以下に、本発明にかかる情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および、情報処理方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
本発明の実施形態について、図1乃至図16を参照して以下に説明する。但し、以下に示す本実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための情報処理システムを例示するものであって、本発明をこの情報処理システムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の情報処理システムにも等しく適用し得るものである。例えば、本実施形態で例示する情報処理システムにおけるサーバ側と端末側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
[情報処理システムの構成]
まず、本実施形態における情報処理システムの構成の一例について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本実施形態における情報処理システムの概略構成の一例を示す概念図である。なお、本実施形態においては、通信型のナビゲーションを提供する情報処理システムを具体例として説明するが、本発明はこれに限ることなく、スタンドアローンタイプの情報処理システムなどにも適用可能である。
また、本実施形態における情報処理システムにおいては、各構成が端末装置100または情報処理サーバ200のいずれかに備えられて処理を行うものを、情報処理システムとして説明するが、当該実施例に限らず、各構成が分離した複数の筐体(例えば、情報処理装置等)内に備えられ、ネットワーク300等を介して接続されて一つの概念としてのシステムまたは装置を構成するもの(例えば、クラウドコンピューティング等)であってもよい。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システムは、概略的に、地図情報提供および経路探索等を行うことができる情報処理サーバ200、および、単数または複数の経路案内アプリケーションおよび乗換案内アプリケーション等を搭載した端末装置100、を通信可能に接続して構成される。ここで、図1に示すように、通信には、一例として、ネットワーク300を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これら情報処理システムの各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
[情報処理サーバ200の構成]
次に、本実施形態における情報処理サーバ200の構成の一例について、図2を参照して以下に説明する。図2は、本実施形態における情報処理サーバ200の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
ここで、図2に示すように、本実施形態の情報処理システムにおいて、情報処理サーバ200は、概略的に、制御部202と記憶部206とを少なくとも備えている。図2において、情報処理サーバ200は、交通機関の路線上の輸送体を特定した情報である輸送体特定情報と、当該輸送体が停車する停留箇所の属性に関する停留箇所属性情報と、を含む輸送体情報を取得し、輸送体情報に基づいて、輸送体の混雑指数を取得する等の機能を有する。
ここで、情報処理サーバ200は、情報処理サーバ200とネットワーク300との間における通信制御を行う通信制御インターフェース部204を備えていてもよい。ここで、通信制御インターフェース部204は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであってもよい。すなわち、通信制御インターフェース部204は、外部装置(例えば、端末装置100等)と通信回線を介してデータを通信する機能を有していてもよい。
ここで、ネットワーク300は、端末装置100、情報処理サーバ200、外部装置、および/または、外部システムを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網(携帯端末回線網および一般電話回線網等)、イントラネット、または、電力線通信(PLC)等であってもよい。また、制御部202は、各種処理を行う制御手段である。ここで、制御部202は、通信制御インターフェース部204を介してネットワーク300を経由し、外部装置(例えば、端末装置100等)と相互に通信可能に接続され、外部装置(例えば、端末装置100等)との間のデータ送受信処理等を行ってもよい。
また、記憶部206は、HDD(Hard Disk Drive)等の固定ディスク装置またはSSD(Solid State Drive)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル(ネットワーク情報データベース206a、交通情報データベース206b、地図情報データベース206c、案内情報データベース206d、輸送体種別スコアデータベース206e、および、停留箇所別スコアデータベース206f等)を格納する。
なお、記憶部206は、各構成要素(ネットワーク情報データベース206a、交通情報データベース206b、地図情報データベース206c、案内情報データベース206d、輸送体種別スコアデータベース206e、および、停留箇所別スコアデータベース206f等)を備えていてもよい。また、情報処理サーバ200は、外部装置に備えられた同等の各構成要素をネットワーク300を介して利用することで、各構成要素が記憶部206に備えられているものとしてもよい。
これら記憶部206の各構成要素のうち、ネットワーク情報データベース206aは、交通網を規定するネットワークに関するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段である。ここで、ネットワーク情報は、交通網表現上の結節点であるノードと、当該ノード間を接続するリンクと、の組み合わせにより表現されるネットワークに関する情報、すなわち、ノード情報とリンク情報との組み合わせであってもよい。また、ノード情報には、ノードを示すアイコン等のウィジェットを含んでいてもよい。また、ネットワーク情報は、道路ネットワーク情報、路線網ネットワーク情報、および、施設内ネットワーク情報を含んでいてもよい。
また、ネットワーク情報データベース206aは、複数のネットワークが接続する接続位置である接続ノードに関するノード情報である接続ノード情報を記憶していてもよい。これらネットワーク情報は、ネットワーク情報データベース206aに予め記憶されており、情報処理サーバ200の制御部202は、定期的に、および/または、制御部202による処理に応じて(例えば、制御部202においてデータが必要となる契機等に)ネットワーク300を介して最新のデータを外部装置(例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど)等からダウンロードしてネットワーク情報データベース206aに記憶されたネットワーク情報をアップデートしてもよい。
ここで、ネットワーク情報に含まれる道路ネットワーク情報は、道路網を規定するネットワーク情報であり、例えば、交差点等の道路網表現上の結節点であるノードに関するノード情報と、ノード間の道路区間であるリンクに関するリンク情報との組み合わせにより表現されるネットワーク情報である。ここで、道路ネットワーク情報は、自動車、自転車、もしくは、徒歩に対応する道路種別(例えば、高速自動車国道、自動車専用道路、一般道、自転車専用道路、または、歩行者専用道路等)毎にネットワーク情報データベース206aに格納されていてもよい。
