピーであったが、8年前から体に悪いといわれるステロイド剤の使用を中止したが、症状はひどくなっていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日6〜8袋飲んだところ、1週間〜2週間後にかけてひどく湿疹が出たが、4ヵ月後にはすっかりきれいになった。
(実施例34)
女性、70歳。皮膚掻痒症が病院の薬を飲んでも改善されず、夏場は特に痛くてたまらなかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎日1袋飲んだところ、4日目に痒みがほとんどなくなり、10日目でまったくなくなった。
(実施例35)
男性、71歳。27年前に注射ショックがきっかけでアトピーのひどい状態である尋常性感染となった。身体から大きなフケが出る状態であった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日2袋ずつ飲んでいたところ、3ヵ月でかゆみが止まり、6ヵ月でフケも出なくなった。
(実施例36〜37;花粉症改善事例)
(実施例36)
男性、60歳。花粉症になったのは34歳からで、その後60歳まで春秋に発症した。特に秋は鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、耳や関節などのかゆみがひどかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を三食の食前と就寝前に各1袋合計1日4袋飲用したところ、3ヵ月経ってからも花粉症の症状がまったくない。
(実施例37)
女性58歳。2年前から花粉症になり、鼻水と目のかゆみがあり大変不快だった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日3袋飲んだところ、1週間ほどで症状がなくなった。
(実施例38〜40関節リウマチ改善事例)
(実施例38)
女性、62歳。関節リウマチで足などが痛くて、歩くときは杖をついていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日5,6袋、そのまま食べたり、お湯に溶いて飲んだりしたところ、8日目にピタリと痛みが止まり、その後も6ヵ月以上痛みがない。
(実施例39)
女性、53歳。関節リウマチで指がこわばって痛く、夜も眠れないほどで、身体の冷えもひどかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1袋飲んだとたん、体が暖かくなった。更に、2ヵ月後には夜もよく眠れ、指もまっすぐになって力が入るようになった。
(実施例40)
女性、53歳。顎関節リウマチで夜はマウスピースを付けて寝ていた。手足の関節も痛かった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日4,5袋飲用していたら1ヵ月後、気がつくと顎も手足も痛くなくなっていた。マウスピースも付けずに寝ることができるようになった。
(実施例41〜43;骨密度(骨粗鬆症)、椎間板ヘルニア改善事例)
(実施例41)
女性、78歳。背骨が曲がっていて第3、第4骨がつぶれていた。骨盤がひどく痛み、歩きにくい状態であった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を朝昼晩1袋ずつ1日3袋飲んでいたところ、40日後の骨密度検査の結果、同性同年齢平均値の102%まで改善していた。
(実施例42)
女性、26歳。2人目の子供を出産して、骨密度の減少が,心配だった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を出産直後から1日1袋飲んだところ、1ヵ月後の検診の結果、産後にもかかわらず、骨密度が標準を上回っていた。
(実施例43)
女性、42歳。ヘルニアと診断され、起きられない、仕事も出来ない毎日であった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日3袋飲んで2ヵ月経った頃、腰の痛みがすっかりなくなった。日覚めもよく、体調がよいので仕事も楽しい。
(実施例44〜46;痛風などの痛み改善事例)
(実施例44)
女性、75歳。痛風で足の親指が痛かった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を朝昼夕の食前に1袋ずつ飲んだところ、1週間で痛風の痛みが取れた。
(実施例45)
女性、71歳。痛風があり腰・膝も痛んで歩くのも大変だった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を朝昼晩1袋ずつ飲み、2週間が過ぎたとき、あれほど痛かった痛風が和らぎ、腰や膝の痛みもなくなり、犬と散歩に行けるようになった。
(実施例46)
男性64歳。腰痛で駅までの15分の道のりを3回休んで通う始末で、仕事を辞めざるを得なかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日3袋飲み続けたところ、3ヵ月後には全く痛みがなく、アルバイトで働けるようになった。
(実施例47〜49;自律神経失調症改善事例)
(実施例47)
男性、52歳。自律神経の乱れにより頭痛、めまい、動悸、息切れ、呼吸困難などの不定愁訴の症状が1日おきに発生していた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日に2〜4袋をお湯に入れて飲んでいたところ、4ヵ月後には不定愁訴の発生周期が1週間に1回位になり、症状も少し軽くなった。
