JP2005320049A - ガラス基板搬送用ボックス - Google Patents

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Takao Hirabayashi
孝夫 平林
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Abstract

【課題】 サイズが異なるガラス基板に対しても、ガラス基板の積み込み作業に時間と労力を要することなく、共通の搬送ボックス内に確実に支持させることができるガラス基板搬送用ボックスを提供すること。
【解決手段】 ボックス本体Cを構成する底面板3と周囲4側壁の内の右側側壁6a内に、複数のガラス基板2を傾斜支持する複数の支持溝13aを有した側面パッド13を側部支持フレーム14bに設け、右側側壁6aと対向する側に、締付ベルトBの締め付けで複数のガラス基板2の一方の側端縁を側部支持フレーム14bに向けて押圧する押圧体20が設けられ、押圧体20はベルト締め付け時に複数配列されたガラス基板2の内、複数のガラス基板2の中央部近傍の側端縁を両サイドの側の複数のガラス基板の側端縁と同程度に押圧するように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有底のボックス本体と蓋体とから成るガラス基板搬送用ボックスに関する。
従来、素板ガラス、液晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、ハイブリッドICセラミックス基板、ウエハなどの各種の基板、あるいはこれら基板を用いて製造した完成パネル等(以下単に「ガラス基板」という)を例えば、ガラスメーカからデバイスメーカに移送する場合に用いられる搬送用ボックスとして、有底のボックス本体と、このボックス本体の開口を開閉可能な蓋体とから成るボックスが知られていた(特許文献1、2参照)。
図7は、従来知られているガラス基板搬送用ボックスの外観斜視図であり、ガラス基板搬送用ボックス01は、有底の本体部02と蓋体(図示せず)で構成され、本体部02内にはガラス基板支持用の支持溝04aを有した側板04が一対挿入されている。ガラス基板Gの両側端部は対向する側板の支持溝04a間内に一枚ずつ係合支持され、上部より蓋体をガラス基板Gの上端縁を押さえるようにして本体部02上にかぶせて搬送に供される。
特開平8−301354号公報(段落0027、第5図) 特開平9−58770号公報(第5,6図)
しかしながら、上記特許文献に記載の従来のガラス基板搬送用ボックスにあっては、ガラス基板を支持する側板の位置がボックス本体部02の側壁面に固定されているため、ガラス基板のサイズ、特に、ガラス基板の支持される両側端間の距離が異なると、そのサイズに合わせた搬送ボックスを用意しなければならず、コスト高になる欠点を有していた。
そこで、本出願人はこのような事態を回避するために、ガラス基板の両側端部を支持す側板を移動可能に装架して、ガラス基板の支持される両側端間の距離が異なる各種のガラス基板に対し、共通の搬送ボックスで対応させるようにしたガラス基板搬送用ボックスを既に開発している。しかしながら、ガラス基板のサイズが異なる毎に側板を移動調節しなければならず、ガラス基板の積み込み作業に時間と労力を要した。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、サイズが異なるガラス基板に対しても、ガラス基板の積み込み作業に時間と労力を要することなく、共通の搬送ボックス内に確実に支持させることができるガラス基板搬送用ボックスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のガラス基板搬送用ボックスは、有底のボックス本体と蓋体とから成るガラス基板搬送用ボックスであって、前記ボックス本体を構成する底面板と周囲4側壁の内の一つの側壁内に、複数のガラス基板を支持する複数の支持溝を有した下部及び側部支持フレームを設け、前記側壁と対向する側に、ベルトの締め付けで複数のガラス基板の一方の側端縁を側部支持フレームに向けて押圧する押圧体が設けられ、前記押圧体はベルト締め付け時に複数配列されたガラス基板の内、複数のガラス基板の中央部近傍の側端縁を両サイドの側の複数のガラス基板の側端縁と同程度に押圧することを特徴としている。
