JP2005322293A - メモリ制御装置、車載用機器、メモリ制御方法、メモリ制御プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

メモリ制御装置、車載用機器、メモリ制御方法、メモリ制御プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】電源遮断時に記録媒体に対する情報の書き込みを短時間で行えること。
【解決手段】情報を記憶する不揮発性メモリ13と、不揮発性メモリ13に記憶する情報を、電源の供給時に消去し、電源の遮断時に記憶させるメモリ制御部33と、を備える。このメモリ制御部33は、不揮発性メモリ13の2つのメモリ領域を情報の記憶のために用い、電源の供給時には、2つのメモリ領域のうち古い前記情報が記憶されている一方のメモリ領域に記憶されている情報を消去し、電源の遮断時には、消去されたメモリ領域に、新しい前記情報を記憶する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、メモリ制御装置、車載用機器、メモリ制御方法、メモリ制御プログラムおよび記録媒体に関する。
従来、装置の動作中に電源が遮断され、この後に再度電源が投入されたときに、装置の動作を電源の遮断前の状態に戻す機能(ラストメモリ機能と称す)を持った装置がある。このラストメモリ機能は、装置の動作中の情報を電源が遮断されるまでの間に記録媒体に書き込むことで行っていた。
記録媒体としては、電源が遮断された状態であっても記憶内容を保持可能なものを用いる必要がある。記録媒体としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)の他に、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ(フラッシュROM)、EEPROM、FeRAM、MRAM等がある。また、電源が遮断された後であっても補助電源の供給を受けて記憶内容を保持可能な揮発性の記録媒体であるSRAMやSDRAM等を用いることも考えられる。
特に、フラッシュメモリは、小型軽量であること、および書き込みを短時間で行うことができる。このフラッシュメモリに対する情報の書き込みは、各種方式が提案されている(例えば、下記特許文献1,2参照。)。
特開平11−328982号公報 特開平8−272698号公報
しかしながら、上述したHDDは、動作に大電流を必要とするとともに、書き込みに機械的な動作が必要であり動作時間がかかった。また、フラッシュメモリは、直ぐに情報の書き込みを実行することはできず、実際には消去を行ってから書き込みを行うものであり、消去するために0.5〜2秒程度の時間がかかる。なお、書き込みについては6〜100μ秒程度で行える。これらHDDや、フラッシュメモリを用いたときには電源断後であっても情報の書き込みが終わるまでに所定時間の電源保持を行う必要があり、大容量のコンデンサを用いなければならなかった。このコンデンサを用いるためにスペースやコストが増大するといった問題が一例として挙げられる。
また、EEPROMは容量が小さいため、十分なデータ量を格納保持できない。さらに、FeRAMやMRAMはまだ充分に普及しておらずコスト高である。SRAMやSDRAMでは、補助電源を用意する必要があり、スペースやコストが増大するとともに、暗電流を消費するといった問題が一例として挙げられる。
特に、装置が電源供給を受けている設置状態から取り外されるものであるとき、この取り外し時に同時に電源供給が遮断されるため、このような着脱式の装置において、記憶情報を保持し続けることができ、また、取り外し時(電源供給遮断時)に記録媒体に対して速やかに情報を書き込むことができる手段の提供が望まれていた。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるメモリ制御装置は、情報を記憶する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリに記憶する情報を、電源の供給時に消去し、電源の遮断時に記憶させるメモリ制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる車載用機器は、車両に搭載され、当該車両から電源供給を受けて動作する車載用機器において、情報を記憶する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリに記憶する情報を、前記車載用機器に対する電源の供給時に消去し、前記車載用機器に対する電源の遮断時に、