JP2005322136A - プリペイド残高通知機能を有する車載器及びプリペイド方式による決済サーバ - Google Patents

プリペイド残高通知機能を有する車載器及びプリペイド方式による決済サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】
有料道路の通行料金やパーキングエリア内の店舗等での料金の支払いをプリペイド方式で行い、その残高を運転者等に通知する機能を有する車載器等を提供することを目的とする。
【解決手段】
車載器に挿入されたプリペイドカードに記録されたプリペイド情報を読み取るプリペイド情報読取手段と、読み取ったプリペイド情報と料金決済情報とを、路側アンテナを介してプリペイド決済サーバに送信するプリペイド情報送信手段と、プリペイド決済サーバに於ける決済後の新たなプリペイド残高の情報を、路側アンテナを介してプリペイド決済サーバから受信する残高情報受信手段と、新たなプリペイド残高を車載器を搭載した車両の運転者に通知する残高情報通知手段と、を有するプリペイド残高通知機能を有する車載器である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有料道路の通行料金やパーキングエリア内の店舗等での料金の支払いを自動的に行う自動料金支払いシステムで用いる車載器であって、更に詳細には、料金支払いを前払い方式(プリペイド方式)で行い、その残高を運転者等に通知する、プリペイド残高通知機能を有する車載器及びプリペイド方式による決済サーバに関する。
有料道路等の料金決済をスムースに行う為に、料金所で停車し料金の支払いを行うのではなく、車両に設置した車載器と料金所に設けられた路側アンテナとの間でデータの送受信を行うことでノンストップで料金決済を行う、自動料金支払いシステムが存在している。自動料金支払いシステムとしてETC(Electronic Toll Collection System。ETCは財団法人道路システム高度化推進機構の登録商標である)があり、ETCは、下記の非特許文献1に詳しく説明されているように、料金所等の決済場所に設けられた路側アンテナと、車両に設置された車載器との間で近距離無線通信(近距離無線通信には、DSRC(Dedicated Short Range Communications。狭域データ通信)、無線LAN、赤外線通信、ブルートゥース等が該当する)を用いてデータの送受信を行うことによって、通行料金等の決済を行うシステムである。尚、本明細書に於いて自動料金支払いシステムとは、近距離無線通信を用いて車載器と路側アンテナとの間のデータの送受信を行うことによって決済を行うシステムをさす。
このような自動料金支払いシステムの場合、利用の都度、料金所で車載器から路側アンテナに対してクレジットカード情報が送信されるので、その度に料金が決済されることとなるが、料金決済に現金が不要となる反面、使用した通行料金に注意していないと、後に思わぬ高額な料金の請求が行われる場合がある。
このような事態を未然に防止するために、下記非特許文献2に示すような、クレジットカードにより予め自動料金支払いシステム用の金額を支払っておき、その金額の中で決済を行う、プリペイド方式による自動料金支払いシステムが存在する。
財団法人道路システム高度化推進機構著「ETC(イーテック)便覧」道路システム高度化推進機構発行、平成14年4月、p.10−42 日本道路公団、他2名、"ETC前払割引サービス"、[online]、インターネット<URL: http://www.etc-plaza.jp/howtouse.html> 日本道路公団、他4名、"ETC利用照会サービスの開始"、[online]、インターネット<URL:http://www.jhnet.go.jp/format/index12_04_16a.html>
プリペイド方式は上述のような問題点を防ぐ上で非常に有効な方式であるが、その一方で、利用者は常にプリペイドによる残高を把握しておかなければならない問題点がある。即ちプリペイドの残高が不足しているとその決済を行うことが出来ない。従ってゲートバーが開かないことによる事故等を誘発しかねない。特に長距離の運転を行う場合には、有料道路の利用料金も高額となることから、この残高を把握することは重要な問題となる。
