JP4353851B2 - エンジン冷却系制御方法およびエンジン冷却系制御装置 - Google Patents
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予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定し、
エンジン運転状態と上記エンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する第1のステップと、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いか否かを判断する第2のステップと、この第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いとき上記エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、上記ヒータ開閉器をOFFし、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第3のステップと、この第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第4のステップと、上記第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第5のステップと、上記第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないとき上記エンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第6のステップと、この第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第7のステップと、上記第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第8のステップとを備えたものである。
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定するとともに、上記エンジン本体機械摺動部の運転負荷状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温に相当する第2基準油温を設定し、
エンジン運転状態と上記エンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する第1のステップと、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いか否かを判断し、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないとき上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いか否かを判断する第2のステップと、この第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いとき上記エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、上記ヒータ開閉器をOFFし、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いとき上記ヒータ開閉器をOFFし、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高くないとき上記ヒータ開閉器をONにし、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第3のステップと、この第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第4のステップと、上記第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第5のステップと、上記第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないとき上記エンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第6のステップと、この第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第7のステップと、上記第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第8のステップとを備えたものである。
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定し、
上記制御手段は、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにし、
上記熱交換ON/OFF手段のON/OFF動作と同期して上記ヒータ開閉器をON/OFF動作させるようにしたものである。
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定するとともに、上記エンジン本体機械摺動部の運転負荷状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温に相当する第2基準油温を設定し、
上記制御手段は、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段および上記ヒータ開閉器をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段および上記ヒータ開閉器をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いとき、上記ヒータ開閉器をOFFし、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高くないとき、上記ヒータ開閉器をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにしたものである。
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定し、
