JP2005323670A - 飾り縫いミシンの糸切り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 適正に上飾り糸の処理を行う。
【解決手段】 先端に糸捕捉部を形成した板状の動メス61と、ミシン機枠2に固定されると共に、動メスをその長手方向を軸線にして回転可能に保持し直線往復駆動を与える駆動手段62と、動メスの一側面に当接する固定メス63と当該動メスの他側面に弾性的に当接する糸保持部材64とを保持する保持体65と、当該保持体を駆動手段に対して軸線を回転軸にした回転方向に位置調整可能にミシン機枠に固定する固定手段70とを備えている。
【選択図】図4
【解決手段】 先端に糸捕捉部を形成した板状の動メス61と、ミシン機枠2に固定されると共に、動メスをその長手方向を軸線にして回転可能に保持し直線往復駆動を与える駆動手段62と、動メスの一側面に当接する固定メス63と当該動メスの他側面に弾性的に当接する糸保持部材64とを保持する保持体65と、当該保持体を駆動手段に対して軸線を回転軸にした回転方向に位置調整可能にミシン機枠に固定する固定手段70とを備えている。
【選択図】図4
Description
本発明は、上飾り糸を用いた飾り縫いを行う飾り縫いミシンの糸切り装置、特には当該上飾り糸を切断するためのものに関するものである。
従来の飾り縫いミシンの糸切り装置は、ミシンアーム部の先端面側に設けられ、縫製終了後において、停止位置にあるスプレッダに掛け渡された上飾り糸の切断を行うために使用される。
かかる従来の糸切り装置は、停止位置にあるスプレッダに掛け渡された上飾り糸に向かって前進すると共に上飾り糸を捕捉して後退移動する板状の動メスと、上飾り糸を捕捉した動メスを待ち受けると共に当該動メスと摺接することで上飾り糸を切断する固定メスと、切断後における上飾り糸の切断端部を動メスと共に挟持することで保持する糸保持部材と、動メスの前進・後退移動の駆動力を付与するエアシリンダと、当該エアシリンダを保持すると共にミシンアーム部の先端部に取り付けるブラケット部材とを備えている。
上記動メスは、その先端部が鈎状に形成され、切断時には、停止位置にあるスプレッダに掛け渡された上飾り糸に向かって前進移動を行うことで鈎形状の内側に上飾り糸を招き込み、かかる状態から後退移動を行うことで上飾り糸を固定メス側にたぐり寄せる。そして、動メスが後退移動すると、その鈎形状の内側に係止された上飾り糸は摺接する動メスと固定メスの先端部とにより切断されることとなる。一方、糸保持部材は、動メスに対して固定メスとは反対側の面に摺接しており、上飾り糸の切断端部を動メスの後退移動により当該動メスと糸保持部材との間に引き込み、挟持を行う。
特開平3−29693号公報
かかる従来の糸切り装置は、停止位置にあるスプレッダに掛け渡された上飾り糸に向かって前進すると共に上飾り糸を捕捉して後退移動する板状の動メスと、上飾り糸を捕捉した動メスを待ち受けると共に当該動メスと摺接することで上飾り糸を切断する固定メスと、切断後における上飾り糸の切断端部を動メスと共に挟持することで保持する糸保持部材と、動メスの前進・後退移動の駆動力を付与するエアシリンダと、当該エアシリンダを保持すると共にミシンアーム部の先端部に取り付けるブラケット部材とを備えている。
上記動メスは、その先端部が鈎状に形成され、切断時には、停止位置にあるスプレッダに掛け渡された上飾り糸に向かって前進移動を行うことで鈎形状の内側に上飾り糸を招き込み、かかる状態から後退移動を行うことで上飾り糸を固定メス側にたぐり寄せる。そして、動メスが後退移動すると、その鈎形状の内側に係止された上飾り糸は摺接する動メスと固定メスの先端部とにより切断されることとなる。一方、糸保持部材は、動メスに対して固定メスとは反対側の面に摺接しており、上飾り糸の切断端部を動メスの後退移動により当該動メスと糸保持部材との間に引き込み、挟持を行う。
ところで、飾り縫いミシンの糸切り装置は、動メスが板状であることから、その平板面がスプレッダに掛け渡された状態の上飾り糸に沿った状態では、当該上飾り糸を捕捉することはできない。例えば、複数の針の針幅が変更された際などには、スプレッダにかかる上飾り糸の動メスの動作位置での糸経路の傾きが変わってくる。その場合、板状の動メスと上飾り糸の相対的な角度が不適当なものになり、糸の捕捉ミスを生じるなどする。そこで、より良好に上飾り糸の捕捉を行うためには、動メスの平板面が上飾り糸に垂直となることが望ましい。このため、動メスの平板面の傾きを調節する必要性が生じていた。
そして、上記従来例にあっては、動メスの平板面の傾き調節を行うには、ブラケットの止めネジを緩めて、動メスを保持しているエアシリンダ全体を動メスと共に回転させて調節を行わねばならなかった。
しかしながら、エアシリンダにはその作動気体の供給ホースが接続されているため、エアシリンダを回転させると、ホースにねじれを生じて作動不良を生じるおそれがあるため、実際には、ほとんど動メスの平板面の角度調節を行うことができないという不都合があった。また、エアシリンダをソレノイドに交換した場合にも電気供給用のケーブルがねじれを生じて断線による作動不良を生じるおそれがあるため、同様にほとんど調節を行うことができないという不都合があった。
そして、上記従来例にあっては、動メスの平板面の傾き調節を行うには、ブラケットの止めネジを緩めて、動メスを保持しているエアシリンダ全体を動メスと共に回転させて調節を行わねばならなかった。
しかしながら、エアシリンダにはその作動気体の供給ホースが接続されているため、エアシリンダを回転させると、ホースにねじれを生じて作動不良を生じるおそれがあるため、実際には、ほとんど動メスの平板面の角度調節を行うことができないという不都合があった。また、エアシリンダをソレノイドに交換した場合にも電気供給用のケーブルがねじれを生じて断線による作動不良を生じるおそれがあるため、同様にほとんど調節を行うことができないという不都合があった。
また、上記従来例の如く、後退動作を行う動メスを待ち受けて固定メスが上飾り糸を切断し、糸保持部材が切断端部を保持する構成の場合には、動メスの後退終了位置が前過ぎれば、動メスの鈎状部が固定メス及び糸保持部材との摺接位置に届かないことから糸切り不良や上飾り糸の切断端部の保持が行えない。さらに、固定メスの後退終了位置が後過ぎれば糸保持部材との摺接位置を動メスが通過してしまうことから端部保持がやはり適切に行うことができない。
このため、動メスの進退移動方向について、動メスと固定メス及び糸保持部材との相対的な位置調整が可能であることが望ましい。しかしながら、上記従来例にあっては、動メスと糸保持部材との相対的な位置関係は、その部品の加工精度と組み立て精度に依存しており、適正な位置調整が図ることができないという不都合があった。
