JP2005323760A - ロール紙の保持切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール紙を容易に引き出すことができるとともに、切断時には確実にロール紙を切断できるロール紙の保持切断装置を提供する。
【解決手段】揺動リンク53、53の他端部に設けられた紙受け部59と、揺動リンク53、53にロール紙Rの外周面に対向して設けられ、紙受け部59がロール紙Rに接近する方向に押されたとき、ロール紙Rの外周面を押圧する押圧部材57とを備えている。従って、ロール紙の解放側端部Fを、第1のガイドローラ49及び紙受け部59の外側を通して引出し、このロール紙の解放側端部Fをロール紙Rの外周面に近接する方向に引くことによって、押圧部材57をロール紙Rの外周面に押圧してロール紙Rの回転を固定し、その後、ロール紙Rの解放側端部Fを引っぱることによって、ロール紙Rを切断することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロール紙を回転可能に保持するとともに、容易に切断することができるロール紙の保持切断装置に関する。
従来、トイレットペーを回転可能に保持するロール紙の保持装置としては、図4に示すようなものが知られている。このロール紙の保持装置11は、ロール紙Rを回転自在に保持するフレーム部13を有しており、このフレーム部13には一端部が揺動可能に連結されたカバー15が設けられている。このカバー15の他端部17にはロール紙を切断する刃部19が形成されており、この刃部19を有する他端部17は、スプリング等の力によってロール紙Rの外周面に押圧されるようになっている。そして、ロール紙を切断するには、ロール紙の解放側端部Fを手前に引くことによって、他端部17によって押圧固定されたロール紙をその刃部19で切断するようになっている。
しかしながら、この従来のロール紙の保持装置においては、カバーの他端部のロール紙への押圧力は、ロール紙を繰り出す時もロール紙を切断する時も一定で同じである。このため、ロール紙への押圧力を強くすると、ロール紙の繰り出し時にロール紙が切断してしまい、押圧力を弱くすると、ロール紙の切断時にロール紙が保持されずロール紙の切断ができないという問題点があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、ロール紙を容易に繰り出すことができるとともに、切断時には確実にロール紙を切断できるロール紙の保持切断装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、長尺紙が巻回されたロール紙を回転可能に保持するフレームと、このフレームに一端部が揺動可能に連結され、前記ロール紙の上方を覆うように形成されたカバーと、このカバーの一端側に、一端部がそれぞれ回動可能に連結されるとともに、他端部がそれぞれ前記ロール紙の外周面に離接する方向に回動する一対の回動アームと、前記回動アームの他端部に一端部が揺動可能に連結されるとともに他端部が前記ロール紙の外周面に離接する方向に揺動する揺動アームと、この揺動アームの他端部に設けられた紙受け部と、前記揺動アームに前記ロール紙の外周面に対向して設けられ、前記紙受け部が前記ロール紙に接近する方向に押されたとき、前記ロール紙の外周面を押圧する押圧部材と備え、前記巻回されたロール紙の解放側端部を、前記紙受け部の外側を通して引出し、前記解放側端部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に引くことによって、前記紙受け部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に揺動させ、前記押圧部材を前記ロール紙の外周面に押圧して前記ロール紙の回転を固定し、その後、前記解放側端部を引張ることによって、前記ロール紙から引き出された長尺紙を切断することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、長尺紙が巻回されたロール紙を回転可能に保持するフレームと、このフレームに一端部がそれぞれ回動可能に連結されるとともに、他端部がそれぞれ前記ロール紙の外周面に離接する方向に回動する一対の回動アームと、前記回動アームの他端部に一端部が揺動可能に連結されるとともに他端部が前記ロール紙の外周面に離接する方向に揺動する揺動アームと、この揺動アームの他端部に設けられた紙受け部と、前記揺動アームに前記ロール紙の外周面に対向して設けられ、前記紙受け部が前記ロール紙に接近する方向に押されたとき、前記ロール紙の外周面を押圧する押圧部材と備え、前記巻回されたロール紙の解放側端部を、前記紙受け部の外側を