エンジン運転状態と上記エンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する第1のステップと、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いか否かを判断する第2のステップと、この第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いとき上記エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、上記ヒータ開閉器をOFFし、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第3のステップと、この第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第4のステップと、上記第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第5のステップと、上記第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないとき上記エンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第6のステップと、この第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第7のステップと、上記第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第8のステップとを備えたので運転特性が最適状態に保たれる。
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定するとともに、上記エンジン本体機械摺動部の運転負荷状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温に相当する第2基準油温を設定し、
エンジン運転状態と上記エンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する第1のステップと、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いか否かを判断し、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないとき上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いか否かを判断する第2のステップと、この第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いとき上記エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、上記ヒータ開閉器をOFFし、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いとき上記ヒータ開閉器をOFFし、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高くないとき上記ヒータ開閉器をONにし、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第3のステップと、この第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第4のステップと、上記第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第5のステップと、上記第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないとき上記エンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第6のステップと、この第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第7のステップと、上記第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第8のステップとを備えたので運転特性が最適状態に保たれる。
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定し、
上記制御手段は、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにし、
上記熱交換ON/OFF手段のON/OFF動作と同期して上記ヒータ開閉器をON/OFF動作させるようにしたので運転特性が最適状態に保たれる。
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定するとともに、上記エンジン本体機械摺動部の運転負荷状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温に相当する第2基準油温を設定し、
上記制御手段は、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段および上記ヒータ開閉器をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段および上記ヒータ開閉器をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いとき、上記ヒータ開閉器をOFFし、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高くないとき、上記ヒータ開閉器をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにしたので運転特性が最適状態に保たれる。
図1は、この発明の実施の形態1におけるエンジン冷却系制御装置を示す構成図である。図1において、エンジン本体Eとエンジン冷却水冷却手段であるラジエータRとの間に接続され両者の間でエンジン冷却水を循環させるエンジン冷却水循環経路1が構成されている。そして、このエンジン冷却水循環経路1は、エンジン本体Eの出口とラジエータRの入口との間を結ぶ管路1aと、ラジエータRの出口とエンジン本体Eの入口との間を結ぶ管路1bとを備えている。