このため、動メスの進退移動方向について、動メスと固定メス及び糸保持部材との相対的な位置調整が可能であることが望ましい。しかしながら、上記従来例にあっては、動メスと糸保持部材との相対的な位置関係は、その部品の加工精度と組み立て精度に依存しており、適正な位置調整が図ることができないという不都合があった。
本発明は、縫製終了後の上飾り糸の処理をより良好に行うことをその目的とする。
請求項1記載の発明は、先端に糸捕捉部が形成されると共に進退移動を行う板状の動メスと、ミシン機枠に固定されると共に、動メスをその進退移動方向を軸線にして回転可能に保持し、進退移動の駆動力を与える駆動手段と、動メスの一側面に当接する固定メスと当該動メスの他側面に弾性的に当接する糸保持部材とを保持する保持体と、当該保持体を駆動手段に対して軸線を回転軸にした回転方向に位置調整可能にミシン機枠に固定する固定手段とを備える、という構成を採っている。
上記構成では、動メスの平板面の傾きを調節する場合には、保持体を動メスの動作方向を軸線にして回転角度位置調節を行う。このとき、糸保持部材が固定メスの反対側から弾性的に当接していることから糸保持部材と固定メスとで動メスを挟持した状態が形成され、保持体の回転に伴い、動メスが回転してその平板面の傾きが調整される。
また、駆動手段と保持体とは独立してミシン機枠に固定されていることから、動メスのみを回転調整できる。
なお、駆動手段としては、一例としてエアシリンダやソレノイド等のように非可動の本体に対して動作部分が進退移動を行う構成が挙げられるが、ミシン機枠に固定されるのは駆動手段の非可動部分のことをいうものとする。
また、駆動手段と保持体とは独立してミシン機枠に固定されていることから、動メスのみを回転調整できる。
なお、駆動手段としては、一例としてエアシリンダやソレノイド等のように非可動の本体に対して動作部分が進退移動を行う構成が挙げられるが、ミシン機枠に固定されるのは駆動手段の非可動部分のことをいうものとする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、固定手段は、保持体をミシン機枠に固定する取付部材を備え、保持体と取付部材との相互間に、動メスの動作方向を軸線とする保持部材の回転を許容する周面を形成する、という構成を採っている。
上記構成では、保持体と取り付け部材との相互にそれぞれ相対する周面が形成され、保持体の回転の際には、互いの周面に沿って保持体の回転を案内させる。
上記構成では、保持体と取り付け部材との相互にそれぞれ相対する周面が形成され、保持体の回転の際には、互いの周面に沿って保持体の回転を案内させる。
請求項3記載の発明は、先端に糸捕捉部が形成されると共に進退移動を行う板状の動メスと、ミシン機枠に固定され、動メスに進退移動の駆動力を与える駆動手段と、動メスの一側面に当接する固定メスと当該動メスの他側面に弾性的に当接する糸保持部材とを保持する保持体と、当該保持体を駆動手段に対して前記動メスの動作方向に位置調整可能にミシン機枠に固定する固定手段とを備える、という構成を採っている。
上記構成では、動メスの進退方向について動メスと糸保持部材との相対的な位置調整を行う場合には、保持体を動メスの動作方向に沿って位置調節を行う。このとき、保持体は糸保持部材を保持しているため、結果的に、糸保持部材が動メスに対して位置調整される。
なお、駆動手段としては、一例としてエアシリンダやソレノイド等のように非可動の本体に対して動作部分が進退移動を行う構成が挙げられるが、ミシン機枠に固定されるのは駆動手段の非可動部分のことをいうものとする。
なお、駆動手段としては、一例としてエアシリンダやソレノイド等のように非可動の本体に対して動作部分が進退移動を行う構成が挙げられるが、ミシン機枠に固定されるのは駆動手段の非可動部分のことをいうものとする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明と同様の構成を備えると共に、固定手段は、保持体をミシン機枠に固定する取付部材を備え、当該取付部材と保持体の相互間に、動メスの動作方向に沿った移動を案内するガイド部と被ガイド部とを形成する、という構成を採っている。
上記構成では、保持体と取り付け部材との相互間にそれぞれ動メスの動作方向に沿った移動を案内するガイド部と被ガイド部とが形成され、保持体の移動調整の際には、ガイド部と被ガイド部とに沿って保持体の移動を案内させる。
上記構成では、保持体と取り付け部材との相互間にそれぞれ動メスの動作方向に沿った移動を案内するガイド部と被ガイド部とが形成され、保持体の移動調整の際には、ガイド部と被ガイド部とに沿って保持体の移動を案内させる。
請求項1記載の発明は、動メスがその進退方向を中心に回転可能に支持されると共に回転調節可能な保持体に支持された固定メスと糸保持部材とに挟まれているため、保持部の回転調節により動メスの平板面の傾き調節が可能となる。そして、その際には、駆動手段はミシン機枠に固定されていることから、駆動手段の回転を生じることなく動メスの調整が可能となる。従って、駆動手段の作動不良を生じることなく動メスの平板面の傾き調整を行うことが可能となり、上飾り糸の切断処理をより円滑且つ確実に行うことが可能となる。
請求項2記載の発明は、取り付け部材と保持体との相互間に周面を設けて保持体の回転調整をガイドさせることから、保持体の回転調整構造を簡易に形成することが可能となり、装置の生産性の向上を図ることが可能となる。
請求項3記載の発明は、駆動手段に対して保持体を動メスの動作方向に位置調整可能とすることから、当該位置調整により動メスに対する糸保持部材の位置調整が可能となる。このため、各部品の加工精度や組み立て精度に依存することなく、動メスの停止位置に対して適正な位置に糸保持部材を配置することができ、上飾り糸の切断端部保持処理をより円滑且つ確実に行うことが可能となる。
請求項4記載の発明は、取り付け部材と保持体との相互間にガイド部と被ガイド部を設けて保持体の移動をガイドさせることから、保持体の移動調整構造を簡易に形成することが可能となり、装置の生産性の向上を図ることが可能となる。
(ミシンの全体構成)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本実施の形態に係る飾り縫いミシン10の全体構成を示す概略図である。図1は飾り縫いミシン10の斜視図である。
上記飾り縫いミシン10は、図1に示すように、全体形状がコ字状となるミシン機枠としての本体フレーム2を備え、当該本体フレーム2は、その下部に位置すると共に内部に後述するルーパ機構を格納するミシンベッド部2aと、ミシンベッド部2aの一端部から上方に立設されたミシン縦胴部2bと、ミシン縦胴部2bの上端部からミシンベッド部2aと同方向に延設されたミシンアーム部2cとを備えている。
