JP2003183807A - 熱処理炉 - Google Patents

熱処理炉

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JP2003183807A
JP2003183807A JP2001382372A JP2001382372A JP2003183807A JP 2003183807 A JP2003183807 A JP 2003183807A JP 2001382372 A JP2001382372 A JP 2001382372A JP 2001382372 A JP2001382372 A JP 2001382372A JP 2003183807 A JP2003183807 A JP 2003183807A
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Japan
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gas supply
processing chamber
processed
gas
carburizing
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Application number
JP2001382372A
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English (en)
Inventor
Takashi Miyajima
孝士 宮嶋
Shinobu Inuzuka
忍 犬塚
Satoru Hori
堀  哲
Noriyuki Matsumoto
則幸 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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  • Discharge Heating (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被処理物に対して連続的に真空浸炭処理をする
に際し、被処理物に浸炭ムラが生じるのを防止すること
のできる連続式の真空浸炭処理炉を提供する。 【解決手段】真空浸炭炉の浸炭処理室22内にヒータ1
16とガス供給口120とを設け、浸炭処理室22内に
挿入した被処理物Wに対して減圧下でヒータ116によ
る加熱とガス供給口120からの浸炭用のガスを作用さ
せる。そのガス供給口120とヒータ116とは被処理
物Wを取り囲むように側周壁78Cの内面に沿って全周
に配置する一方浸炭処理室22を減圧吸引する吸引口1
26とを被処理物Wに対し中心側に配置し、被処理物W
を全外周から加熱するとともにガスを同じく全外周から
供給して被処理物Wを通過し中心の吸引口126からガ
スを吸引するようになす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱処理炉に関し、
特に連続式の真空浸炭炉に適用して好適な熱処理炉に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば機械部品としての歯車は、歯面の
形成された外周部に浸炭処理を施して焼入れ焼戻しを行
い、これによって歯面を硬くすることが行われる。従
来、浸炭処理の手法として一般的にガス浸炭が行われて
来た。このガス浸炭は、浸炭用のガスの雰囲気中に被処
理物を置いて加熱下にガスを作用させ、浸炭を行うもの
である。
【0003】このガス浸炭の場合、雰囲気加熱によって
被処理物を加熱すること、即ち浸炭用のガスを被処理物
の加熱媒体として用いることができ、被処理物を比較的
均一に浸炭処理することが可能である。しかしながら、
ガス浸炭の場合COを発生することから排ガス処理の
問題があり、また大量にガスを用いることから加熱エネ
ルギーが多く必要であり経済性が悪いといった問題があ
る。
【0004】そこで近時、被処理物に対して真空中で加
熱下にガス供給し、浸炭処理する真空浸炭が注目されて
いる。図14は従来用いられている連続式の真空浸炭炉
の例を示している。この例はローラーハース式の連続式
の真空浸炭炉の例で、図中200は炉体であり、その内
部には図15に示しているように被処理物Wに対して各
種の処理を行う処理室202−1〜202−7が設けら
れている。
【0005】ここで202−1はパージ処理室であっ
て、被処理物Wは先ずこのパージ処理室202−1内部
に搬入される。被処理物Wがパージ処理室202−1に
搬入されると、パージ処理室202−1が閉鎖されて内
部が真空吸引され、パージ処理室202−1が真空状態
とされる。尚パージ処理室202−1以降の各処理室に
ついては、最終のパージ処理室202−7を除いてそれ
ぞれが真空状態に保持されている。
