JP4609081B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、光走査装置および画像形成装置に関し、特に、光ビーム露光により印字を行う画像形成装置における光ビーム露光用に使用することにより、前記画像形成装置内のデッドスペースを無くすることができ、画像形成装置を小型化できる光走査装置、および前記光走査装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置においては、感光ドラムなどの感光体の表面を一様に帯電させ、光走査装置からの光ビームによって静電潜像を形成する。そして、この静電潜像をトナーで現像してトナー像を得、得られたトナー像を記録用紙などの適宜の記録媒体に転写し、定着して画像を記録している。
これまでの画像形成装置では、感光体において印字に供される印字領域Sの中心と光走査装置の走査光学系の光軸とを一致させて配置し、印字領域Sの両端において、走査光学系から出射される光ビームと感光体表面との成す角度が等しくなるように構成されたものが殆どであった。
しかしながら、上述のように画像形成装置を構成すると、画像形成装置における主走査方向に沿った中央部に光走査装置を設置することになるので、図10に示すように光走査装置の両側に残ったスペースがデッドスペースになり、画像形成装置内部の空間を有効利用することができない。このことが画像形成装置全体の小型化を妨げる要因になっていた。
画像形成装置全体を小型化するための構成としては、たとえば光源から出射された光ビームを回転多面鏡で偏向し、結像レンズ系で被走査面上に結像させて前記被走査面を一定の走査巾で走査する光走査装置において、前記被走査面上の走査巾の中心位置を、結像レンズ光学系の光軸が被走査面に交差する位置よりも回転多面鏡への光ビーム入射側にずれた位置に設定することにより、大きな回転多面鏡を使用することなく、回転多面鏡による光ビームの蹴りに起因する弊害を受けない有効走査範囲を拡大することが提案された(特許文献1)。
また、回転多面鏡の回転軸位置を感光体巾領域外に設定することにより、回転多面鏡駆動系を感光体と同一の高さに配置できるようにし、高さ方向にコンパクト化を図った画像形成装置も提案された(特許文献2)。
特開平9−274154号公報 特開平59−24820号公報
しかしながら、只単に特許文献1にあるように印字領域に対して光走査装置の光軸を一方向にずらしただけでは、画像形成装置の内部のスペースを有効に利用することによる小型化を達成することは困難である。
また、特許文献2で提案された実装方法は、回転多面体の実装に必要な空間の大きさを考慮すると、光走査装置が主走査方向に沿って却って大きくなるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、光ビーム露光により印字を行う画像形成装置における光ビーム露光用に使用することにより、前記画像形成装置内のデッドスペースを無くすることができ、画像形成装置を小型化できる光走査装置、および前記光走査装置を備え、よりコンパクトに構成できる画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、互いに平行に配置された第1および第2の感光体と、前記第1の感光体の表面を光ビームで走査するための、光源、前記光源から出射された光ビームを偏向走査する偏向走査手段、前記偏向走査手段で偏向走査した光ビームを前記第1の感光体の表面上に結像させて印字する走査結像光学系、および前記光源と前記偏向走査手段と前記走査結像光学系とを収容する筐体を備える第1の光走査装置と、前記第2の感光体の表面を光ビームで走査するための、光源、前記光源から出射された光ビームを偏向走査する偏向走査手段、前記偏向走査手段で偏向走査した光ビームを前記第2の感光体の表面上に結像させて印字する走査結像光学系、および前記光源と前記偏向走査手段と前記走査結像光学系とを収容するとともに主走査方向に沿った少なくとも一端に凹陥部が形成された筐体を備える第2の光走査装置と、を備え、前記第1および第2の光走査装置は、同一平面上に配置されているとともに、主走査方向に同一の幅の印字領域Sで前記第1および第2の感光体を夫々走査し、前記第1の光走査装置は、走査結像光学系の有する走査レンズの光軸と前記第1の感光体における印字領域Sの中心とが前記第1の感光体上の被走査面上において前記光ビームの走査方向に沿って第1の方向に所定距離d
0<d≦(WD−W)/2
