JP2003025996A - 車両の乗車状況報知システム - Google Patents

車両の乗車状況報知システム

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JP2003025996A
JP2003025996A JP2001210296A JP2001210296A JP2003025996A JP 2003025996 A JP2003025996 A JP 2003025996A JP 2001210296 A JP2001210296 A JP 2001210296A JP 2001210296 A JP2001210296 A JP 2001210296A JP 2003025996 A JP2003025996 A JP 2003025996A
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train
bus
stop
gps receiver
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JP2001210296A
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English (en)
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Haruji Muramatsu
治司 村松
Hiromoto Oishi
博基 大石
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの列車を構成する各車両のどの車両が空
いているか各車両の乗車状況を報知することのできる車
両の乗車状況報知システムを提供すること。 【解決手段】 通信ユニット20を搭載した車両1を複
数台連結して列車を形成し、該車両1のそれぞれに自重
計12を取り付け、各車両1毎に送信されてくる自重に
基づいて、各車両1の混雑度を演算し、混み具合を到着
予定駅に送信するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車やバスの運行
管理に係り、特に、連続して入線してくる列車やバスの
混雑度(乗車状況)を各停車駅、バス停留所において表
示し、利用者の利便を図ることのできる車両の乗車状況
報知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の停車駅のホームにあっては、列車
が前々駅を発車したこと、列車が前駅を発車したこと、
列車がまもなく到着することを乗客に知らせる表示が行
われている。これを見て乗客は、自分が乗車しようとし
ている車両の運行状況を知ることができるようになって
いる。
【0003】また、路線バスの運行表示においても、停
留所にどの路線を走っているバスが何処の区間を走行し
ており、あとどの位の時間で到着するかを表示すること
は行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の停車
駅のホームにおける列車運行表示にあっては、入線して
くる列車(例えば、10両連結)のどの車両が空いてい
て、どの車両が混雑しているかを表示することが行われ
ていない。この停車駅のホームに入ってくる列車(例え
ば、10両連結)のどの車両が空いていて、どの車両が
混雑しているといった列車の各車両の乗車状態について
は、停車駅のホームに入った列車の各車両のドアが開
き、乗客の乗降を駅員が目視によって確認してその場で
アナウンスしている。このため、事前に空いた車両の前
に並ぶ等のことができず、空いた車両の前の位置に整列
していれば、乗車に困難を極めたり、場合によっては乗
り過ごすということがないのに充分な場内整理ができて
いないという問題があった。
【0005】また、路線バスの運行は、各停留所に発車
時刻を表示する時刻表が表示されているが、路線バスの
運行は、道路事情等で一定していないことが多く、到着
時刻が不規則となることが多い。このため各バス停留所
には、今度来るバスが現在何処を走行していて、あと何
分位で到着するか表示する表示板が設けられている。し
かしながら、従来の各バス停留所の表示板にあっては、
次に来るバスが何処の区間(停留所間)を走行してお
り、到着予定時刻が何時なのかしか情報として表示され
ない。このため、同方向路線のバスが直ぐ後方に連続し
て走行しており、その後続車が極端に空いている場合で
も、バス利用者に知らされないまま運行されるので、混
雑している前に到着したバスに乗ろうとし、混雑を極
め、バスの運行の遅延を招く虞があり、バス運行上好ま
しくないという問題を有している。
【0006】さらに、列車・バス等の車両に災害(例え
ば、脱線事故、踏切衝突事故等)が発生した際に、災害
遭遇場所が停車駅に近い場合には、さして問題はない
が、停車駅から離れ、民家が少ない場所等の場合は、災
害遭遇位置、乗客の数を直ちに知ることが困難なため、
列車・バス等が動けなくなった際に、乗客を直近の停車
駅まで移動するために用いるバスをどの位(何台位)用
意しなければならないかが直ぐに分からないため、手配
がスムーズに行われないという問題がある。
【0007】本発明の1つの目的は、1つの列車を構成
する各車両のどの車両が空いているか各車両の乗車状況
を報知することのできる車両の乗車状況報知システムを
提供することにある。
【0008】本発明の他の1つの目的は、路線を走行す
る各バスの乗車状況を報知することのできる車両の乗車
状況報知システムを提供することにある。
【0009】本発明のさらに他の1つの目的は、列車・
バス等の車両に災害が発生した際に、災害遭遇位置、乗
客の数を直ちに関係部署に報知することのできる車両の
乗車状況報知システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の車両の乗車状況報知システム
は、通信ユニットを搭載した車両を複数台連結して列車
を形成し、該車両のそれぞれに自重計を取り付け、各車
両毎に送信されてくる自重に基づいて、各車両の混雑度
を演算し、混み具合を到着予定駅に送信するようにした
ものである。このように構成することにより、請求項1
に記載の発明によると、1つの列車を構成する各車両の
どの車両が空いているか各車両の乗車状況を報知するこ
とができる。
【0011】上記の目的を達成するために、請求項2に
記載の車両の乗車状況報知システムは、GPS受信機を
内蔵した通信ユニットを搭載した車両を複数台連結して
列車を形成し、該車両のそれぞれに自重計を取り付け、
各車両毎に前記GPS受信機によって得られた位置情報
と共に前記自重計によって得られた自重値を送信し、各
車両の混雑度を演算し、混み具合を到着予定駅に送信す
るようにしたものである。このように構成することによ
り、請求項2に記載の発明によると、1つの列車を構成
する各車両のどの車両が空いているか各車両の乗車状況
を報知することができる。
【0012】上記の目的を達成するために、請求項3に
記載の車両の乗車状況報知システムは、GPS受信機を
内蔵した通信ユニットを搭載した車両を複数台連結して
列車を形成し、該車両のそれぞれに自重計を取り付け、
各車両毎に前記GPS受信機によって得られた位置情報
と共に前記自重計によって得られた自重値を送信し、各
車両の混雑度を演算し、混み具合を到着予定駅に送信
し、到着所定距離前になったときに、到着予定時刻と共
に各車両毎の乗車混雑度を表示するようにしたものであ
る。このように構成することにより、請求項3に記載の
発明によると、1つの列車を構成する各車両のどの車両
が空いているか各車両の乗車状況を報知することができ
る。
【0013】上記の目的を達成するために、請求項4に
記載の車両の乗車状況報知システムは、一定路線上にG