(実施例48)
女性、60歳。自律神経失調症で夜は眠れないので、病院が出してくれた飲み薬を1日4回服用していた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日5、6袋、6ヵ月間飲み続けたところ、病院の薬のほうは1日1回の服用でよくなり、睡眠薬がなくても眠れるようになった。
(実施例49)
女性、37歳。4年ほど前から自律神経失調症で頭痛やめまいがきつかった。
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日に4、5袋飲んだところ、2ヵ月後には頭痛、めまいがやわらぎ、家事や子育ても楽になった。
(実施例50;過換気症候群(過呼吸症候群)の改善事例)
女性、42歳。強度のめまいと過呼吸症の発作を頻繁に繰り返していた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を朝2袋、夜2袋飲んだところ、3日後に身体が軽く感じられ、3ヵ月後には病院の薬を一切飲まなくても症状が和らぎ、発作が起きなくなった。
(実施例51;慢性頭痛緩和事例)
女性、30歳。慢性の頭痛があり頭痛薬を飲んでいたが、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日に3袋位飲み始めてすぐに、頭痛薬を飲まずによくなった。また肩こりも楽になった。
(実施例52;バセドウ病改善事例)
女性、35歳。出産後に甲状腺ホルモンが異常に多く分泌されるバセドウ病にかかり、副作用の強い薬を飲んでいた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を朝昼各4袋飲んでみたところ、1ヵ月後に、数値が安定しており医者も驚いた。それまで薬を1日6個服用していたが、1個飲むだけでよいと言われた。
(実施例53;白内障改善事例)
女性、78歳。医者から白内障の手術が必要と言われていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日3袋ずつ飲んで10日後に医者に診てもらうと「眼はきれいになっているので手術は必要ない」と言われた。
(実施例54;眼精疲労改善事例)
女性55歳。毎日パソコンを使う仕事のせいで、日ごろ目の疲れがひどく充血することが多く、そのようなときは目薬で1週間かけて充血を散らしていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を夜2袋飲用して寝たところ、翌朝には充血がスーッと消えていた。
(実施例55;モートン病改善事例)
女性46歳。とくに左足の神経の痛みが脳にひびくほど、外反母趾がひどくなり、整形外科でモートン病と診断された。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日3袋ずつ飲用したところ、6日目に激痛から解放され、手術をしなくてすんでいる。
(動物モニターによる効果確認実験)
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物のペット等の動物に対する諸症状の改善効果を確認すべく、ペットモニターによる効果確認実験も行った。なお、モニター用には、人体の場合と同じく、基本的に粉末状の本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を3gずつ袋詰めしたものを経口投与することで行った。
(実施例56〜77:犬に対する効果)
(実施例56)
柴犬混合・雄13歳。突然、脳梗塞となった。目玉がグルグルと回り、首も45度に曲がってしまい苦しそうに横になったままの状態だった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を最初は1袋分の粉を鼻の上にのせて飼い主の唾液を混ぜて与えたら、アッというまに食べた。その後も同じように1日1袋を食べさせたところ3日後に餌を少しずつ食べ始め、2週間後には首がまっすぐに治り、食欲も元どおりに出て来て散歩も出来るようになった。
(実施例57)
雑種・8歳。心臓病を患い、毎日病院の薬を飲ませていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎日1袋食べさせて3週間後、心電計で測定してもらったところ良くなっていた。
(実施例58)
シーズー・雄13歳。心臓弁膜症で咳が出はじめていた。医者の処方で利尿剤と血管拡張剤を飲ませたところ咳が止まったが、副作用が恐かった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日に朝晩1袋ずつ飲ませた結果、心音は悪いままだが元気でいる。
(実施例59)
シーズー・雌7歳。 ストレス性胃腸炎で嘔吐や下痢を生じていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を2、3日調子が悪いときに1袋を2回に分けて与えると、食欲がすぐ出て食事を始めるので病院に行かなくてもよい。
(実施例60)
ラブラドール・11ヵ月 。ストレスとオヤツの食べ過ぎのせいでお腹がボロボロ状になった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎日1袋食べさせて3週間経った頃から、夜にかゆがらなくなった。
(実施例61)
中型チンド犬・雌3歳。年中、体毛が抜けがちであったが、散歩道の雑草を食べてアレルギー症になり、しっぽの周りの毛が抜けてしまった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を飼い主が食べたあとの10〜15袋の中をゆすいだ水を2、3日に1回飲ませ続けた結果、毛が生え始めて、6ヵ月後には体中に毛がびっしり生えた。
