JP2005320263A - 水中油型乳化皮膚化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 肌へののびが良く、べたつかず、さっぱりさに優れ、なじませるときに肌に吸い付くような指ざわり(フィット感)で、有効成分が肌に浸透していく感じ(浸透感)に優れる水中油型乳化皮膚化粧料を提供すること。
【解決手段】 (A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤と、(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤と、(C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーまたはコポリマーと、(D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油とを含有することを特徴とする水中油型乳化皮膚化粧料。
【選択図】 なし

Description

本発明は、使用性及び安定性に優れた水中油型乳化皮膚化粧料に関する。さらに詳しくは、肌へののびが軽く、べたつかず、さっぱりとし、有効成分が肌に浸透していく感じ(浸透感)に優れ、かつ経時安定性に優れた水中水型乳化皮膚化粧料に関する。
水中油型乳化皮膚化粧料を調製する場合、経時安定性を考慮すれば、HLBは10以上の界面活性剤を用いて各種油剤を乳化するのが一般的である。
しかしながら、化粧料として考えた場合、前記のような方法によって調製された乳化化粧料は、安定性には優れるものの、皮膚に塗布した場合、のびや肌やへのなじみが悪く、べたついて、浸透感に劣るものであり、使用性に満足できるものではなかった。
近年、べたつきを低減し、さっぱりさを得るために、水中油型の非連続相となる油相に極性油を用いる場合が多くみられる。そして、極性油を用いて安定な水中油型の乳化化粧料を得るために、乳化剤として、POE硬化ヒマシ油(POE60)(HLB=14)、POEベヘニルエーテル(POE30)(HLB=15)、POEグリセリルモノステアレート(POE40)(HLB=17)などのHLB10以上の界面活性剤が用いられている。
しかしながら、これらHLBの高い界面活性剤を乳化剤として用いた場合には、経時安定性には優れるものの、のびや肌へのなじみが悪く、べたついて、有効成分が肌に浸透していく感じ(浸透感)に劣るものであった。
一方、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーまたはコポリマーは、化粧料用増粘剤として使用されている。例えば、特許文献1には、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸またはその塩とジアルキルアクリルアミドと架橋性単量体とを共重合して得られる共重合体を、化粧料に水溶性増粘剤として配合すると満足できる使用性を発揮できることを見出している。この共重合体は均一重合系においてラジカル重合して得られるポリマーゲル(重合体のゲル)であり、ポリマーゲルを製造した後にこれを機械的に粉砕して、増粘剤粉末として皮膚外用剤組成物に配合する技術である。
本出願人は、この増粘剤をさらに改良したものとして、均一重合系により得られる合成高分子ではなく、一般に逆相乳化重合法と称される重合法により、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の重合を行い、得られる高分子ミクロゲルを増粘剤として利用している(特許文献2)。このミクロゲルは逆相マイクロエマルション重合法で製造された合成高分子電解質の微粒子であり、このミクロゲルからなる増粘剤は、水、エタノールあるいは水−エタノール混合溶液中で膨潤し、外観上肉眼的に均一な高粘度溶液を提供できる。
また、特許文献3や特許文献4には、アクリルアミドと2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の架橋コポリマーからなる増粘剤(商品名セピゲル305)を使用したDHA配合の皮膚着色用外用剤組成物が記載されている。
なお、本発明の組成物に関しては記載すべき先行技術文献は特にはない。
特開2001−114641号公報 特開2004−43785号公報 特開平6−56630号公報 特開平6−199644号公報
本発明は、HLBの高い界面活性剤を乳化剤として用いた場合には、経時安定性には優れるものの、のびや肌へのなじみが悪く、べたついて、有効成分が肌に浸透していく感じ(浸透感)に劣るという課題に鑑みて、鋭意研究がなされた発明である。
その結果、本発明者は、HLBの高い(A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤に、あえて、HLBの低い(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤とを組み合わせるという、驚くべき着想に至り、さらに(C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーまたはコポリマーと、(D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油とを含有させると、経時安定性に優れながら、肌へののびが良く、べたつかず、さっぱりさに優れ、なじませるときに肌に吸い付くような指ざわり(フィット感)で、有効成分が肌に浸透していく感じ(浸透感)に優れた水中油型乳化皮膚化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、(A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤と、(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤と、(C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーまたはコポリマーと、(D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油とを含有することを特徴とする水中油型乳化皮膚化粧料を提供するものである。
また、本発明は、(A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤の含有量が0.5〜5.0質量%、(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤の含有量が0.1〜1.0質量%、(C)AMPSのホモポリマーまたはコポリマーの含有量が0.1〜2.0質量%、(D)IOB値0.2〜0.6のエステル油の含有量が質量%1.0〜15.0質量%である上記の水中油型乳化皮膚化粧料を提供するものである。
さらに、本発明は、(A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテルを用いたもの、あるいはモノステアリン酸ポリエチレングリコール(5)グリセリルとイソステアリン酸POE(60)グリセリルとを組み合わせたものである上記の水中油型乳化皮膚化粧料を提供するものである。
