JP2005320825A - 木製防火扉及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
周縁部に加熱発泡材を設けた木製防火扉を製造するにあたり、速乾性に優れたホットメルト接着剤の使用を可能にすることにより生産性を向上させる。
【解決手段】
木製防火扉(D1)は、芯材(1)、化粧板(2)、燃焼遅延部材(5)を有する扉本体と、扉本体の外周面に接着され、接着面側に所要温度に加熱することにより発泡する加熱発泡材(4)が長手方向に設けられた側体(3)とを備えている。側体(3)は、ホットメルト接着剤で扉本体に接着されている。ホットメルト接着剤は、加熱発泡材(4)の発泡温度より低い温度で溶融し接着が可能になる性能を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は木製防火扉及びその製造方法に関するものである。更に詳しくは、周縁部に加熱発泡材を設けた木製防火扉において、製造にあたり速乾性に優れたホットメルト接着剤の使用を可能にすることにより生産性を向上させることができるものに関する。
会社や施設の建物あるいは一般住宅や集合住宅において火災が起きた際に延焼を遅らせるために、炎や煙を遮断することができる防火扉が使用されている。
防火扉は、従来は金属製であったが、平成2年には、甲種防火扉及び乙種防火扉の試験方法が改正され、一定条件を満たせば木製であっても特定防火設備60若しくは特定防火設備20として認可されることになり、例えば桐材を用いた木製防火扉等が提案されている。
木製防火扉の構造は様々であるが、その一つに、集成材等でつくられた扉本体の周縁部に、所要の温度に加熱されることにより発泡し膨張する加熱発泡材を埋設した構造のものがある(特許文献1参照)。
特許文献1記載の木製防火扉は、火災時に加熱発泡材が熱せられて発泡することにより、その膨張力で、外側にあるエッジ材を扉枠側へ押し出し、隙間を封止することにより炎や煙を遮断して延焼を防止または遅らせることができるものである。
特開平7−208033号公報
木製防火扉に使用されている加熱発泡材は、例えば黒鉛を含有した樹脂(ブチルゴム等)であり、200℃程度に加熱されることにより発泡して膨張する。このため、加熱発泡材を扉の周縁部に埋設して設ける際、エッジ材等の部材を接着する接着剤として、常温で接着可能な接着剤を使用しなければならなかった。しかし、このような接着剤は速乾性に劣るため、接着されるまでに長時間を要し、木製防火扉の生産性は極めて悪かった。
(本発明の目的)
本発明は、周縁部に加熱発泡材を設けた木製防火扉において、製造にあたり速乾性に優れたホットメルト接着剤の使用を可能にすることにより生産性を向上させることができるようにすることである。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
扉本体と、
扉本体の外周面に接着される側体と、
側体が接着された状態で扉本体と側体とに挟まれており、所要温度に加熱することにより発泡する加熱発泡材と、
を備えており、
側体は、加熱発泡材の発泡温度より低い温度で溶融し接着が可能になるホットメルト接着剤で接着されていることを特徴とする、
木製防火扉である。
第2の発明にあっては、
扉本体と、
扉本体の外周面に接着され、接着面側に所要温度に加熱することにより発泡する加熱発泡材が長手方向に設けられた側体と、
を備えており、
側体は、加熱発泡材の発泡温度より低い温度で溶融し接着が可能になるホットメルト接着剤で接着されていることを特徴とする、
木製防火扉である。
第3の発明にあっては、
加熱発泡材は所要間隔をもって二列並設されていることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る木製防火扉である。
第4の発明にあっては、
扉本体は、木製の芯材と表面に設けられた化粧板とを備えており、芯材と化粧板との間には、所要数の紙の層と耐火接着剤層を含む燃焼遅延部材が設けられていることを特徴とする、
第1、第2または第3の発明に係る木製防火扉である。
