JP2005326552A - 光学部品接着方法及び光学部品ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤によって簡単かつ確実に接着することができ、接着強度を安定させ、接着剤の流れ込みを防止でき、また結露が生じにくい光学部品接着方法及び光学部品ユニットを提供する。
【解決手段】少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を光線有効径よりも外側で接着する光学部品接着方法であって、光学部品同士を接着するための接着剤を、3箇所以上に塗布する。また、光学部品同士を接着するための接着剤の粘度が、10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下である。また、光学部品同士を接着するための接着剤を、雫状の塊として塗布する。
【選択図】図1

Description

この発明は、少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を接着する光学部品接着方法及び光学部品ユニットに関する。
例えば、カメラ、ビデオ、光ピックアップ等の光学機器において、従来から様々なタイプの光学系のレンズ構成が開発されている。このレンズ構成の光学部品ユニットは、例えばレンズ同士を組み付け、この組み付けたレンズ同士を空間に保持するための鏡筒に組み付けて保持させたもの、あるいは組み付けたいずれか一方のレンズを鏡筒に組み付けて保持するものがある。
このような光学部品の接着は、硬化時の部品への応力を極力少なくするような特性の接着剤が用いられており、それらは比較的粘度が低いことから、流れ込み防止等の対処として、鏡枠側に接着溜りを設ける等の機械的な手法が用いられている。
例えば特開2001−290063に提案されているように、レンズとレンズの間にはさまれる遮光部材の外周側に均等に3箇所以上の切欠き部を設け、この切欠き部に接着剤を塗布して2枚のレンズを接着し、接着剤のレンズ有効径内径へのはみ出しを防止するものがある。
特開2001−290063号公報(第1頁〜第10頁、第1図〜第6図)
このように、レンズとレンズの間にはさまれる遮光部材を用いて接着剤のレンズ有効径内径へのはみ出しを防止するものでは、遮光部材を用いる分、部品点数が増加し、コストが嵩み、かつ構造が複雑となる。
また、レンズ同士を他の部材で挟み込むのではなく、レンズ同士を接着剤等により接着して保持する方法も従来より提案され、レンズ同士の接触面同士を接着剤により貼り合わせることで、一方のレンズを他方のレンズによって保持することができるため、レンズ同士を挟み込むための特別な保持構造は必要なくなるが、接着剤のレンズ有効径内径へのはみ出し、レンズ固定のための胴付き面へのはみ出し等の問題もあり、工程管理が大変であった。
また、レンズとレンズとの間で囲まれた間隙は略密閉状態となっているが、この間隙が略密閉状態になっていると、この隙間に水分が入り込んだ後に使用環境温度が下がった場合、この間隙に含まれる水分が飽和状態となり間隙側の光学機能面に結露し、光学性能に影響をおよぼすことがある。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、接着剤によって簡単かつ確実に接着することができ、接着強度を安定させ、接着剤の流れ込みを防止でき、また結露が生じにくい光学部品接着方法及び光学部品ユニットを提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を光線有効径よりも外側で接着する光学部品接着方法であって、
前記光学部品同士を接着するための接着剤を、3箇所以上に塗布することを特徴とする光学部品接着方法である。
請求項2に記載の発明は、前記接着剤の粘度が、10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学部品接着方法である。
請求項3に記載の発明は、少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を光線有効径よりも外側で接着する光学部品接着方法であって、
前記光学部品同士を接着するための接着剤の粘度が、10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下であることを特徴とする光学部品接着方法である。
請求項4に記載の発明は、前記接着剤を、3箇所以上に塗布することを特徴とする請求項3に記載のレンズ接着方法である。
請求項5に記載の発明は、前記接着剤を、等間隔の箇所に塗布することを特徴とする請求項4に記載の光学部品接着方法である。
請求項6に記載の発明は、前記接着剤を、前記光学部品のゲート部を避けた位置に塗布することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の光学部品接着方法である。