また、本発明は、(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤が、トリステアリン酸ソルビタンである上記の水中油型乳化皮膚化粧料を提供するものである。
さらに、本発明は、(C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のコポリマーが、ビニルピロリドン、アクリル酸アミド、アクリル酸ナトリウム、アクリル酸ヒドロキシエチルからなる群から選ばれたコモノマーからなるコポリマーの1種または2種以上である上記の水中油型乳化皮膚化粧料を提供するものである。
また、本発明は、(D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油が、ジネオペンタン酸トリプロピレングリコール(IOB=0.52)、イソデシルベンゾエート(IOB=0.23)、ジカプリル酸プロピレングリコール(IOB=0.32)、イソノナン酸イソノニル(IOB=0.2)、2−エチルヘキサン酸セチル(IOB=0.52)、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(IOB=0.36)、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリト(IOB=0.35)、コハク酸ジ2−エチルヘキシル(IOB=0.32)からなる群から選ばれた一種または二種以上である上記の水中油型乳化皮膚化粧料を提供するものである。
本発明の水中油型乳化皮膚化粧料は、経時安定性に優れながら、肌へののびが良く、べたつかず、さっぱりさに優れ、なじませるときに肌に吸い付くような指ざわり(フィット感)で、有効成分が肌に浸透していく感じ(浸透感)に優れている。経時安定性と使用感に極めて優れた基剤からなる皮膚化粧料である。
また、本発明の水中油型乳化皮膚化粧料には、希望する配合量の任意の塩型薬剤を配合でき、これらの塩型薬剤を配合しても粘度低下を起こすこともない。
以下、本発明を詳述する。
(A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤(乳化剤)
例えば以下のものが例示される。ただし、これらに限定されるものではない。
モノラウリン酸ヘキサグリセリル(HLB14.5)、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル(HLB11)、モノステアリン酸ヘキサグリセリル(HLB9.0)、モノオレイン酸ヘキサグリセリル(HLB9.0)、モノラウリン酸デカグリセリル(HLB15.5)、モノミリスチン酸デカグリセリル(HLB14.0)、モノステアリン酸デカグリセリル(HLB12.0)、モノイソステアリン酸デカグリセリル(HLB12.0)、モノオレイン酸デカグリセリル(HLB12.0)、ジステアリン酸デカグリセリル(HLB9,5)、ジイソステアリン酸デカグリセリル(HLB10.0)等のポリグリセリン脂肪酸エステル類。
モノステアリン酸ポリオキシエチレン(以下、POEと略す)(5)グリセリル(HLB9.5)、モノステアリン酸POE(15)グリセリル(HLB13.5)、モノオレイン酸POE(5)グリセリル(HLB9.5)、モノオレイン酸POE(15)グリセリル(HLB14.5)等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類。
モノヤシ油脂肪酸POE(20)ソルビタン(HLB16.9)、モノパルミチン酸POE(20)ソルビタン(HLB15.6)、モノステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB14.9)、モノステアリン酸POE(6)ソルビタン(HLB9.5)、トリステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB10.5)、モノイソステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB15.0)、モノオレイン酸POE(20)ソルビタン(HLB15.0)、モノオレイン酸POE(6)ソルビタン(HLB10.0)、トリオレイン酸POE(20)ソルビタン(HLB11.0)等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類。
モノラウリン酸POE(6)ソルビット(HLB15.5)、テトラステアリン酸POE(60)ソルビット(HLB13.0)、テトラオレイン酸POE(30)ソルビット(HLB11.5)、テトラオレイン酸POE(40)ソルビット(HLB12.5)、テトラオレイン酸POE(60)ソルビット(HLB14.0)等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類。
POE(10)ラノリン(HLB12.0)、POE(20)ラノリン(HLB13.0)、POE(30)ラノリン(HLB15.0)、POE(5)ラノリンアルコール(HLB12.5)、POE(10)ラノリンアルコール(HLB15.5)、POE(20)ラノリンアルコール(HLB16.0)、POE(40)ラノリンアルコール(HLB17.0)、POE(20)ソルビットミツロウ(HLB9.5)等のポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体類。
POE(20)ヒマシ油(HLB10.5)、POE(40)ヒマシ油(HLB12.5)、POE(50)ヒマシ油(HLB14.0)、POE(60)ヒマシ油(HLB14.0)、POE(20)硬化ヒマシ油(HLB10.5)、POE(30)硬化ヒマシ油(HLB11.0)、POE(40)硬化ヒマシ油(HLB13.5)、POE(60)硬化ヒマシ油(HLB14.0)、POE(80)硬化ヒマシ油(HLB16.5)、POE(40)硬化ヒマシ油(100)硬化ヒマシ油(HLB16.5)等のポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油類。
POE(5)フィトステロール(HLB9.5)、POE(10)フィトステロール(HLB12.5)、POE(20)フィトステロール(HLB15.5)、POE(30)フィトステロール(HLB18.0)、POE(25)フィトスタノール(HLB14.5)、POE(30)コレスタノール(HLB17.0)等のポリオキシエチレンステロール・水素添加ステロール類。
