JP2005329695A - インクジェット記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】段ボールの一部表面に固形分で0.5〜9g/m2の塗布量のフレキソ印刷によるインク受容層を設けたことを特徴とする二次元コードあるいはバーコード印字用インクジェット記録媒体。段ボールシートにフレキソ印刷によって絵柄を印刷する際に、同じフレキソ印刷機上で段ボールシートの一部表面に固形分で0.5〜9g/m2の塗布量のインク受容層を印刷するインクジェット記録媒体の製造方法。
【選択図】 なし
Description
この様な情報は小ロット、あるいは個別包装品で内容が異なる場合が多い。
(1)二次元バーコードは多量の情報が印字され、段ボールのような表面に凹凸を有する紙の場合、印字に欠損が生じる可能性がある。
(2)通常の上質紙、情報記録紙に比較して、段ボールライナーの表面には、太い繊維(ベッセル)、結束繊維、ゴミ、汚れ、異物の付着などの割合が多い。異物の付着の例としては、段ボール古紙に由来する接着剤や粘着剤などが黒っぽく固まって付着したものなどがある。
インク受容層を設ける際のフレキソインクの塗布量は固形分で0.5〜9g/m2である必要がある。0.5g/m2未満では受容層の形成が不十分となり、9g/m2を超えると、乾燥に時間がかかり、直後にインクジェット印刷ができなくなる。
水性染料インクは水溶性もしくは水分散性の染料を水親和性の有機溶剤に溶解したものである。
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;
アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアルコール類;
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類;
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6 −ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキレングリコール類;
グリセリン、エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類等を挙げることができる。
トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールのモノ低級アルキルエーテルが好適に用いられる。
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体;
カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、ポリビニルアルコール、シリル変性ポリビニルアルコール等ポリビニルアルコール誘導体;
ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等共役ジエン系共重合体ラテックス;
アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルの重合体または共重合体などのアクリル系(共)重合体ラテックス;
エチレン酢酸ビニル共重合体などのビニル系共重合体ラテックス;
あるいはこれらの各種(共)重合体のカルボキシ基などの官能基含有単量体による官能基変性(共)重合体ラテックス;
メラミン樹脂、尿素樹脂などの熱硬化性合成樹脂を用いた水性接着剤;
ポリメチルメタクリレートなどのアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの重合体または共重合体樹脂ラテックス;
ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂ラテックス等を例示できる。
水性顔料インクは、水性染料インクの染料の代わりに顔料を用いたもので、水親和性溶剤と顔料とからなる。
不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、染料キレート、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック等の有機顔料を挙げることができる。
油性染料インクは染料と溶剤とからなり、油性染料インクに用いられる染料としては、ナフトール染料、アゾ染料、金属錯塩染料、アントラキノン染料、キノイミン染料、インジゴ染料、シアニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ベンゾキノン染料、カーボニウム染料、ナフトキノン染料、フタルシアニン染料、ペリニン染料等を例示できる。
油性顔料インクは顔料と溶剤とからなり、顔料は水性顔料インクの項で説明した顔料を、溶剤は油性染料インクの項で説明した溶剤を用いることができる。
UV硬化型インクは顔料と、紫外線硬化性化合物と、光重合開始剤とからなる。
ダブルフェーサー側(箱外側)ライナとして、ONRKライナ(王子板紙製、坪量220g/m2)、中芯として、坪量120g/m2の中芯原紙(王子板紙製)、シングルフェーサー側ライナとして坪量220g/m2のONRK(王子板紙製)を使用して貼合し、Aフルート段ボールシートを得た。