請求項7に記載の発明は、前記接着剤を、雫状の塊として塗布することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の光学部品接着方法である。 請求項8に記載の発明は、前記接着剤を、1箇所につき2点以上の雫状の塊として塗布することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の光学部品接着方法である。
請求項9に記載の発明は、前記接着剤の2点以上の雫状の塊を、塊の形状を残しつつつなげて塗布することを特徴とする請求項8に記載の光学部品接着方法である。
請求項10に記載の発明は、前記光学部品同士が、レンズ同士、またはレンズと鏡枠であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の光学部品接着方法である。
請求項11に記載の発明は、少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を光線有効径よりも外側で組み付けた光学部品ユニットであって、
前記光学部品同士の組付部の3箇所以上を接着剤により接着したことを特徴とする光学部品ユニットである。
請求項12に記載の発明は、前記接着剤の塗布時の粘度が、10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下であることを特徴とする請求項11に記載の光学部品ユニットである。
請求項13に記載の発明は、少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を光線有効径よりも外側で組み付けた光学部品ユニットであって、
前記光学部品同士の組付部を、塗布時の粘度が10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下の接着剤により接着したことを特徴とする光学部品ユニットである。
請求項14に記載の発明は、前記接着剤を、3箇所以上に塗布したことを特徴とする請求項13に記載の光学部品ユニットである。
請求項15に記載の発明は、前記接着剤を、各箇所それぞれ等間隔で塗布したことを特徴とする請求項14に記載の光学部品ユニットである。
請求項16に記載の発明は、前記接着剤を、前記光学部品のゲート部を避けた位置に塗布したことを特徴とする請求項11乃至請求項15のいずれか1項に記載の光学部品ユニットである。
請求項17に記載の発明は、前記接着剤を、雫状の塊として塗布したことを特徴とする請求項11乃至請求項16のいずれか1項に記載の光学部品ユニットである。
請求項18に記載の発明は、前記接着剤を、1箇所につき2点以上の雫状の塊として塗布したことを特徴とする請求項11乃至請求項17のいずれか1項に記載の光学部品ユニットである。
請求項19に記載の発明は、前記接着剤の2点以上の雫状の塊を、塊の形状を残しつつつなげて塗布したことを特徴とする請求項18に記載の光学部品ユニットである。
請求項20に記載の発明は、前記光学部品同士が、レンズ同士、またはレンズと鏡枠であることを特徴とする請求項11乃至請求項19のいずれか1項に記載の光学部品ユニットである。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1及び請求項11に記載の発明によれば、光学部品同士を光線有効径よりも外側で接着剤を、3箇所以上に塗布し、接着剤のみで遮光部材等を用いることなく簡単かつ確実に接着することができ、しかも接着剤を塗布しない部分が通気孔となり結露が生じにくいため、光学性能を維持できる。
請求項2及び請求項12に記載の発明によれば、接着剤の粘度が、10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下であり、硬化時の部品への応力を極力少なくし、かつ流れ込み防止することか可能である。
請求項3及び請求項13に記載の発明によれば、光学部品同士を光線有効径よりも外側で接着剤により接着し、この接着を行なうために接着剤を付与する際の接着剤の粘度が10,000mPa・s以上であると流れ込みが生じにくく、45,000mPa・s以下では硬化時の部品への応力が大きくなり過ぎないようできるために、粘度が10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下であることで、硬化時の部品への応力を極力少なくし、かつ流れ込み防止することの両立が可能である。
請求項4及び請求項14に記載の発明によれば、接着剤を、3箇所以上に塗布することで、接着剤を塗布しない部分が通気孔となり結露が生じにくいため、光学性能を維持できる。
