JP4389654B2 - バケット搬送装置のキャリア駆動方法 - Google Patents

バケット搬送装置のキャリア駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、昇降、横行、移載機能を有しバケットを搬送するバケット搬送装置のキャリア駆動方法に関し、特にクリーンルーム内で用いて好適なバケット搬送装置のキャリア駆動方法に関するものである。
上下方向並びに横方向に並列する複数の物品収納部を備えた収納棚に対してバケットを搬送する装置としては、収納棚に沿って昇降する昇降枠と、この昇降枠に対して横行するキャリアと、キャリアと収納棚との間でバケットを移載するフォークとを備えたものが提供されている(例えば特許文献1参照)。
この種のバケット搬送装置は、例えば病院内のクリーンルームに設置された収納棚に対して、手術用器具を収容する滅菌コンテナやバケットを搬送する際に用いられることがある。
この場合、バケット搬送装置におけるキャリアやフォーク等の駆動用電力を給電する方法としては非接触方式やバッテリーを搭載する方式、キャプタイヤケーブルなどを使用した有線方式が採用されている。
特開2000−293409号公報
しかしながら、上述したような従来技術には、以下のような問題が存在する。
給電用のケーブルが垂れ下がって床面(地面)に接触した状態でキャリアが駆動(横行)される場合、ケーブルが床面(地面)で引きずられるため床上の粉塵が飛散して清浄度が低下する虞があるばかりでなく、ケーブルの寿命が短くなるという問題もあった。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、ケーブルが垂れ下がった状態でキャリアを駆動する際にも、低粉塵化及びケーブルの高寿命化に寄与できるバケット搬送装置のキャリア駆動方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用している。
本発明のバケット搬送装置のキャリア駆動方法は、クリーンルームで使用され、ケーブルが接続されたキャリアを床部上で昇降及び横行させてバケットを搬送するバケット搬送装置のキャリヤ駆動方法であって、前記キャリアが横行する際に前記ケーブルと前記床部とが摺接する移動経路に代えて、前記ケーブルが前記床部と離間する位置へ前記キャリアを一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる経路を設定することを特徴とするものである。
従って、本発明のバケット搬送装置のキャリア駆動方法では、キャリアが横行する際にケーブルと床部とが摺接する移動経路が含まれる場合には、一旦キャリアを上昇させてケーブルと床部とを離間させるので、ケーブルが床部と摺接することなくキャリアを横行させることができる。そのため、本発明では、キャリア駆動時の低粉塵化及びケーブルの高寿命化に寄与可能となる。
また、本発明のキャリア駆動方法としては、横行方向のいずれの位置でも前記ケーブルが前記床部と離間する位置へ前記キャリアを一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる第1モードと、横行方向の位置のうち、横行時に前記ケーブルと前記床部とが摺接する箇所のみ、前記ケーブルが前記床部と離間する位置へ前記キャリアを一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる第2モードとを有することが好ましい。
従って、本発明のバケット搬送装置のキャリア駆動方法では、第1モードでキャリアを駆動することにより、横行方向のいずれかの位置でケーブルが床部を摺接する場合でも煩雑な制御をすることなくケーブルが床部と摺接せずにキャリアを横行させることができる。また、本発明では、第2モードでキャリアを駆動することにより、横行方向のいずれかの位置でケーブルが床部を摺接する箇所のみでキャリアを一旦上昇させる経路を設定することで、必要のない箇所でキャリアを上昇させる時間を省くことが可能となり、搬送に係る時間の短縮化に寄与できる。
本発明のバケット搬送装置のキャリア駆動方法では、床部上の粉塵を飛散させて清浄度が低下したり、ケーブルの寿命が低下するといった事態を回避することができ、搬送時の低粉塵化及びケーブルの高寿命化を実現することが可能になる。