通して引出し、前記解放側端部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に引くことによって、前記紙受け部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に揺動させ、前記押圧部材を前記ロール紙の外周面に押圧して前記ロール紙の回転を固定し、その後、前記解放側端部を引張ることによって、前記ロール紙から引き出された長尺紙を切断することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記フレームに一端部が揺動可能に連結され、前記ロール紙の上方を覆うように形成されたカバーをさらに備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記回動アームと前記揺動アームとの間には、前記押圧部材を前記ロール紙の外周面から離間させる方向に付勢する付勢手段が介装されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記押圧部材の上部に前記長尺紙を保持する保持部を設け、前記ロール紙の解放側端部を前記押圧部材の外側を通して引出し、前記解放側端部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に引くことによって、前記長尺紙を前記保持部に押圧して保持するように構成したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記一対の回動アームの他端部間に橋渡されて設けられ軸線周りに回転可能なガイドローラをさらに備え、前記巻回されたロール紙の解放側端部を、前記ガイドローラの外側を通して引出すようにしたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記揺動アームは、前記一対の回動アームの他端部に一端部がそれぞれ揺動可能に連結された一対の揺動リンクであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記紙受け部は、前記一対の揺動リンクの他端部間に橋渡されて設けられた板状の紙受け板であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、前記紙受け板には、前記ロール紙を切断する歯部が形成されていることを特徴とする。
請求項1ないし3に記載の発明によれば、長尺紙が巻回されたロール紙を回転可能に保持するフレームと、このフレームに一端部が揺動可能に連結され、前記ロール紙の上方を覆うように形成されたカバーと、このカバーの一端側に、一端部がそれぞれ回動可能に連結されるとともに、他端部がそれぞれ前記ロール紙の外周面に離接する方向に回動する一対の回動アームと、前記回動アームの他端部に一端部が揺動可能に連結されるとともに他端部が前記ロール紙の外周面に離接する方向に揺動する揺動アームと、この揺動アームの他端部に設けられた紙受け部と、前記揺動アームに前記ロール紙の外周面に対向して設けられ、前記紙受け部が前記ロール紙に接近する方向に押されたとき、前記ロール紙の外周面を押圧する押圧部材とを備え、前記巻回されたロール紙の解放側端部を、前記紙受け部の外側を通して引出し、前記解放側端部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に引くことによって、前記紙受け部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に揺動させ、前記押圧部材を前記ロール紙の外周面に押圧して前記ロール紙の回転を固定し、その後、前記解放側端部を引張ることによって、前記ロール紙から引き出された長尺紙を切断するようにしているから、ロール紙から長尺紙を引き出す際に、ロール紙と解放側端部との間に不要なテンションがかかることがなく、ロール紙から長尺紙を極めてスムーズに引き出すことができる。また、ロール紙から引き出された解放側端部を下方に引っ張るだけで、長尺紙を容易かつ確実に切断することができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記回動アームと前記揺動アームとの間には、前記押圧部材を前記ロール紙の外周面から離間させる方向に付勢する付勢手段が介装されているから、揺動アームが下方に下がり押圧部材がロール紙外周面に当節することを防止でき、ロール紙からの長尺紙の引出しをスムーズに行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記押圧部材の上部に前記長尺紙を保持する保持部を設け、前記ロール紙の解放側端部を前記押圧部材の外側を通して引出し、前記解放側端部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に引くことによって、前記長尺紙を前記保持部に押圧して保持するようにしているから、前記保持部と前記解放側端部との間に張力を生じさせることができ、従ってこの間で長尺紙を切断することができる。
