JP2005325790A - エンジン冷却系制御方法およびエンジン冷却系制御装置 - Google Patents

エンジン冷却系制御方法およびエンジン冷却系制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 エンジンの運転状態に応じて、エンジン冷却水温とエンジン油温を適正に制御することにより、燃料消費の低減と運転特性の向上を実現可能としたエンジン冷却系制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 エンジン油温Toilが第1基準油温Toils1より高いときは、エンジンオイル流量制御弁7を閉とすると共に、目標エンジン入口水温を設定し、エンジン入口水温を基準に経路切替弁4を切り替える目標エンジン入口水温制御を行う。 エンジン油温Toilが第1基準油温Toils1より高くないときは、エンジンオイル流量制御弁7を開とすると共に、上限エンジン出口水温を設定し、エンジン出口水温を基準に経路切替弁4を切り替える上限エンジン出口水温制御を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車用エンジンのエンジン冷却系制御方法および制御装置に関し、特に、エンジンの燃料消費の低減を追求する、エンジン冷却水温、エンジン油温の制御方法および制御装置に関するものである。
例えば、特許文献1で開示されているように、従来から採用されているエンジン冷却水の温度制御は、冷却水通路にエンジン冷却水制御弁を配設し、エンジン運転状態に応じて、エンジン冷却水制御弁を開閉させてラジエータに流通するエンジン冷却水流量を制御することにより、エンジン入口温度およびエンジン出口温度を制御している。このようにエンジン運転状態に応じてエンジン冷却水温のみを管理している。
また、特許文献2で開示されているように、従来から採用されているエンジン油温制御は、エンジン冷却水循環経路に対してバイパス路を並列に接続し、そのバイパス路に熱交換器を設けて、オイルパン内のエンジンオイルに対して熱交換可能とし、エンジン冷却水温、油温に応じて、切り替え弁によりバイパス路に流通する冷却水流量を制御することにより、熱交換器によるエンジン油温の昇温を図っている。
更に、特許文献3で開示されているように、従来から採用されているエンジン油温昇温制御は、電熱ヒーターをエンジンのオイルパンまたはエンジン潤滑経路に設け、エンジン冷却水温、油温に応じて電熱ヒーターを制御することによりエンジン油温の昇温を図っている。
特開平5−332136号公報(3,4ページ、図1) 特開2001−132450号公報(3,4ページ、図1) 特開平6−033724号公報(2,3ページ、図1)
ところで、エンジン運転時には、エンジンブロック内の機械フリクションの低減により燃費の向上を図る上で、運転状態に応じてエンジン油温を比較的高温に保つことが望ましい。しかし、特許文献1で開示されているように、エンジン運転状態に応じて、エンジン入口側と出口側のエンジン冷却水温のみを管理するものでは、エンジン油温を正確に管理できないため、エンジン運転状態に応じた適正なエンジン油温制御による燃費向上が困難であった。
また、特許文献2で開示されているように、エンジン冷却水温、油温に応じて、切り替え弁によりバイパス路に流通する冷却水流量を制御することにより、熱交換器によるエンジン油温の昇温を図るものでは、エンジン運転状態に応じてエンジン冷却水温を制御できないため、エンジン暖気過程時では冷却水温が十分に高温に達するまではエンジン油温を迅速に昇温させることが困難であった。
更に、特許文献3で開示されているように、エンジン冷却水温、油温に応じて、エンジンのオイルパンまたはエンジン潤滑経路に設けられた電熱ヒーターを制御することによりエンジン油温の昇温を図るものでは、電熱ヒーターのみでエンジン油温を昇温させるため、多大な消費電力が発生した。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、エンジンの運転状態に応じて、エンジン冷却水温とエンジン油温を適正に制御することにより、燃料消費の低減と運転特性の向上を実現可能としたエンジン冷却系制御方法および制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係るエンジン冷却系制御方法は、エンジン本体とラジエータとの間に接続され両者の間でエンジン冷却水を循環させるエンジン冷却水循環経路と、ラジエータと並列に接続されたバイパス経路と、エンジン冷却水の循環経路をラジエータ側とバイパス経路側とのいずれかに切り替えるエンジン冷却水循環経路切替弁と、エンジン本体に接続されエンジンオイルをバイパス循環させるエンジンオイル循環経路と、エンジン冷却水循環経路内のエンジン冷却水とエンジンオイル循環経路内のエンジンオイルとの間で熱交換を行う熱交換器と、エンジンオイル循環経路内の循環の開閉を行うエンジンオイル流量制御弁と、エンジン冷却水の温度を検出するエンジン水温検出器と、エンジンオイルの温度を検出するエンジン油温検出器と、エンジン水温およびエンジン油温に応じてエンジン冷却水循環経路切替弁およびエンジンオイル流量制御弁を制御する制御手段とを備えている。
そして、予め、エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定し、