しかしこのようなプリペイド方式を用いた場合、その残高を知る為には、上記非特許文献2、非特許文献3に開示のように、プリペイド決済サーバから電子メールやインターネットによって通知を取得する、或いは利用照会を改めて取得する等によって行わなければならない。電子メールやインターネットを用いた場合には、運転者は走行中に携帯電話やPHS、コンピュータ端末等を操作することが出来ないので、残高を知る為に、一度サービスエリアやパーキングエリア等に停車し、そこで照会作業を行う必要がある。
又、利用照会を改めて取得する場合には、自動料金支払いシステムでの決済を行った直後に、プリペイドの残高を知ることは出来ない。
そこで本発明者等は、自動料金支払いシステムによるプリペイド決済を行った場合、路側アンテナを介して車載器にプリペイド残高の情報を送信し、車載器でその通知を運転者に対して行う、プリペイド残高通知機能を有する車載器及びプリペイド方式による決済サーバを発明した。
請求項1の発明は、自動料金支払いシステムに於けるプリペイド方式での決済を行うプリペイド決済サーバとネットワークを介してデータの送受信が可能な路側アンテナと、近距離無線通信によりデータの送受信が可能なプリペイド残高通知機能を有する車載器であって、前記車載器に挿入されたプリペイドカードに記録されたプリペイド情報を読み取るプリペイド情報読取手段と、前記読み取ったプリペイド情報と料金決済情報とを、前記路側アンテナを介して前記プリペイド決済サーバに送信するプリペイド情報送信手段と、前記プリペイド決済サーバに於ける決済後の新たなプリペイド残高の情報を、前記路側アンテナを介して前記プリペイド決済サーバから受信する残高情報受信手段と、前記新たなプリペイド残高を前記車載器を搭載した車両の運転者に通知する残高情報通知手段と、を有するプリペイド残高通知機能を有する車載器である。
本発明によって、運転者は運転中に、自動料金支払いシステムのプリペイド残高をすぐに把握することが出来る。又、従来のように携帯電話、PHS等の通信端末機器を自ら運転中に使用することもないので、運転の安全性も確保される。
請求項2の発明は、自動料金支払いシステムに於けるプリペイド方式での決済を行うプリペイド決済サーバとネットワークを介してデータの送受信が可能な路側アンテナと、近距離無線通信によりデータの送受信が可能なプリペイド残高通知機能を有する車載器であって、前記車載器の記憶媒体に記憶されたプリペイド情報を読み取るプリペイド情報読取手段と、前記読み取ったプリペイド情報と料金決済情報とを、前記路側アンテナを介して前記プリペイド決済サーバに送信するプリペイド情報送信手段と、前記プリペイド決済サーバに於ける決済後の新たなプリペイド残高の情報を、前記路側アンテナを介して前記プリペイド決済サーバから受信する残高情報受信手段と、前記新たなプリペイド残高を前記車載器を搭載した車両の運転者に通知する残高情報通知手段と、を有するプリペイド残高通知機能を有する車載器である。
本発明も、上述の発明と同様に、運転者は運転中に、自動料金支払いシステムのプリペイド残高をすぐに把握することが出来る。又、従来のように携帯電話、PHS等の通信端末機器を自ら運転中に使用することもないので、運転の安全性も確保される。更に、プリペイドカードを車載器に挿入することなく、プリペイド情報を車載器に予め記憶しておくことによって、プリペイドカードの挿入し忘れによるゲートバーが開かない、といったこともない。
請求項3の発明は、前記残高情報通知手段は、前記車載器の表示装置、前記車載器と接続した或いは一体化したカーナビゲーション装置の表示装置で表示することにより、前記新たなプリペイド残高を通知する、プリペイド残高通知機能を有する車載器である。
請求項4の発明は、前記残高情報通知手段は、前記車載器のスピーカー、前記車載器と接続した或いは一体化したカーナビゲーション装置のスピーカーから音声再生により、前記新たなプリペイド残高を通知する、プリペイド残高通知機能を有する車載器である。
運転者への新たなプリペイド残高の通知は、音声や画面表示によって行われると良い。又、車載器の表示装置(画面)やスピーカーを用いる他、車載器とカーナビゲーション装置を接続して、或いは一体化することによって、カーナビゲーション装置の表示装置(画面)やスピーカーから、音声や画面表示を行っても良い。