(但し、WDおよびWは、夫々前記第1の光走査装置の光走査可能領域Dおよび前記第1の感光体の印字領域Sの前記光ビームの走査方向に沿った巾である。)隔たるように配置され、前記第2の光走査装置は、走査結像光学系の有する走査レンズの光軸と前記第2の感光体における印字領域Sの中心とが前記第2の感光体上の被走査面上において前記光ビームの走査方向に沿って前記第1の方向とは反対の第2の方向に所定距離d隔たるように配置されているとともに、前記第1の光走査装置の筐体の一部が前記第2の光走査装置の筐体の凹陥部に入り込むように配置されている画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、前記第1および第2の光走査装置を、印字領域Sの走査方向に沿った中心である印字領域中心から走査方向に沿って一方にずらして実装できる。
したがって、光走査装置をずらした反対側に大きなスペースが生じるから、前記スペースをESS等の基板などの付属品の収納に利用することにより、画像形成装置全体をコンパクトに構成できる。
また、複数の感光体を有するカラータンデム機においては、感光体は、互いに平行に、しかも同一平面上に配設されるが、前記光走査装置は、前記感光体の配列方向に対して平行な同一平面状に複数設置できるから、全ての光走査装置を扁平な空間内に収めることができるから、カラータンデム機をコンパクトに構成できる。
前記画像形成装置においては、光走査可能領域Dの一部を印字領域Sとして使用しているから、光走査装置を印字領域中心に対して走査方向に沿って一方にずらして画像形成装置に実装でき、その結果、画像形成装置内には、各種基板などの付属品を収納に利用できるスペースが生じ、画像形成装置全体をコンパクトに構成できる。
また、広い印字領域Sを必要とする画像形成装置に用いられていた光走査装置を印字領域Sがより狭い別の機種の画像形成装置に転用する場合にも適用できるから、機種の異なる画像形成装置間で光走査装置を共通化できる。
前記画像形成装置においては、第1および第2の光走査装置をずらした反対側に大きなスペースが生じるから、前記スペースをESS基板などの付属品の収納に利用することにより、全体的にコンパクトに構成できる。
また、前記画像形成装置が、複数の感光体を有するカラータンデム機である場合においては、夫々の感光体について光走査装置が1つずつ実装されるが、前記光走査装置を用いることにより、全ての光走査装置を前記感光体の配列方向に対して平行な同一平面状に複数設置して扁平な空間内に収めることができるから、カラータンデム機全体としてもコンパクトに構成できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、光走査が開始される光走査開始端が互いに反対に位置するように第1および第2の光走査装置が配設されている画像形成装置に関する。
請求項2の画像形成装置は、請求項1の画像形成装置に比較して更に画像形成装置内のデッドスペースを除去できる。
以上説明したように本発明によれば、光ビーム露光により印字を行う画像形成装置における光ビーム露光用に使用することにより、前記画像形成装置内のデッドスペースを無くすることができ、画像形成装置を小型化できる光走査装置、および前記光走査装置を備え、よりコンパクトに構成できる画像形成装置が提供される。
1.実施形態1
本発明に係る光走査装置の一例について以下に説明する。
実施形態1に係る光走査装置100は、図1に示すように、本発明の光源に相当するレーザダイオード1と、レーザダイオード1から出射されたレーザ光を絞って本発明の光ビームに相当するレーザビームにするコリメータレンズ2、スリット3、およびシリンダレンズ4と、本発明の偏向走査手段に対応し、コリメータレンズ2、スリット3、およびシリンダレンズ4で絞られたレーザビームを偏向走査する回転多面鏡5と、本発明の走査結像光学系を構成すると共に、回転多面鏡5で偏向走査されたレーザビームを本発明の感光体に相当する感光ドラム200上に収束、結像させるf−θレンズ6と、f−θレンズ6で収束されたレーザビームが出射する出射窓ガラス8と、レーザダイオード1、コリメータレンズ2、スリット3、シリンダレンズ4、およびf−θレンズ6を収容する筐体11とを備える。なお、筐体11には、前記レーザビームが感光ドラム200に向って出射する開口部が設けられ、出射窓ガラス8は前記開口部に嵌装されている。また、コリメータレンズ2、スリット3、およびシリンダレンズ4は、レーザダイオード1から出射されるレーザ光の光路に沿って設けられ、光源側光学系5を形成する。