エンジン運転状態とエンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する第1のステップと、エンジン油温が第1基準油温より高いか否かを判断する第2のステップと、この第2のステップでエンジン油温が第1基準油温より高いときエンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、目標エンジン水温がエンジン水温より高いか否かを判断する第3のステップと、この第3のステップで目標エンジン水温がエンジン水温より高いときエンジン冷却水循環経路切替弁をバイパス経路側に切り替える第4のステップと、第3のステップで目標エンジン水温がエンジン水温より高くないときエンジン冷却水循環経路切替弁をラジエータ側に切り替える第5のステップと、第2のステップでエンジン油温が第1基準油温より高くないときエンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、目標エンジン水温がエンジン水温より高いか否かを判断する第6のステップと、この第6のステップで目標エンジン水温がエンジン水温より高いときエンジン冷却水循環経路切替弁をバイパス経路側に切り替える第7のステップと、第6のステップで目標エンジン水温がエンジン水温より高くないときエンジン冷却水循環経路切替弁をラジエータ側に切り替える第8のステップとを備えたものである。
また、この発明に係るエンジン冷却系制御装置は、エンジン本体と、このエンジン本体を冷却するエンジン冷却水を冷却するエンジン冷却水冷却手段と、このエンジン冷却水冷却手段の冷却機能をON/OFFする水冷却ON/OFF手段と、エンジン本体を循環するエンジンオイルとエンジン冷却水との間で熱交換を行う熱交換手段と、この熱交換手段の熱交換機能をON/OFFする熱交換ON/OFF手段と、エンジン冷却水の温度を検出するエンジン水温検出器と、エンジンオイルの温度を検出するエンジン油温検出器と、エンジン水温およびエンジン油温に応じて水冷却ON/OFF手段および熱交換ON/OFF手段を制御する制御手段と、エンジン運転状態とエンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する手段とを備えている。
そして、予め、エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定し、
制御手段は、エンジン油温が第1基準油温より高く、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高いとき、熱交換ON/OFF手段をOFF、水冷却ON/OFF手段をOFFし、エンジン油温が第1基準油温より高く、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高くないとき、熱交換ON/OFF手段をOFF、水冷却ON/OFF手段をONし、エンジン油温が第1基準油温より高くなく、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高いとき、熱交換ON/OFF手段をON、水冷却ON/OFF手段をOFFし、エンジン油温が第1基準油温より高くなく、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高くないとき、熱交換ON/OFF手段をON、水冷却ON/OFF手段をONするようにしたものである。
以上のように、この発明に係るエンジン冷却系制御方法では、エンジン油温およびエンジン水温が共に、その時点の運転状態に応じて迅速適正に制御され、燃料消費の低減と運転特性の向上が実現する。
即ち、その時点のエンジン油温が第1基準油温より高いときは、エンジンオイル流量制御弁を閉としてエンジン冷却水との熱交換を断つので、エンジン油温の高温状態が維持されエンジン本体機械摺動部の潤滑性が十分高い状態に保たれ燃料消費の低減が担保される。更に、この場合のエンジン水温が目標エンジン水温に達していなければエンジン冷却水循環経路切替弁をバイパス経路側に切り替えるので、運転特性が最適状態に近づくようエンジン水温が上昇する。逆に、この場合のエンジン水温が目標エンジン水温
以上であればエンジン冷却水循環経路切替弁をラジエータ側に切り替えるので、エンジン水温が不要に上昇することなく運転特性が最適状態に保たれる。
逆にその時点のエンジン油温が第1基準油温以下のときは、エンジンオイル流量制御弁を開としてエンジン冷却水との熱交換を行うので、直ちにエンジン油温を上昇させエンジン本体機械摺動部の潤滑性を高めて燃料消費を低減する方向への動作となる。更に、この場合のエンジン水温が目標エンジン水温に達していなければエンジン冷却水循環経路切替弁をバイパス経路側に切り替えるので、運転特性が最適状態に近づくようエンジン水温が上昇するとともに、熱交換によってエンジン油温も上昇が促進される。逆に、この場合のエンジン水温が目標エンジン水温以上であればエンジン冷却水循環経路切替弁をラジエータ側に切り替えるので、エンジン水温が不要に上昇することなく運転特性が最適状態に保たれる。
また、この発明に係るエンジン冷却系制御装置では、エンジン油温およびエンジン水温が共に、その時点の運転状態に応じて迅速適正に制御され、燃料消費の低減と運転特性の向上が実現する。
即ち、その時点のエンジン油温が第1基準油温より高いときは、熱交換ON/OFF手段をOFFとしてエンジン冷却水との熱交換を断つので、エンジン油温の高温状態が維持されエンジン本体機械摺動部の潤滑性が十分高い状態に保たれ燃料消費の低減が担保される。更に、この場合のエンジン水温が目標エンジン水温に達していなければ水冷却ON/OFF手段をOFFするので、運転特性が最適状態に近づくようエンジン水温が上昇する。逆に、この場合のエンジン水温が目標エンジン水温以上であれば水冷却ON/OFF手段をONするので、エンジン水温が不要に上昇することなく運転特性が最適状態に保たれる。