請求項5の発明は、自動料金支払いシステムに於いてプリペイド方式による決済を行うプリペイド決済サーバであって、前記プリペイド決済サーバは、前記車両に搭載された車載器と近距離無線通信が可能な路側アンテナと、ネットワークを介してデータの送受信が可能であって、利用者、プリペイドカード又はプリペイド残高を識別するプリペイド情報と前記プリペイド残高とを対応づけて記憶するプリペイド残高記憶手段と、前記プリペイド情報と料金決済情報とを、前記路側アンテナを介して前記車載器から受信し、前記プリペイド方式による料金決済を行い、新たなプリペイド残高を前記プリペイド残高記憶手段に更新する決済手段と、前記路側アンテナを介して前記車載器に、前記新たなプリペイド残高の情報を送信するプリペイド残高通知手段と、を有するプリペイド方式による決済サーバである。
本発明のように、決済後の新たなプリペイド残高を路側アンテナから車載器に送信することによって、車載器では新たなプリペイド残高を運転者に通知することが可能となる。
請求項6の発明は、前記決済手段は、前記受信した料金決済情報に基づいて利用料金を算出し、前記プリペイド情報に対応するプリペイド残高を前記プリペイド残高記憶手段から抽出し、前記抽出したプリペイド残高から前記算出した利用料金を減算することで、前記新たなプリペイド残高として前記プリペイド残高記憶手段を更新する、プリペイド方式による決済サーバである。
プリペイド決済は、本発明のように処理することが出来る。
本発明によって、運転者は車載器を通してプリペイド残高を知ることが出来るので、プリペイド残高を知る為に、わざわざサービスエリアやパーキングエリア等で停車をする必要がなくなり、且つプリペイド決済を行った直後にその残高を把握することが可能となる。
本発明のプリペイド残高通知機能を有する車載器1(以下、車載器1)のシステム構成の一例を図1のシステム構成図に示す。
車載器1は、近距離無線通信13により路側アンテナ7との間でデータの送受信が可能であり、更に路側アンテナ7とプリペイド方式による自動料金支払いシステムの決済を行うプリペイド決済サーバ8とは、ネットワーク12を介してデータの送受信が可能である。ネットワーク12はインターネット等のオープンネットワーク、LAN等のクローズドネットワーク、それらの組み合わせであるイントラネットのいずれであっても良く、有線、無線の別も問わない。
車載器1は、プリペイド情報読取手段2とプリペイド情報送信手段3と残高情報受信手段4と残高情報通知手段5とアンテナ6とを有している。
プリペイド情報読取手段2は、車両が路側アンテナ7に接近し、路側アンテナ7と車載器1との間で近距離無線通信13による無線通信を開始すると、自動料金支払いシステムで用いる車載器1に挿入されたプリペイドカードに記録された、当該プリペイドカード、運転者、車載器又はプリペイドの残高(口座)を識別する情報(プリペイド情報)を読み取る手段である。又、プリペイド情報がプリペイドカードに記録されているのではなく、車載器1のICチップ等の記憶媒体に記憶されている場合には、そこに記憶されたプリペイド情報を読み取る手段である。
プリペイド情報は、例えばプリペイドカード番号、運転者識別番号、車載器管理番号、プリペイド残高の識別番号等の識別子であれば良く、これらは数字以外にも英字、記号、文字、等から構成されているものも含まれる。
プリペイド情報送信手段3は、プリペイド情報読取手段2で読み取ったプリペイド情報と、料金決済に必要な情報(以下、料金決済情報)、例えばインターチェンジを識別する情報、路側アンテナ7を識別する情報、料金所を識別する情報、それらを通過した日時等、をアンテナ6から路側アンテナ7に対して近距離無線通信13により送信する手段である。
残高情報受信手段4は、路側アンテナ7から車載器1に対して近距離無線通信13により送信されたプリペイド決済の結果とプリペイド残高の情報とを、アンテナ6で受信する手段である。
残高情報通知手段5は、残高情報受信手段4で受信したプリペイド決済の結果とプリペイド残高の情報とを、車載器1又はカーナビゲーション装置等の表示装置に表示して通知、或いは車載器1又はカーナビゲーション装置等のスピーカーから音声で通知する手段である。
例えば、受信したプリペイド決済の結果が「決済完了、料金700円」、プリペイド残高の情報が「4,300円」であった場合、残高情報通知手段5は表示装置で「通行料金700円、残高4,300円」の表示を行ったり、車載器1やカーナビゲーション装置に設けられたスピーカーから「通行料金は700円。プリペイド残高は4,300円です。」といった音声再生を行うことで、運転者等に通知を行う。