この特徴によれば、ガラス基板をガラス基板搬送用ボックスに搬入させる場合に、複数のガラス基板の側端縁を側部支持フレームに向けて押圧する押圧体により、ガラス基板の両側端縁を挟持しガラス基板の移動を阻止できるので、サイズの異なるガラス基板に対して確実に保持でき、特に、ベルト締め付け時に、押圧体が複数のガラス基板の中央部近傍の側端縁を強く押圧できるので、ベルトだけで締め付けるときに起きがちな端部側のガラス基板だけが強く締め付けられる状態を避けることができる。
本発明の請求項2に記載のガラス基板搬送用ボックスは、請求項1に記載のガラス基板搬送用ボックスであって、前記側壁と隣接する2つの対向する対向側壁にそれぞれ締め付け棒体が配設されるとともに、前記押圧体の両端部にはテーパ部が形成され、ベルト締め付け時に、締め付け棒体が前記テーパ部を挟持することで、押圧体が複数のガラス基板の前記中央部近傍側に突出するように変形されることを特徴としている。
この特徴によれば、対向配置したそれぞれ締め付け棒体が押圧体の両端のテーパ部を挟持することで、複数のガラス基板の中央部近傍側に突出変形させて、端部側のガラス基板だけが強く締め付けられる状態を避けることができ、搬送中のガラス基板のズレが確実に阻止される。
本発明の請求項3に記載のガラス基板搬送用ボックスは、請求項2に記載のガラス基板搬送用ボックスであって、前記締め付け棒体は側壁に設けた支持フレームにより水平方向に揺動自在に支持されていることを特徴としている。
この特徴によれば、搬送すべきガラス基板のサイズが変更して押圧体が前後に移動しても、締め付け棒の揺動により、押圧体の両端を挟持できる。
本発明の請求項4に記載のガラス基板搬送用ボックスは、請求項3に記載のガラス基板搬送用ボックスであって、前記締め付け棒体の一方はガラス基板前面が開放できるように垂直方向に開閉自在であることを特徴としている。
この特徴によれば、一方の締め付け棒体を垂直方向に開くことで、ガラス基板前面が開放されるので、締め付け棒体に邪魔されることなくガラス基板の搬入出ができる。
本発明の請求項5に記載のガラス基板搬送用ボックスは、請求項1に記載のガラス基板搬送用ボックスであって、前記押圧体にはその幅方向中央部が両端部より突出した突状部が形成され、該押圧体の押圧時に前記ベルトが前記突状部及び両端部をガラス基板側に向けて押圧することを特徴としている。
この特徴によれば、押圧体の中央部にガラス基板側に向かう押圧力を付与できると共に、両端部に押圧力が加わっても押圧体の中央部は突出形状で変形しにくく、全体として均等な押圧力をを付与することができる。
本発明の請求項6に記載のガラス基板搬送用ボックスは、請求項1ないし5のいずれかに記載のガラス基板搬送用ボックスであって、前記ベルトの締め付け及び解放はワンタッチで行えることを特徴としている。
この特徴によれば、ベルトの締め付け及び解放操作をワンタッチで行えるので、ガラス基板の搬入出作業が手際はよく行える。
本発明の請求項7に記載のガラス基板搬送用ボックスは、請求項1ないし6のいずれかに記載のガラス基板搬送用ボックスであって、前記複数のガラス基板はその底端縁が側部支持フレームに向かっておよそ1から10°の角度範囲で下方に傾斜するように支持されていることを特徴としている。
この特徴によれば、例えば車等に搭載する場合に、後方側が上方を向くようにおよそ1°から10°の範囲でガラス基板を傾斜支持させることにより、車の発進停止に伴う慣性力を受けても、ガラス基板相互のズレ移動を抑えるのに好適である。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は本発明の実施例1におけるガラス基板搬送用ボックスであって、蓋体を取外したボックス本体の断面図、図2は同じくボックス本体の平面図、図3は図2のA−A断面図、図4はベルト着脱具の正面図、図5は押圧体の作用説明図である。