請求項5及び請求項15に記載の発明によれば、接着剤を、等間隔の箇所に塗布することで、バランス良く均等に接着することができ、しかも接着剤を塗布しない部分が均等な通気孔となり結露が生じにくいため、光学性能を維持できる。 請求項6及び請求項16に記載の発明によれば、接着剤を、光学部品のゲート部を避けた位置に塗布し、硬化時のゲート部への応力を極力少なくし、光学性能を維持できる。
請求項7及び請求項17に記載の発明によれば、接着剤を、雫状の塊として塗布することで、任意の接着配置が可能となり、接着強度を安定させ、かつ接着剤の流れ込みを防止できる。
請求項8及び請求項18に記載の発明によれば、接着剤を、1箇所につき2点以上の雫状の塊として塗布することで、接着剤の塗布かすれに対応でき確実な塗布が可能で接着強度が安定する。
請求項9及び請求項19に記載の発明によれば、接着剤の2点以上の雫状の塊を、塊の形状を残しつつつなげて塗布することで、接着剤の塗布かすれに対応でき、より確実な塗布が可能で接着強度が安定する。
請求項10及び請求項20に記載の発明によれば、レンズ同士、またはレンズと鏡枠を接着剤によって簡単かつ確実に接着することができ、接着強度を安定させ、接着剤の流れ込みを防止でき、また結露が生じにくいため、光学部品の光学性能を維持できる。
以下、この発明の光学部品接着方法及び光学部品ユニットの実施の形態について説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
(第1の実施の形態)
この発明の第1の実施の形態を説明する。図1は光ピックアップ用の対物レンズユニットである光学部品ユニットの断面図、図2は光学部品ユニットを右側(像側)から見た側面図である。
この実施の形態では、第1のレンズ1及び第2のレンズ2がそれぞれ、樹脂により成形されているが、これに限定されず、少なくとも一方が樹脂のレンズであればよい。一方のレンズはガラスで形成してもよい。
第1のレンズ1は、光線有効径を形成するレンズ部1aと、このレンズ部1aの光線有効径よりも外側にフランジ部1bを有する。第2のレンズ2は、光線有効径を形成するレンズ部2aと、このレンズ部2aの光線有効径よりも外側にフランジ部2bを有する。この第1のレンズ1のフランジ部1bと第2のレンズ2のフランジ部2bとを組み付け、この組付部に接着剤4を塗布し、光線有効径よりも外側で接着する。
この光学部品同士を接着するための接着剤4は、同様な組成の接着剤が用いられ、同様に塗布して光学部品を接着する。以下、接着剤及び塗布について説明する。
[接着剤]
接着剤4は、紫外線硬化型樹脂、アクリル系樹脂等が用いられる。接着剤4の粘度は、10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下である。接着剤4の粘度が10,000mPa・s以上であると流れ込みが生じにくく、45,000mPa・s以下では硬化時の部品への応力が大きくなり過ぎないようできるために、粘度が10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下であることで、硬化時の部品への応力を極力少なくし、かつ流れ込み防止することの両立が可能である。より好ましくは25,000mPa・s以上45,000mPa・s以下であり、接着剤の流れ出しを極力抑えることができ、部品への流れ込みとして許容される領域が非常に狭い場合にも、その対応が容易である。
ここで、図1及び図2に示すような実施の形態において、接着剤を塗布する際の接着剤の種々の粘度に対する剥離強度及び接着剤の流れ込みについて調べた。その結果を表1に示す。
表1
Figure 2005326552
表1における各評価は以下の通りである。
〔剥離強度の評価〕
○:剥離強度が150gf以上である
△:剥離強度が100gf以上、150gf未満である
〔接着剤の流れ込みの評価〕
◎:接着剤塗布時の接着剤の拡がり(雫状の塊の半径)が、1.5mm未満である
○:接着剤塗布時の接着剤の拡がりが、1.5mm以上、1.8mm未満である
△:接着剤塗布時の接着剤の拡がりが、1.8mm以上、3.0mm未満である
[接着形態]
接着剤4は、図3(a)に示すように、塗布ニードル10の吐出口10aから雫状の塊として組付部に塗布する。このように、接着剤4を雫状の塊として塗布することで、任意の接着配置が可能となり、接着強度を安定させることができる。また、図1に示すように、接着剤4の組付部の隙間からレンズ部1a,2aの光学機能面への流れ込みを防止できる。
接着剤4は、図3(b)に示すように、1箇所につき雫状の塊が2点以上塗布され、雫状の塊は塊の形状を残しつつ、つなげて塗布する。このように、雫状の塊を、塊の形状を残しつつ、つなげて塗布することで、接着剤4の塗布かすれに対応でき、より確実な塗布が可能で接着強度が安定する。
[接着箇所]