逆にその時点のエンジン油温が第1基準油温以下のときは、熱交換ON/OFF手段をONしてエンジン冷却水との熱交換を行うので、直ちにエンジン油温を上昇させエンジン本体機械摺動部の潤滑性を高めて燃料消費を低減する方向への動作となる。更に、この場合のエンジン水温が目標エンジン水温に達していなければ水冷却ON/OFF手段をOFFするので、運転特性が最適状態に近づくようエンジン水温が上昇するとともに、熱交換によってエンジン油温も上昇が促進される。逆に、この場合のエンジン水温が目標エンジン水温以上であれば水冷却ON/OFF手段をONするので、エンジン水温が不要に上昇することなく運転特性が最適状態に保たれる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるエンジン冷却系制御装置を示す構成図である。図1において、エンジン本体Eとエンジン冷却水冷却手段であるラジエータRとの間に接続され両者の間でエンジン冷却水を循環させるエンジン冷却水循環経路1が構成されている。そして、このエンジン冷却水循環経路1は、エンジン本体Eの出口とラジエータRの入口との間を結ぶ管路1aと、ラジエータRの出口とエンジン本体Eの入口との間を結ぶ管路1bとを備えている。
更に、管路1aのエンジン出口側にはエンジン水温検出器の一例であるエンジン出口水温検出器8aが配設されており、管路1bのエンジン入口側にはエンジン水温検出器の一例であるエンジン入口水温検出器8bおよびエンジン冷却水を強制循環させるウォーターポンプ3が配設されている。
また、管路1a、1b間には、ラジエータRを迂回するバイパス経路2が接続されている。
管路1bとバイパス経路2との接続部には、水冷却ON/OFF手段である経路切替弁4が配設されている。この経路切替弁4は、エンジン冷却水の循環経路をラジエータR側とバイパス経路2側とのいずれかに切り替える。また、管路1aには、管路1cの一端が接続されており、管路1cの他端は管路1bのエンジン入口側に接続されている。そして、管路1cの途中にはヒーターユニット12が配設されている。
また、エンジン本体Eに接続されエンジンオイルをバイパス循環させる、管路5aと5bとからなるエンジンオイル循環経路5が構成されている。そして、このエンジンオイル循環経路5の途中には、その開度を無段階に変化させエンジンオイルの循環量を調整する、熱交換ON/OFF手段であるエンジンオイル流量制御弁7が配設されている。
管路5bには、エンジンオイルの温度を検出するエンジン油温検出器9が配設され、また、管路5aには、エンジン冷却水循環経路1内のエンジン冷却水とエンジンオイル循環経路5内のエンジンオイルとの間で熱交換を行う、熱交換手段である熱交換器11が配設されている。
制御手段である制御装置10は、経路切替弁4およびエンジンオイル流量制御弁7を制御するもので、この制御装置10には、エンジン冷却水循環経路1における実エンジン出口水温WToutを検出するエンジン出口水温検出器8a、エンジン冷却水循環経路1における実エンジン入口水温WTinを検出するエンジン入口水温検出器8b、エンジンオイル循環経路5における実エンジン油温Toilを検出するエンジン油温検出器9、エンジン回転数Neを検出するエンジン回転数検出器13、ならびにエンジン吸気圧Pbを検出するエンジン吸気圧検出器14がそれぞれ接続されている。
次に、この自動車用エンジン冷却系制御装置の動作について説明する。制御装置10では、上記各センサ8a,8b、9、13および14からの出力信号に基づき、経路切替弁4とエンジンオイル流量制御弁7の開閉動作を制御する。
この経路切替弁4が閉弁(バイパス経路2側へ切り替え)すると、エンジン冷却水は、ウォーターポンプ3→エンジン本体E→バイパス経路2→ウォーターポンプ3、およびウォーターポンプ3→エンジン本体E→ヒーターユニット12→ウォーターポンプ3を循環し、また、経路切替弁4が開弁(ラジエータR側へ切り替え)すると、エンジン冷却水は、ウォーターポンプ3→エンジン本体E→ラジエータR→ウォーターポンプ3、およびウォーターポンプ3→エンジン本体E→ヒーターユニット12→ウォーターポンプ3を循環する。
また、エンジンオイル流量制御弁7が閉弁すると、エンジンオイルは、エンジンオイル循環経路5を循環せず、エンジンオイル流量制御弁7が開弁するとエンジンオイルは、エンジンオイル循環経路5を循環する。
次に、経路切替弁4およびエンジンオイル流量制御弁7の作動制御に関して、制御装置10で設定されている制御手順について図2のフローチャートに従って説明する。
このフローチャートは所定時間ごとに実行されるもので、先ず、ステップ(以下「S」と略称)101でエンジン回転数Ne、エンジン吸気圧Pbおよび実エンジン油温Toilが読み込まれ、S102で、実エンジン油温Toilが、予め設定してある第1基準油温Toils1より高いか否かが判断される。
ここで、第1基準油温Toils1について説明する。ピストン等、エンジン本体Eの機械摺動部の摩擦は、エンジンオイルの粘性、潤滑性で決まり、この粘性は、エンジンオイルの温度に大きく影響し、温度が高くなるにつれて粘性が下がり、これに伴って、機械摺動部の摩擦が低減し、燃料消費も低減する。ここでは、負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温を、第1基準油温と定義するものとする。この第1基準油温は、具体的には、80〜90℃の範囲内で設定される。
図2に戻り、S102でToil>Toils1と判断されたときは、この高いエンジン油温を維持し、また、不要に上昇していかないように、エンジンオイルがエンジンオイル循環経路5を循環せず、エンジン冷却水と熱交換しないように、S103でエンジンオイル流量制御弁7に閉弁信号を出力し、エンジン入口水温制御をすべくS104に進む。
S104では、S101で読み込んだエンジン回転数Ne、エンジン吸気圧Pbおよび実エンジン油温Toilをパラメータとして制御マップの目標エンジン入口水温WT1を設定する。