先ず図1及び2において、本発明の実施例1としての蓋体を取外して上部を開放したガラス基板搬送用ボックス1が示されており、このガラス基板搬送用ボックス1は、複数のガラス基板2を、例えばガラスメーカからデバイスメーカに移送する場合に用いられる搬送用ボックスとして使用するものであって、横長直方体で上部が開口した有底のボックス本体Cと図示しない蓋体とから成り、ボックス本体Cは底面板3と左右のボックス側壁板6a,6b及び前方及び後方の側壁板8(開閉可能な前側壁は不図示)とを組み合わせて構築されている。
4枚の側壁板6a,6b及び8ないし底面板3は、発泡スチロール樹脂(例えば発泡ポリエチレン樹脂)を両側からアルミ複合板で挟んだ断面構造となっており、アルミ複合板の最外面と最内面は導電処理のためにポリエステル樹脂系の焼き付け塗料が塗布されている。
また、ボックス本体Cの内部には、複数枚の各種サイズから成るガラス基板2の底端部と側端部を所定角度(θ=1度〜10度、好ましくは6度)に傾斜させた状態で載置する傾斜載置台が設置されている。この傾斜載置台は、直交する下部支持フレーム14aと側部支持フレーム14bとから成り、この傾斜載置台をθ度傾斜した状態でボックス本体Cの内部に安定状態で支持するために底面板3上面と右側壁板6aには底面支持板10a、側面支持板10bから成るL字形支持板10を介してスペーサ9,11が配設されている。
下側部支持フレーム14aは、例えばポリプロピレン系発泡体からなり、複数のガラス基板2の底端縁を支持する複数の平行な支持溝12aを形成した底面パッド12が貼着され、側部支持フレーム14bには、同様にガラス基板2の一方の側端縁を支持する複数の平行な支持溝13aを形成した側面パッド13が貼着されている。
そして、上記のように構築された傾斜載置台上には、図1の仮想線で一部示した如く、各種サイズのガラス基板のグループ、例えば300幅W×500高さH×0.5厚さtから成るグループ2a,350W×600H×0.5tから成るグループ2b、400W×700H×0.5tから成るグループ2cのうち、どのサイズのガラス基板グループでも同一サイズのボックス本体Cを用いて傾斜状態で載置できるようになっている。
ボックス本体Cの左側壁板6b内壁面側には、締付ベルトBの締め付けで複数のガラス基板2の他方の側端縁を側部支持フレーム14b側に向けて押圧する押圧体20が設けられ、この押圧体20は、ベルト締め付け時に複数配列されたガラス基板2の内、複数のガラス基板2の中央部近傍の側端縁を両サイドの側の複数のガラス基板2の側端縁と同程度に押圧するように構成されている。
詳しくは、押圧体20は、所定長さの押圧本体28と、この押圧本体28に支持板30を介して貼着された側面パッド26から成り、この側面パッド26には側面パッド13の支持溝13aと対応する複数の支持溝26aが形成されている。側面パッド26は、少なくとも最小サイズのガラス基板グループ2aの高さに形成されると共に対向する側面パッド13と同じ幅に形成されている。
図2に示すように、押圧本体28は、側面パッド26の横幅より長く形成され、その両端には、ガラス基板2の押圧面側から遠ざかる方向に狭小となるテ−パ面28a,28bが形成され、押圧本体28の内部には長手方向に締付ベルトBを挿通する角型のベルト挿通孔28cが形成され、このベルト挿通孔28cの両端は押圧本体28両端近傍の押圧面側に形成された一対のベルト取込み孔に連通している。
そして、後方の側壁板8及び前方の側壁板近傍には、それぞれ締め付け棒体となる一対の揺動アーム22,25が配設されており、図3に示すように、一方の揺動アーム25は、後方の側壁板8に水平に取り付けられた支持フレーム24の断面コ字型に形成された収容凹部24a内に収容され、右側壁板6a側の一端が支持軸S3により水平に揺動可能に支持されている。
また、他方の揺動アーム22は、開閉可能な図示しない前方の側壁板側に配置されており、右側壁板6a側の一端が水平且つ上下方向に揺動可能に支持されている。詳しくは、右側壁板6aの内壁面に配置された側面支持板10bに支持ブロック34が固定されており、この支持ブロック34の外側面には支持軸S2を介して外側が開放する断面コ字型の揺動ブロック32が上下方向揺動可能に支持され、この揺動ブロック32の凹溝内には揺動アーム22が支持軸S1を介して水平方向に揺動可能に支持されている。