PS受信機を内蔵した通信ユニットを搭載した車両を複
数車両連結してなる列車を走行させる列車運行に関し、
相隣り合う停車駅ホームを出発したときは、各列車を構
成する各車両毎に搭載されたGPS受信機によって得ら
れる位置情報と当該列車を構成する各車両に取り付けら
れた自重計によって得られた自重値から演算された当該
車両の混雑度を各列車を構成する各車両の位置情報と共
に当該各列車を構成する各車両に到着予定の停車駅ホー
ムのディスプレィに表示するようにしたものである。こ
のように構成することにより、請求項4に記載の発明に
よると、1つの列車を構成する各車両のどの車両が空い
ているか各車両の乗車状況を報知することができる。
【0014】上記の目的を達成するために、請求項5に
記載の車両の乗車状況報知システムは、停車駅ホームの
ディスプレィの表示を、予め設定された到着までの所要
時間を示す伝言表示を合わせて行うようにしたものであ
る。このように構成することにより、請求項5に記載の
発明によると、1つの列車を構成する各車両のどの車両
が空いているか各車両の乗車状況を報知することができ
る。
【0015】上記の目的を達成するために、請求項6に
記載の車両の乗車状況報知システムは、GPS受信機を
内蔵した通信ユニットと自重計を搭載した車両を複数台
連結して列車に災害が発生した際に、各車両毎に前記G
PS受信機によって得られた位置情報と前記自重計によ
って得られた自重値を送信し、災害の発生した位置と災
害の発生した列車に乗車している客員の概数を最寄り駅
に送信するようにしたものである。このように構成する
ことにより、請求項6に記載の発明によると、列車を構
成する車両に災害が発生した際に、災害遭遇位置、乗客
の数を直ちに関係部署に報知することができる。
【0016】上記の目的を達成するために、請求項7に
記載の車両の乗車状況報知システムは、一定経路上にG
PS受信機を内蔵した通信ユニットを搭載した複数の乗
り合いバスが同時期に走行するバス運行に関し、各バス
車両毎に前記GPS受信機によって得られた位置情報に
基づいて相隣り合う停留所間に複数の乗り合いバスが進
入したことを検知したときは、当該複数の乗り合いバス
に取り付けられた前記各自重計によって得られた各自重
値を受信し、該各乗り合いバスの混雑度を演算し、該各
混雑度を次停留所に当該各乗り合いバスの位置情報と共
に送信するようにしたものである。このように構成する
ことにより、請求項7に記載の発明によると、路線を走
行する各バスの乗車状況を報知することができる。
【0017】上記の目的を達成するために、請求項8に
記載の車両の乗車状況報知システムは、一定経路上にG
PS受信機を内蔵した通信ユニットを搭載した複数の乗
り合いバスが同時期に走行するバス運行に関し、相隣り
合う停留所間に乗り合いバスが進入したときは、各バス
車両毎に搭載されたGPS受信機によって得られる位置
情報と当該乗り合いバスに取り付けられた前記自重計に
よって得られた自重値から演算された当該乗り合いバス
の混雑度を各乗り合いバスの位置情報と共に当該各乗り
合いバス毎に到着予定の停留所のディスプレィに表示す
るようにしたものである。このように構成することによ
り、請求項8に記載の発明によると、路線を走行する各
バスの乗車状況を報知することができる。
【0018】上記の目的を達成するために、請求項9に
記載の車両の乗車状況報知システムは、バス停留所のデ
ィスプレィの表示を、予め設定された到着までの所要時
間を示す伝言表示を合わせて行うようにしたものであ
る。このように構成することにより、請求項9に記載の
発明によると、路線を走行する各バスの乗車状況を報知
することができる。
【0019】上記の目的を達成するために、請求項10
に記載の車両の乗車状況報知システムは、一定経路上を
走行するGPS受信機を内蔵した通信ユニット及び自重
計を搭載したバスに災害が発生した際に、各車両毎に前
記GPS受信機によって得られた位置情報と前記自重計
によって得られた自重値とを送信し、災害の発生した位
置と災害の発生したバスに乗車している客員の概数を関
係部署に送信するようにしたものである。このように構
成することにより、請求項10に記載の発明によると、
バス車両に災害が発生した際に、災害遭遇位置、乗客の
数を直ちに関係部署に報知することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、列車の車両の乗車状況報
知システムを実施するための送受信関係を示している。
図において、列車1は、複数の車両1A〜1Nを連結し
て構成されている。図1では、列車1は、車両1A〜1
Eの5両連結の列車を示している。この列車の編成は、
走行する地域、路線等によって決まるもので、10両編
成、15両編成等もある。ここでは便宜上5両編成で示
してある。この各車両1は、複数のGPS衛星から定期
的に配信される緯度・経度情報を受信し、車載機器によ
ってこの受信した緯度・経度情報から車両1の現在位置
(緯度・経度)を演算し、車載機器からアンテナを介し
て自分の走行している位置を示す位置情報を管理センタ
3に送信している。この列車1は、例えば、図2に示す
如く、停車駅A1〜A14と14個の駅を走行して一周
する環状線の場合、通勤・通学時間帯の場合は、およそ
各停車駅A1〜A14の各停車駅間に1列車が走行して
いるような状態となっている。図2は、正にそのような
ラッシュ時の状況を示している。図2では、一例とし
て、停車駅3A01と停車駅3A02の間に列車a01
が、停車駅3A02と停車駅3A03の間に列車a02
が、停車駅3A03と停車駅3A04の間に列車a03
が、停車駅3A05と停車駅3A06の間に列車a04
が、停車駅3A06と停車駅3A07の間に列車a05
が、停車駅3A08と停車駅3A09の間に列車a06
が、停車駅3A09と停車駅3A10の間に列車a07
が、停車駅3A10と停車駅3A11の間に列車a08
が、停車駅3A12と停車駅3A13の間に列車a09
が、停車駅3A13と停車駅3A14の間に列車a10
が走行している状態を示している。この各列車a01〜
a10を構成する各車両には、複数のGPS衛星から定
期的に配信される緯度・経度情報を受信し、自己の車両
1の現在位置(緯度・経度)を演算して管理センタ3に
送信する機能を有する車載機器が設けられており、管理
センタ3からのポーリング等、車載機器からの情報の送
信などの通信が行えるようになっている。
【0021】この各列車a01〜a10を構成する各車
両1A〜1Nのそれぞれには、図3に示されるように車
載機器10が搭載されている。図において、車載機器1
0は、車両1内の種々の処理を司るCPUによって構成
される制御装置11が設けられている。この制御装置1
1には、自重計12が接続されており、この自重計12
には、各車両の4つの車軸に取り付けられた歪センサ
(例えば、前輪のぞれぞれの車軸に取り付けられた歪セ
ンサ)13と、歪センサ(例えば、後輪のぞれぞれの車
軸に取り付けられた歪センサ)14が接続されている。
この自重計12は、車両1の自重を検出するもので、歪
センサ13,14が取付けられた各車軸の歪み量をそれ
ぞれの歪センサ13,14によって検出し、この歪セン
サ13,14によって検出された各車軸の歪み量をもと
に車両1の自重を検出するものである。この自重計12
からの出力は、制御装置11に入力される。
【0022】また、このCPUによって構成される制御
装置11には、バスライン15を介してGPS受信機を
内蔵した通信ユニット20が接続されている。このGP
S受信機を内蔵した通信ユニット20は、制御CPU2
1と、GPS受信機22と、通信機器(例えば、携帯電
話モジュール)24とによって構成されている。すなわ
ち、GPS受信機を内蔵した通信ユニット20の制御C
PU21には、制御CPU21と、制御CPU21によ