第5の発明にあっては、
燃焼遅延部材はプレス接着されていることを特徴とする、
第1、第2、第3または第4の発明に係る木製防火扉である。
第6の発明にあっては、
不燃材の層を有し、燃焼遅延部材は芯材と不燃材との間に設けられ、化粧板は不燃材の芯材とは反対側の面に接合されていることを特徴とする、
第1、第2、第3、第4または第5の発明に係る木製防火扉である。
第7の発明にあっては、
不燃材の層を有し、燃焼遅延部材は芯材と不燃材との間及び不燃材と化粧板の間に設けられていることを特徴とする、
第1、第2、第3、第4または第5の発明に係る木製防火扉である。
第8の発明にあっては、
芯材が桐材を主体とするものであることを特徴とする、
第1、第2、第3、第4、第5、第6または第7の発明に係る木製防火扉である。
第9の発明にあっては、
芯材が桐集成材の積層板であることを特徴とする、
第1、第2、第3、第4、第5、第6または第7の発明に係る木製防火扉である。
第10の発明にあっては、
周縁部に加熱発泡材を有する木製防火扉の製造にあたり、扉本体との間で加熱発泡材を挟み接着される側体を、加熱発泡材の発泡温度より低い温度で溶融し接着が可能になるホットメルト接着剤により接着することを特徴とする、
木製防火扉の製造方法である。
側体は、防火性能、防煙性能を考慮すれば、扉本体の周縁部のうち両側部(縦方向)、上下部(横方向)の全てに設けるのが好ましいが、例えば下部に設けない等、一部を省略することもできる。
側体は、加熱発泡材の膨張による圧力で接着が外れる構造でもよいし、加熱発泡材の発泡温度近傍で柔軟になるかまたは溶ける構造でもよい。
加熱発泡材の形態は、扉本体と側体の間に連続して接着またはその他の方法により取り付けることができるものであれば特に限定しない。例えば、帯テープ状、シート状、チューブ状、角棒状、丸棒状等である。
また、加熱発泡材は、一条のみ設けてもよいし、二条以上(複数条)を所要間隔で並設してもよい。
燃焼遅延部材は、防火性能の面では、複数の紙の層と耐火接着剤層を含む積層構造であるのが好ましい。これにより、耐火接着剤層が複数設けられるので、木製防火扉の防火性能をより高めることができる。
耐火接着剤層を形成する耐火接着剤は、シロキサンとシラノール塩とからなる無機材料を含有しているものが好ましい。
より詳しくは、耐火接着剤は、ホウ酸化合物、フッ化物等の無機酸の存在下で、金属ケイ素(例えば純度99%)と水酸化ナトリウムとを水溶媒中で反応させることで生成したシロキサンとシラノール塩とからなる無機材料を含有しているのが好ましい。このような無機材料は、Si/Naの成分比が2以上であり、アモルファス状でpHが12以下、硬度500cP以下の低粘性を有する材料である。耐火接着剤としては、例えば、コーミックス社から、水性造膜性無機合物「リキッドセラミックス(LC)シリカ系」として市販されている接着剤が採用できる。
耐火接着剤は、例えば、シロキサンやシラノール塩とからなる無機材料を含有させることにより、火災発生時に高い温度で加熱されると無機発泡体となり、優れた断熱性能と防水性能を発揮する。本発明では、このような耐火接着剤層と紙の層を含む燃焼遅延部材を芯材と化粧板との間に介在させることにより、火災発生時には、耐火接着剤層が無機発泡体となって火や熱を長時間にわたって遮断し、芯材に対する熱の影響が大幅に低減され、優れた防火性能を有する。
また、このような耐火接着剤層は、上記のように防水性能を有するので、芯材からの水分の発散による変形(反り)を効果的に防止することができ、変形に起因する防火性能の低下を防止できる。
燃焼遅延部材に用いられる紙は、特に限定されるものではなく、従来公知のものを採用できる。例えば、和紙や洋紙であるが、特に和紙が好ましい。また、紙の厚さは、特に限定されないが、例えば、0.05〜0.6mmのものが好ましい。
燃焼遅延部材は、プレス接着されているのが好ましい。例えば、芯材と化粧板との間に燃焼遅延部材を介在させ、燃焼遅延部材を挟み込むように芯材及び化粧板に対し所要の荷重(圧力)を加えることにより、燃焼遅延部材を圧縮し、芯材と化粧板に接着する。