図3に示すように、上記制御マップは、エンジン回転数Neとエンジン吸気圧Pbとの格子で構成された任意のエンジン油温ごとに設定された三次元マップであり、その時点の運転状態とエンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温を求めるものである。
即ち、エンジン回転数Ne、吸気圧Pbが高い状態では、エンジンにかかる負荷は大きくなるため、エンジン保護とノッキング防止(出力向上)の観点から目標エンジン入口水温を低く設定する。一方、エンジン回転数Ne、吸気圧Pbが低い状態では、エンジンにかかる負荷が小さくなるため、エンジン水温を出来るだけ高温に維持することによるエンジン燃焼効率の上昇および水温上昇に伴う油温上昇によるフリクション低減の観点から目標エンジン入口水温を高く設定する。
また、油温が低い状態では、フリクション低減の観点から目標エンジン入口水温を高めに設定し、油温が高い状態ではエンジン保護の観点から目標エンジン入口水温を低めに設定する。
図においては、目標エンジン入口水温WT1は、実エンジン油温が50℃の場合は、低負荷領域では90℃、高負荷領域では80℃、実エンジン油温が80℃の場合は、低負荷領域では85℃、高負荷領域では75℃に設定されている。
そして、ここでは、エンジン入口水温基準による目標エンジン入口水温度を設定するようにしているので、エンジン本体E内での水温度の変化に影響されず以下の水温制御をより正確に行うことができる。
次いで、S105でエンジン入口水温検出器8bの出力信号から求めた実エンジン冷却水温WTinを読み込み、S106で目標エンジン入口水温WT1と実エンジン入口水温WTinとを比較する。
S106で、WT1>WTinの場合、実エンジン冷却水温WTinが目標エンジン入口水温WT1より低いので、エンジン冷却水温を高めるため、エンジン冷却水をラジエーRを循環させずにバイパス経路2に循環させるべくS107へ進み、経路切替弁4に閉弁信号を出力してS101へ戻る。
また、S106で、WT1≦WTinの場合、実エンジン入口水温WTinが目標エンジン入口水温WT1より高いので、エンジン冷却水温のそれ以上の上昇を避けるため、エンジン冷却水をラジエータRに循環させるべくS108へ進み、経路切替弁4に開弁信号を出力してS101へ戻る。
一方、S102でToil≦Toils1と判断されると、エンジン油温を上昇させるべく、S109に進み、エンジンオイルがエンジンオイル循環経路5を循環し、エンジン冷却水との熱交換をするようにエンジンオイル流量制御弁7に開弁信号を出力し、エンジン出口水温制御をすべくS110に進む。
S110では、S101で読み込んだエンジン回転数Ne、エンジン吸気圧Pbおよび実エンジン油温Toilをパラメータとして制御マップの上限エンジン出口水温WT2を設定する。
図4に示すように、上記制御マップはエンジン回転数Neとエンジン吸気圧Pbとの格子で構成された任意のエンジン油温ごとに設定された三次元マップであり、S101で読み込まれた実エンジン油温Toilに応じた三次元マップからエンジン回転数Neとエンジン吸気圧Pbに応じた制御マップの格子点を検索することで上限エンジン出口水温を特定する。
図4の三次元マップから特定する上限エンジン出口水温も、その時点の運転状態とエンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温を求めるという点で、図3の三次元マップから特定する目標エンジン入口水温と全く同様である。しかし、ここでは、エンジン冷却水の循環経路における最高温度であるエンジン出口水温基準で設定されており、以下のエンジン水温制御では、このエンジン出口水温を対象に制御されるので、エンジン冷却水の冷却系で異常がありエンジン水温が異常上昇した場合には、経路切替弁4の切り替え等により直ちにエンジン水温を下降させる制御が可能となりより安全で信頼性が高くなる。
特に、S109以下の、エンジン油温を上昇させる制御過程においては、この安全性の高い冷却制御が有用となる。
なお、図4においては、上限エンジン出口水温WT2は、実エンジン油温が50℃の場合は、低負荷領域では100℃、高負荷領域では90℃、エンジン油温が80℃の場合は、低負荷領域では95℃、高負荷領域では85℃に設定されている。
次いで、S111では、エンジン出口水温検出器8aの出力信号から求めた実エンジン出口水温WToutを読み込み、S112で、上限エンジン出口水温WT2と実エンジン出口水温WToutとを比較する。
S112で、WT2>WToutの場合、実エンジン出口水温WToutが上限エンジン出口水温WT2より低いので、エンジン冷却水温を高めるため、エンジン冷却水をラジエータRを循環させずにバイパス経路2に循環させるべくS107へ進み、経路切替弁4に閉弁信号を出力してS101へ戻る。
また、S112で、WT2≦WToutの場合、実エンジン出口水温WToutが上限エンジン出口水温WT2よりも高いので、エンジン冷却水温のそれ以上の上昇を避けるため、エンジン冷却水をラジエータRに循環させるべくS108へ進み、経路切替弁4に開弁信号を出力してS101へ戻る。
このように、実施の形態1では、実エンジン油温が予め設定された第1基準油温よりも高い場合は、経路切替弁を閉弁し、運転状態と実エンジン油温に応じた適正な目標エンジン入口水温を設定し、経路切替弁により、エンジン入口水温制御を実施するので、エンジンの理想的な冷却状態を運転状態ごとに適正に保つことができる。
また、実エンジン油温が予め設定された第1基準油温よりも低い場合は、経路切替弁を開弁し、運転状態と実エンジン油温に応じて設定される上限エンジン出口水温を、上記目標エンジン入口水温よりも高い温度に設定し、冷却水温度を早期に昇温させ、高い冷却水温度を維持することにより、冷却水との熱交換によるエンジン油温の迅速な昇温が可能となり、エンジンオイルの粘性抵抗の低減が可能となる結果、燃費が向上する。