路側アンテナ7は、近距離無線通信13により車両に搭載された車載器1との間でデータの送受信を行い、更にプリペイド決済サーバ8との間でネットワーク12を介してデータの送受信を行うアンテナ6である。路側アンテナ7は車載器1からプリペイド情報、料金決済情報を受信し、それをネットワーク12を介してプリペイド決済サーバ8に送信する。そしてプリペイド決済サーバ8に於いてプリペイド決済後、路側アンテナ7は、その決済の結果とプリペイド残高の情報とをネットワーク12を介して受信し、それを近距離無線通信13により車載器1に送信する。
路側アンテナ7は、料金所、インターチェンジ、道路上、道路沿い、その他車両の進入可能な場所、又はその近傍(近距離無線通信13による通信可能圏内)に設置されることが好適である。図5に路側アンテナ7が道路上に設置された場合の一例を示す。図5(a)は2つの路側アンテナで道路幅をカバーする場合であり、図5(b)は1つの路側アンテナで道路幅をカバーする場合である。尚、本明細書では有料道路上に路側アンテナ7が設けられており、その利用料金の決済を行う場合を説明するが、有料道路の決済のみならず、例えば店舗沿いにある道路上に設置されることによって、利用者が車両に乗車したまま車両を走行させることで、当該店舗の商品やサービスを購入した対価(利用料金)の決済を行うことも同様に可能である。
プリペイド決済サーバ8は、自動料金支払いシステムに於いて、プリペイド方式による決済を行うサーバである。プリペイド決済サーバ8は、プリペイド残高記憶手段9と決済手段10とプリペイド残高通知手段11とを有する。
プリペイド残高記憶手段9は、プリペイド情報とプリペイド残高とを対応づけて記憶する記憶手段である。プリペイド残高記憶手段9の概念図を図3に示す。
決済手段10は、当該車載器1を搭載する車両の有料道路等の利用料金の決済をプリペイド方式で行う手段である。具体的には、路側アンテナ7が当該車載器1から近距離無線通信13により受信した、プリペイド情報と料金決済情報に基づいて、車両が走行した区間等の利用料金を算出する。この際に、長距離割引、時間帯割引等が適用される場合には、車両が走行した区間、日時等の情報に基づいて割引を行う。このようにして算出した利用料金を、プリペイド残高記憶手段9に記憶しているプリペイド残高から減算し、新たなプリペイド残高として更新する。
例えば受信したプリペイド情報が「123456789」であり、決済手段10が算出した利用料金が「700円」であり、プリペイド決済前のプリペイド残高が図3の場合、決済手段10は、プリペイド情報「123456789」に対応するプリペイド残高「5,000円」を抽出する。そして、この「5,000円」から利用料金「700円」を減算し、新たなプリペイド残高を「4,300円」として更新する。プリペイド決済後のプリペイド残高記憶手段9を図4に示す。
尚、決済手段10は、有料道路の通行料金以外の利用料金、例えば何らかの商品を購入、サービスの享受等の対価としての利用料金の決済を、上述と同様にプリペイド方式で行っても良い。
プリペイド残高通知手段11は、決済手段10によるプリペイド決済の処理結果と、新たなプリペイド残高の情報とをネットワーク12を介して路側アンテナ7に送信し、更に路側アンテナ7から当該車載器1に近距離無線通信13により送信させる手段である。
上述の例の場合、プリペイド決済の処理結果として、処理完了の通知と利用料金700円の情報を送信し、新たなプリペイド残高の情報として4,300円の情報を送信することとなる。
次に本発明の処理プロセスの流れの一例を図2のフローチャート図、図1のシステム構成図とを用いて説明する。
車載器1を搭載した車両が路側アンテナ7に接近することによって(S100)、車載器1は路側アンテナ7と近距離無線通信13により無線通信を開始する(S110)。近距離無線通信13がDSRCの場合、この無線通信を自動的に開始する。それ以外の、例えば赤外線通信、ブルートゥース、無線LAN等の場合には、運転者が車載器1の所定の操作を行うことによって、無線通信を開始する。
路側アンテナ7と車載器1との間で近距離無線通信13が開始されると、プリペイド情報読取手段2は、車載器1に挿入された自動料金支払いシステムで用いるプリペイドカードに記録されたプリペイド情報を読み取る(S120)。又、プリペイドカードを用いるのではなく、プリペイド情報が車載器1のICチップ等の記憶媒体に記憶されている場合には、そこに記憶されているプリペイド情報を読み取る(S120)。
そしてプリペイド情報読取手段2で読み取ったプリペイド情報と、料金決済情報とをプリペイド情報送信手段3が、アンテナ6から近距離無線通信13で路側アンテナ7に送信する(S130)。
