JP2005329895A - 車両用シート搭載装置および搭載方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両用シートの搭載作業性を向上させる。
【解決手段】 シート搭載ハンド28のシート把持爪5を、車両前方側から座面部7と背もたれ部9との間に挿入して車両用シート3を把持する。シート把持爪5はシート把持ハンドベース27に取り付け、シート把持ハンドベース27の側部の連結プレート25に旋回アーム17下端の下部鉛直アーム23を連結する。シート把持ハンドベース27に連結アーム33およびガイド部保持アーム35を介して連結するピラー把持爪37を車両のセンタピラー39に支持させ、車両用シート3を車室内に押し込むと、連結アーム33内の一端に設けたプーリ兼ボールガイドナット45が、ガイド部保持アーム35内のボールねじシャフト41に沿って回転しつつ移動し、この回転をベルト49を介してプーリ57および回転支持軸53に伝達し、回転支持軸53に一端が連結する起立アーム55を、背もたれ部9押し上げつつ起立させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 シート搭載ハンド28のシート把持爪5を、車両前方側から座面部7と背もたれ部9との間に挿入して車両用シート3を把持する。シート把持爪5はシート把持ハンドベース27に取り付け、シート把持ハンドベース27の側部の連結プレート25に旋回アーム17下端の下部鉛直アーム23を連結する。シート把持ハンドベース27に連結アーム33およびガイド部保持アーム35を介して連結するピラー把持爪37を車両のセンタピラー39に支持させ、車両用シート3を車室内に押し込むと、連結アーム33内の一端に設けたプーリ兼ボールガイドナット45が、ガイド部保持アーム35内のボールねじシャフト41に沿って回転しつつ移動し、この回転をベルト49を介してプーリ57および回転支持軸53に伝達し、回転支持軸53に一端が連結する起立アーム55を、背もたれ部9押し上げつつ起立させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、乗員が着座する座面部とこの座面部に対して折り畳むように前傾可能な背もたれ部とをそれぞれ備えた車両用シートを、ドア開口部から車室内に搭載する車両用シート搭載装置および搭載方法に関する。
車両用シートを、ドア開口部から車室内に搭載する際には、例えば下記特許文献1に記載されているように、複数の保持アームにてシートを保持した状態で行う。
特開平6−329061号公報
このような車両用シート搭載装置では、シート座面部に対し、背もたれ部は起立させたままであり、この起立状態の車両用シートとドア開口部との隙間は、近年の車両造形の傾向がドア開口部の小型化およびシート形状の大型化によって、極めて狭くなっており、搭載作業が困難なものとなっている。
そこで、本発明は、車両用シートの搭載作業性を向上させることを目的としている。
本発明は、乗員が着座する座面部とこの座面部に対して折り畳むように前傾可能な背もたれ部とをそれぞれ備えた車両用シートを、ドア開口部から車室内に搭載する車両用シート搭載装置において、前記車両用シートを把持するシート把持部と、折り畳んだ状態の前記背もたれ部と前記座面部との間に設置してこの折り畳んだ状態の背もたれ部を起立させる起立部材と、前記ドア開口部に支持させる支持部と、前記ドア開口部に支持させた状態の前記支持部から車体外側に向けて延びるガイド部と、このガイド部に一端が連結するとともに、他端が前記起立部材に連結する伝達部材とを、それぞれ備え、前記伝達部材は、前記支持部を前記ドア開口部に支持させた状態で、前記車両用シートを車体外部から車体内部に向けて押し込むことで、前記一端が前記ガイド部に沿って移動する一方、この移動に伴って前記他端が前記起立部材を起立させて前記折り畳まれた状態の背もたれ部を起立させることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、背もたれ部を座面部に対して折り畳んだ状態の車両用シートを、ドア開口部から車室内に押し込むことで、この押し込み動作に伴って起立部材が徐々に起立し、これに伴い背もたれ部も起立するので、搭載後は起立状態での搭載時と同様としつつ、車両用シートの搭載作業が容易となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示す車両用シート搭載装置により、車両前部のドア開口部1から、車両用シート3を車室内に搭載する様子を示す斜視図である。図2は上記した車両用シート搭載装置の、車両用シート3をシート把持部としてのシート把持爪5により把持した状態での側面図、図3は車両用シート搭載装置の平面図である。
