JP2005325372A - 真空浸炭炉及び浸炭用ガス排気方法 - Google Patents

真空浸炭炉及び浸炭用ガス排気方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005325372A
JP2005325372A JP2004141807A JP2004141807A JP2005325372A JP 2005325372 A JP2005325372 A JP 2005325372A JP 2004141807 A JP2004141807 A JP 2004141807A JP 2004141807 A JP2004141807 A JP 2004141807A JP 2005325372 A JP2005325372 A JP 2005325372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating chamber
gas
carburizing
vacuum
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004141807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4547664B2 (ja
Inventor
Jinichiro Takahashi
仁一郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2004141807A priority Critical patent/JP4547664B2/ja
Publication of JP2005325372A publication Critical patent/JP2005325372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4547664B2 publication Critical patent/JP4547664B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

【課題】 浸炭用ガスの使用量を削減できると同時に、浸炭用ガスの流れを変化させて被処理材の浸炭をより均一にできる真空浸炭炉および真空浸炭炉を提供する。
【解決手段】 真空浸炭する被処理材1を内部に収容する中空の加熱室4と、加熱室4に位置し被処理材1を加熱するヒータ8と、加熱室内に浸炭用ガスを導入する浸炭用ガス導入管13aと、加熱室4内のガスを吸引排気するための真空ポンプ17と、真空ポンプ17と加熱室4内とを連通する複数のガス排気管16a、16bと、ガス排気管16a、16bを交互に開くための開閉弁18a,18b及び制御部19と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、真空浸炭炉に関し、特に、鉄鋼材料の真空浸炭処理時に浸炭ガスを排気する方法及びそのための真空浸炭炉に関する。
真空浸炭処理では、真空ポンプにより減圧された加熱室に鉄鋼材料を設置して、ヒータにより加熱昇温する。鉄鋼材料の各部分が所定の浸炭温度に到達するまで保持する。均一な温度になったら加熱室に浸炭ガスをガス導入ノズルにより導入しながら、真空ポンプで加熱室から浸炭ガスを吸引排気して、鉄鋼材料を浸炭する。この時、鉄鋼材料を十分に浸炭させるのに多量の浸炭用ガスが使用される。
浸炭用ガスには、炭化水素系のガスを使用するが、一般に単価が高い。従って、浸炭用ガスの使用量を削減する方法が望まれる。
このため、特許文献1では、使用する浸炭用ガスを削減するために、断熱材により区画される加熱室内にのみ浸炭用ガスを導入して、加熱室の外部に水素及び窒素を含む浸炭用ガス以外のガスを導入する方法を開示している。
特開2004−43948 特開2003−183807
しかし、従来では、一般的に浸炭ガスの排気は、1つの排気口を用いて行われている(例えば、特許文献1)。1つの排気口による真空排気のために炉内での浸炭ガスの流れ方向が固定される。このため加熱室内で浸炭ガスの濃淡、即ち濃度差が発生し、鉄鋼材料等の被処理材の浸炭品質にバラツキが生じる。
これに対応するために、特許文献2では、加熱室である浸炭処理室に多数のガス供給口を設け、加熱室内に延出している排気管に複数の吸引口を形成している。さらに、被処理材をガス供給口と吸引口との間に配置しているので、被処理材に対して均等かつ十分に浸炭用ガスを作用させるようにしている。
しかし、特許文献2の方法では、浸炭用ガスの流れる向きは一定なので、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材の位置は変わらず、浸炭用ガスの流れにさらされる位置とさらされない位置との間で浸炭が不均一になる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、浸炭用ガスの流れを変化させることにより、浸炭用ガスの使用量を削減できると同時に、被処理材の浸炭をより均一にできる真空浸炭炉および真空浸炭炉における浸炭用ガス排気方法を提供することである。
本発明によると、真空浸炭する被処理材を内部に収容する中空の加熱室と、該加熱室に位置し被処理材を加熱するヒータと、加熱室内に浸炭用ガスを導入する浸炭用ガス導入管と、加熱室内のガスを吸引排気するための真空ポンプと、該真空ポンプと加熱室内とを連通する複数のガス排気管と、該ガス排気管を交互に開く排気管選択手段と、を備えたことを特徴とする真空浸炭炉が提供される。