って制御されるGPS受信機22と、外部とのやり取り
を行う通信機器(例えば、携帯電話モジュール等)24
とによって構成されている。すなわち、制御CPU21
には、車両1の地図上での位置情報をアンテナ23から
受信するGPS受信機22とGPS受信機22から入力
される位置情報をアンテナ25から管理センタ3に送信
する通信機器24とが接続されている。このGPS受信
機22は、複数のGPS衛星から緯度・経度情報をアン
テナ23を介して受信するものである。
【0023】また、制御CPU21は、GPS受信機2
2によって受信した複数のGPS衛星5から緯度・経度
情報から車両1の現在位置(緯度・経度)を演算すると
共に、この演算結果を通信機器24を使ってアンテナ2
5を介して管理センタ3に送信する機能を有している。
そして、この制御CPU21には、ROM、RAMが内
蔵されている。この内蔵のRAMには、走行路線内の各
停車駅(図2の3A01〜3A14)の位置情報と、自
己の車両1が各停車駅(図2の3A01〜3A14)の
どの駅間を走行しているかといった走行エリア情報が、
緯度・経度情報で記憶されている。また、この内蔵のR
OMには、GPS受信機22によって複数のGPS衛星
5から受信した緯度・経度情報から車両1の現在位置
(緯度・経度)を演算する制御、複数のGPS衛星5か
ら緯度・経度情報から算出した車両1の現在位置(緯度
・経度)に基づいて、当該車両1が内蔵RAMに記憶さ
れている走行エリアに進入したか否かを検出する制御、
当該車両1が内蔵RAMに記憶されている走行エリアに
進入した場合に当該車両1の現在位置情報(緯度・経
度)を通信機器24を起動して管理センタ3に送信する
と共に、当該車両1が内蔵RAMに記憶されている走行
エリアから抜け出た場合に当該車両1の現在位置情報
(緯度・経度)を通信機器24を起動して管理センタ3
に送信する制御を行うプログラムが記憶されている。ま
た、通信機器24は、制御CPU21で演算した結果を
アンテナ25を介して管理センタ3に送信するもので、
例えば、携帯電話モジュール等によって構成されてい
る。
【0024】このように制御CPU21は、制御装置1
1とお互いにデータの授受ができるようになっており、
制御CPU21は、制御装置11からの信号によって駆
動し、アンテナ23を介してGPS受信機22から車両
1の位置情報を受信し、制御装置11に取り込んだり、
制御装置11に取り込んだ歪センサ13,14から入力
した値に基づき自重計12によって演算した当該車両の
自重値を受け取り、通信機器24を起動してアンテナ2
5を介して管理センタ3に送信することができるように
なっている。
【0025】一方、管理センタ3の制御機器30は、図
4に示す如き構成を有している。すなわち、制御機器3
0は、CPU31を有しており制御機器30の制御を司
っている。このCPU31には、必要に応じてデータの
入力等を行うための入力部(キーボード)32が接続さ
れている。また、CPU31には、表示部(ディスプレ
イ)33が接続されており、CPU31が受信した車両
1の車載機器10から送信されてきた車両情報を表示す
る機能を有している。また、CPU31には、受信機3
4が接続されており、この受信機34にはアンテナ35
が取り付けられている。したがって、このアンテナ35
を使ってCPU31は、車両1の車載機器10から送信
されてくる位置情報・自重値等の車両情報を受信できる
ようになっている。さらに、CPU31には、送信機3
6が接続されており、この送信機36にはアンテナ37
が取り付けられている。したがって、このアンテナ37
を使ってCPU31は、各停車駅(図2の3A01〜3
A14)に対して列車a01〜a10が接近してきたこ
と、各列車a01〜a10を構成する車両1の乗客の乗
車状態(混雑度)示す情報信号を送信することができる
ようになっている。
【0026】また、CPU31には、メモリ装置40が
接続されており、このメモリ装置40は、列車データベ
ース41と、地図データベース42と、停車駅データベ
ース43と、自重値データベース44と、データメモリ
エリア45とを有している。列車データベース41に
は、各路線に走行している列車の車両No.、列車の現
走行区間、各車両の通信機器のアドレスNo.、各車両
の定員乗車時の自重値がデータベース化して収納されて
いる。また、地図データベース42は、全国を網羅した
地図情報で、必要に応じ特定地域(列車が走行する路線
周辺)を詳細に表示可能なデータで、拡大縮小、スクロ
ール表示が可能となっている地図情報である。また、停
車駅データベース43は、各路線毎の各停車駅(図2の
3A01〜3A14)に関する情報で、各路線毎に列車
毎に当該列車が停車する全停車駅の駅名、全停車駅の位
置情報、全停車駅の列車停車位置に対する出入り口情
報、各路線毎の全停車駅の通勤・通学時間帯、各路線毎
の全停車駅の乗降人口、各路線毎の全停車駅のホームの
広さ等をデータベース化して収納したものである。ま
た、自重値データベース44は、歪センサ13,14に
よって検出した歪み値に基づき自重計12によって演算
した自重値をデータベース化して収納したものである。
データメモリエリア45は、管理センタ3に送信されて
くるデータを一時的に記憶しておくものである。
【0027】図2に示される停車駅A1〜A14と14
個の駅を走行して一周する環状線を10個の列車(列車
No.a01〜a10)が、各10両編成で運転されて
いる状態の場合を例にとって、管理センタ3における各
列車の各車両毎の混雑度の表示について図5〜図8を用
いて説明する。図2においては、停車駅A1と停車駅A
2との走行位置をAa1、停車駅A2と停車駅A3との
走行位置をAa2、停車駅A3と停車駅A4との走行位
置をAa3、停車駅A4と停車駅A5との走行位置をA
a4、停車駅A5と停車駅A6との走行位置をAa5、
停車駅A6と停車駅A7との走行位置をAa6、停車駅
A7と停車駅A8との走行位置をAa7、停車駅A8と
停車駅A9との走行位置をAa8、停車駅A9と停車駅
A10との走行位置をAa9、停車駅A10と停車駅A
11との走行位置をAa10、停車駅A11と停車駅A
12との走行位置をAa11、停車駅A12と停車駅A
13との走行位置をAa12、停車駅A13と停車駅A
14との走行位置をAa13、停車駅A14と停車駅A
1との走行位置をAa14とする。
【0028】このような状態において、管理センタ3側
では、各列車(列車No.a01〜a10)の各車両
(車両No.1〜10)の各乗車率を表示している。こ
の各車両の各乗車率は、各車両の自重計12によって検
出された自重値の送信を受け、(自重計データ÷平均体
重=乗車人数)÷乗車定員×100=乗車率%という式
によって乗車率(%)を求める。この乗車率(%)の表
示は、各走行位置が変化したとき(停車駅を発車したと
き)に自重計によって演算された自重値の送信を受け、
この自重値を基に乗車率(%)を演算し、乗車率(%)
を更新するようになっている。
【0029】このようにして求めた乗車率(%)を表示
したものが図5に示してある。この図5に示される各車
両の乗車率(%)は、一位の位を四捨五入して表示して
ある。これは、一位の位の数まで正確に表示する必要性
がないからで、一位の位の数まで正確に表示するように
することも可能である。この図5から例えば、走行位置
をAa1を走行する列車No.a01は、1号車が12
0%の乗車率、2号車が120%の乗車率、3号車が9
0%の乗車率、4号車が60%の乗車率、5号車が70
%の乗車率、6号車が90%の乗車率、7号車が140
%の乗車率、8号車が180%の乗車率、9号車が20
0%の乗車率、10号車が180%の乗車率、11号車
が150%の乗車率、12号車が110%の乗車率とな
っている。次の走行位置をAa2を走行する列車No.