例えば、燃焼遅延部材が複数の紙の層と耐火接着剤層を含む場合には、一方の部材の表面に各層を鏡層となるように積層し、これに他方の部材を重ねてプレス接着するのが好ましい。
このように、プレス接着して燃焼遅延部材をその厚さ方向に圧縮すると、紙に耐火接着剤層を形成する耐火接着剤が含浸されて一体化する。この際、各部材間に複数枚の紙を介して耐火接着剤層が均一に安定して形成され、なおかつ紙が緩衝材となるために耐火接着剤の流出が少なく、必要な厚さの耐火接着剤層が形成しやすい。
これにより、和紙等の紙が耐火接着剤層が部材間に安定して形成されるよう機能し、木製防火扉の防火性能をより向上させることができる。
扉本体の芯材と化粧板の間には不燃材を設けるのが好ましい。更に、不燃材と芯材の間または(及び)不燃材と化粧板の間に耐火接着剤層を設け、これによりそれぞれの部材を接着するのが好ましい。
また、不燃材は含侵性を有する部材に燃焼遅延剤を含浸させてつくるのが好ましいが、材料そのものに不燃性材料を使用することもできる。
更に、木製防火扉の化粧板や芯材に燃焼遅延剤を含浸または塗布して不燃性(難燃性)を付与することもできる。
不燃材として木材を使用する場合、その種類は燃焼遅延剤を含侵できるものであれば特に限定されない。例えば、桐、杉、唐松、栂などであり、その形態も無垢、集成材、積層材などがあげられる。木材のほか、樹脂等に燃焼遅延剤を含侵させて不燃材としてもよい。不燃材の厚さは、特に限定されないが、例えば、3〜6mmのものが用いられる。なお、本発明にいう「不燃材」の用語は、「難燃材」を含む意味で使用している。
防火性能を高めるには、不燃材と燃焼遅延部材、芯材及び化粧板とをプレス接着するのが好ましい。また、燃焼遅延部材、不燃材、芯材及び化粧板を同時にプレス接着してもよいが、燃焼遅延部材と不燃材とを予めプレス接着しておき、その後これを芯材と化粧板との間に挟んで相互に接着してもよいし、その接着をプレス接着で行ってもよい。
木材等に含浸させる燃焼遅延剤としては、リン酸系タイプ、ホウ酸系タイプ、ノンハロゲン系の水溶性タイプ等を使用するのが好ましい。また、無毒無臭であり、揮発性有機化合物(VOC)等を使用していないものが好ましい。
更に、燃焼遅延剤は防炎薬剤を含有するものが好ましい。防炎薬剤としては、ポリリン酸アンモニウム及びホウ酸の少なくとも一方を成分として含み、木材に含浸するものであれば特に限定されない。このような燃焼遅延剤に含まれるホウ酸等は、芯材、あるいは不燃材等の燃焼時に、木材の組織体(セルロース、ヘミセルロース、リグニン等)に含まれるOH基と反応することで、燃えにくい炭化層と水とを発生し、可燃性物質の生成を防止する作用(脱水炭化作用)を発揮する。
従って、燃焼遅延剤にはホウ酸等を多く含有させると効果的である。例えば、ホウ酸化合物を常温で5g/水100gに相当する溶解度以上となるように混合した高濃度ホウ酸化合物を含有した燃焼遅延剤であるのが好ましい。燃焼遅延剤には、このようなホウ酸化合物の他に、必要に応じて、例えば、リン酸、シラノール塩、高分子材料等を含有させてもよい。特に、金属イオン封鎖剤や湿潤浸透性の界面活性剤とリン酸化合物やシラノール塩等からなる高濃度ホウ酸化合物等を含有しているものが好ましい。
このような防炎薬剤としては、例えば、ポリリン酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムを主成分とするもの、またはホウ酸を主成分とするものがあげられる。また、これら各防炎薬剤を混合したものを使用してもよい。このようなホウ酸系の化合物は、防腐防蟻効果も期待できる。
また、燃焼遅延剤には、上記した防炎薬剤と共に木材等が燃焼して炭化した炭化残渣を固定するための無機材料を含有させてもよい。無機材料は、高温加熱下で溶融してガラス状態となり燃えにくい炭化残渣を固定化するように作用し、炭化残渣が落下するのを防止し、さらに水を発生するので、表面温度を低下させる機能性を有する。これにより、防火性能がより向上する。
