JP2007231465A - 叩き作業用手保護具 - Google Patents
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Abstract
【課題】手を衝撃から適切に保護できる、作業性や脱着が容易である、手の大きさや左手・右手に拘わりなく使用できる、低コストに製造できる、などの諸要求を満足できる叩き作業用手保護具を提供する。
【解決手段】可曲性を有するリング状ベルト体からなり、このリング状ベルト体は、弾性変形により厚み方向で伸縮可能な緩衝用ベルト部Aと、親指通し穴を有する指装着用ベルト部Bと、前記緩衝用ベルト部Aの両端と前記指装着用ベルト部Bの両端をそれぞれ連結する伸縮自在な連結用ベルト部C1,C2を備える。
【選択図】図1
【解決手段】可曲性を有するリング状ベルト体からなり、このリング状ベルト体は、弾性変形により厚み方向で伸縮可能な緩衝用ベルト部Aと、親指通し穴を有する指装着用ベルト部Bと、前記緩衝用ベルト部Aの両端と前記指装着用ベルト部Bの両端をそれぞれ連結する伸縮自在な連結用ベルト部C1,C2を備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、例えば、自動車組み立て工程のドアモールやウインドウガラスのはめ込み作業等において、作業者が手を保護するために装着する叩き作業用手保護具に関する。
自動車組み立て工程におけるドアモールやウインドウガラスのはめ込み作業では、作業者が工具類を使わず素手で部品を叩きながらはめ込みを行う、いわゆる“叩き作業”が行われる。
この叩き作業では衝撃から手を保護する必要があり、このため手に装着する保護具が用いられる。従来、この保護具としては、簡易な手袋仕様の布製本体の内側に保護パッドを取り付けたものが用いられている。
この叩き作業では衝撃から手を保護する必要があり、このため手に装着する保護具が用いられる。従来、この保護具としては、簡易な手袋仕様の布製本体の内側に保護パッドを取り付けたものが用いられている。
この種の保護具には、(1)手を衝撃から適切に保護できること、(2)作業性が良好であること、(3)脱着が容易であること、(4)手の大きさや左手・右手に拘わりなく使用できること、(5)経済的であること、などが求められる。しかし、上記した従来の保護具は手袋仕様であるため、(i)作業者の手の大きさに合わせた各種サイズが必要であり、また左手用・右手用も別である、(ii)脱着が面倒である、(iii)手袋が汚れると使用できなくなる、などの問題があり、経済性、利便性が乏しい欠点がある。
したがって本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、手を衝撃から適切に保護できるとともに、作業性や脱着が容易であり、また、手の大きさや左手・右手に拘わりなく使用でき、しかも低コストに製造することができる叩き作業用手保護具を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の要旨は、以下のとおりである。
[1]可曲性を有するリング状ベルト体であり、該リング状ベルト体は、弾性変形により厚み方向で伸縮可能な緩衝用ベルト部(A)と、親指通し穴を有する指装着用ベルト部(B)と、前記緩衝用ベルト部(A)の両端と前記指装着用ベルト部(B)の両端をそれぞれ連結する伸縮自在な連結用ベルト部(C1),(C2)を備えることを特徴とする叩き作業用手保護具。
[1]可曲性を有するリング状ベルト体であり、該リング状ベルト体は、弾性変形により厚み方向で伸縮可能な緩衝用ベルト部(A)と、親指通し穴を有する指装着用ベルト部(B)と、前記緩衝用ベルト部(A)の両端と前記指装着用ベルト部(B)の両端をそれぞれ連結する伸縮自在な連結用ベルト部(C1),(C2)を備えることを特徴とする叩き作業用手保護具。
[2]上記[1]の叩き作業用手保護具において、リング状ベルト体は、皮革、布、合成樹脂、ゴム、これら素材の2種以上の複合材の中から選ばれる1種以上からなることを特徴とする叩き作業用手保護具。
[3]上記[1]又は[2]の叩き作業用手保護具において、緩衝用ベルト部(A)は、弾性変形により厚み方向で伸縮可能な樹脂板(a1)と、該樹脂板(a1)を包み込む皮革又は/及び布製の被覆体(a2)とからなることを特徴とする叩き作業用手保護具。
[3]上記[1]又は[2]の叩き作業用手保護具において、緩衝用ベルト部(A)は、弾性変形により厚み方向で伸縮可能な樹脂板(a1)と、該樹脂板(a1)を包み込む皮革又は/及び布製の被覆体(a2)とからなることを特徴とする叩き作業用手保護具。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかの叩き作業用手保護具において、指装着用ベルト部(B)は、皮革又は/及び布からなることを特徴とする叩き作業用手保護具。