バインダとしてポリビニルアルコール(PVA105:クラレ社製)5質量部、顔料としてシリカ(ファインシールX-30:平均二次粒子径3.2μm、トクヤマ社製)10質量部、ポリエチレンイミン4級アンモニウム塩3質量部に対して、イソプロピルアルコール4質量部、水63質量部を加え、十分混合してフレキソインクを調製した。
フレキソインクの塗布量を0.3g/m2とした以外は実施例1と同様にして同様の段ボールシート上にインク受容層を形成し、実施例1と同様にしてインクジェット印刷を行った。これを二次元コード読み取り機で読み取ったところ、10枚中1枚の読み取り不良が発生した。
実施例1で得たと同様のAフルート段ボールシートに、多色フレキソ輪転印刷機にて、箱外側表面に絵柄のフレキソ印刷を施すと同時に同じフレキソ印刷機で、内フラップ外側表面に下記のフレキソインク2によりインクジェット印字用インク受容層を塗工量4g/m2で形成した。
スチレン・アクリル樹脂水性エマルジョン(酸価200、pH8.4、濃度30質量%液)を25質量部に対して、シリカ粒子(ファインシールX−30、平均二次粒子径3.2μm、トクヤマ製)13質量部、イソプロピルアルコール4質量部、水20質量部を添加し攪拌して、フレキソインクを調整した。
フレキソインクの塗布量を0.3g/m2とした以外は実施例2と同様にして同様の段ボールシート上にインク受容層を形成し、実施例2と同様にしてインクジェット印刷を行った。これを二次元コード読み取り機で読み取ったところ、10枚中2枚の読み取り不良が発生した。
実施例1で得たと同様のAフルート段ボールシートに、多色フレキソ輪転印刷機にて、箱外側表面に絵柄のフレキソ印刷を施すと同時に同じフレキソ印刷機で、内フラップ外側表面に下記のフレキソインク3によりインクジェット印字用インク受容層を塗工量8g/m2で形成した。
実施例2と同様のスチレン・アクリル樹脂水性エマルジョン液42質量部に水分散ワックス1質量部、イソプロピルアルコール4質量部を混合し、これに、水25質量部、炭酸カルシウム顔料21質量部からなる顔料分散液を混合してフレキソインクを調整した。
フレキソインクの塗布量を0.3g/m2とした以外は実施例3と同様にして同様の段ボールシート上にインク受容層を形成し、実施例3と同様にしてインクジェット印刷を行った。これを二次元コード読み取り機で読み取ったところ、10枚中1枚の読み取り不良が発生した。
フレキソインクによりインク受容層を形成しなかった以外は、実施例1と同様にしてインクジェット印刷を行った。これを二次元コード読み取り機で読み取ったところ、10枚中3枚の読み取り不良が発生した。
<白色度>
JIS−P−8148に準じて測定を行った。
<マクベス濃度>
マクベス濃度計として、Gretag-Macbeth RD-19(グレタグ−マクベス社製)を使用し、インクジェット印刷部、及びインク受容層のマクベス濃度を測定した。
Claims (11)
- 段ボールの一部表面に固形分で0.5〜9g/m2の塗布量のフレキソ印刷によるインク受容層を設けたことを特徴とする二次元コードあるいはバーコード印字用インクジェット記録媒体。
- インクジェット記録用インクが水性染料インクまたは水性顔料インクである請求項1記載のインクジェット記録媒体。
- フレキソインクの塗布量が0.5〜5g/m2である請求項2記載のインクジェット記録媒体。
- インクジェット記録用インクが油性染料インクまたは油性顔料インクである請求項1記載のインクジェット記録媒体。
- フレキソインクの塗布量が3〜8g/m2である請求項4記載のインクジェット記録媒体。
- インクジェット記録用インクがUV硬化型インクである請求項1記載のインクジェット記録媒体。
- フレキソインクの塗布量が5〜9g/m2である請求項6記載のインクジェット記録媒体。
- インク受容層の白色度(JIS P 8148)が60%以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録媒体。
- インク受容層と、該インク受容層上にインクジェット印刷された二次元コードあるいはバーコードの印刷部を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のインクジェット記録媒体。
- インク受容層のマクベス濃度(a)と、該インク受容層上にインクジェット印刷された二次元コードあるいはバーコードの印刷部のマクベス濃度(b)の差(b−a)の値が0.50以上であることを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録媒体。
- 段ボールシートにフレキソ印刷によって絵柄を印刷する際に、同じフレキソ印刷機上で段ボールシートの一部表面に固形分で0.5〜9g/m2の塗布量のインク受容層を印刷することを特徴とするインクジェット記録媒体の製造方法。
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2004
- 2004-09-01 JP JP2004253805A patent/JP2005329695A/ja active Pending
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