この構成により、開く排気管が排気管選択手段により交互に切り換わるので、加熱室内の浸炭用ガスは切り換わった排気管へ吸引されるように、ガスの流れの向きが変わる。よって、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材の位置が変わるので、被処理材をより均一に浸炭することができる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記真空浸炭炉は、前記ガス導入管は複数設けられており、ガス導入管を交互に開くガス導入管選択手段を備える。
この構成により、ガス導入管は複数設けられ、ガス導入管選択手段により開くガス導入管が切り換わり浸炭用ガスを導入する位置が切り換わるので、浸炭用ガスの流れがより変化して、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材の位置が変わる。従って、被処理材をより均一に浸炭することができる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記ガス導入管は、それぞれ加熱室内に開口するガス導入口を有し、前記ガス導入管は、該ガス導入口が加熱室内の被処理材を挟んで互いに対向するように、配置される。
この構成により、ガス導入口が加熱室内の被処理材を挟んで互いに対向するので、開くガス導入管が切り換わることで、浸炭用ガスは、被処理材の両側から交互に導入されることになるので、被処理材の浸炭をより均一にできる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記排気管は、それぞれ加熱室内に開口する排気口を有し、前記排気管は、該排気口が加熱室内の被処理材を挟んで互いに対向するように、配置される。
この構成により、排気口が加熱室内の被処理材を挟んで互いに対向するので、開く排気管が切り換わることで、浸炭用ガスは、被処理材の両側から交互に吸引されることになるので、被処理材の浸炭をより均一にできる。
また、本発明によると、真空浸炭する被処理材を内部に収容する中空の加熱室と、該加熱室に置かれる気密性容器と、前記加熱室の該気密性容器の外部に位置し被処理材を加熱するヒータと、気密性容器内に浸炭用ガスを導入する浸炭用ガス導入管と、気密性容器内のガスを吸引排気するための真空ポンプと、該真空ポンプと気密性容器内とを連通する複数のガス排気管と、該ガス排気管を交互に開く排気管選択手段と、を備えたことを特徴とする真空浸炭炉が提供される。
この構成により、上述のように開く排気管が排気管選択手段により交互に切り換わり、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材の位置が変わるので、被処理材をより均一に浸炭することができる。さらに、浸炭用ガスが、気密性容器内に導入され気密性容器内から直接排気されるので、浸炭用ガスが気密性容器の外部へ漏出するのを防止でき、例えば浸炭用ガスによるヒータの電極部の絶縁抵抗劣化を防ぐことができる。
また、本発明によると、真空浸炭する被処理材を内部に収容する中空の加熱室と、該加熱室に位置し被処理材を加熱するヒータと、加熱室内に浸炭用ガスを導入する浸炭用ガス導入管と、加熱室内のガスを吸引排気するための真空ポンプと、該真空ポンプと加熱室内とを連通するガス排気管と、加熱室の内部に収容された被処理材を回転させる被処理材回転手段と、を備えたことを特徴とする真空浸炭炉が提供される。
この構成により、加熱室内で被処理材を浸炭している最中に、被処理材回転手段により被処理材の向きが変わるので、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材の位置が変わり、被処理材をより均一に浸炭できる。
また、本発明によると、真空浸炭炉の加熱室に導入される浸炭用ガスの排気方法であって、減圧下の加熱室に置かれた被処理材を浸炭するために、加熱室に浸炭用ガスを導入し、加熱室に導入されている浸炭用ガスを吸引排気する加熱室内の位置を切り換えることを特徴とする浸炭用ガスの排気方法が提供される。
これにより、加熱室内の浸炭用ガスを吸引排気する位置が切り換わるので、浸炭用ガスの流れが変わり、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材の位置が変わり、被処理材をより均一に浸炭できる
被処理材を浸炭している最中に、加熱室内の浸炭用ガスを吸引排気する位置が切り換わるので、浸炭用ガスの流れ方向が変わる。これにより、ガスを吸引排気する位置が固定されている場合とは異なり、加熱室内の浸炭用ガスの時間平均した密度がより均一になり、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材の位置が変わるので、被処理材をより均一に浸炭することができる。
さらに、従来では、被処理材の浸炭のばらつきを減らすため、浸炭用ガスを過剰に投入していたが、本発明では上述のようにガスを吸引排気する位置を切り換えることで、浸炭用ガスの使用量が必要最小限になり、浸炭用ガスの消費量を削減できる。
また、浸炭用ガスを過剰に投入することは、被処理材の過剰浸炭を招くため、浸炭用ガスの使用量低減により、過剰浸炭を抑制できるという効果も得られる。
以下において、本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照して説明する。なお、重複する説明は省略し、各図において共通又は対応する部分には同一の符号を付する。
図1は本発明の第1実施形態による真空浸炭炉10を示している。図1の真空浸炭炉10は、炉体2と、内部が中空で開閉扉(図示せず)を有する加熱室4を区画する断熱材6と、加熱室4に設けられるヒータ8とを備える。ヒータ8は、電気ヒータ、ラジアントチューブヒータなどの本実施形態に適切などのようなヒータであってもよい。第1実施形態において、加熱室4内に開口するガス導入口を先端に有するガス導入ノズル12が設けられる。浸炭用ガスは、浸炭用ガス供給源から供給され、図示しない浸炭用ガス導入管を通ってガス導入ノズル12のガス導入口から加熱室4内に導入される。