以下、本発明のバケット搬送装置のキャリア駆動方法の実施形態を、図1ないし図9を参照して説明する。
図1は、バケットBを収納(保管)するための棚Tを複数有するラック1と、棚Tに対してバケットBの搬送を行うバケット搬送装置2とが、例えばクリーン度(清浄度)10000レベルのクリーンルームC内に配置された平面図であり、図2は正面図である。
ラック1は、バケット搬送装置2の搬送路R(横行経路;図1中左右方向)を挟んだ両側にそれぞれ配置されており、各ラック1には棚Tが水平方向(横行方向)に沿って複数(ここでは8列)略一定の間隔で配列形成されている。また、図2に示すように、棚Tは、上下方向についても床部F上に略一定の間隔で複数段(ここでは10段)配列形成されている。すなわち、各ラック1は、バケット搬送装置2の搬送路Rに臨んで、複数の棚Tが格子状に配列形成された構成となっている。
なお、ラック1の一方(図1中、上側)には入庫用コンベヤ3が接続されており、ラック1の他方(図1中、下側)には入出庫用コンベヤ4が接続されている。
バケット搬送装置2は、搬送路Rの一端側に立設されたマスト5A及び他端側に立設されたマスト5Bに支持される矩形枠状のレール6、レール6を上下方向に昇降させる昇降装置7、レール6に沿って横行自在に設けられたキャリア8、キャリア8を横行駆動する走行モータ9、キャリア8に対して搬送路Rと直交する方向に進退(スライド)してバケットBを搬送するフォーク(移載機)10を主体に構成されている。なお、以下の説明においては、上下方向をZ軸方向、搬送路Rに沿う水平方向をX軸方向、搬送路Rと直交する水平方向をY軸方向として説明する。
図3に示すように、レール6の+X側端部にはY軸と平行な軸周りに回転自在なシーブ12Aが2ヶ所に対で設けられ、−X側端部にはY軸と平行な軸周りに回転自在なシーブ12Bが2ヶ所に対で設けられている。シーブ12A、12Bには、一端がマスト5Aの下端部に固定され、他端がマスト5Bの上端部に固定された固定ワイヤ11が係合している。より詳細には、シーブ12Aには、マスト5Aの下端部から上方に延びる固定ワイヤ11が折れ曲がってシーブ12Bに向かうように右上側から係合している。そして、シーブ12Bには、シーブ12Aで折り曲げられた固定ワイヤ11がマスト5Bの上端部へ向かうように左下側から係合している。
また、レール6は、マスト5Aの上端部に固定された(図2参照)シーブ17に係合された昇降ワイヤ15の一端側に緩み検出装置としてのイコライザー16を介在させた状態で吊設されている。シーブ17で折り返された昇降ワイヤ15の他端側は、昇降装置7の巻き取りドラム18に巻回されており、昇降モータ21(図4参照)により巻き取りドラム18を回転させることで昇降ワイヤ15の巻き取り量が調整されて、レール6がマスト5A、5Bをガイドとして昇降するワイヤーバランス方式となっている。昇降装置7(昇降モータ21)の駆動は図4に示す制御盤CONTによって制御されている。
イコライザー16は、昇降ワイヤ15の緩みや切断を検知し、バケット搬送に関する異常として制御盤CONTに出力するものである(図4ではその他のセンサとして図示している)。
キャリア8には、走行モータ9と結合されてレール6の中、X軸方向に延びるXレール6Xの一方の上を転動する主動輪13と、Xレール6Xの他方の上を転動する一対の従動輪14とが設けられており、走行モータ9の駆動により主動輪13及びこれに従動して従動輪14がXレール6X上を転動することで、キャリア8はレール6に対してX軸方向に横行する。これら主動輪13及び従動輪14はウレタンにより形成されて低騒音化が図られている。
また、キャリア8には、フォーク10を+Y軸側及び−Y軸側に進退自在に駆動するフォークモータ22(図4参照)が搭載されている。これらフォークモータ22及び走行モータ9の駆動は制御盤CONTにより制御される。なお、フォーク10は、アルミ材で形成されており、軽量化及びクリーン対応が図られている。
本実施の形態では、バケット搬送装置2において用いられる用力、例えばイコライザー16、フォークモータ22及び走行モータ9で消費される電力、イコライザー16から出力される電気信号等は、用力伝達線としてのスプリングケーブルで伝達される。このスプリングケーブルは、例えば電線をウレタン等の可撓性材料で被覆した線材を螺旋状に形成したものであり、長さ方向に伸縮自在となっている。本実施の形態では、電気信号に対するノイズ対策のために信号用と動力用とで個別のスプリングケーブルをそれぞれ張設している。