【0006】パージ処理室202−1が真空状態となっ
たところで、被処理物Wが続いて昇温処理室202−2
に搬送され、そこで被処理物Wが昇温させられる。その
後被処理物Wは均熱処理室202−3へと移されてそこ
で均熱処理され、続いて浸炭処理室202−4において
浸炭用のガスの供給により浸炭処理される。
【0007】その後被処理物Wは次の拡散処理室202
−5へと移されて、そこでCの拡散処理が行われ、続い
て冷却処理室202−6において冷却処理された上、最
終のパージ処理室202−7へと移されて、そこで室内
に空気が導入されるとともに内部の被処理物Wが外部へ
と搬出される。
【0008】図14には浸炭処理室202−4の内部と
周辺部の構成が示してあり、そこにおいて204は搬送
ローラであって、被処理物Wは、この搬送ローラ204
の回転により図中左から右向きに搬送されて行く。
【0009】206は浸炭処理室202−4の断熱性の
壁で、上壁208と下壁210と側周壁212とを有し
ており、そして搬送ローラ204による被処理物Wの搬
送方向において対向する側周壁212の一対の後部壁2
12aと前部壁212bとに入口214と出口216と
が設けられ、それぞれが側周壁212の後部壁212a
と前部壁212bとの一部を成す扉218にて開閉され
るようになっている。
【0010】この浸炭処理室202−4においては、上
壁208と下壁210との内側においてヒータ220が
配置され、これらヒータ220からの輻射熱によって、
被処理物Wが加熱されるようになっている。浸炭処理室
202−4の内部は真空状態となっており、この真空状
態の下ではガスの移動による伝熱によって被処理物Wを
加熱することはできず、従って被処理物Wはヒータ22
0からの輻射熱によってのみ加熱される。
【0011】222は同じく上壁208と下壁210と
の内側に配置されたガス供給用パイプであって、それぞ
れに複数の噴出し口224が設けられており、それら複
数の噴出し口224によってガス供給口226が構成さ
れている。被処理物Wは、このガス供給口226から供
給されたガスの作用によって真空中で加熱下に浸炭処理
される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のような真空浸炭
処理の場合、ガス浸炭における上記問題が回避できる一
方で、特有の問題点として浸炭ムラが生じ易いといった
問題がある。その理由の1つは、ヒータ220による輻
射加熱の下では被処理物Wの温度が各部で均一の温度と
ならないこと、即ち温度ムラを生じることであり、他の
1つはガス供給口226から供給されたガスの濃度が、
被処理物Wの各部において均一とならないこと、即ちガ
ス濃度にムラを生じることにある。
【0013】そしてこれらは何れも浸炭処理室202−
4の前後に入口214,出口216及び扉218,21
8があって、同部分にヒータ220及びガス供給用パイ
プ222、即ちガス供給口226を配置することができ
ないことによるものである。具体的には、この例の浸炭
処理室202−4の場合、被処理物Wに対して上方と下
方とからのみ輻射加熱できるに過ぎず、入口214と出
口216とが有る側方からの加熱ができないため、被処
理物Wが均一に加熱されないのである。
【0014】またこの浸炭処理室202−4にあって
は、室の角部に穴を設けてそこを吸引口228となし、
この吸引口228を通じて室内を真空(減圧)吸引しな
がらガス供給用パイプ222を通じて送られた浸炭用ガ
スを複数の噴出し口224から成るガス供給口226を
通じて室内に供給し、室内全体の圧力を例えば20〜1
00Torr程度の真空状態に保持するが、その際、ガ
ス供給口226から供給されたガスは吸引口228に向
う流れを生じ、ガス供給口226から供給されたガスが
被処理物W全体に対して均等に作用しないからである。
【0015】而してこのような浸炭ムラが生ずることに
よって浸炭処理品の品質が低下し、品質信頼性の高い浸
炭処理品を連続的且つ大量に生産することが従来困難と
なっていた。
【0016】以上浸炭処理の場合を例として説明した
が、処理室内にガスを供給し減圧下且つ加熱下でガスを
被処理物に対して作用させる他の熱処理炉、例えば窒化
熱処理炉,焼結処理炉等においても共通の問題を生じ得
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の熱処理炉はこの
ような課題を解決するために案出されたものである。而
して請求項1のものは、処理室内にヒータとガス供給口
とを設け、該処理室内に挿入した被処理物に対し減圧下
で該ヒータによる加熱及び該被処理物に対して作用させ
るガスを前記ガス供給口から供給可能となした熱処理炉
において、前記ガス供給口と、前記処理室を減圧吸引す
る吸引口とを、該処理室内に挿入した前記被処理物を間
にして互いに対向するように配置したことを特徴とす
