JP2005320821A - 防水用複合被覆体の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基体上に少なくとも繊維強化樹脂層及びセラミック層をこの順で積層してなる防水用複合被覆体の施工方法であって、該繊維強化樹脂層は、二重結合力価が300〜1800である不飽和ポリエステル、重合性単量体及び脂環式アミンを含有する常温硬化性樹脂組成物により構成され、該常温硬化性樹脂組成物は、硬化物における引張強度が10MPaより大きく、かつ、引張伸び率が10%より大きいものである防水用複合被覆体の施工方法。
【選択図】 なし
Description
すなわち、勾配付き下地素材の上に繊維強化プラスチック層を形成せしめ、該繊維強化プラスチック層上に不燃材層を形成してなる不燃複合繊維強化プラスチック(FRP)パネルが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、(a)重合性不飽和モノマー、(b)該(a)成分に可溶又は分散可能なポリマー、(c)ラジカル重合開始剤、(d)遷移金属石鹸、及び、(e)該(d)成分中の遷移金属と錯体又はキレートを形成する化合物を含有するラジカル重合硬化性施工材料組成物に関し、実施例として、アクリレート化した不飽和ポリエステルとジブチルアミンとを含有する組成物が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この組成物は、コンクリート構造物の補強を目的としたものであり、また、ジブチルアミン等の化合物(e)は、重合硬化系における重合開始反応の遅延効果のために使用されるものである。しかしながら、これらのFRPパネルや組成物においては、建築基準法等の一部改正等に充分に対応することができるようにホルムアルデヒド等の発散量をより低く抑制することにより、樹脂組成物の硬化過程や硬化物において衛生上の支障を生じるおそれが充分に抑制されるとともに、より簡便に不燃性能をも発揮し得る防水施工を行うための工夫の余地があった。
以下に本発明を詳述する。
上記施工方法において、基体の部位としては、建築物の屋根、庇、解放廊下、ベランダ、バルコニー、工場床等が挙げられ、その材質として、コンクリート、アスファルト、石綿スレート、発泡コンクリート、プラスチック、木材、金属等が挙げられる。
なお、基体がコンクリート、アスファルト、石綿スレートの場合には、不燃層なしで施工することができ、表面含水量が5質量%以下となった状態のものが好適に用いられる。
上記施工方法において用いてもよい断熱層とは、断熱材から構成されるものであり、断熱材として、例えば、ウレタンフォーム、塩化ビニールフォーム、アクリルフォーム、スチレン−ポリエチレングラフト混合フォーム、フェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、炭化コルク、フォームドグラス等の硬質で発泡性の樹脂を用いることができる。
上記断熱層としては、施工面の防水を向上するために、勾配を設けてもよく、例えば、平板に成形した上記断熱材を用い、その少なくとも一面に一定の勾配がつくように連続して厚さを変化させたものを使用することにより傾斜断熱層を形成することができる。
上記断熱層としては、動きのないように保護層と併せてねじで基体に固定したり、また、それぞれを接着剤、粘着剤やテープで基体に固定したりすることにより形成することが好適である。
上記プライマーとしては、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタンアクリレート樹脂等が好適であり、公知のものが使用できる。その塗布量としては、0.1〜1kg/m2とすることが好ましく、プライマーの吸い込みが激しい部分は必要に応じて塗布量を多めにしたり、2度塗りしたりすることが好適である。なお、プライマーの塗布方法及び硬化条件については、後述する繊維強化樹脂層におけるものと同様である。
上記不飽和ポリエステルにおいて、二重結合力価が300未満であると、防水用複合被覆体における下地基体の動きに対する追従性等が充分なものとはならないおそれがあり、1800を超えると、繊維強化樹脂層の耐加重性、耐磨耗性等が優れたものとはならないおそれがある。好ましくは、400〜1600であり、より好ましくは、500〜1400である。
なお、二重結合力価とは、重合性二重結合1モル当たりの不飽和ポリエステルのグラム数であり、例えば、下記式;
二重結合力価={(酸成分+グリコール成分)−縮合水}/不飽和酸のモル数
により求める。
上記脂環式アミンの使用量としては、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して、上限は3重量部、下限は0.01重量部であることが好ましい。より好ましい上限は1.5重量部、下限は0.05重量部である。好ましい範囲は、0.01〜3重量部であり、より好ましい範囲は、0.05〜1.5重量部である。このような範囲に設定することにより、ホルムアルデヒド発散量を充分に低減するという本発明の作用効果を充分に発揮することが可能となる。