詳しくは、結晶水を持つ無機塩類が、燃焼時にその結晶水を放出又は分解して、吸熱効果を発揮する。炭化残渣を固定化する無機材料としては、ケイ酸塩、ホウケイ酸塩、ホウ酸塩、およびシリカなどがあげられる。
なお、ケイ酸塩としては、例えば、二酸化ケイ素とアルカリとを融解して得られたケイ酸アルカリ塩である水ガラスが挙げられる。ただし、通常の水ガラスを使用するとアルカリ成分が強すぎるので、アルカリ性を例えば70〜80%低減したものを使用するのが好ましい。また、ホウ酸塩としては、例えば、ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)が挙げられる。 このように、上記した燃焼遅延剤に特定の無機材料を含有させることにより、脱水炭化作用と吸熱作用とが複合的に作用し、より優れた防火性能を付与できる。
燃焼遅延剤の含浸量は、含浸させる木材の種類や寸法に応じて、必要な防火性能が得られるように適宜調整され、特に限定されるものではない。例えば、厚さ3〜6mmの木材の場合には、液体状態で50〜150g程度が目安となり、特に、90g程度が好ましい。また、木材には、燃焼遅延剤を塗布するだけでもよく、その場合は、200g/m2 程度の塗布量とするのが好ましい。
木材に燃焼遅延剤を含侵させる方法は、特に限定されるものではないが、例えば、容器に十分な量の燃焼遅延剤を入れた後、その中に木材を所定温度下で一定時間浸漬して含侵させる方法、あるいは、更に加圧することにより含侵させる方法があげられる。燃焼遅延剤の含浸後は、自然乾燥または加熱により乾燥することで、一定量の有効成分を含浸させた不燃材が製造できる。
燃焼遅延部材の製造方法は、特に限定されるものではない。例えば、紙の一方の面の全面に耐火接着剤を200g/m2 塗布し、更に別の紙または不燃材等を張り合わせることで製造される。この張り合わせの際、紙と不燃材等とをプレス接着してもよい。
そして、本発明に係る木製防火扉は、例えば芯材の両面に燃焼遅延部材を接合した後、その燃焼遅延部材に化粧板をそれぞれ接合することで製造される。なお、芯材、化粧板、燃焼遅延部材を相互に接合する際には、耐熱性の接着剤を用いてもよいが、防火性能を高めるためには上記耐火接着剤を用いるのが特に好ましい。
芯材は、防火性能や軽量化の点で桐材を用いるのが好ましいが、防火性能の点で問題がなければ、他の木材を芯材としてもよい。すなわち、桐材は、それ自体が優れた防火性能を発揮するものであるが、桐材の他に、上記燃焼遅延剤の含有量、コスト、扉重量、あるいは扉の強度等を考慮して、例えば、杉、唐松、及び栂等の木材を用いることができる。特に、扉の強度を高める点では、杉材及び唐松等を用いるのが好ましく、コストを安価にするには、杉及び唐松等の間伐材を使用するのが好ましい。また、扉重量の軽量化を図るには、桐材を使用するのが好ましい。
芯材を桐材とする場合には、無垢の一枚ものを使用してもよいし、集成材や積層材を使用してもよい。積層材の場合は、奇数枚積層させたものを使用するのが好ましい。
一般的には、桐の集成材を用いて複数枚積層して用いるのが好ましく、更に、木繊維の方向が各層で交差するようにして、例えば三層構造(三層クロス張り構造)とした積層材が特に好ましい。
このように、防火扉として要求される防火性能や、コスト等を考慮して、芯材を形成する木材の種類や形態が適宜決定される。
なお、桐材は熱による反りが生じやすいので、扉の周縁部四辺を、堅く反りにくい木材からなる補強部材で囲む構造とするのが好ましい。このような補強部材としては、例えば比重0.5以上の天然木集成材、更にその積層材であるのが好ましく、人工合板、LVL(天然目平行合板集成材)などをあげることができる。また、補強部材は、防火性能を高める点で、上記した耐火接着剤を介して積層材等に加工するのが好ましい。また、桐材を用いて桐集成材とすれば、強度は十分に確保できるので、これを補強部材として使用することもできる。
化粧板に用いる材料は、天然の木材で形成されていれば特に限定されず、その形態も無垢の一枚ものであってもよいし、木材を用いて形成した集成材、積層材等であってもよい。化粧板には、上記した燃焼遅延剤を含浸させなくてもよいし、更に防火性能を高めるために必要に応じて含浸させてもよい。