POE(2)ラウリルエーテル(HLB9.5)、POE(4.2)ラウリルエーテル(HLB11.5)、POE(9)ラウリルエーテル(HLB14.5)、POE(5.5)セチルエーテル(HLB10.5)、POE(7)セチルエーテル(HLB11.5)、POE(10)セチルエーテル(HLB13.5)、POE(15)セチルエーテル(HLB15.5)、POE(20)セチルエーテル(HLB17.0)、POE(23)セチルエーテル(HLB18.0)、POE(4)ステアリルエーテル(HLB9.0)、POE(20)ステアリルエーテル(HLB18.0)、POE(7)オレイルエーテル(HLB10.5)、POE(10)オレイルエーテル(HLB14.5)、POE(15)オレイルエーテル(HLB16.0)、POE(20)オレイルエーテル(HLB17.0)、POE(50)オレイルエーテル(HLB18.0)、POE(10)ベヘニルエーテル(HLB10.0)、POE(20)ベヘニルエーテル(HLB16.5)、POE(30)ベヘニルエーテル(HLB18.0)、POE(2)(C12−15)アルキルエーテル(HLB9.0)、POE(4)(C12−15)アルキルエーテル
(HLB10.5)、POE(10)(C12−15)アルキルエーテル(HLB15.5)、POE(5)2級アルキルエーテル(HLB10.5)、POE(7)2級アルキルエーテル(HLB12.0)、POE(9)アルキルエーテル(HLB13.5)、POE(12)アルキルエーテル(HLB14.5)等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類。
ポリオキシエチレン(以下、POEと略す)(1)ポリオキシプロピレン(以下、POPと略す)(4)セチルエーテル(HLB9.5)、POE(10)POP(4)セチルエーテル(HLB10.5)、POE(20)POP(8)セチルエーテル(HLB12.5)、POE(20)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB11.0)、POE(30)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB12.0)等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類。
モノラウリン酸ポリエチレングリコール(以下、PEGと略す)(10)(HLB12.5)、モノステアリン酸PEG(10)(HLB11.0)、モノステアリン酸PEG(25)(HLB15.0)、モノステアリン酸PEG(40)(HLB17.5)、モノステアリン酸PEG(45)(HLB18.0)、モノステアリン酸PEG(55)(HLB18.0)、モノオレイン酸PEG(10)(HLB11.0)、ジステアリン酸PEG(HLB16.5)、ジイソステアリン酸PEG(HLB9.5)等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル類。
イソステアリン酸PEG(8)グリセリル(HLB10.0)、イソステアリン酸PEG(10)グリセリル(HLB10.0)、イソステアリン酸PEG(15)グリセリル(HLB12.0)、イソステアリン酸PEG(20)グリセリル(HLB13.0)、イソステアリン酸PEG(25)グリセリル(HLB14.0)、イソステアリン酸PEGグリセリル(30)(HLB15.0)、イソステアリン酸PEG(40)グリセリル(HLB15.0)、イソステアリン酸PEG(50)グリセリル(HLB16.0)、イソステアリン酸PEG(60)グリセリル(HLB16.0)等のイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル類。
(A)成分は、1種または2種以上を用いることができる。特に、安定性の面からは、HLB9.0〜10.0の界面活性剤を使用する場合には、HLB15.0以上のものとの併用することが好ましい。
また、使用感(肌へのなじみ)の点から、POE(20)ベヘニルエーテル(HLB16.5)を用いたもの、あるいはモノステアリン酸PEG(5)グリセリル(HLB9.0)とイソステアリン酸POE(60)グリセリル(HLB16.0)の2種類を組み合わせたものが最も好ましい。
(A)成分の配合量は、化粧料全量に対して、0.5〜5.0質量%が好ましく、より好ましくは0.7〜3.0重量%である。0.5質量%未満では、系の安定性に乏しく、一方、5.0質量%を越えて配合しても、効果を増強するものではなく、かえってべたつきを生じる場合がある。
(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤(乳化剤)
例えば以下のものが例示される。ただし、これらに限定されるものではない。
POE(2)ステアリルエーテル(HLB4.0)、自己乳化型モノステアリン酸プロピレングリコール(HLB4.0)、ミリスチン酸グリセリル(HLB3.5)、モノステアリン酸グリセリル(HLB4.0)、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル(HLB4.0)、モノイソステアリン酸グリセリル(HLB4.0)、モノオレイン酸グリセリル(HLB2.5)、トリステアリン酸ヘキサグリセリル(HLB2.5)、ペンタステアリン酸デカグリセリル(HLB3.5)、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル(HLB3.5)、ペンタオレイン酸デカグリセリル(HLB3.5)、モノステアリンソルビタン(HLB4.7)、トリステアリン酸ソルビタン(HLB2.1)、モノイソステアリン酸ソルビタン(HLB5.0)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(HLB4.5)、モノオレイン酸ソルビタン(HLB4.3)、ヘキサステアリン酸POE(6)ソルビット(HLB3.0)、POE(3)ヒマシ油(HLB3.0)、モノステアリン酸PEG(2)(HLB4.0)、モノステアリン酸エチレングリコール(HLB3.5)、ステアリン酸PEG(2)(HLB4.5)等が挙げられる。
(B)成分は1種または2種以上を用いることができる。使用感(肌へのなじみ)の点から、トリステアリン酸ソルビタン(HLB2.1)が最も好ましい。
(B)成分の配合量は、化粧料全量に対して、0.1〜1.0質量%が好ましく、より好ましくは0.3〜0.7質量%である。0.1質量%未満では、本発明の浸透感の効果が発現せず、一方、1.0質量%を越えて配合すると、系の安定性が悪くなる場合がある。
(C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーまたはコポリマー(安定化剤)
本願発明において、(C)成分は安定化剤ではあるが増粘剤としても機能するものである。
特に好ましいものは、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(以下、APMSと略する場合がある)のホモポリマー、コポリマーが、ビニルピロリドン、アクリル酸アミド、アクリル酸ナトリウム、アクリル酸ヒドロキシエチルからなる群から選ばれたコモノマーとからなるコポリマーである。すなわち、APMSホモポリマー、ビニルピロリドン/AMPS共重合体、ジメチルアクリルアミド/AMPS共重合体、アクリル酸アミド/AMPS共重合体、アクリル酸ナトリウム/AMPS共重合体の中から選ばれる1種または2種以上を用いることが好ましい。
これらは市販品を使用できる。例えば、
SIMULGEL EG(SEPIC社製)
セピゲル 305(SEPIC社製)
SIMULGEL NS(SEPIC社製)