a02は、1号車が110%の乗車率、2号車が100
%の乗車率、3号車が60%の乗車率、4号車が70%
の乗車率、5号車が150%の乗車率、6号車が110
%の乗車率、7号車が110%の乗車率、8号車が12
0%の乗車率、9号車が160%の乗車率、10号車が
110%の乗車率、11号車が90%の乗車率、12号
車が80%の乗車率となっている。次の走行位置をAa
3を走行する列車No.a03についても、さらに、走
行位置をAa5を走行する列車No.a04について
も、走行位置をAa6を走行する列車No.a05につ
いても、・・・・同様な処理が行われている。
【0030】この図5に示される各車両の乗車率(%)
は、データメモリに保存され、実際には、この乗車率
(%)に基づいて、「超混」「混」「適」「空」「超
空」の判断がされ、それぞれが図6に示す如く管理セン
タ3の表示板(図示していない)に表示される。この
「超混」は乗車率(%)が150%以上になっいてるも
のを、「混」は乗車率(%)が150%以下100%の
状態を、「適」は乗車率(%)が100%の状態を、
「空」は乗車率(%)が100%以下70%の状態を、
「超空」は乗車率(%)が70%を下回った状態をそれ
ぞれ示している。この「超混」「混」「適」「空」「超
空」の判定基準は、例として示したもので、乗車定員の
設定によっては、乗車率(%)が250%以上を「超
混」とすることも有り得る。これらの設定の仕方は、各
車両の乗車定員と車両内のスペースによって異なってく
る。
【0031】この基準に基づき、全ての列車について各
車両の混雑度を表示したものが図6に示されている。す
なわち、この図5に示される各車両の混雑度は、走行位
置をAa1を走行する列車No.a01は、1号車が
「混」、2号車が「混」、3号車が「空」、4号車が
「超空」、5号車が「空」、6号車が「空」、7号車が
「混」、8号車が「超混」、9号車が「超混」、10号
車が「超混」、11号車が「超混」、12号車が「混」
という表示になる。次の走行位置をAa2を走行する列
車No.a02は、1号車が「混」、2号車が「適」、
3号車が「超空」、4号車が「空」、5号車が「超
混」、6号車が「混」、7号車が「混」、8号車が
「混」、9号車が「超混」、10号車が「混」、11号
車が「空」、12号車が「空」という表示になる。同様
にして、列車No.a03、列車No.a04、列車N
o.a05、・・・・・列車No.a10についても、
「超混」「混」「適」「空」「超空」の表示が行われ
る。
【0032】このような状態から走行位置をAa1を走
行する列車No.a01が、走行位置をAa2に進む
と、各車両の乗降が行われ、乗車率が変化するため、列
車No.a01の混雑度を表わす表示は、図7に示す如
く、1号車が「混」→「混」、2号車が「混」→
「空」、3号車が「空」→「空」、4号車が「超空」→
「超空」、5号車が「空」→「空」、6号車が「空」→
「空」、7号車が「混」→「混」、8号車が「超混」→
「超混」、9号車が「超混」→「超混」、10号車が
「超混」→「混」、11号車が「超混」→「混」、12
号車が「混」→「混」という表示に変化する。次の走行
位置をAa2を走行する列車No.a02が、走行位置
をAa3に進むと、各車両の乗降が行われ、乗車率が変
化するため、列車No.a02の混雑度を表わす表示
は、図7に示す如く、1号車が「混」→「空」、2号車
が「適」→「空」、3号車が「超空」→「超空」、4号
車が「空」→「空」、5号車が「超混」→「混」、6号
車が「混」→「超混」、7号車が「混」→「混」、8号
車が「混」→「混」、9号車が「超混」→「超混」、1
0号車が「混」→「空」、11号車が「空」→「空」、
12号車が「空」→「空」という表示に変化する。同様
にして、列車No.a03、列車No.a04、列車N
o.a05、・・・・・列車No.a10についても、
「超混」「混」「適」「空」「超空」の表示が変化す
る。
【0033】このような状態から走行位置をAa2を走
行する列車No.a01が、走行位置をAa3に進む
と、各車両の乗降が行われ、乗車率が変化するため、列
車No.a01の混雑度を表わす表示は、図8に示す如
く、1号車が「混」→「混」、2号車が「空」→
「空」、3号車が「空」→「空」、4号車が「超空」→
「空」、5号車が「空」→「空」、6号車が「空」→
「混」、7号車が「混」→「混」、8号車が「超混」→
「超混」、9号車が「超混」→「超混」、10号車が
「混」→「混」、11号車が「混」→「空」、12号車
が「混」→「空」という表示に変化する。次の走行位置
をAa3を走行する列車No.a02が、走行位置をA
a4に進むと、各車両の乗降が行われ、乗車率が変化す
るため、列車No.a02の混雑度を表わす表示は、図
8に示す如く、1号車が「空」→「空」、2号車が
「空」→「混」、3号車が「超空」→「混」、4号車が
「空」→「空」、5号車が「混」→「空」、6号車が
「超混」→「混」、7号車が「混」→「混」、8号車が
「混」→「空」、9号車が「超混」→「混」、10号車
が「空」→「超混」、11号車が「空」→「超混」、1
2号車が「空」→「混」という表示に変化する。同様に
して、列車No.a03、列車No.a04、列車N
o.a05、・・・・・列車No.a10についても、
「超混」「混」「適」「空」「超空」の表示が変化す
る。
【0034】一方、停車駅のホームの電光表示において
は、図6〜図8に示す如き表示は行われず、乗客に分か
り易く図9に示す如き表示が行われている。すなわち、
停車駅のホームに到着予定の列車について、何番線ホー
ムに到着する車両の「行き先」と、各号車(図9では、
1号車〜12号車)の乗車状況を示すようになってい
る。図9においては、乗車率が高い、混雑している車両
の表示はなされず、乗車率の低い、空いている車両を表
示するようになっている。また、遠くからでも判断でき
るように「◎」が空いている状態(乗車率70%以下の
「超空」の状態)を、「○」がやや空いている状態(乗
車率70%〜100%の「空」の状態)をそれぞれ表し
ている。この乗車状況表示は、図9においては、空いて
いる状態を表示するようになっているが、混雑している
車両を表示するようにしてもよく、また、図9において
は、「◎」と「○」で表示するようにしているが、例え
ば、赤色は混雑している車両であることを、白色は定員
の乗車率の車両であることを、青色は空いている車両で
あることを表すようにして、空いている車両、混雑して
いる車両のそれぞれを表示することが可能となる。
【0035】次に、停車駅間を走行する各列車毎の混雑
度を各到着予定駅に知らせる車両の乗車状況報知システ
ムの車両1側、管理センタ3側、停車駅側の相互の動作
について、図10〜図11に図示のフローチャートを用
いて説明する。まず、車両1側では、ステップ100に
おいて、現在停車駅に停車している車両1が発車(列車
を構成する複数台連結した各車両の発車)するのを待
つ。このステップ100において車両1が発車したと判
定すると、ステップ102において、車両1は、管理セ
ンタ3に車両が発車したという情報を送信する。このス
テップ102における車両1の車両発車情報の送信が行
われると、ステップ104において、管理センタ3側
で、車両1が発車したことの情報を受信する。このステ
ップ104において管理センタ3側で、車両1が発車し
たことの情報を受信すると、管理センタ3側では、ステ
ップ106において、発車した車両(列車を構成する全
車両)1毎に車両位置のポーリングを各車両に対して行
う。
【0036】このステップ106において車両位置のポ
ーリングを各車両に対して行うと、車両1側では、ステ
ップ108において、管理センタ3からのポーリングに
よってアンテナ25から通信機器24を介して制御CP
U21を起動し、アンテナ23を介してGPS受信機2
2から車両1の位置情報を受信し、発車した各車両1毎
の位置情報を取り込む。すなわち、車両1の発車の情報
を得ると、管理センタ3側では、ポーリングによって全
車両の位置情報を車両1に取り込ませる。このステップ
108において発車した各車両1毎の位置情報の取り込
みが行われると、ステップ110において、各車両1
は、GPS衛星5から送信されてくる位置信号をアンテ
ナ23を介してGPS受信機22で受信して得られた車
両1の位置情報を通信機器24を使ってアンテナ25を
介して管理センタ3に送信する。この車両位置のポーリ