また、ネットワーク情報に含まれる路線網ネットワーク情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関(例えば、公共交通機関等)の路線網を規定するネットワーク情報であり、例えば、路線網表現上の結節点であるノード(例えば、交通機関の停留箇所(停留地点)である駅、停留場、停車場、停留所、空港、港、および、ターミナル等)に関するノード情報(例えば、停留箇所情報(停留地点情報))と、ノード間を接続するリンク(例えば、鉄道路線(線路)、航空路線、航路、および、バス路線等)に関するリンク情報(例えば、線路情報、または、運行経路情報を含む路線情報等)との組み合わせにより表現されるネットワーク情報である。
ここで、路線網ネットワーク情報は、運行会社毎、路線毎、路線を運行する公共交通機関毎にネットワーク情報データベース206aに格納されていてもよい。また、路線とは、交通機関が通過する出発地と目的地とを結ぶ線であってもよい。また、運行経路情報は、交通機関の路線が設定された交通機関が実際に移動する運行経路に関する情報であって、当該運行経路の位置情報を含んでいてもよい。また、鉄道とは、ルート上に設置された固定式案内路(レール、および案内軌条など)等に誘導されて走行し、旅客や貨物等を輸送する交通機関であり、例えば、電車、市電、ロープウェイ、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等であってもよい。
また、ノード情報には、ノード番号(例えば、ノードID等)、ノードの名称(例えば、交通機関の停留箇所(停留地点)の名称である駅名、停留場名、停車場名、停留所名、空港名、港名、および、ターミナルの名称等)、および、緯度経度高度などの位置情報などの情報を含んでいてもよい。また、リンク情報には、リンク番号(例えば、リンクID等)、開始ノードID、終了ノードID、種別、リンク長(例えば、距離等)、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、リンクの名称(例えば、路線名など)、ならびに、緯度経度高度などの位置情報等の情報を含んでいてもよい。
また、路線網ネットワーク情報は、更に、交通機関の種別(例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など)に対応したノード(例えば、急行停車駅、準急停車駅、および、快速停車駅等)に関するノード情報と、当該ノード間を接続する鉄道路線、および、バス路線等のリンクに関するリンク情報との組み合わせにより表現されるネットワーク情報を当該種別に対応付けて含んでいてもよい。
また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の乗降場所(例えば、駅のプラットホーム等)の位置情報(例えば、緯度経度高度等)、形状情報、配置情報(例えば、島式ホームおよび相対式ホーム等)、および、属性情報(例えば、プラットホーム番号などの乗降場所の名称および識別番号等)などを含む乗降場所情報を含んでいてもよい。また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の利用運賃料金データを含んでいてもよい。ここで、利用運賃料金データは、例えば、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関を利用した場合に生じる運賃および料金等を表す情報等であってもよい。
また、路線網ネットワーク情報は、乗車位置データを含んでいてもよい。ここで、乗車位置データは、例えば、電車、市電、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等の複数の車両が連結した交通機関の各車両(号車)乗車(停留)位置(一例として、改札口に近い車両、乗換に便利な位置の車両、混雑率の低い車両、および、女性専用車両等)、または、交通機関の輸送体(例えば、列車、または、バス車両等)の各ドアの乗車(停留)位置(一例として、改札口前のドア、階段前のドア、および、エレベータ前のドア等)を表す情報等であってもよい。
また、交通情報データベース206bは、交通情報を記憶する交通情報記憶手段である。ここで、交通情報は、交通機関の時刻表に関する時刻表情報を含んでいてもよい。ここで、時刻表情報は、交通機関の停留箇所(停留地点)毎の時刻表に関する停留箇所時刻表情報、および、交通機関毎の運行時刻表に関する運行時刻表情報を含んでいてもよい。また、時刻表情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関の時刻表を表す情報であってもよい。
また、時刻表情報は、更に、路線上のノード(すなわち、交通機関の停留箇所)における交通機関の発着時刻(例えば、出発、経由、および到着の予定時刻など)、交通機関の路線の名称、および、交通機関の路線上のノードの名称等の属性情報を含む情報であってもよい。また、時刻表情報は、交通機関の路線上のノードを結ぶ区間(例えば、一つまたは複数のリンク等)毎に対応付けられた交通機関の属性情報(例えば、種別および行先情報等)を含んでいてもよい。
また、時刻表情報は、各交通機関の乗降に用いられる乗降場所の名称および識別番号(例えば、プラットホーム番号など)等の乗降場所の属性情報を含んでいてもよい。また、停留箇所時刻表情報は、停留箇所(停留地点)単位の時刻表情報(例えば、各停留箇所を経由する交通機関の到着時刻を定めた時刻表情報等)であってもよい。また、運行時刻表情報は、交通機関単位の時刻表情報(例えば、各交通機関が経由する停留箇所の経由時刻を定めた時刻表情報等)であってもよい。
また、交通情報は、交通機関の運行情報(例えば、遅延情報、および、運休情報等)を含んでいてもよく、例えば、運行情報は、鉄道運行情報、航空運行情報、船舶運行情報、および、バス運行情報等を含んでいてもよい。なお、運行情報は、路線または運行便毎の、経由する停留箇所(停留地点)およびその経由予定時刻に関する情報を含んでいてもよい。また、時刻表情報は、更に、交通機関の行先情報(例えば、最終行先情報など)、および、交通機関の種別(例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など)を含む情報であってもよい。
また、これら交通情報は、交通情報データベース206bに予め記憶されており、情報処理サーバ200の制御部202は、定期的(例えば、5分毎等)に、および/または、制御部202による処理に応じて(例えば、制御部202においてデータが必要となる契機等に)ネットワーク300を介して最新のデータを外部システム(例えば、警察庁、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)、および、ATiS(登録商標)(Advanced Traffic Information Service)、日本道路交通情報センター(登録商標)(JARTIC(登録商標))、鉄道会社、バス会社、および、交通情報配信サーバ(サービス)など)等からダウンロードして交通情報データベース206bに記憶された交通情報をアップデートしてもよい。
また、地図情報データベース206cは、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段である。ここで、地図情報データベース206cは、複数の縮尺の地図に関する地図情報、または、複数の縮尺の地図に対応可能な地図情報を記憶していてもよい。すなわち、地図情報は、複数の縮尺のラスタ形式の地図描画用の画像、または、ベクタ形式の地図描画用の画像等を含んでいてもよい。
