JP2005320263A - 水中油型乳化皮膚化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤と、(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤と、(C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーまたはコポリマーと、(D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油とを含有することを特徴とする水中油型乳化皮膚化粧料。
【選択図】 なし
Description
その結果、本発明者は、HLBの高い(A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤に、あえて、HLBの低い(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤とを組み合わせるという、驚くべき着想に至り、さらに(C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーまたはコポリマーと、(D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油とを含有させると、経時安定性に優れながら、肌へののびが良く、べたつかず、さっぱりさに優れ、なじませるときに肌に吸い付くような指ざわり(フィット感)で、有効成分が肌に浸透していく感じ(浸透感)に優れた水中油型乳化皮膚化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させたものである。
例えば以下のものが例示される。ただし、これらに限定されるものではない。
(HLB10.5)、POE(10)(C12−15)アルキルエーテル(HLB15.5)、POE(5)2級アルキルエーテル(HLB10.5)、POE(7)2級アルキルエーテル(HLB12.0)、POE(9)アルキルエーテル(HLB13.5)、POE(12)アルキルエーテル(HLB14.5)等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類。
例えば以下のものが例示される。ただし、これらに限定されるものではない。
本願発明において、(C)成分は安定化剤ではあるが増粘剤としても機能するものである。
SIMULGEL EG(SEPIC社製)
セピゲル 305(SEPIC社製)
SIMULGEL NS(SEPIC社製)
SIMULGEL EPG(SEPIC社製)
Hostacerin AMPS(CLARIANT社製)
である。
ジメチルアクリルアミド(興人製)を40gと2-アクリルアミド2-メチルプロパンスルホン酸(Sigma製)9gを250gのイオン交換水に溶解し水酸化ナトリウムでpH=7.0に調節する。還流装置を備えた1000ml三つ口フラスコに、n-ヘキサン250gとポリオキシエチレン(3)オレイルエーテル(エマレックス503、日本エマルション製)8.2gおよびポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル(エマレックス506、日本エマルション製)16.4gを入れ混合溶解しN2置換する。この三つ口フラスコにモノマー水溶液を添加してN2雰囲気下で攪拌しながらオイルバスで65℃〜70℃に加熱する。系の温度が65℃〜70℃に達したところで系が半透明なマイクロエマルション状態になっていることを確認した後、過硫酸アンモニウム2gを重合系に添加し重合を開始する。重合系を65〜70℃に3時間攪拌しながら維持することでミクロゲルが生成する。重合終了後ミクロゲル懸濁液にアセトンを加えてミクロゲルを沈殿させ、引き続きアセトンで3回洗浄し、残存モノマーおよび界面活性剤を除去する。沈殿物は濾過後減圧乾燥し、白色粉末状のミクロゲル乾燥物を得る。
(D)成分は、有機概念図におけるIOB値が0.2〜0.6のエステル油の1種または2種以上である。有機概念図とは、藤田穆により提案されたものであり、その詳細は"Pharmaceutical Bulletin", vol.2, 2, pp.163-173(1954)、「化学の領域」vol.11, 10, pp.719-725(1957)、「フレグランスジャーナル」, vol.50, pp.79-82(1981)等で説明されている。すなわち、すべての有機化合物の根源をメタン(CH4)とし、他の化合物はすべてメタンの誘導体とみなして、その炭素数、置換基、変態部、環等にそれぞれ一定の数値を設定し、そのスコアを加算して有機性値、無機性値を求め、この値を有機性値をX軸、無機性値をY軸にとった図上にプロットしていくものである。この有機概念図は、「有機概念図−基礎と応用−」(甲田善生著、三共出版、1984)等にも示されている。有機概念図におけるIOB値とは、有機概念図における有機性値(OV)に対する無機性値(IV)の比、すなわち「無機性値(IV)/有機性値(OV)」をいう。
ジネオペンタン酸トリプロピレングリコール(IOB=0.52)、イソデシルベンゾエート(IOB=0.23)、ジカプリル酸プロピレングリコール(IOB=0.32)、イソノナン酸イソノニル(IOB=0.2)、2−エチルヘキサン酸セチル(IOB=0.52)、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(IOB=0.36)、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリト(IOB=0.35)、コハク酸ジ2−エチルヘキシル(IOB=0.32)。