SIMULGEL EPG(SEPIC社製)
Hostacerin AMPS(CLARIANT社製)
である。
また、(C)成分には、本出願人により開発された、特許文献1に記載されている増粘剤や、特許文献2に記載されているミクロゲルからなる増粘剤を使用出来る。特許文献2記載のミクロゲルからなる増粘剤は不均一重合系で重合される。得られる合成高分子は微細な高分子ゲル、すなわちミクロゲルとなり、化粧料に配合する際に新たに粉砕して粉末状態にする必要がなく、優れた増粘効果と優れた使用感を発揮し、さらに化粧料の外観上も好ましい。
特許文献1に開示されている均一重合系による合成高分子は、ミクロゲルではなく、合成高分子を重合後、化粧料に配合するためは粉末状態に粉砕しなければならない。また、合成高分子のゲルが目立ち、外観上問題を生じる場合がある。
特許文献2に記載されているミクロゲルは該特許に記載の逆相乳化重合法により製造される。すなわち、有機溶媒若しくは油分を分散媒とし水を分散相とする組成物において、水溶性エチレン性不飽和モノマーを分散相に溶解し分散相中にてラジカル重合して製造される。重合されたミクロゲルは洗浄、乾燥されるが、粉砕する必要はない。
例えば、下記合成例に従って得られるミクロゲルが挙げられる。
合成例1
ジメチルアクリルアミド(興人製)を40gと2-アクリルアミド2-メチルプロパンスルホン酸(Sigma製)9gを250gのイオン交換水に溶解し水酸化ナトリウムでpH=7.0に調節する。還流装置を備えた1000ml三つ口フラスコに、n-ヘキサン250gとポリオキシエチレン(3)オレイルエーテル(エマレックス503、日本エマルション製)8.2gおよびポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル(エマレックス506、日本エマルション製)16.4gを入れ混合溶解しN2置換する。この三つ口フラスコにモノマー水溶液を添加してN2雰囲気下で攪拌しながらオイルバスで65℃〜70℃に加熱する。系の温度が65℃〜70℃に達したところで系が半透明なマイクロエマルション状態になっていることを確認した後、過硫酸アンモニウム2gを重合系に添加し重合を開始する。重合系を65〜70℃に3時間攪拌しながら維持することでミクロゲルが生成する。重合終了後ミクロゲル懸濁液にアセトンを加えてミクロゲルを沈殿させ、引き続きアセトンで3回洗浄し、残存モノマーおよび界面活性剤を除去する。沈殿物は濾過後減圧乾燥し、白色粉末状のミクロゲル乾燥物を得る。
(C)成分は1種または2種以上を用いることができる。(C)成分の配合量は、化粧料全量に対して、0.1〜3.0質量%が好ましく、より好ましくは0.3〜2.0質量%である。0.1質量%未満では、系の安定性に乏しく、一方、2.0質量%を越えて配合すると、安定性における効果の増強は見られるが、使用感の面において、べたつき、硬くなり、化粧料として不具合を生じるようになる場合があるからである。
なお、増粘剤として、本願発明の効果を損なわない範囲で、上記(C)成分以外の他の増粘剤、例えば、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸アンモニウム、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸ナトリウム/アクリル酸アルキル/メタクリル酸ナトリウム/メタクリル酸アルキル共重合体などを配合することもできる
(D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油(感触向上剤)
(D)成分は、有機概念図におけるIOB値が0.2〜0.6のエステル油の1種または2種以上である。有機概念図とは、藤田穆により提案されたものであり、その詳細は"Pharmaceutical Bulletin", vol.2, 2, pp.163-173(1954)、「化学の領域」vol.11, 10, pp.719-725(1957)、「フレグランスジャーナル」, vol.50, pp.79-82(1981)等で説明されている。すなわち、すべての有機化合物の根源をメタン(CH4)とし、他の化合物はすべてメタンの誘導体とみなして、その炭素数、置換基、変態部、環等にそれぞれ一定の数値を設定し、そのスコアを加算して有機性値、無機性値を求め、この値を有機性値をX軸、無機性値をY軸にとった図上にプロットしていくものである。この有機概念図は、「有機概念図−基礎と応用−」(甲田善生著、三共出版、1984)等にも示されている。有機概念図におけるIOB値とは、有機概念図における有機性値(OV)に対する無機性値(IV)の比、すなわち「無機性値(IV)/有機性値(OV)」をいう。
(D)成分のエステル油は、さっぱりしてべたつかないという点から、該IOBが0.2〜0.6であることが必要である。IOBが0.2未満のエステル油では、敏感な肌に対して刺激を生じる場合があり、また、使用感の面でもさっぱりせず、べたつく感触を生じる場合がある。一方、IOBが0.6を超えるものでは、水に溶解しやすくなり、油分としての機能を発揮しなくなる。
(D)成分の具体例としては、例えば以下のものが例示される。ただし、これらに限定されるものではない。
ジネオペンタン酸トリプロピレングリコール(IOB=0.52)、イソデシルベンゾエート(IOB=0.23)、ジカプリル酸プロピレングリコール(IOB=0.32)、イソノナン酸イソノニル(IOB=0.2)、2−エチルヘキサン酸セチル(IOB=0.52)、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(IOB=0.36)、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリト(IOB=0.35)、コハク酸ジ2−エチルヘキシル(IOB=0.32)。
(D)成分は1種または2種以上を用いることができる。(D)成分の配合量は、使用性の点から、化粧料全量に対して、1.0〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは3.0〜12.0質量%である。1.0質量%未満では、本発明の効果であるべたつかず、浸透感のある感触を十分に感じることができない場合がある。
本発明の水中油型乳化皮膚化粧料は、上記油相成分に水相成分が配合され、常法によりホモジナイザー等で攪拌混合して製造される。水相成分は、水若しくは水を主成分とする水相に、各種水溶性成分を含むものである。水相成分が、水中油型乳化組成物全量に対して、50.0〜90.0質量%配合された場合、本発明の効果はさらに効果的に発揮され、水中油型乳化組成物を得ることができる。
水相成分が50.0質量%未満であると、重さを感じ、べたつきを生じる場合がある。一方、90.0質量%を超えると、さっぱりしているが、しっとりせず、本発明の効果であるしっとりとしながらもさっぱりとした使用感が得られ難くなる。
(E)塩型薬剤