車両用シート3は、乗員が着座する座面部7とこの座面部7に対して折り畳むように前傾可能な背もたれ部9とをそれぞれ備えている。
一方、車両用シート搭載装置は、図4に示すように、天井吊下げレール11に沿って移動可能なエアバランサ部13を備えた助力装置であり、エアバランサ部13に平行リンク15を介して支持アームとしての旋回アーム17を連結する。
上記した車両用シート3を搭載する車両は、図示しない搬送装置によって一定速度で搬送されており、この搬送移動する車両に同期して前記した助力装置を天井吊下げレール11に沿って移動させ、この移動する過程で車両用シート3を車両のドア開口部1から車室内に搭載する。
旋回アーム17は、平行リンク15の先端から鉛直方向下方に延びる上部鉛直アーム19と、上部鉛直アーム19の下端から水平に延びる水平アーム21と、水平アーム21の先端から下方に延びる下部鉛直アーム23とを、それぞれ備える。水平アーム21は、上部鉛直アーム19および下部鉛直アーム23に対して水平面内で回転可能である。
下部鉛直アーム23の下端には、水平に配置した連結プレート25を連結し、連結プレート25の側方には、シート把持ハンドベース27を一体的に設ける。シート把持ハンドベース27は、座面部7の表面(上面)をほぼ覆う程度の矩形状のプレートで構成してあり、座面部25と折り畳んだ状態の背もたれ部9との間に設置する。
なお、下部鉛直アーム23の下端に、連結プレート25を介して設ける後述する各種構成部材全体を、シート搭載ハンド28とする。
上記したシート把持ハンドベース27の車両後方側には、前記したシート把持爪5を一対突出して設けている。この一対のシート把持爪5は、図3に平面図として示すように、基端側を回動支持軸31を中心として図3の状態から先端側が互いに離反する方向に回動可能であり、先端側に係止部5aを備えている。この係止部5aを備えたシート把持爪5の先端側を、座面部7と背もたれ部9との間の隙間に車両前方側から後方側に向けて挿入し、この挿入状態で前記した回動支持軸31を中心として外側へ回動させることで、車両用シート3を把持する。
また、図1に示すように、シート把持ハンドベース27の連結プレート25近傍における車両後方側には、同後方に延びる連結アーム33の一端を連結固定し、連結アーム33の他端を車幅方向に延びるガイド部保持アーム35に、その延長方向に沿って移動可能に連結する。ガイド部保持アーム35の車室内側の端部における車両後方側には、支持部としてのピラー把持爪37を設けている。ピラー把持爪37は、車両のセンタピラー39に対し車両前方から接近させ、その一対の爪部相互間にセンタピラー39が入り込んだ状態として車体に支持させる。
ガイド部保持アーム35は、車両前方側に開口部35aを有する中空状に形成し、この中空部に、ガイド部としてのボールねじシャフト41をガイド部保持アーム35に沿って配置する。ボールねじシャフト41は、両端の支持部43に固定してある。
図5は、図1のA−A断面図で、ガイド部保持アーム35の上下両内面壁および側部内壁面に、その長手方向(図5中で紙面に直交する方向)に沿って延びるガイド溝35aを設けている。この各ガイド溝35aに対応して連結アーム33の外部にガイド突起33aを設け、連結アーム33は、ガイド突起33aがガイド溝35aにガイドされつつガイド部保持アーム35に沿って移動する。
図5に示すように連結アーム33も中空状に形成し、ガイド部保持アーム35側の端部には、前記したボールねじシャフト41に螺合する駆動側回転部としてのプーリ兼ボールガイドナット45を、プーリ押さえカラー47を介して回転可能に支持している。
プーリ押さえカラー47は、図6に示すように、上下に2分割するものであって連結アーム33の内側に固定してあり、プーリ兼ボールガイドナット45を上下から挟持した状態で回転可能に支持し、かつプーリ兼ボールガイドナット45の側面(図5中で紙面に直交する方向に対向する面)に対しても回転可能に支持している。また、プーリ兼ボールガイドナット45の外周部は、動力伝達部としてのベルト49を収容する溝45aを備えてプーリとして機能する。
なお、図1では、簡略化のため、プーリ押さえカラー47および、連結アーム33のガイド部保持アーム35側の端部を省略している。
連結アーム33の中空部内には、プーリ兼ボールガイドナット45の回転動力を伝達するベルト49を収容し、このベルト49の一端をプーリ兼ボールガイドナット45の溝45aに掛け渡す。したがって、プーリ押さえカラー47の図5中で左側は、ベルト49を引き出すための開口47aを設けている。