ングは、車両1の走行位置が事前に分かっている場合
は、車両位置のポーリングを行わなくても車両1の走行
位置の確認は容易にできる。このステップ110におい
て各車両1から車両1の位置情報が送信されると、ステ
ップ112において、管理センタ3側では、各車両1か
ら送信される車両1の位置情報を受信する。このステッ
プ112において各車両1から送信される車両1の位置
情報を受信すると、ステップ114において、管理セン
タ3側では、各車両1の位置の確認を行い、管理センタ
3側では、ステップ128に移る。
【0037】また、このステップ110において各車両
1から車両1の位置情報を送信すると、車両1側では、
ステップ116において、各車両の4つの車軸に取り付
けられた歪センサ(例えば、前輪のぞれぞれの車軸に取
り付けられた歪センサ)13と、歪センサ(例えば、後
輪のぞれぞれの車軸に取り付けられた歪センサ)14に
よって検出される各車軸の歪み量を自重計12に取り込
み、この自重計12で各車軸の歪み量を基に車両1の自
重値を演算し、この演算した自重値が基準値以上か否か
を判定する。すなわち、検出された自重値が乗車定員と
略等しい値(基準値)より大きいか否かの判定を行う。
このステップ116において自重データが基準値より大
きいと判定すると、ステップ118において、自重デー
タが基準値の150%以上か否かを判定する。すなわ
ち、各車両の4つの車軸に取り付けられた歪センサ1
3、14によって検出される各車軸の歪み量を基に演算
された車両1の自重値が基準値の150%(この割合
は、乗車定員と車両内スペースとの関係で、200%と
しても良い)以上なのか否かを判定する。
【0038】このステップ118において自重データが
基準値の150%以上であると判定すると、ステップ1
20において、基準値に対する割合で示した自重データ
(例えば、160%、200%等)を管理センタ3に送
信する。このステップ116からステップ120までの
操作は、列車の全車両に渡って行われる。また、このス
テップ118において自重データが基準値の150%以
上でないと判定すると、ステップ122において、基準
値以上で基準値の150%以下の自重データ(例えば、
100%〜150%の範囲の割合)を管理センタ3に送
信しステップ140に移る。
【0039】管理センタ3側では、ステップ114にお
いて各車両1の位置の確認を行った後、車両側から各車
両1の自重データが送信されてくると、ステップ128
において、車両側から送信されてきた各車両1の自重デ
ータ(%の割合で表示されるデータ)を制御機器30の
メモリ装置40の自重値データベース44に記録する。
このステップ128において各車両1の自重データを記
録すると、ステップ130において、各車両から送信さ
れてきた各車両1の自重データに基づいて各車両の空き
具合を文字に変換して制御機器30の表示部(ディスプ
レイ)33に表示する。すなわち、図5に示される各車
両1の自重データ(数値データ)を図6に示される各車
両1の自重データ(文字データ)として表示する。
【0040】このステップ130において各車両から送
信されてきた各車両1の自重データに基づいて各車両の
空き具合を文字に変換して表示すると、管理センタ3側
では、ステップ132において、当該車両の走行位置の
停車予定複数個前の停車駅に対して車両の混雑状況を送
信する。このステップ132において車両の混雑状況を
各停車駅に送信すると、停車駅側では、ステップ134
において、到着予定列車の各車両の混雑状況を受信す
る。このステップ134において到着予定列車の各車両
の混雑状況を受信すると、停車駅側では、ステップ13
6において、到着予定列車の各車両の混雑情報(空き情
報)をプラットホームの電光掲示板に図9に示す如く表
示する。
【0041】一方、ステップ132において車両の混雑
状況を各停車駅に送信すると、管理センタ3側では、ス
テップ138において、車両の混雑状況を送信した列車
の各車両の現在の走行位置を確認して管理センタ3側の
フローを終了する。また、ステップ120、ステップ1
22、ステップ124、ステップ126の各ステップに
おいて車両1側から自重データの送信を行うと、車両1
側では、ステップ140において、当該車両(列車)が
次の停車駅のプラットホームに到着するのを待つ。この
ステップ140において当該車両(列車)が次の停車駅
のプラットホームに到着したと判定すると、ステップ1
42において、現在記憶してある自重データをクリアし
て車両1側のフローを終了する。
【0042】次に、停車駅間を走行する各列車毎の混雑
度を各到着予定駅に知らせる車両の乗車状況報知システ
ムの車両1側、管理センタ3側、停車駅側の相互の別な
動作について、図12〜図13に図示のフローチャート
を用いて説明する。この図12〜図13に図示のフロー
チャートが、図10〜図11に図示のフローチャートと
異なる点は、図10〜図11に図示のフローチャートが
ステップ114において管理センタ3側で各車両1の位
置の確認を行った後、自重値の取り込みを車両1が自分
で車載機器10を起動させて制御装置11に取り込んで
いたものを、図12〜図13に図示のフローチャートで
は、管理センタ3側からの車両1に対する自重データの
ポーリングを行う(ステップ150)ようにした点であ
る。他は、図10〜図11に図示のフローチャートと図
12〜図13に図示のフローチャートは同一である。し
たがって、ここでは、説明の重複を避ける。なお、連結
された車両については、少なくとも各車両には自重計の
み設置されていれば、通信ユニット20は連結された車
両の1台(例えば、先頭車両)に取り付けられていれば
よい。すなわち、各車両間でデータを有線によって行え
ば、通信ユニット20の機能は1台が持っていて統合し
て行えばよく、制御CPU、GPS受信機、通信機器、
アンテナ等の設置は1台で済み、コストダウンを図るこ
とができる。
【0043】図14は、路線バスに適用したときの車両
の乗車状況報知システムを実施するための送受信関係を
示している。図において、路線バスにおける乗り合いバ
ス(車両)60は、車載機器からアンテナを介してバス
停留所9の所定エリア内に進入したことを示す位置情報
と当該乗り合いバス60の自重値を中継会社6に送信
し、中継会社6で受けた位置情報及び自重情報を、この
中継会社6を介してバス管理センタ8のアンテナに送信
する。この乗り合いバス60から送信されてきた位置情
報及び自重情報に基づき、バス管理センタ8では、バス
停留所9に乗り合いバス60が接近したこと、当該乗り
合いバス60の乗車状況を示すメッセージ信号を中継会
社6に送信し、中継会社6で受けた信号を、この中継会
社6を介してバス停留所9のアンテナに送信する。
【0044】この乗り合いバス60に搭載される車載機
器の構成は、図15に示す如き構成となっている。図に
おいて、車載機器は、乗り合いバス60内の種々の処理
を司るCPUによって構成される制御装置70が設けら
れている。この制御装置70には、自重計71が接続さ
れており、この自重計71には、乗り合いバス60の4
つの車軸に取り付けられた歪センサ(例えば、前輪のぞ
れぞれの車軸に取り付けられた歪センサ)72と、歪セ
ンサ(例えば、後輪のぞれぞれの車軸に取り付けられた
歪センサ)73が接続されている。この自重計71は、
乗り合いバス60の自重を検出するもので、歪センサ7
2,73が取付けられた各車軸の歪み量をそれぞれの歪
センサ72,73によって検出し、この歪センサ72,
73によって検出された各車軸の歪み量をもとに乗り合
いバス60の自重を検出するものである。この乗り合い
バス60の場合、走行すると各車軸に扁荷重が掛かり正
確な乗り合いバス60の自重を検出することはできな
い。このため、乗り合いバス60の自重を検出は、乗り
合いバス60に乗客が乗り込んだ後、発車する直前の自
重を検出するのが適している。したがって、乗り合いバ
ス60がドアを閉めたときの自重計の値を読み込み、こ
の自重計の自重値を中継会社6を介してバス管理センタ
8に送信するようになっている。この自重計71からの
出力は、制御装置70に入力される。
【0045】また、このCPUによって構成される制御
装置70には、バスライン67を介してGPS受信機を
内蔵した通信ユニット61が接続されている。このGP
S受信機を内蔵した通信ユニット61は、制御CPU6
2と、GPS受信機63と、PC(通信機器)65とに
よって構成されている。すなわち、GPS受信機を内蔵
