JP2005325456A - 防護用作業手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手袋としての機能性を損なうことがない防護用作業手袋を提供する。
【解決手段】 指先から第1関節までを保護する第1防護部3−1と、第1関節から第2関節までを保護する第2防護部3−2と、第2関節から第3関節までを保護する第3防護部3−3,3−3aとを含んで構成し、第1防護部3−1は指先の下面を覆わず、指先の上面及び側面のみを覆う形状に構成し、第2防護部3−2、第3防護部3−3,3−3aは少なくとも指の上面を覆う形状に構成し、各関節部が円滑に曲がるように各防護部3が間隔6を置いて配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は作業手袋に関し、特に指を保護する機能を備えた作業手袋に関する。
従来、作業者の手を外部からの衝撃、刃物などから守る防護機能を備えた作業手袋が各種提案されている。
例えば、特許文献1には各指を覆う金属板とそれら金属板を接続する連結具を備えた作業手袋が開示され、回転鋸歯を使用する際に手を守ることが提案されている。
また、特許文献2には手袋の各指に金属パイプを嵌め、その金属パイプの周囲をゴムで覆うことにより構成した作業手袋が提案されている。
特開2001−279503「作業用手袋」 特開2002−173812「指保護金属リングのついた作業手袋」
しかしながら、上記従来技術であれば下記のような課題がある。
特許文献1の構成では各指を覆う金属板と連結具を備えた構成となっているので製造コストが高くなるとともに、各指の動きが堅く感じられ装着感が悪いと予想される。
特許文献2の構成では金属パイプを各指に通しゴムで覆う構成であるために、作業手袋の全体重量が大きくなるとともに作業性が悪くなる。
建築現場、土木現場における作業員の事故は指の骨折が多い。これは線材、建設材料を運んだりするときに壁と線材などの間に指を挟んでしまうことが多いからである。一方、事故防止のため作業員に重く、装着感の悪い作業手袋の使用を強制することは、作業員の疲労を考えると現実には難しかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、上記課題を解決できる作業手袋を提供することにある。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)手の甲側からの衝撃に対して各指を効果的に防護できるにもかかわらず、手袋としての機能性、装着感を損なわない防護用作業手袋を提供する。
(b)建築作業、土木作業に好適に使用できるとともに装着時の疲労感を抑えることができる防護用作業手袋を提供する。
なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその解決手段は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。
本発明は多面的に表現できるが、例えば、代表的なものを挙げると、次のように構成したものである。
第1発明の防護用作業手袋は、基準手袋の少なくとも指部分に軽量かつ高強度な防護部を備えた作業手袋であって、
その防護部は、親指、人差し指、中指、薬指、小指のそれぞれ指先から第1関節までを保護する第1防護部と、第1関節から第2関節までを保護する第2防護部と、人差し指、中指、薬指、小指の第2関節から第3関節までを保護する第3防護部とを含んで構成し、
第1防護部は指先の下面を覆わず、指先の上面及び側面のみを覆う形状に構成し、
第2防護部、第3防護部は少なくとも指の上面を覆う形状に構成し、
第1関節、第2関節が円滑に動くように各関節部領域において各防護部が間隔をおいて配置してあることを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、少なくとも各指の上面側の保護領域を高強度繊維で構成したことを特徴とする。
第3発明は、第1発明ないし第2発明のいずれか一つに記載の発明において、第1防護部の指先下面を覆わない領域に高摩擦の滑り止め部を設けたことを特徴とする。
第4発明は、第3発明において、滑り止め部を、指先域を包むように覆う指サックで構成したことを特徴とする。
第5発明は、第1発明ないし第4発明のいずれか一つに記載の発明において、第2防護部を上面だけでなく側面も覆う形状とし、その側面部を先細り形状にしたことを特徴とする。