当該車載用機器に対する電源の遮断直前の動作状態を新しい情報として記憶させるメモリ制御手段と、前記車載用機器に対する電源の供給時に、前記不揮発性メモリに記憶された新しい前記情報を読み出して前記車載用機器の動作状態を電源遮断直前の状態に復帰させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかるメモリ制御方法は、不揮発性メモリに対して情報を記憶するメモリ制御方法において、電源の供給時に、前記不揮発性メモリの2つのメモリ領域のうち古い前記情報が記憶されている一方のメモリ領域の情報を消去する消去工程と、電源の遮断時に、前記消去工程により消去された前記メモリ領域に、電源の遮断直前の装置の動作状態を新しい情報として記憶する書き込み工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかるメモリ制御プログラムは、請求項8に記載の方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項11の発明にかかる記録媒体は、請求項10に記載のプログラムがコンピュータにより読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるメモリ制御装置、車載用機器、メモリ制御方法、メモリ制御プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の実施の形態では、この発明にかかるメモリ制御装置を、車載用のカーナビゲーション装置に適用した例を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、メモリ制御装置の構成を示すブロック図である。カーナビゲーション装置1は、車両2に対して着脱可能である。カーナビゲーション装置1が車両2に取り付けられている状態において、このカーナビゲーション装置1の動作電源は、バッテリ3からバッテリ電源20として供給される。
カーナビゲーション装置1は、システムコントローラ11と、操作・表示部12と、記録媒体としての不揮発性メモリ13と、ナビゲーション部14と、ラジオ再生部15と、CD再生部16と、ハードディスクドライブ(HDD)17と、外部機器18とにより構成されている。
システムコントローラ11は、CPUを用いて構成される。不揮発性メモリ13としては、フラッシュメモリが用いられる。そして、システムコントローラ11は、不揮発性メモリ13に予め格納されている制御用プログラムを実行することにより、カーナビゲーション装置1が有する各種機能を実現する。システムコントローラ11は、バッテリ電源20と、アクセサリ(Acc)スイッチ21によってオン/オフされるアクセサリ電源22の電圧変動をそれぞれ検出する。
各種機能としては、ナビゲーション部14においてGPS等を利用した車両の走行経路案内機能がある。また、ラジオ再生部15においてアンテナを介して電波を受信し、放送番組の音声を図示しないスピーカ等から再生する。また、CD再生部16は、カーナビゲーション装置1に挿入された音楽等のCDを再生する。CDに限らず、DVDの再生も可能である。また、カーナビゲーション装置1に対して外部機器18として接続された、例えばCDチェンジャーが読み取ったCDの音楽等を取り込むことができる。
操作・表示部12は、図示しないキーやタッチパネルからなる操作部と、LCD等からなる表示部によって構成されている。カーナビゲーション装置1は、この操作・表示部12による操作にしたがって上記の各種機能を実行し、実行用の設定画面や実行時の画面を操作・表示部12に表示出力する。
図2は、システムコントローラの内部機能を示すブロック図である。カーナビゲーション装置1の着脱時において記録媒体に対する情報の記憶および読み出しにかかる構成を記載してある。
システムコントローラ11は、電圧検出部31と、状態検出部32と、メモリ制御部33とを有している。電圧検出部31は、車両2に対するカーナビゲーション装置1の着脱時における車両2のバッテリ3からの電源の供給状態を検出する。具体的には、バッテリ3のバッテリ電源20の電圧変動と、アクセサリ(Acc)スイッチ21によって変動するアクセサリ電源22の電圧変動とをそれぞれの閾値との比較により検出する。これにより、キー操作によるアクセサリ電源22の電圧低下や、車両2のエンジン始動によるバッテリ3の電圧低下も検出することができる。これらの電圧低下が予め定めた閾値を下回ったときに、カーナビゲーション装置1に対する電源の遮断を判断することもできる。