また、冷却水温度が上記上限エンジン出口水温よりも高くなった場合は経路切替弁を直ちに開弁して冷却水をラジエータに導くことにより、エンジンの保護が可能となる。
なお、以上の説明では、S103以下のエンジン油温を昇温させない場合のエンジン水温制御は、エンジン入口水温基準で行い、S109以下のエンジン油温を昇温させる場合のエンジン水温制御は、エンジン出口水温基準で行うとしているが、エンジン油温の昇温動作の有無にかかわらず、エンジン水温制御を、エンジン入口水温基準、またはエンジン出口水温基準のいずれかに統一して行うようにしてもよい。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2におけるエンジン冷却系制御装置を示す構成図である。
この実施の形態2は、エンジンオイルの急速な昇温を可能としたものである。以下、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図5において、エンジンオイル循環経路5に、エンジンオイルを電気的に加熱するエンジンオイルヒーター6を追設している。そして、このエンジンオイルヒーター6は、制御装置10からの制御信号により、ON/OFFされる。
次に、経路切替弁4、エンジンオイル流量制御弁7およびエンジンオイルヒーター6の作動制御に関して、制御装置10で設定されている制御手順の特徴部分について図6のフローチャートに従って説明する。
S101で、エンジン回転数Ne、エンジン吸気圧Pbおよび実エンジン油温Toilが読み込まれ、S102で、実エンジン油温Toilが予め設定してある第1基準油温Toils1より高いか否かが判断される。
このS102で、Toil>Toils1と判断されたときは、エンジンオイルがエンジンオイル循環経路を循環せず、エンジン冷却水との熱交換をしないように、S103でエンジンオイル流量制御弁7に閉弁信号を出力し、S113でエンジンオイルヒーター6に通電OFF信号を出力し余分な加熱をすることなく、以下、エンジン入口水温制御をすべくS104に進む。
S105では、S101で読み込んだエンジン回転数Ne、エンジン吸気圧Pbおよび実エンジン油温Toilをパラメータとして制御マップの目標エンジン入口水温WT1を設定する。
次いで、S105で、エンジン入口水温検出器8bの出力信号から求めた実エンジン入口水温WTinを読み込み、S106で、目標エンジン入口水温WT1と実エンジン入口水温WTinとを比較する。
S106で、WT1>WTinの場合、実エンジン入口水温WTinが目標エンジン入口水温WT1より低いので、エンジン冷却水をラジエータRを循環させずにバイパス経路2に循環させるべくS107へ進み、経路切替弁4に閉弁信号を出力してS101へ戻る。
また、S106で、WT1≦WTinの場合、実エンジン入口水温WTinが目標エンジン入口水温WT1より高いためエンジン冷却水をラジエータRに循環させるべくS108へ進み、経路切替弁4に開弁信号を出力してS101へ戻る。
一方、S102で、Toil≦Toilsと判断されると、S109に進み、エンジンオイルがエンジンオイル循環経路5を循環し、エンジン冷却水との熱交換をするようにエンジンオイル流量制御弁7に開弁信号を出力し、S114で、エンジンオイルヒーター6に通電ON信号を出力してエンジンオイルを急速に加熱し、以下、エンジン出口水温制御をすべくS110に進む。
S110では、S101で読み込んだエンジン回転数Ne、エンジン吸気圧Pbおよび実エンジン油温Toilをパラメータとして制御マップの上限エンジン出口水温WT2を設定する。
次いで、S111では、エンジン出口水温検出器8aの出力信号から求めた実エンジン出口水温WToutを読み込み、S112で、上限エンジン出口水温WT2と実エンジン出口水温WToutとを比較する。
S112で、WT2>WToutの場合、実エンジン出口水温WToutが上限エンジン出口水温WT2より低いので、エンジン冷却水をラジエータRを循環させずにバイパス経路2に循環させるべくS107へ進み、経路切替弁4に閉弁信号を出力してS101へ戻る。
また、S112で、WT2≦WToutの場合、実エンジン出口水温WToutが上限エンジン出口水温WT2よりも高いため、エンジン冷却水をラジエータRに循環させるべくS108へ進み、経路切替弁4に開弁信号を出力してS101へ戻る。
このように、実施の形態2では、実エンジン油温が予め設定された第1基準油温よりも高い場合は、エンジンオイル流量制御弁を閉弁し、エンジンオイルヒーターに通電OFF信号を出力し、運転状態と実エンジン油温に応じた適正な目標エンジン入口水温を設定し、経路切替弁により、エンジン入口水温制御を実施するので、実施の形態1の場合と同様に、エンジンの理想的な冷却状態を運転状態ごとに適正に保つことができる。
また、実エンジン油温が予め設定された第1基準油温よりも低い場合は、エンジンオイル流量制御弁を開弁し、エンジンオイルヒーターにON信号を出力してエンジン油温を早期に昇温させ、運転状態と実エンジン油温に応じて設定される上限エンジン出口水温を、目標エンジン入口水温よりも高い温度に設定し、冷却水温度を早期に昇温させ、高い冷却水温度を維持することにより、エンジン油温を、冷却水との熱交換およびエンジンオイルヒーターによる加熱の両手段により、実施の形態1よりも迅速に昇温させることが可能となり、エンジンオイルの粘性抵抗の低減が可能となる結果、燃費が向上する。
また、冷却水温度が上限エンジン出口水温よりも高くなった場合は、経路切替弁4を直ちに開弁して冷却水をラジエータRに導くことにより、エンジンの保護が可能となる。
実施の形態3.