接着剤4は、図1及び図2に示すように、組付部の円周上の3箇所に塗布しているが、これに限定されず、3箇所以上に塗布する。このように、接着剤4を、3箇所以上に塗布することで、接着剤4のみで遮光部材等を用いないで簡単かつ確実に接着することができる。
しかも、接着剤4を塗布しない部分20が通気孔21となり、第1のレンズ1と第2のレンズ2の間に形成される空間22が通気孔21によって外部と連通される。したがって、空間22に水分が入り込んだ後に使用環境温度が下がった場合でも、空間22に含まれる水分が飽和状態となり空間22側の光学機能面に結露が生じにくいため、光学性能を維持できる。
また、接着剤4は、組付部の円周上に120度の等間隔の箇所に塗布しており、3箇所の3点支持となり、かつ等間隔の箇所に塗布することで、バランス良く均等に接着することができる。しかも、接着剤4を塗布しない部分が均等な通気孔となり結露が生じにくいため、光学性能を維持させることができる。
また、第1のレンズ1及び第2のレンズ2は、樹脂で成形され、図4に示すように、それぞれゲート部1c,2cがあるが、接着剤4は、このゲート部1c,2cを避けた位置に塗布する。このように、ゲート部1c,2cを避けた位置に接着剤4を塗布することで、硬化時のゲート部への応力を極力少なくし、光学性能を維持できる。
[実施例1]
樹脂で成形した第1のレンズと第2のレンズを用い、φ5mmの第2のレンズ円周上に接着剤を塗布して第1のレンズと第2のレンズを接着した。接着剤は120度の等間隔の3箇所に、1箇所毎に2点の塗布を行った。接着剤としては、紫外線硬化型樹脂を用い、接着剤を塗布する際の接着剤の粘度は35,000mPa・sとした。
[実施例2]
実施例1における、1箇所毎に2点の接着剤の塗布に代えて、1筒所毎に3点の接着剤の塗布とした以外は、実施例1と同様にして第1のレンズと第2のレンズを接着した。
[実施例3]
実施例1における、120度の等間隔の3箇所に、1箇所毎に2点の接着剤を塗布することに代えて、90度の等間隔の4箇所に、1箇所毎に2点の接着剤の塗布とした以外は、実施例1と同様にして第1のレンズと第2のレンズを接着した。
実施例1乃至実施例3の何れも接着剤の流れ込みはなく、剥離強度は150gfを超え、充分な接着強度を満足するとともに、結露の発生も見られず、良好な光学性能が得られるものであった。
尚、接着剤の塗布を1箇所又は2箇所として接着した際には、各レンズの光軸間に傾き生じるなど、接着精度の点や剥離強度等の接着強度の点では劣る場合がある。また、接着剤の塗布を全周に隙間無く施して接着した際には、結露が発生し易くなり、この結露の点では劣る揚合がある。
(第2の実施の形態)
この発明の第2の実施の形態を説明する。図5はカメラ、ビデオ、光ピックアップ等の光学部品ユニットの断面図、図6は光学部品ユニットを右側から見た側面図である。
この実施の形態では、第1のレンズ101、第2のレンズ102及び鏡枠103がそれぞれ、樹脂により成形されているが、これに限定されず、少なくとも一方が樹脂のレンズであればよい。一方のレンズはガラスで形成してもよい。
第1のレンズ101は、光線有効径を形成するレンズ部101aと、このレンズ部101aの光線有効径よりも外側にフランジ部101bを有する。第2のレンズ102は、光線有効径を形成するレンズ部102aと、このレンズ部102aの光線有効径よりも外側にフランジ部102bを有する。この第1のレンズ101のフランジ部101bと第2のレンズ102のフランジ部102bとを鏡枠103に組み付け、このそれぞれの組付部に接着剤104,105とを塗布し、光線有効径よりも外側で接着する。
この光学部品同士を接着するための接着剤104,105は、同様な組成の接着剤が用いられ、同様に塗布して光学部品を接着し、この接着剤104と接着剤105は図1乃至図4に示す第1の実施の形態の特に実施例1と同様に構成されるから説明を省略する。
この実施の形態では、接着剤104,105を塗布しない部分120,121が通気孔121,122となり、第1のレンズ101と第2のレンズ102の間に形成される空間123が通気孔121,122によって外部と連通される。したがって、空間123に水分が入り込んだ後に使用環境温度が下がった場合でも、空間123に含まれる水分が飽和状態となり空間123側の光学機能面に結露が生じにくいため、光学性能を維持できる。また、その他の性能については、第1の実施の形態と同様であった。
この発明は、カメラ、ビデオ、光ピックアップ等の光学機器において用いられ、少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を光線有効径よりも外側で接着する光学部品接着方法及び光学部品ユニットに適用できる。
カメラ、ビデオ、光ピックアップ等の光学部品ユニットの断面図である。 光学部品ユニットを右側(像側)から見た側面図である。 接着剤の塗布状態を示す図である。 第1のレンズ及び第2のレンズのゲート部を避けた位置に接着剤を塗布する実施の形態を示す図である。 カメラ、ビデオ、光ピックアップ等の光学部品ユニットの断面図である。 光学部品ユニットを右側から見た側面図である。