更に、揺動アーム22の他端側は、左側壁板6b内壁面の前方開放側に固定された支持ブロック36の段付き部36aとの当接によって揺動角度が制限され、その段付き部36aの水平面によって水平移動可能に支持されている。
また、一方の揺動アーム25の内側面中間には、締付ベルトBの一端が固定具Fによって固定されており、一方のベルト取込み孔から挿入され押圧本体28内部のベルト挿通孔28cを通して他方のベルト取込み孔から取出された締付ベルトBの他端は、他方の揺動アーム22の内側から斜め貫通孔Hを通して外側面の連結具Rに連結されている。
連結具Rは、図4に示すように、締付ベルトBの他端側がタンバックルTBにより長さ調整可能に取り付けられたタングTと、このタングTを差し込むと同時に自動的に連結され、開放時にはプッシュボタンR2を押圧することで自動的に解除される受入れ具R1とから構成されている。
締付ベルトBの牽引時には、テ−パ面28a,28bが一対の揺動アーム22,25の先端側内側面に当接して、押圧本体28がの中央部近傍が側部支持フレーム14b側に向かって突状となるように変形する。
また、側面パッド26を貼着した支持板30の下端には、一対のブラケット40が取着され、その先端に形成した一対のスライドアーム38が一対の傾斜した下部支持フレーム14a両側面のガイド溝Gによってスライド可能に支持されている。したがって支持板30の前後方向の位置は下部支持フレーム14a両側面のガイド溝Gによって位置決めされることになり、側面パッド13の支持溝13aと側面パッド26の支持溝26aとを常に正確に対設させることができる。
このように構成された押圧体20は、複数のガラス基板2cの底端縁及び側端縁を底面及び側面パッド12,13の支持溝12a,13aに係止し載置した状態で、押圧本体28のベルト挿通孔28cを挿通した締付ベルトBの他端側を他方の揺動アーム22側に引き寄せ、タングTのタンバックルTBにより長さを懸吊状態に調整することでガラス基板2cの他方の側端縁を押圧することができる。
次に、押圧体20の作用につき図5を参照して説明する。
前述したように、傾斜載置台を構成すると下部支持フレーム14a上に貼着された底面パッド12の支持溝12aと、側部支持フレーム14b前面に貼着された側面パッド13の支持溝13aに底端縁と側端縁が係止されて横幅W1の大形ガラス基板2が載置されると、これらガラス基板2の他方の側端縁が押圧体20に押圧される。
押圧に際し、先ずガラス基板2の他方の側端縁それぞれを側面パッド26の支持溝12aに係止させた状態で、押圧本体28のベルト挿通孔28cを挿通した締付ベルトBの他端側を他方の揺動アーム22側に引き寄せ、タングTのタンバックルTBにより長さを懸吊状態に調整する。
締付ベルトBの懸吊によって一対の揺動アーム22,25の左側壁板6b側先端は、接近する方向に水平揺動することで、略ハ字形に形成された揺動アーム22,25の内側面が押圧本体28両端のテ−パ面28a,28bと当接し、当接力が増大すると、押圧本体28の中央に図5の点線Lで示される曲げモーメントが集中して中央部近傍側が突出変形し、ガラス基板2cの他方の側端縁を側部支持フレーム14b側に向けて押圧する。
これにより、ガラス基板2cの両端部側はベルトBの締め付け力による強い押圧作用が働き、中央部近傍は押圧本体28の突出変形により押圧されるので、複数配設されたガラス基板2cの他方の側端縁は押圧本体28により均一に押圧されることになり、従来起こりがちな中央部近傍の押圧不足によるズレを防止することができる。
デバイスメーカに移送されたガラス基板搬送用ボックス1からガラス基板2を取出す際は、蓋体を取外したのち後方の側壁板8に対設する開閉可能な前方の側壁板が開放されると、締付ベルトB他端のタングTの連結が受入れ具R1からワンタッチで開放されて他方の揺動アーム22の斜め貫通孔Hから抜き出される。
そこで、押圧体20の側面パッド26を、ブラケット40を介して図1において左方向に溝Gに沿って移動させて、ガラス基板2他方の側端縁の押圧を解放すると共に他方の揺動アーム22を、支持軸S2を中心として上方に起立させて複数のガラス基板2cが外部に取出される。