ここで、地図情報は、例えば、縮尺に従ってメッシュ化された地図情報(例えば、JIS規格の第1〜3次地域区画メッシュデータ、および、100mメッシュデータ等)等の屋外地図情報であってもよい。また、地図情報は、全国および各地方の道路地図情報等の屋外地図情報を含んでいてもよい。また、地図情報データベース206cは、公共交通機関の路線図に関する路線図情報を記憶していてもよい。
また、これら地図情報等は、地図情報データベース206cに予め記憶されており、情報処理サーバ200の制御部202は、定期的に、および/または、制御部202による処理に応じて(例えば、制御部202においてデータが必要となる契機等に)ネットワーク300を介して最新のデータを外部装置(例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど)等からダウンロードして地図情報データベース206cに記憶された地図情報等をアップデートしてもよい。
また、案内情報データベース206dは、案内情報(音声案内情報および表示案内情報等)を記憶する案内情報記憶手段である。ここで、案内情報に含まれる表示案内情報は、分岐点等における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるターンバイターン(TBT)、および、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等であってもよく、例えば、端末装置100の制御部が表示案内を実行する際に用いられてもよい。また、表示案内情報は、交差点周辺の低縮尺の地図に関する地図情報(例えば、交差点拡大図等)、道路標識の道路標識画像、および、道路標示の道路表示画像等を含んでいてもよい。
また、案内情報に含まれる音声案内情報は、現在位置周辺に渋滞している領域があることを知らせる音声情報であってもよく、横断路の進入箇所に対応付けられた「目前の横断路は横断可能です」、「この先にも横断路があります」、および、「ここが最後の横断路です」、渋滞箇所の案内に対応付けられた「この先渋滞しています」、分岐点等における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」、ならびに、現在位置が目的地に近づいた場合に対応付けられた「まもなく目的地周辺です」等の音声情報であってもよく、例えば、端末装置100の制御部が音声案内を実行する際に用いられてもよい。
また、輸送体種別スコアデータベース206eは、輸送体種別スコアを記憶する輸送体種別スコア記憶手段である。ここで、輸送体種別スコアは、混雑指数を算出する場合の輸送体の種別毎のスコアであってもよい。
また、停留箇所別スコアデータベース206fは、停留箇所(停留地点)別スコアを記憶する停留箇所別スコア記憶手段である。ここで、停留箇所別スコアは、混雑指数を算出する場合の停留箇所毎のスコアであってもよい。例えば、停留箇所別スコアは、停留箇所(停留地点)における乗降客数に基づくスコアであり、電車の駅における、一日の乗降客数に基づくスコアであってもよく、ある時間帯の乗降客数に基づくスコアであってもよい。
また、制御部202は、OS(Operating System)等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部202は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行ってもよい。例えば、制御部202は、これらのプログラム等により、外部装置(例えば、端末装置100等)との間のデータ送受信処理、および/または、記憶部206におけるデータ入出力処理(格納処理、および、抽出処理)等を行ってもよい。
制御部202は、機能概念的に、現在位置情報取得部202a、経路取得部202b、輸送体情報取得部202c、混雑指数取得部202d、出力情報生成部202e、および、出力制御部202fを備える。なお、制御部202は、各構成要素(現在位置情報取得部202a、経路取得部202b、輸送体情報取得部202c、混雑指数取得部202d、出力情報生成部202e、および、出力制御部202f等)の全部または一部を備えていてもよい。
このうち、現在位置情報取得部202aは、端末装置100のユーザの現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部202aは、端末装置100のユーザの現在位置情報を所定時間ごと(例えば、1秒ごと、または、3分ごと等)に、すなわち、所定周期で取得してもよい。
また、現在位置情報取得部202aは、端末装置100にて位置発信装置500から受信した位置情報信号を端末装置100から受信し、当該位置情報信号から算出した位置情報を端末装置100のユーザの現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部202aは、ユーザにより端末装置100において入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を受信し、当該位置情報を端末装置100のユーザの現在位置情報として取得してもよい。
また、経路取得部202bは、経路を取得する経路取得手段である。ここで、経路取得部202bは、記憶部206に記憶された経路情報を取得してもよい。また、経路取得部202bは、経路(案内経路)に関する経路情報を生成してもよい。また、経路取得部202bは、出発地から目的地までの案内経路、出発地から経由地までの案内経路、現在位置から目的地までの案内経路、現在位置から経由地までの案内経路、および/または、経由地から経由地までの案内経路を探索し、案内経路に関する経路情報(経路探索情報)を生成してもよい。
また、経路取得部202bは、案内経路を、ネットワーク情報データベース206aに記憶されたネットワーク情報、および/または、交通情報データベース206bに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。また、経路取得部202bは、経路探索条件を満たす案内経路を探索してもよい。ここで、経路探索条件は、目的地(経由地)の到着予定時刻、目的地(経由地)の到着順序、優先される目的地(経由地)、移動手段(例えば、公共交通機関利用、自転車利用、鉄道利用、または、自動車利用(例えば、一般道優先、高速道優先、有料道優先、推奨、もしくは、抜け道使用等)など)、出発時刻、および/または、日付等に関する条件等に関する情報を含んでいてもよい。
また、輸送体情報取得部202cは、輸送体情報を取得する輸送体情報取得手段である。ここで、輸送体情報取得部202cは、交通機関の路線上の輸送体を特定した情報である輸送体特定情報と、当該輸送体が停車する停留箇所の属性に関する停留箇所属性情報を少なくとも含む停留箇所情報と、を含む輸送体情報を取得してもよい。例えば、停留箇所属性情報は、駅の属性情報であって、大規模駅、オフィス街駅、拠点駅、ターミナル駅、上位種別列車停車駅、緩急接続駅、および/または、待避駅等に関する情報であってもよい。
また、停留箇所属性情報は、「混雑しやすい/しにくい」、「乗降者数が多い/少ない」、および/または、「乗車数(降車数)が多い/少ない」等に関する情報であってもよい。また、輸送体特定情報は、更に、号車、および/または、ドアを特定した情報を含んでいてもよい。また、輸送体情報は、輸送体の停留箇所(停留地点)数、および/または、輸送体の種別情報を含んでいてもよい。ここで、輸送体特定情報は、列車ID、または、駅と路線と発時刻との組み合わせに関する情報(例えば、京急本線特急上り・上大岡駅・07:35発)のどちらであってもよい。