第6発明は、第1発明ないし第5発明のいずれか一つに記載の発明において、保護領域を伸縮性素材で構成したことを特徴とする。
第7発明は、第1発明ないし第6発明のいずれか一つに記載の発明において、各防護部を基準手袋に接着剤によって固定したことを特徴とする。
第8発明は、第1発明ないし第7発明のいずれか一つに記載の発明において、防護部の上側表面を表面粗さ1.0μm〜300μmの表面に構成したことを特徴とする。
第9発明は、第1発明ないし第8発明のいずれか一つに記載の発明において、防護部の厚さを1.0mm〜5.0mmの範囲にしたことを特徴とする。
第10発明は、第1発明ないし第9発明のいずれか一つに記載の発明において、防護部を比重1.0〜2.0の素材で構成したことを特徴とする。
第11発明は、第1発明ないし第10発明のいずれか一つに記載の発明において、防護部を透明又は透光性のある高強度樹脂で構成したことを特徴とする。
以下、上記第1発明〜第11発明の各構成要素や変形例などについて説明する。
第1発明において、「防護部」は基準手袋から露出している形態が一般的であるが、基準手袋を複層構造に構成し、その複層内に「防護部」を挟んだ構成を採用することもできる。
上記各発明において、指の部分に防護部が設けられている構成のみならず、手の甲に島形の防護部を設けた構成を採用することもできる。手の甲に島形の防護部を設けることにより、手の動きを妨げることなく手の甲の部分も衝撃などに対して保護することができる。
「基準手袋」としては防護部が固着でき、建設作業のような通常の作業が行える作業用の手袋であれば構成は特に限定されない。
第2発明において、保護領域を高強度繊維で構成する理由は線材運搬作業などにおいて負傷しやすいのは指の上面側が大部分であることによる。
なお、手の甲においても高強度繊維を使用することが好ましい。また、基準手袋全体を高強度繊維で製造してもよい。
高強度繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維などの引張強度の高い繊維が例示できる。
一般にガラス繊維は比重2.0程度,引張強度110〜120kg/mm程度、炭素繊維は比重1.5程度,引張強度120〜130kg/mm程度、アラミド繊維は比重1.4程度,引張強度140kg/mm以上である。軽量かつ高強度のものとしてアラミド繊維が好ましいことが分かる。
他にもアラミド繊維は高弾性率、高耐熱性であり、防護用作業手袋として好ましい特性を備えている。このようなアラミド繊維は、例えば、デュポン社から「ケブラー」(登録商標)、帝人株式会社から「テクノーラ」(登録商標)という商品名で入手することが可能である。
第3発明において、「滑り止め部」は少なくとも指先下面に設けられていればよく、その滑り止め部の形状、構成、製造方法は特に限定されない。「滑り止め部」として指先下面を摩擦係数の高い別の繊維で構成してもよい。
第4発明の形態としては、指サックが第1防護部を完全に包み込むように覆う構成と、指サックが第1防護部の一部を包み込むように覆う構成とが採用できる。
「指サック」の外形を略円錐形のゴム製サックで構成することにより指先に装着しやすくかつ脱落しにくくできる。これは、円錐形の底の部分では大きな開口になっているので第1防護部を挿入しやすく、円錐の中間部分で第1防護部を押し入れる状態になるので自然と指サックが脱落しにくくなるからである。
第5発明に記載した「先細り形状」としては略三角形状、略半円形状、略半楕円形状などが例示できる。先細りにする主な理由は第1防護部、第3防護部と第2防護部とがそれぞれ干渉することを防ぐためである。
第6発明において、「伸縮性素材」としては伸縮性のある繊維で編んだ伸縮性織物が例示できる。その他の素材としてはゴム系素材も適宜、使用することができる。但し、ゴム系素材を使用するときはゴム系素材が直接に手に接触しないように手袋内面に内張り層を設けることが好ましい。
上記本発明においては、第7発明に記載した方法のみならず、他の方法によっても防護部を基準手袋に固定することができる。例えば、手袋の保護領域において高強度樹脂を含浸させることにより所定形状の防護部を構成することもできる。また、基台部を基準手袋に強固に固定しておき、その基台部と防護部を着脱自在にする構成も採用することができる。なお、この着脱自在の構成でも基台部への防護部の装着は強固でなければならないことは言うまでもない。