この実施の形態3は、エンジン油温を更に適切に制御するものである。以下、先の実施の形態2と異なる点を中心に、制御手順を示す図7のフローチャートに従って説明する。
S102において、Toil≦Toils1と判断されると、S109に進み、エンジンオイルがエンジンオイル循環経路5を循環し、エンジン冷却水との熱交換をするようにエンジンオイル流量制御弁7に開弁信号を出力し、S115に進む。
S115では、S101で読み込んだ実エンジン油温Toilと予め設定された第2基準油温Toils2とを比較する。
ここで、第2基準油温Toils2について説明する。この第2基準油温Toils2も、先に説明した第1基準油温Toils1と同様、ピストン等、エンジン本体Eの機械摺動部の摩擦が低くなるエンジン油温に係るものである。そして、負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温を、第1基準油温と定義したのに対し、第2基準油温は、負荷運転状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温と定義されるもので、当然ながら、第1基準油温より低く、具体的には、60〜70℃の範囲内で設定される。
従って、エンジン油温がこの第2基準油温Toils2よりも低くなると、早急にエンジン油温を昇温する必要があり、この実施の形態3では、この急速昇温をエンジンオイルヒーター6を使用して行うものである。以下、図7のフローチャートに戻って説明を続ける。
S115で、Toil≦Toils2の場合、実エンジン油温Toilが第2基準温度Toils2よりも低いため、エンジンオイルをエンジンオイルヒーター6で加熱するべくS117へ進み、エンジンオイルヒーター6に通電ON信号を出力してS110へ進む。これによって、エンジンオイルの急速昇温が実現する。
S115で、Toil>Toils2の場合、実エンジン油温Toilが第2基準油温Toils2よりも高いため、エンジンオイルをエンジンオイルヒーター6で加熱しないようにS116へ進み、エンジンオイルヒーター6に通電OFF信号を出力してS110へ進む。
このように、実施の形態3では、実エンジン油温が第2基準油温よりも低い場合は、エンジンオイルヒーターに通電ON信号を出力し、エンジンオイルヒーターによる加熱とエンジン冷却水通路を流通するエンジン冷却水との熱交換の両手段によりエンジンオイルを加熱するため、実施の形態2と同様にエンジン油温を迅速に昇温させることが可能となる。また、実エンジン油温が第2基準油温よりも高い場合は、エンジンオイルヒーターに通電OFF信号を出力し、エンジン冷却水通路を流通するエンジン冷却水との熱交換のみによりエンジンオイルを加熱することで、エンジンオイルヒーターの通電による電力損失を伴うことなくエンジン油温の昇温が可能となる。
以上のように、
エンジンオイル循環経路に設けられエンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
第3のステップにおいて、即ち、エンジン油温が第1基準油温より高いとき、エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、ヒータ開閉器をOFFにするようにし、
第6のステップにおいて、即ち、エンジン油温が第1基準油温より高くないときエンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、ヒータ開閉器をONにするようにしたので、エンジン油温が低い場合に、その昇温が急速になされる。
また、予め、エンジン本体機械摺動部の運転負荷状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温に相当する第2基準油温を設定し、
エンジンオイル循環経路に設けられエンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
第3のステップにおいて、即ち、エンジン油温が第1基準油温より高いとき、エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、ヒータ開閉器をOFFにするようにし、
第2のステップで、即ち、エンジン油温と第1基準油温とを比較してエンジン油温が第1基準油温より高いときエンジン油温が第2基準油温より高いか否かを判断する第9のステップと、この第9のステップでエンジン油温が第2基準油温より高いときヒータ開閉器をOFFにする第10のステップと、第9のステップでエンジン油温が第2基準油温より高くないときヒータ開閉器をONにする第11のステップとを備えたので、エンジンオイルヒーターの通電による電力損失を最小限にとどめてエンジン油温の速やかな昇温が可能となる。
また、エンジン水温検出器は、エンジン本体の入口水温と出口水温とを検出するものとし、
第3のステップにおける、即ち、目標エンジン水温とエンジン水温との比較における目標エンジン水温は入口水温基準で設定し、エンジン水温は入口水温の検出値を適用し、
第6のステップにおける、即ち、目標エンジン水温とエンジン水温との比較における目標エンジン水温は出口水温基準で設定し、エンジン水温は出口水温の検出値を適用するようにしたので、エンジン油温を昇温させない場合はエンジン入口水温制御となってより正確な水温制御が可能となり、エンジン油温を昇温させる場合はより安全な水温制御が可能となる。
また、エンジン水温検出器は、エンジン本体の入口水温を検出するものとし、目標エンジン水温は入口水温基準で設定するようにしたので、正確な水温制御が可能となる。
また、エンジン水温検出器は、エンジン本体の出口水温を検出するものとし、目標エンジン水温は出口水温基準で設定するようにしたので、安全な水温制御が可能となる。
また、エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
制御手段は、熱交換ON/OFF手段のON/OFF動作と同期してヒータ開閉器をON/OFF動作させるようにしたので、エンジン油温が低い場合に、その昇温が急速になされる。
また、予め、エンジン本体機械摺動部の運転負荷状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温に相当する第2基準油温を設定し、
エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
制御手段は、エンジン油温が第1基準油温より高く、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高いとき、熱交換ON/OFF手段およびヒータ開閉器をOFF、水冷却ON/OFF手段をOFFし、エンジン油温が第1基準油温より高く、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高くないとき、熱交換ON/OFF手段およびヒータ開閉器をOFF、水冷却ON/OFF手段をONし、
エンジン油温が第1基準油温より高くなく、かつ、エンジン油温が第2基準油温より高いとき、ヒータ開閉器をOFFし、エンジン油温が第2基準油温より高くないとき、ヒータ開閉器をONし、