ここで、以下の説明において、本体フレーム2のベッド部2aの長手方向に沿った方向をY軸方向とし、縦胴部2bの立設方向であってY軸方向に直交する方向をZ軸方向とし、Y軸方向とZ軸方向の双方に直交する方向をX軸方向とする。さらに、飾り縫いミシン10は、水平面上に設置した状態において、X軸方向及びY軸方向が水平面に沿った状態となり、Z軸方向が垂直上下動方向に沿った状態となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本実施の形態に係る飾り縫いミシン10の全体構成を示す概略図である。図1は飾り縫いミシン10の斜視図である。
上記飾り縫いミシン10は、図1に示すように、全体形状がコ字状となるミシン機枠としての本体フレーム2を備え、当該本体フレーム2は、その下部に位置すると共に内部に後述するルーパ機構を格納するミシンベッド部2aと、ミシンベッド部2aの一端部から上方に立設されたミシン縦胴部2bと、ミシン縦胴部2bの上端部からミシンベッド部2aと同方向に延設されたミシンアーム部2cとを備えている。
ここで、以下の説明において、本体フレーム2のベッド部2aの長手方向に沿った方向をY軸方向とし、縦胴部2bの立設方向であってY軸方向に直交する方向をZ軸方向とし、Y軸方向とZ軸方向の双方に直交する方向をX軸方向とする。さらに、飾り縫いミシン10は、水平面上に設置した状態において、X軸方向及びY軸方向が水平面に沿った状態となり、Z軸方向が垂直上下動方向に沿った状態となる。
飾り縫いミシン10は、図2に示すように、下端部に三本の縫い針21,22,23を一列に並べて保持する針棒24を介して各縫い針21,22,23を上下動させる針上下動機構と、ミシンベッド部2aの針板11の下方において、針棒24の上下動に同期した単一のルーパ25の進退移動を行わせることで各縫い針21,22,23に通された各縫い糸Tのループにルーパ糸Lを挿通させるルーパ機構と、針板11の上方であって各縫い針21,22,23の針落ち位置の近傍でスプレッダ26の進退移動を行わせることで各縫い針21,22,23の並び方向に沿って上飾り糸Sを掛け渡した状態で縫い込ませるスプレッダ機構と、各々の糸供給源から繰り出される各縫い糸T,ルーパ糸L,上飾り糸Sに個別に所定の張力を付与する糸調子機構30と、糸調子機構30の下流側において各縫い糸Tに潤滑油を供給する糸潤滑手段41と、各縫い糸Tを個別に挿通する糸穴を備える三本の第一の糸案内42を備える糸案内機構と、ミシンアーム部2cの先端側下端部に設けられると共に各縫い糸Tを個別に挿通するガイド穴を有する第二の糸案内43と、針棒24の上下動に同期して揺動する揺動天秤51によりループ形成後の各縫い針21,22,23を布地側から上方に引き上げる第一の天秤機構と、針棒24の上下動に同期して上下動を行う昇降天秤52によりループ形成後の各縫い針21,22,23を布地側から上方に引き上げる第二の天秤機構と、縫製後において上飾り糸の切断を行う糸切り装置60とを備えている。
(針上下動機構)
針上下動機構は、ミシンアーム部2cの先端側においてZ軸方向に沿った状態で同方向に往復可能に支持された針棒24と、ミシンアーム部2c内にY軸方向に沿って配設されたミシン主軸(図示略)の回転駆動力を往復上下動駆動力に変換して針棒24に付与する図示しないクランク機構とを備えている。
針棒24の下端部には、三つの縫い針21,22,23がY軸方向に沿って一列に並んで保持されており、これら各縫い針21,22,23は、ミシン縦胴部2bから遠方となるものほどその先端の高さが低くなるように保持されている。即ち、縫い針21が最も低く、縫い針23が最も高く針棒24に保持されている。
なお、かかる針棒24の下端部において、針留24aに固定される各縫い針21,22,23のY軸方向における配置間隔とZ軸方向における縫い針の高さの差は、使用する針留24aの仕様により、様々な針巾及び縫い針の高さの差となる。
針上下動機構は、ミシンアーム部2cの先端側においてZ軸方向に沿った状態で同方向に往復可能に支持された針棒24と、ミシンアーム部2c内にY軸方向に沿って配設されたミシン主軸(図示略)の回転駆動力を往復上下動駆動力に変換して針棒24に付与する図示しないクランク機構とを備えている。
針棒24の下端部には、三つの縫い針21,22,23がY軸方向に沿って一列に並んで保持されており、これら各縫い針21,22,23は、ミシン縦胴部2bから遠方となるものほどその先端の高さが低くなるように保持されている。即ち、縫い針21が最も低く、縫い針23が最も高く針棒24に保持されている。
なお、かかる針棒24の下端部において、針留24aに固定される各縫い針21,22,23のY軸方向における配置間隔とZ軸方向における縫い針の高さの差は、使用する針留24aの仕様により、様々な針巾及び縫い針の高さの差となる。
(ルーパ機構)
ルーパ機構は、各縫い針21,22,23が布地を貫いて針板11の下方まで下降した後に再び上昇することで形成される各縫い糸のループに挿入されるルーパ25と、ミシンベッド部2a内でY軸方向に沿って配置されると共にミシン主軸に同期して回転する図示しない下軸と、ミシンベッド部2a内でY軸方向に沿って配置されると共にルーパ25を先端部で保持するルーパ軸27と、下軸の回転駆動力を同じ周波数のスラスト方向の往復駆動力に変換してルーパ軸27に付与する図示しない周知の伝達機構とを備えている。
上記ルーパ25は、各縫い針21,22,23の配列方向と一致するY軸方向に沿って延設されると共にその先端部がミシンベッド部2aの先端部側(ミシン縦胴部2bと反対側の方向)を向いてルーパ軸27の先端部に保持されている。そして、ルーパ軸27による前進移動により、最も近い縫い針23から縫い針22,縫い針21の順番で各縫い糸Tのループに挿入される。これにより、ルーパ25に沿ってその先端部まで案内されているルーパ糸Lが各縫い糸Tのループに挿入され、縫製が行われる。
ルーパ機構は、各縫い針21,22,23が布地を貫いて針板11の下方まで下降した後に再び上昇することで形成される各縫い糸のループに挿入されるルーパ25と、ミシンベッド部2a内でY軸方向に沿って配置されると共にミシン主軸に同期して回転する図示しない下軸と、ミシンベッド部2a内でY軸方向に沿って配置されると共にルーパ25を先端部で保持するルーパ軸27と、下軸の回転駆動力を同じ周波数のスラスト方向の往復駆動力に変換してルーパ軸27に付与する図示しない周知の伝達機構とを備えている。
