JP2005321475A - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数の光源手段からの複数の光束を、共通の偏向器の異なる偏向面で偏向させ、該複数の光束を走査光学系を介して対応する被走査面上に導光する際、複数の光源手段からの複数の光束は、偏向器に対して同一方向から偏向器に入射し、偏向器で偏向された各々の光束の主光線が対応する被走査面と直交するときの主光線を基準線とするとき、被走査面における有効書き込み領域の主走査方向の両端部のうち、基準線に対して光源手段側の端部に向かう光束の主光線と基準線とが成す画角をθ1、他方の端部に向かう光束の主光線と基準線とが成す画角をθ2とするとき、θ1<θ2なる条件を満足すること。
【選択図】 図1
Description
(1)ポリゴンミラー近傍に遮光部材を配置することにより一方の走査レンズ系で発生したゴースト光が他方の走査レンズ系に入射するのを防ぐ、
(2)走査レンズ系を構成するレンズの表面に反射防止膜を蒸着し、ゴースト光の光量を低減する、
などが考えられる。
複数の光源手段から放射された複数の光束を、複数の偏向面をもつ共通の偏向器の異なる偏向面で偏向させ、該複数の光束を走査光学系を介して対応する被走査面上に導光させる光走査装置において、
該複数の光源手段から放射された複数の光束は、該偏向器に対して同一方向から該偏向器に入射し、該偏向器で偏向された各々の光束の主光線が対応する被走査面と直交するときの該主光線を基準線とするとき、該被走査面における有効書き込み領域の主走査方向の両端部のうち、該基準線に対して該光源手段側の端部に向かう光束の主光線と該基準線とが成す画角をθ1、他方の端部に向かう光束の主光線と該基準線とが成す画角をθ2とするとき、
θ1<θ2
なる条件を満足することを特徴としている。
前記光束毎に設けた走査光学系は、前記偏向器を挟んで対向する位置に配置された2つの走査光学系を含み、該2つの走査光学系の間に遮光部材を有し、該遮光部材は一方の走査光学系の各光学面で反射したゴースト光が他方の走査光学系に入射することを防止していることを特徴としている。
前記遮光部材は前記光源手段からの光束が前記偏向器へ入射するときの入射光路と、前記偏向面で反射偏向され、前記被走査面上に入射する光束の反射光路とに挟まれた領域のうちの少なくとも1つに設けられていることを特徴としている。
前記光源手段からの光束が前記偏向面へ入射するときの入射光路と、該偏向面で反射偏向され、前記被走査面上に入射する光束の反射光路とに挟まれた領域のうちの前記遮光部材が配置されていない領域側に、前記被走査面上でのビーム書き出し位置を検知するための単一の書き出し位置検知手段を有し、前記複数の光源手段から放射される複数の光束の該被走査面上での書き出しタイミングを、該単一の書き出し検知手段により制御していることを特徴としている。
前記画角θ1、θ2は、
3°<θ2−θ1<12°
なる条件を満足することを特徴としている。
前記走査光学系はモールド成形により作製された一つ以上の光学素子を有し、該光学素子は、そのゲート部が前記基準線に対し前記光源手段側に位置するように配置されていることを特徴としている。
光源手段から放射された光束を偏向器により偏向し、走査光学系を介して被走査面上に導光する光走査装置において、
該走査光学系はモールド成形により作製された一つ以上の光学素子を有し、該偏向器で偏向された光束の主光線が該被走査面と直交するときの該主光線を基準線とするとき、該被走査面における有効書き込み領域の主走査方向の両端部のうち、該基準線に対して該光源手段側の端部に向かう光束の主光線と該基準線とが成す画角をθ1、他方の端部に向かう光束の主光線と該基準線とが成す画角をθ2とするとき、θ1<θ2と満足し、
該光学素子は、そのゲート部が該基準線に対し該光源手段側に位置するように配置されていることを特徴としている。
前記光源手段からの光束が前記偏向面へ入射するときの入射光路と、該偏向面で反射偏向され、前記被走査面上に入射する光束の反射光路とに挟まれた領域に、前記被走査面上でのビーム書き出し位置を検知するための書き出し位置検知手段を有し、該光源手段から放射される光束の該被走査面上での書き出しタイミングを、該書き出し検知手段により制御していることを特徴としている。
請求項7又は8に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項7又は8に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
各々が請求項1乃至8の何れか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴としている。
外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴としている。
θ1<θ2 ‥‥(1)
なる条件を満足するように画角θ1、θ2を設定している。これにより本実施例では入射光束Ri1と走査光束Rsとで囲まれる領域が拡大し、その分遮光部材4を第1の走査レンズ系SL1の光軸方向へ移動させることを可能としている。
3°<θ2−θ1<12° ‥‥(2)
なる条件を満足するように設定している。
図2は図1に示した光走査装置の遮光部材近傍の拡大図であり、比較の為に従来例を図3に示してある。
画角θ1=37.1°、
画角θ2=44.7°
有効書き込み領域L=−97mm〜+117mm
θ2−θ1=7.6°
上記画角θ1、θ2は上記条件式(1)及び条件式(2)を満足するように設定している。
画角θ1=37.1°、
画角θ2=44.7°
有効書き込み領域L=−97mm〜+117mm
θ2−θ1=7.6°
上記画角θ1、θ2は上記条件式(1)及び条件式(2)を満足するように設定している。
図6は本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、像担持体である複数の感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図6において、360はカラー画像形成装置、(311,312),(313,314)は図1に記載したような、同一ポリゴンミラーの異なる面で2本のビームを走査する光走査装置、341,342,343,344は各々像担持体としての感光ドラム、321,322,323,324は各々現像器、351は搬送ベルトである。