また、本実施の形態では、レール6の−X側端部に中継装置として端子ボックス19が設けられている。図2に示すように、マスト5Bの下端部近傍から上方へ延びて導かれたスプリングケーブルSC1は端子ボックス19に接続され、端子ボックス19から延出するスプリングケーブルSC2は、キャリア8に設けられた端子ボックス20を介してイコライザー16、フォークモータ22及び走行モータ9に接続される。スプリングケーブルSC1は、レール6の昇降ストロークに十分対応できる長さに設定され、同様にスプリングケーブルSC2はキャリア8の横行ストロークに十分対応できる長さに設定されている。
図4は、バケット搬送装置2の機器構成に係る制御ブロック図である。
図2では、スプリングケーブルSC1、SC2をそれぞれ1本で図示しているが、実際には図4に示すように、制御盤CONTと端子ボックス19との間には信号用と動力用のスプリングケーブルSC1がそれぞれ張設され、端子ボックス19、20間には信号用と動力用のスプリングケーブルSC2がそれぞれ張設されている。また、端子ボックス20には、キャリア8のX軸方向の位置を検出するための走行用センサ23が接続され、端子ボックス19には、フォーク10のY軸方向の位置を検出するためのフォーク用センサ24、及びキャリア8(フォーク10)のZ軸方向の位置(高さ)を検出するための昇降用センサ25が接続されている。そして、制御盤CONTは、これらのセンサの検出結果に基づいて、モータ9、21、22を駆動することで、所定の棚Tに対してバケットBを搬送、搬出することができる。
なお、これらのセンサとしては、レーザ距離計等の光電センサを用いることができる。
次に、上記の構成のバケット搬送装置2の動作について以下に説明する。
コンベヤ3、4や棚Tからバケットを搬出する場合や搬入する場合、巻き取りドラム18の回転量を調節することでレール6を昇降させ、昇降用センサ25の検出結果をモニタしてフォーク10を所定の高さに位置させる。また、走行モータ9の回転方向及び回転量を調節することでキャリア8を所定方向に所定距離横行させ、走行用センサ23の検出結果をモニタしてフォーク10を搬送路Rにおける所定の位置に位置決めする。
そして、フォーク用センサ24の検出結果をモニタしながらフォーク10をキャリア8から延出(スライド)させることで、所定のコンベヤ3、4や棚Tに対してバケットBを移載することができる。
ここで、レール6の昇降に際してはスプリングケーブルSC1が伸縮し、キャリア8の横行に際してはスプリングケーブルSC2が伸縮することで、大きなスペースを要せずにレール6及びキャリア8の移動に追従しながらイコライザー16、フォーク10のフォークモータ22及び走行モータ9に上述した用力が伝達される。
一方、バケット搬送時、昇降ワイヤ15に伸びが生じたり、切断する等の異常が発生した場合、この異常をイコライザー16が検出してスプリングケーブルSC1、SC2を介して信号を伝達する。
これにより、昇降ワイヤ15の異常、すなわちバケット搬送に関する異常を速やかに検知して対処することが可能になる。
続いて、バケットBの搬送手順について説明する。
図5は、概略的な棚レイアウト図であり、10段で8列に配列された棚Tを簡略的に図示しており、ここでは各列の棚を−X側からn(nは整数)番地として呼ぶものとする。また、図1及び図2で説明した入庫用コンベヤ3で搬送されたバケットBは、2段8列にある入庫口からラック1に搬送され、入出庫用コンベヤ4で搬送されるバケットBは、9段8列にある出庫口からラック1外に搬出されるものとする。
また、図5においては、棚Tの中、3段目以上でキャリア8が対向配置されたときにスプリングケーブルSC2が床部Fに接触しない棚をE、1段目及び2段目でキャリア8が対向配置されたときにスプリングケーブルSC2が床部Fに接触する棚をA、2段目に位置するものの、キャリア8が対向配置されたときにスプリングケーブルSC2が床部Fに接触しない棚をD、1段目に位置し、キャリア8が対向配置されたときにスプリングケーブルSC2が床部Fに接触し、且つ1段上昇することでスプリングケーブルSC2が床部Fから離間する棚をB、1段目に位置するものの、キャリア8が対向配置されたときにスプリングケーブルSC2が床部Fに接触しない棚をCとして図示している。