一方、前記した把持ハンドベース27上には、車両後部側の車幅方向両端部付近に設けたブラケット51に、回転支持軸53を回転可能に支持した起立部材としての起立アーム55を設ける。
起立アーム55は、図1中で車幅方向に延び、背もたれ部9の上端に設けているヘッドレスト59にほぼ対応する位置となる横アーム55aと、横アーム55aの両端から回転支持軸53に向けて延び、背もたれ部9の両側部の前面に対応する位置となる一対の縦アーム55bとを、それぞれ備えている。
そして、回転支持軸53の車幅方向外側の端部には、前記したベルト49の他端を掛け渡す従動側回転部としてのプーリ57を、回転支持軸53と一体となってブラケット51に対して回転可能に取り付ける。
上記したプーリ兼ボールガイドナット45,プーリ57,ベルト49により、伝達部材を構成している。
次に、上記した車両用シート3の車室内への搭載作業について説明する。
まず、車体から離れた位置に配置してある車両用シート3をシート把持爪5にて把持する動作から説明する。図7(a)の側面図および図7(b)の平面図に示すように、車両用シート3の背もたれ部9を起立状態とし、その側方に、シート搭載ハンド28が位置するように、助力装置を操作する。
図7の状態から、シート搭載ハンド28を車両用シート3に接近させ、図8に示すように、シート把持爪5の先端とガイド部保持アーム35との間に、座面部7と背もたれ部9との接続部分が入り込むように、シート搭載ハンド28を車両用シート3にセットする。このとき、図8(a)に示すように、シート搭載ハンド28は、シート把持ハンドベース27が座面部7の上部位置となるように、車両前方側を後方側に比べて上下方向上方となるよう傾けた状態としてセットする。
その後、図9に示すように、シート搭載ハンド28を車両後方に移動させ、シート把持爪5を座面部7と背もたれ部9との間に挿入する。挿入後は、シート把持爪5を外側に回動させて拡開させ、先端側の係止部5aによって車両用シート3を係止して把持し、シート搭載ハンド28を図8の傾斜状態から水平状態とし、シート把持ハンドベース27を座面部7に押し付けた状態とする。
次に、図10に示すように、背もたれ部9を起立状態から前傾させて座面部7に重ね合わせるようにして折り畳む。この折り畳んだ状態で、助力装置を操作して、前記した図1に示すように、シート搭載ハンド28を、車両のドア開口部1の側方に移動させ、その後車両後方に移動させて、ピラー把持爪37の一対の爪部相互間にセンタピラー39を挿入した状態とする。
そして、作業者が、図11に示すように、車両用シート3を車室内に押し込むように、例えば旋回アーム17の下部鉛直アーム23を車室方向に押し付けると、この押し込み動作に伴って、プーリ兼ボールガイドナット45が、ボールねじシャフト41に対して図111中で矢印Bで示す方向、すなわちドア開口部1の外側から見て右回りに回転しつつ、ボールねじシャフト41に沿って車室内方向に移動する。
プーリ兼ボールガイドナット45の回転動力は、ベルト49を介して前方のプーリ57に伝達され、このプーリ57とともに回転支持軸53も、図11中で矢印Cで示す方向に回転する。
回転支持軸53の上記した回転により、回転支持軸53に縦アーム55bが連結されている起立アーム55が起立し始め、この起立移動する起立アーム55に押されて背もたれ部9も徐々に起立し始める。図11は、プーリ兼ボールガイドナット45がボールねじシャフト41のほぼ中央付近まで移動した状態を示し、このとき車両用シート3の背もたれ部9は、座面部5に対してほぼ45度程度傾いた中間位置となっている。
図11の位置からさらに車両用シート3を車室内に押し込み、図12に示すように、プーリ兼ボールガイドナット45がボールねじシャフト41の車室側の端部まで達すると、背もたれ部9は、起立アーム55に押されて図11の状態からさらに起立動作を継続し、最終的に図12に示す起立状態となる。その後、シート搭載ハンド28を下降させて車両用シート3を車両の床面に載置し、これにより車両用シート3の車室内への搬入が終了する。
車両用シート3を車室内に搬入した後は、一対のシート把持爪5をその先端側の係止部5aが互いに接近する方向に回動させて元の状態に戻し、その状態で、シート搭載ハンド28を車両前方へ移動させることで、シート把持爪5を座面部7と背もたれ部9との間から引き抜くとともに、ピラー把持爪37をセンタピラー39から外す。
これにより、シート搭載ハンド28は、車両用シート3を含む車両側から切り離された状態となり、車室内が車外へ引き出すことで、一連のシート搭載作業が完了する。