第8発明において、上記表面粗さ範囲において製造時の容易さを考えると10μm〜300μm程度にすることが好ましい。但し、必要に応じて防護部表面を0.1μm〜10μm程度のツルツルで鏡面に近い表面粗さにすることも可能である。但し、この第8発明の構成は防護部が手袋の最も外側に露出する構成を採用した場合に適用されるものであり、防護部の上を外層が覆う構成であれば、摩擦の小さい表面は必ずしも必要でない。
本発明者が行った実験では、基準手袋の最も外側に防護部を露出させる構成を採用した場合に防護部の厚さを1.0mm〜5.0mm、好ましくは1.5mm〜3.0mmの範囲にすることにより、手袋の上側から線材等が当たったときにも、その線材が防護部の存在しない第1関節域、第2関節域に当たることを防止する効果が高いことが分かった。これは、板厚の大きい防護部を採用することによって関節部が凹んだ状態になるからである。また、防護部の板厚を上記範囲内に抑えることにより、各指の動きを円滑にすることができる利点もある。
第11発明において、「透光性のある高強度樹脂」は、透明とは言えないが基準手袋の色、下地が防護部の表面まで見える程度の透明性を備えたものを言う。基準手袋の色と防護部の色を統一する構成も採用できるが、防護部を透明性のある構成にすることにより、基準手袋の色と防護部の色を統一しなくても、外観上、防護部が目立たない作業手袋とすることができる。
以下、各発明の効果などについて説明する。
第1発明であれば、下記の特有の効果を有する。
(イ)第1防護部は指先の下面を覆わず、指先の上面及び側面のみを覆う形状に構成したので、仕事をするために一番よく使う指先の下面には防護部は存在しないので作業が行いやすい。また、指先の上面及び側面を覆う形状に構成したので挟まれやすい指先を強力に保護することができる。
(ロ)第2防護部、第3防護部は少なくとも指の上面を覆う形状に構成してあるので、手の甲側からの衝撃などに対して各指を効果的に守れる。
(ハ)第1関節、第2関節が円滑に動くように各関節部領域において各防護部が間隔をおいて配置してあるので、硬度の高い防護部であっても各関節部が良く曲がり、作業手袋の機能性、装着感を損なうことがない。
第2発明であれば、少なくとも各指の上面側の保護領域を高強度繊維で構成したので、万一、防護部が破損したり、先の尖った物によって防護部間の各関節部に突き刺さるように圧力がかかった場合でも指表面を保護することができる。
第3発明であれば、第1防護部の指先下面を覆わない領域に高摩擦の滑り止め部を設けたので作業時に滑りにくくなり、作業手袋の安全性と操作性を高めることができる。
第4発明であれば、滑り止め部を、指先域を包むように覆う指サックで構成したので指先の下面だけでなく、指先全体の滑り止めになり、作業性を高めることができる。
第5発明であれば、第2防護部を上面だけでなく側面も覆う形状とし、その側面部を先細り形状にしたので各指の曲げの動きを円滑にできるようになる。
第6発明であれば、保護領域を伸縮性素材で構成したので板状の防護部を設けた構成であっても各関節部域の動きを良好にすることができる。
第7発明であれば、各防護部を基準手袋に接着剤によって固定したので強固に固着できるとともに基準手袋から防護部が離脱する危険性を低減することができる。
第8発明であれば、防護部の上側表面を表面粗さ1.0μm〜300μmの表面に構成したので何かに引っ掛かることを抑制することができるとともに防護部に刺さるような外部からの衝撃に対してもその衝撃をそらして危険性を低減することができる。
第9発明であれば、防護部の厚さを1.5mm〜3.0mmの範囲にしたので指の動きに負担をかけず、その厚さによって防護部がない関節部に直接、衝撃が加わることを抑制することができる。
第10発明であれば、防護部を比重1.0〜2.0の素材で構成したので、建築作業、土木作業などに使用するときに装着時の疲労感を抑えることができるという利点がある。
第11発明は、防護部を透明又は透光性のある高強度樹脂で構成したので、防護用作業手袋の外観において防護部の存在を意識させず、違和感がなく使用できる利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る防護用作業手袋の斜視図、図2はその防護用作業手袋を手のひら側から見た平面図である。
本実施形態に係る防護用作業手袋1は基準手袋2の少なくとも指部分に軽量かつ高強度な防護部3を備えた構成となっている。基準手袋2は通常、建築作業などに用いられる作業手袋であってもよいが、図1においては、各指の上面側の領域である保護領域4(一例として点描領域で示す)を伸縮性繊維材で構成した例が示してある。
