JPH07126903A - 作業用手袋及び腕カバー - Google Patents

作業用手袋及び腕カバー

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JPH07126903A
JPH07126903A JP17609392A JP17609392A JPH07126903A JP H07126903 A JPH07126903 A JP H07126903A JP 17609392 A JP17609392 A JP 17609392A JP 17609392 A JP17609392 A JP 17609392A JP H07126903 A JPH07126903 A JP H07126903A
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JP
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fiber
yarn
knitted
strong
gloves
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JP17609392A
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Yoshihito Horio
尾 良 仁 堀
Akihito Horio
尾 昭 仁 堀
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/22Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
    • D02G3/38Threads in which fibres, filaments, or yarns are wound with other yarns or filaments, e.g. wrap yarns, i.e. strands of filaments or staple fibres are wrapped by a helically wound binder yarn
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/02Yarns or threads characterised by the material or by the materials from which they are made
    • D02G3/12Threads containing metallic filaments or strips

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
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  • Gloves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強力繊維で編まれた作業用手袋であって、長
時間に渡り作業を行っても握力の低下を生じることなく
正確に刃物を握って作業をすることができると共に、受
傷が少なく、脂肪が何回も洗浄できる作業用手袋を提供
する。 【構成】 ステンレス鋼針金1の直径は0.04mmが
最も適切であり、これより太くなると手袋生地が厚いの
で正確に刃物を握って作業をすることができず、また長
時間の作業では急に握力が低下する。アラミド繊維紡績
糸2は適度な柔らかさと耐切断性を与えるためには、ケ
ブラー繊維紡績糸2.0双糸(商品名)が最も好まし
い。アラミド繊維糸3は200デニールのケブラーヒラ
メント(商品名)が好ましく、ナイロン糸4は好ましく
は80〜120デニールの太さである。このナイロン糸
4が脂肪をはじくため水洗だけでも脂肪がよく落ちる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食肉加工作業その他の
任意な作業の際に鋭利な刃物や、鋼片、ガラス片などか
ら切り傷を受けないように手を護るための作業用手袋に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食肉加工作業において大型の牛、
豚等を解体する際に鋭利な刃物等で手指を負傷するのを
防止するためには、作業用手袋として綿紡績糸を編成し
たいわゆる軍手が使用されたが、軍手は洗うとフェルト
状になり脂肪が繊維にしみこんで洗っても容易には取れ
ないという問題がある。また、刃物がその手袋に当たる
と綿紡績糸が簡単に切断され手が受傷するという問題が
ある。
【0003】ステンレス鋼針金とアラミド繊維糸を芯に
して、その芯に1つ以上の繊維撚糸を巻回被覆した強力
繊維により編み上げられた保護手袋は、特開昭60−2
703号公報に開示されている。しかしながら、その手
