JP2005320096A - バケット搬送装置のキャリア駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 クリーンルームで使用され、ケーブルSC2が接続されたキャリア8を床部上で昇降及び横行させてバケットを搬送する。キャリア8が横行する際にケーブルSC2と床部とが摺接する移動経路に代えて、ケーブルSC2が床部と離間する位置へキャリア8を一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる経路を設定する。
【選択図】 図5
Description
この場合、バケット搬送装置におけるキャリアやフォーク等の駆動用電力を給電する方法としては非接触方式やバッテリーを搭載する方式、キャプタイヤケーブルなどを使用した有線方式が採用されている。
給電用のケーブルが垂れ下がって床面(地面)に接触した状態でキャリアが駆動(横行)される場合、ケーブルが床面(地面)で引きずられるため床上の粉塵が飛散して清浄度が低下する虞があるばかりでなく、ケーブルの寿命が短くなるという問題もあった。
本発明のバケット搬送装置のキャリア駆動方法は、クリーンルームで使用され、ケーブルが接続されたキャリアを床部上で昇降及び横行させてバケットを搬送するバケット搬送装置のキャリヤ駆動方法であって、前記キャリアが横行する際に前記ケーブルと前記床部とが摺接する移動経路に代えて、前記ケーブルが前記床部と離間する位置へ前記キャリアを一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる経路を設定することを特徴とするものである。
図1は、バケットBを収納(保管)するための棚Tを複数有するラック1と、棚Tに対してバケットBの搬送を行うバケット搬送装置2とが、例えばクリーン度(清浄度)10000レベルのクリーンルームC内に配置された平面図であり、図2は正面図である。
なお、ラック1の一方(図1中、上側)には入庫用コンベヤ3が接続されており、ラック1の他方(図1中、下側)には入出庫用コンベヤ4が接続されている。
イコライザー16は、昇降ワイヤ15の緩みや切断を検知し、バケット搬送に関する異常として制御盤CONTに出力するものである(図4ではその他のセンサとして図示している)。
図2では、スプリングケーブルSC1、SC2をそれぞれ1本で図示しているが、実際には図4に示すように、制御盤CONTと端子ボックス19との間には信号用と動力用のスプリングケーブルSC1がそれぞれ張設され、端子ボックス19、20間には信号用と動力用のスプリングケーブルSC2がそれぞれ張設されている。また、端子ボックス20には、キャリア8のX軸方向の位置を検出するための走行用センサ23が接続され、端子ボックス19には、フォーク10のY軸方向の位置を検出するためのフォーク用センサ24、及びキャリア8(フォーク10)のZ軸方向の位置(高さ)を検出するための昇降用センサ25が接続されている。そして、制御盤CONTは、これらのセンサの検出結果に基づいて、モータ9、21、22を駆動することで、所定の棚Tに対してバケットBを搬送、搬出することができる。
なお、これらのセンサとしては、レーザ距離計等の光電センサを用いることができる。
コンベヤ3、4や棚Tからバケットを搬出する場合や搬入する場合、巻き取りドラム18の回転量を調節することでレール6を昇降させ、昇降用センサ25の検出結果をモニタしてフォーク10を所定の高さに位置させる。また、走行モータ9の回転方向及び回転量を調節することでキャリア8を所定方向に所定距離横行させ、走行用センサ23の検出結果をモニタしてフォーク10を搬送路Rにおける所定の位置に位置決めする。
そして、フォーク用センサ24の検出結果をモニタしながらフォーク10をキャリア8から延出(スライド)させることで、所定のコンベヤ3、4や棚Tに対してバケットBを移載することができる。
これにより、昇降ワイヤ15の異常、すなわちバケット搬送に関する異常を速やかに検知して対処することが可能になる。
図5は、概略的な棚レイアウト図であり、10段で8列に配列された棚Tを簡略的に図示しており、ここでは各列の棚を−X側からn(nは整数)番地として呼ぶものとする。また、図1及び図2で説明した入庫用コンベヤ3で搬送されたバケットBは、2段8列にある入庫口からラック1に搬送され、入出庫用コンベヤ4で搬送されるバケットBは、9段8列にある出庫口からラック1外に搬出されるものとする。
まず、入庫口から搬送対象棚へバケットを搬送する場合について図6のフローチャートを参照して説明する。なお、図6以降のフローチャートにおいて判断が入るステップではYESの場合はYを、NOの場合はNの符号を付している。
最初にキャリア8の現在位置が棚Eであるかどうかを判断し(ステップS1)、該当する場合は、横行時にスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接しないため、入庫口のある8番地へ横行し(ステップS2)、次いで入庫口のある2段目まで昇降した後に(ステップS3)、フォーク10により入庫口からバケット(荷)を受け取る(ステップS4)。
まず、搬送先が棚Eかどうかを判断し(ステップS9)、該当する場合には目的段まで昇降し(ステップS10)、さらに目的番地まで横行した後に(ステップS11)、フォーク10を用いてバケット(荷)を対象の棚に搬入する(ステップS12)。
また、ステップS9で搬送先が棚Eでない場合は、ステップS13で棚Aかどうかを判断し、該当する場合には、そのまま横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接してしまうため、その移動経路に代えて、スプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を一旦上昇させる(ステップS14)。その後、目的番地まで横行し(ステップS15)、さらに目的段まで下降し(ステップS16)、ステップS12でフォーク10を用いてバケット(荷)を対象の棚に搬入する。
一方、ステップS13で搬送先が棚Aでない場合、すなわち搬送先が棚B、C、Dの場合は、そのまま横行してもスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接しないため、ステップS15で目的番地まで横行し、ステップS16で目的段まで下降する(ただし棚Dの場合、このステップは不要)。
このようにして、スプリングケーブルSC2が床部Fに摺接することなく、バケットを所定の棚へ搬送することができる。