した通信ユニット61の制御CPU62には、制御CP
U62と、制御CPU62によって制御されるGPS受
信機63と、外部とのやり取りを行うモデムであるPC
(通信機器)65とによって構成されている。すなわ
ち、制御CPU62には、車両1の地図上での位置情報
をアンテナ64から受信するGPS受信機63とGPS
受信機63から入力される位置情報をアンテナ66から
管理センタ8に送信するPC通65とが接続されてい
る。このGPS受信機63は、複数のGPS衛星5から
緯度・経度情報をアンテナ64を介して受信するもので
ある。
【0046】また、制御CPU62は、GPS受信機6
3によって受信した複数のGPS衛星5から緯度・経度
情報から乗り合いバス60の現在位置(緯度・経度)を
演算すると共に、この演算結果をPC(通信機器)65
を使ってアンテナ66を介して管理センタ8に送信する
機能を有している。そして、この制御CPU62には、
ROM、RAMが内蔵されている。この内蔵のRAMに
は、走行路線内の停車する全てのバス停留所9の位置情
報と、各バス停留所9の接近エリアの情報が、緯度・経
度情報で記憶されている。また、この内蔵のROMに
は、GPS受信機63によって複数のGPS衛星5から
受信した緯度・経度情報から乗り合いバス60の現在位
置(緯度・経度)を演算する制御、複数のGPS衛星5
から緯度・経度情報から算出した乗り合いバス60の現
在位置(緯度・経度)に基づいて、当該乗り合いバス6
0が内蔵RAMに記憶されている接近エリア内に進入し
たか否かを検出する制御、当該乗り合いバス60が内蔵
RAMに記憶されている接近エリア内に進入した場合に
当該乗り合いバス60の現在位置情報(緯度・経度)を
PC(通信機器)65を起動して中継会社6を介してバ
ス管理センタ8に送信すると共に、当該乗り合いバス6
0が内蔵RAMに記憶されている接近エリアから抜け出
た場合に当該乗り合いバス60の現在位置情報(緯度・
経度)をPC(通信機器)65を起動して中継会社6を
介してバス管理センタ8に送信する制御、を行うプログ
ラムが記憶されている。また、PC(Public C
ommunication)65は、中継会社6に制御
CPU62で演算した結果をアンテナ66を介して中継
会社6に送信するもので、例えば、携帯電話モジュール
等によって構成されている。
【0047】このように制御CPU62は、制御装置7
0とお互いにデータの授受ができるようになっており、
制御CPU62は、制御装置70からの信号によって駆
動し、アンテナ64を介してGPS受信機63から乗り
合いバス60の位置情報を受信し、制御装置70に取り
込んだり、制御装置70に取り込んだ歪センサ72,7
3から入力した値に基づき自重計71によって演算した
当該車両の自重値を受け取り、PC65を起動してアン
テナ66を介してバス管理センタ8に送信することがで
きるようになっている。
【0048】一方、バス管理センタ8の制御機器80
は、図16に示す如き構成を有している。すなわち、制
御機器80は、CPU81を有しており制御機器80の
制御を司っている。このCPU81には、データの入力
等を行うための入力部(キーボード)82が接続されて
おり、必要に応じてデータの入力を行うことができるよ
うになっている。また、CPU81には、表示部(ディ
スプレイ)83が接続されており、CPU81が受信し
た乗り合いバス60の車載機器から送信されてきた車両
情報を表示する機能を有している。また、CPU81に
は、送受信機が内蔵されており、この送受信機にはアン
テナ84が取り付けられている。したがって、このアン
テナ84を使ってCPU81は、乗り合いバス60の車
載機器から送信されてくる位置情報・自重値等の車両情
報を受信したり必要な情報を乗り合いバス60の車載機
器に送信できるようになっている。
【0049】また、CPU81には、メモリ装置が接続
されており、このメモリ装置は、車両データベース85
と、地図データベース86と、バス停留所データベース
87と、道路情報データベース88と、データメモリエ
リア89とを有している。そして、このCPU81は、
アンテナ84を使って、中継会社6を介して乗り合いバ
ス60の車載機器から送信されてくる位置情報・自重デ
ータ等を受信したり、中継会社6を介してバス停留所9
に乗り合いバス60が接近してきたことを示す接近信号
を送信したり、乗り合いバス60の乗車状況を示す車両
情報を送信したりする機能を有している。
【0050】車両データベース85には、走行する路線
と、その路線を走行する乗り合いバス60の車両データ
がデータベース化して収納されている。この車両データ
には、バス管理センタ8で管理する乗り合いバス60の
GPS受信機を内蔵した通信ユニット61の携帯電話番
号、車両番号、走行路線名等が有る。また、地図データ
ベース86は、全国を網羅し、特定地域を詳細に表示可
能なデータで、拡大縮小、スクロール表示が可能なデー
タとなっている。また、バス停留所データベース87
は、各路線に対して停車する停留所の位置情報(緯度・
経度情報)、停留所名、各停留所の接近エリアが記録さ
れている。道路情報データベース88は、色々な箇所か
ら収集される道路情報をデータベース化して収納してお
くものである。また、データメモリエリア89は、バス
管理センタ8に送信されてくるデータを一時的に記憶し
ておくものである。
【0051】一方、バス停留所9の表示装置は、図17
に示す如き構成を有している。すなわち、表示装置91
は、CPU92を有しており、このCPU92には、受
信機93が接続されており、この受信機93にはアンテ
ナ94が取り付けられている。また、このCPU92に
は、ディスプレィ95が接続されており、乗り合いバス
60がバス停留所9に接近してきたことを表すメッセー
ジと接近してくる乗り合いバス60の乗車状況(混み具
合)が表示される。このバス停留所9の表示装置91に
おける乗り合いバス接近表示は、バス管理センタ8から
送信されてくる接近信号をアンテナ94から受信機93
で受信しCPU92が作動することによって行われるよ
うになっており、これと同時にバス停留所9に接近して
きた乗り合いバス60の乗車情報(空き具合)をバス管
理センタ8から送信し、表示装置91のディスプレィ9
5に表示するようになっている。
【0052】すなわち、このCPU92は、バス管理セ
ンタ8側において道路情報等を用いて演算した乗り合い
バス60の当該バス停留所9に到着する予定時刻をバス
管理センタ8側から受信してディスプレィ95に表示さ
せると共に乗り合いバス60から送信された来た自重計
61で求めた自重値から (自重計データ÷平均体重=乗車人数)÷乗車定員×1
00=乗車率% なる式で乗車率(%)を求め、この乗車率から乗り合い
バス60の空き状況を表示させる機能を有している。ま
た、CPU92は、内蔵されるROMに予め平均値とし
て得られた当該バス停留所9のエリアに進入した地点か
ら当該バス停留所9に到着するまでの到着予定時刻を予
め記憶しておき、ディスプレィ95に表示させるように
してもよい。
【0053】乗り合いバス60は、図18に示す如く、
バス管理センタ8から出発して所定の路線を走行するよ
うになっている。この路線は、その路線を走行する乗り
合いバス60の車両データと共に車両データベース85
に収納されている。この路線には、停留所A、停留所
B、停留所C、停留所D、停留所E、停留所F、停留所
Gがあり、各停留所は、予め定められた位置に設定され
ており、それぞれの停留所には、接近エリア(接近範
囲)が設けられている。この接近エリア(接近範囲)
は、乗り合いバス60がバス停留所9に近づいてバス停
留所9までの到着時刻が所定時間内の位置に近づいたこ
とを意味しており、例えば、バス停留所9を中心に半径
500m内を指している。具体的には、道路の渋滞具合
が各バス停留所近傍の道路状況によって異なるため、各
バス停留所毎に接近エリア(接近範囲)を設定しても良
い。このように図18に示す如く、停留所Aにはエリア
a(半径500m内)が、停留所Bにはエリアb(半径
500m内)が、停留所Cにはエリアc(半径500m
内)が、停留所Dにはエリアd(半径500m内)が、
停留所Eにはエリアe(半径500m内)が、停留所F
にはエリアf(半径500m内)が、停留所Gにはエリ
アg(半径500m内)がそれぞれ設けられている。
【0054】そして、各停留所の位置情報は、緯度・経