上記引張強度としては、15MPa以上であることがより好ましく、更に好ましくは、20MPa以上である。また、50MPa以下であることがより好ましく、更に好ましくは、40MPa以下である。
上記引張伸び率としては、20%以上であることがより好ましく、更に好ましくは、30%以上である。また、300%以下であることがより好ましく、更に好ましくは、100%以下である。
なお、樹脂組成物の硬化物における引張強度及び引張伸び率は、日本工業規格(JIS K7113(1995))に準拠して測定することが好ましい。
上記常温硬化性樹脂組成物を塗布する方法としては、例えば、刷毛塗り、ロール刷毛塗り、スプレーコート等による塗装法により行うことができる。
また上記常温硬化性樹脂組成物を硬化する方法としては、例えば、施工直前に、硬化剤を含む全ての成分を混合して樹脂組成物を作成したり、予め硬化剤を除いて樹脂組成物を調整し、施工する直前に硬化剤を混合したりすることにより硬化させることができる。また、硬化条件において、硬化温度としては、常温で行うことが好ましい。より好ましくは、−10〜60℃であり、更に好ましくは、10〜40℃である。ゲル化時間としては、1〜180分であることが好ましい。より好ましくは、5〜60分である。
このような樹脂組成物の好適な形態としては、不飽和ポリエステル及び重合性単量体からなる不飽和ポリエステル樹脂を含むことである。
上記セラミック層の形成方法としては、動きのないようにくさび等をあてがって隙間なく敷きつめた後、前記くさびを取り除いて固定することにより形成することが好適である。また、ねじで下地に固定したり、接着剤や粘着剤、テープで下地に固定したりしてもよい。なお、入隅、出隅は面取りをしておくことが好ましい。このように、本発明の施工方法においては、防火性能や美粧性を奏する層を高い技術を要せずに簡単かつ短期間で形成できるため、住宅のリフォーム等にも好適に適用できることとなる。
セラミック板としては、施工する場所に応じて形状を変更することが好ましく、例えば、図2(a)に例示されるような平場用のものと、図2(b)に例示されるような排水溝を被覆する側溝用のものとを組み合わせて用いることができる。
まず、図3に示すように、繊維強化樹脂層3を形成後(又は、更に仕上げ材を塗布する場合には該仕上げ層10硬化後)、側溝部に耐水性のウレタンフォーム等よりなるスペーサー8を等間隔に配置する。その後、くさび9をあてがって側溝用セラミック板7と平場用セラミック板6を配置して上から押しつけ、全体に隙間がないように敷きつめ、最後にくさび9を取り除き、コーナー部をシーリング材で固定することにより、セラミック層を形成することができる。繊維強化樹脂層3あるいは仕上げ層10に不陸があり、セラミック板が安定しない場合には、不陸調整用接着又は粘着テープ5をセラミック板同士の端部が接触するように貼付してもよい。なお、セラミック層を形成した後の本発明における構成を図1に概念的に示す。
また、パラペット等の立ち上がり部では、平面部のセラミック板を押しつけて固定するほか、接着剤やねじを使用して固定してもよい。
これらの常温硬化性樹脂組成物において、不飽和ポリエステル樹脂とは、上述したように不飽和ポリエステル及び重合性単量体を含むものであるが、必要に応じて安定剤や各種添加剤を混合して得ることができる。
上記不飽和ポリエステルは、多塩基酸成分と、グリコール成分及び/又はエポキシ化合物成分とを縮合反応して得ることができる。
上記不飽和ポリエステルに用いられる多塩基酸成分としては、グリコール成分及び/又はエポキシ化合物成分に含まれる水酸基及び/又はエポキシ基と反応してエステル結合を生成することができる置換基を2つ以上有する化合物であればよく、不飽和多塩基酸を必須とし、その一部を飽和多塩基酸に置き換えて使用してもよい。
上記不飽和多塩基酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、アコニット酸、イタコン酸等のα,β―不飽和多塩基酸;ジヒドロムコン酸等のβ,γ―不飽和多塩基酸;これらの酸の無水物;これらの酸のハロゲン化物;これらの酸のアルキルエステル等の1種又は2種以上を用いることができる。
上記不飽和結合を有するグリコール成分及び/又はエポキシ化合物成分としては、例えば、トリメチロールプロパンモノアリルエーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、トリメチロールエタンモノアリルエーテル、トリメチロールエタンジアリルエーテル、ペンタエリスリトールモノアリルエーテル、ペンタエリスリトールジアリルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、グリセリンモノアリルエーテル、グリセリンジアリルエーテル、アリルグリシジルエーテル等の1種又は2種以上を用いることができる。
上記多官能イソシアネートの使用量は、上記不飽和ポリエステル100質量%に対して0.1〜10質量%、好ましくは0.3〜5質量%とするのがよい。上記不飽和ポリエステルと上記多官能イソシアネートとを反応させてウレタン変性されてなる不飽和ポリエステルを得る際の反応方法は、当該業界で公知の方法に従って行えばよい。例えば、ハイドロキノンや酸素等の重合禁止剤及び錫化合物や三級アミン等のウレタン化触媒の共存下、必要に応じて後述のラジカル重合性不飽和単量体(重合性単量体)を存在させ、室温〜130℃で、上記不飽和ポリエステルと上記多官能イソシアネートとを反応させればよい。