請求項6に記載の発明によれば、前記一対の回動アームの他端部間に橋渡されて設けられ軸線周りに回転可能なガイドローラをさらに備え、前記巻回されたロール紙の解放側端部を、前記ガイドローラの外側を通して引出すようにしているから、ロール紙からの長尺紙の引出しをよりスムーズに行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、前記揺動アームは、前記回動アームの他端部に一端部がそれぞれ揺動可能に連結される一対の揺動リンクであるから、板金等を使用して容易に構成することができる。
請求項8に記載の発明によれば、前記紙受け部は、前記一対の揺動リンクの他端部間に橋渡されて設けられた板状の紙受け板であるから、ロール紙から引き出された長尺紙からの力を無理なく受けることができ、従って長尺紙に不必要なテンションがかかるのを防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、前記紙受け板には、前記ロール紙を切断する歯部が形成されているから、ロール紙にミシン目がない場合でも確実に切断することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1ないし図3を参照して説明する。
図1ないし図3は、本発明の実施の形態であるロール紙の保持切断装置31を示す。このロール紙の保持切断装置31は、基板33を有しており、この基板33には、ロール紙軸受け35が設けられている。このロール紙軸受35には、ロール紙を軸支する支持軸37が保持されている。そして、この支持軸37にトイレットペーパ等のロール紙Rが回転可能に保持されている。
また、基板33のロール紙軸受け35の上方には、第1のヒンジ39を介してカバー41の一端部が連結されている。このカバー41は、ロール紙Rの上方を覆うように配設されており、第1のヒンジ39を中心として上下方向に揺動可能になされている。
このカバー41の一端部の下面には、一対の第2のヒンジ43、43を介して一対の回動アーム45、45の一端部が連結されている。この回動アーム45、45は、第2のヒンジ43、43から前方にロール紙の外周側縁に沿って延びており、第2のヒンジ43、43を中心として上下方向に揺動可能になされている。また、この一対の回動アーム45、45の中程には、それぞれロール紙ガイド板47、47が下方に延出して形成されている。そして、これらロール紙ガイド板47、47をロール紙Rの側面に当接させることによって、ロール紙Rの軸方向の位置ずれに回動アーム45、45が追従できるようになっている。
一対の回動アーム45、45の他端より所定距離内側には、第1のガイドローラ49が設けられている。この第1のガイドローラ49は、回動アーム45、45間に回転自在に橋渡しされて配設されており、ここを通過するロール紙をスムーズにガイドするようになっている。
一対の回動アーム45、45の他端には第3のヒンジ51、51を介してそれぞれ揺動リンク53、53の一端部が連結されている。この揺動リンク53、53は、第3のヒンジ51、51から前方にロール紙の外周側縁に沿って延びており、第3のヒンジ51、51を中心として上下方向に揺動可能になされている。また、この一対の揺動リンク53、53の前部には、それぞれロール紙ガイド板55、55が下方に延出して形成されている。そして、これらロール紙ガイド板55、55をロール紙Rの側面に当接させることによって、ロール紙Rの軸方向の位置ずれに揺動リンク53、53が追従できるようになっている。
また、これら揺動リンク53、53の第3のヒンジ51、51の近傍には、押圧部材57が揺動リンク53、53と一体に設けられている。この押圧部材57は、ロール紙Rの外周面を押圧することによってロール紙の回転を固定するためのものであって、一対の揺動リンク53、53の間に橋渡たされて形成されている。この押圧部材57は、第3のヒンジ51をその内部に包み込む筒体の一部からなる押圧部本体57aとこの押圧部本体57aから下方に突出した先端部57bとを有している。そして、この押圧部材57は、先端部57bによって、ロール紙Rの外周面を押圧してロール紙Rの回転を固定するようになっている。また、押圧部本体57には、第1の歯部57cが設けられている。この第1の歯部57cは、後述するように、この第1の歯部57c上に押圧されたロール紙Rを保持して所定位置から切断できるようにしたものである。