度情報で、バス停留所データベース87に収納されてい
る。さらに、この各停留所の接近エリア(接近範囲)
は、乗り合いバス60の路線道路が決まっており、乗り
合いバス60の走行方向が決まっているため、各停留所
の接近エリア(接近範囲)への進入地点、脱出地点が明
確になっている。
【0055】また、乗り合いバス60の乗車状況すなわ
ち混雑度(空き具合)は、乗り合いバス60の車載機器
の自重計71で求めた自重データを基に (自重計データ÷平均体重=乗車人数)÷乗車定員×1
00=乗車率% なる式で乗車率(%)が演算され、この乗車率で示され
る自重データ(数値データ)に基づいて「超混」「混」
「適」「空」「超空」からなる文字データとしてバス管
理センタ8の制御機器80の表示部(ディスプレイ)8
3に表示される。この「超混」「混」「適」「空」「超
空」の文字データを基に、バス停留所9のディスプレィ
95に図19に示す如く表示される。すなわち、バス停
留所9に到着予定の(接近エリア内に入った)乗り合い
バス60について、バス停留所9のディスプレィ95に
は、当該バス停留所9に停車する路線番号(図19で
は、11番路線、15番路線、18番路線)と、バス停
留所9に到着する乗り合いバス60の「行き先」(図1
9では、11番路線が○○○、15番路線が△△△、1
8番路線が□□□)と、当該路線を走行している各乗り
合いバスの到着順(図19では、〜)の乗車状況を
示すようになっている。
【0056】この図19においては、乗車率が高い、混
雑しているバスの表示はなされず、乗車率の低い、空い
ているバスを表示するようになっている。また、遠くか
らでも判断できるように「◎」が空いている状態(乗車
率70%以下の状態)を、「○」がやや空いている状態
(乗車率70%〜100%の状態)をそれぞれ表してい
る。この図19の行き先が「○○○」の11番路線を見
ると、バス停留所9に最も速く到着する車は「○」で
やや空いている状態(乗車率70%〜100%の状態)
となっている。そして、同じ行き先「○○○」の後続の
3台のバス(車〜車)には表示が無く、空きがない
ことを示している。さらに、バス停留所9に車よりも
後に到着する車、車は「◎」で空いている状態(乗
車率70%以下の状態)となっており、この車の後に
到着する車は、表示が無く、空きがないことが示され
ている。このような表示がバス停留所9のディスプレィ
95になされていると、これを見たバス停留所9で乗り
合いバス60を待つ乗客は、今度バス停留所9に到着す
る来る乗り合いバス60に乗車するのが良いと判断する
ことができる。
【0057】この乗車状況表示は、図19においては、
空いている状態を表示するようになっているが、混雑し
ている車両を表示するようにしてもよく、また、図19
においては、「◎」と「○」で表示するようにしている
が、例えば、赤色は混雑しているバスであることを、白
色は定員の乗車率のバスであることを、青色は空いてい
るバスであることを表すようにして、空いているバス、
混雑しているバスのそれぞれを表示することが可能とな
る。
【0058】このように各列車を構成する各車両のそれ
ぞれの車載機器10に自重計12を設け各車両1の自重
を検出できるようにすると共にGPS受信機を内蔵した
通信ユニット20を設け常時当該車両が何処を走行して
いるかを把握することにより、列車災害にスムーズに対
応することができる。すなわち、走行している列車が前
方の信号機故障で立ち往生したような場合、当該列車が
何処で立ち往生し、何人位の乗客が乗車しているかを直
ちに把握することができ、その立ち往生した列車に乗車
している乗客を近くの駅までバス輸送するのに何台のバ
スを必要とするかを判断することができる。また、走行
している列車が脱線事故、あるいは踏切で衝突事故を起
こし、負傷者が出たような場合、当該列車が何処で事故
を起こし、当該車両に何人位の乗客が乗車しているかを
直ちに把握することができ、その事故発生から直ぐに必
要な数の救急車の手配や、負傷者を収容する病院等の手
配を早期に行うことができ、大災害に繋がるのを未然に
防止することができる。
【0059】また、乗り合いバス60の車載機器に自重
計71を設け各乗り合いバス60の自重を検出できるよ
うにすると共にGPS受信機を内蔵した通信ユニット6
1を設けて常時当該乗り合いバス60が何処を走行して
いるかを把握することにより、バスの車両災害にスムー
ズに対応することができる。すなわち、走行している乗
り合いバス60の車輪が道路の側溝に落ち立ち往生した
ような場合、当該乗り合いバス60が何処で立ち往生
し、何人位の乗客が乗車しているかを直ちに把握するこ
とができ、その立ち往生した乗り合いバス60に乗車し
ている乗客を別なバスに乗り換えさせるのにどの程度の
大きさのバスを手配すればよいかを判断することができ
る。また、走行している乗り合いバス60が事故を起こ
し負傷者が出たような場合、当該乗り合いバス60が何
処で事故を起こし、当該乗り合いバス60に何人位の乗
客が乗車しているかを直ちに把握することができ、その
事故発生から直ちに必要な数の救急車の手配をしたり、
負傷者を収容する病院等の手配を早期に行うことがで
き、大災害に繋がるのを未然に防止することができる。
この車載機器に自重計を設けバスの自重を検出できるよ
うにすると共にGPS受信機を内蔵した通信ユニットを
設けて常時当該バスが何処を走行しているかを把握する
ようにすることは、一定の路線を走行する路線バスより
も目的地、走行ルートを予め決めて走行する観光バス
(定期観光バスも含む)の場合に特に効果を発する。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、1つの
列車を構成する各車両のどの車両が空いているか各車両
の乗車状況を報知することができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、1つの列
車を構成する各車両のどの車両が空いているか各車両の
乗車状況を報知することができる。
【0062】請求項3に記載の発明によれば、1つの列
車を構成する各車両のどの車両が空いているか各車両の
乗車状況を報知することができる。
【0063】請求項4に記載の発明によれば、1つの列
車を構成する各車両のどの車両が空いているか各車両の
乗車状況を報知することができる。
【0064】請求項5に記載の発明によれば、1つの列
車を構成する各車両のどの車両が空いているか各車両の
乗車状況を報知することができる。
【0065】請求項6に記載の発明によれば、列車を構
成する車両に災害が発生した際に、災害遭遇位置、乗客
の数を直ちに関係部署に報知することができる。
【0066】請求項7に記載の発明によれば、路線を走
行する各バスの乗車状況を報知することができる。
【0067】請求項8に記載の発明によれば、路線を走
行する各バスの乗車状況を報知することができる。
【0068】請求項9に記載の発明によれば、路線を走
行する各バスの乗車状況を報知することができる。
【0069】請求項10に記載の発明によれば、バス車
両に災害が発生した際に、災害遭遇位置、乗客の数を直
ちに関係部署に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】列車を構成する車両の乗車状況報知システムを
実施するための送受信関係を示す図である。
【図2】図1に図示の列車が環状線を走行している状態
の列車と停車駅と走行位置の関係を示す図である。
【図3】図1に図示の列車を構成する車両に搭載される
車載機器の構成を示す図である。
【図4】図1に図示の管理センタの制御機器の構成を示
す図である。
【図5】図1に図示の各列車の走行位置と各車両の乗車
状況を数値データで示した図である。
【図6】図5に図示の乗車状況の数値データを文字デー
タに変換して管理センタの制御機器の表示部に表示する
表示画面を示す図である。
【図7】図6に図示の乗車状況の表示画面で車両の走行
位置が変化することによって乗車状況が変化する状態を
示す乗車状況の表示画面を示す図である。
【図8】図7に図示の乗車状況の表示画面で車両の走行
位置が変化したことによって乗車状況が変化した状態を
示す乗車状況の表示画面を示す図である。
【図9】列車を構成する各車両の乗車状況を停車駅の電
光掲示板で表示する表示画面を示す図である。
【図10】停車駅間を走行する各列車毎の混雑度を各到