[5]上記[1]〜[4]のいずれかの叩き作業用手保護具において、連結用ベルト部(C1),(C2)は、織ゴムからなることを特徴とする叩き作業用手保護具。
[5]上記[1]〜[4]のいずれかの叩き作業用手保護具において、連結用ベルト部(C1),(C2)は、織ゴムからなることを特徴とする叩き作業用手保護具。
本発明の叩き作業用手保護具によれば、手を衝撃から適切に保護できるとともに、作業性や脱着が容易であり、また、手の大きさや左手・右手に拘わりなく使用でき、しかも低コストに製造することができる。
図1〜図5は本発明の叩き作業用手保護具の一実施形態を示すもので、図1は斜視図、図2は平面図、図3は背面図、図4は右手に装着した状態の説明図、図5は左手に装着した状態の説明図である。
本発明の叩き作業用手保護具は、可曲性を有するリング状ベルト体1からなり、このリング状ベルト体1は、緩衝用ベルト部Aと、指装着用ベルト部Bと、これら緩衝用ベルト部Aの両端と前記指装着用ベルト部Bの両端をそれぞれ連結する連結用ベルト部C1,C2を備えており、これら4つのベルト部A,C1,B,C2が順に連結されることでリング状に構成されている。
本発明の叩き作業用手保護具は、可曲性を有するリング状ベルト体1からなり、このリング状ベルト体1は、緩衝用ベルト部Aと、指装着用ベルト部Bと、これら緩衝用ベルト部Aの両端と前記指装着用ベルト部Bの両端をそれぞれ連結する連結用ベルト部C1,C2を備えており、これら4つのベルト部A,C1,B,C2が順に連結されることでリング状に構成されている。
前記リング状ベルト体1は、通常、皮革、布、合成樹脂、ゴム、これら素材の2種以上の複合材の中から選ばれる1種以上から構成されることで可曲性を有する。また、このリング状ベルト体1の幅wは、通常、手のひらの幅にほぼ相当する程度とする。
前記緩衝用ベルト部Aは、叩き作業の対象となる部材を直接叩く部位であり、このため弾性変形により厚み方向で伸縮可能とすることで緩衝機能をもたせている。本実施形態の緩衝用ベルト部Aは、弾性変形により厚み方向で伸縮可能な樹脂板a1と、この樹脂板a1を包み込む皮革又は/及び布製の被覆体a2とから構成されている。
前記緩衝用ベルト部Aは、叩き作業の対象となる部材を直接叩く部位であり、このため弾性変形により厚み方向で伸縮可能とすることで緩衝機能をもたせている。本実施形態の緩衝用ベルト部Aは、弾性変形により厚み方向で伸縮可能な樹脂板a1と、この樹脂板a1を包み込む皮革又は/及び布製の被覆体a2とから構成されている。
前記樹脂板a1は、弾性変形により厚み方向で伸縮可能であれば樹脂種を問わないが、適度な変形性と硬さを有するという面で特に硬質ウレタンが好ましい。また、厚さは2〜10mm、望ましくは3〜5mm程度が好ましい。
前記皮革又は/及び布製の被覆体a2の素材も特別な制限はなく、天然皮革、合成皮革、織布、不織布などを適用できるが、耐久性の面では合成皮革を用いるのが好ましい。
前記皮革又は/及び布製の被覆体a2の素材も特別な制限はなく、天然皮革、合成皮革、織布、不織布などを適用できるが、耐久性の面では合成皮革を用いるのが好ましい。
前記指装着用ベルト部Bは、親指通し穴2を有している。この親指通し穴2の形状や大きさは特に限定しないが、親指の付け根全体を挿通させる程度の大きさが好ましい。本実施形態の親指通し穴2は、指装着用ベルト部Bの幅方向に沿った長穴状に形成されている。
この指装着用ベルト部Bの素材も特別な制限はなく、天然皮革、合成皮革、織布、不織布などを適用できるが、耐久性と装着性の面から特に天然皮革(牛本革など)が好ましい。
この指装着用ベルト部Bの素材も特別な制限はなく、天然皮革、合成皮革、織布、不織布などを適用できるが、耐久性と装着性の面から特に天然皮革(牛本革など)が好ましい。
前記連結用ベルト部C1,C2は伸縮自在であり、この連結用ベルト部C1,C2を伸長させてリング状ベルト体1を拡げることにより、手に装着することができる。この連結用ベルト部C1,C2は伸縮自在であれば素材に特別な制限はないが、本実施形態では織ゴムで構成されている。連結用ベルト部C1,C2を織ゴムのように十分な伸縮性を有するもので構成することにより、種々のサイズの手に適用することができる。
前記連結用ベルト部C1と連結用ベルト部C2は略同じ長さ(周長)を有しており、これによりリング状ベルト体1は、親指通し穴2を中心として略左右対称に構成されている。このようにリング状ベルト体1が、親指通し穴2を中心として略左右対称に構成されることにより、装着した状態で緩衝用ベルト部Aを手のひらと手の甲を跨ぐように位置させることができるとともに、左手・右手兼用として用いる際の機能性をより高めることができる。