袋は、芯材に0.025〜0.25mmの直径が大きな
ステンレス鋼針金を2本〜20本も使用しており、かつ
800〜1500デニールの非常に直径が大きな合成ポ
リマー繊維をも使用しているので、前記芯材を用いた強
力繊維が柔らかさに欠け、編み上げられた手袋が正確に
刃物を握って作業を行い難いほどに硬いものとなってい
た。また、特開昭53−46840号に開示された保護
手袋は、0.102mmと0.152mmの間の非常に
大きな直径をもつステンレス鋼針金を芯材にして強力繊
維を構成しているので、やはり編み上げられた手袋が長
時間の作業で握力が低下し正確に刃物を握って作業を行
い難いものになるという欠点がある。
【0004】また、食肉加工作業において手の次に刃物
で受傷しやすいのは腕特に上腕である。しかしながら、
従来の事務作業用腕カバーは刃物で容易に切れるので腕
の受傷を防止することができないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑みてなされたものであり、長時間の作業を行って
も握力を低下することなく正確に刃物を握って作業を行
い易く、受傷することがないと共に、手袋に付く脂肪を
何回も洗い落とすことが可能な作業用手袋を提供するこ
とを課題とする。
【0006】また、本発明の他の課題は、食肉加工作業
において手首から腕までの上腕が鋭利な刃物により負傷
するのを防止するための作業用腕カバーを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段1】上記課題を解決するた
めの本発明の作業用手袋は、一端に指部を有し他端が裾
部となるように少なくとも1本の強力繊維により編まれ
ており、前記裾部には、手袋に手を容易に挿入できるよ
うにかつ編み上げられた強力繊維が解けないように、弾
力性ある解け止め部分を有しており、前記強力繊維は、
直径0.04mmの1本のステンレス鋼針金と、該針金
に沿わせた約133デニールから531.6デニールの
1本のアラミド繊維紡績糸とを芯にしており、かつ該芯
に約200デニールのアラミド繊維糸を第一の方向に巻
回した第1の被覆と、該第1の被覆の上に逆方向に巻回
されたところの、約80〜120デニールの合成繊維糸
による第2の被覆を有することを特徴とする。
【0008】また、本発明の手袋は、前記強力繊維を1
本と該強力繊維に沿わせた約531.6デニールのアラ
ミド繊維紡績糸を1本とを組合せ、その組合せ強力繊維
を用いて編まれることができる。
【0009】
【作用1】本発明に用いる強力繊維は、ステンレス鋼針
金とアラミド繊維紡績糸を芯にして、該芯にアラミド繊
維糸と合成繊維糸を巻回被覆したものである。本発明の
強力繊維は、好ましくは図3に示す構成を取ることがで
き、1本のステンレス鋼針金1に1本のアラミド繊維紡
績糸2を沿わせ、これらを芯にアラミド繊維糸3を例え
ば右巻きに巻回被覆し、さらに合成繊維糸4を左巻きに
巻回被覆して構成される。ステンレス鋼針金1は好まし
くは直径0.04mmの極細素線WPSステンレス鋼針
金を用いることができ、ステンレス鋼針金1により食肉
加工のための鋭利な刃物に対して耐切断性を確保するこ
とができる。ステンレス鋼針金1を芯に加えないで、ア
ラミド繊維紡績糸2のみを芯にする場合には、強力繊維
5が刃物により切断される場合もあるが、ステンレス鋼
針金1を芯に含む場合は、強力繊維5が刃物を強く擦過
することによって切断されなくなる。ステンレス鋼針金
1の直径は0.04mmが最も適切であり、これより太
くなると手袋生地が厚いので正確に刃物を握って作業を
することができない。また、長時間の作業では急に握力
が低下する。ステンレス鋼針金1がこれより細くなると
耐切断性が低下し、かつ手袋編成時に何回も切れ接続し
ようとしても肉眼では見付け難いほどになる。アラミド
繊維紡績糸2は、編み上げられた作業用手袋に適度な柔
らかさと耐切断性を与えるためには、ケブラー繊維紡績
糸2.0双糸(商品名)が最も好ましく、この紡績糸は
約531.6デニールの太さを持つ。もっとも、前記ア
ラミド繊維紡績糸2は約265.8デニールの太さを持
つケブラー繊維紡績糸2.0の単糸でもよく、また、約
354.2デニールの太さを持つケブラー繊維紡績糸
3.0双糸、約177.1デニールの太さを持つケブラ
ー繊維紡績糸3.0単糸、約266デニールの太さを持
つケブラー繊維紡績糸4.0双糸、および約133デニ
ールの太さを持つケブラー繊維紡績糸4.0単糸などで
も良好な結果が得られる。
【0010】アラミド繊維糸3は、200デニールのケ
ブラーヒラメント(商品名)が好ましく、ステンレス鋼
針金1とアラミド繊維紡績糸2による芯に上にアラミド
繊維糸3をカバーリングマシンにて例えば右巻きに巻回
被覆する。合成繊維糸4は、好ましくは80〜120デ
ニール太さであり、アラミド繊維糸3の撚戻し防止と保
護のためカバーリングマシンにより例えば左巻きに巻回