上記重合性単量体の好適な形態としては、25℃における粘度が100mPa・s以下のものである。粘度が100mPa・sを超えると、常温硬化性樹脂組成物の粘度が高くなり、作業性が充分なものとはならないおそれがある。
上記不飽和ポリエステル樹脂においてはまた、安定剤として、ハイドロキノン、カテコール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、クレゾール、t一ブチルハイドロキノン、フェルダジル、DPPH(ジフェニルピクリルヒドラジル)等の安定ラジカルを使用することができる。
上記ケトンパーオキサイドの使用量としては、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して、上限は3重量部、下限は0.5重量部とすることが好ましい。3重量部を超えても、用いる量に比べて、不飽和ポリエステル樹脂の硬化剤としての効果が充分に発揮されないおそれがあり、0.5重量部未満であると、常温硬化性樹脂組成物が充分に硬化しないおそれがあり、また、ホルムアルデヒド発散量を充分に低減させることができないおそれがある。より好ましい上限は2重量部、下限は1重量部である。好ましい範囲は、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して、0.5〜3重量部であり、より好ましい範囲は、1〜2重量部である。
(2)合成ワックスとしては、例えば、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素;モンタンワックス誘導体、パラフィンワックス誘導体、マイクロクリスタリンワックス誘導体等の変性ワックス;動物性油脂の誘導体;カルボキシル基含有単量体とオレフィンとの共重合体;硬化ひまし油、硬化ひまし油誘導体等の水素化ワックス;ステアリン酸、ドデカン酸、ステアリン酸オクタデシル等の炭素数12以上の脂肪酸及びその誘導体;アルキルフェニールや高級アルコールに、エチレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドが付加したアルコール類等が挙げられる。
(3)その他のものとしては、例えば、天然ワックスや合成ワックス等の配合ワックス等が挙げられる。
これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、上記ワックス類に、他の成分を含んでもよい。
これらの中でも、パラフィンワックスを用いることが好ましい。
上記空乾性付与剤の融点が40℃未満であると、硬化途中の被膜や成形物の表面に空乾性付与剤が充分に析出しにくくなるおそれがあり、また、80℃を超えると、樹脂組成物中に充分に溶解することができないおそれがある。より好ましくは、50〜70℃である。
上記促進剤としては、例えば、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸マンガン、ナフテン酸銅、ナフテン酸カリウム、ナフテン酸カルシウム、オクチル酸コバルト等の金属石鹸類等が挙げられ、中でもコバルト塩を用いることが好適である。
上記促進剤の使用量としては、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して、0.01重量部以上、5重量部以下とすることが好ましい。より好ましくは、0.2重量部以上、1.0重量部以下である。
促進助剤の使用総量としては、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して、0.01重量部以上、5重量部以下とすることが好ましい。より好ましくは、0.03重量部以上、1.0重量部以下である。
上記添加剤において、充填剤としては、例えば、水酸化アルミニウム(ATH)、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、クレー、タルク、ガラスパウダー、ミルドファイバー、クリストバライト、マイカ、シリカ、川砂、珪藻土、雲母粉末、石膏、ガラス粉末等の無機充填剤;有機充填剤等の1種又は2種以上が挙げられる。充填剤の使用量としては、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して、20重量部以上、300重量部以下であることが好ましい。
上記揺変剤としては、例えば、ヒュームドシリカ等が挙げられる。揺変剤の使用量としては、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して、0.1重量部以上、5重量部以下であることが好ましい。
上記消泡剤としては、シリコン系等の他、市販の高分子系消飽剤その他添加剤を用いることができる。
上記増粘剤としては、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛等の多価金属酸化物;水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の多価金属水酸化物;多官能イソシアネート等が好適である。