本発明ではさらに(E)塩型薬剤を配合してもよい。(E)成分は、塩を形成可能な水溶性の薬剤を意味する。水溶性薬剤であれば特に制限がなく希望する薬剤を配合することができる。例えば、L−アスコルビン酸およびその誘導体の塩、トラネキサム酸およびその誘導体の塩、アルコキシサリチル酸およびその誘導体の塩、グルタチオンおよびその誘導体の塩などが好ましいものとして挙げられる。これら例示に限定されるものでない。
L−アスコルビン酸は、一般にビタミンCと言われ、強い還元作用により細胞呼吸作用、酵素賦活作用、膠原形成作用を有し、かつメラニン還元作用を有する。L−アスコルビン酸誘導体としては、L−アスコルビン酸モノステアレート、L−アスコルビン酸モノパルミテート、L−アスコルビン酸モノオレートなどのL−アスコルビン酸モノアルキルエステル類;L−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルなどのL−アスコルビン酸モノエステル類;L−アスコルビン酸ジステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテート、L−アスコルビン酸ジオレートなどのL−アスコルビン酸ジアルキルエステル類;L−アスコルビン酸トリステアレート、L−アスコルビン酸トリパルミテート、L−アスコルビン酸トリオレートなどのL−アスコルビン酸トリアルキルエステル類;L−アスコルビン酸トリリン酸エステルなどのL−アスコルビン酸トリエステル類;L−アスコルビン酸2−グルコシドなどのL−アスコルビン酸グルコシド類などが挙げられる。本発明では、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステル、L−アスコルビン酸2−グルコシドの各塩の形で好適に用いられる。
トラネキサム酸誘導体としては、トラネキサム酸の二量体、(例えば、塩酸トランス−4−(トランス−アミノメチルシクロヘキサンカルボニル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、等)、トラネキサム酸とハイドロキノンのエステル体(例えば、4−(トランス−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸4’−ヒドロキシフェニルエステル、等)、トラネキサム酸とゲンチシン酸のエステル体(例えば、2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸、等)、トラネキサム酸のアミド体(例えば、トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸メチルアミド、トランス−4−(p−メトキシベンゾイル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、トランス−4−グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸、等)などが挙げられる。本発明ではトラネキサム酸の塩あるいはトラネキサム酸誘導体の塩の形で好適に用いられる。
アルコキシサリチル酸は、サリチル酸の3位、4位または5位のいずれかの水素原子がアルコキシ基にて置換されたものであり、置換基であるアルコキシ基は、好ましくはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基のいずれかであり、さらに好ましくはメトキシ基またはエトキシ基である。具体的に化合物名を例示すれば、3−メトキシサリチル酸、3−エトキシサリチル酸、4−メトキシサリチル酸、4−エトキシサリチル酸、4−プロポキシサリチル酸、4−イソプロポキシサリチル酸、4−ブトキシサリチル酸、5−メトキシサリチル酸、5−エトキシサリチル酸、5−プロポキシサリチル酸などが挙げられる。本発明ではアルコキシサリチル酸およびその誘導体(エステルなど)の各塩の形で好適に用いられる。
上記薬剤の塩としては、特に限定されないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩のようなアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩のほか、アンモニウム塩、アミノ酸塩等の塩が挙げられる。
(E)成分は1種または2種以上を用いることができ、その配合量は任意である。製品設計において希望する塩型薬剤の配合量を水相成分の配合量と調整しながら適宜決定する。例えば、水相成分全量に対して、0.1〜10.0質量%程度配合される。
本発明の水中油型乳化皮膚化粧料においては、内油相中の(C)成分の増粘作用により乳化組成物を安定化させているため、希望する配合量の(E)成分を安定に配合できるという利点を有する。さらに、(E)成分による粘度低下を起こすことがなく、安定した水中油型乳化組成物が得られる。
本発明の水中油型乳化組成物においては、上記成分のほかに、通常乳化化粧料に配合され得る成分を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
このような成分としては、例えば紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、ロウ類、シリコーン油、多価アルコール、水溶性高分子、高級アルコール等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート)、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、トリメトキシケイ皮酸メチルビス(トリメチルシロキサン)シリルイソペンチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン、ビス−エチルヘキシルオキシフェノール−メトキシフェニル−トリアジン、2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−トリアジン、ジモルホリノピリダジノン等が挙げられる。
紫外線散乱剤としては、例えば、平均粒径10〜100nmの微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化鉄、微粒子酸化セリウムなどの粉末が挙げられる。
また、メチルハイドロジェンポリシロキサンやシランカップリング剤などのシリコーン処理;金属石鹸処理;パーフルオロアルキルリン酸ジエタノールアミン塩やパーフルオロアルキルシラン等のフッ素処理、デキストリン脂肪酸エステル処理等により、疎水化処理した紫外線散乱剤も、剤型に応じて適宜配合できる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、カルナウバロウ、ラノリン、液状ラノリン、ジョジョバロウ等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプッシュワックス等が挙げられる。