(作用)
本発明に係る木製防火扉の作用を説明する。
木製防火扉の製造にあたり、まず扉本体の周縁部の面にホットメルト接着剤を加熱溶融した状態で吹き付けまたは塗布する。次に、例えば加熱発泡材を取り付けた側体を扉本体の接着面に圧力をかけながら接着する。
このとき、加熱発泡材は、溶融し流動性を有しているホットメルト接着剤に触れるが、ホットメルト接着剤が溶融し接着が可能になっている温度は、加熱発泡材が発泡する温度よりも低いため、加熱発泡材がホットメルト接着剤により加熱されて発泡してしまうことはない。これにより、周縁部に加熱発泡材を設けた木製防火扉を製造するにあたり、速乾性に優れたホットメルト接着剤を使用することができるので、生産性を向上させることができる。
また、加熱発泡材が所要間隔をもって二列並設されているものは、扉の側部(扉のロック機構が設けられる側)に設けられた場合、ロック機構を構成するラッチを両加熱発泡材の間に通すことができる。
これにより、例えば加熱発泡材を一条設ける場合のように、ラッチを設けるために加熱発泡材を中断して防火性能が低下したり、更には中断部分に後で手作業により加熱発泡材を取り付けるようにして生産性に悪影響がでたりするというような不都合も生じにくくなる。
本発明によれば、周縁部に加熱発泡材を設けた木製防火扉を製造するにあたり、速乾性に優れたホットメルト接着剤を使用することができるので、生産性を向上させることができる。
本発明を図に示した実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係る木製防火扉の第1の実施の形態を示す一部切欠斜視図、
図2は木製防火扉の断面図を示し、(a)は中間部省略縦断面図、(b)は横断面図、
図3は木製防火扉の燃焼遅延部材の構造を示す要部拡大断面図である。
木製防火扉D1は、芯材1と、芯材1の両面側に接合されている化粧板2及び芯材1の両側(縦方向の両縁辺)に接着されている側体3を有している。芯材1は、複数の桐部材11,12,13を積層した桐積層板10と、その周縁部の四辺に設けられた補強部材15により構成されている。なお、芯材1と各化粧板2により扉本体を構成している。
桐積層板10は、木繊維方向が長手方向に一致した桐部材11、13の間に、木繊維方向を桐部材11、13のものと直交する方向とした桐部材12を挟んで積層した三層構造である。桐積層板10を構成する桐部材11、12、13は、それぞれ図に示す大きさに形成されたものであってもよいし、短い(小さい)寸法のものを複数枚継ぎ合わせたものであってもよい。このように桐部材11、12、13の木繊維方向を直交させて積層することにより反りの発生を防止することができる。
桐積層板10の上下左右(四辺)の端面には、桐材より堅い木材である栂(ツガ)材からなる補強部材15が設けられている。補強部材15は、栂材に限定されるものではなく、桐集成材などを使用してもよい。桐積層板10の四辺を補強部材15で囲んで芯材1を形成しているので、桐材のみで形成するより強度が向上し、反りをより確実に防止することができる。なお、補強部材15の厚さは、木製防火扉の防火性能によって異なるが、60分防火試験を満足するためには、150mm厚程度のものを使用するのが好ましい。
また、化粧板2は、芯材1の表面に接合されており、本実施形態では、厚さ2.7mmの化粧合板を用いた。
芯材1と化粧板2の間には、所要数の紙の層と耐火接着剤層を含む燃焼遅延部材5が設けられている。燃焼遅延部材5は、図3に示すように、三枚の和紙51を耐火接着剤からなる耐火接着剤層52によってそれぞれ接着したものとした。そして、燃焼遅延部材5は、芯材1及び化粧板2のそれぞれと耐火接着剤層52によって接合されている。
芯材1を構成する補強部材15の上辺及び両側部には、加熱発泡材4が長手方向に沿って埋め込まれるように設けられている。
加熱発泡材4は、帯テープ状であり、上辺においては、補強部材15に設けられた溝16内に接着して設けてあり、外部に露出している。