また、輸送体情報は、輸送体が既に停車した停留箇所(停留地点)に関する既停車情報を含んでいてもよい。また、輸送体情報は、輸送体がこの先停車する停留箇所(停留地点)に関する先停車情報を含んでいてもよい。ここで、停留箇所は、輸送体の停留箇所を示す場合、駅またはバス停等であってもよい。また、停留箇所は、輸送体の号車またはドアの停留箇所を示す場合、ホーム上の位置等であってもよい。また、輸送体は、例えば、列車、バス車両、ロープウェイの搬器(ゴンドラ)、または、ケーブルカー車両等であってもよい。
また、混雑指数取得部202dは、混雑指数を取得する混雑指数取得手段である。ここで、混雑指数取得部202dは、輸送体情報に基づいて、輸送体の混雑指数を取得してもよい。また、混雑指数は、更に、号車、および/または、ドア毎の混雑指数を含んでいてもよい。また、混雑指数取得部202dは、輸送体情報に基づいて、同一路線上の同一停留箇所(停留地点)における他の輸送体との相対評価により、輸送体の混雑指数を取得してもよい。
また、出力情報生成部202eは、端末装置100において出力させるための出力情報を生成する出力情報生成手段である。ここで、出力情報は、混雑指数を含んでいてもよい。また、出力情報は、時刻表情報、路線図情報、および/または、経路情報(経路探索情報)を含んでいてもよい。また、出力情報は、この先停車する停留箇所(停留地点)の中で、混雑度合いに変化が生じる停留箇所に関する混雑停留箇所情報を含んでいてもよい。
ここで、混雑停留箇所情報は、この先停車する停留箇所の中で、混雑し始める停留箇所、および/または、混雑が緩和され始める停留箇所に関する情報であってもよい。また、混雑度合いの変化とは、所定値以上もしくは以下への変化、または、元(変化前)の値からの大きな変化等であってもよい。また、出力情報は、輸送体情報、現在位置情報、地図情報、および/または、案内情報(表示案内情報、および/または、音声案内情報等)を含んでいてもよい。
また、出力制御部202fは、出力情報を出力させる表示制御手段、または、交通機関の路線上の輸送体を特定した情報である輸送体特定情報と、当該輸送体が停車する停留箇所の属性に関する停留箇所属性情報と、を含む輸送体情報に基づいて取得される、輸送体の混雑指数を出力させる混雑指数出力制御手段であってもよい。また、出力制御部202fは、混雑指数を、時刻表情報、路線図情報、または、経路探索情報とともに、出力させてもよい。また、出力制御部202fは、更に、この先停車する停留箇所(停留地点)の中で、混雑度合いに変化が生じる停留箇所に関する混雑停留箇所情報を出力させてもよい。
また、出力制御部202fは、出力情報を表示させてもよい。ここで、出力制御部202fは、出力情報を端末装置100に送信することにより、当該出力情報を端末装置100において表示させてもよい。また、出力制御部202fは、出力情報を端末装置100に送信することにより、当該出力情報を端末装置100において表示させることにより、経路案内を実行してもよい。ここで、出力制御部202fは、端末装置100において経路案内開始要求が入力された場合、経路案内を実行してもよい。
[端末装置100の構成]
また、本実施形態における端末装置100の構成の一例について、図3を参照して以下に説明する。図3は、本実施形態における端末装置100の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
ここで、図3に示すように、本実施形態の情報処理システムにおいて、端末装置100は、概略的に、位置取得部112と出力部と入力部118と制御部102と記憶部106とを少なくとも備えている。図3において、端末装置100は、交通機関の路線上の輸送体を特定した情報である輸送体特定情報と、当該輸送体が停車する停留箇所の属性に関する停留箇所属性情報と、を含む輸送体情報に基づいて取得される、輸送体の混雑指数を出力させる等の機能を有する。
端末装置100は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型、もしくは、ノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話、スマートフォン、PHS、もしくは、PDA等の携帯端末装置、または、走行経路案内等を行なうナビゲーション端末(例えば、カーナビゲーション装置、もしくは、PND(Portable Navigation Device)など)等であってもよい。ここで、端末装置100は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーション、乗換案内アプリケーション、および情報検索アプリケーション等を搭載していてもよい。
また、端末装置100は、リアルタイムに現在位置測位が行えるよう、GPS機能やIMES機能等を有する位置取得部112を備えていてもよい。また、端末装置100は、表示部114と音声出力部116とを少なくとも含む出力部を備えていてもよい。また、端末装置100は、データ入力等を行う入力部118を備えていてもよい。また、端末装置100は、位置取得部112、表示部114、音声出力部116、および、入力部118等の制御を行う入出力制御インターフェース部108を備えていてもよい。また、端末装置100は、端末装置100とネットワーク300との間における通信制御を行う通信制御インターフェース部104を備えていてもよい(なお、ナビゲーション端末等の端末装置100においては、ネットワーク300との間における通信を行わず、通信制御インターフェース部104を備えていなくてもよい)。
ここで、表示部114は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段(例えば、液晶または有機EL等から構成されるディスプレイ、モニタ、および、タッチパネル等)であってもよい。また、音声出力部116は、音声情報を音声として出力する音声出力手段(例えば、スピーカ等)であってもよい。また、入力部118は、例えば、キー入力部、タッチパネル、コントロールパッド(例えば、タッチパッド、および、ゲームパッド等)、マウス、キーボード、カメラ、センサ、レーダ、および、マイク等であってもよい。
また、位置取得部112は、例えば、位置発信装置500から発信される位置情報信号を受信する信号受信手段であってもよい。ここで、位置発信装置500は、位置情報信号(GPS信号)を発信するGPS装置(例えば、GPS衛星等)であってもよい。ここで、GPS信号は、GPS装置に搭載された原子時計等からの時刻、および、GPS装置の天体暦(例えば、軌道情報等)などを含んでいてもよい。
また、位置発信装置500は、端末装置100との間で無線通信を行うための装置等である基地局(例えば、携帯電話、自動車電話、および、PHSの基地局等)であってもよい。また、位置発信装置500は、GPS信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするIMES(Indoor Message System)技術を実現するIMES装置であってもよい。
ここで、位置発信装置500は、屋外で受信したGPS信号を屋内で発信するGPSリピータであってもよい。また、位置発信装置500は、建物(例えば、立体駐車場等)内の各フロアや地下構造物(例えば、地下鉄駅、地下街、地下連絡通路、および地下駐車場等)の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報(位置ID等)が割り振られている。