更に、管路1aのエンジン出口側にはエンジン水温検出器の一例であるエンジン出口水温検出器8aが配設されており、管路1bのエンジン入口側にはエンジン水温検出器の一例であるエンジン入口水温検出器8bおよびエンジン冷却水を強制循環させるウォーターポンプ3が配設されている。
また、管路1a、1b間には、ラジエータRを迂回するバイパス経路2が接続されている。
管路5bには、エンジンオイルの温度を検出するエンジン油温検出器9が配設され、また、管路5aには、エンジン冷却水循環経路1内のエンジン冷却水とエンジンオイル循環経路5内のエンジンオイルとの間で熱交換を行う、熱交換手段である熱交換器11が配設されている。
この経路切替弁4が閉弁(バイパス経路2側へ切り替え)すると、エンジン冷却水は、ウォーターポンプ3→エンジン本体E→バイパス経路2→ウォーターポンプ3、およびウォーターポンプ3→エンジン本体E→ヒーターユニット12→ウォーターポンプ3を循環し、また、経路切替弁4が開弁(ラジエータR側へ切り替え)すると、エンジン冷却水は、ウォーターポンプ3→エンジン本体E→ラジエータR→ウォーターポンプ3、およびウォーターポンプ3→エンジン本体E→ヒーターユニット12→ウォーターポンプ3を循環する。
また、エンジンオイル流量制御弁7が閉弁すると、エンジンオイルは、エンジンオイル循環経路5を循環せず、エンジンオイル流量制御弁7が開弁するとエンジンオイルは、エンジンオイル循環経路5を循環する。
このフローチャートは所定時間ごとに実行されるもので、先ず、ステップ(以下「S」と略称)101でエンジン回転数Ne、エンジン吸気圧Pbおよび実エンジン油温Toilが読み込まれ、S102で、実エンジン油温Toilが、予め設定してある第1基準油温Toils1より高いか否かが判断される。
即ち、エンジン回転数Ne、吸気圧Pbが高い状態では、エンジンにかかる負荷は大きくなるため、エンジン保護とノッキング防止(出力向上)の観点から目標エンジン入口水温を低く設定する。一方、エンジン回転数Ne、吸気圧Pbが低い状態では、エンジンにかかる負荷が小さくなるため、エンジン水温を出来るだけ高温に維持することによるエンジン燃焼効率の上昇および水温上昇に伴う油温上昇によるフリクション低減の観点から目標エンジン入口水温を高く設定する。
また、油温が低い状態では、フリクション低減の観点から目標エンジン入口水温を高めに設定し、油温が高い状態ではエンジン保護の観点から目標エンジン入口水温を低めに設定する。
そして、ここでは、エンジン入口水温基準による目標エンジン入口水温度を設定するようにしているので、エンジン本体E内での水温度の変化に影響されず以下の水温制御をより正確に行うことができる。
また、S106で、WT1≦WTinの場合、実エンジン入口水温WTinが目標エンジン入口水温WT1より高いので、エンジン冷却水温のそれ以上の上昇を避けるため、エンジン冷却水をラジエータRに循環させるべくS108へ進み、経路切替弁4に開弁信号を出力してS101へ戻る。
特に、S109以下の、エンジン油温を上昇させる制御過程においては、この安全性の高い冷却制御が有用となる。
また、S112で、WT2≦WToutの場合、実エンジン出口水温WToutが上限エンジン出口水温WT2よりも高いので、エンジン冷却水温のそれ以上の上昇を避けるため、エンジン冷却水をラジエータRに循環させるべくS108へ進み、経路切替弁4に開弁信号を出力してS101へ戻る。
また、実エンジン油温が予め設定された第1基準油温よりも低い場合は、経路切替弁を開弁し、運転状態と実エンジン油温に応じて設定される上限エンジン出口水温を、上記目標エンジン入口水温よりも高い温度に設定し、冷却水温度を早期に昇温させ、高い冷却水温度を維持することにより、冷却水との熱交換によるエンジン油温の迅速な昇温が可能となり、エンジンオイルの粘性抵抗の低減が可能となる結果、燃費が向上する。
また、冷却水温度が上記上限エンジン出口水温よりも高くなった場合は経路切替弁を直ちに開弁して冷却水をラジエータに導くことにより、エンジンの保護が可能となる。
図5は、この発明の実施の形態2におけるエンジン冷却系制御装置を示す構成図である。
この実施の形態2は、エンジンオイルの急速な昇温を可能としたものである。以下、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図5において、エンジンオイル循環経路5に、エンジンオイルを電気的に加熱するエンジンオイルヒーター6を追設している。そして、このエンジンオイルヒーター6は、制御装置10からの制御信号により、ON/OFFされる。
このS102で、Toil>Toils1と判断されたときは、エンジンオイルがエンジンオイル循環経路を循環せず、エンジン冷却水との熱交換をしないように、S103でエンジンオイル流量制御弁7に閉弁信号を出力し、S113でエンジンオイルヒーター6に通電OFF信号を出力し余分な加熱をすることなく、以下、エンジン入口水温制御をすべくS104に進む。
また、S106で、WT1≦WTinの場合、実エンジン入口水温WTinが目標エンジン入口水温WT1より高いためエンジン冷却水をラジエータRに循環させるべくS108へ進み、経路切替弁4に開弁信号を出力してS101へ戻る。
また、S112で、WT2≦WToutの場合、実エンジン出口水温WToutが上限エンジン出口水温WT2よりも高いため、エンジン冷却水をラジエータRに循環させるべくS108へ進み、経路切替弁4に開弁信号を出力してS101へ戻る。
また、実エンジン油温が予め設定された第1基準油温よりも低い場合は、エンジンオイル流量制御弁を開弁し、エンジンオイルヒーターにON信号を出力してエンジン油温を早期に昇温させ、運転状態と実エンジン油温に応じて設定される上限エンジン出口水温を、目標エンジン入口水温よりも高い温度に設定し、冷却水温度を早期に昇温させ、高い冷却水温度を維持することにより、エンジン油温を、冷却水との熱交換およびエンジンオイルヒーターによる加熱の両手段により、実施の形態1よりも迅速に昇温させることが可能となり、エンジンオイルの粘性抵抗の低減が可能となる結果、燃費が向上する。
また、冷却水温度が上限エンジン出口水温よりも高くなった場合は、経路切替弁4を直ちに開弁して冷却水をラジエータRに導くことにより、エンジンの保護が可能となる。
この実施の形態3は、エンジン油温を更に適切に制御するものである。以下、先の実施の形態2と異なる点を中心に、制御手順を示す図7のフローチャートに従って説明する。