エンジン油温が第1基準油温より高くなく、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高いとき、熱交換ON/OFF手段をON、水冷却ON/OFF手段をOFFし、エンジン油温が基準油温より高くなく、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高くないとき、熱交換ON/OFF手段をON、水冷却ON/OFF手段をONするようにしたので、エンジンオイルヒーターの通電による電力損失を最小限にとどめてエンジン油温の速やかな昇温が可能となる。
また、エンジン水温検出器は、エンジン本体の入口水温と出口水温とを検出するものとし、
目標エンジン水温設定手段は、目標エンジン水温として、入口水温基準の第1目標エンジン水温と出口水温基準の第2目標エンジン水温とを設定するものとし、
制御手段は、エンジン油温が第1基準油温より高いときは、目標エンジン水温として第1目標エンジン水温を、エンジン水温として入口水温をそれぞれ適用し、エンジン油温が第1基準油温より高くないときは、目標エンジン水温として第2目標エンジン水温を、エンジン水温として出口水温をそれぞれ適用するようにしたので、エンジン油温を昇温させない場合はエンジン入口水温制御となってより正確な水温制御が可能となり、エンジン油温を昇温させる場合はより安全な水温制御が可能となる。
また、エンジン水温検出器は、エンジン本体の入口水温を検出するものとし、
目標エンジン水温設定手段は、目標エンジン水温を入口水温基準で設定するようにしたので、正確な水温制御が可能となる。
また、エンジン水温検出器は、エンジン本体の出口水温を検出するものとし、
目標エンジン水温設定手段は、目標エンジン水温を出口水温基準で設定するようにしたので、安全な水温制御が可能となる。
この発明の実施の形態1における自動車用エンジン冷却系制御装置を示す構成図である。 図1のエンジン冷却系制御装置の、エンジン油温制御およびエンジン冷却水温制御の制御手順を示すフローチャートである。 目標エンジン入口水温マップを示す図である。 上限エンジン出口水温マップを示す図である。 この発明の実施の形態2における自動車用エンジン冷却系制御装置を示す構成図である。 図5のエンジン冷却系制御装置の、エンジン油温制御およびエンジン冷却水温制御の制御手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3における自動車用エンジン冷却系制御装置の、エンジン油温制御およびエンジン冷却水温制御の制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン冷却水循環経路、2 バイパス経路、3 ウォーターポンプ、
4 経路切替弁、5 エンジンオイル循環経路、6 エンジンオイルヒーター、
7 エンジンオイル流量制御弁、8a エンジン出口水温検出器、
8b エンジン入口水温検出器、9 エンジン油温検出器、10 制御装置、
11 熱交換器、13 エンジン回転数検出器、14 エンジン吸気圧検出器。

Claims (12)

  1. エンジン本体とラジエータとの間に接続され両者の間でエンジン冷却水を循環させるエンジン冷却水循環経路と、上記ラジエータと並列に接続されたバイパス経路と、上記エンジン冷却水の循環経路を上記ラジエータ側と上記バイパス経路側とのいずれかに切り替えるエンジン冷却水循環経路切替弁と、上記エンジン本体に接続されエンジンオイルをバイパス循環させるエンジンオイル循環経路と、上記エンジン冷却水循環経路内のエンジン冷却水と上記エンジンオイル循環経路内のエンジンオイルとの間で熱交換を行う熱交換器と、上記エンジンオイル循環経路内の循環の開閉を行うエンジンオイル流量制御弁と、上記エンジン冷却水の温度を検出するエンジン水温検出器と、上記エンジンオイルの温度を検出するエンジン油温検出器と、上記エンジン水温およびエンジン油温に応じて上記エンジン冷却水循環経路切替弁およびエンジンオイル流量制御弁を制御する制御手段とを備え、
    予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定し、
    エンジン運転状態と上記エンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する第1のステップと、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いか否かを判断する第2のステップと、この第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いとき上記エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第3のステップと、この第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第4のステップと、上記第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第5のステップと、上記第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないとき上記エンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第6のステップと、この第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第7のステップと、上記第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第8のステップとを備えたエンジン冷却系制御方法。
  2. 上記エンジンオイル循環経路に設けられ上記エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
    上記第3のステップにおいて、上記エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、上記ヒータ開閉器をOFFにするようにし、
    上記第6のステップにおいて、上記エンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、上記ヒータ開閉器をONにするようにしたことを特徴とする請求項1記載のエンジン冷却系制御方法。
  3. 予め、上記エンジン本体機械摺動部の運転負荷状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温に相当する第2基準油温を設定し、
    上記エンジンオイル循環経路に設けられ上記エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
    上記第3のステップにおいて、上記エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、上記ヒータ開閉器をOFFにするようにし、