そして、端末装置100が通信可能範囲に入ると、端末装置100は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信する。この際の通信方式は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグシステムやBluetooth(登録商標)等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。
また、位置発信装置500は、無線LANのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部112は、無線LAN信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、制御部102は、位置取得部112にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。
また、本実施形態において、制御部102は、位置取得部112にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。ここで、位置情報は、緯度および経度により特定される絶対位置の他、基準となる位置からの相対位置を示すものであってもよい。
また、位置取得部112は、端末装置100の変化量(例えば、ベクトル量等)を検出する速度センサ、加速度センサ、方位センサ、および、距離センサ等を備えていてもよい。ここで、位置取得部112は、速度センサにて速度を検出してもよい。また、位置取得部112は、加速度センサにて加速度を検出してもよい。
また、位置取得部112は、方位センサにて方位(例えば、東・西・南・北・天・地等)および傾きを検出してもよい。また、位置取得部112は、距離センサにて移動距離(変位)を検出してもよい。ここで、速度センサは、レーザドップラ振動計等であってもよく、検出したドップラー効果によって生じた周波数の差等から端末装置100の速度を検出してもよい。
また、加速度センサは、機械式加速度センサ、FBG光ファイバ式等の光学式加速度センサ、および、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)加速度センサ等の半導体式加速度センサなどであってもよい。また、方位センサには、絶対走行方位を検出する地磁気センサ、および、相対走行方位を検出する光ジャイロ等が使用されてもよい。
また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位および傾きに関する情報を取得できる電子コンパス等であってもよい。また、距離センサは、端末装置100が車両用の情報処理端末である場合、車軸の回転数に比例してパルス信号を発生させ、パルス信号の数量に比例した移動距離を検出してもよい。
また、通信制御インターフェース部104は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであってもよい。すなわち、通信制御インターフェース部104は、情報処理サーバ200等と通信回線を介してデータを通信する機能を有していてもよい。
また、記憶部106は、HDDやSSD等の大容量のストレージ手段、および/または、SRAM(Static Random Access Memory)等を用いて構成される小容量高速メモリ(例えば、キャッシュメモリ)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル(ネットワーク情報データベース106a、交通情報データベース106b、地図情報データベース106c、案内情報データベース106d、輸送体種別スコアデータベース106e、および、停留箇所別スコアデータベース106f等)を格納してもよい。ここで、記憶部106は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。
ここで、記憶部106の各部(ネットワーク情報データベース106a、交通情報データベース106b、地図情報データベース106c、案内情報データベース106d、輸送体種別スコアデータベース106e、および、停留箇所別スコアデータベース106f等)については、情報処理サーバ200ではなく端末装置100に備えられている点を除き、各機能が情報処理サーバ200の記憶部206の各部(ネットワーク情報データベース206a、交通情報データベース206b、地図情報データベース206c、案内情報データベース206d、輸送体種別スコアデータベース206e、および、停留箇所別スコアデータベース206f等)と同様であるため説明を省略する。
なお、記憶部106は、各構成要素(ネットワーク情報データベース106a、交通情報データベース106b、地図情報データベース106c、案内情報データベース106d、輸送体種別スコアデータベース106e、および、停留箇所別スコアデータベース106f等)を備えていてもよい。また、端末装置100は、外部装置に備えられた同等の各構成要素をネットワーク300を介して利用することで、各構成要素が記憶部106に備えられているものとしてもよい。
また、制御部102は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部102は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行ってもよい。例えば、制御部102は、これらのプログラム等により、外部装置(例えば、情報処理サーバ200等)との間のデータ送受信処理、および/または、記憶部106におけるデータ入出力処理(格納処理、および、抽出処理)等を行ってもよい。
制御部102は、機能概念的に、現在位置情報取得部102a、経路取得部102b、輸送体情報取得部102c、混雑指数取得部102d、出力情報生成部102e、および、出力制御部102fを備える。なお、制御部102は、各構成要素(現在位置情報取得部102a、経路取得部102b、輸送体情報取得部102c、混雑指数取得部102d、出力情報生成部102e、および、出力制御部102f等)を備えていてもよい。
ここで、現在位置情報取得部102aは、端末装置100のユーザの現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部102aは、端末装置100のユーザの現在位置情報を所定時間ごと(例えば、1秒ごと、または、3分ごと等)に、すなわち、所定周期で取得してもよい。また、現在位置情報取得部102aは、位置取得部112にて位置発信装置500から受信した位置情報信号から算出した位置情報を端末装置100のユーザの現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部102aは、更に、端末装置100のユーザの現在位置情報を情報処理サーバ200に送信してもよい。また、現在位置情報は、取得時刻(例えば、位置情報信号に含まれる発信時刻等)を含んでいてもよい。
また、現在位置情報取得部102aは、ユーザにより入力部118を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を端末装置100のユーザの現在位置情報として取得してもよい。ここで、ユーザにより入力部118を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、ユーザが現実に存在する位置であってもよく、ユーザにより任意に選択された仮想の現在位置(一例として、東京にいるユーザにより選択された大阪の駅や空港等の任意の地点)であってもよい。例えば、現在位置情報取得部102aは、表示部114に表示された地図情報上で、ユーザにより入力部118を介して指定(例えば、タッチパネルを介して指定等)された表示位置に対応する地点情報を端末装置100のユーザの現在位置情報として取得してもよい。