また、両側部においては、接着側の面に二条の加熱発泡材4を所要間隔で長手方向に並設した帯板状の側体3を補強部材15に沿って接着することによって設けられている。なお、加熱発泡材4は、側体3に設けられた溝30に接着してあり、その表面は側体3の表面よりやや低くなっている。
加熱発泡材4としては、本実施例においては、例えば、200℃程度で発泡し厚さ方向に数十倍程度に膨張するグラファイト系(炭素系)加熱発泡材を使用している。なお、加熱発泡材は、グラファイト系に限定されるものではなく、公知の各種加熱発泡材が使用できる。
加熱発泡材4によれば、火災で加熱され発泡し膨張することにより扉枠との隙間を塞ぐことができ、炎や煙を遮断し延焼を防止または遅らせることができる。なお、加熱発泡材4は、本実施例では防火扉の底辺を除く上辺と両側辺に設けたが、全四辺に設けるようにしてもよい。
また、側体3を補強部材15に接着するホットメルト接着剤としては、加熱発泡材4の発泡温度より低い温度で溶融し接着が可能なものであれば、特に限定するものではなく公知の各種ホットメルト接着剤が使用できる。
使用されるホットメルト接着剤の溶融温度は、本実施例では120℃以上であり、上記加熱発泡材4の発泡温度の200℃より低い温度で溶融し接着することができる。
なお、各化粧板2、下側の補強部材15及び各燃焼遅延部材5を含む底部には防水塗料層8が設けられている。
図4は木製防火扉の製造方法において燃焼遅延部材を形成する工程を説明する断面説明図、
図5は木製防火扉の製造方法におけるプレス接着工程を説明する断面説明図である。
図4を参照して、燃焼遅延部材5について説明する。
燃焼遅延部材5は、以下のようにして形成(製造)される。まず、図4(a)に示すような厚さ0.1〜0.6mmの和紙51を三枚用意する。次に、図4(b)に示すように、芯材1の一方の面に、例えばロールコータ等を用いて、耐火接着剤を約200g/m2 の量で塗布して耐火接着剤層52を形成する。更に、耐火接着剤層52の上から和紙51を張り合わせ、同様の作業を二回繰り返すことにより、図4(c)に示すように、三枚の和紙51を耐火接着剤層52によって接着する。そして、図4(d)に示すように、和紙51の表面に耐火接着剤層52を形成し、更に化粧板2を接合することにより、芯材1と化粧板2との間に燃焼遅延部材5が形成される。
なお、燃焼遅延部材5は、図5に示すように、芯材1と化粧板2の間に耐火接着剤層52を介して当接させた後、所定の荷重(矢印で図示)でプレス接着するようにした。このとき、各和紙51に耐火接着剤層52が含浸され一体化する。これにより、木製防火扉D1の防火性能を飛躍的に高めることができる。
なお、耐火接着剤層52を形成する耐火接着剤としては、ホウ酸化合物やフッ化物等の無機酸の存在下で、金属ケイ素(純度99%)と水酸化ナトリウムとを水溶媒中で反応させることで生成したシロキサンとシラノール塩とからなる無機材料を含有させたもの、すなわち本実施例では水性造膜性無機化合物「リキッドセラミックス(LC)シリカ系」(商品名:コーミックス(株)製)を使用した。
このように、耐火接着剤層52がシロキサンやシラノール塩とからなる無機材料を含有しているので、火災発生時に高い温度で加熱されると無機発泡体となり、優れた断熱性能及び防水性能を発揮する。また、木製防火扉D1は、火災時に加熱されると、燃焼遅延部材5の化粧板2側から無機発泡体となり、これが火や熱を長時間にわたり遮断する。更に、この無機発泡体による断熱効果が時間の経過と共に低くなっても、和紙51間に挟まれた各耐火接着剤層52も同様に無機発泡体となるので、火や熱をさらに遮断し、芯材1が燃焼してしまうのを遅らせることができる。
また、上記した耐火接着剤層52は良好な防水性能を有しており、芯材1からの水分の発散による反りの発生を効果的に防止することができる。つまり、木製防火扉D1は、扉の反り等による変形に起因する防火性能の低下を防止でき、更に火や熱を長時間遮断する上記性能とも相まって、優れた防火性能を有するものである。
図6は本発明に係る木製防火扉の第2の実施の形態を示す要部拡大断面図である。
なお、本実施例では、上記した図1ないし図4で説明した同等または同一箇所には同一符号を付して示し、重複する説明は省略する。