被覆するものである。
【0011】本発明の作業用手袋は、強力繊維5を素材
として手袋編み機により指部、掌部および手首部を有す
るように編み上げられ、この手首部の裾部に弾力性ある
解け止め部分が設けられる。本発明の作業用手袋は、そ
の製造方法のうちの編み上げ工程において、手袋編み機
によって編み上げられる。図1および図2に示す手袋6
は、編み機から編み出される時、その裾部7は、曲げ応
力を受ける。この曲げ応力は、手袋6が編み機から編み
出される時に、その裾部7に伝えられるので、強力繊維
5の芯のステンレス鋼針金1に伝わる。ステンレス鋼針
金1は、幾分かたいので、ステンレス鋼針金1に伝えら
れた曲げ応力は、外側に針金1を曲げる傾向がある。さ
らに、ステンレス鋼針金が幾分かたい性質をもっている
ために、針金は、前記曲げ応力を受けたのち、外側に曲
がった形状を保つ。結果として、手袋6が編み機から編
み上げられた時、その裾部7は、外側に曲げられる。
【0012】このように、編み上がり手袋6は裾部7が
外側にカールするので、オーバーロックミシンでかがり
縫い仕上げをすることが困難であるため、手袋6の裾部
7をかがり縫いしない場合には、編み上げられた手袋6
の繊維が裾部7から解けてしまうので、図1および図2
に示すように編み上がりの手袋6が所要長さより例えば
5mm〜1cm長めになるように編み上げ、生ゴムまた
は合成ゴムにより裾部7にゴム含浸によるゴム層8を形
成し解け止めが行われる。ゴム層8は、弾力性に富むた
め、手袋の入口が硬くなることはなく、容易に手を挿入
することができる。
【0013】本発明の作業用手袋は、図4に示すように
裾部7にゴム層8を形成することなく、オーバーロック
ミシンによる仕上部分12とすることができる。その場
合は、図4に示すように手首導入部10を前記強力繊維
6により編むと共に横糸にゴム糸を使用してゴム編とす
ることにより伸縮可能に編み上げ、手袋の手首開放部1
1では、図5に示すようにステンレス鋼針金を使用しな
い組合せ糸20を使って編み上げる。手首開放部11に
組合せ糸20を使用する場合には、その裾部7が外側へ
カールしないため、裾部7をオーバーロックミシンが綺
麗に簡単に仕上げる。
【0014】裾部7に使う組合せ糸20は、図5で示す
ようにステンレス鋼針金を使用せず、約133デニール
から約531.6デニールの太さをもつアラミド繊維紡
績糸2好ましくケブラー2.0双糸紡績糸と、アラミド
繊維糸3好ましくは200デニールのケブラーヒラメン
トを芯にして、50〜200デニールの各種合成繊維糸
糸4を例えば色ナイロン糸1〜4本をカバーリングす
る。この組合せ糸20を撚着装置を取付た手袋編機に
て、手首開放部11だけ強力繊維5と切り換えて使用す
る。この組合せ糸20を使用することにより、裾部7が
外側へカールすることを防ぎ、オーバーロックミシンで
綺麗にかつ簡単に仕上部分12を設けることができる。
手袋を良好に装着するために、手首開放部11は手首導
入部10より横糸のゴム糸間隔を詰めたゴム編にするこ
とが好ましい。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用2】本発明の作業
用腕カバーは、図3に示す強力繊維5を2本から3本を
束にして編むか、または前記強力繊維5を1本と該強力
繊維に沿わせた約531.6デニールのアラミド繊維紡
績糸を1本とを組合せ、その組合せ強力繊維を2本から
3本を束にして編まれており、かつ手首から肘を覆う長
さと太さの筒状部分を有すると共に、その筒状部分の両
端に弾力性ある解け止め部分を有することを特徴とす
る。そして、上記構成によれば、前記筒状部分が前記強
力繊維又は前記組合せ強力繊維を2本から3本を束にし
て編まれているので厚さが適切であるため、腕が刃物に
より受傷することがなく、かつ適度な柔らさを持っため
長時間の作業を容易に行うことができる。
【0016】
【実施例1】図3および前述の好ましい構成として説明
した強力繊維5を1本のみ使用して、図1および図2に
示されたごとくに手袋編み機により手袋6を編み上げ、
きめが細かく柔らかな仕上がりの手袋を得ることができ
た。手袋6は所要長さより5mm〜1cm位長めに編み
上げられた。手袋6の開放端7を天然ラテックスによる
液体ゴムに1cm程浸漬し、続いて80°C〜90°C
の熱風により2〜3分位乾燥させることにより、開放端
がカールした手袋6を製造することができた。
【0017】
【実施例2】実施例1によって得られた手袋のカールし
た部分を5mm位切取り、図1および図2に切取位置を
二点鎖線で示すようなカールを持たない手袋6とし、も
う一度天然ラテックスに1cm〜2cm程浸漬し、実施
例1と同様に熱風乾燥した。この実施例2によれば、図
1および図2に示すように裾部7にカール部分を持た
ず、かつ裾部7が解け止めされた手袋6を製造すること
ができる。
【0018】