このように、上記した本発明の第1の実施形態によれば、背もたれ部9を座面部7に対して折り畳んだ状態の車両用シート3を、ドア開口部1から車室内に押し込むことで、この押し込み動作に伴って起立部アーム55が徐々に起立し、これに伴い背もたれ部9も起立するので、車両用シート3を起立状態のままドア開口部1から搭載する場合に比較して、車両用シート3とドア開口部1の周縁との隙間を広く保つことができ、車両用シート3の搭載作業が容易となる。また、搭載後は、背もたれ部9が起立状態となるので、搭載後作業者が改めて起立させる作業が不要となる。
図13は、本発明の第2の実施形態を示す、シート搭載ハンド28の簡略化した側面図である。この実施形態は、旋回アーム17における下部鉛直アーム23の下端を、前記した第1の実施形態における連結プレート25に代わるスライドレール61に連結している。下部鉛直アーム23は、スライドレール61に対し図13中で左右方向に移動可能であり、この移動方向適宜位置でロック固定する。
このように、シート搭載ハンド28を支持する下部鉛直アーム23の支持位置を、車体前後方向に延びるスライドレール61の適宜位置に設定することで、重心の異なる各種車両用シートに対して重量バランスを確保することができ、シート搭載作業を容易なものとすることができる。
本発明によれば、前記伝達部材は、その一端が前記ガイド部に沿って移動するに伴い回転する駆動側回転部と、この駆動側回転部の回転動力を伝達する動力伝達部と、この動力伝達部の動力を受けて他端にて回転して前記起立部材を回動させて起立させる従動側回転部とを、それぞれ備えているので、伝達部材をガイド部に沿って移動させることで、一端側の駆動側回転部回転し、この回転動力を動力伝達部を介して他端側の従動側回転部に伝達し、この従動側回転部の回転動力を受ける起立部材によって背もたれ部を起立させることができる。
前記ガイド部をボールねじシャフトで構成し、前記駆動側回転部は、このボールねじシャフトに螺合して回転するナットを備えているので、ナットは、ボールねじシャフトに沿って移動させることで回転して回転動力を発生させることができる。
前記シート把持部を含むシート搭載ハンド全体を支持する支持アームを設け、この支持アームの下端の前記シート支持ハンドへの連結部を、車体前後方向に移動可能に設けたので、重心の異なる各種車両用シートに対して重量バランスを確保することができ、シート搭載作業性が向上する。
乗員が着座する座面部とこの座面部に対して折り畳むように前傾可能な背もたれ部とをそれぞれ備えた車両用シートを、ドア開口部から車室内に搭載する車両用シート搭載方法において、前記車両用シートをシート把持部により把持し、起立している背もたれ部と前記座面部との間に、前記背もたれ部を起立させる起立部材を設置し、前記起立している背もたれ部を前記起立部材まで折り畳み、前記ドア開口部に支持部により支持させた状態で、前記車両用シートを車体外部から車体内部に向けて押し込むことで、前記支持部から車体外側に向けて延びるガイド部に沿って、伝達部材の一端を移動させ、この移動に伴って前記伝達部材の他端が前記起立部材を起立させて前記折り畳まれた状態の前記背もたれ部を起立させるようにしたので、搭載後は起立状態での搭載時と同様としつつ、車両用シートの搭載作業が容易となる。
1 ドア開口部
3 車両用シート
5 シート把持爪(シート把持部)
7 座面部
9 背もたれ部
17 旋回アーム(支持アーム)
28 シート搭載ハンド
37 ピラー把持爪(支持部)
41 ボールねじシャフト(ガイド部)
45 プーリ兼ボールガイドナット(伝達部材,駆動側回転部,ナット)
57 プーリ(伝達部材,従動側回転部)
49 ベルト(伝達部材,動力伝達部)
55 起立アーム(起立部材)
3 車両用シート
5 シート把持爪(シート把持部)
7 座面部
9 背もたれ部
17 旋回アーム(支持アーム)
28 シート搭載ハンド
37 ピラー把持爪(支持部)
41 ボールねじシャフト(ガイド部)
45 プーリ兼ボールガイドナット(伝達部材,駆動側回転部,ナット)
57 プーリ(伝達部材,従動側回転部)
49 ベルト(伝達部材,動力伝達部)
55 起立アーム(起立部材)
Claims (5)
- 乗員が着座する座面部とこの座面部に対して折り畳むように前傾可能な背もたれ部とをそれぞれ備えた車両用シートを、ドア開口部から車室内に搭載する車両用シート搭載装置において、前記車両用シートを把持するシート把持部と、折り畳んだ状態の前記背もたれ部と前記座面部との間に設置してこの折り畳んだ状態の背もたれ部を起立させる起立部材と、前記ドア開口部に支持させる支持部と、前記ドア開口部に支持させた状態の前記支持部から車体外側に向けて延びるガイド部と、このガイド部に一端が連結するとともに、他端が前記起立部材に連結する伝達部材とを、それぞれ備え、前記伝達部材は、前記支持部を前記ドア開口部に支持させた状態で、前記車両用シートを車体外部から車体内部に向けて押し込むことで、前記一端が前記ガイド部に沿って移動する一方、この移動に伴って前記他端が前記起立部材を起立させて前記折り畳まれた状態の背もたれ部を起立させることを特徴とする車両用シート搭載装置。