また、経路取得部102bは、経路を取得する経路取得手段である。ここで、経路取得部102bは、記憶部106に記憶された経路情報を取得してもよい。また、経路取得部102bは、経路(案内経路)に関する経路情報を生成してもよい。また、経路取得部102bは、出発地から目的地までの案内経路、出発地から経由地までの案内経路、現在位置から目的地までの案内経路、現在位置から経由地までの案内経路、および/または、経由地から経由地までの案内経路を探索し、案内経路に関する経路情報(経路探索情報)を生成してもよい。また、経路取得部102bは、案内経路を、ネットワーク情報データベース106aに記憶されたネットワーク情報、および/または、交通情報データベース106bに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。また、経路取得部102bは、経路探索条件を満たす案内経路を探索してもよい。
また、輸送体情報取得部102cは、輸送体情報を取得する輸送体情報取得手段である。ここで、輸送体情報取得部102cは、交通機関の路線上の輸送体を特定した情報である輸送体特定情報と、当該輸送体が停車する停留箇所の属性に関する停留箇所属性情報と、を含む輸送体情報を取得してもよい。
また、混雑指数取得部102dは、混雑指数を取得する混雑指数取得手段である。ここで、混雑指数取得部102dは、輸送体情報に基づいて、輸送体の混雑指数を取得してもよい。また、混雑指数は、更に、号車、および/または、ドア毎の混雑指数を含んでいてもよい。また、混雑指数取得部102dは、輸送体情報に基づいて、同一路線上の同一停留箇所(停留地点)における他の輸送体との相対評価により、輸送体の混雑指数を取得してもよい。
また、出力情報生成部102eは、出力させるための出力情報を生成する出力情報生成手段である。ここで、出力情報生成部102eは、出力情報を表示部114に表示させるための出力情報を生成してもよい。
また、出力制御部102fは、出力情報を出力させる表示制御手段、または、交通機関の路線上の輸送体を特定した情報である輸送体特定情報と、当該輸送体が停車する停留箇所の属性に関する停留箇所属性情報と、を含む輸送体情報に基づいて取得される、輸送体の混雑指数を出力させる混雑指数出力制御手段である。また、出力制御部102fは、混雑指数を、時刻表情報、路線図情報、または、経路探索情報とともに、出力させてもよい。また、出力制御部102fは、更に、この先停車する停留箇所(停留地点)の中で、混雑度合いに変化が生じる停留箇所に関する混雑停留箇所情報を出力させてもよい。
ここで、出力制御部102fは、出力情報を表示部114に表示させてもよい。また、出力制御部102fは、経路案内の実行を制御してもよい。また、出力制御部102fは、出力情報を表示部114に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。ここで、出力制御部102fは、入力部118を介して経路案内開始要求が入力された場合、経路案内を実行してもよい。また、出力制御部102fは、出力情報を音声出力部116を介して出力させてもよい。
[情報処理システムの構成(その1)]
ここで、本実施形態における情報処理システムの構成の一例について、図4を参照して以下に説明する。図4は、本実施形態における情報処理システムの一例を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態の情報処理システムは、概略的に、地図情報提供および経路情報提供等を行うことができる情報処理サーバ200、および、単数または複数の端末装置100がネットワーク300を介して通信可能に接続して構成される。
図4に示すように、本実施形態の情報処理システムにおいて、情報処理サーバ200は、概略的に、制御部202と、情報処理サーバ200とネットワーク300との間における通信制御を行う通信制御インターフェース部204と、記憶部206とを少なくとも備えている。一例として、図4に示すように、制御部202は、経路取得部202b、輸送体情報取得部202c、混雑指数取得部202d、および、出力情報生成部202e等を備えていてもよい。また、図4に示すように、記憶部206は、ネットワーク情報データベース206a、交通情報データベース206b、地図情報データベース206c、案内情報データベース206d、輸送体種別スコアデータベース206e、および、停留箇所別スコアデータベース206f等を備えていてもよい。
また、図4に示すように、本実施形態の情報処理システムにおいて、端末装置100は、概略的に、制御部102と、端末装置100とネットワーク300との間における通信制御を行う通信制御インターフェース部104と、記憶部106と、位置取得部112と、出力部(表示部114および音声出力部116)と、入力部118と、位置取得部112、表示部114、音声出力部116、および、入力部118等の制御を行う入出力制御インターフェース部108と、を少なくとも備えている。一例として、図4に示すように、制御部102は、現在位置情報取得部102a、および、出力制御部102fを備えていてもよい。また、記憶部106は、情報処理サーバ200から送信される出力情報等を記憶していてもよい。
以上で、本実施形態における情報処理システムの構成の一例の説明を終える。
[情報処理システムの処理]
次に、このように構成された本実施形態における情報処理システムの処理の一例について、以下に図5乃至図16を参照して説明する。図5は、本実施形態における情報処理システムの処理の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、情報処理サーバ200の経路取得部202bは、ユーザにより端末装置100の入力部118を介して入力された、公共交通機関利用を含む経路探索条件を受信し、ネットワーク情報データベース206aに記憶されたネットワーク情報、および、交通情報データベース206bに記憶された交通情報に基づいて、当該経路探索条件を満たす案内経路を探索し、案内経路に関する経路探索情報を生成する(ステップSA−1)。
ここで、経路探索条件は、更に、目的地(経由地)の到着予定時刻、目的地(経由地)の到着順序、優先される目的地(経由地)、移動手段、出発時刻、および/または、日付等に関する条件等に関する情報を含んでいてもよい。
そして、情報処理サーバ200の輸送体情報取得部202cは、ネットワーク情報データベース206aに記憶されたネットワーク情報、および、交通情報データベース206bに記憶された交通情報に基づいて、経路取得部202bにより探索された案内経路にて利用する公共交通機関の路線上の輸送体を特定した情報である輸送体特定情報と、当該輸送体が停車する停留箇所の属性に関する停留箇所属性情報と、を含む輸送体情報を取得する(ステップSA−2)。ここで、輸送体特定情報は、更に、号車、および/または、ドアを特定した情報を含んでいてもよい。また、輸送体情報は、輸送体の停留箇所数、および/または、輸送体の種別情報を含んでいてもよい。
また、輸送体情報は、輸送体が既に停車した停留箇所(停車箇所)に関する既停車情報を含んでいてもよい。また、輸送体情報は、輸送体がこの先停車する停留箇所(停車箇所)に関する先停車情報を含んでいてもよい。ここで、停留箇所(停車箇所)は、輸送体の停留箇所(停車箇所)を示す場合、駅またはバス停等であってもよい。また、停留箇所(停車箇所)は、輸送体の号車またはドア停留箇所(停車箇所)を示す場合、ホーム上の位置等であってもよい。また、輸送体は、例えば、列車、バス車両、ロープウェイの搬器(ゴンドラ)、または、ケーブルカー車両等であってもよい。例えば、本実施形態における停留箇所属性情報(駅属性情報)は、駅の構造情報を含んでいてもよく、車両情報(列車情報)は、車両編成およびドア数の情報を含んでいてもよい。