レーザダイオード1から出射されたレーザ光は、光源側光学系5によって絞られてレーザビームになり、図1において矢印aに示す方向に回転する回転多面鏡5で走査され、f−θレンズ6を通過し、出射窓ガラス8を経て感光ドラム200上に結像、走査される。
光走査装置100は、本来、図1に示す光走査可能領域D内においては、ビーム径、光量、画像湾曲など、光走査装置として必要な所望の光学特性を満足しつつ走査できる。
ここで、光走査可能領域Dは、図1に示すように、f−θレンズ6の光軸、即ち走査レンズ光軸に対して対象であるから、光走査可能領域D全体に亘って走査するとすれば、光走査可能領域Dの何れの単部においても感光ドラム200の表面とレーザビームとの角度はθ1で等しくなる。
光走査装置100を電子写真式の画像形成装置300に装着したときは、感光ドラム200における光走査可能領域Dのうちの印字領域Sを印字に供する。印字領域Sは、図1および図2に示すように、感光ドラム200の表面とレーザビームとのなす角度が、一端においては光走査可能領域Dと等しいθ1であるが、他端においては、θ1より大きなθ2になるように設定され、言い換えれば主走査方向に沿って光走査可能領域Dよりも狭い領域になるように設定されている。
更に、f−θレンズ光軸は、印字領域Sの中心に対して主走査方向に沿って距離dだけ隔たっているが、本実施形態においては以下の関係式:
d=(WD−WS)/2
(但し、WDおよびWSは、夫々光走査可能領域Dおよび印字領域Sの前記光ビームの走査方向に沿った巾である。)が成立するように、言い換えれば光走査可能領域D一杯に印字領域Sがずれるように設定されている。
なお、印字領域Sは、光走査可能領域Dの範囲内であればどの範囲にも設定できるから、距離dは、
0<d≦(WD−WS)/2
の範囲で設定できる。
このように、光走査可能領域Dの一部を印字領域Sとして使用することにより、画像形成装置300においては、図2に示すように、光走査装置100を、印字領域Sの中心に対して主走査方向に沿って一方にずらして実装できる。したがって、光走査装置100を1対のフレーム302の間に実装する場合においては、フレーム302の一方との間に大きなスペースを確保でき、このスペースにESS基板304などの付属部品を収納することにより、画像形成装置300全体をコンパクトに構成できる。
また、光走査装置100は、光走査可能領域D全体を印字領域として使用する画像形成装置にも実装できるから、前記画像形成装置と印字領域のより狭い画像形成装置300との間で共用することもできる。このように、光走査装置100によれば、異なる機種の画像形成装置間で光走査装置の共用化を図ることができる。
2.実施形態2
本発明に係る光走査装置の別の一例について以下に説明する。
実施形態2に係る光走査装置102は、図3に示すように、f−θレンズ16および出射窓ガラス18が、印字領域Sに走査されるレーザビームを透過するのに必要な領域しか有していない。したがって、それよりも外側の領域にはレーザビームは照射されないから、印字領域Sは光走査可能領域Dと一致する。なお、図3において図1および図2と同一の符号は、前記符号が図1および図2において示す要素と同一の要素を示す。
したがって、レーザダイオード1、コリメータレンズ2、スリット3、シリンダレンズ4、およびf−θレンズ16を収容する筐体21は、たとえば図1に示す筐体11の形状から図3において二点鎖線で示す不用領域22を切除した形状とすることができる。
光走査装置102は、これらの点を除いては実施形態1に係る光走査装置100と同一の構成を有する。
このように、光走査装置102の筐体21は、図1に示す筐体11から不用領域22を切除したような形状であるから、光走査装置102は、画像形成装置300に実装するときは、図2に示す光走査装置100よりも更に不用領域22を切除した側にずらすことができる。
したがって、光走査装置102をずらした方向とは反対側には、より大きなスペースが確保できるから、更に多くの付属部品を収容でき、画像形成装置300を更にコンパクトに構成できる。
3.実施形態3
本発明に係る光走査装置の更に別の一例について以下に説明する。
実施形態3に係る光走査装置104は、図4に示すように、回転多面鏡5で走査されるレーザビームが印字領域Sの範囲にしか走査されないようにf−θレンズ26が形成されている。具体的には、f−θレンズ26は、左右非対称形状であって光軸を有しない形状に形成されている。
したがって、印字領域Sは光走査可能領域Dと一致し、言い換えれば、光走査可能領域Dの両端においても関係式:
θ1≠θ2
(但し、θ1、θ2は、夫々光走査可能領域Dの両端において感光ドラム200の表面と照射されるレーザビームとの成す角度を示す。)