第1実施形態によると、加熱室4内の上部に開口する排気口を有する排気管16aと、加熱室4の下部に開口する排気口を有する排気管16bが設けられる。図1の例では、排気管16aの排気口と排気管16bの排気口は、鉄鋼材料等の被処理材を挟むようにお互いに対向してそれぞれ加熱室4内の上部と下部に位置している。これら2つの排気管16a、16bの各々は、加熱室4の内部と真空ポンプ17とを連通させる。これにより、真空ポンプ17は、2つの排気管16a、16bの各々に形成された加熱室4内の上下の排気口から加熱室4内のガスを吸引排気して、加熱室4を減圧する。
図1に示されるように、排気管16aには開閉弁18aが設けられ、排気管16bには開閉弁18bが設けられる。さらに、これらの開閉弁18a、18bに制御信号を送って開閉弁18a、18bの開閉を制御する制御部19が設けられる。
真空ポンプ17により減圧されている加熱室4内にガス導入ノズル12のガス導入口から浸炭用ガスが導入されて、被処理材1を浸炭している最中に、制御部19は、開閉弁18a,18bに制御信号を送って、2つの開閉弁18a,18bを交互に開閉して、排気管16a、16bを交互に開閉する。排気管又は浸炭用ガス導入管を開閉するとは、排気管又は浸炭用ガス導入管中をガスが通過可能な状態と通過不可能な状態にすることをいう。例えば、図2に示されるように、最初に、第1の開閉弁18aのみを開けておき、第2の開閉弁18bを閉じておく。そして、所定時間が経過したら、第1の開閉弁18aを閉じて第2の開閉弁18bを開ける。このように、交互に開閉弁18a、18bの開閉の切り換えを行う。即ち、加熱室4内を吸引排気する排気口を上部の排気管16aの排気口と下部の排気管16bの排気口との間で交互に切り換える。これらの開閉弁18a、18bと制御部19は、排気管選択手段を構成する。なお、排気管を切り換えることができる他の適切なものを排気管選択手段として用いてもよい。
これにより、使用される排気口が交互に切り換わるので、例えば、最初に上部の排気管16aの排気口からのみ吸引排気されることで、加熱室4内の浸炭用ガスが上部排気口に向かって流れ、次に、使用される排気口が下部の排気管16bの排気口に切り換わることで、加熱室4内の浸炭用ガスが下部排気口16に向かって流れることになる。このように使用される排気管、即ち、排気口を交互に切り換えることで、浸炭用ガスの流れ方向が変化して、加熱室4内のガス密度が時間平均するとより均一化され、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材1の位置が変わることで、より均一に被処理材1を浸炭することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図3は、第2実施形態による真空浸炭炉20を示している。以下、第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図3において、第1実施形態と同様に、加熱室4内にヒータ8が設けられ、加熱室4内に開口するガス導入口を有する複数のガス導入ノズル12が加熱室に設けられる。
第2実施形態によると、加熱室4内に開口している排気口を有する4つの排気管16a、16b、16c、16dが設けられる。図4の例では、上下の排気管16a、16bの排気口がお互いに対向するように加熱室4内の上部と下部に位置しており、左右の排気管16c、16dの排気口がお互いに対向するように加熱室4内の左右に位置している。また、これらの排気管16a、16b、16c、16dの各々は、加熱室4内と真空ポンプ17を連通させている。真空ポンプは、排気管16a、16b、16c、16dを通してこれらに形成された排気口から加熱室4内のガスを吸引排気する。
また、図3に示されるように、排気管16a、16b、16c、16dには、それぞれ開閉弁18a、18b、18c、18dが設けられている。さらに、これらの開閉弁18a、18b、18c、18dに制御信号を送って第1の開閉弁18a、第2の開閉弁18b、第3の開閉弁18c、第4の開閉弁18dの開閉を制御する制御部19が設けられる。
真空ポンプ17により減圧されている加熱室4内にガス導入口から浸炭用ガスを導入して被処理材1を浸炭している最中に、制御部19は、開閉弁18a、18b、18c、18dに制御信号を送って、4つの開閉弁18a、18b、18c、18dの開閉を制御する。例えば、図4に示されるように、初めに第1の開閉18aのみを開けておき、所定時間が経過したら第2の開閉弁18bのみを開け、次に所定時間後、第3の開閉弁18cのみを開け、また所定時間後に、第4の開閉弁18dのみを開ける。このように順に開ける開閉弁を切り換えていくことで、加熱室4内のガスを吸引排気するのに使用する排気管16a、16b、16c、16d、即ち、排気口が順に切り換わっていく。これらの開閉弁18a、18b、18c、18dと制御部19は、排気管選択手段を構成する。なお、排気管を切り換えることができる他の適切なものを排気管選択手段として用いてもよい。
これにより、使用される排気口が順に切り換わるので、浸炭用ガスの流れ方向が、切り換わった排気口に向かうように変化して、加熱室4内のガス密度がより均一化され、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材1の位置が変わることで、より均一に被処理材1を浸炭することができる。