る。
【0018】請求項2のものは、請求項1において、前
記処理室にガス供給用パイプと吸引用パイプとを挿入し
て、該ガス供給用パイプに前記ガス供給口を、該吸引用
パイプに前記吸引口を設けてあることを特徴とする。
【0019】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記処理室の下壁に、前記被処理物を出し入
れするために出入口が設けてあり、前記ガス供給口及び
吸引口の一方が、該処理室の側周壁の内側であって前記
被処理物に対しその外周側の位置に、他方が該被処理物
に対し中心側の位置に配置してあることを特徴とする。
【0020】請求項4のものは、請求項3において、前
記被処理物に対し外周側に位置する前記ガス供給口又は
吸引口が、前記処理室における側周壁の内面に沿って該
被処理物を実質的に取り囲むように配置してあることを
特徴とする。
【0021】請求項5のものは、請求項3,4の何れか
において、前記処理室が、該処理室の他に同種若しくは
別種の処理室を単数若しくは複数有し、前記被処理物を
それら処理室に順に搬入して全体且つ一連の熱処理を施
す連続式の熱処理炉の一部を成していることを特徴とす
る。
【0022】請求項6のものは、請求項1〜5の何れか
において、前記ガス供給口が前記吸引口としての機能
を、また前記吸引口が前記ガス供給口としての機能をそ
れぞれ備えており、各々がガス供給と減圧吸引とを切換
可能となしてあることを特徴とする。
【0023】請求項7のものは、請求項1〜6の何れか
において、前記ガスが浸炭用のガスであることを特徴と
する。
【0024】請求項8のものは、処理室内にヒータとガ
ス供給口及び吸引口とを設け、該処理室内に挿入した被
処理物に対し減圧下で該ヒータによる加熱及び該被処理
物に対して作用させるガスを前記ガス供給口から供給可
能となした熱処理炉において、前記ヒータが前記処理室
の側周壁の内面に沿って前記被処理物を実質的に取り囲
むように配置してあることを特徴とする。
【0025】請求項9のものは、請求項1〜8の何れか
において、前記ヒータ,ガス供給口,吸引口を設けた前
記処理室の壁と前記被処理物との間に電圧印加して該処
理室にプラズマを発生させる電極が備えてあることを特
徴とする。
【0026】請求項10のものは、請求項9において、
前記被処理物を陰極として電圧印加するための電極が水
平方向に進退可能に設けてあることを特徴とする。
【0027】請求項11のものは、請求項1〜10の何
れかにおいて、前記被処理物が前記ガスの作用により外
周部分が硬化処理される機械部品であることを特徴とす
る。
【0028】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、処理室
内で被処理物に対し減圧下且つ加熱下にガスを作用させ
て熱処理を行う熱処理炉において、ガス供給口と減圧吸
引のための吸引口とを、被処理物を間にして互いに対向
するように配置したもので、この熱処理炉にあっては、
ガス供給口から供給されたガスの流れが確実に被処理物
を通過してガス供給口と対向位置にある吸引口に向う流
れとなるため、被処理物に対し均等に且つ十分にガスを
作用させることができる。
【0029】この場合において処理室にガス供給用パイ
プと吸引用パイプとを被処理物を間にして対向状態に挿
入し、それぞれの一方にガス供給口を、他方に吸引口を
設けることができる(請求項2)。このようにガス供給
用と吸引用のパイプをそれぞれ処理室内に挿入してガス
供給口及び吸引口を設けた場合、それらガス供給口及び
吸引口を、最も望ましい位置に容易に配置することがで
きる。
【0030】請求項3のものは、処理室の下壁に出入口
を設け、これを通じて被処理物を処理室内に出し入れす
るようになすとともに、処理室の側周壁の内側且つ被処
理物に対し外周側の位置にガス供給口及び吸引口の一方
を配置し、また中心側の位置に他方を配置したもので、
このように処理室の下壁に出入口を設けて被処理物を上
下に出し入れするようになすことで、容易に被処理物の
外周側の位置と中心側の位置とに、ガス供給口と吸引口
とを配置することができる。この場合においてガス供給
口又は吸引口は、被処理物に対して上下の位置にも配置
しておくことができる。
【0031】また被処理物に対し外周側に位置するガス
供給口又は吸引口は、処理室における側周壁の内面に沿
って被処理物を実質的に取り囲むように配置しておくこ
とが望ましい(請求項4)。このようにすることで、被
処理物を取り囲む全外周部分側から万遍なく被処理物を
通過して中心側に向うガスの流れを若しくはその逆の流
れを生ぜしめることができる。
【0032】請求項3及び請求項4の処理室は連続式の
熱処理炉の一部として構成することができ(請求項
5)、この場合図14,図15に示す連続式の熱処理炉
と同様に被処理物を連続的に処理しつつ、浸炭処理室等