また、本実施形態では、リング状ベルト体1を裏返しても使用できるよう、緩衝用ベルト部Aと指装着用ベルト部Bについても表裏が同じように構成されている。
また、本実施形態では、リング状ベルト体1を裏返しても使用できるよう、緩衝用ベルト部Aと指装着用ベルト部Bについても表裏が同じように構成されている。
本発明の手保護具は、図4及び図5に示すように、連結用ベルト部C1,C2を伸長させてリング状ベルト体1を拡げた状態で手に外装するとともに、指装着用ベルト部Bの親指通し穴2に親指を差し込むことで手に装着する。この状態で、緩衝用ベルト部Aは手のひらと手の甲を跨ぐように位置する。また、必要に応じて、手保護具の上から軍手などの手袋を装着してもよい。
例えば、自動車組み立て工程におけるドアモールやウインドウガラスのはめ込み作業では、作業者が手保護具の緩衝用ベルト部Aで部品を叩きながらはめ込みを行う。
例えば、自動車組み立て工程におけるドアモールやウインドウガラスのはめ込み作業では、作業者が手保護具の緩衝用ベルト部Aで部品を叩きながらはめ込みを行う。
以上述べた本発明の手保護具は次のような利点がある。
(1)緩衝用ベルト部Aが衝撃吸収性を有するため、手を衝撃から適切に保護することができる。
(2)シンプルな構成であるため作業性や脱着が容易であり、また、手袋の内側にも装着できる利便性がある。
(3)手の大きさや左手・右手に拘わりなく使用できる。
(4)簡易な構造であるため低コストに製造することができる。
(1)緩衝用ベルト部Aが衝撃吸収性を有するため、手を衝撃から適切に保護することができる。
(2)シンプルな構成であるため作業性や脱着が容易であり、また、手袋の内側にも装着できる利便性がある。
(3)手の大きさや左手・右手に拘わりなく使用できる。
(4)簡易な構造であるため低コストに製造することができる。
1 リング状ベルト体
2 親指通し穴
A 緩衝用ベルト部
B 指装着用ベルト部
C1,C2 連結用ベルト部
a1 樹脂板
a2 被覆体
2 親指通し穴
A 緩衝用ベルト部
B 指装着用ベルト部
C1,C2 連結用ベルト部
a1 樹脂板
a2 被覆体
Claims (5)
- 可曲性を有するリング状ベルト体であり、該リング状ベルト体は、弾性変形により厚み方向で伸縮可能な緩衝用ベルト部(A)と、親指通し穴を有する指装着用ベルト部(B)と、前記緩衝用ベルト部(A)の両端と前記指装着用ベルト部(B)の両端をそれぞれ連結する伸縮自在な連結用ベルト部(C1),(C2)を備えることを特徴とする叩き作業用手保護具。
- リング状ベルト体は、皮革、布、合成樹脂、ゴム、これら素材の2種以上の複合材の中から選ばれる1種以上からなることを特徴とする請求項1に記載の叩き作業用手保護具。
- 緩衝用ベルト部(A)は、弾性変形により厚み方向で伸縮可能な樹脂板(a1)と、該樹脂板(a1)を包み込む皮革又は/及び布製の被覆体(a2)とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の叩き作業用手保護具。
- 指装着用ベルト部(B)は、皮革又は/及び布からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の叩き作業用手保護具。
- 連結用ベルト部(C1),(C2)は、織ゴムからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の叩き作業用手保護具。
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JP2009124652A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Doshisha | 携帯機器用装着具および携帯機器 |
JP2009147992A (ja) * | 2009-03-31 | 2009-07-02 | Doshisha | 携帯機器用装着具および携帯機器 |
JP2015092033A (ja) * | 2013-07-10 | 2015-05-14 | 上原 京正 | ホルダー兼保護用のハンド装着具 |
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2006
- 2006-03-02 JP JP2006055699A patent/JP2007231465A/ja active Pending
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