水相成分が50.0質量%未満であると、重さを感じ、べたつきを生じる場合がある。一方、90.0質量%を超えると、さっぱりしているが、しっとりせず、本発明の効果であるしっとりとしながらもさっぱりとした使用感が得られ難くなる。
本発明ではさらに(E)塩型薬剤を配合してもよい。(E)成分は、塩を形成可能な水溶性の薬剤を意味する。水溶性薬剤であれば特に制限がなく希望する薬剤を配合することができる。例えば、L−アスコルビン酸およびその誘導体の塩、トラネキサム酸およびその誘導体の塩、アルコキシサリチル酸およびその誘導体の塩、グルタチオンおよびその誘導体の塩などが好ましいものとして挙げられる。これら例示に限定されるものでない。
このような成分としては、例えば紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、ロウ類、シリコーン油、多価アルコール、水溶性高分子、高級アルコール等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
下記表1〜5に示す処方で、水中油型乳化組成物であるスキンクリームを下記方法により製造した。なお、表1に示したように、各表中の成分(5)〜(8)はA成分、(9)〜(10)はB成分、(17)はC成分、(1)〜(2)はD成分である。
(1)〜(12)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(13)〜(22)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。次いで、70℃を保持した水相に、70℃の油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化を終了したら、40℃以下まで急冷し、目的の水中油型の乳化スキンクリームを得た。
試料を50℃、1ヶ月間放置後の外観を、目視にて観察し、下記評価基準により判定した。
(評価基準)
○: 分離が全くみられなかった
△: 分離がほとんどみられなかった
×: 液相(油相または水相)の分離が生じた
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、肌へののびについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
○: 7〜9名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
△: 3〜6名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
×: 0〜2名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、べたつきについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、べたつきがなく、しっとりしたと判定した。
○: 7〜9名が、べたつきがなく、しっとりしたと判定した。
△: 3〜6名が、べたつきがなく、しっとりしたと判定した。
×: 0〜2名が、べたつきがなく、しっとりした判定した。
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、さっぱりさについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、さっぱりさがあると判定した。
○: 7〜9名が、さっぱりさがあると判定した。
△: 3〜6名が、さっぱりさがあると判定した。
×: 0〜2名が、さっぱりさがあると判定した。
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、浸透感について、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、浸透感があると判定した。
○: 7〜9名が、浸透感があると判定した。
△: 3〜6名が、浸透感があると判定した。
×: 0〜2名が、浸透感があと判定した。
(*2)商品名:EMALEX GWIS−160(日本エマルジョン(株)社製)
(*3)商品名:NIKKOL BB−20(日光ケミカルズ(株)社製)
(*4)商品名:NIKKOL MYS−40(日光ケミカルズ(株)社製)
(*5)商品名:NIKKOL SS−30(日光ケミカルズ(株)社製)
(*6)商品名:NIKKOL CO−3(日光ケミカルズ(株)社製)
(*7)商品名:PRISORIN 3758(ユニケマ社製)
(*8)商品名:NIKKOL MM(日光ケミカルズ(株)社製)
(*9)商品名:SIMULGEL EG(SEPIC社製)
(備考欄)比較例である表3及び表4には備考として、本発明の必須成分(A〜D)の有無を記載した。なお、「他のC」とは、C成分とは異なるその他の増粘剤を配合したという意味である。
表1〜4の結果から、本発明である実施例1〜14の水中油型スキンクリームは、優れた安定性と使用性を有していることがわかる。
また、D成分に欠ける比較例1,3,7,8,10,14から、D成分がないと、さっぱりさ、有効成分が肌に浸透していく感じの浸透感に乏しいことが分かる。また、B成分がなくても、同様なことが比較例2および9より理解できる。また、C成分がないと、安定性に乏しかったり、べたつきを生じ、かつのびも悪かったりする現象がみられることが比較例4,5,6,11,12,13より分かる。
(配合成分) 質量%
(1)流動パラフィン 2.0
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0
(3)イソデシルベンゾエート(IOB=0.23) 6.0
(4)POE(21)ステアリルエーテル(HLB15.5) 2.0