次に、小形のガラス基板2a(横幅W3)をデバイスメーカに移送する場合は、傾斜載置台上に載置されたガラス基板2aの他方の側端縁を押圧するために、押圧体20を側面パッド26と共に一対のスライドアーム38によりガイド溝Gに沿って側部支持フレーム14b側に移動する。
次いで、押圧本体28の挿通孔28cから他方の揺動アーム22の内側から斜め貫通孔Hを挿通した締付ベルトBの他端側をタンバックルTBにより引き寄せて懸吊状態にすることで、一対の揺動アーム22,25の左側壁板6b側先端が接近して押圧本体28の両端テ−パ面28a,28bが挟持され、締付ベルトB他端側のタングTを受入れ具R1に連結することで傾斜載置台上に載置されたガラス基板2aは、他方の側端縁が支持溝26aに係止された状態で押圧体20により均一に側部支持フレーム14b側に押圧保持される。
従って、ガラス基板2を、ガラス基板搬送用ボックス1に搬入させる場合に、複数のガラス基板2の一方の側端縁を側部支持フレーム14b側に、他方の側端縁を押圧体20で押さえてガラス基板2の移動を阻止でき、またサイズの異なるガラス基板2a〜2cにも対応でき、特に、締付ベルトBの締め付け時に、押圧体20が複数のガラス基板2の中央部近傍の側端縁を強く押圧できるので、締付ベルトBだけで締め付けるときに起きがちな中央近傍における複数のガラス基板2の搬送中におけるズレをなくすことができる。
また、前方及び後方の側壁板8側に、それぞれ一対の揺動アーム22,25が配設されるとともに、押圧本体28の両端部にはテーパ面28a,28bが形成され、ベルト締め付け時に、両揺動アーム22,25がテーパ面28a,28b先端を挟持することで、側面パッド26及び支持板30が押圧本体28を介して複数のガラス基板2の中央部近傍側に突出するように変形されるので、全体としてガラス基板2の両端側、中央側が均等に押圧されることになる。
更に、一対の揺動アーム22,25は水平方向に揺動自在に支持されているので、搬送すべきガラス基板2のサイズが変更して押圧体20が前後に移動しても、両揺動アーム22,25の揺動により、押圧体20の両端を挟持できる。
そして、一方の揺動アーム22は、ガラス基板2の前面が開放できるように一端が支持軸S2を介して上下方向に揺動可能に支持されており、開放時には上方に起立することができるので、揺動アーム22に邪魔されることなくガラス基板2の搬入出ができる。
そしてまた、締付ベルトBの他端側はタンバックルTBを有するタングTと受入れ具R1から成る連結具Rを介して締め付け及び解放が行なわれるようになっており、締付ベルトBの締め付け及び解放操作をプッシュボタンR2のワンタッチ操作で行えるので、ガラス基板2の搬入出作業が手際はよく行える。
更に、傾斜載置台の複数のガラス基板2を傾斜支持する角度θは、およそ1°から10°の範囲で構成されているので、例えば車等にガラス基板搬送用ボックス1を搭載する場合に、後方側が上方を向くようにおよそ1°から10°の範囲でガラス基板2を傾斜支持させることにより、車の発進停止に伴う慣性力を受けても、ガラス基板2相互のズレ移動を抑えるのに好適である。
次に、実施例2に係る押圧体に付き図6を参照して説明する。実施例1と同一部材については同一符号を付してその説明を省略する。図6は実施例2における押圧体の部分平面断面を示した押圧体の作用説明図である。
図6に示される押圧体44は、実施例1と同様に押圧本体46と、この押圧本体46に支持板30を介して貼着された側面パッド26から成り、この側面パッド26には複数の支持溝26aが形成されている。
押圧本体46は、中央部に両端部より突出した所定長さの突状部50が形成されており、この突状部50には締付ベルトBが挿通できる挿通孔50aが形成され、締付ベルトBは後方側壁板8に設けた固定具Fより、押圧本体46の端部46bより挿通孔50aを通り他方の端部46aを介して上下方向に揺動可能な揺動アーム52より図示しない連結具に固定できるように構成されている。