図5は、本発明の第3実施形態による真空浸炭炉30を示している。図5の真空浸炭炉30は、図1に示された第1実施形態の真空浸炭炉10に気密性容器22を適用したものである。以下において、第3実施形態を第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図5の真空浸炭炉30には、被処理材1が収容される気密性容器22が設けられる。気密性容器22は、例えば開閉可能な遮断扉又は蓋を有する箱型のものでよく、遮断扉を閉じた状態で内部の気密性が保たれるようになっている。遮断扉の開閉により被処理材1を気密性容器22内に収容したり、気密性容器22内から取り出すことができるようになっている。気密性容器22は、グラファイトや金属性材料等の気密性を有する材料で作られる。また、グラファイトや金属性材料以外の気密性を有する他の適切な材料から作られてもよい。
また、ヒータ8は、加熱室4内の気密性容器22の外部に設けられ、気密性容器22内の被処理材1を浸炭する時に、気密性容器22内を加熱する。図5の真空浸炭炉30では、ガス導入ノズル12の先端に形成され気密性容器22内に開口するガス導入口から気密性容器22内に導入される。また、気密性容器22内に開口する排気口を有する排気管16a、16bが、設けられる。この構成により、真空ポンプ17により排気管16a、16bの排気口から気密性容器22内のガスが吸引排気され加熱室4内が減圧され、図示されない浸炭用ガス供給源から供給される浸炭用ガスが、ガス導入ノズル12のガス導入口から気密性容器22内に導入される。
これにより、気密性容器22内の被処理材1が浸炭されるが、この時、第1実施形態と同様に、制御部19は、開閉弁18a、18bを交互に開閉して、排気管16a、16bを交互に開閉する。これにより、加熱室4内の浸炭用ガスを吸引排気する排気口を交互に切り換えることができる。従って、使用される排気口が順に切り換わるので、浸炭用ガスの流れ方向が、切り換わった排気口に向かうように交互に変化して、加熱室4内の時間平均したガス密度がより均一化され、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材1の位置が変わることで、より均一に被処理材1を浸炭することができる。
さらに、第3実施形態によると、被処理材1を浸炭するために、気密性容器22内に被処理材1を収容して、減圧されている気密性容器22内にのみ浸炭用ガスを導入し、気密性容器22内から直接に浸炭用ガスを排気するので、浸炭用ガスが気密性容器22の外部へ漏出することを防止することができる。従って、漏出された浸炭用ガスによるヒータ8の電極部の絶縁抵抗劣化を防止することができる。
なお、第3実施形態では、気密性容器22を第1実施形態の真空浸炭炉20に適用したが、本発明はこれに限定されない。例えば、気密性容器22を第2実施形態や後述する第4実施形態や第5実施形態に適用してもよい。この場合には、ガス導入ノズル12のガス導入口は、浸炭用ガスを加熱室内の代わりに気密性容器22内に開口しており、排気管に形成された排気口は加熱室4内の代わりに気密性容器22内に開口している。浸炭用ガスはガス導入ノズル12により気密性容器22内にのみ導入され、真空ポンプ17は排気管の排気口から浸炭用ガスを気密性容器22内から直接吸引排気する。
図6は本発明の第4実施形態による真空浸炭炉40を示す図である。図6の例では、加熱室4内に開口しているガス導入口を有するガス導入ノズル12が複数設けられる。また、加熱室4内の上部に開口する排気口を有する排気管16aと、加熱室4内の下部に開口する排気口を有する排気管16bが設けられる。図示されない真空ポンプにより、排気管16a、16bを通して排気管16a、16bの排気口から加熱室4内のガスが吸引排気され、加熱室4の内部が減圧される。
また、加熱室4内に開口するガス導入口を有するガス導入ノズル12a、12b、12c、12dが、設けられる。また、図6に示されるように、ガス導入ノズル12a、12b、12c、12dのそれぞれを浸炭用ガス供給源14に通じさせる浸炭用ガス導入管15a、15b、15c、15dが設けられる。さらに、浸炭用ガス導入管15a、15b、15c、15dのそれぞれに第1の開閉弁23a、第2の開閉弁23b、第3の開閉弁23c、第4の開閉弁23dが設けられる。さらに、開閉弁23に制御信号を送ってこれらの開閉弁23の開閉を制御する制御部19が設けられる。開閉弁23a、23b、23c、23dと制御部19は、ガス導入管選択手段を構成する。なお、ガス導入管を切り換えることができる他の適切なものをガス導入管選択手段として用いてもよい。
第4実施形態によると、真空ポンプ17により減圧されている加熱室4内にガス導入口12から浸炭用ガスを導入して被処理材1を浸炭している最中に、制御部19の制御信号により、例えば、上述の図4に示されるように、開ける開閉弁23a、23b、23c、23dが順に切り換わっていく。これにより、浸炭用ガス導入管15a、15b、15c、15dが交互に開けられるので、加熱室内に浸炭用ガスを導入するガス導入ノズルが切り換わり、浸炭用ガスの導入位置が変わり、これにより浸炭用ガスの流れ方向が変化して、加熱室4内の時間平均のガス密度がより均一化され、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材1の位置が変わることで、より均一に被処理材1を浸炭することができる。
次に、図7を参照して本発明の第5実施形態による真空浸炭炉50について説明する。
図7の真空浸炭炉50において、加熱室4内の上部、下部、側面側のそれぞれに開口するガス導入口を有するガス導入ノズル12a、12b、12cが設けられる。また、加熱室4内の上部と下部のそれぞれに開口する排気口を有する排気管16a、16bが設けられる。
第5実施形態では、図7に示されるように、加熱室4内の上部に開口する排気口を有する排気管16aを開閉するための第1の開閉弁18aと、加熱室4内の下部に開口する排気口を有する排気管16bを開閉するための第2の開閉弁18bとが設けられる。排気管16a、16bの各々は、加熱室の内部と真空ポンプ17とを連通させる。これにより、真空ポンプ17は、排気管16a、16bを通して、加熱室4内のガスを吸引排気して加熱室を減圧させる。