(5)POE(2)ステアリルエーテル(HLB4.9) 0.5
(6)セチルアルコール 2.5
(7)バチルアルコール 2.5
(8)香料 0.1
(9)イオン交換水 残 余
(10)1,3−ブチレングリコール 3.0
(11)アスコルビン酸グルコシド 2.0
(12)パラベン 0.15
(13)エタノール 3.0
(14)水酸化ナトリウム 0.4
(15)ビニルピロリドン/AMPS共重合体 0.5
(商品名:ARISTFLEX AVC,CLARIANT社製)
(16)クエン酸 0.09
(17)クエン酸ナトリウム 0.01
<製法>
(1)〜(8)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(9)〜(17)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のスキンクリームを得た。
<製品の性状>
得られたスキンクリームについて、実施例1〜14と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
(配合成分) 質量%
(1)液状ラノリン 2.0
(2)水添ポリイソブテン 4.0
(商品名:PRISORIN 3758,ユニケマ社)
(3)イソノナン酸イソノニル(IOB=0.2) 10.0
(4)ステアリルアルコール 0.5
(5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリル(HLB3.0) 0.1
(商品名:NIKKOL MGS−C,日光ケミカルズ(株)社製)
(6)モノステアリン酸PEG(40)(HLB17.5) 2.0
(商品名:NIKKOL MYS−40,日光ケミカルズ(株)社製)
(7)香料 0.1
(8)イオン交換水 残 余
(9)ジプロピレングリコール 2.5
(10)エタノール 1.0
(11)パラベン 0.1
(12)タルク 3.0
(13)二酸化チタン 5.0
(14)ベンガラ 0.5
(15)黄酸化鉄 1.4
(16)黒酸化鉄 0.1
(17)アクリル酸ヒドロキシエチル/AMPS共重合体(有効分37.5%)
0.5(0.19)
(商品名:SIMULGEL NS,SEPIC社製)
<製法>
(1)〜(7)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(8)〜(17)を70℃にて均一に混合分散した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のO/W乳化型ファンデーションを得た。
(製品の性状)
得られたO/W乳化型ファンデーションについて、実施例1〜14と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
(配合成分) 質量%
(1)パラメトキシケイ皮酸オクチル 6.0
(2)ジパラメトキシケイ皮酸グリセリルオクチル 2.0
(3)4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン 2.0
(4)テトラ(オクタン酸/パラメトキシケイ皮酸)ペンタエリスリット 3.0
(5)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコール(IOB=0.52) 5.0
(6)ジメチルポリシロキサン(20mPa・s) 3.0
(7)ワセリン 0.5
(8)イソステアリン酸PEG(40)グリセリル(HLB15) 1.2
(商品名:EMALEX GWIS−140,日本エマルジョン(株)社製)
(9)トリステアリン酸ソルビタン(HLB2.1) 0.25
(商品名:NIKKOL SS−30,日光ケミカルズ(株)社製)
(10)イオン交換水 残 余
(11)ジプロピレングリコール 6.0
(12)エタノール 3.0
(13)アクリル酸アミド/AMPS共重合体(有効分40%) 1.0(0.4)
(商品名:セピゲル 305,SEPIC社製)
(14)香料 0.1
<製法>
(1)〜(9)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(10)〜(14)を70℃にて均一に混合分散した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のO/W乳化型サンスクリーンを得た。
(製品の性状)
得られたO/W乳化型サンスクリーンについて、実施例1〜10と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
(配合成分) 質量%
(1)水添ポリイソブテン 2.0
(商品名:PRISORIN 3758,ユニケマ社製)
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0
(3)イソデシルベンゾエート(IOB=0.23) 6.0
(4)POE(30)ベヘニルエーテル(HLB18.0) 3.0
(商品名:NIKKOL BB−30,日光ケミカルズ(株)社製)
(5)セチルアルコール 2.5
(6)バチルアルコール 2.5
(7)香料 0.1
(8)イオン交換水 残 余
(9)1,3−ブチレングリコール 3.0
(10)アルブチン 5.0
(11)アスコルビン酸燐酸エステルマグネシウム 1.0
(12)パラベン 0.15
(13)エタノール 3.0
(14)水酸化ナトリウム 0.4
(15)ジメチルアクリルアミド/AMPS共重合体 0.5
(商品名:SIMULGEL EPG,SEPIC社製)
(16)クエン酸 0.09
(17)クエン酸ナトリウム 0.01
<製法>