が成立する。したがって、出射窓ガラス28も、主走査方向には、前記範囲にのみレーザビームを出射するのに充分な巾しか有していない。なお、図4において図1および図2と同一の符号は、前記符号が図1および図2において示す要素と同一の要素を示す。
光走査装置104は、これらの点を除いては実施形態1に係る光走査装置100と同一の構成を有する。
したがって、レーザダイオード1、コリメータレンズ2、スリット3、シリンダレンズ4、およびf−θレンズ26を収容する筐体31は、主走査方向に寸法を、実施形態1の筐体11に比較して小さくできるから、画像形成装置300に実装するときは、図2に示す光走査装置100よりも更にズレ量を大きく取ることができる。
したがって、光走査装置104をずらした方向とは反対側には、より大きなスペースが確保できるから、更に多くの付属部品を収容でき、画像形成装置300を更にコンパクトに構成できる。
加えてf−θレンズ26においては、印字領域Sは光走査可能領域Dと一致するようにレーザビームが走査されるように形状が最適化され、言い換えれば印字領域Sにおけるf−θ特性および像面湾曲等が最適化されている。
したがって、光走査装置104によれば、実施形態1および実施形態2の光走査装置に比較して更に歪みの少ない画像を形成できる。
4.実施形態4
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色のトナー画像を形成する4つの感光ドラムがタンデム状に配設されたカラータンデム機において、本発明の光露光装置を使用した例について以下に説明する。
実施形態4に係るカラータンデム機400の印字エンジン402においては、図5および図6に示すように、Yトナー画像を形成する感光ドラム200Y、Mトナー画像を形成する感光ドラム200M、Cトナー画像を形成する感光ドラム200C、およびKトナー画像を形成する感光ドラム200Kと、感光ドラム200Yを走査、露光する光走査装置106Y、感光ドラム200Mを走査、露光する光走査装置106M、感光ドラム200Cを走査、露光する光走査装置106C、および感光ドラム200Kを走査、露光する光走査装置106Kとを備える。以下、感光ドラム200Y〜200Kを総称して「感光ドラム200」と総称し、光走査装置106Y〜106Kを総称して「光走査装置106」と総称することがある。
感光ドラム200Y、感光ドラム200M、感光ドラム200C、および感光ドラム200Kは、図6に示すように、副走査方向に沿って、換言すれば図6における左方から右方に向かってピッチPで等間隔に配置されている。
光走査装置106Y、光走査装置106M、光走査装置106C、光走査装置106Kは、何れも副走査方向に沿って同一の方向にレーザビームを出射するように配設され、したがって、図6に示すように副走査方向に沿って感光ドラム200のピッチPと等しいピッチで配設されている。一方、主走査方向においては、図5に示すように光走査装置106Y、光走査装置106M、光走査装置106C、および光走査装置106Kの何れも印字領域Sの中心から間隔dだけ隔たって配設されている。ここで、間隔dは、各光走査装置106の備える後述するf−θレンズ45の光軸と印字領域Sの中心との間隔である。
光走査装置106は、図6および図7に示すように、本発明の光源に相当するレーザダイオード41と、レーザダイオード41から出射されるレーザ光の光路上に配置され、前記レーザ光を絞ってレーザビームとするシリンダレンズ42と、シリンダレンズ42で絞られたレーザビームを後述する回転多面体鏡44に向って反射する第1反射鏡43と、反射鏡43で反射されたレーザビームを主走査方向に走査する回転多面体鏡44と、回転多面体鏡44で走査されたレーザビームを感光ドラム200上に収束させ、結像させるf−θレンズ45と、f−θレンズ45を通過したレーザビームを感光ドラム200に向かって反射する第2反射鏡46と、レーザダイオード41、シリンダレンズ42、第1反射鏡43、回転多面体鏡44、f−θレンズ45、および第2反射鏡46を収容する筐体48とを備える。なお、筐体48には、第2反射鏡46で反射されたレーザビームを感光ドラム200に向かって出射させる開口部が設けられ、この開口部には出射窓ガラス47が嵌められている。なお、図5および図7に示すように、筐体48は、主走査方向に沿って横長に形成されているとともに、回転多面体鏡44を収容する部分の主走査方向に沿った両端部に凹陥部が設けられ、一の光走査装置106に隣接する他の光走査装置106の一部が前記凹陥部に収容される。