図7の真空浸炭炉50では、浸炭用ガス供給源14から供給される浸炭用ガスは、浸炭用ガス導入管15aを通って加熱室4内の上部のガス導入口から加熱室4内に導入されるだけでなく、浸炭用ガス導入管15bを通って加熱室4内の下部のガス導入口からも加熱室4内に導入できる構成となっている。
また、浸炭用ガス導入管15aを開閉するための第3の開閉弁23aが、浸炭用ガス導入管15aに設けられ、浸炭用ガス導入管15bを開閉するための第4の開閉弁23bが、浸炭用ガス導入管15bに設けられる。
さらに、開閉弁18a、18b、23a、23bに制御信号を送ってこれら開閉弁18a、18b、23a、23bの開閉を制御する制御部19が設けられる。図9に示されるように、例えば最初に制御部19は、加熱室内の下部のガス導入口から加熱室4内に浸炭用ガスを導入するために、第1の開閉弁18aと第4の開閉弁23bを開け、第2の開閉弁18bと第3の開閉弁23aを閉じる。これにより、加熱室4の下部のガス導入口から導入された浸炭用ガスは、真空ポンプ17により加熱室4内の上部の排気口から排気されるので、浸炭用ガスは加熱室内で下方から上方に向かって流れる。開閉弁18a、18bと制御部19は、排気管選択手段を構成し、開閉弁23a、23bと制御部19はガス導入管選択手段を構成する。なお、排気管を切り換えることができる他の適切なものを排気管選択手段として用い、ガス導入管を切り換える他の適切なものをガス導入管選択手段として用いてもよい。
その後、図8に示されるように、所定時間が経過したら、制御部17は、第1の開閉弁18aと第4の開閉弁23bを閉じ、第2の開閉弁18bと第3の開閉弁23aを開ける。これにより、今度は、加熱室4の上部のガス導入口から導入された浸炭用ガスは、真空ポンプ17により加熱室4内の下部の排気口から排気されるので、加熱室4内で浸炭用ガスは、上方から下方に向かって流れる。即ち、制御部19が、開閉弁18a、18b、23a、23bの開閉を図8に示されるように制御することで、加熱室4内に導入される浸炭用ガスの流れの向きを交互に上向きと下向きに切り換える。これにより、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材1の位置が変わることで被処理材の浸炭をより均一に行うことができる。なお、加熱室4内の側面側に開口しているガス導入口からは、継続して浸炭用ガスが導入されてよい。
図9は、本発明の第6実施形態による真空浸炭炉60を示す。以下、主に第1実施形態と異なる点について説明する。第6実施形態によると、加熱室4内の一側方に開口する排気口を有する1又は複数の排気管16が設けられ、さらにこれらの排気管16の排気口に対向する側の加熱室内に開口するガス導入口を有するガス導入ノズル12と、加熱室4内の上部と下部とにそれぞれ開口するガス導入口を有するガス導入ノズル12とが設けられる。
また、排気管16を通じて加熱室4のガスを吸引排気して、加熱室4を減圧するための真空ポンプ17が設けられる。また、加熱室4内には、被処理材1が積置されるテーブル26が設けられており、テーブル26は回転シャフト27により支持されている。真空ポンプ17により排気口から加熱室内のガスが吸引排気されている状態で、ガス導入口ノズル12のガス導入口から浸炭用ガスが加熱室4内に導入されて被処理材1が浸炭されるが、この時、所定時間が経過したら所定角度だけ駆動モータ28により回転シャフト27を介してテーブル26を回転させる。これにより、被処理材1の向きが変化させる。即ち、所定時間ごとに、駆動モータ28によりテーブル26を所定角度だけ回転させることで、所定時間ごとにテーブル26上の被処理材1の向きを変化させる。駆動モータの回転は図示されない制御部により制御される。このように、通常の状態ではテーブルは静止しており、所定時間毎にテーブルの向きが駆動モータ28により変えられる。テーブル26と回転シャフト27と駆動モータ28と図示されない駆動モータの回転を制御する制御部は、被処理材回転手段を構成する。なお、被処理材を回転させる他の適切なものを被処理材回転手段として用いてもよい。上述では、テーブル26を間欠的に回転する場合を説明したが、テーブル26は連続的に回転させてもよい。
これにより、被処理材1に対する浸炭用ガスの流れ方向が所定時間ごとに変わる。図9の例では、加熱室4内の排気口に対向する位置にあるガス導入ノズル12のガス導入口から導入された浸炭用ガスは、被処理材を通過するようにその反対側の排気口に向かって流れる。これにより、排気口と対抗する位置にあるガス導入口に向いてる被処理材の位置は、効率よく浸炭用ガスの流れにさらされる。被処理材の他の位置又は部分については、駆動モータ28により回転させられた時に、この浸炭用ガスの流れに効率よくさらされる。所定時間ごとに、被処理材が回転させられ一回転することで、被処理材の側面部分は、浸炭用ガスを効率よく使用して浸炭させられる。
一方、加熱室4内の上部と下部のガス導入ノズル12のガス導入口からは、継続して適切な量の浸炭用ガスが加熱室4内に導入されてよい。このように、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材1の位置が変わることで、より均一に被処理材1を浸炭することができる。