上記ルーパ25は、各縫い針21,22,23の配列方向と一致するY軸方向に沿って延設されると共にその先端部がミシンベッド部2aの先端部側(ミシン縦胴部2bと反対側の方向)を向いてルーパ軸27の先端部に保持されている。そして、ルーパ軸27による前進移動により、最も近い縫い針23から縫い針22,縫い針21の順番で各縫い糸Tのループに挿入される。これにより、ルーパ25に沿ってその先端部まで案内されているルーパ糸Lが各縫い糸Tのループに挿入され、縫製が行われる。
(スプレッダ機構)
スプレッダ機構は、ミシンアーム部2cの先端下部において針棒24に隣接して垂下装備された上飾り糸案内28と、先端部で上飾り糸Sが折り返されるように掛け渡されたスプレッダ26と、ミシン主軸の回転駆動力を同じ周波数のZ軸方向を中心とする往復揺動駆動力に変換してZ軸方向に沿ったスプレッダ26の基部に付与する図示しない周知の伝達機構とを備えている。
上飾り糸案内28は、その下端部に長穴上の糸通し穴が形成されており、上方から糸通し穴に上飾り糸Sが通されて、そこからさらにスプレッダ26に導かれるようになっている。
スプレッダ機構は、ミシンアーム部2cの先端下部において針棒24に隣接して垂下装備された上飾り糸案内28と、先端部で上飾り糸Sが折り返されるように掛け渡されたスプレッダ26と、ミシン主軸の回転駆動力を同じ周波数のZ軸方向を中心とする往復揺動駆動力に変換してZ軸方向に沿ったスプレッダ26の基部に付与する図示しない周知の伝達機構とを備えている。
上飾り糸案内28は、その下端部に長穴上の糸通し穴が形成されており、上方から糸通し穴に上飾り糸Sが通されて、そこからさらにスプレッダ26に導かれるようになっている。
スプレッダ26の先端部はやや円弧状に湾曲しており、基端部を中心に往復揺動することにより先端部がおおむねY軸方向に沿って進退移動を行う。このスプレッダ26は、先端部をおおむねY軸方向に沿わせて前進させることで上飾り糸Sの折り返し形状の内側領域を各縫い針21,22,23の針落ち位置となるように案内し、針落ち後に後退移動することで上飾り糸Sを各縫い針21,22,23の並び方向に沿って掛け渡す。スプレッダ26は、上記進退移動を各縫い針21,22,23の上下動周期に合わせて行うことで布地の上面に各縫い針21,22,23により鋸歯状に縫い込まれる。
(糸調子機構)
糸調子機構30は、ミシン縦胴部2bの側面に配設されると共に各縫い針21,22,23の各縫い糸Tと上飾り糸Sとルーパ糸Lに個別に対応して設けられた五つの糸調子31〜35を備えている。各糸調子31〜35は、いずれも、糸を挟持するための一対の糸調子皿と、糸調子皿同士を圧接させる弾性体と、弾性体の圧接力を調節するつまみを備えている。かかる構成により各糸調子は、つまみで適正な圧接力に調節されつつ各糸を挟持することで繰り出し方向に抵抗力を付与し、各糸に適切な張力を発生させている。
糸調子機構30は、ミシン縦胴部2bの側面に配設されると共に各縫い針21,22,23の各縫い糸Tと上飾り糸Sとルーパ糸Lに個別に対応して設けられた五つの糸調子31〜35を備えている。各糸調子31〜35は、いずれも、糸を挟持するための一対の糸調子皿と、糸調子皿同士を圧接させる弾性体と、弾性体の圧接力を調節するつまみを備えている。かかる構成により各糸調子は、つまみで適正な圧接力に調節されつつ各糸を挟持することで繰り出し方向に抵抗力を付与し、各糸に適切な張力を発生させている。
なお、ルーパ糸Lは、図示しない糸供給源から繰り出され、糸調子35に掛け渡されてミシンベッド部2aの内部を伝ってルーパ25まで導かれている。
また、上飾り糸Sは、図示しない糸供給源から繰り出され、糸調子34に掛け渡された後に、ミシンアーム部2cの基端部側の下部に設けられたルーパ糸ガイド36によりミシンアーム部2cの先端側に案内され、さらに、ミシンアーム部2cの先端部側面に設けられたルーパ糸調子37及び図示を省略したルーパ糸案内を介してスプレッダ26の先端部まで導かれている。
また、上飾り糸Sは、図示しない糸供給源から繰り出され、糸調子34に掛け渡された後に、ミシンアーム部2cの基端部側の下部に設けられたルーパ糸ガイド36によりミシンアーム部2cの先端側に案内され、さらに、ミシンアーム部2cの先端部側面に設けられたルーパ糸調子37及び図示を省略したルーパ糸案内を介してスプレッダ26の先端部まで導かれている。
(糸潤滑手段、第一の糸案内機構等)
糸潤滑手段41は、ミシンアーム部2cの基端部側面に設けられ、糸調子機構30を通過した各縫い糸Tを通過させることでこれらに潤滑油を供給する構造となっている。
第一の糸案内機構は、ミシンアーム部2cの側面であって糸潤滑手段41の下流側に設けられ、各縫い糸Tに個別に対応して三本の第一の糸案内42を備えている。
第一の糸案内42はいずれも棒状であってその長手方向がZ軸方向に沿うように支持されている。さらに、第一の糸案内42はその上端部に糸通し穴が形成されると共に上下に沿って移動調節し図示しない止めネジにより固定することができるように設けられている。また、三本の第一の糸案内42はX軸方向に沿って並んで配置され、これにより、三本の縫い糸TはおよそX軸方向に沿って並んだ状態でミシンアーム部2cの先端部まで掛け渡された状態となる。
糸潤滑手段41は、ミシンアーム部2cの基端部側面に設けられ、糸調子機構30を通過した各縫い糸Tを通過させることでこれらに潤滑油を供給する構造となっている。
第一の糸案内機構は、ミシンアーム部2cの側面であって糸潤滑手段41の下流側に設けられ、各縫い糸Tに個別に対応して三本の第一の糸案内42を備えている。
第一の糸案内42はいずれも棒状であってその長手方向がZ軸方向に沿うように支持されている。さらに、第一の糸案内42はその上端部に糸通し穴が形成されると共に上下に沿って移動調節し図示しない止めネジにより固定することができるように設けられている。また、三本の第一の糸案内42はX軸方向に沿って並んで配置され、これにより、三本の縫い糸TはおよそX軸方向に沿って並んだ状態でミシンアーム部2cの先端部まで掛け渡された状態となる。
第二の糸案内43は、ミシンアーム部2cの先端部側面下部に配置されている。そして、第二の糸案内43は、三本の縫い糸Tが個別に通される三つの糸通し穴が設けられている。各縫い針21,22,23の並び方向に対応して、第二の糸案内43の三つの糸通し穴は、Y軸方向に沿って並んで形成されている。かかる第二の糸案内43の各糸通し穴に通された縫い糸Tは、各縫い針21,22,23に導かれるようになっている。
(第一の天秤機構)
第一の天秤機構は、ミシンアーム部2cの側面であって第一の糸案内42と第二の糸案内43との間に配設されている。そして、この第一の天秤機構は、各縫い糸Tを個別に通す三つの糸通し穴を備えた先端部を上下に揺動させる揺動天秤51と、揺動天秤51の基端部をX軸回りに軸支すると共にミシン主軸の回転駆動力をX軸回りの往復揺動駆動力に変換して揺動天秤51に付与する図示しない周知の伝達機構とを備えている。