図7に示すように、光走査装置106は、光走査可能領域Dの一部を印字領域Sとして使用している。なお、図6に示すように、光走査装置106Yの印字領域S(Y)、光走査装置106Mの印字領域S(M)、光走査装置106Cの印字領域S(C)、および光走査装置106Kの印字領域S(K)の主走査方向に沿った位置が同一になるように、各光走査装置106において印字領域Sが定められている。
なお、f−θレンズの光軸から走査方向単部までの距離をbとすると、印字領域Sの中心線と各光走査装置106のf−θレンズ光軸との距離dは、図8に示すように、bよりも大きいことが好ましい。これは以下の理由による。
一般に、光ビームは、偏向器によって走査光となり、所定の走査角(θ)でf−θレンズから扇状に出射されるが、大抵の走査光学系においては、偏向器とf−θレンズとの間でミラーによって走査光を副走査方向に折り返す例は稀であるため、偏向器から走査レンズまでの光路は、副走査方向に直線的である。このような状態で、主走査方向に沿って隣接する2つの走査光学系を主走査方向に沿って近接させていくと、一方の走査光学系のf−θレンズから出射されたレーザビームが、他方の走査光学系のf−θレンズに入射したり、他方の走査光学系のf−θレンズ端で蹴られたりする。
このようなことが生じないようにするには、前記2つの走査光学系を、光学箱を取り去って極限まで近接させた場合においても、f−θレンズ同士が、お互いに主走査方向に沿ってオーバーラップしないようにすることが最低限必要である。
したがって、印字領域Sの中心線と各走査光学系のf−θレンズ光軸との距離dと、f−θレンズの光軸から端部までの距離bとの間に
b≦d
が成立するように距離dを設定することが好ましい。
また、前記2つの走査光学系が共通の印字領域Sを走査できるようにするには、図8に示すように、
S≦WD−2d
(但し、WDおよびWSは、夫々光走査可能領域Dおよび印字領域Sの前記光ビームの走査方向に沿った巾である。)になるように距離dおよび印字領域Sの巾を設定する必要がある。
上の2つの式から、距離dは、以下の式:
b≦d≦(WD−WS)/2
を満たすように設定することが好ましいことが判る。
このように距離dを設定すれば、光走査装置106Y〜光走査装置106Kを同一平面上に配置できるから、図6に示すように光走査装置106Y〜光走査装置106Kを、扁平に、しかも光走査装置106Y〜光走査装置106Kの夫々から出射されるレーザビームが互いに干渉し合わないように配置できる。
したがって、印字エンジン402もコンパクトに構成できる。
5.実施形態5
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色のトナー画像を形成する4つの感光ドラムがタンデム状に配設されたカラータンデム機において、本発明の光露光装置を使用した別の例について以下に説明する。
図9に示すように、印字エンジン404においては、実施形態感光ドラム200Y、感光ドラム200M、感光ドラム200C、および感光ドラム200Kは、副走査方向に沿って、換言すれば図6における左方から右方に向かって感光ドラム200Y、感光ドラム200M、感光ドラム200C、感光ドラム200Kの順で配設されている。
一方、光走査装置106については、光走査装置106Yと光走査装置106M、および光走査装置106Cと光走査装置106Kとが主走査方向にそって互いに隣接し、光走査装置106Yと光走査装置106C,および光走査装置106Mと光走査装置106Kとが副走査方向に沿って互いに隣接するように配設されている。
さらに、主走査方向に沿って互いに隣接する光走査装置106Yと光走査装置106Mとは、走査開始端が互いに逆向きになるように配設され、同じく主走査方向に沿って互いに隣接する光走査装置106Cと光走査装置106Kも、走査開始端が互いに逆向きになるように配設されている。
これにより、光走査装置106Yと光走査装置106M、および光走査装置106Cと光走査装置106Kとは、相互の間隔をより小さくできるから、実施形態4に係るカラータンデム機に比べて、印字エンジンを更にコンパクトに構成できる。
本発明の光走査装置は、主に電子写真プロセスによって画像を形成する電子写真式画像形成装置に適用されるが、レーザ刷版やサーマル刷版などを直接レーザビームで露光して製版するデジタル製版システムなどにも適用できる。したがって、本発明の画像形成装置には、電子写真式画像形成装置のほかにデジタル製版システムも包含される。