本実施の形態では、各段における横行方向の位置のうち、いずれかの位置でスプリングケーブルSC2が床部Fに接触する場合に、横行時にスプリングケーブルSC2と床部Fとが摺接する箇所のみ、スプリングケーブルSC2が床部Fと離間する位置へキャリア8を一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる詳細モード(第2モード)と、いずれかの位置でスプリングケーブルSC2が床部Fに接触する場合に、横行方向のいずれの位置でもスプリングケーブルSC2が床部Fと離間する位置(3段目)へキャリア8を一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる簡易モード(第1モード)とを選択可能となっている。以下、各モードについて説明する。
(詳細モード;入庫時)
まず、入庫口から搬送対象棚へバケットを搬送する場合について図6のフローチャートを参照して説明する。なお、図6以降のフローチャートにおいて判断が入るステップではYESの場合はYを、NOの場合はNの符号を付している。
最初にキャリア8の現在位置が棚Eであるかどうかを判断し(ステップS1)、該当する場合は、横行時にスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接しないため、入庫口のある8番地へ横行し(ステップS2)、次いで入庫口のある2段目まで昇降した後に(ステップS3)、フォーク10により入庫口からバケット(荷)を受け取る(ステップS4)。
一方、ステップS1で現在位置が棚Eでない場合は、棚Aかどうかを判断し(ステップS5)、該当する場合には、そのまま横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接してしまうため、その移動経路に代えて、スプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を上昇させる(ステップS6)。その後、上記ステップS2で入庫口の番地まで横行し、ステップS3で入庫口のある2段目まで下降した後に、ステップS4でフォーク10により入庫口からバケット(荷)を受け取る。また、ステップS5で棚Aではないと判断された場合、すなわち現在位置が棚B、C、Dのいずれかであった場合には、ステップS7で入庫口のある2段目まで上昇し(ただし棚Dの場合、このステップは不要)、ステップS8で入庫口のある8番地まで横行して、ステップS4でバケットを受け取る。
次に、バケットを搬送する目的位置の確認を行う。
まず、搬送先が棚Eかどうかを判断し(ステップS9)、該当する場合には目的段まで昇降し(ステップS10)、さらに目的番地まで横行した後に(ステップS11)、フォーク10を用いてバケット(荷)を対象の棚に搬入する(ステップS12)。
また、ステップS9で搬送先が棚Eでない場合は、ステップS13で棚Aかどうかを判断し、該当する場合には、そのまま横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接してしまうため、その移動経路に代えて、スプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を一旦上昇させる(ステップS14)。その後、目的番地まで横行し(ステップS15)、さらに目的段まで下降し(ステップS16)、ステップS12でフォーク10を用いてバケット(荷)を対象の棚に搬入する。
一方、ステップS13で搬送先が棚Aでない場合、すなわち搬送先が棚B、C、Dの場合は、そのまま横行してもスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接しないため、ステップS15で目的番地まで横行し、ステップS16で目的段まで下降する(ただし棚Dの場合、このステップは不要)。
このようにして、スプリングケーブルSC2が床部Fに摺接することなく、バケットを所定の棚へ搬送することができる。
(詳細モード;出庫時)
次に、対象となる棚からバケットを回収して出庫口へ搬送する場合について図7のフローチャートを参照して説明する。
最初にキャリア8の現在位置が棚Eであるかどうかを判断し(ステップS21)、該当する場合は、横行時にスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接しないため、目的番地へ横行し(ステップS22)、次いで目的段まで昇降した後に(ステップS23)、フォーク10により回収先の棚からバケット(荷)を受け取る(ステップS24)。