また、輸送体情報取得部202cは、例えば、端末装置100のユーザの現在位置周辺の公共交通機関の路線上の輸送体を特定した情報である輸送体特定情報と、当該輸送体が停車する停留箇所の属性に関する停留箇所属性情報と、を含む輸送体情報を取得してもよい。また、輸送体情報取得部202cは、ユーザにより端末装置100の入力部118を介して指定された公共交通機関の路線上の輸送体を特定した情報である輸送体特定情報と、当該輸送体が停車する停留箇所の属性に関する停留箇所属性情報と、を含む輸送体情報を取得してもよい。
そして、情報処理サーバ200の混雑指数取得部202dは、輸送体情報取得部202cにより取得された輸送体情報に基づいて、輸送体種別スコアデータベース206eに記憶された輸送体種別スコアと停留箇所別スコアデータベース206fに記憶された停留箇所別スコアとを用いて、輸送体の混雑指数を取得(算出)する(ステップSA−3)。
ここで、混雑指数は、更に、号車、および/または、ドア毎の混雑指数を含んでいてもよい。また、混雑指数取得部202dは、輸送体情報に基づいて、同一路線上の同一停留箇所における他の輸送体との相対評価により、輸送体の混雑指数を取得してもよい。また、本実施形態においては、更に、混雑指数の計算に、車両の位置やドアの位置を考慮してもよい。例えば、本実施形態においては、A号車Bドアは、C駅で階段が近いので混みやすいと設定し、混雑指数に反映させてもよい。
また、本実施形態においては、混雑指数に基づいて、混雑しにくい経路を探索してもよい。また、本実施形態においては、ユーザの検索ログまたは投稿情報を用いて、混雑指数の補正を行ってもよい。すなわち、本実施形態においては、ハイブリッドにすることで、より精度を高めてもよい。また、本実施形態においては、混雑指数の計算をバスに適用してもよい。
また、本実施形態においては、混雑指数の計算に、車両数を考慮してもよい。例えば、本実施形態においては、車両数が少ないと混みやすいと設定し、混雑指数に反映させてもよい。また、本実施形態においては、混雑指数の計算に、時間帯を考慮してもよい。例えば、本実施形態においては、ラッシュ時間帯は減算する点数に1を掛け、ラッシュ以外は1未満の数値を掛けると設定し、混雑指数に反映させてもよい。また、本実施形態においては、混雑指数の計算に、運転間隔を考慮してもよい。例えば、前の列車からの間隔が開いてしまうと混みやすいと設定し、混雑指数に反映させてもよい。
そして、情報処理サーバ200の出力情報生成部202eは、混雑指数取得部202dにより取得された混雑指数、時刻表情報、路線図情報、地図情報、および、経路取得部202bにより取得された経路探索情報を含む出力情報を生成し、当該出力情報を端末装置100に送信する(ステップSA−4)。
ここで、出力情報は、この先停車する停留箇所の中で、混雑度合いに変化が生じる停留箇所に関する混雑停留箇所情報を含んでいてもよい。また、出力情報は、更に、輸送体情報、および/または、案内情報(表示案内情報、および/または、音声案内情報等)を含んでいてもよい。
そして、端末装置100の出力制御部102fは、出力情報を受信し、出力情報に含まれる混雑指数を、出力情報に含まれる、時刻表情報、路線図情報、および/または、経路探索情報とともに表示部114に表示させ(ステップSA−5)、処理を終了する。
ここで、出力制御部102fは、更に、出力情報に含まれる混雑停留箇所情報を表示部114に表示させてもよい。また、出力制御部102fは、ユーザにより入力部118を介して経路案内開始要求が入力された場合、出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報に含まれる経路探索情報、および、現在位置情報取得部102aにより取得される現在位置情報を重畳して表示部114に表示させ、経路案内を実行してもよい。ここで、出力制御部102fは、更に、表示案内情報を表示部114に表示させ、経路案内を実行してもよい。また、出力制御部102fは、音声案内情報を音声出力部116を介して出力させてもよい。
ここで、上述したように、経路取得部202bにより探索された案内経路に基づいて、混雑指数を算出し、混雑指数を含む出力情報を表示させる実施例について説明したが、本実施形態においては、他の要素に基づいて、混雑指数を含む出力情報を表示させてもよい。
例えば、本実施形態においては、ユーザにより入力部118を介して選択された時刻表情報に基づいて、輸送体情報を取得し、当該輸送体情報に基づいて、混雑指数を算出し、当該混雑指数を含む出力情報を出力させてもよい。例えば、駅の時刻表情報を表示する際に出発時刻に関連付けて、当該出発時刻に該当する輸送体の混雑指数情報を出力する。
また、本実施形態においては、所定のタイミングで、任意(例えば、ユーザ指定等)の輸送体情報を取得し、当該輸送体情報に基づいて、混雑指数を算出しておき、出力指示があった際に、当該混雑指数を含む出力情報を出力させてもよい。ここで、所定のタイミングは、一日毎、時刻表情報が更新されたタイミング、停留箇所別スコア(駅別乗降者数スコア)が更新されたタイミング、および/または、輸送体種別スコア(列車種別スコア)が更新したタイミング等であってもよい。
ここで、図6および図7を参照して、本実施形態における表示画面の一例について説明する。図6および図7は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
図6に示すように、本実施形態における表示画面においては、中村橋8:02発の池袋線各停列車について、混雑指数を、時刻表情報、および、中村橋から銀座一丁目までの経路情報とともに表示させてもよい。ここで、混雑指数は、停車地点の中において閾値をもうけて相対評価した値(相対評価を停車地点毎に算出して表記した値)であってもよい。
本実施形態においては、混雑指数の絶対評価値(スコア)の最小値(例えば、600)と最大値(例えば、3000)とに基づいて、算出した結果が全体のどの位置になるかにしたがって、相対評価値となる混雑指数を取得してもよい。例えば、5段階評価とスコアと関係は、評価[1]:600−1200、評価[2]:1200−1800、評価[3]:1800−2200、評価[4]:2200−2600、および、評価[5]:2600−3000であってもよい。
このように、本実施形態において、ユーザは、始発駅からの混雑する駅を推測することができる。また、本実施形態においては、このように串刺し表示で混雑する駅の数を可視化することができるため、混雑する駅を多く通る列車への乗車を回避する判断をユーザが可能となる。
また、図7に示すように、本実施形態における各駅の時刻表情報の表示画面において、始発からの停車駅数(図中の「済:」)、終点までの停車駅数(図中の「予:」)、および、これから停車する主要駅(図中の「(駅名)」)を表示させてもよい。また、本実施形態においては、更に、始発駅名を表示させてもよい。このように、本実施形態においては、混雑指数の計算材料(この先停車する駅数など)を、そのまま時刻表に表示してもよい。
次に、図8乃至図10を参照して、本実施形態における混雑指数取得処理の一例について説明する。図8は、本実施形態における運行時刻表情報の一例を示す図である。図9は、本実施形態における駅別(駅別乗降者数)スコアの一例を示す図である。図10は、本実施形態における列車種別スコアの一例を示す図である。