において被処理物に対し万遍なくガスを作用させること
ができる。
【0033】本発明においては、上記ガス供給口に前記
吸引口としての機能を、また吸引口にガス供給口として
の機能を持たせ、それぞれがガス供給と減圧吸引とを切
換可能となしておくことができる(請求項6)。このよ
うになした場合、ガスの流れを交互に逆向きに切り換え
ることができ、被処理物に対してより効果的にガスを作
用させることが可能となる。
【0034】本発明は、被処理物に対して浸炭用のガス
を作用させて浸炭を行う熱処理炉に適用して特に好適で
ある(請求項7)。次に請求項8のものは、被処理物を
加熱するためのヒータを処理室の側周壁の内面に沿って
被処理物を外周側から実質的に取り囲むように配置した
もので、この熱処理炉にあっては、被処理物を実質的に
全外周面から加熱することができ、被処理物をより均等
に加熱することが可能となる。
【0035】この請求項8の処理室にあっても、その下
壁に出入口を設けることができ、更にまたそのようにな
した場合において、この処理室を連続式の熱処理炉の一
部として構成することができる。またこの請求項8と請
求項1〜7とを組み合せることによって、被処理物に対
しガスと熱とを均等に作用させ、浸炭等の処理をムラな
く均等に施すことが可能となる。尚この請求項8におい
てもヒータを被処理物の上下に配置しておくこともでき
る。
【0036】請求項9は、処理室の壁と被処理物との間
に電圧印加して処理室にプラズマを発生させる電極を具
備させたもので、この請求項9によれば、被処理物に対
しプラズマ浸炭等を施すことも可能となる。この場合に
おいて被処理物を陰極として電圧印加するための電極を
水平方向に進退可能に設けておくことができる(請求項
10)。
【0037】本発明は、歯車等の外周部分を硬化処理す
る機械部品に対する熱処理炉として好適である(請求項
11)。
【0038】
【実施例】次に本発明を連続式の真空浸炭炉に適用した
場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図1に
おいて、10は熱処理炉としての連続式の真空浸炭炉
で、図中左から右に向って昇温均熱部12,第1浸炭部
14,第2浸炭部16を有している。これら昇温均熱部
12,第1浸炭部14,第2浸炭部16はそれぞれ金属
製の炉体18を有している。
【0039】そして昇温均熱部12においては炉体18
内部に昇温均熱処理室20が設けられており、また第1
浸炭部14,第2浸炭部16においては、炉体18の内
部に浸炭処理室(処理室)22,24が設けられてい
る。尚、昇温均熱処理室20は、後に述べるようにその
内部の構成が浸炭処理室22,24と基本的に同様の構
成とされている。
【0040】第1浸炭部14,第2浸炭部16におい
て、浸炭処理室22,24の下方には、搬送室を兼ねた
ガス冷却室26,28がそれぞれ形成されており、また
昇温均熱部12においては、昇温均熱処理室20の下方
に搬送室を兼ねたパージ室30が形成されている。ここ
でパージ室30は、搬入口32を開いて被処理物Wを搬
入した後、内部の空気を排出して第1浸炭部14のガス
冷却室26と同様の真空状態とするためのものである。
尚、第2浸炭部16におけるガス冷却室28もまたパー
ジ室を兼ねている。
【0041】パージ室30は、上記の搬入口32と出口
34とを有しており、それぞれが扉36,38にて開閉
されるようになっている。ここで搬入口32側の扉36
は開閉装置40にて開閉され、また出口34の扉38は
開閉装置42にて開閉される。これら開閉装置40,4
2は、それぞれ駆動シリンダ44,46を有しており、
それら駆動シリンダ44,46の伸縮動作によって扉3
6,38が開閉させられる。
【0042】次に第1浸炭部14におけるガス冷却室2
6は入口48,出口50とそれらを開閉する扉52,5
4を有している。入口48側の扉52は、扉38と共通
の開閉装置42にて開閉させられ、また出口50の扉5
4は、別の開閉装置56によって開閉させられる。この
開閉装置56もまた駆動シリンダ46を有しており、そ
の駆動シリンダ46の伸縮動作により扉54が開閉動作
させられる。
【0043】第1浸炭部14に続く第2浸炭部16のガ
ス冷却室28もまた入口58と搬出口60とを有してい
て、それらが扉62,64にて開閉させられるようにな
っている。ここで入口58側の扉62は、ガス冷却室2
6の扉54と共通の開閉装置56により開閉させられ、
また搬出口60の扉64は別の開閉装置66にて開閉動
作させられる。この開閉装置66もまた駆動シリンダ6
8を有し、その伸縮動作により扉64が開閉させられ
る。
【0044】パージ室30,ガス冷却室26,28の内
部には、被処理物Wを搬送するための搬送ローラ70が
設けられており、この搬送ローラ70の回転によって、
被処理物Wが昇温均熱部12から第1浸炭部14へ、更