その後、出庫口のある9段目まで昇降し(ステップS25)、さらに出庫口のある8番地まで横行し(ステップS26)、フォーク10を用いてバケットを出庫口へ搬出する(ステップS27)。
一方、ステップS21で現在位置が棚Eでない場合は、棚Dかどうかを判断し(ステップS28)、該当する場合には、さらにステップS29で目的地が棚Eかどうかを判断する。目的地が棚Eであれば、目的段まで昇降し(ステップS30)、さらに目的番地まで横行した後に(ステップS31)、上述したステップS24〜S27を実行する。また、ステップS29で目的地が棚Eでない場合には、ステップS32で目的地が棚Dがどうかを判断し、該当する場合には目的番地まで横行した後に(ステップS33)、上述したステップS24〜S27を実行する。
また、ステップS32で目的地が棚Dでない場合には、ステップS34で目的地が棚Aがどうかを判断し、該当する場合にはそのまま横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接してしまうため、その移動経路に代えて、スプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を上昇させ(ステップS35)、目的番地まで横行した後に(ステップS36)、目的段まで下降させる(ステップS37)。この後、上述したステップS24〜S27を実行する。
そして、ステップS34で目的地が棚Aでない場合、すなわち目的地が棚BまたはCである場合には、ステップS38で目的番地まで横行し、ステップS39で目的段まで昇降した後に、上述したステップS24〜S27を実行する。
ステップS28に戻り、現在位置が棚Dでない場合には、ステップS40で棚Aかどうかを判断し、該当する場合には、さらにステップS41で目的地が棚Eかどうかを判断する。目的地が棚Eであれば、目的段まで昇降し(ステップS42)、さらに目的番地まで横行した後に(ステップS43)、上述したステップS24〜S27を実行する。また、ステップS41で目的地が棚Eでない場合、すなわち目的地が棚A〜Dのいずれかの場合には、そのまま横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接してしまうため、その移動経路に代えて、スプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を上昇させ(ステップS44)、目的番地まで横行した後に(ステップS45)、目的段まで下降させる(ステップS46)。この後、上述したステップS24〜S27を実行する。
また、ステップS40で現在位置が棚Aでない場合は、ステップS47で棚Bかどうかを判断し、該当する場合には、さらにステップS48で目的地が棚Aかどうかを判断する。目的地が棚Aであれば、そのまま横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接してしまうため、その移動経路に代えて、スプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を上昇させ(ステップS49)、目的番地まで横行した後に(ステップS50)、目的段まで下降させる(ステップS51)。この後、上述したステップS24〜S27を実行する。また、ステップS48で目的地が棚Aでない場合は、ステップS52及びS53で目的地が棚Cまたは棚Bかどうかを判断し、該当する場合にはスプリングケーブルSC2が床部Fと離間する2段目までキャリア8を上昇させ(ステップS54)、目的番地まで横行した後に(ステップS55)、目的段まで昇降させる(ステップS56)。この後、上述したステップS24〜S27を実行する。
一方、ステップS52及びS53で目的地が棚BまたはCでない場合、すなわち目的地が棚DまたはEである場合には、ステップS57で目的段まで昇降し、さらにステップS58で目的番地まで横行した後に、上述したステップS24〜S27を実行する。