押圧部材57の内側のヒンジ51には、第2のガイドローラ58が回転自在に設けられている。この第2のガイドローラ58は、図2に示すように、ロール紙Rから長尺紙Sを引き出すときに、ロール紙Rの外周面上を転動し、ロール紙Rの回転をスムーズに行うことができるようにしている。
また、揺動リンク53、53の前端部には、紙受け板59が設けられている。この紙受け板59は、ロール紙を下方に引っ張った際、揺動リンク53、53を下方に揺動させ、これによって押圧部材57をロール紙に押圧するためのものであって、一対の揺動リンク53、53の間に橋渡たされて固定されている。この紙受け板59の第3のヒンジ51寄りの上面には、ロール紙を切断する第2の歯部61が形成されている。ロール紙として、ミシン目がないものを使用した場合にこの部分からロール紙が切断するようにするためのものである。なお、前述のカバー41はその先端部41aがこの紙受け板59の第2の歯部61と当接するような長さに形成されている。
揺動リンク53と回動アーム45を連結する第3のヒンジ51には、揺動リンク53を回動アーム45に対して上方に揺動させるように付勢するスプリング63が設けられている。このスプリング63は、ロール紙によって揺動リンク53が下方に押圧されていないとき、図2に示すように、揺動リンク53を上方に揺動させ、押圧部材57によるロール紙外周面への押圧を解除するためのものである。
以下、このような構成のロール紙の保持切断装置の作用効果について説明する。まず、ロール紙としてミシン目の入ってないものを使用する場合について説明する。
まず、トイレットペーパ等のロール紙Rをロール紙軸受け35の支持軸37に回転可能に軸支する。
次に、ロール紙Rの解放側端部Fを、図1に示すように、一対の回動アーム45、45の間を通して引き出す。
次いで、この解放側端部Fを、図2に示すように、カバー41と第1のガイドローラ49及び紙受け板59との間を通して矢印P方向に手前に引き出す。
この図2に示す状態では、揺動リンク53は、スプリング63の作用によって前端部が上方に上がった状態になっている。従って、押圧部材57の先端57bはロール紙Rの外周面から離間しており、ロール紙Rは自由に回転することができる。また、この際、ロール紙Rの外周面には第2のローラ58が転動するようになっているので、ロール紙Rの回転をスムーズに行うことができる。なお、ここで、スプリング63は、その強度を揺動リンク53を図2に示す位置で保持できる程度に調整されているため、揺動アームの前端部が上方に上がり過ぎて歯部61がロール紙Rから引き出された長尺紙Sに引っかかるようなことはない。
また、巻回されたロール紙Rから引き出された長尺紙Sは、図2に示すように、回転自在の第1のガイドローラ49にガイドされているので、スムーズに引き出すことができる。
このように、このロール紙の保持切断装置31にあっては、図2に示すように、ロール紙Rから長尺紙Sを引き出す際に、ロール紙Rが自由に回転することができ、ロール紙Rと解放側端部Fとの間に不要なテンションがかかることがない。従って、この段階で長尺紙Sが途中で切れてしまうことを防止することができ、ロール紙Rから長尺紙Sを極めてスムーズに引き出すことができる。
次に、引き出された長尺紙Sを切断する場合には、図3に示すように、解放側他端部Fを矢印Qに示すように下方に引っ張る。
このようにすると、長尺紙Sが、スプリング63の力に抗して紙受け板59を下方に押し下げ、揺動リンク53が下方に回動する。これによって、押圧部材57の先端部57bがロール紙Rの外周面を押圧し、ロール紙Rの回転を固定する。この際、紙受け板59とヒンジ51との距離は先端部57bとヒンジ51との距離より大きいため、てこの原理により、より大きい力で先端部57bをロール紙Rに押圧することができる。また、ロール紙Rと解放側端部Fとの間の長尺紙Sにはテンションが加わっているから、第1のガイドロール49、押圧部材57のガイド部57aも下方に引っ張られ浮き上がることはない。従って、押圧部材57の先端部57bによってロール紙Rの回転を確実に固定することができる。
また、解放側端部Fを下方に引っ張ると、長尺紙Sは、第1の歯部57cに押圧され保持された状態になる。したがって、この状態でさらに解放側端部Fを下方に引っ張ると、長尺紙Sの第1の歯部57cで保持された部分と解放側端部Fとの間に張力が働き、長尺紙Sは第2の歯部41aから切断される。
このように、このロール紙の保持切断装置31にあっては、図3に示すように、ロール紙Rから引き出された解放側端部Fを下方に引っ張るだけで、長尺紙Sを容易かつ確実に歯部41aから切断することができる。従って、予期しない場所から切断してしまうことを防止することができ、必要な長さだけ紙を使用することができる。