符号の説明
1,101 第1のレンズ
1a,101a レンズ部
1b,101b フランジ部
1c ゲート部
2,102 第2のレンズ
2a,102a レンズ部
2b,102b フランジ部
2c ゲート部
103 鏡枠
4,104,105 接着剤
20 接着剤4を塗布しない部分
21 通気孔
22 第1のレンズ1と第2のレンズ2の間に形成される空間

Claims (20)

  1. 少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を光線有効径よりも外側で接着する光学部品接着方法であって、
    前記光学部品同士を接着するための接着剤を、3箇所以上に塗布することを特徴とする光学部品接着方法。
  2. 前記接着剤の粘度が、10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学部品接着方法。
  3. 少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を光線有効径よりも外側で接着する光学部品接着方法であって、
    前記光学部品同士を接着するための接着剤の粘度が、10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下であることを特徴とする光学部品接着方法。
  4. 前記接着剤を、3箇所以上に塗布することを特徴とする請求項3に記載のレンズ接着方法。
  5. 前記接着剤を、等間隔の箇所に塗布することを特徴とする請求項4に記載の光学部品接着方法。
  6. 前記接着剤を、前記光学部品のゲート部を避けた位置に塗布することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の光学部品接着方法。
  7. 前記接着剤を、雫状の塊として塗布することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の光学部品接着方法。
  8. 前記接着剤を、1箇所につき2点以上の雫状の塊として塗布することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の光学部品接着方法。
  9. 前記接着剤の2点以上の雫状の塊を、塊の形状を残しつつつなげて塗布することを特徴とする請求項8に記載の光学部品接着方法。
  10. 前記光学部品同士が、レンズ同士、またはレンズと鏡枠であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の光学部品接着方法。
  11. 少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を光線有効径よりも外側で組み付けた光学部品ユニットであって、
    前記光学部品同士の組付部の3箇所以上を接着剤により接着したことを特徴とする光学部品ユニット。
  12. 前記接着剤の塗布時の粘度が、10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下であることを特徴とする請求項11に記載の光学部品ユニット。
  13. 少なくとも一方が樹脂のレンズである光学部品同士を光線有効径よりも外側で組み付けた光学部品ユニットであって、
    前記光学部品同士の組付部を、塗布時の粘度が10,000mPa・s以上45,000mPa・s以下の接着剤により接着したことを特徴とする光学部品ユニット。
  14. 前記接着剤を、3箇所以上に塗布したことを特徴とする請求項13に記載の光学部品ユニット。
  15. 前記接着剤を、各箇所それぞれ等間隔で塗布したことを特徴とする請求項14に記載の光学部品ユニット。
  16. 前記接着剤を、前記光学部品のゲート部を避けた位置に塗布したことを特徴とする請求項11乃至請求項15のいずれか1項に記載の光学部品ユニット。
  17. 前記接着剤を、雫状の塊として塗布したことを特徴とする請求項11乃至請求項16のいずれか1項に記載の光学部品ユニット。
  18. 前記接着剤を、1箇所につき2点以上の雫状の塊として塗布したことを特徴とする請求項11乃至請求項17のいずれか1項に記載の光学部品ユニット。
  19. 前記接着剤の2点以上の雫状の塊を、塊の形状を残しつつつなげて塗布したことを特徴とする請求項18に記載の光学部品ユニット。
  20. 前記光学部品同士が、レンズ同士、またはレンズと鏡枠であることを特徴とする請求項11乃至請求項19のいずれか1項に記載の光学部品ユニット。
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