図7は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例2に示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
図8は本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、光走査装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図8において、260はカラー画像形成装置、211,212,213,214は各々実施例2に示した構成を有する光走査装置、221,222,223,224は各々像担持体としての感光ドラム、231,232,233,234は各々現像器、251は搬送ベルトである。
3 偏向器(ポリゴンミラー)
4 第1の遮光部材
5,15 第2の遮光部材
6 シリンドリカルレンズ
7 書き出し位置検知用レンズ
21、22 第2の走査レンズ
Ri1、Ri2 入射光束
Rs 走査光束
Rf1、Rf2、Rf3、Rf4 ゴースト光束
Rb 書き出し位置検知光束
SL1 第1の走査レンズ系
SL2 第2の走査レンズ系
SK1 第1のスキャナー
SK2 第2のスキャナー
31,32 光源
33,34 絞り
35,36 コリメーターレンズ
37,38 被走査面(感光ドラム面)
311、312、313、314 光走査装置
321、322、323、324 現像器
331,332,333,334 光ビーム
341、342、343、344 感光体ドラム
351 搬送ベルト
352 外部機器
353 プリントコントローラ
360 カラー画像形成装置
Claims (12)
- 複数の光源手段から放射された複数の光束を、複数の偏向面をもつ共通の偏向器の異なる偏向面で偏向させ、該複数の光束を走査光学系を介して対応する被走査面上に導光させる光走査装置において、
該複数の光源手段から放射された複数の光束は、該偏向器に対して同一方向から該偏向器に入射し、該偏向器で偏向された各々の光束の主光線が対応する被走査面と直交するときの該主光線を基準線とするとき、該被走査面における有効書き込み領域の主走査方向の両端部のうち、該基準線に対して該光源手段側の端部に向かう光束の主光線と該基準線とが成す画角をθ1、他方の端部に向かう光束の主光線と該基準線とが成す画角をθ2とするとき、
θ1<θ2
なる条件を満足することを特徴とする光走査装置。 - 前記光束毎に設けた走査光学系は、前記偏向器を挟んで対向する位置に配置された2つの走査光学系を含み、該2つの走査光学系の間に遮光部材を有し、該遮光部材は一方の走査光学系の各光学面で反射したゴースト光が他方の走査光学系に入射することを防止していることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記遮光部材は前記光源手段からの光束が前記偏向器へ入射するときの入射光路と、前記偏向面で反射偏向され、前記被走査面上に入射する光束の反射光路とに挟まれた領域のうちの少なくとも1つに設けられていることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
- 前記光源手段からの光束が前記偏向面へ入射するときの入射光路と、該偏向面で反射偏向され、前記被走査面上に入射する光束の反射光路とに挟まれた領域のうちの前記遮光部材が配置されていない領域側に、前記被走査面上でのビーム書き出し位置を検知するための単一の書き出し位置検知手段を有し、前記複数の光源手段から放射される複数の光束の該被走査面上での書き出しタイミングを、該単一の書き出し検知手段により制御していることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
- 前記画角θ1、θ2は、
3°<θ2−θ1<12°
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置。 - 前記走査光学系はモールド成形により作製された一つ以上の光学素子を有し、該光学素子は、そのゲート部が前記基準線に対し前記光源手段側に位置するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の光走査装置。
- 光源手段から放射された光束を偏向器により偏向し、走査光学系を介して被走査面上に導光する光走査装置において、
該走査光学系はモールド成形により作製された一つ以上の光学素子を有し、該偏向器で偏向された光束の主光線が該被走査面と直交するときの該主光線を基準線とするとき、該被走査面における有効書き込み領域の主走査方向の両端部のうち、該基準線に対して該光源手段側の端部に向かう光束の主光線と該基準線とが成す画角をθ1、他方の端部に向かう光束の主光線と該基準線とが成す画角をθ2とするとき、θ1<θ2と満足し、
該光学素子は、そのゲート部が該基準線に対し該光源手段側に位置するように配置されていることを特徴とする光走査装置。 - 前記光源手段からの光束が前記偏向面へ入射するときの入射光路と、該偏向面で反射偏向され、前記被走査面上に入射する光束の反射光路とに挟まれた領域に、前記被走査面上でのビーム書き出し位置を検知するための書き出し位置検知手段を有し、該光源手段から放射される光束の該被走査面上での書き出しタイミングを、該書き出し検知手段により制御していることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
- 請求項7又は8に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項7又は8に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
- 各々が請求項1乃至8の何れか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
- 外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴とする請求項11記載のカラー画像形成装置。
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