に第2浸炭部16へと順次搬送されるようになってい
る。
【0045】昇温均熱部12の図中左方には、上面に搬
送ローラ72を備えた搬送台74が設置されており、更
にまた第2浸炭部16の図中右方には、同じく上面に搬
送ローラ72を備えた台車76が配置されている。この
真空浸炭炉10においては、搬送台74上の被処理物W
が先ず昇温均熱部12へと搬入口32より搬入され、続
いて第1浸炭部14へと搬入された後、次の第2浸炭部
16へと搬入され、その後搬出口60から外部に搬出さ
れて、台車76により次のプロセスへと移動させられ
る。
【0046】図4及び図5に、第1浸炭部14における
浸炭処理室22の内部と周辺部の構造が具体的に示して
ある。これらの図において、78は浸炭処理室22にお
ける耐熱性且つ断熱性の壁(カーボン製)で、上壁78
Aと下壁78Bと側周壁78Cとを有しており、全体と
して矩形箱体状をなしている。
【0047】下壁78Bには、上下方向の出入口80が
設けられていて、その出入口80が耐熱性且つ断熱性の
扉(カーボン製)82にて開閉されるようになってい
る。ここで扉82は下壁78Bの一部を成している。尚
この扉82は、後述のヒータ116からの輻射熱を遮蔽
し、浸炭処理室22内部を高温に保持するとともに、そ
の内部の熱が下方へと逃げないようにする働きをなす。
【0048】この扉82は、図4中左右方向に開閉可能
な一対の半体82A,82A(図7参照)に分割されて
おり、それぞれが図5に示す一対の開閉装置84によっ
て同図中左右方向に開閉させられるようになっている。
ここで開閉装置84は駆動シリンダ85を有しており、
そしてその駆動シリンダ85のピストンロッド87に、
上記各半体82A,82Aが連結されている。これら半
体82Aのそれぞれは、図7に示しているように中心部
に半円状の凹部86を有しており、扉82が閉作動した
ときそれら凹部86において後述の昇降ロッド100に
若干の隙間をもって嵌り合うようになっている。
【0049】図4において、88は第1浸炭部14に設
けられた仕切用の壁で、出入口90を有しており、図5
に示しているようにその出入口90が気密扉92にて開
閉されるようになっている。即ちこの例において、浸炭
処理室22内部と下方のガス冷却室26との間は2重扉
構造とされている。
【0050】図5において、94は気密扉92を開閉す
るための開閉装置で駆動シリンダ96を有しており、こ
の駆動シリンダ96の作動と平行リンク98の回動とに
よって、気密扉92が開閉させられる。
【0051】図4において、100は昇降ロッドで、搬
送ローラ70上の被処理物Wは、この昇降ロッド100
の上昇運動により、その上端の大径の台部102の上面
にトレー104ごと載せられて、仕切用の壁88の出入
口90を通過して、浸炭処理室22の下壁78Bの出入
口80から浸炭処理室22内部に挿入される。尚この例
において、被処理物Wは機械部品としての歯車(図8参
照)であって、トレー104にはこれを嵌めて段積み状
態に保持する保持棒106が立設されている。
【0052】上記昇降ロッド100は、図4に示してい
るように浸炭処理室22内部に挿入される上部100A
とその下側の下部100Bとに分かれており、それぞれ
が別々の材質で構成されている。即ち上部100Aが耐
熱材で、また下部100Bが金属材で構成されている。
ここで金属製の下部100Bは水冷構造とされている。
【0053】図1及び図3に示しているように、昇降ロ
ッド100はシール部材108を貫通しており、その下
端部に昇降スライダ110が連結されている。昇降スラ
イダ110は雌ねじ部112(図3参照)を有してい
て、この雌ねじ部112が雄ねじ軸114に螺合してお
り、この雄ねじ軸114の回転運動によって、昇降スラ
イダ110が昇降し、これにより昇降ロッド100が昇
降作動させられるようになっている。
【0054】図2及び図6に示しているように、浸炭処
理室22の内部には側周壁78Cの内面に沿って、被処
理物Wを実質的に取り囲むようにしてヒータ116が配
設されている。ここでヒータ116は、図4において上
下に3つの部分116A,116B,116Cに分かれ
ている。尚ヒータ116は、電気ヒータ,ラジアントチ
ューブヒータ等あらゆるヒータが利用できる。
【0055】更にこのヒータ116の内側において、ガ
ス供給用パイプ118が同じく被処理物Wを取り囲むよ
うにして側周壁78Cの内面に沿って配設されている。
これら複数のガス供給用パイプ118には複数の噴出し
口が設けられていて、それらによりメタン,エタン,プ
ロパン等の浸炭用のガスを供給するガス供給口120が
構成されている。
【0056】図4において、122は吸引用パイプであ
って、浸炭処理室22の上壁78Aを貫通して内部に入
り込んでおり、その先端部が被処理物Wの中心部に形成
された空間部に挿入されている。そして吸引用パイプ1