脂肪酸エステルとしては、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸コレステリル、ミツロウ脂肪酸2−オクチルドデシル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、平均分子量20万以上のシリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、ポリエチレングリコール,グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール,エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、1,2−ペンタンジオール、ヘキシレングリコール等が挙げられる。
水溶性高分子としては、例えば、カラギーナン、ペクチン、マンナン、カードラン、コンドロイチン硫酸、デンプン、グリコーゲン、アラビアガム、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天等が挙げられる。
高級アルコールとしては、ヘキシルアルコール、オクチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セリルアルコール、ベヘニルアルコール、トリアコンチルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等が挙げられる。
その他、エタノール等の低級アルコール;ブチルヒドロキシトルエン、δ−トコフェロール、フィチン等の酸化防止剤;安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、フェノキシエタノール、ヘキサクロロフェン、ε−ポリリジン等の防腐剤;クエン酸、乳酸、ヘキサメタリン酸等の有機または無機酸よびその塩;ビタミンA、ビタミンAパルミテート、ビタミンAアセテート等のビタミンA誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2およびその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15およびその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン等のビタミン類;γ−オリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、ヒノキチオール、ビサボロール、ユーカルプトーン、チモール、イノシトール、サイコサポニン、ニンジンサポニン、ヘチマサポニン、ムクロジサポニン等のサポニン類、パントテニルエチルエーテル、アルブチン、セファランチン等の各種薬剤、ギシギシ、クララ、コウホネ、オレンジ、セージ、ノコギリソウ、ゼニアオイ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、オウゴン、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、クチナシ、サクラリーフ等の植物の抽出物、β−カロチン等の色素等も配合することができる。
本発明の水中油型乳化皮膚化粧料は、乳化ファンデーションや日焼け止めエマルジョン等の乳液状製品や、スキンクリーム等やクリーム状の製品がある。これらの製品は、前記した必須成分及び化粧料に通常配合される成分を混合して常法により製造することができる。
本発明を以下に実施例を挙げてさらに詳述する。本発明はこれによりなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限り質量%で示す。
[実施例1〜14および比較例1〜21]
下記表1〜5に示す処方で、水中油型乳化組成物であるスキンクリームを下記方法により製造した。なお、表1に示したように、各表中の成分(5)〜(8)はA成分、(9)〜(10)はB成分、(17)はC成分、(1)〜(2)はD成分である。
(製法)
(1)〜(12)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(13)〜(22)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。次いで、70℃を保持した水相に、70℃の油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化を終了したら、40℃以下まで急冷し、目的の水中油型の乳化スキンクリームを得た。
得られたクリーム(試料)について、下記試験方法により、安定性および使用性(のび、べたつき、さっぱりさ、浸透感)を評価した。
[安定性試験]
試料を50℃、1ヶ月間放置後の外観を、目視にて観察し、下記評価基準により判定した。
(評価基準)
○: 分離が全くみられなかった
△: 分離がほとんどみられなかった
×: 液相(油相または水相)の分離が生じた
[使用性(のび)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、肌へののびについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
○: 7〜9名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
△: 3〜6名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
×: 0〜2名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
[使用性(べたつき)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、べたつきについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、べたつきがなく、しっとりしたと判定した。
○: 7〜9名が、べたつきがなく、しっとりしたと判定した。
△: 3〜6名が、べたつきがなく、しっとりしたと判定した。
×: 0〜2名が、べたつきがなく、しっとりした判定した。
[使用性(さっぱりさ)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、さっぱりさについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、さっぱりさがあると判定した。
○: 7〜9名が、さっぱりさがあると判定した。
△: 3〜6名が、さっぱりさがあると判定した。
×: 0〜2名が、さっぱりさがあると判定した。
[使用性(浸透感:有効成分が肌に浸透していく感じ)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、浸透感について、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、浸透感があると判定した。
○: 7〜9名が、浸透感があると判定した。
△: 3〜6名が、浸透感があると判定した。
×: 0〜2名が、浸透感があと判定した。













































Figure 2005320263
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Figure 2005320263





Figure 2005320263