図10は、第1実施形態から第6実施形態のいずれかの真空浸炭炉とこれに関連する冷却室32と焼き入れ油槽35を示している。なお、図10において簡単のため、ガス導入ノズル12、排気管16等を省略してある。冷却室32には開閉可能な前扉33と中間扉34が取り付けられている。被処理材1は、前扉33を通して冷却室32に搬送することができ、中間扉34を通して被処理材1を冷却室32から真空浸炭炉内の加熱室4に搬送することができる。また、エレベータ36を下降させることで被処理材1を油槽35の油中に浸して焼き入れ処理を行うことができる。なお、外部と、冷却室32と、真空浸炭炉内の加熱室4との間の被処理材1の搬送は図示されない搬送装置によって行われる。また、冷却室32を所定の圧力の真空状態にするための排気管(図示せず)とこの排気管を通して冷却室32と連通する真空ポンプ(図示せず)が設けられる。
次に、上記構成を持つ第1実施形態から第6実施形態による真空浸炭炉を用いた浸炭処理について説明する。まず、ヒータ8により加熱室4内を930℃から1100℃まで昇温する。真空ポンプ17により加熱室4を所定の圧力(一般的に、1Torr以下)にしておく。一方、この時、冷却室32には例えば図示されないガス供給管から窒素ガスが供給されて冷却室32の圧力は大気圧とされる。
次に、前扉33を開けて被処理材1を冷却室32に搬送し、前扉33を閉じる。その後、真空ポンプによって冷却室32の圧力を、図示されない真空ポンプにより例えば1Torr以下にし、冷却室32の圧力と加熱室4内の圧力を同じにする。
加熱室4内と冷却室32を同圧にした後、中間扉34を開けて被処理材1を加熱室4内に搬送し、中間扉34を閉じる。中間扉34を閉じたら加熱室22内が処理温度(930℃から1100℃)に復温するのを待つ。復温したら、加熱室4内にて被処理材1を所定時間(一般に、40分以上)保持して予熱を行う。この際、冷却室32の圧力を600Torr程度まで復圧しておく。
予熱が完了したら、ガス導入ノズル12のガス導入口から浸炭用ガスを加熱室22内に導入する。これにより、加熱室内の被処理材1は導入される浸炭用ガスにより浸炭される。
この時の加熱室内の浸炭用ガスの流れを上述した各実施形態ごとに説明する。
第1実施形態又は第2実施形態の真空浸炭炉10、20場合には、図1に示されるように、加熱室内を吸引排気するのに使用する排気口を切り換えるので、使用する排気口を切り換える度に、加熱室内の浸炭用ガスの流れの向きが変わる。これにより、浸炭用ガスの流れにされられる被処理材1の位置が変わることで、被処理材1の浸炭がより均一化される。
第3実施形態の真空浸炭炉30の場合には、上述とは異なり浸炭用ガスは加熱室内に導入される代わりに加熱室内の気密性容器22内にのみ導入され、気密性容器22内から直接排気される。従って、浸炭用ガスが気密性容器22の外部に漏出するのを防止することができ、気密性容器22の外部に設けられたヒータ8の電極部の絶縁抵抗劣化を防止することができる。さらに、排気するのに使用する排気口を切り換えるので、気密性容器22内の浸炭用ガスの流れの向きが、排気口を切り換える度に変わる。従って、被処理材1の浸炭おより均一に行うことができる。
第4実施形態の真空浸炭炉40の場合には、加熱室内を吸引排気する位置は固定されているが、所定時間が経過する度に、加熱室内に浸炭用ガスを導入する位置が切り換わるので、加熱室4内の浸炭用ガスの流れが変わる。これにより、浸炭用ガスの流れにされられる被処理材1の位置が変わることで、被処理材1の浸炭がより均一化される。
第5実施形態の真空浸炭炉50の場合には、使用するガス導入口と排気口を上述したように切り換えることで加熱室4内に導入される浸炭用ガスの流れの向きが上向きと下向きに交互に切り換わるので、浸炭用ガスにさらされる被処理材の位置が変わる。従って、被処理材をより均一に浸炭することができる。
第6実施気体の真空浸炭炉60の場合には、加熱室内のテーブル26上に置かれた被処理材1は、駆動モータ28により回転シャフト27を介して所定時間ごとに所定の角度ずつ回転されられる。これにより、所定時間が経過するごとに、被処理材1の向きが変わることになる。従って、被処理材1は、加熱室内の浸炭用ガスの流れに対して向きを変えることになるので、浸炭用ガスの流れにさらされる被処理材1の位置が所定時間毎に変わる。よって、被処理材1の浸炭がより均一に行われる。
このように所定時間、加熱室4内に浸炭用ガスを導入して被処理材1を浸炭した後、浸炭用ガスの供給を停止し、真空ポンプ17により加熱室4内を真空引してもとの真空度に戻し拡散処理を行う。拡散処理が終了したら、被処理材1を焼き入れ温度まで降温して、均熱する。この後、図示しない不活性ガス供給管により加熱室4内と炉体2内に窒素ガスの不活性ガスを導入して、例えば600Torrに復圧した後、加熱室4内部及び冷却室32を同圧にする。なお、第3実施形態の場合には、例えば真空ポンプ17の操作により気密性容器内の圧力を加熱室4内及び冷却室32内と同圧にしておく。
引き続いて、中間扉34を開いて加熱室4から被処理材1を冷却室32へ移動しエレベータ36の上へ搬送し、中間扉34を閉じてエレベータ28を下降させ油槽35の油中に被処理材1を浸して焼き入れ処理を行う。焼き入れ処理が終わったらエレベータ28を上昇させて油を切り前扉33を開けて被処理材1を冷却室32から搬出する。このようにして、1サイクルの真空浸炭処理が行われる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の第1実施形態による真空浸炭炉を示す図である。 図1の真空浸炭炉に設けられた開閉弁の切り換えを示す図である。 本発明の第2実施形態による真空浸炭炉を示す図である。 図3の真空浸炭炉に設けられた開閉弁の切り換えを示す図である。 本発明の第3実施形態による真空浸炭炉を示す図である。 本発明の第4実施形態による真空浸炭炉を示す図である。 本発明の第5実施形態による真空浸炭炉を示す図である。 図7の真空浸炭炉に設けられた開閉弁の切り換えを示す図である。 本発明の第6実施形態による真空浸炭炉を示す図である。 本発明の実施形態による真空浸炭炉と、これに関連する冷却室および油槽を示す図である。