エンジンオイル循環経路に設けられエンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
第3のステップにおいて、即ち、エンジン油温が第1基準油温より高いとき、エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、ヒータ開閉器をOFFにするようにし、
第6のステップにおいて、即ち、エンジン油温が第1基準油温より高くないときエンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、ヒータ開閉器をONにするようにしたので、エンジン油温が低い場合に、その昇温が急速になされる。
エンジンオイル循環経路に設けられエンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
第3のステップにおいて、即ち、エンジン油温が第1基準油温より高いとき、エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、ヒータ開閉器をOFFにするようにし、
第2のステップで、即ち、エンジン油温と第1基準油温とを比較してエンジン油温が第1基準油温より高いときエンジン油温が第2基準油温より高いか否かを判断する第9のステップと、この第9のステップでエンジン油温が第2基準油温より高いときヒータ開閉器をOFFにする第10のステップと、第9のステップでエンジン油温が第2基準油温より高くないときヒータ開閉器をONにする第11のステップとを備えたので、エンジンオイルヒーターの通電による電力損失を最小限にとどめてエンジン油温の速やかな昇温が可能となる。
第3のステップにおける、即ち、目標エンジン水温とエンジン水温との比較における目標エンジン水温は入口水温基準で設定し、エンジン水温は入口水温の検出値を適用し、
第6のステップにおける、即ち、目標エンジン水温とエンジン水温との比較における目標エンジン水温は出口水温基準で設定し、エンジン水温は出口水温の検出値を適用するようにしたので、エンジン油温を昇温させない場合はエンジン入口水温制御となってより正確な水温制御が可能となり、エンジン油温を昇温させる場合はより安全な水温制御が可能となる。
第1節
また、エンジン水温検出器は、エンジン本体の入口水温を検出するものとし、目標エンジン水温は入口水温基準で設定するようにしたので、正確な水温制御が可能となる。
制御手段は、熱交換ON/OFF手段のON/OFF動作と同期してヒータ開閉器をON/OFF動作させるようにしたので、エンジン油温が低い場合に、その昇温が急速になされる。
エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器とを備え、
制御手段は、エンジン油温が第1基準油温より高く、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高いとき、熱交換ON/OFF手段およびヒータ開閉器をOFF、水冷却ON/OFF手段をOFFし、エンジン油温が第1基準油温より高く、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高くないとき、熱交換ON/OFF手段およびヒータ開閉器をOFF、水冷却ON/OFF手段をONし、
エンジン油温が第1基準油温より高くなく、かつ、エンジン油温が第2基準油温より高いとき、ヒータ開閉器をOFFし、エンジン油温が第2基準油温より高くないとき、ヒータ開閉器をONし、
エンジン油温が第1基準油温より高くなく、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高いとき、熱交換ON/OFF手段をON、水冷却ON/OFF手段をOFFし、エンジン油温が基準油温より高くなく、かつ、目標エンジン水温がエンジン水温より高くないとき、熱交換ON/OFF手段をON、水冷却ON/OFF手段をONするようにしたので、エンジンオイルヒーターの通電による電力損失を最小限にとどめてエンジン油温の速やかな昇温が可能となる。
目標エンジン水温設定手段は、目標エンジン水温として、入口水温基準の第1目標エンジン水温と出口水温基準の第2目標エンジン水温とを設定するものとし、
制御手段は、エンジン油温が第1基準油温より高いときは、目標エンジン水温として第1目標エンジン水温を、エンジン水温として入口水温をそれぞれ適用し、エンジン油温が第1基準油温より高くないときは、目標エンジン水温として第2目標エンジン水温を、エンジン水温として出口水温をそれぞれ適用するようにしたので、エンジン油温を昇温させない場合はエンジン入口水温制御となってより正確な水温制御が可能となり、エンジン油温を昇温させる場合はより安全な水温制御が可能となる。
目標エンジン水温設定手段は、目標エンジン水温を入口水温基準で設定するようにしたので、正確な水温制御が可能となる。
目標エンジン水温設定手段は、目標エンジン水温を出口水温基準で設定するようにしたので、安全な水温制御が可能となる。
4 経路切替弁、5 エンジンオイル循環経路、6 エンジンオイルヒーター、
7 エンジンオイル流量制御弁、8a エンジン出口水温検出器、
8b エンジン入口水温検出器、9 エンジン油温検出器、10 制御装置、
11 熱交換器、13 エンジン回転数検出器、14 エンジン吸気圧検出器。
Claims (10)
- エンジン本体とラジエータとの間に接続され両者の間でエンジン冷却水を循環させるエンジン冷却水循環経路と、上記ラジエータと並列に接続されたバイパス経路と、上記エンジン冷却水の循環経路を上記ラジエータ側と上記バイパス経路側とのいずれかに切り替えるエンジン冷却水循環経路切替弁と、上記エンジン本体に接続されエンジンオイルをバイパス循環させるエンジンオイル循環経路と、上記エンジン冷却水循環経路内のエンジン冷却水と上記エンジンオイル循環経路内のエンジンオイルとの間で熱交換を行う熱交換器と、上記エンジンオイル循環経路内の循環の開閉を行うエンジンオイル流量制御弁と、上記エンジンオイル循環経路に設けられ上記エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器と、上記エンジン冷却水の温度を検出するエンジン水温検出器と、上記エンジンオイルの温度を検出するエンジン油温検出器と、上記エンジン水温およびエンジン油温に応じて上記エンジン冷却水循環経路切替弁およびエンジンオイル流量制御弁を制御する制御手段とを備え、