22の先端部には多数の開口124が設けられていて、
それらにより吸引口126が構成されている。尚吸引用
パイプ122は、図5に示しているように連絡パイプ1
28を介して図示を省略する真空吸引装置に接続されて
いる。
【0057】図5に示しているように、第1浸炭部14
はプラズマ発生装置130を備えている。プラズマ発生
装置130は、プラズマ電源132と一対の電極13
4,136を有しており、そして一方の電極136が、
シリンダ138によって図中左右方向に進退可能とされ
ている。この電極136は、昇降ロッド100が被処理
物Wを載せて昇降する際図中左右方向に後退した状態に
あり、そして昇降ロッド100が上昇端に到ったところ
でシリンダ138によって前進運動して電極136が昇
降ロッド100の上端の台部102に当接する。
【0058】このプラズマ発生装置130にあっては、
一方のプラス側の電極134を浸炭処理室22における
壁78に接触させ、またマイナス側の電極136を台部
102を介して被処理物Wに接触させてそれらの間に電
圧印加し、浸炭処理室22内部に供給されたガスをプラ
ズマ化する。
【0059】図3において、140はガス冷却装置でダ
クト142,144を介して第1浸炭部14のガス冷却
室26に連絡されている。このガス冷却装置140は、
モータ146とファン148と熱交換器150とを有し
ており、冷却用のガスをその熱交換器150を通して図
中矢印方向に循環させ、これによってガス冷却室26内
部、具体的にはガス冷却室26内の被処理物Wを強制冷
却する。尚、第2浸炭部16の構造も基本的に第1浸炭
部14と同様であり、図2に示しているようにガス冷却
室28内部を冷却するガス冷却装置140を備えている
点でも第1浸炭部14と同様である。
【0060】一方昇温均熱部12の内部構造もまた第1
浸炭部14と同様であるが、この昇温均熱部12におい
ては図2に示しているようにガス冷却装置140は備え
られていない。但しこのようなガス冷却装置140を下
方のパージ室30に接続して、パージ室30をガス冷却
室として構成することも可能である。
【0061】次に本設備の作用を図9〜図13に基づい
て説明する。先ず被処理物Wは、第1処理部としての昇
温均熱部12におけるパージ室30内部に搬入口32よ
り搬入され、そしてパージ室30が真空吸引されたとこ
ろで、図9に示す閉状態の気密扉92が図10に示して
いるように開作動する。続いて雄ねじ軸114の回転運
動によって昇降ロッド100が上昇運動し、搬送ローラ
70上にある被処理物Wを、台部102の上面で受け取
ってこれを持ち上げる。
【0062】そして図11に示しているようにこれを昇
温均熱処理室20の内部に挿入する。その後図12に示
しているように半割形態の扉82が閉じられる。
【0063】この状態で被処理物Wはヒータ116によ
る輻射熱で所定時間加熱され、目的とする温度まで昇温
させられた後、その昇温状態に保持されて均熱処理され
る。その後再び半割形態の扉82が図10に示す状態に
開かれて、被処理物Wが再び下方のパージ室30へと降
ろされる。続いて被処理物Wは、図1の扉38,52の
開作動後、搬送ローラ70の回転により次の第1浸炭部
(第2処理部)14のガス冷却室26へと送られ、引き
続いて図10及び図11に示す順序で第1浸炭部14の
浸炭処理室22内部へと挿入される。
【0064】そしてその後、図12に示しているように
半割形態の扉82が閉じられた後、浸炭処理室22内の
ガス供給口120からのガス供給と、吸引口126から
の真空吸引とが行われ、浸炭処理室22内部が真空状態
とされるとともにその真空状態の下でヒータ116によ
る輻射熱によって被処理物Wの加熱及びガスの作用によ
る浸炭が行われる。
【0065】被処理物Wはこの浸炭処理室22内部にお
いて所定時間上記の浸炭処理が施され、その後昇降ロッ
ド100の下降運動によって下方のガス冷却室26へと
降ろされる。
【0066】尚この第1浸炭部14では、プラズマ浸炭
を行うことが可能である。即ち浸炭処理室22の壁78
を陽極とし、被処理物Wを陰極としてそれらの間に所定
の電圧を印加し、これによって内部のガスをプラズマ化
して、浸炭ガスのイオンを被処理物Wに勢いよく衝突さ
せ、浸炭処理を行うことができる。
【0067】さてガス冷却室26内部に降ろされた被処
理物Wは、そのガス冷却室26内部においてガス冷却装
置140により急冷され、所定の温度まで温度降下させ
られる。即ちここにおいて被処理物Wに対するガス冷却
による第1回目の焼入れが行われる。
【0068】第1浸炭部14において第1段目の浸炭処
理を施された被処理物Wは、続いて第2浸炭部(第3処
理部)16へと送られて、そこで第2段目の浸炭処理が
施される。その第2浸炭部16における浸炭処理の手順
については、第1浸炭部におけるそれと基本的に同様で
ある。而してこのように2段階で被処理物Wに浸炭処理
を施すことで、被処理物Wの表面の炭素濃度を高濃度化
することができる。しかも本例の設備にあっては、この
2段階の浸炭処理を被処理物Wを連続的に流しながら行
うことができる。
【0069】尚、以上では第1処理部としての昇温均熱
部12において昇温均熱処理を行い、次いで第1浸炭部
14で第1段目の浸炭処理を、第2浸炭部16で第2段
目の浸炭処理を施すとして説明したが、場合によって昇
温均熱部12で昇温均熱処理とプラズマ浸炭とを行い、
また第1浸炭部14において浸炭ガスを間欠的に噴射す
るパルス浸炭或いは真空浸炭を行い、続いて第2浸炭部
16において更に浸炭処理を施すといったことも可能で
ある。この場合には昇温均熱部12も浸炭処理部とな
り、その処理室である昇温均熱処理室20が浸炭処理室
としての働きもなすことになる。
【0070】また上例では同一の被処理物Wに対する処
理の順序を中心として述べたが、通常は次々と運ばれて
来る被処理物Wに対し、昇温均熱部12,第1浸炭部1
4,第2浸炭部16において各処理室20,22,24
内に被処理物Wを同時に収容し、それぞれの処理を並行
して同時的に行うこととなる。この場合、第1浸炭部1
4におけるガス冷却室26をパージ室として働かせるこ
とができる。
【0071】以上のような構成の真空浸炭炉10では、
被処理物Wの外周側のガス供給口120から供給された
ガスが被処理物Wを通過して中心側の吸引口126に向
う流れとなるため、被処理物Wに対し均等に且つ十分に
ガスを作用させることができる。
【0072】そしてそのガス供給口120は、浸炭処理
室22における側周壁78Cの内面に沿って被処理物W
を実質的に取り囲むように配設してあるため、被処理物
W全体に対し万遍なくガスを作用せしめることができ
る。
【0073】更に加えて本例ではヒータ116もまた被
処理物Wを実質的に取り囲むように配設してあるため、
被処理物W全体を均等に加熱することができ、浸炭ムラ
を生ぜしめることなく各部均一に浸炭処理することがで
きる。
【0074】以上本発明の実施例を詳述したが、これは
あくまで一例示である。例えば上記実施例において、ガ
ス供給口120を吸引口として用いる一方、吸引口12
6をガス供給口として用い、中心部より噴出した浸炭用
のガスを被処理物Wを通過させて外周側の吸引口126
で吸引させるようになすこともできるし、或いは場合に
よってそれらガス供給口120と吸引口126との機能
を交互に切換えて、ガスの流れを交互に切り換えるよう
になすといったことも可能である。
【0075】また上例では被処理物Wを取り囲む外周側
の位置にのみヒータ116とガス供給口120とを設け
ているが、場合によって各処理室20,22,24の内
部に挿入される被処理物Wの上方、或いは上方と下方と
にヒータ116を配設して、被処理物Wを加熱するよう
になすことも可能である。
【0076】更にまた、昇降ロッド100の内部を通る
ようにしてガス供給通路或いは吸引通路を設け、それら
を通じてガスの供給を行ったり真空吸引を行ったりする
ことも可能である。また上例は連続式の真空浸炭炉の例
であるが、本発明はバッチ式の真空浸炭炉に適用するこ
とも可能であるし、或いはまた浸炭処理炉以外の窒化処
理炉,焼結処理炉等他の用途の熱処理炉に対して適用す
ることも可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しな
い範囲において種々変更を加えた形態で構成可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である連続式の真空浸炭炉の
全体構成を示す正面断面図である。
【図2】同じ実施例の一部切欠平面図である。
【図3】同じ実施例の要部側面断面図である。
【図4】図1における第1浸炭部の要部拡大正面断面図
である。
【図5】図1の第1浸炭部の要部拡大側面断面図であ
る。
【図6】図1の第1浸炭部の要部拡大平面断面図であ
る。
【図7】図4及び図5における半割形態の扉の要部拡大
図である。
【図8】被処理物の一例とトレーの形態の例を示す図で
ある。
【図9】同じ実施例の真空浸炭炉における一作用状態を
示す図である。
【図10】図9に続く作用状態を示す図である。
【図11】図10に続く作用状態を示す図である。
【図12】図11に続く作用状態を示す図である。
【図13】図12に続く作用状態を示す図である。
【図14】従来のローラーハース式の連続式の真空浸炭
炉の説明図である。
【図15】図14の真空浸炭炉を用いて浸炭処理をする
際の各プロセスを示す図である。
【符号の説明】
10 真空浸炭炉(熱処理炉) 20 昇温均熱処理室 22 浸炭処理室(処理室) 24 浸炭処理室(処理室) 78 壁 78B 下壁 78C 側周壁 80 出入口 116 ヒータ 118 ガス供給用パイプ 120 ガス供給口 122 吸引用パイプ 126 吸引口 134,136 電極 W 被処理物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27B 5/04 F27B 5/04 9/04 9/04 H05B 7/18 H05B 7/18 E (72)発明者 堀 哲 愛知県名古屋市熱田区六野一丁目2番5号 大同特殊鋼株式会社高蔵製作所内 (72)発明者 松本 則幸 愛知県名古屋市熱田区六野一丁目2番5号 大同特殊鋼株式会社高蔵製作所内 Fターム(参考) 3K084 AA07 4K028 AA01 AC03 AC04 BA03 BA21 4K050 AA02 CA13 CC02 CC07 CC10 CD06 4K061 AA01 BA02 DA05 FA12 FA14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内にヒータとガス供給口とを設
    け、該処理室内に挿入した被処理物に対し減圧下で該ヒ
    ータによる加熱及び該被処理物に対して作用させるガス
    を前記ガス供給口から供給可能となした熱処理炉におい
    て前記ガス供給口と、前記処理室を減圧吸引する吸引口
    とを、該処理室内に挿入した前記被処理物を間にして互
    いに対向するように配置したことを特徴とする熱処理
    炉。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記処理室にガス供
    給用パイプと吸引用パイプとを挿入して、該ガス供給用
    パイプに前記ガス供給口を、該吸引用パイプに前記吸引
    口を設けてあることを特徴とする熱処理炉。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記処
    理室の下壁に、前記被処理物を出し入れするために出入
    口が設けてあり、前記ガス供給口及び吸引口の一方が、
    該処理室の側周壁の内側であって前記被処理物に対しそ
    の外周側の位置に、他方が該被処理物に対し中心側の位
    置に配置してあることを特徴とする熱処理炉。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記被処理物に対し
    外周側に位置する前記ガス供給口又は吸引口が、前記処
    理室における側周壁の内面に沿って該被処理物を実質的
    に取り囲むように配置してあることを特徴とする熱処理
    炉。
  5. 【請求項5】 請求項3,4の何れかにおいて、前記処
    理室が、該処理室の他に同種若しくは別種の処理室を単
    数若しくは複数有し、前記被処理物をそれら処理室に順
    に搬入して全体且つ一連の熱処理を施す連続式の熱処理
    炉の一部を成していることを特徴とする熱処理炉。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記ガ
    ス供給口が前記吸引口としての機能を、また前記吸引口
    が前記ガス供給口としての機能をそれぞれ備えており、
    各々がガス供給と減圧吸引とを切換可能となしてあるこ
    とを特徴とする熱処理炉。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記ガ
    スが浸炭用のガスであることを特徴とする熱処理炉。
  8. 【請求項8】 処理室内にヒータとガス供給口及び吸引
    口とを設け、該処理室内に挿入した被処理物に対し減圧
    下で該ヒータによる加熱及び該被処理物に対して作用さ
    せるガスを前記ガス供給口から供給可能となした熱処理
    炉において前記ヒータが前記処理室の側周壁の内面に沿
    って前記被処理物を実質的に取り囲むように配置してあ
    ることを特徴とする熱処理炉。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記ヒ
    ータ,ガス供給口,吸引口を設けた前記処理室の壁と前
    記被処理物との間に電圧印加して該処理室にプラズマを
    発生させる電極が備えてあることを特徴とする熱処理
    炉。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記被処理物を陰
    極として電圧印加するための電極が水平方向に進退可能
    に設けてあることを特徴とする熱処理炉。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかにおいて、前
    記被処理物が前記ガスの作用により外周部分が硬化処理
    される機械部品であることを特徴とする熱処理炉。
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