次に、ミシン目の入ったロール紙を使用する場合について説明する。
ミシン目が入ったロール紙を使用するときは、紙受け部59の歯部61は、必ずしも必要ではない。この場合は、まず解放側端部Fを下方に引っ張ることによって、図3に示す状態、すなわち先端部57bによってロール紙Rの回転が固定され、第1の歯部57cによって長尺紙Sが保持された状態になる。そして、さらに解放側端部Fを下方に引くと、解放側端部Fと長尺紙Sの第1の歯部57cによって保持されている部分との間に張力が働き、この間のミシン目が施された部分で長尺紙が切断される。
このように、上記実施の形態にあっては、ロール紙Rを保持するロール紙軸受け35が設けられた基板33と、この基板33に一端部が揺動可能に連結されたカバー41と、このカバー41の一端側に、一端部がそれぞれ回動可能に連結されるとともに、他端部がそれぞれ前記ロール紙の外周面に離接する方向に回動する回動アーム45、45と、この一対の回動アーム45、45の他端部間に連結して設けられた第1のガイドローラ49と、回動アーム45、45の他端部に一端部が揺動可能に連結されるとともに他端部が前記ロール紙Rの外周面に離接する方向に揺動する揺動リンク53、53と、この揺動リンク53、53の他端部に設けられた紙受け部59と、揺動リンク53、53にロール紙Rの外周面に対向して設けられ、紙受け部59がロール紙Rに接近する方向に押されたとき、ロール紙Rの外周面を押圧する押圧部材57とを備え、ロール紙の解放側端部Fを、第1のガイドローラ49及び紙受け部59の外側を通して引出し、このロール紙の解放側端部Fをロール紙Rの外周面に近接する方向に引くことによって、紙受け部59をロール紙Rの外周面に近接する方向に揺動させ、押圧部材57をロール紙Rの外周面に押圧してロール紙Rの回転を固定し、その後、ロール紙Rの解放側端部Fを引っぱることによって、ロール紙Rを切断するようにしているから、ロール紙Rから長尺紙Sを引き出す際に、ロール紙Rと解放側端部Fとの間に不要なテンションがかかることがない。従って、この段階で長尺紙Sが途中で切れてしまうことを防止することができ、ロール紙Rから長尺紙Sを極めてスムーズに引き出すことができる。そして、その後ロール紙Rから引き出された解放側端部Fを下方に引っ張るだけで、長尺紙Sを容易かつ確実に歯部41aから切断することができる。
なお、上記実施の形態においては、回動アーム45をカバー41に設けられた第1のヒンジ43に揺動可能に軸支しているが、これに限る必要はなく、回動アーム41を基板33に設けられたヒンジに軸支してもよい。
また、上記実施の形態においては、一対の揺動リンク53、53を平行に設け、その間を押圧部材57、紙受け板59で連結しているが、これに限る必要はなく、これら、揺動リンク53、53、押圧部材57、紙受け板59を一体として、例えば樹脂成型品やダイキャスト成形品等で構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、スプリング63で揺動リンク53を上方に付勢しているが、これに限る必要はなく、第3のヒンジ51を挟んで揺動リンク53と反対側にカウンターウェイトを設けることによって同様の効果を奏するようにしてもよい。
さらに、紙受け板59上面を着色すれば、ミシン目の位置をより見やすくすることができ、切断位置を予め知ることができる。また、この紙受け板59上面にゴム板を張り付け、この部分で長尺紙を保持するようにしてもよい。
また、上気実施の形態によれば、第1の歯部57cを設け、この第1の歯部57cで長尺紙Sを保持するようにしているが、これに限る必要はなく、例えば、上方に突出するゴム等からなる保持部を設け、この部分で長尺紙を保持するようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態においては、主に板金を用いてロール紙保持切断装置を構成した場合について説明しているが、これに限る必要なく、例えば樹脂成形品、ダイキャスト等を使用してもよいことは勿論である。
本発明の第1の実施形態のロール紙の保持切断装置を示す斜視図。 図1に示すロール紙の保持切断装置でロール紙から長尺紙を引き出す状態を示す断面図。 図1に示すロール紙の保持切断装置でロール紙から引き出された長尺紙を切断す状態を示す断面図。 従来のロール紙の保持装置を示す概略構成図。
符号の説明
31 ロール紙の保持切断装置
33 基板
35 ロール紙軸受け
41 カバー
45 回動アーム
49 第1のガイドローラ
53 揺動リンク
57 押圧部材
57b 先端部
57c 第1の歯部
59 紙受け板
61 第2の歯部
63 スプリング