第一の天秤機構は、ミシンアーム部2cの側面であって第一の糸案内42と第二の糸案内43との間に配設されている。そして、この第一の天秤機構は、各縫い糸Tを個別に通す三つの糸通し穴を備えた先端部を上下に揺動させる揺動天秤51と、揺動天秤51の基端部をX軸回りに軸支すると共にミシン主軸の回転駆動力をX軸回りの往復揺動駆動力に変換して揺動天秤51に付与する図示しない周知の伝達機構とを備えている。
揺動天秤51は、その先端部にX軸方向に並んで三つの糸通し穴が形成され、基端部を軸支する伝達機構がX軸回りの揺動駆動力を付与することから、先端部が円弧の軌跡を描きつつ上下動を行う。揺動天秤51の先端部の揺動範囲は伝達機構により調節可能であり、揺動天秤51の先端部がほぼZ軸方向に沿って揺動を行う範囲に調節されている。これにより、揺動天秤51の先端部は上死点位置と下死点位置とがそれぞれ一定の位置となるように調節されている。
また、揺動天秤51は、糸案内機構の第一の糸案内42と第二の糸案内43の間に配設され、各縫い糸Tは、それぞれ各第一の糸案内42の糸通し穴から、揺動天秤51の糸通し穴を介して、第二の糸案内43の糸通し穴まで到達するように掛け渡される。
そして、揺動天秤51の先端部が下死点位置にある場合に、糸案内機構の第一の糸案内42の各糸通し穴位置から第二の糸案内43の糸通し穴位置までを結ぶ直線よりも上方に位置しており、上死点位置では第一の糸案内42から第二の糸案内43を結ぶ直線からさらに遠ざかる位置となる。
従って、揺動天秤51は、その先端部が上死点に移動すると、第一の糸案内42から第二の糸案内43までの糸経路長が最大となり、各縫い糸Tについて糸供給源から糸繰り出しを行うと共に布地側からの糸引き上げを行うこととなる。
そして、揺動天秤51の先端部が下死点位置にある場合に、糸案内機構の第一の糸案内42の各糸通し穴位置から第二の糸案内43の糸通し穴位置までを結ぶ直線よりも上方に位置しており、上死点位置では第一の糸案内42から第二の糸案内43を結ぶ直線からさらに遠ざかる位置となる。
従って、揺動天秤51は、その先端部が上死点に移動すると、第一の糸案内42から第二の糸案内43までの糸経路長が最大となり、各縫い糸Tについて糸供給源から糸繰り出しを行うと共に布地側からの糸引き上げを行うこととなる。
(第二の天秤機構)
第二の天秤機構は、ミシンアーム部2cの先端部上面に配設されている。そして、この第二の天秤機構は、各縫い糸Tを個別に通す三つの糸通し穴を備えた上端部を上下に往復運動させる昇降天秤52と、ミシン主軸の回転駆動力をZ軸方向に沿った上下動駆動力に変換して揺動天秤51に付与する図示しない周知の伝達機構とを備えている。
第二の天秤機構は、ミシンアーム部2cの先端部上面に配設されている。そして、この第二の天秤機構は、各縫い糸Tを個別に通す三つの糸通し穴を備えた上端部を上下に往復運動させる昇降天秤52と、ミシン主軸の回転駆動力をZ軸方向に沿った上下動駆動力に変換して揺動天秤51に付与する図示しない周知の伝達機構とを備えている。
昇降天秤52は、その先端部にX軸方向に並んで三つの糸通し穴が形成され、当該先端部は、第二の糸案内43の上方に配置されている。そして、糸案内機構の第一の糸案内42から揺動天秤51を介して第二の糸案内43に各縫い糸Tが掛け渡され、或いは、糸案内機構の第一の糸案内42から揺動天秤51及び昇降天秤52を介して第二の糸案内43に各縫い糸Tが掛け渡される。
このように、各縫い糸Tを掛け渡した状態において、昇降天秤52はその上死点に移動すると、第一の糸案内42から第二の糸案内43までの糸経路長が最大となり、各縫い糸Tについて糸供給源から糸繰り出しを行うと共に布地側からの糸引き上げを行うこととなる。
なお、第一の天秤機構と第二の天秤機構とは、それぞれ一方のみを単独で使用する場合と、双方を併用する場合とがあり、図1では第一の天秤機構を単独使用している状態を示している。
このように、各縫い糸Tを掛け渡した状態において、昇降天秤52はその上死点に移動すると、第一の糸案内42から第二の糸案内43までの糸経路長が最大となり、各縫い糸Tについて糸供給源から糸繰り出しを行うと共に布地側からの糸引き上げを行うこととなる。
なお、第一の天秤機構と第二の天秤機構とは、それぞれ一方のみを単独で使用する場合と、双方を併用する場合とがあり、図1では第一の天秤機構を単独使用している状態を示している。
(糸切り装置)
図2は糸切り装置60の拡大斜視図、図3は異なる方向から見た拡大斜視図、図4は後述する動メス61の進退方向に沿った糸切り装置60の要部断面図である。
糸切り装置60は、図2乃至図4に示すように、先端に糸捕捉部61aが形成された板状の動メス61と、動メス61をその長手方向を中心に回転可能に保持すると共に当該長手方向に沿って進退移動させる駆動手段としてのエアシリンダ62と、動メス61の一方の平面側に位置して当該動メス61との協働により上飾り糸Sの切断を行う固定メス63と、動メス61の他方の平面側に位置して当該動メス61との協働により上飾り糸Sの切断端部を保持する糸保持部材64と、固定メス63と糸保持部材64とが動メス61をその両平面から挟んだ状態で保持する保持体65と、動メス61の進退移動軌跡を中心として保持体65を回転位置調節可能にミシンアーム部2cに固定する固定手段70とを備えている。
図2は糸切り装置60の拡大斜視図、図3は異なる方向から見た拡大斜視図、図4は後述する動メス61の進退方向に沿った糸切り装置60の要部断面図である。
糸切り装置60は、図2乃至図4に示すように、先端に糸捕捉部61aが形成された板状の動メス61と、動メス61をその長手方向を中心に回転可能に保持すると共に当該長手方向に沿って進退移動させる駆動手段としてのエアシリンダ62と、動メス61の一方の平面側に位置して当該動メス61との協働により上飾り糸Sの切断を行う固定メス63と、動メス61の他方の平面側に位置して当該動メス61との協働により上飾り糸Sの切断端部を保持する糸保持部材64と、固定メス63と糸保持部材64とが動メス61をその両平面から挟んだ状態で保持する保持体65と、動メス61の進退移動軌跡を中心として保持体65を回転位置調節可能にミシンアーム部2cに固定する固定手段70とを備えている。
上記エアシリンダ62は、シリンダ本体62aと、進退移動を行うプランジャ部62bとを備えている。そして、シリンダ本体62aにはプランジャ部62bを駆動するための供給ホースが接続される二つの作動流体供給ポートが設けられており、それぞれポートに作動流体が供給されることでプランジャ部62bの前進と後退とが個別に行われる。