ステップS47に戻り、現在位置が棚Bでない場合、すなわち現在位置が棚Cの場合には、ステップS59で目的地が棚Aかどうかを判断する。目的地が棚Aであれば、スプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を上昇させ(ステップS60)、目的番地まで横行した後に(ステップS61)、目的段まで下降させる(ステップS62)。この後、上述したステップS24〜S27を実行する。また、ステップS59で目的地が棚Aでない場合は、ステップS63で目的地が棚Bかどうかを判断し、該当する場合にはスプリングケーブルSC2が床部Fと離間する2段目までキャリア8を上昇させ(ステップS64)、目的番地まで横行した後に(ステップS65)、目的段まで昇降させる(ステップS66)。この後、上述したステップS24〜S27を実行する。
一方、ステップS63で目的地が棚Bでない場合、すなわち目的地が棚C、D、Eのいずれかである場合には、ステップS67で目的段まで昇降し、さらにステップS68で目的番地まで横行した後に、上述したステップS24〜S27を実行する。
このようにして、スプリングケーブルSC2が床部Fに摺接することなく、バケットを出庫口へと搬送することができる。
(簡易モード;入庫時)
まず、簡易モードにおいて入庫口から搬送対象棚へバケットを搬送する場合について、図8のフローチャートを参照して説明する。
最初にキャリア8の現在位置が棚Eであるかどうかを判断し(ステップS71)、該当する場合は、横行時にスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接しないため、入庫口のある8番地へ横行し(ステップS72)、次いで入庫口のある2段目まで昇降した後に(ステップS73)、フォーク10により入庫口からバケット(荷)を受け取る(ステップS74)。
一方、ステップS71で現在位置が棚Eでない場合、すなわち現在位置が棚A〜Dのいずれかである場合には、その位置から横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接する箇所が含まれるため、横行方向のいずれの位置でもスプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を上昇させる(ステップS75)。
その後、上記ステップS72で入庫口のある8番地まで横行し、ステップS73で入庫口のある2段目まで下降した後に、ステップS74でフォーク10により入庫口からバケット(荷)を受け取る。
次に、バケットを搬送する目的位置の確認を行う。
まず、搬送先が棚Eかどうかを判断し(ステップS76)、該当する場合には目的段まで昇降し(ステップS77)、さらに目的番地まで横行した後に(ステップS78)、フォーク10を用いてバケット(荷)を対象の棚に搬入する(ステップS79)。
また、ステップS76で搬送先が棚Eでない場合、すなわち搬送先が棚A〜Dのいずれかである場合には、同様にその位置から横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接する箇所が含まれるため、横行方向のいずれの位置でもスプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を一旦上昇させる(ステップS80)。その後、目的番地まで横行し(ステップS81)、さらに目的段まで下降し(ステップS82)、ステップS79でフォーク10を用いてバケット(荷)を対象の棚に搬入する。
このようにして、スプリングケーブルSC2が床部Fに摺接することなく、バケットを所定の棚へ搬送することができる。
(簡易モード;出庫時)
次に、簡易モードにおいて、対象となる棚からバケットを回収して出庫口へ搬送する場合について図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、キャリア8の現在位置が棚Eであるかどうかを判断し(ステップS91)、該当する場合は、横行時にスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接しないため、目的番地へ横行し(ステップS92)、次いで目的段まで昇降した後に(ステップS93)、フォーク10により回収先の棚からバケット(荷)を受け取る(ステップS94)。
その後、出庫口のある9段目まで昇降し(ステップS95)、さらに出庫口のある8番地まで横行し(ステップS96)、フォーク10を用いてバケットを出庫口へ搬出する(ステップS97)。