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定し、
エンジン運転状態と上記エンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する第1のステップと、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いか否かを判断する第2のステップと、この第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いとき上記エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、上記ヒータ開閉器をOFFし、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第3のステップと、この第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第4のステップと、上記第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第5のステップと、上記第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないとき上記エンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第6のステップと、この第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第7のステップと、上記第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第8のステップとを備えたことを特徴とするエンジン冷却系制御方法。 - エンジン本体とラジエータとの間に接続され両者の間でエンジン冷却水を循環させるエンジン冷却水循環経路と、上記ラジエータと並列に接続されたバイパス経路と、上記エンジン冷却水の循環経路を上記ラジエータ側と上記バイパス経路側とのいずれかに切り替えるエンジン冷却水循環経路切替弁と、上記エンジン本体に接続されエンジンオイルをバイパス循環させるエンジンオイル循環経路と、上記エンジン冷却水循環経路内のエンジン冷却水と上記エンジンオイル循環経路内のエンジンオイルとの間で熱交換を行う熱交換器と、上記エンジンオイル循環経路内の循環の開閉を行うエンジンオイル流量制御弁と、上記エンジンオイル循環経路に設けられ上記エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器と、上記エンジン冷却水の温度を検出するエンジン水温検出器と、上記エンジンオイルの温度を検出するエンジン油温検出器と、上記エンジン水温およびエンジン油温に応じて上記エンジン冷却水循環経路切替弁およびエンジンオイル流量制御弁を制御する制御手段とを備え、
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定するとともに、上記エンジン本体機械摺動部の運転負荷状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温に相当する第2基準油温を設定し、
エンジン運転状態と上記エンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する第1のステップと、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いか否かを判断し、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないとき上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いか否かを判断する第2のステップと、この第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いとき上記エンジンオイル流量制御弁を閉とするとともに、上記ヒータ開閉器をOFFし、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いとき上記ヒータ開閉器をOFFし、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高くないとき上記ヒータ開閉器をONにし、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第3のステップと、この第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第4のステップと、上記第3のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第5のステップと、上記第2のステップで上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないとき上記エンジンオイル流量制御弁を開とするとともに、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いか否かを判断する第6のステップと、この第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記バイパス経路側に切り替える第7のステップと、上記第6のステップで上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき上記エンジン冷却水循環経路切替弁を上記ラジエータ側に切り替える第8のステップとを備えたことを特徴とするエンジン冷却系制御方法。 - 上記エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の入口水温と出口水温とを検出するものとし、
上記第3のステップにおける、上記目標エンジン水温は上記入口水温基準で設定し、上記エンジン水温は上記入口水温の検出値を適用し、