プランジャ部62bは棒状に形成されると共にその長手方向に沿って前進と後退が行われる。また、プランジャ部62bは、その長手方向を中心にシリンダ本体62aに対して回転可能に保持されており、また、その先端部において動メス61の基端部を固定支持している。
プランジャ部62bは棒状に形成されると共にその長手方向に沿って前進と後退が行われる。また、プランジャ部62bは、その長手方向を中心にシリンダ本体62aに対して回転可能に保持されており、また、その先端部において動メス61の基端部を固定支持している。
動メス61は、長尺平板状に形成され、上述のようにその基端部においてエアシリンダ62のプランジャ部62bの先端部に支持されている。かかる動メス61は、プランジャ部62bの延長線上に沿って固定支持されているため、動メス61の長手方向に沿って前進、後退移動が行われる。また、プランジャ部62bと共にシリンダ本体62aに対してその長手方向を中心に回転可能となっている。
さらに、動メス61の先端部側には前進方向に対して折り返すように鈎状に形成された糸捕捉部61aが形成されている。かかる糸捕捉部61aは鈎状であることから、動メス61の前進時には鈎形状の内側に上飾り糸Sを落とし込、後退時には上飾り糸Sに係合して後退方向にたぐり寄せることが可能となっている。
さらに、動メス61の先端部側には前進方向に対して折り返すように鈎状に形成された糸捕捉部61aが形成されている。かかる糸捕捉部61aは鈎状であることから、動メス61の前進時には鈎形状の内側に上飾り糸Sを落とし込、後退時には上飾り糸Sに係合して後退方向にたぐり寄せることが可能となっている。
保持体65は、略円筒状に形成され、その中央貫通穴にプランジャ部62b及び動メス61を挿入させた状態で固定手段70に支持されている。
かかる保持体65は、その先端部側の外径が小径に絞られた形状であって、基端部側は外周が一定の円筒状に形成されている。そして、外周が一定の基端部側で固定手段70に支持されている。
また、保持体65の先端部側には、内部の動メス61を挟んだ配置で一方に固定メス63を支持し、他方に糸保持部材64を支持している。
さらに、保持体65には、その長手方向中間位置において当該長手方向に沿った長穴が65a形成されており、当該長穴65aからプランジャ部62bに動メス61の基端部を固定する止めネジ62cを突出させている。かかる止めネジ62cにより、動メス61は進退方向に位置調節することが可能となっている。
かかる保持体65は、その先端部側の外径が小径に絞られた形状であって、基端部側は外周が一定の円筒状に形成されている。そして、外周が一定の基端部側で固定手段70に支持されている。
また、保持体65の先端部側には、内部の動メス61を挟んだ配置で一方に固定メス63を支持し、他方に糸保持部材64を支持している。
さらに、保持体65には、その長手方向中間位置において当該長手方向に沿った長穴が65a形成されており、当該長穴65aからプランジャ部62bに動メス61の基端部を固定する止めネジ62cを突出させている。かかる止めネジ62cにより、動メス61は進退方向に位置調節することが可能となっている。
固定メス63は、動メス61の前進方向先端部が鋭利に尖出されると共に動メス61の進退方向に対して傾斜した形状に形成されている。従って、動メス61の糸捕捉部61aに捕捉された上飾り糸Sが鋭利且つ傾斜した固定メスの先端部に当接して切断が行われるようになっている。
糸保持部材64は、その先端部が丸く且つ非鋭利な板状に形成されている。かかる糸保持部材64はその先端部が動メス61の固定メスとは逆の平面に当接するように、基端部を固定する固定ネジ66と先端部を動メス側にたわませる押圧ネジ67とにより保持体65に支持されている。つまり、糸保持部材64はその支持の態様により動メス61側に圧接された結果、固定メス63と糸保持部材64とで動メス61を挟んだ状態を形成している。なお、糸保持部材64の圧接力は、動メス61の円滑な進退移動を妨げない範囲に調整される。
糸保持部材64はその先端部が鋭利ではないことから、動メス61が上飾り糸Sを捕捉して後退移動により帰還すると、上飾り糸Sは動メス61と糸保持部材64の互いの対向面間に入り込み、切断後の切断端部は挟持されて保持されることとなる。
糸保持部材64はその先端部が鋭利ではないことから、動メス61が上飾り糸Sを捕捉して後退移動により帰還すると、上飾り糸Sは動メス61と糸保持部材64の互いの対向面間に入り込み、切断後の切断端部は挟持されて保持されることとなる。
調節手段70は、ミシンアーム部2cの先端面に対して立設状態で取り付けられる装着ブラケット71と、装着ブラケット71の立設部において当該装着ブラケット71に対して揺動調節可能に支持されるアームブラケット72と、アームブラケット72の先端部に支持されると共に前述した保持体65を支持する取り付け部材としての円筒ブラケット73と、円筒ブラケット73に固定連結されてエアシリンダ62を固定支持するシリンダブラケット74とを備えている。
装着ブラケット71は、上下方向(Z軸方向)に沿った長穴を介してミシンアーム部2cに装着されている。これにより、糸切り装置60全体を上下方向に位置調節可能としている。
アームブラケット72は、装着ブラケット71に対してZ軸方向を中心とする揺動可能とする長穴を介して連結されている。これにより、切断を行う上飾り糸Sに対する動メス61の長手方向の角度調節を可能としている。
アームブラケット72は、装着ブラケット71に対してZ軸方向を中心とする揺動可能とする長穴を介して連結されている。これにより、切断を行う上飾り糸Sに対する動メス61の長手方向の角度調節を可能としている。
円筒ブラケット73は、アームブラケット72に対して当該円筒の中心線方向に沿った長穴を介して装着されている。これにより、動メス61の切断を行う上飾り糸Sに対する接離方向の距離調節を可能としている。
さらに、円筒ブラケット73は、その内側に保持体65を挿入し、同心状態で保持を行う。即ち、円筒ブラケット73はその内径が、保持体65の基端部側の外径とほぼ等しく且つ保持体65の回転と中心線方向への移動とを許容する大きさに設定されている。つまり、円筒ブラケット73の内周面と保持体65の外周面とが摺動することにより、円筒ブラケット73の内部が円筒ブラケット73の内周面保持体65の回転角度調節と中心線方向に沿った直線移動位置調節とをガイドするガイド部として機能し、保持体65の外周面を有する外部が被ガイド部として機能するようになっている。
そして、円筒ブラケット73にはその外周面から内周面まで貫通するネジ穴が形成されると共にネジ穴に螺合する頭なしの止めネジ75が設けられており、止めネジ75の締結により、調整後の保持体65をその調整位置に固定することができるようになっている。