【実施例3】ステンレス鋼針金1を直径0.02mm、
0.03mm、0.04mm、0.05mm、0.06
mm、0.07mmおよび0.08mmとして、強力繊
維5を製作し、その強力繊維により手袋を編み上げた。
比較例とする直径0.02mm及び0.03mmのステ
ンレス鋼針金は細いので切れ易くまた肉眼で容易に見え
ないので強力繊維5を製作することが困難であり、また
手袋は鋭利な刃物により切れる場合があり手の保護を行
うことができない。比較例である直径0.05mm、
0.06mm、0.07mmおよび0.08mmのステ
ンレス鋼針金1を用いる強力繊維5で編み上げた手袋
は、いずれも厚過ぎて長時間の作業では急速に握力が低
下することが認められた。本発明の実施例である直径
0.04mmのステンレス鋼針金を使用する強力繊維に
より編み上げた手袋は握力の低下が認められなかった。
【0019】
【実施例4】直径0.04mmの極細素線ステンレス鋼
針金に、約531.6デニールの太さを持つケブラー繊
維紡績糸2.0双糸(商品名)を沿わせて芯として、そ
の芯に200デニールのケブラーヒラメント(商品名)
を右巻きに巻回し、さらに80〜120デニールの太さ
の合成繊維糸を左回きに巻回被覆して強力繊維を製作し
た。この強力繊維を手袋編機に供給して作業用手袋を編
み上げ、食肉加工作業に使用し、その作業後に手袋に付
着した脂肪を落とすための水洗洗浄と殺菌のための熱湯
洗浄とを行った。水洗洗浄および熱湯洗浄に際して、合
成繊維糸が脂肪をはじくので脂肪が円滑にかつ容易に落
ちた。また、作業用手袋の使用および洗浄を10回繰返
したのちにおいても伸び縮みがなく良好であった。比較
例として製作した綿紡績糸の作業用手袋では、脂肪が繊
維にしみ込むので最初の水洗洗浄および熱湯洗浄から脂
肪の落ちが悪く、洗うとフェルト状になり脂肪が一層に
落ち難くなった。また、本実施例の作業用手袋では鋭利
な刃物を激しく当てても切断が起こらなかった。そし
て、被検者の間で本実施例の手袋は作業がし易い、けが
が少なくなった、脂肪が何回も洗えば取れるなどと評判
が良好であった。比較例にした綿紡績糸の手袋では鋭利
な刃物で容易に切断された。
【0020】
【実施例5】上記実施例4に使用しまた図3に示す強力
繊維5を手袋編機に供給して図4に示す如き作業用手袋
を編み上げた。手袋導入部10は前記強力繊維5により
縦方向に編み上げると共に横糸にゴム糸を使用してゴム
編みにする。手首開放部11に使用する糸は、図5に示
すように、ステンレス鋼針金を使用せず、531.6デ
ニールのケブラー2.0双糸紡績糸2と200デニール
のケブラーヒラメント3を芯にして、50〜200デニ
ール好ましくは80デニールの各種合成繊維糸4例えば
色ナイロン糸を1〜4本を左巻きおよび右巻きにカバー
リングする。この組合せ糸20を撚着装置を取付た手袋
編機に供給して、手首開放部11だけを強化繊維5と切
り替えて使用する。この組合せ糸20を使用することに
より手首開放部11の裾部7が外側へカールすることを
防ぎ、オーバーロックミシンで仕上部分12に綺麗にか
つ容易に仕上がる。本実施例5では手首開放部11を手
首導入部10より横糸のゴム糸間隔を密にしてゴム編み
にしてあり、仕上部分12に生ゴム環を編込んでいる。
【0021】
【実施例6】上記実施例4で使用した図3に示す強力繊
維5を2本から3本を束にして撚着装置を取り付けた編
み機に供給して、図6および図7に示すように手首から
肘を覆う長さと太さの筒状部分16を有する作業用腕カ
バー15を編み上げた。前記筒状部分16両端の抜止め
部分13に使用する組合せ糸20は、図5に示すように
ステンレス鋼針金を使用せず、約531.6デニールの
ケブラー2.0双糸紡績糸2と200デニールの各種合
成繊維糸4例えば色ナイロ糸ンを1〜4本を左巻きおよ
び右巻きにカバーリングする。この組合せ糸20を2本
から3本を撚着装置を取付た編機にて、抜止め部分13
だけ強力繊維5と切り替えて使用する。横糸にゴムを使
用することより抜止め部分13はゴム編みにする。ま
た、この組合せ糸20を使用することにより、腕カバー
15の裾部7が外側へカールしないため、オーバーロッ
クミシンで仕上部分12に仕上げることが容易である。
本実施例6では仕上部分12には生ゴム輪を通してあ
る。更に、本実施例6は抜止め部分13を所定寸法より
2cmほど長目に編上げ裏側へ曲げミシンでかがり袋状
にし、袋状になった所へゴム紐14を通し補強する。本
実施例の腕カバーは、洗濯により袋状の抜止め部分13
のゴム編みのゴムが弾力を無くしても、ゴム紐14が弾
力を有するので長期間に渡って使用することができ、ま
たゴム紐14の弾力が無くなったらそのゴム紐14を取
り替えることにより、腕カバー自体が破損しないかぎり
いつまでも使用することができる。
【0022】
【実施例7】図4に示す実施例5の作業用手袋におい
て、図4における手首開放部11の代わりに図7に示す