着予定駅に知らせる車両の乗車状況報知システムの車両
1側、管理センタ3側、停車駅側の相互の動作フローチ
ャートである。
【図11】停車駅間を走行する各列車毎の混雑度を各到
着予定駅に知らせる車両の乗車状況報知システムの車両
1側、管理センタ3側、停車駅側の相互の動作フローチ
ャートである。
【図12】停車駅間を走行する各列車毎の混雑度を各到
着予定駅に知らせる車両の乗車状況報知システムの車両
1側、管理センタ3側、停車駅側の相互の別な動作フロ
ーチャートである。
【図13】停車駅間を走行する各列車毎の混雑度を各到
着予定駅に知らせる車両の乗車状況報知システムの車両
1側、管理センタ3側、停車駅側の相互の別な動作フロ
ーチャートである。
【図14】路線バスにおいて車両の乗車状況報知システ
ムを実施するための送受信関係を示す図である。
【図15】図14に図示の乗り合いバスに搭載される車
載機器の構成を示す図である。
【図16】図14に図示のバス管理センタの構成を示す
図である。
【図17】図14に図示のバス停留所の表示装置の構成
を示す図である。
【図18】管理センタを中心とした路線と各バス停留所
及びエリアを示す図である。
【図19】各路線バスの乗車状況をバス停留所の表示装
置で表示する表示画面を示す図である。
【符号の説明】
1……………………………車両 3……………………………管理センタ 5……………………………GPS衛星 10…………………………車載機器 11…………………………制御装置 12…………………………自重計 13,14…………………歪センサ 20…………………………通信ユニット 21…………………………制御CPU 22…………………………GPS受信機 23,25…………………アンテナ 24…………………………通信機器 30…………………………制御機器 31…………………………CPU 32…………………………入力部 33…………………………表示部 34…………………………受信機 35,37…………………アンテナ 36…………………………送信機 40…………………………メモリ装置 6……………………………中継会社 8……………………………バス管理センタ 9……………………………バス停留所 60…………………………乗り合いバス 61…………………………通信ユニット 62…………………………制御CPU 63…………………………GPS受信機 64,66…………………アンテナ 65…………………………PC 70…………………………制御装置 71…………………………自重計 72,73…………………歪センサ 80…………………………制御機器 81…………………………CPU 82…………………………入力部 83…………………………表示部 84…………………………アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/10 G08B 25/10 Z G08G 1/127 G08G 1/127 B Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA24 BB20 BB21 BB77 DD04 DD14 DD15 EE05 EE14 FF01 FF02 FF04 FF16 FF19 5H180 AA16 DD04 EE01 EE05 FF05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ユニットを搭載した車両を複数台連
    結して列車を形成し、該車両のそれぞれに自重計を取り
    付け、各車両毎に送信されてくる自重に基づいて、各車
    両の混雑度を演算し、混み具合を到着予定駅に送信する
    ようにしたことを特徴とする車両の乗車状況報知システ
    ム。
  2. 【請求項2】 GPS受信機を内蔵した通信ユニットを
    搭載した車両を複数台連結して列車を形成し、該車両の
    それぞれに自重計を取り付け、各車両毎に前記GPS受
    信機によって得られた位置情報と共に前記自重計によっ
    て得られた自重値を送信し、各車両の混雑度を演算し、
    混み具合を到着予定駅に送信するようにしたことを特徴
    とする車両の乗車状況報知システム。
  3. 【請求項3】 GPS受信機を内蔵した通信ユニットを
    搭載した車両を複数台連結して列車を形成し、該車両の
    それぞれに自重計を取り付け、各車両毎に前記GPS受
    信機によって得られた位置情報と共に前記自重計によっ
    て得られた自重値を送信し、各車両の混雑度を演算し、
    混み具合を到着予定駅に送信し、到着所定距離前になっ
    たときに、到着予定時刻と共に各車両毎の乗車混雑度を
    表示するようにしたことを特徴とする車両の乗車状況報
    知システム。
  4. 【請求項4】 一定路線上にGPS受信機を内蔵した通
    信ユニットを搭載した車両を複数車両連結してなる列車
    を走行させる列車運行に関し、相隣り合う停車駅ホーム
    を出発したときは、各列車を構成する各車両毎に搭載さ
    れたGPS受信機によって得られる位置情報と当該列車
    を構成する各車両に取り付けられた自重計によって得ら
    れた自重値から演算された当該車両の混雑度を各列車を
    構成する各車両の位置情報と共に当該各列車を構成する
    各車両に到着予定の停車駅ホームのディスプレィに表示
    するようにしたことを特徴とする車両の乗車状況報知シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記停車駅ホームのディスプレィの表示
    は、予め設定された到着までの所要時間を示す伝言表示
    を合わせて行うものである請求項4に記載の車両の乗車
    状況報知システム。
  6. 【請求項6】 GPS受信機を内蔵した通信ユニットと
    自重計を搭載した車両を複数台連結して列車に災害が発
    生した際に、各車両毎に前記GPS受信機によって得ら
    れた位置情報と前記自重計によって得られた自重値を送
    信し、災害の発生した位置と災害の発生した列車に乗車
    している客員の概数を最寄り駅に送信するようにしたこ
    とを特徴とする車両の乗車状況報知システム。
  7. 【請求項7】 一定経路上にGPS受信機を内蔵した通
    信ユニットと自重計を搭載した複数の乗り合いバスが同
    時期に走行するバス運行に関し、 各バス車両毎に前記GPS受信機によって得られた位置
    情報に基づいて相隣り合う停留所間に複数の乗り合いバ
    スが進入したことを検知したときは、当該複数の乗り合
    いバスに取り付けられた前記各自重計によって得られた
    各自重値を受信し、該各乗り合いバスの混雑度を演算
    し、該各混雑度を次停留所に当該各乗り合いバスの位置
    情報と共に送信することを特徴とする車両の乗車状況報
    知システム。
  8. 【請求項8】 一定経路上にGPS受信機を内蔵した通
    信ユニットを搭載した複数の乗り合いバスが同時期に走
    行するバス運行に関し、相隣り合う停留所間に乗り合い
    バスが進入したときは、各バス車両毎に搭載されたGP
    S受信機によって得られる位置情報と当該乗り合いバス
    に取り付けられた前記自重計によって得られた自重値か
    ら演算された当該乗り合いバスの混雑度を各乗り合いバ
    スの位置情報と共に当該各乗り合いバス毎に到着予定の
    停留所のディスプレィに表示するようにしたことを特徴
    とする車両の乗車状況報知システム。
  9. 【請求項9】 前記バス停留所のディスプレィの表示
    は、予め設定された到着までの所要時間を示す伝言表示
    を合わせて行うものである請求項8に記載の車両の乗車
    状況報知システム。
  10. 【請求項10】 一定経路上を走行するGPS受信機を
    内蔵した通信ユニット及び自重計を搭載したバスに災害
    が発生した際に、各車両毎に前記GPS受信機によって
    得られた位置情報と前記自重計によって得られた自重値
    とを送信し、災害の発生した位置と災害の発生したバス
    に乗車している客員の概数を関係部署に送信するように
    したことを特徴とする車両の乗車状況報知システム。
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