ここで、図8に示すように、本実施形態においては、K急本線特急上大岡駅07:35発上り列車の場合、交通情報(運行時刻表情報)DBから、この列車がこの先停車する駅である、横浜、神奈川新町、K急川崎、K急蒲田、平和島、青物横丁、品川、泉岳寺、三田、大門、新橋、東銀座、宝町、日本橋、人形町、東日本橋、浅草橋、蔵前、浅草、本所吾妻橋、押上、京成曳舟、八広、四ツ木、京成立石、および、青砥の26駅を抽出する。
そして、本実施形態においては、図9に示す、乗降客数(駅別乗降者数)に基づく停留箇所別スコア(駅別乗降者数スコア)DBから、この列車がこの先停車する駅のスコアである、横浜(8)、品川(8)、泉岳寺(6)、三田(4)、大門(4)、新橋(4)、日本橋、(4)、および、押上(4)の計42点を取得する。ここで、駅別乗降者数は、時間帯ごと、曜日ごと、または、特異日(大型連休・年末年始など)ごとの情報であってもよい。
そして、本実施形態においては、駅別乗降者数スコアDBから取得したポイントである42点を、100点(満点)から減算することで、100−42=58点・・・(減算値1)を算出する。
そして、本実施形態においては、運行時刻表情報DBから、この列車がこの先停車する駅数である26駅を取得し、減算値1をさらに減算することで、58−26=32点・・・(減算値2)を算出する。
そして、図10に示すように本実施形態においては、輸送体種別スコア(列車種別スコア)DBから、この列車のスコアである4ポイントを取得し、減算値2からさらに減算することで、32−4=28点を算出する。その結果、本実施形態においては、算出された28点が、「K急本線特急上大岡駅07:35発上り列車」の上大岡駅における混雑指数として取得される。このように、本実施形態においては、時刻表情報から列車が混雑する可能性を推定している。
また、図11乃至図16を参照して、本実施形態における他の混雑指数取得処理の一例について説明する。図11は、本実施形態における運行時刻表情報の一例を示す図である。図12は、本実施形態における駅別スコアの一例を示す図である。図13は、本実施形態における列車種別スコアの一例を示す図である。図14は、本実施形態における混雑指数取得処理の一例を示す図である。図15および図16は、本実施形態における相対的な混み具合の一例を示す図である。
ここで、図11に示すように、本実施形態においては、ABC電鉄XYZ線普通A駅07:36発下り列車の場合、交通情報(運行時刻表情報)DBから、この列車が停車する駅である、A−N駅を抽出し、ABC電鉄XYZ線特急A駅07:35発下り列車の場合、運行時刻表情報DBから、この列車が停車する駅である、A駅、C駅、E駅、G駅、I駅、K駅、および、M駅を抽出する。
そして、本実施形態においては、図12に示す停留箇所別スコア(駅別スコア)DBから、これらの列車が停車するA−N駅のスコアを取得し、図13に示す輸送体種別スコア(列車種別スコア)DBから、各列車のスコアを取得する。
そして、本実施形態においては、電車が停車する各駅について「駅の規模に基づく駅別スコア」×「列車種別スコア」×「重みスコア」×「駅位置スコア」を計算し、合計した値を混雑指数(混雑度)として取得してもよい。ここで、重みスコアとは、自分の駅(計算対象の駅)より前の駅は軽く、後ろの駅は重くなるスコアであってもよい。また、駅位置スコアとは、自分の駅(計算対象の駅)より前の駅は軽く、後ろの駅は自分の駅に近いほど重くなるスコアであってもよい。
例えば、図14に示すように、本実施形態においては、ABC電鉄XYZ線特急A駅07:35発下り列車の場合、G駅における「混雑指数」を、「A駅:(10×3×5×6)=900」+「C駅:(6×3×5×8)=720」+「E駅:(5×3×5×10)=750」+「I駅:(8×3×1×1)=24」+「K駅:(7×3×1×1)=21」+「M駅:(8×3×1×1)=24」=2439と取得してもよい。このように、本実施形態においては、減点方式ではなく、加点方式で混雑指数を取得してもよい。
また、本実施形態においては、ABC電鉄XYZ線普通A駅07:36発下り列車の場合、G駅における「混雑指数」を、「A駅:(10×1×5×6)=300」+「B駅:(1×1×5×7)=35」+「C駅:(6×1×5×8)=240」+「D駅:(1×1×5×9)=45」+「E駅:(5×1×5×10)=250」+「F駅:(1×1×5×11)=55」+「H駅:(1×1×5×1)=5」+「I駅:(8×1×1×1)=8」+「J駅:(1×1×1×1)=1」+「K駅:(7×1×1×1)=7」+「L駅:(1×1×1×1)=1」+「M駅:(8×1×1×1)=8」+「N駅:(1×1×1×1)=1」=956と取得してもよい。
そして、本実施形態においては、駅ごとに最大値と最小値とを取り、その駅の中での相対的な混み具合を示すように出力させてもよい。ここで、最大値および最小値は、その日の同種別のその駅における発着列車全てについての混雑指数を算出した結果から決定してもよい。図15および図16においては、最大値を3000、最小値を600としている。
例えば、図15に示すように、ABC電鉄XYZ線G駅において、ABC電鉄XYZ線普通A駅07:36発下り列車の場合、「比較的空いています」との文言と伴に相対的に出力させ、図16に示すように、ABC電鉄XYZ線特急A駅07:35発下り列車の場合、「かなり混んでいます」との文言と伴に相対的に出力させてもよい。これにより、本実施形態においては、いつも混んでいる駅、または、いつも空いている駅であっても、その駅の中での相対的な混み具合を知ることができる。
以上で、本実施形態における情報処理システムの処理の一例の説明を終える。なお、本実施形態における情報処理システムの処理において、端末装置100にて行われるとして説明した処理を、情報処理サーバ200にて行ってもよく、情報処理サーバ200にて行われるとして説明した処理を、端末装置100にて行ってもよい。
[他の実施の形態]
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、端末装置100、および、情報処理サーバ200に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、端末装置100、および、情報処理サーバ200の各装置が備える処理機能、特に制御部102、および、制御部202にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する、コンピュータに本発明に係る方法を実行させるためのプログラム化された命令を含む、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置100、および、情報処理サーバ200に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDDなどの記憶部106、および、記憶部206などには、OS(Operating System)と協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、端末装置100、および、情報処理サーバ200に対して任意のネットワーク300を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USBメモリ、SDカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
また、端末装置100、および、情報処理サーバ200は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、端末装置100、および、情報処理サーバ200は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。