状態検出部32は、電圧検出部31により電源の供給状態の変動に基づいて、カーナビゲーション装置1の動作状態の変化を判断する。それまでカーナビゲーション装置1が通常動作しており、電源の遮断が検出されたときには、メモリ制御部33に対してラストメモリのための情報の記憶処理を実行させる。一方、それまでカーナビゲーション装置1が電源遮断状態であり、電源の供給が検出されたときには、メモリ制御部33に対してラストメモリの情報の読み出し処理を実行させる。
メモリ制御部33は、不揮発性メモリ13に対して上記ラストメモリのための情報Dの記憶処理および読み出し処理を実行する。このラストメモリの情報Dは、システムコントローラ11が上記各種機能の制御を実行していたときの情報である。詳細は後述する。メモリ制御部33は、電源遮断時には、ラストメモリの情報Dを不揮発性メモリ13に記憶させる。電源の供給が検出されたときには、不揮発性メモリ13に記憶されているラストメモリの情報Dを読み出す。
次に、メモリ制御部33が不揮発性メモリ13に対して行う書き込みおよび読み出しの処理例について説明する。図3は、フラッシュメモリのバンク使用状態を示す図表である。図示のように、不揮発性メモリ13として用いるフラッシュメモリのメモリ領域35の所定領域(Bank0)36には、上述したカーナビゲーション装置1が有する各種機能を実現するための制御プログラムが予め格納されている。そして、このフラッシュメモリの空き領域37を用いてラストメモリの情報Dを記憶する。
図示のように、不揮発性メモリ13として用いるフラッシュメモリは、空き領域37を2バンク分(Bank1,Bank2)使用する。メモリ制御部33によりこれら2バンク分のメモリ領域を用いたメモリ制御を簡単に説明する。まず、a.アクセサリスイッチ21のオン操作により電源供給時には、不揮発性メモリ13に対するラストメモリの情報Dが正しく書き込みされていることを確認した上で1バンクのデータを消去する。b.この後の電源遮断時には、消去されている1バンクにラストメモリの情報Dを書き込む。c.この後にアクセサリスイッチ21のオンによる電源供給時には、上記b.において書き込んでいない側の1バンクを消去して、次の電源遮断に備える。
上述したが、一般的なフラッシュメモリでは消去には0.5〜2秒くらいかかるが、書き込みは6〜100μ秒であり、フラッシュメモリに対する書き込み自体は短時間で行える。したがって、この実施の形態では、電源供給時に予め消去だけ行っておくことにより、電源遮断時には、直ちにラストメモリの情報Dを書き込むことができ、電源遮断時におけるラストメモリの情報Dのデータの書き込み(退避完了)時間を短くできる。なお、フラッシュメモリは、ラストメモリの情報Dを記憶後であれば、このフラッシュメモリに対する電源供給が遮断されてもこのラストメモリの情報D(データ)を保持し続けることができる。
図4は、ラストメモリの情報の内容を示す図表である。ラストメモリの情報Dは、ヘッダd1と、ラストメモリデータd2と、フッタd3とによって構成されている。ヘッダd1は、ラストメモリデータd2を記憶する日時や、連番からなる。ラストメモリデータd2は、ラストソースの種類、ラストアドレスからなる。
ラストソースの種類は、電源遮断直前において機能(情報出力)していたソースの種類であり、ナビゲーション部14、ラジオ再生部15、CD再生部16、等のソースを示す。ラストアドレスは、例えば、ナビゲーション部14において車両2の走行経路を案内していたときには、電源遮断直前における最終の車両の自車位置(緯度経度等)の情報等である。ラジオ再生部15において放送番組を受信していたときには、電源遮断直前における周波数(受信チャンネル)の情報や、再生音量等の情報等である。CD再生部16において、音楽用CDを再生していたときには、電源遮断直前におけるトラックナンバーの情報、再生時間位置(分秒位置)の情報、再生音量の情報等である。このように、フラッシュメモリには、装置の電源供給が再開されたときに装置の動作を電源遮断前の状態に復帰させるための必要最小限の情報のみが記憶される。
フッタd3は、ラストメモリの書き込み時に書き込み誤りを検出するための所定の計算結果の値(チェックサム)や、予め定めた固定の値である。ラストメモリの情報Dは、ヘッダd1を書き込んだ後に、ラストメモリデータd2を書き込み、最後のフッタd3を書き込むようになっている。したがって、フッタd3が正しく記録されていれば、ラストメモリの情報全体が正しく書き込まれた状態である。このフッタd3は、ラストメモリデータが不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)に正しく書き込まれているか否かを検出するために用いられる。