抜止め部分13にゴム紐14を通すようにすることがで
きる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明の作業用手袋
は、一端に指部を有し他端が裾部となるように少なくと
も1本の強力繊維により編まれており、前記裾部には、
手袋に手を容易に挿入できるようにかつ編み上げられた
強力繊維が解けないように、弾力性ある解け止め部分を
有しており、前記強力繊維は、直径0.04mmの1本
のステンレス鋼針金と、該針金に沿わせた約133デニ
ールから531.6デニールの1本のアラミド繊維紡績
糸とを芯にしており、かつ該芯に約200デニールのア
ラミド繊維糸を第一の方向に巻回した第1の被覆と、該
第1の被覆の上に逆方向に巻回したところの、約80〜
120デニールの合成繊維糸による第2の被覆を有する
から、刃物が激しく擦過しても手が切れることがなく、
また柔らかさに富み長時間の作業でも握力が低下するこ
となく正確に刃物を握って作業がしやすく、さらには裾
部に設けられた弾力性を有する解け止め部分により糸が
解けにくくかつ手から抜けにくく、合成繊維糸の被覆が
あるため手袋に付く脂肪が何回も洗浄することができる
などの優れた効果がある。また、本発明の作業用腕カバ
ーは前記強力繊維または前記強力繊維に約531.6デ
ニールのアラミド繊維紡績糸を1本沿わせた組合せ強力
繊維を2本から3本を使用して編まれており、かつ手首
から肘を覆う長さと太さの筒状部分を有すると共に、そ
の筒状部分の両端に弾力性ある解止め部分を有するか
ら、腕を受傷から保護するために適切な強さと長時間の
作業に適した柔らかさを持ち、かつ何回もの洗浄を行う
ことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業用手袋の実施例を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の作業用手袋の実施例を示す断面図であ
る。
【図3】強力繊維の好ましい構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の作業用手袋の他の実施例を示す正面図
である。
【図5】図4に示す作業用手袋の手首開放部を編むため
の組合せ糸を示す斜視図である。
【図6】本発明の作業用腕カバーの実施例を示す正面図
である。
【図7】本発明の作業用腕カバーの実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1...ステンレス鋼針金、 2...アラミド繊維紡績糸、
3...アラミド繊維糸、 4...合成繊維糸、 5...
強力繊維、 6...作業用手袋、 7...裾部、8...ゴ
ム層、 9...指部、 10...手首導入部、 11...
手首開放部、 12...仕上部分、 13...抜止め部
分、 14...ゴム紐、 15...作業用腕カバー、 1
6...筒状部分、 20...組合せ糸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に指部を有し他端が裾部となるよう
    に少なくとも1本の強力繊維により編まれており、 前記裾部には、手袋に手を容易に挿入できるようにかつ
    編み上げられた強力繊維が解けないように、弾力性ある
    解け止め部分を有しており、 前記強力繊維は、直径約0.04mmの1本のステンレ
    ス鋼針金と、該針金に沿わせた約133デニールから5
    31.6デニールの1本のアラミド繊維紡績糸とを芯に
    しており、かつ該芯に約200デニールのアラミド繊維
    糸を第一の方向に巻回した第1の被覆と、該第1の被覆
    の上に逆方向に巻回したところの、約80〜120デニ
    ールの合成繊維糸による第2の被覆とを有することを特
    徴とする作業用手袋。
  2. 【請求項2】 前記強力繊維を1本と該強力繊維に沿わ
    せた約531.6デニールのアラミド繊維紡績糸を1本
    との組合せ強力繊維で編まれたことを特徴とする請求項
    1に記載の作業用手袋。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2に記載の強力
    繊維を2本から3本を束にして編まれており、かつ手首
    から腕を覆う長さと太さの筒状部分を有すると共に、そ
    の筒状部分の両端に弾力性ある解け止め部分を有するこ
    とを特徴とする作業用腕カバー。
JP17609392A 1992-06-09 1992-06-09 作業用手袋及び腕カバー Pending JPH07126903A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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