- 前記伝達部材は、その一端が前記ガイド部に沿って移動するに伴い回転する駆動側回転部と、この駆動側回転部の回転動力を伝達する動力伝達部と、この動力伝達部の動力を受けて他端にて回転して前記起立部材を回動させて起立させる従動側回転部とを、それぞれ備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート搭載装置。
- 前記ガイド部をボールねじシャフトで構成し、前記駆動側回転部は、このボールねじシャフトに螺合して回転するガイドナットを備えていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート搭載装置。
- 前記シート把持部を含むシート搭載ハンド全体を支持する支持アームを設け、この支持アームの下端の前記シート支持ハンドへの連結部を、車体前後方向に移動可能に設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用シート搭載装置。
- 乗員が着座する座面部とこの座面部に対して折り畳むように前傾可能な背もたれ部とをそれぞれ備えた車両用シートを、ドア開口部から車室内に搭載する車両用シート搭載方法において、前記車両用シートをシート把持部により把持し、起立している背もたれ部と前記座面部との間に、前記背もたれ部を起立させる起立部材を設置し、前記起立している背もたれ部を前記起立部材まで折り畳み、前記ドア開口部に支持部により支持させた状態で、前記車両用シートを車体外部から車体内部に向けて押し込むことで、前記支持部から車体外側に向けて延びるガイド部に沿って、伝達部材の一端を移動させ、この移動に伴って前記伝達部材の他端が前記起立部材を起立させて前記折り畳まれた状態の前記背もたれ部を起立させることを特徴とする車両用シート搭載方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004152190A JP2005329895A (ja) | 2004-05-21 | 2004-05-21 | 車両用シート搭載装置および搭載方法 |
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JP2004152190A JP2005329895A (ja) | 2004-05-21 | 2004-05-21 | 車両用シート搭載装置および搭載方法 |
Publications (1)
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ID=35484838
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JP2004152190A Pending JP2005329895A (ja) | 2004-05-21 | 2004-05-21 | 車両用シート搭載装置および搭載方法 |
Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009166649A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Kanto Auto Works Ltd | インパネ搭載装置によるセンターピラーへの不具合防止装置 |
EP2371683A1 (de) * | 2010-03-30 | 2011-10-05 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Greifsystem und Verfahren zum Einbringen eines Fahrzeugsitzes in die Karosserie eines Fahrzeuges |
CN107717451A (zh) * | 2017-12-02 | 2018-02-23 | 辜元丁 | 滑轨自动装配机 |
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2004
- 2004-05-21 JP JP2004152190A patent/JP2005329895A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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