路側アンテナ7は、車載器1からプリペイド情報と料金決済情報とを受信すると、それらをネットワーク12を介してプリペイド決済サーバ8に送信する。
路側アンテナ7から受信した当該プリペイド情報と料金決済情報とに基づいて、決済手段10は、当該車載器1を搭載した車両の運転者の利用料金をプリペイド決済する(S140)。
即ち、料金決済情報に基づいて、車両が走行した区間等の利用料金を算出する。この際に、長距離割引、時間帯割引等が適用される場合には、車両が走行した区間、日時等の情報に基づいて割引を行う。そして、算出した利用料金をプリペイド残高記憶手段9に記憶しているプリペイド残高から減算し、新たなプリペイド残高として更新する。このような処理を行うことで、プリペイド決済が行われる。
例えば受信したプリペイド情報が「123456789」であり、決済手段10が算出した利用料金が「700円」であり、プリペイド決済前のプリペイド残高が図3の場合、決済手段10は、プリペイド情報「123456789」に対応するプリペイド残高「5,000円」を抽出する。そして、この「5,000円」から利用料金「700円」を減算し、新たなプリペイド残高を「4,300円」として更新する(図4)。
このようにして決済手段10でプリペイド決済後、プリペイド残高通知手段11は、決済手段10によるプリペイド決済の処理結果と、新たなプリペイド残高の情報とをネットワーク12を介して路側アンテナ7に送信する。
上述の例の場合、プリペイド決済の処理結果として、処理完了の通知と利用料金700円の情報を送信し、新たなプリペイド残高の情報として4,300円の情報を送信することとなる。
そしてこのプリペイド決済の処理結果と新たなプリペイド残高の情報とを受信した路側アンテナ7は、それを近距離無線通信13により車載器1に送信し、それを車載器1のアンテナ6で受信する(S150)。
路側アンテナ7からプリペイド決済の処理結果と新たなプリペイド残高の情報とをアンテナ6から取得した残高情報受信手段4は、その処理結果とプリペイド残高の情報とを、車載器1又はカーナビゲーション装置等の表示装置により表示して通知、或いは車載器1又はカーナビゲーション装置から音声により通知する(S160)。
例えば、上述の例の場合、残高情報通知手段5は表示装置で「通行料金700円、残高4,300円」の表示を行ったり、車載器1やカーナビゲーション装置に設けられたスピーカーから「通行料金は700円。プリペイド残高は4,300円です。」といった音声再生を行うことで、運転者等に通知を行う。
このように車載器1や、車載器1と接続し(或いは一体化した)カーナビゲーション装置の表示装置、スピーカーから、新たなプリペイド残高の情報を通知することによって、わざわざプリペイド残高を知る為に、サービスエリアやパーキングエリア等で停車をする必要がなくなり、且つプリペイド決済を行った直後にその残高を把握することが可能となる。
本発明に於ける各手段は、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又、記憶手段には、データベース、データファイル等の各種のデータ記憶方法を用いることが出来る。
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって実現されることは当然である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当然のことながら構成することになる。
プログラムを供給する為の記憶媒体としては、例えば磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を使用することができる。
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは当然である。
本発明によって、運転者は車載器1を通してプリペイド残高を知ることが出来るので、わざわざプリペイド残高を知る為に、サービスエリアやパーキングエリア等で停車をする必要がなくなり、且つプリペイド決済を行った直後にその残高を把握することが可能となる。
本発明のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。 本発明の処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 プリペイド決済前のプリペイド残高記憶手段の概念図である。 プリペイド決済後のプリペイド残高記憶手段の概念図である。 路側アンテナの一例を示す図である。