次に、対象となる棚からバケットを回収して出庫口へ搬送する場合について図7のフローチャートを参照して説明する。
最初にキャリア8の現在位置が棚Eであるかどうかを判断し(ステップS21)、該当する場合は、横行時にスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接しないため、目的番地へ横行し(ステップS22)、次いで目的段まで昇降した後に(ステップS23)、フォーク10により回収先の棚からバケット(荷)を受け取る(ステップS24)。
その後、出庫口のある9段目まで昇降し(ステップS25)、さらに出庫口のある8番地まで横行し(ステップS26)、フォーク10を用いてバケットを出庫口へ搬出する(ステップS27)。
また、ステップS32で目的地が棚Dでない場合には、ステップS34で目的地が棚Aがどうかを判断し、該当する場合にはそのまま横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接してしまうため、その移動経路に代えて、スプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を上昇させ(ステップS35)、目的番地まで横行した後に(ステップS36)、目的段まで下降させる(ステップS37)。この後、上述したステップS24〜S27を実行する。
そして、ステップS34で目的地が棚Aでない場合、すなわち目的地が棚BまたはCである場合には、ステップS38で目的番地まで横行し、ステップS39で目的段まで昇降した後に、上述したステップS24〜S27を実行する。
一方、ステップS52及びS53で目的地が棚BまたはCでない場合、すなわち目的地が棚DまたはEである場合には、ステップS57で目的段まで昇降し、さらにステップS58で目的番地まで横行した後に、上述したステップS24〜S27を実行する。
一方、ステップS63で目的地が棚Bでない場合、すなわち目的地が棚C、D、Eのいずれかである場合には、ステップS67で目的段まで昇降し、さらにステップS68で目的番地まで横行した後に、上述したステップS24〜S27を実行する。
このようにして、スプリングケーブルSC2が床部Fに摺接することなく、バケットを出庫口へと搬送することができる。
まず、簡易モードにおいて入庫口から搬送対象棚へバケットを搬送する場合について、図8のフローチャートを参照して説明する。
最初にキャリア8の現在位置が棚Eであるかどうかを判断し(ステップS71)、該当する場合は、横行時にスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接しないため、入庫口のある8番地へ横行し(ステップS72)、次いで入庫口のある2段目まで昇降した後に(ステップS73)、フォーク10により入庫口からバケット(荷)を受け取る(ステップS74)。
その後、上記ステップS72で入庫口のある8番地まで横行し、ステップS73で入庫口のある2段目まで下降した後に、ステップS74でフォーク10により入庫口からバケット(荷)を受け取る。
まず、搬送先が棚Eかどうかを判断し(ステップS76)、該当する場合には目的段まで昇降し(ステップS77)、さらに目的番地まで横行した後に(ステップS78)、フォーク10を用いてバケット(荷)を対象の棚に搬入する(ステップS79)。
また、ステップS76で搬送先が棚Eでない場合、すなわち搬送先が棚A〜Dのいずれかである場合には、同様にその位置から横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接する箇所が含まれるため、横行方向のいずれの位置でもスプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を一旦上昇させる(ステップS80)。その後、目的番地まで横行し(ステップS81)、さらに目的段まで下降し(ステップS82)、ステップS79でフォーク10を用いてバケット(荷)を対象の棚に搬入する。
このようにして、スプリングケーブルSC2が床部Fに摺接することなく、バケットを所定の棚へ搬送することができる。
次に、簡易モードにおいて、対象となる棚からバケットを回収して出庫口へ搬送する場合について図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、キャリア8の現在位置が棚Eであるかどうかを判断し(ステップS91)、該当する場合は、横行時にスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接しないため、目的番地へ横行し(ステップS92)、次いで目的段まで昇降した後に(ステップS93)、フォーク10により回収先の棚からバケット(荷)を受け取る(ステップS94)。
その後、出庫口のある9段目まで昇降し(ステップS95)、さらに出庫口のある8番地まで横行し(ステップS96)、フォーク10を用いてバケットを出庫口へ搬出する(ステップS97)。
このようにして、スプリングケーブルSC2が床部Fに摺接することなく、回収先からバケットを出庫口へと搬送することができる。
C クリーンルーム
F 床部
SC2 スプリングケーブル(ケーブル)
2 バケット搬送装置
6 レール(昇降枠)
7 昇降装置
8 キャリア
10 フォーク(移載機)
Claims (2)
- クリーンルームで使用され、ケーブルが接続されたキャリアを床部上で昇降及び横行させてバケットを搬送するバケット搬送装置のキャリヤ駆動方法であって、
前記キャリアが横行する際に前記ケーブルと前記床部とが摺接する移動経路に代えて、
前記ケーブルが前記床部と離間する位置へ前記キャリアを一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる経路を設定することを特徴とするバケット搬送装置のキャリア駆動方法。 - 請求項1記載のバケット搬送装置のキャリア駆動方法において、
横行方向のいずれの位置でも前記ケーブルが前記床部と離間する位置へ前記キャリアを一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる第1モードと、
横行方向の位置のうち、横行時に前記ケーブルと前記床部とが摺接する箇所のみ、前記ケーブルが前記床部と離間する位置へ前記キャリアを一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる第2モードとを有することを特徴とするバケット搬送装置のキャリア駆動方法。
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