(実施例62)
シーズー・雄16歳。シーズー犬特有のアレルギーになり、おできがあちこちにできて、その部分の毛を取り除くとほとんどハゲハゲ状態となった。老犬のため白内障と心臓肥大にもなっており、時々咳がでたりして元気がなかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を朝夕に1袋ずつ与えているが、咳が出ても1週間で改善し、6ヵ月経った現在では毛がふさふさになり、嫌がっていた散歩も元気に飛び跳ねるようになった。
(実施例63)
雑種・雄5歳。原因は不明だが、食欲がなく元気のない状態が4日続いた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を少しずつ手のひらに出して口元に差し出したところ1袋半食べた。翌朝、とても元気に走り回り、欲情までしていた。
(実施例64)
マルチーズ・雄18歳。10歳時に貧血で、倒れやすかった。13歳時には気管狭脱で息がしにくくなった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を体調の悪いときに1日3回1袋分ずつを噛んで丸めて与えた。普段は朝晩に半袋ずつ与えている。貧血は2ヵ月位で改善し、気管狭脱は何度か発作が出たことはあるが、高齢にもかかわらず元気に走っている。
(実施例65)
柴犬・15歳。フェラリアの予防注射をしていないせいか、咳を時々していた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を症状が出た時に1袋を食べさせると2、3日で治った。
(実施例66)
マルチーズ・雌14歳。3ヵ月前に喘息になり、ゼゴーゼゴーと変な咳が続き、病院で看てもらっても治らなかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物半袋をお茶に混ぜてドロドロ状にして食べさせたところ、1,2分後に変な咳が収まった。その後も1日半袋ほど食べさせたが、症状は落ち着いている。
(実施例67)
雑種・雌9歳。朝、鼻水が止まらなかった。食欲もなかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の1袋分を手のひらにのせて食べさせたところ、3時間後にぴたりと止まった。食欲も普通の状態に戻った。
(実施例68)
ポメラニアン・雌6歳。2年前に目やにで目の周りがいつもベタベタになっていた。また、加齢とともにお腹にシミが出ていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日に半袋分を手にとってそのまま食べさせたところ、目やにはいつのまにか治っており、お腹のシミは取れて腹白になっていた。
(実施例69)
シーズー ・雄10歳。 白内障を患っていたが、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎日、半袋与えたところ4ヵ月目に白濁がなくなった。
(実施例70)
トイプードル・雌15歳。白内障とともに頭部に高さ1cmのおできがあった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を半袋分ずつ1日2回与えたところ2ヵ月後に白内障が70%改善し、おできはつぶれて治った。生理も再度始まり若犬のように動作が機敏である。
(実施例71)
雑種中型犬・雌14歳。6ヵ月前に子宮、乳がん全摘出のため3週間入院。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を退院1週間前から1日1袋、退院後1日2,3袋、現在は2日に1袋位与えているが、すっかり元気になった。
(実施例72)
柴犬・雄12歳。半年前に、ガンのため両方の睾丸を切除する手術を行なったが術後は高齢で体力が衰えていたせいか、片方の足がしびれて動かせなくなり、排泄したくてもなかなか出ずに悲痛な声で鳴いていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を最初の1ヵ月は毎日7袋、2ヵ月目は5袋、3ヵ月目からは3袋、現在は1袋をぬるま湯に溶かして飲ませている。2ヵ月過ぎた頃から震えていた片方の足がしっかり立てるようになり、3ヵ月後にはオシッコがしっかり出るようになった。現在は毛並みも艶々となり、とても12歳には見えないまでに回復している。
(実施例73)
ゴールデンレトルリバー・6歳。リンパ腫で抗がん剤を打ち始めて1週間後が経ち、副作用で元気もなく食欲が落ちていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を1日4袋食べさせたところ、3日目から見る見る元気が出た。何の副作用もなく、色つやもよくなり以前より若返って見える。
(実施例74)
雑種・雄14歳。朝夕の散歩で排尿は済んでいたのが、突然、昼夜を問わず漏らす失禁症になった。失禁症になって2日目から本発明の生体内ラジカル捕捉組成物をお茶で練って、朝夕に各2袋分、夜1袋分を与えた。食べ始めて10日後に失禁はなくなった。
(実施例75)
柴犬・雌14歳。2年前から血便が出るようになった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎日1袋ご飯と一緒に与えたところ1週間も経たないうちに血便はなくなり、ダッシュして走るほどに元気を取り戻した。
(実施例76)