防護部3は、親指、人差し指、中指、薬指、小指のそれぞれ指先から第1関節までを保護する第1防護部3−1と、第1関節から第2関節までを保護する第2防護部3−2と、人差し指、中指、薬指、小指の第2関節から第3関節までを保護する第3防護部3−3,3−3aとを含んで構成してある。
防護部3の材料として高強度樹脂を採用する場合はフェノール樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステルそしてエポキシ樹脂等が使用可能である。
また、ガラス繊維やセラミック繊維を強化繊維基材とし、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などをマトリックス樹脂とした樹脂基複合材も用いることができる。
さらに、セラミック繊維、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維を単独でも使用できる。防護部3の比重は1.0〜2.0程度に設定されることが好ましい。このような比重の素材は上記材料によって既に提供されている。防護部3の板厚は本実施形態では約2.0mmに設定し、防護部3の上側表面は摩擦が小さいツルツルした表面にしてある。
図3(A)〜(C)はそれぞれ第1防護部、第2防護部、第3防護部を基準手袋から取り外した状態の斜視図である。
図3(A)に示すように第1防護部3−1は指先の下面側を開放し、指先の上面及び側面のみを覆う形状に構成してある。図3(A)では指先先端部が丸く略楕円半球形になっており、第1関節側が斜めの傾斜線5を持った構成にしてある。
図3(B)に示すように第2防護部3−2は上面と側面を覆う形状とし、その側面部10を先細り形状にしてある。本実施形態に係る先細り形状を側面側から見ると略三角形に見えるものである。
第3防護部3−3,3−3aは親指以外の人差し指、中指、薬指、小指に設けられる防護部3である。図3(C)に示された中指と薬指に設けられる第3防護部3−3は側面部が小さく、主に上面部だけの形状となっている。このような構成を採用する理由は、中指と薬指に設けられる第3防護部3−3の側面部を長くすると中指と薬指の動きが悪くなるからである。これに対して図1,図4に示すように人差し指と小指に設けられる第3防護部3−3aにおいては外側の側面部は大きい略三角形に構成してある。
このような構成を採用する理由は、人差し指と小指の第3防護部3−3aの外側の側面部を長くしても人差し指、小指は中指、薬指の外側にあるので、動きが制約されることが少ないからである。また、中指、薬指の側面に直接衝撃が加わることは極めて少ないので、少なくとも中指、薬指の上面部を防護部3で覆うことにより実用上、十分な保護を得ることができる。
さらに各防護部3の各関節に対応する領域には防護部3を設けず、間隔6を形成して各関節部が円滑に曲がるように構成してある。また、防護部3は伸縮性繊維材に対して接着剤で強固に接着してある。
図4は本実施形態に係る防護用作業手袋を装着した状態で人差し指を折り曲げ、中指を伸ばした様子を示す図である。
図4の人差し指、中指からも分かるように防護部3があっても隙間6の働きによって第1関節、第2関節の動きは妨げられることはない。さらに保護領域4は伸縮性繊維材で構成されているので、指の動きに応じて力がかかった部分は伸縮するので剛性の高い防護部3を設けたものであっても動きが滑らかになる。
また、第2防護部3−2、第3防護部3−3aの側面部を先細り形状にすることにより、側面部の可動範囲を広く取ることができ、手を開ける、手を握る動作を円滑に行うことができる。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態に係る防護用作業手袋の平面図である。
この第2実施形態は、第1に基準手袋の保護領域を高強度繊維で編んだ織物で構成した点、第2は第1防護部3−1の指先下面を覆わない領域に高摩擦の滑り止め部7を設けた点を特徴とし、第1の構成、第2の構成ともに、第1実施形態よりも安全性を高めることを目的とするものである。
なお、図5において人差し指、小指に設けられた第3防護部は側面部が大きくないもの(図3(C)の形態)で構成してある。
高強度繊維としては前記した素材が使用できる。保護領域のみならず、基準手袋2の全体を高強度繊維で製作してもよい。