符号の説明
1 被処理材1
2 炉体
4 加熱室
6 断熱材
8 ヒータ
10、20、30、40、50、60 真空浸炭炉
12 ガス導入ノズル
14 浸炭用ガス供給源
15a、15b、15c、15d 浸炭用ガス導入管
16a、16b、16c、16d 排気管
17 真空ポンプ
18a、18b、18c、18d 開閉弁
19 制御部
22 気密性容器
23a、23b、23c、23d 開閉弁
26 テーブル
27 回転シャフト
28 駆動モータ
32 冷却室
33 前扉
34 中間扉
35 油槽
36 エレベータ


Claims (7)

  1. 真空浸炭する被処理材を内部に収容する中空の加熱室と、該加熱室に位置し被処理材を加熱するヒータと、加熱室内に浸炭用ガスを導入する浸炭用ガス導入管と、加熱室内のガスを吸引排気するための真空ポンプと、該真空ポンプと加熱室内とを連通する複数のガス排気管と、該ガス排気管を交互に開く排気管選択手段と、を備えたことを特徴とする真空浸炭炉。
  2. 前記ガス導入管は複数設けられており、ガス導入管を交互に開くガス導入管選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の真空浸炭炉。
  3. 前記ガス導入管は、それぞれ加熱室内に開口するガス導入口を有し、
    前記ガス導入管は、該ガス導入口が加熱室内の被処理材を挟んで互いに対向するように、配置されることを特徴とする請求項2に記載の真空浸炭炉。
  4. 前記排気管は、それぞれ加熱室内に開口する排気口を有し、
    前記排気管は、該排気口が加熱室内の被処理材を挟んで互いに対向するように、配置されることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の真空浸炭炉。
  5. 真空浸炭する被処理材を内部に収容する中空の加熱室と、該加熱室に置かれる気密性容器と、前記加熱室の該気密性容器の外部に位置し被処理材を加熱するヒータと、気密性容器内に浸炭用ガスを導入する浸炭用ガス導入管と、気密性容器内のガスを吸引排気するための真空ポンプと、該真空ポンプと気密性容器内とを連通する複数のガス排気管と、該ガス排気管を交互に開く排気管選択手段と、を備えたことを特徴とする真空浸炭炉。
  6. 真空浸炭する被処理材を内部に収容する中空の加熱室と、該加熱室に位置し被処理材を加熱するヒータと、加熱室内に浸炭用ガスを導入する浸炭用ガス導入管と、加熱室内のガスを吸引排気するための真空ポンプと、該真空ポンプと加熱室内とを連通するガス排気管と、加熱室の内部に収容された被処理材を回転させる被処理材回転手段と、を備えたことを特徴とする真空浸炭炉。
  7. 真空浸炭炉の加熱室に導入される浸炭用ガスの排気方法であって、
    減圧下の加熱室に置かれた被処理材を浸炭するために、加熱室に浸炭用ガスを導入し、
    加熱室に導入されている浸炭用ガスを吸引排気する加熱室内の位置を切り換えることを特徴とする浸炭用ガスの排気方法。



JP2004141807A 2004-05-12 2004-05-12 真空浸炭炉及び浸炭用ガス排気方法 Expired - Fee Related JP4547664B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004141807A JP4547664B2 (ja) 2004-05-12 2004-05-12 真空浸炭炉及び浸炭用ガス排気方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004141807A JP4547664B2 (ja) 2004-05-12 2004-05-12 真空浸炭炉及び浸炭用ガス排気方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005325372A true JP2005325372A (ja) 2005-11-24
JP4547664B2 JP4547664B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=35471939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004141807A Expired - Fee Related JP4547664B2 (ja) 2004-05-12 2004-05-12 真空浸炭炉及び浸炭用ガス排気方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4547664B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016000845A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 株式会社Ihi 浸炭装置
US9676048B2 (en) * 2013-12-25 2017-06-13 Senju Metal Industry Co., Ltd. Vacuum soldering apparatus and control method therefor
CN111076539A (zh) * 2019-12-31 2020-04-28 德翼高科(杭州)科技有限公司 一种融熔渗硅用真空感应炉
CN111349882A (zh) * 2020-04-30 2020-06-30 海盐联众紧固件有限公司 一种高强度推力杆防松螺母用渗碳炉

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0257895A (ja) * 1988-08-23 1990-02-27 Ulvac Corp 真空熱処理方法と装置