次に、上記構成による不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)13に対するラストメモリDの情報の書き込み処理と、読み出し処理について説明する。これらの処理は上記システムコントローラ11が実行する。
図5は、装置の電源が供給されシステム起動する際の処理内容を示すフローチャートである。まず、処理概要について説明する。はじめに、フラッシュメモリのバンクチェックを行う(ステップS1)。ここでは、Bank1とBank2(図3参照)に書き込まれているラストメモリの情報Dに含まれるフッタd3を確認する。ここで、フッタd3が両方とも正しい場合には、ヘッダd1を確認して、これらBank1とBank2に書き込まれているラストメモリの情報Dの新旧を判別する。また、フッタd3の片方が正しい場合には、正しい方のラストメモリの情報Dが全て消去されていれば消去は完了と判断する。また、正しくないフッタd3を含むラストメモリの情報Dは、消去中のバンクであると判断する。
ステップS1におけるバンクチェックの結果、ラストメモリの情報Dの書き込みが正常完了しているときには(CASE1)、ヘッダd1により最新情報を確認し、古いラストメモリの情報Dが書き込まれていると判断したバンクを消去し(ステップS2)、起動処理を終了する。
また、ラストメモリの情報Dの消去のみが完了しているときには(CASE2)、なにもせずに起動処理を終了する。例えば、ラストメモリの情報Dの消去は完了したが、ラストメモリの情報Dの書き込み前に電源遮断が生じた等により、書き込みが実行されていないときなどがこれに相当する。また、ラストメモリの情報Dの消去途中の状態である異常時には(CASE3)、消去途中のバンクを再消去して起動処理を終了する(ステップS3)。例えば、ラストメモリの情報Dの消去中に電源遮断が生じたときなどがこれに相当する。
このように、ヘッダd1およびフッタd3を用いてラストメモリの情報Dの記憶状態が正常であるか否かを検出することができる。これら起動処理が終了すると、システムコントローラ11は、消去されていない側のバンクの新しいラストメモリの情報Dを読み出して、電源遮断時の装置の動作状態に復帰させる。
図6は、装置の電源が遮断されシステムがスタンバイ処理する際の処理内容を示すフローチャートである。このスタンバイ処理は、装置の電源が遮断されてから待機状態に移行するまでの間に実行される処理である。このスタンバイ処理では、消去されているバンクに対して上記のラストメモリの情報Dの書き込みを行い(ステップS5)、処理終了する。この際、ラストメモリの情報Dの書き込みは、上述したように、ヘッダd1を書き込んだ後に、ラストメモリデータd2を書き込み、最後のフッタd3を書き込む。
図7−1、図7−2、図7−3は、それぞれ2つのバンクを交互に用いる状態を順に説明した図表である。不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)13の2つのバンク(Bank1,Bank2)には、それぞれラストメモリの情報Dが交互に書き込まれる。以下、これら2つのバンクに対して正常にラストメモリの情報Dが正常に書き込み、および消去されることを前提に説明する。
まず、図7−1に示すように、Bank1に2つ前の(古い)ラストメモリの情報Dが記憶され、Bank2に1つ前の(新しい)ラストメモリの情報Dが記憶されているとする。この後、電源供給によるシステム起動により、図7−2に示すように、Bank1が消去される。Bank2は、1つ前の(新しい)ラストメモリの情報Dのままである。
この後、電源遮断によるスタンバイ処理により、図7−3に示すように、消去されたBank1に新しいラストメモリの情報Dが書き込まれる。Bank2のラストメモリの情報Dは、そのままであるが、Bank1に新しい(1つ前の)ラストメモリの情報Dが書き込まれたため、Bank2は、2つ前(古い)ラストメモリの情報Dとなる。以上のように、2つのバンク(Bank1,Bank2)を用い、古いラストメモリの情報Dを記憶しているバンク側を消去して、この消去したバンクに新しいラストメモリの情報Dを書き込むようになっている。
次に、図5および図6を用いてフラッシュメモリの2つのバンクを用いた情報の処理動作を時間経過とともに詳細に説明する。
1.装置の出荷時(初期状態)
この初期状態においては、2つのバンク(Bank1,Bank2)ともに消去されている。この後、電源が供給されると、図5のバンクチェック(ステップS1)のときには、2つのバンクともに消去されているので、初期設定によりBank1が古い側として設定されるようになっている。この後、電源が遮断されると、図6のステップS5では、古い側のBank1にラストメモリの情報Dを書き込む。