(*1)商品名:EMALEX GM−5(日本エマルジョン(株)社製)
(*2)商品名:EMALEX GWIS−160(日本エマルジョン(株)社製)
(*3)商品名:NIKKOL BB−20(日光ケミカルズ(株)社製)
(*4)商品名:NIKKOL MYS−40(日光ケミカルズ(株)社製)
(*5)商品名:NIKKOL SS−30(日光ケミカルズ(株)社製)
(*6)商品名:NIKKOL CO−3(日光ケミカルズ(株)社製)
(*7)商品名:PRISORIN 3758(ユニケマ社製)
(*8)商品名:NIKKOL MM(日光ケミカルズ(株)社製)
(*9)商品名:SIMULGEL EG(SEPIC社製)
(備考欄)比較例である表3及び表4には備考として、本発明の必須成分(A〜D)の有無を記載した。なお、「他のC」とは、C成分とは異なるその他の増粘剤を配合したという意味である。
<考察>
表1〜4の結果から、本発明である実施例1〜14の水中油型スキンクリームは、優れた安定性と使用性を有していることがわかる。
また、D成分に欠ける比較例1,3,7,8,10,14から、D成分がないと、さっぱりさ、有効成分が肌に浸透していく感じの浸透感に乏しいことが分かる。また、B成分がなくても、同様なことが比較例2および9より理解できる。また、C成分がないと、安定性に乏しかったり、べたつきを生じ、かつのびも悪かったりする現象がみられることが比較例4,5,6,11,12,13より分かる。
以下に本発明のその他の実施例を示す。
実施例15 スキンクリーム
(配合成分) 質量%
(1)流動パラフィン 2.0
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0
(3)イソデシルベンゾエート(IOB=0.23) 6.0
(4)POE(21)ステアリルエーテル(HLB15.5) 2.0
(5)POE(2)ステアリルエーテル(HLB4.9) 0.5
(6)セチルアルコール 2.5
(7)バチルアルコール 2.5
(8)香料 0.1
(9)イオン交換水 残 余
(10)1,3−ブチレングリコール 3.0
(11)アスコルビン酸グルコシド 2.0
(12)パラベン 0.15
(13)エタノール 3.0
(14)水酸化ナトリウム 0.4
(15)ビニルピロリドン/AMPS共重合体 0.5
(商品名:ARISTFLEX AVC,CLARIANT社製)
(16)クエン酸 0.09
(17)クエン酸ナトリウム 0.01
<製法>
(1)〜(8)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(9)〜(17)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のスキンクリームを得た。
<製品の性状>
得られたスキンクリームについて、実施例1〜14と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例17 O/W乳化型ファンデーション
(配合成分) 質量%
(1)液状ラノリン 2.0
(2)水添ポリイソブテン 4.0
(商品名:PRISORIN 3758,ユニケマ社)
(3)イソノナン酸イソノニル(IOB=0.2) 10.0
(4)ステアリルアルコール 0.5
(5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリル(HLB3.0) 0.1
(商品名:NIKKOL MGS−C,日光ケミカルズ(株)社製)
(6)モノステアリン酸PEG(40)(HLB17.5) 2.0
(商品名:NIKKOL MYS−40,日光ケミカルズ(株)社製)
(7)香料 0.1
(8)イオン交換水 残 余
(9)ジプロピレングリコール 2.5
(10)エタノール 1.0
(11)パラベン 0.1
(12)タルク 3.0
(13)二酸化チタン 5.0
(14)ベンガラ 0.5
(15)黄酸化鉄 1.4
(16)黒酸化鉄 0.1
(17)アクリル酸ヒドロキシエチル/AMPS共重合体(有効分37.5%)
0.5(0.19)
(商品名:SIMULGEL NS,SEPIC社製)
<製法>
(1)〜(7)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(8)〜(17)を70℃にて均一に混合分散した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のO/W乳化型ファンデーションを得た。
(製品の性状)
得られたO/W乳化型ファンデーションについて、実施例1〜14と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例18 O/W乳化型サンスクリーン
(配合成分) 質量%
(1)パラメトキシケイ皮酸オクチル 6.0
(2)ジパラメトキシケイ皮酸グリセリルオクチル 2.0
(3)4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン 2.0
(4)テトラ(オクタン酸/パラメトキシケイ皮酸)ペンタエリスリット 3.0
(5)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコール(IOB=0.52) 5.0
(6)ジメチルポリシロキサン(20mPa・s) 3.0
(7)ワセリン 0.5
(8)イソステアリン酸PEG(40)グリセリル(HLB15) 1.2
(商品名:EMALEX GWIS−140,日本エマルジョン(株)社製)
(9)トリステアリン酸ソルビタン(HLB2.1) 0.25
(商品名:NIKKOL SS−30,日光ケミカルズ(株)社製)
(10)イオン交換水 残 余
(11)ジプロピレングリコール 6.0
(12)エタノール 3.0
(13)アクリル酸アミド/AMPS共重合体(有効分40%) 1.0(0.4)
(商品名:セピゲル 305,SEPIC社製)
(14)香料 0.1
<製法>
(1)〜(9)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(10)〜(14)を70℃にて均一に混合分散した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のO/W乳化型サンスクリーンを得た。
(製品の性状)
得られたO/W乳化型サンスクリーンについて、実施例1〜10と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例19 スキンクリーム
(配合成分) 質量%
(1)水添ポリイソブテン 2.0
(商品名:PRISORIN 3758,ユニケマ社製)
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0
(3)イソデシルベンゾエート(IOB=0.23) 6.0
(4)POE(30)ベヘニルエーテル(HLB18.0) 3.0
(商品名:NIKKOL BB−30,日光ケミカルズ(株)社製)
(5)セチルアルコール 2.5
(6)バチルアルコール 2.5
(7)香料 0.1
(8)イオン交換水 残 余