    上記第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いとき上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いか否かを判断する第9のステップと、この第9のステップで上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いとき上記ヒータ開閉器をOFFにする第10のステップと、上記第9のステップで上記エンジン油温が上記第2基準油温より高くないとき上記ヒータ開閉器をONにする第11のステップとを備えたことを特徴とする請求項1記載のエンジン冷却系制御方法。
  4. 上記エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の入口水温と出口水温とを検出するものとし、
    上記第3のステップにおける、上記目標エンジン水温は上記入口水温基準で設定し、上記エンジン水温は上記入口水温の検出値を適用し、
    上記第6のステップにおける、上記目標エンジン水温は上記出口水温基準で設定し、上記エンジン水温は上記出口水温の検出値を適用するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3にいずれかに記載のエンジン冷却系制御方法。
  5. 上記エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の入口水温を検出するものとし、上記目標エンジン水温は上記入口水温基準で設定するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエンジン冷却系制御方法。
  6. 上記エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の出口水温を検出するものとし、上記目標エンジン水温は上記出口水温基準で設定するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエンジン冷却系制御方法。
  7. エンジン本体と、このエンジン本体を冷却するエンジン冷却水を冷却するエンジン冷却水冷却手段と、このエンジン冷却水冷却手段の冷却機能をON/OFFする水冷却ON/OFF手段と、上記エンジン本体を循環するエンジンオイルと上記エンジン冷却水との間で熱交換を行う熱交換手段と、この熱交換手段の熱交換機能をON/OFFする熱交換ON/OFF手段と、上記エンジン冷却水の温度を検出するエンジン水温検出器と、上記エンジンオイルの温度を検出するエンジン油温検出器と、上記エンジン水温およびエンジン油温に応じて上記水冷却ON/OFF手段および熱交換ON/OFF手段を制御する制御手段と、エンジン運転状態と上記エンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する手段とを備え、
    予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定し、
    上記制御手段は、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
    上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにしたエンジン冷却系制御装置。
  8. 上記エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
    上記制御手段は、上記熱交換ON/OFF手段のON/OFF動作と同期して上記ヒータ開閉器をON/OFF動作させるようにしたことを特徴とする請求項7記載のエンジン冷却系制御装置。
  9. 予め、上記エンジン本体機械摺動部の運転負荷状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温に相当する第2基準油温を設定し、
    上記エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
    上記制御手段は、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段および上記ヒータ開閉器をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段および上記ヒータ開閉器をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
    上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いとき、上記ヒータ開閉器をOFFし、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高くないとき、上記ヒータ開閉器をONし、
    上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにしたエンジン冷却系制御装置。
  10. エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の入口水温と出口水温とを検出するものとし、
    上記目標エンジン水温設定手段は、上記目標エンジン水温として、上記入口水温基準の第1目標エンジン水温と上記出口水温基準の第2目標エンジン水温とを設定するものとし、
    上記制御手段は、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いときは、上記目標エンジン水温として上記第1目標エンジン水温を、上記エンジン水温として上記入口水温をそれぞれ適用し、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないときは、上記目標エンジン水温として上記第2目標エンジン水温を、上記エンジン水温として上記出口水温をそれぞれ適用するようにしたことを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載のエンジン冷却系制御装置。
  11. 上記エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の入口水温を検出するものとし、
    上記目標エンジン水温設定手段は、上記目標エンジン水温を上記入口水温基準で設定するようにしたことを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載のエンジン冷却系制御装置。
  12. 上記エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の出口水温を検出するものとし、
    上記目標エンジン水温設定手段は、上記目標エンジン水温を上記出口水温基準で設定するようにしたことを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載のエンジン冷却系制御装置。
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