2.1度目の電源供給による動作
上記1.による電源遮断後に再度、電源が供給されると、図5のバンクチェック(ステップS1)のときには、Bank2が消去済みで古い側であり、CASE2と判断し、なにも処理しない。この後、Bank1に記憶されているラストメモリの情報Dを読み出して装置の動作を開始させる。この後、電源が遮断されると、図6のステップS5では、消去されているBank2に新しいラストメモリの情報Dを書き込む。
3.2度目の電源供給による動作
上記2.による電源遮断後に再度、電源が供給されると、図5のバンクチェック(ステップS1)のときには、ラストメモリの情報Dに含まれるヘッダd1により、Bank1が古い側とし、このBank1を消去する。この後、Bank2に記憶されているラストメモリの情報Dを読み出して装置の動作を開始させる。この後、電源が遮断されると、図6のステップS5では、消去されているBank1に新しいラストメモリの情報Dを書き込む。
4.3度目の電源供給による動作
上記3.による電源遮断後に再度、電源が供給されると、図5のバンクチェック(ステップS1)のときには、ラストメモリの情報Dに含まれるヘッダd1により、Bank2が古い側とし、このBank2を消去する。この後、Bank1に記憶されているラストメモリの情報Dを読み出して装置の動作を開始させる。この後、電源が遮断されると、図6のステップS5では、消去されているBank2に新しいラストメモリの情報Dを書き込む。
上記実施の形態によれば、カーナビゲーション装置1の動作用の電源供給が遮断されたり、電源が遮断操作されたときには、電源遮断直前の装置の動作をラストメモリの情報Dとして不揮発性メモリ13に記憶させることができる。そして、再び装置に対する電源の供給が再開されたり、電源が供給されたときに(電源投入操作を含む)、不揮発性メモリ13に記憶されているラストメモリの情報Dを読み出して装置の動作を電源遮断前の状態で直ちに再開できるようになる。不揮発性メモリ13としては、安価なフラッシュメモリを用いることができる。
このフラッシュメモリは、消去に時間がかかるが、この消去を装置の電源供給時に予め行っておき、電源遮断時には消去せず書き込みのみを実行することにより極短時間でこの書き込みを行える。したがって、電源遮断時に必要な電源保持の期間を短縮化できるようになり、電源遮断時に電源供給を継続するためのコンデンサの容量を小さくできるため、コンデンサの省スペース化を図ることができ、装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
ところで、上記実施の形態では、車両に搭載されたカーナビゲーション装置1が車両から電源の供給を受けて動作することを説明したが、このカーナビゲーション装置1は、車両から取り外し可能な構成のものもある。このような取り外し可能なカーナビゲーション装置1が、車両から取り外された後に自宅内等の電源供給を受けて動作する場合においても上記構成を有効に利用することができる。また、上記実施の形態では、車載用機器としてカーナビゲーション装置1を例に説明したが、他にCD/DVD再生装置、ラジオ、TV受信機等、他の車載用機器であっても同様に適用することができる。
また、上記実施の形態では、不揮発性メモリとしてフラッシュメモリを例に説明したが、電源の供給が遮断されても情報を保持し続けることができれば、他の記録媒体を用いることもできる。なお、EEPROMやFeRAM、MRAM等に適用することもできるが、上述したラストメモリの情報Dを格納保持し得るデータ容量を有し、電源の遮断直後に迅速にラストメモリの情報Dを記憶可能な記録媒体が好ましい。
なお、本実施の形態で説明したメモリ制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
メモリ制御装置の構成を示すブロック図である。 システムコントローラの内部機能を示すブロック図である。 フラッシュメモリのバンク使用状態を示す図表である。 ラストメモリの情報の内容を示す図表である。 装置の電源が供給されシステム起動する際の処理内容を示すフローチャートである。 装置の電源が遮断されシステムがスタンバイ処理する際の処理内容を示すフローチャートである。 2つのバンクを交互に用いる状態を順に説明した図表である。 2つのバンクを交互に用いる状態を順に説明した図表である。 2つのバンクを交互に用いる状態を順に説明した図表である。
符号の説明