(9)1,3−ブチレングリコール 3.0
(10)アルブチン 5.0
(11)アスコルビン酸燐酸エステルマグネシウム 1.0
(12)パラベン 0.15
(13)エタノール 3.0
(14)水酸化ナトリウム 0.4
(15)ジメチルアクリルアミド/AMPS共重合体 0.5
(商品名:SIMULGEL EPG,SEPIC社製)
(16)クエン酸 0.09
(17)クエン酸ナトリウム 0.01
<製法>
(1)〜(7)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(8)〜(17)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のスキンクリームを得た。
(製品の性状)
得られたスキンクリームについて、実施例1〜14と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例20 スキンクリーム
(配合成分) 質量%
(1)流動パラフィン 2.0
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0
(3)イソデシルベンゾエート(IOB=0.23) 6.0
(4)モノステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB14.9) 3.0
(商品名:NIKKOL TS−10,日光ケミカルズ(株)社製)
(5)トリオレイン酸ソルビタン(HLB4.0) 0.3
(商品名:NIKKOL SO−30R,日光ケミカルズ(株)社製)
(6)セチルアルコール 2.5
(7)バチルアルコール 2.5
(8)香料 0.1
(9)1,3−ブチレングリコール 3.0
(10)イオン交換水 残 余
(11)トリメチルグリシン 1.0
(12)4−メトキシサリチル酸カリウム 2.0
(13)フェノキシエタノール 0.15
(14)水酸化ナトリウム 0.4
(15)AMPSホモポリマー 0.5
(商品名:Hostacerin AMPS,CLARIANT社製)
(16)クエン酸 0.09
(17)クエン酸ナトリウム 0.01
<製法>
(1)〜(8)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(9)〜(17)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のスキンクリームを得た。
<製品の性状>
得られたスキンクリームについて、実施例1〜14と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
本発明によれば、水中油型の乳化剤として、HLB9〜18及びHLB2〜5の非イオン性界面活性剤を用い、感触向上剤として、IOB値0.2〜0.6のエステル油を用い、安定化剤としてAMPSのホモポリマーまたはコポリマーを所定量用いることにより、安定性と使用性に極めて優れた水中油型乳化組成物が得られ、この組成物は水中油型乳化皮膚化粧料として利用される。
安定性については、50℃保存下による経時安定性や遠心分離によっても、油浮きなどの分離がなく、経時安定性に極めて優れている。また、使用性については、特に、べたつかず、のびが軽く、さっぱりしているが、塗布した皮膚はしっとりするという使用感に極めて優れた特性を有するものである。
さらに、本発明の水中油型乳化皮膚化粧料には、希望する配合量の任意の塩型薬剤を配合でき、さらには乳化組成物の粘度低下を起こすこともない。

Claims (6)

  1. (A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤と、(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤と、(C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーまたはコポリマーと、(D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油とを含有することを特徴とする水中油型乳化皮膚化粧料。
  2. (A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤の含有量が0.5〜5.0質量%、(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤の含有量が0.1〜1.0質量%、(C)AMPSのホモポリマーまたはコポリマーの含有量が0.1〜2.0質量%、(D)IOB値0.2〜0.6のエステル油の含有量が1.0〜15.0質量%である請求項1記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
  3. (A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテルを用いたもの、あるいはモノステアリン酸ポリエチレングリコール(5)グリセリルとイソステアリン酸POE(60)グリセリルとを組み合わせたものである請求項1または2記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
  4. (B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤が、トリステアリン酸ソルビタンである請求項1〜3記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
  5. (C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のコポリマーが、ビニルピロリドン、アクリル酸アミド、アクリル酸ナトリウム、アクリル酸ヒドロキシエチルからなる群から選ばれたコモノマーからなるコポリマーの1種または2種以上である請求項1〜4記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
  6. (D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油が、ジネオペンタン酸トリプロピレングリコール(IOB=0.52)、イソデシルベンゾエート(IOB=0.23)、ジカプリル酸プロピレングリコール(IOB=0.32)、イソノナン酸イソノニル(IOB=0.2)、2−エチルヘキサン酸セチル(IOB=0.52)、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(IOB=0.36)、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリト(IOB=0.35)、コハク酸ジ2−エチルヘキシル(IOB=0.32)からなる群から選ばれた一種または二種以上である請求項1〜5記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
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