スピッツ・雌13歳以上。よろよろと歩いて、血を吐くなど今にも死にそうなぐらい弱っていた。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を朝夕に餌にふりかけて食べさせたところ、獣医が手におえないほど弱っていた犬がみるみる元気になった。
(実施例77)
ビーグル 雌1歳。未熟児で生まれたせいもあり虚弱で、40℃の高熱を出すと、ご飯も食べず、水もやっと飲める状態だった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を餌に混ぜて食べさせたところ、病院に行かなくても元気になった。
(実施例78〜79:猫に対する効果)
(実施例78)
雌3〜4歳。6匹出産した仔猫を1ヵ月後に手放したところ、親猫はほとんど眠ろうとせず、食事もほとんど口につけず 、3日目に3度も血を吐き、ぐったりしてしまった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物をペットフーズに1/3袋分を混ぜ込んで1日3回与えたところ、 抵抗なく食べ始め、その後は吐くこともなく衰弱した体力が回復した。
(実施例79)
ペルシャ・雄10歳。慢性耳だれで、強い臭いと血膿が出る。 病院で洗浄、投薬してもらっても改善しなかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を缶詰のペットフーズに1/2、1/3袋分をかけて食べさせた。10日後に強い臭いが弱まり、6ヵ月後には臭いがほとんどなくなり、膿も減った。
(実施例80:フェレット(注:イタチ科の小動物)に対する効果)
雌3歳。生殖器が腫れて、体毛が全部抜けた。獣医の診断では去勢手術が上手く行かずホルモンバランスが異常なためと判明し、薬を1ヵ月位与えたが改善されなかった。本発明の生体内ラジカル捕捉組成物を毎日半袋分咀嚼して与え続けた結果、2週間で生殖器の腫れが引き、産毛が体中に生えてきた。4ヵ月後には毛はふわふわと真っ白で艶々としている。
本発明の生体内ラジカル捕捉組成物は、上記のように、高血圧、冷え症などの血流障害を原因とする症状だけでなく、その他上記のような様々な症状を予防・改善するための健康補助食品等として、産業上の利用可能性を有する。この他にも、本発明の生体内ラジカル捕捉組成物の抽出物またはそのエキスを用いたドリンク剤、アメ、ガムのような食品としても利用できる、更に、化粧品、石鹸、シャンプー、リンス、ヘアケア剤、ヘアカラー、メイクアップ用品、育毛剤などの原材料としても利用できる。
赤血球法における溶血半径測定方法の説明図である。 糖尿病改善効果確認実験における経日的な変化を示すマウスの血糖値グラフである。 本生体内ラジカル捕捉組成物のメタノール抽出物(SMeEx)に関する糖尿病改善効果確認実験における経日的な変化を示すマウスの血糖値グラフである。 赤血球過酸化脂質量に及ぼすアロキサンの影響とその効果に及ぼす(+)-カテキンおよびS・オールMeOH抽出物の影響を示すグラフである。 体重変化に対する影響を示すグラフである。

Claims (5)

  1. 大豆、小麦胚芽、はと麦、玄米胚芽及び米ぬかの原料それぞれを、50〜150℃の温度範囲で、焙煎した後に蒸して、アスペルギルスオリーゼに属する微生物から選ばれる食用微生物のうちの少なくとも一種類を前記それぞれの原料に加えることで醗酵させ、醗酵終了後に、前記それぞれの原料に、緑茶沫、ごま、ローズマリー、アセロラ、ゆず、人参、ギムネマ・シルベスター及び大麦若葉の微粉を少なくとも加えて混合し、更に当該混合物を30〜50μmの超微粉末にさせてなる生体内ラジカル捕捉組成物。
  2. 前記生体内ラジカル捕捉組成物の主成分の配合割合が、全重量に対して、大豆25〜40重量%、小麦胚芽25〜35重量%、はと麦3〜10重量%、玄米胚芽3〜20重量%、米ぬか5〜20重量%、緑茶沫15〜20重量%、ごまの微粉1〜10重量%、その他の成分がそれぞれ0.05〜5重量%の範囲内にある請求項1記載の生体内ラジカル捕捉組成物。
  3. 請求項1または2に記載された前記生体内ラジカル捕捉組成物から抽出した生体内ラジカル捕捉組成物の抽出物。
  4. 大豆、小麦胚芽、はと麦、玄米胚芽及び米ぬかの原料それぞれを、50〜150℃の温度範囲で、焙煎した後に蒸して、アスペルギルスオリーゼに属する微生物から選ばれる食用微生物のうちの少なくとも一種類を前記それぞれの原料に加えることで醗酵させ、醗酵終了後に、前記それぞれの原料に、緑茶沫、ごま、ローズマリー、アセロラ、ゆず、人参、ギムネマ・シルベスター及び大麦若葉の微粉を少なくとも加えて混合し、更に当該混合物を30〜50μmの超微粉末にさせてなる血液中若しくは細胞内のヒドロキシルラジカル捕捉組成物。
  5. 大豆、小麦胚芽、はと麦、玄米胚芽及び米ぬかのそれぞれの原料を、50〜150℃の温度範囲で、焙煎した後に蒸す第一の工程と、
    前記第一の工程を経た原料それぞれに、アスペルギルスオリーゼに属する微生物から選ばれる食用微生物のうちの少なくとも一種類を前記それぞれの原料に加えて醗酵させ、更にこの醗酵過程中、少なくとも一回以上、前記それぞれの醗酵中原料に対し、切り返し作業を行う第二の工程と、
    前記第二の工程を経て得られる醗酵後のそれぞれの原料に、緑茶沫、ごまの微粉、ローズマリー、アセロラ、ゆず、人参、ギムネマ・シルベスター及び大麦若葉を少なくとも加えて混合する第三の工程と、
    前記第三工程を経て得られる混合物を30〜50μmの大きさに超微粉砕する第四の工程とを少なくとも有する生体内ラジカル捕捉組成物の製造方法。
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