符号の説明
1:車載器
2:プリペイド情報読取手段
3:プリペイド情報送信手段
4:残高情報受信手段
5:残高情報通知手段
6:アンテナ
7:路側アンテナ
8:プリペイド決済サーバ
9:プリペイド残高記憶手段
10:決済手段
11:プリペイド残高通知手段
12:ネットワーク
13:近距離無線通信

Claims (6)

  1. 自動料金支払いシステムに於けるプリペイド方式での決済を行うプリペイド決済サーバとネットワークを介してデータの送受信が可能な路側アンテナと、近距離無線通信によりデータの送受信が可能なプリペイド残高通知機能を有する車載器であって、
    前記車載器に挿入されたプリペイドカードに記録されたプリペイド情報を読み取るプリペイド情報読取手段と、
    前記読み取ったプリペイド情報と料金決済情報とを、前記路側アンテナを介して前記プリペイド決済サーバに送信するプリペイド情報送信手段と、
    前記プリペイド決済サーバに於ける決済後の新たなプリペイド残高の情報を、前記路側アンテナを介して前記プリペイド決済サーバから受信する残高情報受信手段と、
    前記新たなプリペイド残高を前記車載器を搭載した車両の運転者に通知する残高情報通知手段と、
    を有することを特徴とするプリペイド残高通知機能を有する車載器。
  2. 自動料金支払いシステムに於けるプリペイド方式での決済を行うプリペイド決済サーバとネットワークを介してデータの送受信が可能な路側アンテナと、近距離無線通信によりデータの送受信が可能なプリペイド残高通知機能を有する車載器であって、
    前記車載器の記憶媒体に記憶されたプリペイド情報を読み取るプリペイド情報読取手段と、
    前記読み取ったプリペイド情報と料金決済情報とを、前記路側アンテナを介して前記プリペイド決済サーバに送信するプリペイド情報送信手段と、
    前記プリペイド決済サーバに於ける決済後の新たなプリペイド残高の情報を、前記路側アンテナを介して前記プリペイド決済サーバから受信する残高情報受信手段と、
    前記新たなプリペイド残高を前記車載器を搭載した車両の運転者に通知する残高情報通知手段と、
    を有することを特徴とするプリペイド残高通知機能を有する車載器。
  3. 前記残高情報通知手段は、
    前記車載器の表示装置、前記車載器と接続した或いは一体化したカーナビゲーション装置の表示装置で表示することにより、前記新たなプリペイド残高を通知する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリペイド残高通知機能を有する車載器。
  4. 前記残高情報通知手段は、
    前記車載器のスピーカー、前記車載器と接続した或いは一体化したカーナビゲーション装置のスピーカーから音声再生により、前記新たなプリペイド残高を通知する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリペイド残高通知機能を有する車載器。
  5. 自動料金支払いシステムに於いてプリペイド方式による決済を行うプリペイド決済サーバであって、前記プリペイド決済サーバは、前記車両に搭載された車載器と近距離無線通信が可能な路側アンテナと、ネットワークを介してデータの送受信が可能であって、
    利用者、プリペイドカード又はプリペイド残高を識別するプリペイド情報と前記プリペイド残高とを対応づけて記憶するプリペイド残高記憶手段と、
    前記プリペイド情報と料金決済情報とを、前記路側アンテナを介して前記車載器から受信し、前記プリペイド方式による料金決済を行い、新たなプリペイド残高を前記プリペイド残高記憶手段に更新する決済手段と、
    前記路側アンテナを介して前記車載器に、前記新たなプリペイド残高の情報を送信するプリペイド残高通知手段と、
    を有することを特徴とするプリペイド方式による決済サーバ。
  6. 前記決済手段は、
    前記受信した料金決済情報に基づいて利用料金を算出し、前記プリペイド情報に対応するプリペイド残高を前記プリペイド残高記憶手段から抽出し、前記抽出したプリペイド残高から前記算出した利用料金を減算することで、前記新たなプリペイド残高として前記プリペイド残高記憶手段を更新する、
    ことを特徴とするプリペイド方式による決済サーバ。
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