さらに、円筒ブラケット73は、その内側に保持体65を挿入し、同心状態で保持を行う。即ち、円筒ブラケット73はその内径が、保持体65の基端部側の外径とほぼ等しく且つ保持体65の回転と中心線方向への移動とを許容する大きさに設定されている。つまり、円筒ブラケット73の内周面と保持体65の外周面とが摺動することにより、円筒ブラケット73の内部が円筒ブラケット73の内周面保持体65の回転角度調節と中心線方向に沿った直線移動位置調節とをガイドするガイド部として機能し、保持体65の外周面を有する外部が被ガイド部として機能するようになっている。
そして、円筒ブラケット73にはその外周面から内周面まで貫通するネジ穴が形成されると共にネジ穴に螺合する頭なしの止めネジ75が設けられており、止めネジ75の締結により、調整後の保持体65をその調整位置に固定することができるようになっている。
シリンダブラケット74は、エアシリンダ62のシリンダ本体62aのみを固定支持している。このため、エアシリンダ62のシリンダ本体62aは、シリンダブラケット74,円筒ブラケット73,アームブラケット72,装着ブラケット71を介してミシンアーム部2cに固定された状態となっている。
(飾り縫いミシンの動作説明)
以下、上記構成からなる飾り縫いミシン10について第一の天秤機構を使用する場合を例にして動作説明を行う。
まず、各縫い針21,22,23が下降して針板11上の布地に突き通され、下死点から上昇に転じると各縫い糸がループを形成し、各ループに前進するルーパ25が挿入される。また、スプレッダ26も前進し、上飾り糸Sの先端部の折り返しによる三角領域が各縫い針21,22,23の次の針落ち位置に形成される。そして、上死点に到達した各縫い針21,22,23が再度下降すると、上飾り糸Sの三角領域内に縫い針21が挿通され、上飾り糸Sは各縫い糸Tに縫い込まれる。
また、ルーパ25の後退によりルーパ糸Lのループが形成されると共に当該ループに下降する各縫い針21,22,23が挿入される。これらが繰り返されることで、三本の縫い糸Tの縫い目がいずれも布送り方向沿って形成されると共に布地の上と下とでそれぞれ上飾り糸Sとルーパ糸Lとが縫い込まれる飾り縫いの縫製が行われる。
以下、上記構成からなる飾り縫いミシン10について第一の天秤機構を使用する場合を例にして動作説明を行う。
まず、各縫い針21,22,23が下降して針板11上の布地に突き通され、下死点から上昇に転じると各縫い糸がループを形成し、各ループに前進するルーパ25が挿入される。また、スプレッダ26も前進し、上飾り糸Sの先端部の折り返しによる三角領域が各縫い針21,22,23の次の針落ち位置に形成される。そして、上死点に到達した各縫い針21,22,23が再度下降すると、上飾り糸Sの三角領域内に縫い針21が挿通され、上飾り糸Sは各縫い糸Tに縫い込まれる。
また、ルーパ25の後退によりルーパ糸Lのループが形成されると共に当該ループに下降する各縫い針21,22,23が挿入される。これらが繰り返されることで、三本の縫い糸Tの縫い目がいずれも布送り方向沿って形成されると共に布地の上と下とでそれぞれ上飾り糸Sとルーパ糸Lとが縫い込まれる飾り縫いの縫製が行われる。
一方、縫製が終了し、糸切りを指示する図示しないペダルがオペレータにより踏まれると、スプレッダ26が最前進位置近くで停止する。そして、エアシリンダ62が作動して動メス61が、スプレッダ26の先端部から針板11上の布地に渡っている上飾り糸Sを若干通過する位置まで前進する。これにより、鈎状の糸捕捉部61aの内側に上飾り糸Sが導き込まれる。さらに、エアシリンダ62の作動により動メス61が後退すると、糸捕捉部61aに捕捉されて上飾り糸Sが固定メス63までたぐり寄せられ、動メス61と固定メス63とに挟まれて上飾り糸Sは切断される。また、動メス61の固定メス63とは反対側の面において、上飾り糸Sは動メス61と糸保持部材64との間に引き込まれ、その切断端部が挟持されて、切断動作が完了する。
さらに、糸切り装置60の各部の調節作業について説明する。
まず、固定手段70の装着ブラケット71のミシンアーム部2cとの止めネジを緩めることで、糸切り装置60の高さ調節が可能となり、前進位置にある動メス61がスプレッダ26から布地に掛け渡された上飾り糸Sに対して捕捉可能な高さに調整する。そして、適正な高さで止めネジを再度締結して固定する。
次に、装着ブラケット71とアームブラケット72との間の止めネジを緩めることでアームブラケット72の先端部が揺動可能となり、これにより、動メス61の進退方向と切断時の上飾り糸Sの掛け渡し方向とが直交するように調節する。適正な角度で止めネジを締結して固定する。
さらに、アームブラケット72と円筒ブラケット73との間の止めネジを緩めることで、糸切り装置60の前後位置調節が可能となり、前進位置にある動メス61がスプレッダ26から布地に掛け渡された上飾り糸Sに対して到達して捕捉可能な前後位置に調整する。そして、適正な前後位置で止めネジを再度締結して固定する。
まず、固定手段70の装着ブラケット71のミシンアーム部2cとの止めネジを緩めることで、糸切り装置60の高さ調節が可能となり、前進位置にある動メス61がスプレッダ26から布地に掛け渡された上飾り糸Sに対して捕捉可能な高さに調整する。そして、適正な高さで止めネジを再度締結して固定する。
次に、装着ブラケット71とアームブラケット72との間の止めネジを緩めることでアームブラケット72の先端部が揺動可能となり、これにより、動メス61の進退方向と切断時の上飾り糸Sの掛け渡し方向とが直交するように調節する。適正な角度で止めネジを締結して固定する。
さらに、アームブラケット72と円筒ブラケット73との間の止めネジを緩めることで、糸切り装置60の前後位置調節が可能となり、前進位置にある動メス61がスプレッダ26から布地に掛け渡された上飾り糸Sに対して到達して捕捉可能な前後位置に調整する。そして、適正な前後位置で止めネジを再度締結して固定する。
さらに、円筒ブラケット73の止めネジ75を緩めることで、保持体65の中心線方向に沿った位置調節と中心線を中心とする回転角度調節が可能となる。
保持体65の中心線方向に沿った位置調節により、動メス61の進退方向における当該動メス61に対する糸保持部材64の位置調節が可能となる。即ち、上飾り糸Sの切断端部を保持した状態を維持するのに適した位置となるように、動メス61の作動後停止位置に対する糸保持部材64の位置調節が行われる。
また、固定メス63との位置調節も行われ、両メス61,63の適切なかみ合わせが得られる。