JPH10141860A (ja) * 1996-11-07 1998-05-29 Murata Mfg Co Ltd 熱処理炉
JP2000336469A (ja) * 1999-05-28 2000-12-05 Nachi Fujikoshi Corp 真空浸炭方法及び装置
JP2001059154A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Honda Motor Co Ltd 浸炭材料の製造方法およびその製造装置
JP2001240954A (ja) * 2000-03-02 2001-09-04 Koyo Thermo System Kk 真空浸炭方法およびこれを実施する浸炭炉
JP2003183807A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Daido Steel Co Ltd 熱処理炉

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0257895A (ja) * 1988-08-23 1990-02-27 Ulvac Corp 真空熱処理方法と装置
JPH10141860A (ja) * 1996-11-07 1998-05-29 Murata Mfg Co Ltd 熱処理炉
JP2000336469A (ja) * 1999-05-28 2000-12-05 Nachi Fujikoshi Corp 真空浸炭方法及び装置
JP2001059154A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Honda Motor Co Ltd 浸炭材料の製造方法およびその製造装置
JP2001240954A (ja) * 2000-03-02 2001-09-04 Koyo Thermo System Kk 真空浸炭方法およびこれを実施する浸炭炉
JP2003183807A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Daido Steel Co Ltd 熱処理炉

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9676048B2 (en) * 2013-12-25 2017-06-13 Senju Metal Industry Co., Ltd. Vacuum soldering apparatus and control method therefor
JP2016000845A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 株式会社Ihi 浸炭装置
CN111076539A (zh) * 2019-12-31 2020-04-28 德翼高科(杭州)科技有限公司 一种融熔渗硅用真空感应炉
CN111349882A (zh) * 2020-04-30 2020-06-30 海盐联众紧固件有限公司 一种高强度推力杆防松螺母用渗碳炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP4547664B2 (ja) 2010-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015162989A1 (ja) 浸炭装置
JP3839615B2 (ja) 真空浸炭方法
JP4547664B2 (ja) 真空浸炭炉及び浸炭用ガス排気方法
US20170254592A1 (en) Thermal treatment device
JP2009091632A (ja) 熱処理装置及び熱処理方法
JP2009065068A (ja) 基板処理装置、基板処理装置の汚染抑制方法及び記憶媒体
JP4378014B2 (ja) 反応性ガスを利用する真空処理装置
JP2001059154A (ja) 浸炭材料の製造方法およびその製造装置
JP2005325371A (ja) 真空浸炭炉
JP2003183807A (ja) 熱処理炉
JP5225634B2 (ja) 熱処理方法及び熱処理設備
JPH04365A (ja) 連続表面処理炉
JPH0452214A (ja) 真空熱処理炉
JPS60190511A (ja) 金属熱処理設備
JP4539904B2 (ja) 真空浸炭炉
JP2923534B2 (ja) コイル状被処理材の焼鈍方法及び熱処理炉
JPH04363A (ja) 軟窒化表面への酸化皮膜形成方法
JP2002213882A (ja) 熱処理装置および熱処理方法
JPH07169706A (ja) 縦型熱処理装置及び真空処理装置
JP4499886B2 (ja) 2室型ガス浸硫窒化処理炉
JP4931902B2 (ja) 処理方法および処理システム
JP2003171717A (ja) 2室型熱処理炉
JPH0355838A (ja) 縦型処理装置
JP2009130108A (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
JP5357083B2 (ja) 薄膜形成装置および薄膜形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100611

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100624

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4547664

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees