JP2005324728A - 乗車状況通知システム及び乗車状況通知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より有益な情報を列車の利用者に提供するとともに、混雑の緩和を図ることが可能な利便性の高い乗車状況通知システム及び乗車状況通知方法を提供する。
【解決手段】列車の車両ごとの乗車率を検出する列車システム10と、列車システム10によって検出される乗車率に基づいて、C駅以降の駅間(CD駅間、DE駅間など)における列車の車両ごとの乗車率をC駅において、各駅と対応させて表示するとともに、各駅の下車案内を表示する案内板装置30とを備える乗車状況通知システム1。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両内の混雑状況などの乗車状況を利用者に通知する乗車状況通知システム及び乗車状況通知方法に関するものである。
従来から、車両内の混雑状況を把握し、これを利用者に通知することによって、利用者を空いている車両に誘導して混雑の緩和を図る発明がある。
例えば、車両に乗車する利用者が所持する乗車媒体の数を読み取り、これに基づく乗車状況のデータを、次駅以降の駅に設置されている表示手段に表示し、通知を行う乗車状況通知システムがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、車両内の乗客及び駅構内の利用客に車両の混雑状況を文字表示及び音声案内で知らせ、車両内の乗客及び駅構内の利用客を空いている車両に誘導して混雑の緩和を図る車両混雑状況案内装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
更に、列車の車両の乗車率を各車両に設けられた応荷重装置などによって導出される各車両の混雑状況の情報と、ホーム上の混雑状況とをホーム上にいる乗客及び駅構外にいる人に通知する乗車状況通知システムがある(例えば、特許文献3参照。)。
特開平8−167058号公報 特開平11−291909号公報 特開2000−190847号公報
しかし、いずれの先願にかかる発明も、駅に到着予定の列車の車両の混雑状況を、この列車に乗る可能性のある乗客に通知することによって、その時点で空いている列車、車両へ乗客を誘導し、混雑を緩和していた。この誘導に従い、空いている列車、車両に一の駅で乗ったとしても、一の駅以降で混雑し、かえって他の列車、車両の方が空く場合があり、この通知される混雑状況が一概に有益な情報とは言えず、利用者の利便性に欠けるおそれがあった。一方、現在混んでいる車両であっても、今後、多数の客が下車し、大幅に空く可能性もある。
また、駅には、図6に示すように、列車のいずれの車両が、沿線の各駅における改札口、乗り換え口、階段、エスカレータ、エレベータなどへ近いか、つまり、列車のいずれの車両に乗車すれば各駅における下車後の乗り換えなどの移動において利便性が高いかを示す下車案内が表示されている。
しかし、この下車案内では、混雑状況を知ることができず、また、下車駅の乗り換え口や階段など、下車駅で利便性の高い車両が混雑するという問題もあった。
本発明の課題は、より有益な情報を列車の利用者に提供するとともに、混雑の緩和を図ることが可能な利便性の高い乗車状況通知システム及び乗車状況通知方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、列車の車両ごとの乗車状況を検出する検出手段(11)と、前記検出手段によって検出される乗車状況に基づいて、列車の乗車状況を利用者に通知する通知手段(33、33−2)とを備える乗車状況通知システムであって、前記通知手段は、前記検出手段によって検出される乗車状況に基づいて、一の駅以降における列車の車両ごとの乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、を特徴とする乗車状況通知システム(1、1−2)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の乗車状況通知システムにおいて、前記通知手段は、前記一の駅以降の駅間における列車の車両ごとの乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、を特徴とする乗車状況通知システム(1、1−2)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の乗車状況通知システムにおいて、前記通知手段は、前記一の駅以降の駅間における平均的な乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、を特徴とする乗車状況通知システムである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の乗車状況通知システムにおいて、前記通知手段は、前記一の駅以降における列車の車両ごとの乗車状況を通知するとともに、前記一の駅に到着予定の列車の車両ごとの乗車状況を通知すること、を特徴とする乗車状況通知システム(1、1−2)である。
請求項5の発明は、請求項4に記載の乗車状況通知システムにおいて、前記通知手段は、乗車状況とともに、前記一の駅以降の駅における列車の到着予定時刻及び/又は出発予定時刻を通知すること、を特徴とする乗車状況通知システムである。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の乗車状況通知システムにおいて、前記通知手段は、前記一の駅において乗車状況を表示し、前記一の駅において列車に乗車予定の利用者に通知する表示手段(33、33−2)を有すること、を特徴とする乗車状況通知システム(1、1−2)である。
請求項7の発明は、請求項6に記載の乗車状況通知システムにおいて、前記表示手段は、各駅を直近に出発した各列車の車両についての乗車状況を前記各駅に対応させて表示するとともに、列車のいずれの車両に乗車すれば前記各駅における下車後の移動において利便性が高いかを示す下車案内を前記一の駅において表示すること、を特徴とする乗車状況通知システム(1、1−2)である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の乗車状況通知システムにおいて、利用者の利用情報を記録し、利用者が携帯する携帯型情報記録媒体(50)と、前記携帯型情報記録媒体に記録されている利用情報を読み出す利用情報読み出し手段(34)とを備え、前記通知手段は、前記利用情報読み出し手段によって読み出される利用情報に応じた乗車状況を含む利用案内を、前記携帯型情報記録媒体を携帯する利用者に通知すること、を特徴とする乗車状況通知システム(1−2)である。
請求項9の発明は、列車の車両ごとの乗車状況を検出する検出ステップ(#10−1,#10−2,#10−3)と、前記検出ステップにおいて検出した乗車状況に基づいて、列車の乗車状況を利用者に通知する通知ステップ(#30−1,#30−2,#30−3)とを備える乗車状況通知方法であって、前記通知ステップは、前記検出ステップにおいて検出した乗車状況に基づいて、一の駅以降における列車の車両ごとの乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、を特徴とする乗車状況通知方法である。
請求項10の発明は、請求項9に記載の乗車状況通知方法において、前記通知ステップは、前記一の駅以降の駅間における列車の車両ごとの乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、を特徴とする乗車状況通知方法である。
請求項11の発明は、請求項9又は請求項10に記載の乗車状況通知方法において、前記通知ステップは、前記一の駅以降の駅間における平均的な乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、を特徴とする乗車状況通知方法である。
本発明による乗車状況通知システム及び乗車状況通知方法によれば、以下の効果を得ることが可能となる。
(1)一の駅以降の駅間における列車の車両ごとの乗車状況など、一の駅以降における列車の車両ごとの乗車状況を利用者に通知することによって、利用者は、各車両における乗車後の乗車状況を予測することができ、利用者の利便性を向上する。また、乗車する車両を選択する場合に参考となる情報を、利用者へより多く提供することによって、乗車率の偏りをなくして混雑の緩和を図り、利用者の利便性を向上する。
(2)平均的な乗車状況を利用者に通知することによって、集団の客の乗車など、特異な乗車状況を排除して、乗車後の各車両の乗車状況をより正確に予測することができる有益な情報を利用者に提供し、利用者の利便性を向上する。また、同一曜日、同一時間帯などにおける平均的な乗車状況を利用者に通知することによって、利用者は、より正確に乗車後の各車両の乗車状況を予測することができ、利用者の利便性を向上する。
(3)一の駅に到着予定の列車の車両ごとの乗車状況を利用者に通知することによって、利用者は、乗車する可能性のある列車の現在の乗車率を知ることができ、利用者の利便性を向上する。また、乗車する車両を選択する場合に参考となる情報を、利用者へより多く提供し、列車の混雑の緩和を図り、利用者の利便性を向上する。
(4)一の駅以降の駅における列車の到着予定時刻及び/又は出発予定時刻を通知することによって、利用者の利便性を向上する。
(5)一の駅において情報を表示し、利用者に通知を行うことによって、利用者は、知りたいときに手軽に情報を得ることができ、利用者の利便性を向上する。
(6)下車案内を乗車状況とともに表示することによって、乗車する車両を選択する場合に参考となる情報を、利用者へより多く提供し、混雑の緩和を図り、利用者の利便性を向上する。また、列車の車両に対応させて乗車状況、下車案内を表示することによって、これらの情報を効率的に利用者に通知し、利用者は、容易にこれらの情報を得ることができ、利用者の利便性を向上する。
(7)利用者の利用情報に応じた利用案内を利用者に通知することによって、利用者に合わせた、より有益な情報を利用者に提供し、利用者の利便性を向上する。
本発明は、より有益な情報を列車の利用者に提供し、混雑の緩和を図り、利便性を向上するという目的を、列車の車両ごとの乗車状況を検出する乗車状況検出装置と、乗車状況検出装置によって検出される乗車状況に基づいて、一の駅以降における列車の車両ごとの乗車状況を一の駅において表示し、利用者に通知する表示装置とを備える乗車状況通知システムによって実現する。
以下、図面などを参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明による乗車状況通知システムの実施例1における構成を示すブロック図である。
図1に示すように、乗車状況通知システム1は、列車システム10(10A,10B,・・・,10N(「N」は、任意の数。以下、同じ))と、指令センタシステム20と、案内板装置30(30A,30B,・・・,30N)などとを備え、列車システム10及び指令センタシステム20間、指令センタシステム20及び案内板装置30間は、電話回線、光ケーブルその他の有線、又は赤外線その他の無線の通信回線40を介して接続され、通信を行うことが可能である。
乗車状況通知システム1は、列車の車両ごとの混み具合などの乗車状況を示す乗車率を検出し、到着予定の列車の混雑状況など、検出した乗車率に基づいて生成された案内データを、沿線の各駅において列車に乗車予定の利用者に通知するシステムである。
列車システム10は、各列車に設けられている情報処理システムであって、重量センサ11(11A,11B,・・・,11N)、通信回線40に接続されている通信装置12、列車システム10を統括制御する制御装置13などを備えている。重量センサ11、通信装置12は、制御装置13に接続されている。通信装置12は、モデムなどを備え、通信回線40を介した指令センタシステム20などとの通信を実現する。重量センサ11は、車両ごとに設けられ、各車両の重量を測定し、乗車率を検出するセンサである。制御装置13は、CPU、メモリなどを備え、列車システム10を統括制御する。制御装置13は、重量センサ11によって検出される各駅間の各車両における乗車率を集積し、指令センタシステム20へ送信する。具体的には、制御装置13は、列車番号など、列車を識別するための列車識別情報、現在、列車が走行している位置を示す位置情報、重量センサ11に検出される乗車率及び車両識別情報などを含む運行情報を通信装置12から指令センタシステム20へ逐次(少なくとも各駅間において1回)送信する。
指令センタシステム20は、列車システム10、案内板装置30との通信回線40を介した通信を実現するモデムなどの通信装置、各列車システム10から受信する乗車率データなどの運行情報を集計する集計装置、集計した運行情報を記憶する記憶装置、運行情報に基づいて、案内データを生成する装置、指令センタシステム20を統括制御する制御装置などを備え、列車の運行状況などを管理する指令センタに設けられている情報処理システムである。指令センタシステム20は、生成した案内データを案内板装置30へ送信する。
案内板装置30は、各駅に設置され、制御部31と、制御部31に接続されている通信部32、表示部33などとを備え、設置されている駅で列車に乗車予定の利用者に情報の通知を行う情報処理装置である。制御部31は、CPU、メモリなどを備え、指令センタシステム20から送信する案内データに応じた表示部33への表示など、案内板装置30を統括制御する。通信部32は、モデムなどを備え、通信回線40を介した指令センタシステム20などとの通信を実現する。なお、各駅に設置する案内板装置30の数は、単数に限定されず、複数であってもよい。表示部33は、ディスプレイ、ディスプレイ用のドライバなどを備え、制御部31の制御に応じて情報を表示し、視者に通知する表示装置である。表示部33は、各駅の利用者の目に付きやすい場所に設置されることが望ましく、その数は、単数に限定されず、複数であってもよく、駅の複数の場所に配置し、これらを制御部31で制御してもよい。
図2及び図3は、案内板装置30の表示部33の表示を説明する説明図であって、図2(a)、図3(a)は、表示装置33の表示、図2(b)及び図3(b)は、各列車の位置を示している。なお、一点鎖線で示す列車は、列車T1、列車T2、・・・、列車T8の順に運行し、A駅、B駅・・・E駅の順で各駅に停車する。
図2(a)に示すように、指令センタシステム20から受信する案内データに応じて、表示部33は、沿線の始発駅から終着駅までの各駅(A駅、B駅、・・・、E駅など)と、各駅を最後に出発した列車の次の駅までにおける車両ごとの乗車率とを対応して表示する。つまり、各駅に対応する列車が示す乗車率は、その駅から次の駅までの直近の乗車率を示している。
また、表示部33は、各駅に対応する列車の各車両の乗車率とともに、各駅の下車案内を表示する。利用者は、この下車案内をも参考にして乗る列車、車両を選択することが可能である。
図2(b)に示すように、現在、列車T1は、E駅と次の駅との間、列車T2は、D駅E駅間、列車T3は、B駅C駅間、列車T5,T6は、A駅B駅間を走行し、列車T4は、B駅に停車している。
従って、図2(a)及び(b)に示すように、表示部33は、A駅には、列車T6のA駅B駅間、B駅には、列車T3のB駅C駅間、C駅には、列車T2のC駅D駅間、D駅には、列車T2のD駅E駅間、E駅には、列車T1のE駅及び次の駅間の各車両ごとの乗車率を対応させて表示する。
利用者は、この表示を見ることによって、次にC駅に到着予定の列車T3の5両目の車両の乗車率、つまり、B駅C駅間における列車T3の5両目の車両の乗車率は、約30%であることを知ることができる。同様に、利用者は、C駅D駅間における列車T2の5両目の車両の乗車率は、約50%、列車T2の5両目のD駅E駅間における乗車率は、約70%、列車T1の5両目のE駅から次の駅までにおける乗車率は、約60%など、各駅間における車両の直近の乗車率を知ることができる。
従って、利用者は、C駅を出発した列車のC駅以降の乗車率及びその動向を知ることができ、乗車する列車のC駅D駅間、D駅E駅間、E駅から次の駅までの乗車率を予測し、乗る車両を選択することができる。なお、乗車率の表示の方法は、車両ごとに乗車率に応じて色分けして表示を行ってもよく、数値で表示を行ってもよく、乗車率の高低を利用者に通知できれば、限定されない。また、A駅、B駅などの他の駅に設置されている案内板装置30は、設置されている駅を示す当駅表示33a以外は、同様の表示を行う。
一方、図2(b)の状態から時間が経過し、図3(b)に示すように、現在、列車T3は、D駅E駅間、列車T4は、C駅D駅間、列車T5は、B駅C駅間、列車T7は、A駅B駅間、列車T8は、A駅とその手前の駅間を走行し、列車T6は、B駅に停車している。この場合には、表示部33の表示は、指令センタシステム20から受信する案内データに応じて変わり、図3(a)に示すように、A駅には、列車T7のA駅B駅間、B駅には、列車T5のB駅C駅間、C駅には、列車T4のC駅D駅間、D駅には、列車T3のD駅E駅間、E駅には、列車T2のE駅と次の駅間の各車両の乗車率を対応させて表示される。
なお、表示部33は、下車案内を、印刷など、書き換えできないような形態で表示していてもよく、少なくとも、指令センタシステム20から受信する案内データに応じて変更される表示内容を表示する部分が変更可能なように表示することができればよい。
図4は、本発明による乗車状況通知システムの動作及び乗車状況通知方法を示す図である。
図4に示すように、各列車の列車システム10は、駅を発車すると、乗車率を検出し、列車識別情報、現在、列車が走行している位置を示す位置情報、検出した乗車率及び車両識別情報などを含む列車の運行情報を指令センタシステム20へ送信する(#10−1,#10−2,#10−3)。
指令センタシステム20は、この運行情報を受信して集計し、列車識別情報、乗車率及び車両識別情報などを含む案内データを生成し、各駅の案内板装置30へ送信する(#20−1,#20−2,#20−3)。
案内板装置30は、この案内データを受信し、案内データに応じて表示部33の表示内容を変更する(#30−1,#30−2,#30−3)。
なお、列車システム10が乗車率を指令センタシステム20へ送信するタイミングは、限定されず、一の駅の発車から次の駅に到着するまでのいずれのタイミングで送信してもよく、一の駅及び次の駅間における乗車率を指令センタシステム20へ送信できればよい。利用者に現在の乗車率を精度よく通知するリアルタイム性を向上するため、駅間の乗車率が確定する発車間もない時点で、乗車率が送信されることが望ましい。
このように本実施例によれば、乗車状況通知システム1は、C駅以降の駅間(C駅D駅間、D駅E駅間など)における列車の車両ごとの乗車率など、C駅以降における列車の車両ごとの乗車状況をC駅で列車に乗車予定の利用者に通知するため、利用者は、各車両における乗車後の乗車状況を予測することができ、利用者の利便性を向上することが可能となった。また、乗車する車両を選択する場合に参考となる情報を、利用者へより多く提供するため、乗車率の偏りをなくして混雑の緩和を図り、利用者の利便性を向上することが可能となった。
更に、乗車状況通知システム1は、C駅に到着予定の列車の車両ごとの乗車状況を利用者に通知するため、利用者は、乗車する可能性がある列車の現在の乗車率を知ることができ、利用者の利便性を向上することが可能となった。また、乗車する車両を選択する場合に参考となる情報を、利用者へより多く提供し、混雑の緩和を図り、利用者の利便性を向上することが可能となった。
更にまた、乗車状況通知システム1は、複数の後続列車の乗車率を利用者に通知するため、利用者は、余裕があれば現在の列車に乗らず、空いている次の列車に乗ることができ、利用者の利便性を向上することが可能となった。
また、案内板装置30は、下車案内を乗車率とともに表示するため、乗車する車両を選択する場合に参考となる情報を、利用者へより多く提供し、混雑の緩和を図るとともに、利用者の利便性を向上することが可能となった。更に、案内板装置30は、列車の車両に対応させて乗車状況及び下車案内を表示するため、これらの情報を効率的に利用者に通知できるとともに、利用者は、容易かつ効率的にこれらの情報を得ることができ、利用者の利便性を向上することが可能となった。
図5は、本発明による乗車状況通知システムの実施例2における構成を示すブロック図である。なお、前述した実施例と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
図5に示すように、乗車状況通知システム1−2は、列車システム10と、指令センタシステム20−2と、案内板装置30−2(30A−2,30B−2,・・・,30N−2)と、乗車券50などとを備え、列車システム10及び指令センタシステム20−2間、指令センタシステム20−2及び案内板装置30−2間は、通信回線40を介して接続されている。
指令センタシステム20−2は、運行状況DB21などを備えている。運行状況DB21は、各列車がどこに位置しているかなど、各列車の列車システム10から逐次受信する運行情報を集積して格納するデータベースである。指令センタシステム20−2は、運行状況DB21を参照することによって、各列車の各駅への到着時刻、所要時間などを算出することが可能である。
乗車券50は、磁気カード、ICカード、携帯電話機など、情報を所定の外部装置から読み取り可能なように記録し、利用者に携帯される携帯型情報記録媒体である。携帯型情報記録媒体とは、ICカードなどの携帯型情報記憶媒体、磁気カードなど、情報を所定の外部装置から読み出し可能なように記録する記録部を有し、所定のレベルの対タンパ性を有する携帯型の記録媒体である。また、携帯型情報記憶媒体とは、ICカード、SIM(Subscriber Identity Module)、UIM(User Identity Module)、ICタグなど、ICと、外部装置及びIC間の通信を媒介する通信部及びインターフェイスなどとを備え、外部装置から内部のデータにアクセスするために相互認証などの所定の処理が必要な、耐タンパ性の高い携帯型の情報処理装置である。
乗車券50は、利用者の乗車権限を、改札の端末などの外部装置に対して証明する乗車切符であって、その権限内容、つまり、乗車可能区間、乗車可能期間などの利用者の列車の利用内容を示す利用情報を記録している。
案内板装置30−2は、制御部31−2に接続されている通信部32、表示部33−2、リーダ34などを備えている。リーダ34は、乗車券50に記録されている利用情報を読み出す。
制御部31−2は、乗車券50から読み出した利用情報を指令センタシステム20−2に送信して利用案内の提供を要求し、行き先駅、行き先の各駅に到着する予測時刻、到着までの所要時間、利用者の行く先の駅に「各駅停車しか停車しません」、「この次の急行が追い越して先に到着します」、「次の特急は目的の駅に停車しません」などの利用情報に応じた利用案内を指令センタシステム20から受信し、表示部33−2に表示する。
つまり、利用者は、乗車券50をリーダ34に挿入する、リーダ34に翳すなど、乗車券50に記録されている利用情報をリーダ34に読み取らせることによって、行き先など、自己の列車利用に応じた利用案内を知ることができる。
このように本実施例によれば、実施例1の効果に加えて、乗車状況通知システム1−2は、乗車可能区間、乗車可能期間などの利用案内を、利用者の利用情報に応じて案内板装置30−2へ表示するため、利用者に合わせた、より有益な情報を利用者に提供することができ、一層利用者の利便性を向上することが可能となった。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、各実施例において、乗車状況通知システム1,1−2は、図2(a)のA駅B駅間のように、駅間に複数の列車が存在する場合には、案内板装置30,30−2は、駅間に存在する列車T5及びT6の各車両における乗車率の平均値を、A駅に対応する乗車率として表示部33,33−2に表示してもよい。
集団客の乗車など、特異な乗車状況を排除し、乗車する車両の今後の乗車状況をより正確に予測することができ、利用者の利便性を向上することが可能となる。
また、乗車状況通知システム1,1−2は、現在運行している各列車の乗車状況に基づいて、通知を行っているが、乗車状況の履歴を記憶し、この履歴に基づいて、C駅以降の乗車状況を利用者に通知してもよい。例えば、指令センタシステム20,20−2は、列車システムから受信する乗車状況をデータベース化して記憶し、この集計した乗車状況に基づいて、同一時間帯、同一曜日のC駅以降(C駅D駅間、D駅E駅間など)における平均的な乗車率を算出し、案内データに含めて案内板装置30,30−2へ送信し、利用者に通知してもよい。利用者は、より正確に乗車後の各車両の乗車状況を予測することができ、利用者の利便性を向上することが可能となる。
各実施例において、乗車状況通知システム1,1−2は、後続列車が、当駅に到着する予想時刻、到着までの待ち時間を案内板装置30,30−2で利用者に通知してもよい。例えば、図2に示すように、C駅に設置されている案内板装置30,30−2は、後続列車(未だにC駅に着いていない列車)である列車T3,T4,T5,T6のC駅に到着(又はC駅を出発)する予想時刻、到着(又は出発)までの待ち時間を案内板装置30,30−2で利用者に通知してもよい。
同様に、乗車状況通知システム1,1−2は、列車T3,T4などのC駅に到着予定の列車が、D駅、E駅など、行く先の各駅に到着(又は各駅を出発)する予想時刻、到着(又は出発)までの所要時間を案内板装置30,30−2に表示してもよい。
利用者の利便性を向上することが可能となる。
各実施例において、乗車状況通知システム1,1−2は、列車システム10において検出された乗車率を、指令センタシステム20,20−2を介して、各駅の案内板装置30,30−2へ提供しているが、指令センタシステム20,20−2を介さずに直接列車システム10から案内板装置30へ送信してもよい。案内板装置30,30−2において、乗車率に基づいた表示を行うことができれば、乗車率をどのように案内板装置30,30−2に提供するか、また、どのように乗車状況通知システム1,1−2を構成するかは限定されない。従って、実施例2において、運行状況DB21を各案内板装置30−2が備え、指令センタシステム20に問い合わせることなく、案内板装置30−2利用案内を表示してもよい。
各実施例において、乗車状況通知システム1,1−2は、列車の各車両に設けられている重量センサ11から乗車率を検出しているが、例えば、利用者が個々に携帯している乗車券などに発信装置を設けてこれを車両内で検出してもよく、乗車率の検出方法は、限定されない。
本発明による乗車状況通知システムの構成を示すブロック図である。(実施例1) 案内板装置30の表示部33の表示を説明する説明図である。(実施例1) 案内板装置30の表示部33の表示を説明する説明図である。(実施例1) 本発明による乗車状況通知システムの動作及び乗車状況通知方法を示す図である。(実施例1) 本発明による乗車状況通知システムの構成を示すブロック図である。(実施例2) 従来の下車案内の表示を示す図である。
符号の説明
1 乗車状況通知システム
10 列車システム
11 重量センサ
12 通信装置
13 制御装置
20 指令センタシステム
30 案内板装置
31 制御部
32 通信部
33 表示部
40 通信回線

Claims (11)

  1. 列車の車両ごとの乗車状況を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出される乗車状況に基づいて、列車の乗車状況を利用者に通知する通知手段とを備える乗車状況通知システムであって、
    前記通知手段は、前記検出手段によって検出される乗車状況に基づいて、一の駅以降における列車の車両ごとの乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、
    を特徴とする乗車状況通知システム。
  2. 請求項1に記載の乗車状況通知システムにおいて、
    前記通知手段は、前記一の駅以降の駅間における列車の車両ごとの乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、
    を特徴とする乗車状況通知システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗車状況通知システムにおいて、
    前記通知手段は、前記一の駅以降の駅間における平均的な乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、
    を特徴とする乗車状況通知システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の乗車状況通知システムにおいて、
    前記通知手段は、前記一の駅以降における列車の車両ごとの乗車状況を通知するとともに、前記一の駅に到着予定の列車の車両ごとの乗車状況を通知すること、
    を特徴とする乗車状況通知システム。
  5. 請求項4に記載の乗車状況通知システムにおいて、
    前記通知手段は、乗車状況とともに、前記一の駅以降の駅における列車の到着予定時刻及び/又は出発予定時刻を通知すること、
    を特徴とする乗車状況通知システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の乗車状況通知システムにおいて、
    前記通知手段は、前記一の駅において乗車状況を表示し、前記一の駅において列車に乗車予定の利用者に通知する表示手段を有すること、
    を特徴とする乗車状況通知システム。
  7. 請求項6に記載の乗車状況通知システムにおいて、
    前記表示手段は、各駅を直近に出発した各列車の車両についての乗車状況を前記各駅に対応させて表示するとともに、列車のいずれの車両に乗車すれば前記各駅における下車後の移動において利便性が高いかを示す下車案内を前記一の駅において表示すること、
    を特徴とする乗車状況通知システム。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の乗車状況通知システムにおいて、
    利用者の利用情報を記録し、利用者が携帯する携帯型情報記録媒体と、
    前記携帯型情報記録媒体に記録されている利用情報を読み出す利用情報読み出し手段とを備え、
    前記通知手段は、前記利用情報読み出し手段によって読み出される利用情報に応じた乗車状況を含む利用案内を、前記携帯型情報記録媒体を携帯する利用者に通知すること、
    を特徴とする乗車状況通知システム。
  9. 列車の車両ごとの乗車状況を検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて検出した乗車状況に基づいて、列車の乗車状況を利用者に通知する通知ステップとを備える乗車状況通知方法であって、
    前記通知ステップは、前記検出ステップにおいて検出した乗車状況に基づいて、一の駅以降における列車の車両ごとの乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、
    を特徴とする乗車状況通知方法。
  10. 請求項9に記載の乗車状況通知方法において、
    前記通知ステップは、前記一の駅以降の駅間における列車の車両ごとの乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、
    を特徴とする乗車状況通知方法。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の乗車状況通知方法において、
    前記通知ステップは、前記一の駅以降の駅間における平均的な乗車状況を、前記一の駅で列車に乗車予定の利用者に通知すること、
    を特徴とする乗車状況通知方法。

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