Claims (9)

  1. 長尺紙が巻回されたロール紙を回転可能に保持するフレームと、
    このフレームに一端部が揺動可能に連結され、前記ロール紙の上方を覆うように形成されたカバーと、
    このカバーの一端側に、一端部がそれぞれ回動可能に連結されるとともに、他端部がそれぞれ前記ロール紙の外周面に離接する方向に回動する一対の回動アームと、
    前記回動アームの他端部に一端部が揺動可能に連結されるとともに他端部が前記ロール紙の外周面に離接する方向に揺動する揺動アームと、
    この揺動アームの他端部に設けられた紙受け部と、
    前記揺動アームに前記ロール紙の外周面に対向して設けられ、前記紙受け部が前記ロール紙に接近する方向に押されたとき、前記ロール紙の外周面を押圧する押圧部材と、
    を備え、
    前記巻回されたロール紙の解放側端部を、前記紙受け部の外側を通して引出し、前記解放側端部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に引くことによって、前記紙受け部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に揺動させ、前記押圧部材を前記ロール紙の外周面に押圧して前記ロール紙の回転を固定し、その後、前記解放側端部を引張ることによって、前記ロール紙から引き出された長尺紙を切断することを特徴とするロール紙の保持切断装置。
  2. 長尺紙が巻回されたロール紙を回転可能に保持するフレームと、
    このフレームに一端部がそれぞれ回動可能に連結されるとともに、他端部がそれぞれ前記ロール紙の外周面に離接する方向に回動する一対の回動アームと、
    前記回動アームの他端部に一端部が揺動可能に連結されるとともに他端部が前記ロール紙の外周面に離接する方向に揺動する揺動アームと、
    この揺動アームの他端部に設けられた紙受け部と、
    前記揺動アームに前記ロール紙の外周面に対向して設けられ、前記紙受け部が前記ロール紙に接近する方向に押されたとき、前記ロール紙の外周面を押圧する押圧部材と、
    を備え、
    前記巻回されたロール紙の解放側端部を、前記紙受け部の外側を通して引出し、前記解放側端部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に引くことによって、前記紙受け部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に揺動させ、前記押圧部材を前記ロール紙の外周面に押圧して前記ロール紙の回転を固定し、その後、前記解放側端部を引張ることによって、前記ロール紙から引き出された長尺紙を切断することを特徴とするロール紙の保持切断装置。
  3. 前記フレームに一端部が揺動可能に連結され、前記ロール紙の上方を覆うように形成されたカバーをさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のロール紙の保持切断装置。
  4. 前記回動アームと前記揺動アームとの間には、前記押圧部材を前記ロール紙の外周面から離間させる方向に付勢する付勢手段が介装されていることを特徴とする請求項1ないし3に記載のロール紙の保持切断装置。
  5. 前記押圧部材の上部に前記長尺紙を保持する保持部を設け、前記ロール紙の解放側端部を前記押圧部材の外側を通して引出し、前記解放側端部を前記ロール紙の外周面に近接する方向に引くことによって、前記長尺紙を前記保持部に押圧して保持するように構成したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロール紙の保持切断装置。
  6. 前記一対の回動アームの他端部間に橋渡されて設けられ軸線周りに回転可能なガイドローラをさらに備え、前記巻回されたロール紙の解放側端部を、前記ガイドローラの外側を通して引出すようにしたことを特徴とする請求項1ないし5に記載のロール紙の保持切断装置。
  7. 前記揺動アームは、前記一対の回動アームの他端部に一端部がそれぞれ揺動可能に連結された一対の揺動リンクであることを特徴とする請求項1ないし6に記載のロール紙の保持切断装置。
  8. 前記紙受け部は、前記一対の揺動リンクの他端部間に橋渡されて設けられた板状の紙受け板であることを特徴とする請求項7に記載のロール紙の保持切断装置。
  9. 前記紙受け板には、前記ロール紙を切断する歯部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のロール紙の保持切断装置。
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