図6に示すように、本実施例の木製防火扉D2は、燃焼遅延部材5を不燃材6と芯材1との間に設けた以外は上記した実施例1と同様である。詳しくは、木製防火扉D2は、三枚の和紙51のそれぞれと不燃材6とを耐火接着剤層52によって接着し、これを芯材1と化粧板2とのそれぞれに耐火接着剤層52によって接着した構造を有している。そして、不燃材6と化粧板2との間に、一枚の和紙51とその両面に設けられた耐火接着剤層52で構成される燃焼遅延部材5aが設けられている。
なお、上記した不燃材6は木材に燃焼遅延剤を含侵させたものである。この燃焼遅延剤には、ポリリン酸アンモニウム及びホウ酸の少なくとも一方を成分として含んでいる。本実施例では、ホウ酸を含む防炎薬剤を用いた。ホウ酸を含有する防炎薬剤は、木材に含浸させると、火災発生時には、木材の組織に対する酸素供給を実質的に止める作用がある。
すなわち、ホウ酸は、不燃材6の燃焼時に、木材の組織体に含まれるOH基と反応することで、燃えにくい炭化層と水とを発生し、可燃性物質の生成を防止する作用(脱水炭化作用)を発揮する。
また、上記のような防炎薬剤と共に燃焼時に溶融状態となって炭化残渣を固定する無機材料を含有する燃焼遅延剤を含浸するのが好ましい。無機材料は、火災発生時等に溶融して、例えば、ガラス状態となり、不燃材6が炭化して生成した炭化残渣を相互に固定するように作用する。無機材料を防炎薬剤と共に木材に含浸させれば、無機材料により炭化残渣が相互に固定され、炭化残渣が崩れ落ちるのを防止できる。本実施例では、無機材料として、水ガラスのアルカリ性を70〜80%低減させたものが使用されている。
図7は本発明に係る木製防火扉の第3の実施の形態を示す要部拡大断面図である。
なお、本実施例では、上記した図1ないし図4で説明した同等または同一箇所には同一符号を付して示し、重複する説明は省略する。
図7に示すように、本実施例の木製防火扉D3は、燃焼遅延部材5を不燃材6と化粧板2の間に設けた。燃焼遅延部材5を芯材1と不燃材6の間に設けた以外は上記した実施例2と同様である。
このような構成の木製防火扉D3も、燃焼遅延部材5、5a及び不燃材6のそれぞれが火や熱を長時間にわたって遮断するので、上記した実施例1と同様に、優れた防火性能を発揮することができる。
図8は本発明に係る木製防火扉の第4の実施の形態を示す要部拡大断面図である。
なお、本実施例では、上記した図1ないし図4で説明した同等または同一箇所には同一符号を付して示し、重複する説明は省略する。
図8(a)に示すように、本実施例の木製防火扉D4は、天然木集成材150を木繊維方向を直交させて三層構造とした補強部材15と桐部材11、12、13を同様に三層構造とした桐積層材10から構成される芯材1を用いた以外は上記した実施例1と同様である。また、桐積層板10と補強部材15とは、両者の接合部分に設けられた凹凸部17を介して相互に嵌合している。これにより、十分な接合強度が得られ、扉の強度を高めることができる。
更に、図8(b)に示すように、天然木集成材150を耐火接着剤層52によって接着した構造の補強部材15を用いてもよい。また、この木製防火扉D4では、更に、補強部材15と桐積層材10とを耐火接着剤層52によって接着し、芯材1を構成する各桐部材11、12、13を相互に耐火接着剤層52によって接着している。これにより、優れた防火性能が得られる。
図9は本発明に係る木製防火扉の第5の実施の形態を示す要部拡大断面図である。
なお、本実施例では、上記した図1ないし図4で説明した同等または同一箇所には同一符号を付して示し、重複する説明は省略する。
本実施例の木製防火扉D5は、上辺に化粧板7を接着した構造である以外は上記した実施例1と同様である。