一方、ステップS91で現在位置が棚Eでない場合、すなわち現在位置が棚A〜Dのいずれかである場合には、その位置から横行するとスプリングケーブルSC2が床部Fに摺接する箇所が含まれるため、横行方向のいずれの位置でもスプリングケーブルSC2が床部Fと離間する3段目までキャリア8を一旦上昇させる(ステップS98)。その後、目的番地まで横行し(ステップS99)、さらに目的段まで昇降した後に(ステップS100)、上述したステップS94〜S97を実行する。
このようにして、スプリングケーブルSC2が床部Fに摺接することなく、回収先からバケットを出庫口へと搬送することができる。
以上のように、本実施の形態では、最短経路でキャリアを移動させるとスプリングケーブルSC2が床部Fと摺接する場合には、この移動経路に代えて、一旦上昇、横行、下降させる迂回経路を設定しているので、スプリングケーブルSC2が垂れ下がった状態でも床部Fと摺接させることなくキャリア8を駆動することができる。そのため、本実施の形態では床部F上の粉塵を飛散させて清浄度が低下したり、ケーブルの寿命が低下するといった事態を回避することができ、搬送時の低粉塵化及びケーブルの高寿命化を実現することが可能である。
また、本実施の形態では、詳細モードにおいてはスプリングケーブルSC2が床部Fと摺接する箇所のみに迂回経路を設定することで、必要のない箇所で迂回させる時間を省くことが可能となり、搬送の効率化に寄与できる。また、本実施の形態では、横行方向のいずれかの位置でスプリングケーブルSC2が床部Fと摺接する段については、迂回経路を設定する簡易モードを有しているので、詳細モードと比較して煩雑な制御をする必要がなくなり、簡素な搬送システムを構築することが可能になるとともに、一定の高さ(ここでは2段目)以下であることが判別できればよいため、昇降用センサの数を少なくでき、コストダウンにも寄与できる。
なお、上記実施の形態では、ケーブルとしてスプリングケーブルを用いる構成としたが、これに限定されるものではなく、本発明ではキャリアから垂れ下がる可能性のあるケーブルを用いる場合に適用可能である。
本発明は、など、病院内の物流設備(手術用器具を収容した滅菌コンテナやバケットなど)等、清浄度を維持し、且つ設置スペースが限られる場合等に特に有用である。
バケット搬送装置がクリーンルーム内に配置された概略的な平面図である。 図1における平面図である。 本発明に係るバケット搬送装置の一実施形態を示す概略的な斜視図である。 バケット搬送装置の機器構成に係る制御ブロック図である。 概略的な棚レイアウト図である。 詳細モードにおける入庫時のフローチャート図である。 詳細モードにおける出庫時のフローチャート図である。 簡易モードにおける入庫時のフローチャート図である。 簡易モードにおける出庫時のフローチャート図である。
符号の説明
B バケット
C クリーンルーム
F 床部
SC2 スプリングケーブル(ケーブル)
2 バケット搬送装置
6 レール(昇降枠)
7 昇降装置
8 キャリア
10 フォーク(移載機)

Claims (2)

  1. クリーンルームで使用され、ケーブルが接続されたキャリアを床部上で昇降及び横行させてバケットを搬送するバケット搬送装置のキャリヤ駆動方法であって、
    前記キャリアが横行する際に前記ケーブルと前記床部とが摺接する移動経路に代えて、
    前記ケーブルが前記床部と離間する位置へ前記キャリアを一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる経路を設定することを特徴とするバケット搬送装置のキャリア駆動方法。
  2. 請求項1記載のバケット搬送装置のキャリア駆動方法において、
    横行方向のいずれの位置でも前記ケーブルが前記床部と離間する位置へ前記キャリアを一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる第1モードと、
    横行方向の位置のうち、横行時に前記ケーブルと前記床部とが摺接する箇所のみ、前記ケーブルが前記床部と離間する位置へ前記キャリアを一旦上昇させた後に横行させ、所定位置で下降させる第2モードとを有することを特徴とするバケット搬送装置のキャリア駆動方法。
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