締付ベルトBの懸吊によりこの締付ベルトBが突状部50及びその両端部をガラス基板2側に向けて押圧することで、ガラス基板2の中央部にも突状部50からの押圧力を付与することができ、ガラス基板2の両端部に押圧力が加わっていても、押圧本体46の中央部の押圧力が低下する恐れはない。また、突状部50は厚く構成されていて、変形しにくいので、中央部が凹状に湾曲する恐れもない。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、例えば、本実施例において、押圧本体28に設けた側面パッド26には支持溝26aが形成されているが、支持溝を設けずに、単純な発泡樹脂体だけで構成したものであってもよい。
本発明の実施例1におけるガラス基板搬送用ボックスであって、蓋体を取外したボックス本体の断面図である。 同じくボックス本体の平面図である。 図2のA−A断面図である。 ベルト着脱具の正面図である。 押圧体の作用説明図である。 実施例2における押圧体の部分平面断面を示した押圧体の作用説明図である。 従来のガラス基板搬送用ボックスの外観斜視図である。
符号の説明
1 ガラス基板搬送用ボックス
2,2a〜2c ガラス基板
3 底面板
6a 右側壁板
6b 左側壁板
8 後方側壁板
9a 高スペーサ
9b 低スペーサ
10 L字形支持板
10a 底面支持板
10b 側面支持板
12 底面パッド
12a,13a 支持溝
13 側面パッド
14a 下部支持フレーム
14b 側部支持フレーム
20 押圧体
22,25 揺動アーム
24 支持フレーム
24a 収容凹部
25 揺動アーム
26 側面パッド
26a 支持溝
28 押圧本体
28a,28b テーパ面
28c ベルト挿通孔
30 支持板
32 揺動ブロック
34,36 支持ブロック
36a 段付き部
38 スライドアーム
40 ブラケット
44 押圧体
46 押圧本体
46a,46b 両端
48 ベルト挿通孔
50 突状部
50a 挿通孔
52 揺動アーム
B 締付ベルト
C ボックス本体
F 固定具
G ガイド溝
H 斜め貫通孔
R 連結具
R1 受入れ具
R2 プッシュボタン
S1〜S3 支持軸
T タング
TB タンバックル
θ 角度

Claims (7)

  1. 有底のボックス本体と蓋体から成るガラス基板搬送用ボックスであって、前記ボックス本体を構成する底面板と周囲4側壁の内の一つの側壁内に、複数のガラス基板を支持する複数の支持溝を有した下部及び側部支持フレームを設け、前記側壁と対向する側に、ベルトの締め付けで複数のガラス基板の側端縁を側部支持フレームに向けて押圧する押圧体が設けられ、前記押圧体はベルト締め付け時に複数配列されたガラス基板に内、複数のガラス基板の中央部近傍の側端縁を両サイドの側の複数のガラス基板の側端縁と同程度に押圧することを特徴とするガラス基板搬送用ボックス。
  2. 前記側壁と隣接する2つの対向する対向側壁にそれぞれ締め付け棒体が配設されるとともに、前記押圧体の両端部にはテーパ部が形成され、ベルト締め付け時に、締め付け棒体が前記テーパ部を挟持することで、押圧体が前記中央部近傍を複数のガラス基板側に突出するように変形される請求項1に記載のガラス基板搬送用ボックス。
  3. 前記締め付け棒体は側壁に設けた支持フレームにより水平方向に揺動自在に支持されている請求項2に記載のガラス基板搬送用ボックス。
  4. 前記締め付け棒体の一方はガラス基板前面が開放できるように垂直方向に開閉自在である請求項3に記載のガラス基板搬送用ボックス。
  5. 前記押圧体にはその幅方向中央部が両端部より突出した突状部が形成され、該押圧体の押圧時に前記ベルトが前記突状部及び両端部をガラス基板側に向けて押圧する請求項1に記載のガラス基板搬送用ボックス。
  6. 前記ベルトの締め付け及び解放はワンタッチで行える請求項1ないし5のいずれかに記載のガラス基板搬送用ボックス。
  7. 前記複数のガラス基板はその底端縁が側部支持フレームに向かっておよそ1から10°の角度範囲で下方に傾斜するように支持されている請求項1ないし6のいずれかに記載のガラス基板搬送用ボックス。
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