また、保持体65の回転角度調節により、固定メス63と糸保持部材64とに挟まれた動メス61の平板面の傾き調整が可能となる。即ち、スプレッダ26から布地に掛け渡された上飾り糸Sに対して動メス61の平板面は垂直となることが望ましく、そのような傾きとなるように保持体65を回転調節が行われる。このとき、エアシリンダ62のシリンダ本外62aはシリンダブラケット74に固定支持されていることから回転を生じず、プランジャ部62bのみが動メス61と共に回転することとなる。
そして、適正な前後位置で止めネジ75を再度締結して保持体65を固定する。
保持体65の中心線方向に沿った位置調節により、動メス61の進退方向における当該動メス61に対する糸保持部材64の位置調節が可能となる。即ち、上飾り糸Sの切断端部を保持した状態を維持するのに適した位置となるように、動メス61の作動後停止位置に対する糸保持部材64の位置調節が行われる。
また、固定メス63との位置調節も行われ、両メス61,63の適切なかみ合わせが得られる。
また、保持体65の回転角度調節により、固定メス63と糸保持部材64とに挟まれた動メス61の平板面の傾き調整が可能となる。即ち、スプレッダ26から布地に掛け渡された上飾り糸Sに対して動メス61の平板面は垂直となることが望ましく、そのような傾きとなるように保持体65を回転調節が行われる。このとき、エアシリンダ62のシリンダ本外62aはシリンダブラケット74に固定支持されていることから回転を生じず、プランジャ部62bのみが動メス61と共に回転することとなる。
そして、適正な前後位置で止めネジ75を再度締結して保持体65を固定する。
(実施形態の効果)
上記飾り縫いミシン10の糸切り装置60では、動メス61がエアシリンダ62により進退方向を中心に回転可能に支持されると共に回転調節可能な保持体65に支持された固定メス63と糸保持部材64とに挟まれているため、保持部65の回転調節により動メス61の平板面の傾き調節が可能となる。そして、その際には、エアシリンダ62のシリンダ本体62aはミシンアーム部2cに固定されていることから、シリンダ本体62aの回転を生じることなく動メス61の調整が可能となる。従って、エアシリンダ62の作動流体供給用のホースにねじれ等による作動不良を抑制しつつ動メス61の平板面の傾き調整を行うことが可能となり、上飾り糸の切断処理をより円滑且つ確実に行うことが可能となる。
上記飾り縫いミシン10の糸切り装置60では、動メス61がエアシリンダ62により進退方向を中心に回転可能に支持されると共に回転調節可能な保持体65に支持された固定メス63と糸保持部材64とに挟まれているため、保持部65の回転調節により動メス61の平板面の傾き調節が可能となる。そして、その際には、エアシリンダ62のシリンダ本体62aはミシンアーム部2cに固定されていることから、シリンダ本体62aの回転を生じることなく動メス61の調整が可能となる。従って、エアシリンダ62の作動流体供給用のホースにねじれ等による作動不良を抑制しつつ動メス61の平板面の傾き調整を行うことが可能となり、上飾り糸の切断処理をより円滑且つ確実に行うことが可能となる。
また、保持体65の外周面と円筒ブラケット73の内周面とをそれぞれガイド部と被ガイド部として、保持体65の回転及び中心方向の移動を案内する構成のため、保持体65の回転及び直線移動調整構造を簡易に形成することが可能となり、装置の生産性の向上を図ることが可能となる。
またさらに、エアシリンダ62のシリンダ本体62aに対して保持体65を動メス61の動作方向に位置調整可能とすることから、当該位置調整により動メス61に対する固定メス63及び糸保持部材64の位置調整が可能となる。このため、各部品の加工精度や組精度に依存することなく、動メス61の停止位置に対して適正な位置に固定メス63及び糸保持部材64を配置することができ、上飾り糸Sの切断及び切断端部保持処理をより円滑且つ確実に行うことが可能となる。
2 本体フレーム(ミシン機枠)
10 飾り縫いミシン
61 動メス
62 エアシリンダ(駆動手段)
63 固定メス
64 糸保持部材
65 保持体
61a 糸捕捉部
70 固定手段
73 円筒ブラケット(取付部材)
S 上飾り糸
10 飾り縫いミシン
61 動メス
62 エアシリンダ(駆動手段)
63 固定メス
64 糸保持部材
65 保持体
61a 糸捕捉部
70 固定手段
73 円筒ブラケット(取付部材)
S 上飾り糸
Claims (4)
- 先端に糸捕捉部が形成されると共に進退移動を行う板状の動メスと、
ミシン機枠に固定されると共に、前記動メスをその進退移動方向を軸線にして回転可能に保持し、前記進退移動の駆動力を与える駆動手段と、
前記動メスの一側面に当接する固定メスと前記動メスの他側面に弾性的に当接する糸保持部材とを保持する保持体と、
当該保持体を前記駆動手段に対して前記軸線を回転軸にした回転方向に位置調整可能にミシン機枠に固定する固定手段とを備えたことを特徴とする飾り縫いミシンの糸切り装置。 - 前記固定手段は、前記保持体をミシン機枠に固定する取付部材を備え、
前記保持体と前記取付部材との相互間に、前記動メスの動作方向を軸線とする前記保持部材の回転を許容する周面を形成したことを特徴とする請求項1記載の飾り縫いミシンの糸切り装置。 - 先端に糸捕捉部が形成されると共に進退移動を行う板状の動メスと、
ミシン機枠に固定され、前記動メスに進退移動の駆動力を与える駆動手段と、
前記動メスの一側面に当接する固定メスと当該動メスの他側面に弾性的に当接する糸保持部材とを保持する保持体と、
当該保持体を前記駆動手段に対して前記動メスの動作方向に位置調整可能にミシン機枠に固定する固定手段とを備えたことを特徴とする飾り縫いミシンの糸切り装置。 - 前記固定手段は、前記保持体をミシン機枠に固定する取付部材を備え、
当該取付部材と前記保持体の相互間に、前記動メスの動作方向に沿った移動を案内するガイド部と被ガイド部とを形成したことを特徴とする請求項3記載の飾り縫いミシンの糸切り装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109881388A (zh) * | 2019-03-01 | 2019-06-14 | 林泽贤 | 切线组件、切线装置及缝纫机 |
CN111979652A (zh) * | 2019-05-24 | 2020-11-24 | Juki株式会社 | 装饰缝制缝纫机 |
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2004
- 2004-05-12 JP JP2004142390A patent/JP2005323670A/ja active Pending
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