(1)〜(7)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(8)〜(17)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のスキンクリームを得た。
(製品の性状)
得られたスキンクリームについて、実施例1〜14と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
(配合成分) 質量%
(1)流動パラフィン 2.0
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0
(3)イソデシルベンゾエート(IOB=0.23) 6.0
(4)モノステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB14.9) 3.0
(商品名:NIKKOL TS−10,日光ケミカルズ(株)社製)
(5)トリオレイン酸ソルビタン(HLB4.0) 0.3
(商品名:NIKKOL SO−30R,日光ケミカルズ(株)社製)
(6)セチルアルコール 2.5
(7)バチルアルコール 2.5
(8)香料 0.1
(9)1,3−ブチレングリコール 3.0
(10)イオン交換水 残 余
(11)トリメチルグリシン 1.0
(12)4−メトキシサリチル酸カリウム 2.0
(13)フェノキシエタノール 0.15
(14)水酸化ナトリウム 0.4
(15)AMPSホモポリマー 0.5
(商品名:Hostacerin AMPS,CLARIANT社製)
(16)クエン酸 0.09
(17)クエン酸ナトリウム 0.01
<製法>
(1)〜(8)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(9)〜(17)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のスキンクリームを得た。
<製品の性状>
得られたスキンクリームについて、実施例1〜14と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
さらに、本発明の水中油型乳化皮膚化粧料には、希望する配合量の任意の塩型薬剤を配合でき、さらには乳化組成物の粘度低下を起こすこともない。
Claims (6)
- (A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤と、(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤と、(C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーまたはコポリマーと、(D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油とを含有することを特徴とする水中油型乳化皮膚化粧料。
- (A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤の含有量が0.5〜5.0質量%、(B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤の含有量が0.1〜1.0質量%、(C)AMPSのホモポリマーまたはコポリマーの含有量が0.1〜2.0質量%、(D)IOB値0.2〜0.6のエステル油の含有量が1.0〜15.0質量%である請求項1記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- (A)HLB9〜18の非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテルを用いたもの、あるいはモノステアリン酸ポリエチレングリコール(5)グリセリルとイソステアリン酸POE(60)グリセリルとを組み合わせたものである請求項1または2記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- (B)HLB2〜5の非イオン界面活性剤が、トリステアリン酸ソルビタンである請求項1〜3記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- (C)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のコポリマーが、ビニルピロリドン、アクリル酸アミド、アクリル酸ナトリウム、アクリル酸ヒドロキシエチルからなる群から選ばれたコモノマーからなるコポリマーの1種または2種以上である請求項1〜4記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
- (D)IOB値が0.2〜0.6のエステル油が、ジネオペンタン酸トリプロピレングリコール(IOB=0.52)、イソデシルベンゾエート(IOB=0.23)、ジカプリル酸プロピレングリコール(IOB=0.32)、イソノナン酸イソノニル(IOB=0.2)、2−エチルヘキサン酸セチル(IOB=0.52)、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(IOB=0.36)、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリト(IOB=0.35)、コハク酸ジ2−エチルヘキシル(IOB=0.32)からなる群から選ばれた一種または二種以上である請求項1〜5記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
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