図1は、実施形態1に係る光走査装置を水平面に沿って切断した断面を示す断面図である。 図2は、実施形態1に係る光走査装置を画像形成装置の露光エンジン部に装着した状態を示す概略平面図である。 図3は、実施形態2に係る光走査装置を水平面に沿って切断した断面を示す断面図である。 図4は、実施形態3に係る光走査装置を水平面に沿って切断した断面を示す断面図である。 図5は、実施形態4に係るカラータンデム機の印字エンジンにおける光走査装置の平面方向の配列を示す説明図である。 図6は、実施形態4に係るカラータンデム機の印字エンジンにおける光走査装置と感光ドラムとの相対的な位置関係を示す説明図である。 図7は、1の光走査装置について光走査可能領域Dと印字領域Sとの関係、および印字領域と感光ドラムとの位置関係を示す説明図である。 図8は、図5に示す光走査装置のf−θレンズ光軸と印字領域Sの中心線との距離dと、前記f−θレンズの光軸中心から端部までの寸法bとの好ましい関係を示す説明図である。 図9は、実施形態4に係るカラータンデム機の印字エンジンにおける光走査装置の平面方向および側面方向の配列を示す説明図である。 従来の画像形成装置における光走査装置と感光ドラムとの位置関係を示す概略図である。
符号の説明
1 レーザダイオード
2 コリメータレンズ
3 スリット
4 シリンダレンズ
5 回転多面鏡
6 f−θレンズ
8 出射窓ガラス
11 筐体
16 f−θレンズ
18 出射窓ガラス
21 筐体
22 不用領域
26 f−θレンズ
28 出射窓ガラス
31 筐体
41 レーザダイオード
42 シリンダレンズ
43 反射鏡
44 回転多面体鏡
45 レンズ
46 反射鏡
47 出射窓ガラス
48 筐体
100 光走査装置
102 光走査装置
104 光走査装置
106 各光走査装置
106 光学走査装置
106Y 光走査装置
106M 光走査装置
106C 光走査装置
106K 光走査装置
200 感光ドラム
200Y 感光ドラム
200M 感光ドラム
200C 感光ドラム
200K 感光ドラム
300 画像形成装置
302 フレーム
304 基板
400 カラータンデム機
402 印字エンジン
404 印字エンジン

Claims (2)

  1. 互いに平行に配置された第1および第2の感光体と、
    前記第1の感光体の表面を光ビームで走査するための、光源、前記光源から出射された光ビームを偏向走査する偏向走査手段、前記偏向走査手段で偏向走査した光ビームを前記第1の感光体の表面上に結像させて印字する走査結像光学系、および前記光源と前記偏向走査手段と前記走査結像光学系とを収容する筐体を備える第1の光走査装置と、
    前記第2の感光体の表面を光ビームで走査するための、光源、前記光源から出射された光ビームを偏向走査する偏向走査手段、前記偏向走査手段で偏向走査した光ビームを前記第2の感光体の表面上に結像させて印字する走査結像光学系、および前記光源と前記偏向走査手段と前記走査結像光学系とを収容するとともに主走査方向に沿った少なくとも一端に凹陥部が形成された筐体を備える第2の光走査装置と、
    を備え、
    前記第1および第2の光走査装置は、
    同一平面上に配置されているとともに、
    主走査方向に同一の幅の印字領域Sで前記第1および第2の感光体を夫々走査し、
    前記第1の光走査装置は、前記走査結像光学系の有する走査レンズの光軸と前記第1の感光体における印字領域Sの中心とが前記第1の感光体上の被走査面上において前記光ビームの走査方向に沿って第1の方向に所定距離d
    0<d≦(WD−W)/2
    (但し、WDおよびWは、夫々前記第1および第2の光走査装置において光ビームが走査する領域である光走査可能領域D、および前記第1および第2の感光体における印字領域Sの前記光ビームの走査方向に沿った巾である。)隔たるように配置され、
    前記第2の光走査装置は、走査結像光学系の有する走査レンズの光軸と前記第2の感光体における印字領域Sの中心とが前記第2の感光体上の被走査面上において前記光ビームの走査方向に沿って前記第1の方向とは反対の第2の方向に所定距離d隔たるように配置されているとともに、
    前記第1の光走査装置の筐体の一部が前記第2の光走査装置の筐体の凹陥部に入り込むように配置されている画像形成装置。
  2. 第1の光走査装置と第2の光走査装置とが、光走査が開始される光走査開始端が互いに反対に位置するように配設されている請求項1に記載の画像形成装置。
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