図5に示す滑り止め部7は、表面に凹凸のあるゴム材のような高摩擦部材8を指先の指紋に対応する領域に覆うように設けた構成が示してある。このように第1防護部によって覆われない指先下面に高摩擦部材8を設けることで指先の摩擦力を高めて安全に作業を行うことができる。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態に係る防護用作業手袋の斜視図、図7はその平面図である。
この第3実施形態も第2実施形態と同様に指先の摩擦を大きくする構成であり、図6、図7に示すように滑り止め部7を指サック9で構成したことを特徴としている。
指サック9は第1防護部3−1に被せた状態で接着剤などによって予め固着した構成と、第1防護部3−1から着脱自在な構成を採用できる。各指サック9を着脱自在に構成する場合は、各指の第1防護部3−1の大きさに対応して各指サック9がきつく挿入されるように指サック9の形及び内径を設定して製造する。
図1は本発明の第1実施形態に係る作業手袋の斜視図である。 図2は本発明の第1実施形態に係る防護用作業手袋の平面図である。 図3(A)〜(C)はそれぞれ第1防護部、第2防護部、第3防護部を基準手袋から取り外した状態の斜視図である。 図4は第1実施形態に係る防護用作業手袋を説明するための斜視図である。 図5は本発明の第2実施形態に係る防護用作業手袋の平面図である。 図6は本発明の第3実施形態に係る防護用作業手袋の斜視図である。 図7は本発明の第3実施形態に係る防護用作業手袋の平面図である。
符号の説明
1…防護用作業手袋、2…基準手袋、3…防護部、3−1…第1防護部、3−2…第2防護部、3−3,3−3a…第3防護部、4…保護領域、6…間隔、7…滑り止め部、9…指サック。

Claims (11)

  1. 基準手袋の少なくとも指部分に軽量かつ高強度な防護部を備えた作業手袋であって、
    その防護部は、親指、人差し指、中指、薬指、小指のそれぞれ指先から第1関節までを保護する第1防護部と、第1関節から第2関節までを保護する第2防護部と、人差し指、中指、薬指、小指の第2関節から第3関節までを保護する第3防護部とを含んで構成し、
    第1防護部は指先の下面を覆わず、指先の上面及び側面のみを覆う形状に構成し、
    第2防護部、第3防護部は少なくとも指の上面を覆う形状に構成し、
    第1関節、第2関節が円滑に動くように各関節部領域において各防護部が間隔をおいて配置してあることを特徴とする防護用作業手袋。
  2. 請求項1に記載の防護用作業手袋において、少なくとも各指の上面側の保護領域を高強度繊維で構成した、防護用作業手袋。
  3. 請求項1ないし請求項2のいずれか一項に記載の防護用作業手袋において、第1防護部の指先下面を覆わない領域に高摩擦の滑り止め部を設けた、防護用作業手袋。
  4. 請求項3に記載の防護用作業手袋において、滑り止め部を、指先域を包むように覆う指サックで構成した、防護用作業手袋。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の防護用作業手袋において、第2防護部を上面だけでなく側面も覆う形状とし、その側面部を先細り形状にした、防護用作業手袋。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の防護用作業手袋において、保護領域を伸縮性素材で構成した、防護用作業手袋。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の防護用作業手袋において、各防護部を基準手袋に接着剤によって固定した、防護用作業手袋。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の防護用作業手袋において、防護部の上側表面を表面粗さ1.0μm〜300μmの表面に構成した、防護用作業手袋。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の防護用作業手袋において、防護部の厚さを1.0mm〜5.0mmの範囲にした、防護用作業手袋。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の防護用作業手袋において、防護部を比重1.0〜2.0の素材で構成した、防護用作業手袋。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の防護用作業手袋において、防護部を透明又は透光性のある高強度樹脂で構成した、防護用作業手袋。
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