上記第6のステップにおける、上記目標エンジン水温は上記出口水温基準で設定し、上記エンジン水温は上記出口水温の検出値を適用するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジン冷却系制御方法。 - 上記エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の入口水温を検出するものとし、上記目標エンジン水温は上記入口水温基準で設定するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジン冷却系制御方法。
- 上記エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の出口水温を検出するものとし、上記目標エンジン水温は上記出口水温基準で設定するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジン冷却系制御方法。
- エンジン本体と、このエンジン本体を冷却するエンジン冷却水を冷却するエンジン冷却水冷却手段と、このエンジン冷却水冷却手段の冷却機能をON/OFFする水冷却ON/OFF手段と、上記エンジン本体を循環するエンジンオイルと上記エンジン冷却水との間で熱交換を行う熱交換手段と、この熱交換手段の熱交換機能をON/OFFする熱交換ON/OFF手段と、上記エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器と、上記エンジン冷却水の温度を検出するエンジン水温検出器と、上記エンジンオイルの温度を検出するエンジン油温検出器と、上記エンジン水温およびエンジン油温に応じて上記水冷却ON/OFF手段および熱交換ON/OFF手段を制御する制御手段と、エンジン運転状態と上記エンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する手段とを備え、
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定し、
上記制御手段は、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにし、
上記熱交換ON/OFF手段のON/OFF動作と同期して上記ヒータ開閉器をON/OFF動作させるようにしたことを特徴とするエンジン冷却系制御装置。 - エンジン本体と、このエンジン本体を冷却するエンジン冷却水を冷却するエンジン冷却水冷却手段と、このエンジン冷却水冷却手段の冷却機能をON/OFFする水冷却ON/OFF手段と、上記エンジン本体を循環するエンジンオイルと上記エンジン冷却水との間で熱交換を行う熱交換手段と、この熱交換手段の熱交換機能をON/OFFする熱交換ON/OFF手段と、上記エンジンオイルの加熱を行うエンジンオイルヒータと、このエンジンオイルヒータへの通電をON/OFFするヒータ開閉器と、上記エンジン冷却水の温度を検出するエンジン水温検出器と、上記エンジンオイルの温度を検出するエンジン油温検出器と、上記エンジン水温およびエンジン油温に応じて上記水冷却ON/OFF手段および熱交換ON/OFF手段を制御する制御手段と、エンジン運転状態と上記エンジン油温とから想定される運転特性上最適のエンジン水温に相当する目標エンジン水温を設定する手段とを備え、
予め、上記エンジン本体機械摺動部の負荷運転状態における潤滑性が十分確保されるときの下限エンジン油温に相当する第1基準油温を設定するとともに、上記エンジン本体機械摺動部の運転負荷状態における潤滑性が最小限得られるときの下限エンジン油温に相当する第2基準油温を設定し、
上記制御手段は、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段および上記ヒータ開閉器をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高く、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段および上記ヒータ開閉器をOFF、上記水冷却ON/OFF手段をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高いとき、上記ヒータ開閉器をOFFし、上記エンジン油温が上記第2基準油温より高くないとき、上記ヒータ開閉器をONし、
上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高いとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をOFFし、上記エンジン油温が上記基準油温より高くなく、かつ、上記目標エンジン水温が上記エンジン水温より高くないとき、上記熱交換ON/OFF手段をON、上記水冷却ON/OFF手段をONするようにしたエンジン冷却系制御装置。 - エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の入口水温と出口水温とを検出するものとし、
上記目標エンジン水温設定手段は、上記目標エンジン水温として、上記入口水温基準の第1目標エンジン水温と上記出口水温基準の第2目標エンジン水温とを設定するものとし、
上記制御手段は、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高いときは、上記目標エンジン水温として上記第1目標エンジン水温を、上記エンジン水温として上記入口水温をそれぞれ適用し、上記エンジン油温が上記第1基準油温より高くないときは、上記目標エンジン水温として上記第2目標エンジン水温を、上記エンジン水温として上記出口水温をそれぞれ適用するようにしたことを特徴とする請求項6または7に記載のエンジン冷却系制御装置。 - 上記エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の入口水温を検出するものとし、
上記目標エンジン水温設定手段は、上記目標エンジン水温を上記入口水温基準で設定するようにしたことを特徴とする請求項6または7に記載のエンジン冷却系制御装置。 - 上記エンジン水温検出器は、上記エンジン本体の出口水温を検出するものとし、
上記目標エンジン水温設定手段は、上記目標エンジン水温を上記出口水温基準で設定するようにしたことを特徴とする請求項6または7に記載のエンジン冷却系制御装置。
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