1 カーナビゲーション装置
2 車両
3 バッテリ
11 システムコントローラ
12 操作・表示部
13 不揮発性メモリ
14 ナビゲーション部
15 ラジオ再生部
16 CD再生部
17 HDD
18 外部機器
31 電圧検出部
32 状態検出部
33 メモリ制御部

Claims (11)

  1. 情報を記憶する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに記憶する情報を、電源の供給時に消去し、電源の遮断時に記憶させるメモリ制御手段と、
    を備えたことを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 前記メモリ制御手段は、
    前記不揮発性メモリの2つのメモリ領域を前記情報の記憶のために用い、
    前記電源の供給時には、前記2つのメモリ領域のうち古い前記情報が記憶されている一方のメモリ領域に記憶されている情報を消去し、
    電源の遮断時には、消去された前記メモリ領域に、新しい前記情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装置。
  3. 前記メモリ制御手段は、
    電源の遮断時に、電源の遮断直前の前記装置の動作状態を新しい情報として、消去された前記メモリ領域に記憶させ、
    電源の供給時に、前記メモリ領域に記憶された新しい前記情報を読み出し、前記装置の動作状態を電源の遮断直前の状態に復帰させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のメモリ制御装置。
  4. 前記メモリ制御手段は、
    前記情報として、当該書き込んだ情報の新しさを示す値からなるヘッダと、前記電源の遮断直前の装置の動作状態を示すラストメモリ情報と、記憶時の情報の信頼性を示す値からなるフッタとを用い、
    前記電源の遮断時に、前記ヘッダ、前記ラストメモリ情報、前記フッタの順に前記メモリ領域に記憶することを特徴とする請求項3に記載のメモリ制御装置。
  5. 前記メモリ制御手段は、
    電源の供給時に、前記メモリ領域から読み出した前記情報に含まれているフッタの記憶状態に基づいて、電源の遮断時における前記情報の書き込み状態の信頼性を判断することを特徴とする請求項4に記載のメモリ制御装置。
  6. 前記不揮発性メモリは、フラッシュメモリであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のメモリ制御装置。
  7. 車両に搭載され、当該車両から電源供給を受けて動作する車載用機器において、
    情報を記憶する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに記憶する情報を、前記車載用機器に対する電源の供給時に消去し、前記車載用機器に対する電源の遮断時に、当該車載用機器に対する電源の遮断直前の動作状態を新しい情報として記憶させるメモリ制御手段と、
    前記車載用機器に対する電源の供給時に、前記不揮発性メモリに記憶された新しい前記情報を読み出して前記車載用機器の動作状態を電源遮断直前の状態に復帰させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車載用機器。
  8. 不揮発性メモリに対して情報を記憶するメモリ制御方法において、
    電源の供給時に、前記不揮発性メモリの2つのメモリ領域のうち古い前記情報が記憶されている一方のメモリ領域の情報を消去する消去工程と、
    電源の遮断時に、前記消去工程により消去された前記メモリ領域に、電源の遮断直前の装置の動作状態を新しい情報として記憶する書き込み工程と、
    を含むことを特徴とするメモリ制御方法。
  9. 前記電源の供給時に、前記メモリ領域に記憶された新しい前記情報を読み出し、前記装置の動作状態を電源の遮断直前の状態に復帰させる動作復帰工程とをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のメモリ制御方法。
  10. 請求項8または9に記載のメモリ制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするメモリ制御プログラム。
  11. 請求項10に記載のメモリ制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

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