木製防火扉D5は、扉の上辺に化粧板7を設けることにより、加熱発泡材4が外気中に露出しないようにして経年劣化を抑制できると共に外観にも優れる。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本発明に係る木製防火扉の第1の実施の形態を示す一部切欠斜視図。 木製防火扉の断面図を示し、(a)は中間部省略縦断面図、(b)は横断面図。 木製防火扉の燃焼遅延部材の構造を示す要部拡大断面図。 木製防火扉の製造方法において燃焼遅延部材を形成する工程を説明する断面説明図。 木製防火扉の製造方法におけるプレス接着工程を説明する断面説明図。 本発明に係る木製防火扉の第2の実施の形態を示す要部拡大断面図。 本発明に係る木製防火扉の第3の実施の形態を示す要部拡大断面図。 本発明に係る木製防火扉の第4の実施の形態を示す要部拡大断面図。 本発明に係る木製防火扉の第5の実施の形態を示す要部拡大断面図。
符号の説明
D1 木製防火扉
1 芯材
10 桐積層板
11,12,13 桐部材
15 補強部材
16 溝
2 化粧板
3 側体
30 溝
4 加熱発泡材
5 燃焼遅延部材
51 和紙
52 耐火接着剤層
8 防水塗料層
D2 木製防火扉
6 不燃材
5a 燃焼遅延部材
D3 木製防火扉
D4 木製防火扉
150 天然木集成材
17 凹凸部
D5 木製防火扉
7 化粧板

Claims (10)

  1. 扉本体(1,2,5)と、
    扉本体(1,2,5)の外周面に接着される側体(3)と、
    側体(3)が接着された状態で扉本体(1,2,5)と側体(3)とに挟まれており、所要温度に加熱することにより発泡する加熱発泡材(4)と、
    を備えており、
    側体(3)は、加熱発泡材(4)の発泡温度より低い温度で溶融し接着が可能になるホットメルト接着剤で接着されていることを特徴とする、
    木製防火扉。
  2. 扉本体(1,2,5)と、
    扉本体(1,2,5)の外周面に接着され、接着面側に所要温度に加熱することにより発泡する加熱発泡材(4)が長手方向に設けられた側体(3)と、
    を備えており、
    側体(3)は、加熱発泡材(4)の発泡温度より低い温度で溶融し接着が可能になるホットメルト接着剤で接着されていることを特徴とする、
    木製防火扉。
  3. 加熱発泡材(4)は所要間隔をもって二列並設されていることを特徴とする、
    請求項1または2記載の木製防火扉。
  4. 扉本体(1,2,5)は、木製の芯材(1)と表面に設けられた化粧板(2)とを備えており、芯材(1)と化粧板(2)との間には、所要数の紙の層(51)と耐火接着剤層(52)を含む燃焼遅延部材(5)が設けられていることを特徴とする、
    請求項1、2または3記載の木製防火扉。
  5. 燃焼遅延部材(5)はプレス接着されていることを特徴とする、
    請求項1、2、3または4記載の木製防火扉。
  6. 不燃材(6)の層を有し、燃焼遅延部材(5)は芯材(1)と不燃材(6)との間に設けられ、化粧板(2)は不燃材(6)の芯材(1)とは反対側の面に接合されていることを特徴とする、
    請求項1、2、3、4または5記載の木製防火扉。
  7. 不燃材(6)の層を有し、燃焼遅延部材(5)は芯材(1)と不燃材(6)との間及び不燃材(6)と化粧板(2)の間に設けられていることを特徴とする、
    請求項1、2、3、4または5記載の木製防火扉。
  8. 芯材(1)が桐材を主体とするものであることを特徴とする、
    請求項1、2、3、4、5、6または7記載の木製防火扉。
  9. 芯材(1)が桐集成材の積層板であることを特徴とする、
    請求項1、2、3、4、5、6または7記載の木製防火扉。
  10. 周縁部に加熱発泡材(4)を有する木製防火扉の製造にあたり、扉本体(1,2,5)との間で加熱発泡材(4)を挟み接着される側体(3)を、加熱発泡材(4)の発泡温度より低い温度で溶融し接着が可能になるホットメルト接着剤により接着することを特徴とする、
    木製防火扉の製造方法。
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KR20190088767A (ko) * 2018-01-19 2019-07-29 주식회사 다한종합건설 목재 방화문

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