上記無機骨材としては、珪砂、シリカ、クレー、ベントナイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、タルク、炭酸カルシウム等の無機粉体等が好適である。不活性粉体としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂硬化物、ゴム、木材等の粉体及び/又は粉砕物等が好適である。
温度計、撹拌機、不活性ガス吹込管及び還流冷却管を備えた四ッ口フラスコに、トリエチレングリコール8モル、プロピレングリコール2.3モル、イソフタル酸4.5モル、アジピン酸3モルを仕込み、窒素ガスを吹き込みながら210℃で酸価10まで縮合反応した。150℃まで冷却し無水マレイン酸2.5モルを仕込み、210℃まで昇温し、15時間、縮合反応させた二重結合力価996の不飽和ポリエステル65部にスチレン35部、ハイドロキノン0.01部を加え、数平均分子量4300、酸価7、粘度8ポイズ(1ポイズ=1×10−1Pa・s)の不飽和ポリエステル樹脂(A−1)を得た。
合成例1と同じ反応装置で、ジエチレングリコール10.3モル、テレフタル酸3モル、無水フタル酸5.5モルを仕込み、窒素ガスを吹き込みながら220℃で酸価10まで縮合反応した。150℃まで冷却しフマル酸1.5モルを仕込み、215℃まで昇温し、15時間、縮合反応させた二重結合力価1545の不飽和ポリエステル60部にスチレン40部、ハイドロキノン0.01部を加え、数平均分子量4500、酸価7、粘度4ポイズの不飽和ポリエステル樹脂(A−2)を得た。
合成例1と同様にして、四ッ口フラスコに、ジエチレングリコール5モル、エチレングリコール5.5モル、無水フタル酸4モル、無水マレイン酸6モルを仕込み、窒素ガスを吹き込みながら210℃で15時間縮合反応させた二重結合力価312の不飽和ポリエステル70部にスチレン30部、ハイドロキノン0.01部を加え、酸価25、粘度6.5ポイズの不飽和ポリエステル樹脂Bを得た。
各合成樹脂100部に、オクテン酸コバルト(金属分8%)0.5部、カヤメックM(化薬アクゾ社製)1部を添加混合し、JIS K6919(1992)に準じて樹脂硬化物の注型板を作製した。
JIS K7113(1995)に準じて引張強度及び伸び率を測定し、JIS K7191−1(1996)に準じて荷重たわみ温度を測定した。結果を表1に示す。
[防火性及びへこみ試験]
(試験片の作製)
500mm×500mmJAS規定の厚さ9mmの普通合板の上に合成した各樹脂100部に、5質量%パラフィンワックスを表2に示す量で添加し、オクテン酸コバルト(金属分8%)0.5部、表2に示す脂環式アミン、及び、カヤメックM(化薬アクゾ社製)1部を添加調整したもので、ガラスマット#380(CM−385FA;旭ファイバー社製)2プライで積層した。そして、この樹脂組成物が乾燥後、500mm×500mm、JIS A5430(2001)、厚さ10mm、かさ比重0.8のケイ酸カルシウム板を、市販の両面粘着テープを用いて固定した。
(試験)
防火性試験は、簡易的に、上述の500mm×500mm試験片上に、建築基準法第22条に係わる基準に適合する試験と同様の火種を1つのせ、扇風機で風を送り、実施した。結果を表2に示す。
(試験片の作製)
150mm×150mmJAS規定の厚さ9mmのF☆☆☆☆普通合板の上にウレタンプライマーを塗布乾燥後、合成した各樹脂100部に、5質量%パラフィンワックスをスチレンに加熱溶解したパラフィンワックス溶液を表2に示す量で添加し、オクテン酸コバルト(金属分8%)0.5部、表2に示す脂環式アミン、及び、カヤメックM(化薬アクゾ社製)1部を添加調整したもので、ガラスマット#380(CM−385FA;旭ファイバー社製)2プライで積層した。そして、この樹脂組成物が乾燥後、150mm×150mm、JIS A5430(2001)、厚さ10mm、かさ比重0.8のケイ酸カルシウム板を、市販の両面粘着テープを用いて固定した。
これらの試験片を23℃の恒温機の中で7日間保管した。
(測定)
試験片をJIS K5601−4−1(2003)に準じてデシケータ法でホルムアルデヒド放散量を測定した。結果を表2に示す。
2:プライマー層
3:繊維強化樹脂層
4:セラミック層(セラミック板)
5:不陸調整用接着又は粘着テープ
6:図2(a)に示す平場用セラミック板
7:図2(b)に示す平場用セラミック板
8:スペーサー
9:くさび
10:仕上げ層
Claims (1)
- 基体上に少なくとも繊維強化樹脂層及びセラミック層をこの順で積層してなる防水用複合被覆体の施工方法であって、
該繊維強化樹脂層は、二重結合力価が300〜1800である不飽和ポリエステル、重合性単量体及び脂環式アミンを含有する常温硬化性樹脂組成物により構成され、
該常温硬化性樹脂組成物は、硬化物における引張強度が10MPaより大きく、かつ、引張伸び率が10%より大きいものであることを特徴とする防水用複合被覆体の施工方法。
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