JP2005319555A - 鋸盤における切断加工方法及び鋸盤 - Google Patents

鋸盤における切断加工方法及び鋸盤 Download PDF

Info

Publication number
JP2005319555A
JP2005319555A JP2004141018A JP2004141018A JP2005319555A JP 2005319555 A JP2005319555 A JP 2005319555A JP 2004141018 A JP2004141018 A JP 2004141018A JP 2004141018 A JP2004141018 A JP 2004141018A JP 2005319555 A JP2005319555 A JP 2005319555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saw blade
cutting
saw
deflection
actual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004141018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4499475B2 (ja
Inventor
Toru Tokiwa
徹 常盤
Susumu Tsujimoto
晋 辻本
Naohito Aihara
尚仁 相原
Yoshito Ota
義人 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2004141018A priority Critical patent/JP4499475B2/ja
Publication of JP2005319555A publication Critical patent/JP2005319555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4499475B2 publication Critical patent/JP4499475B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Abstract

【課題】鋸刃のたわみ量を計算又は検知して、切削方向と鋸刃速度を調整し、背分力と切削長を制御する。
【解決手段】鋸盤1の鋸刃ハウジング7に回転自在に備えた駆動ホイール23と従動ホイール25とにエンドレス状に鋸刃Bを卷回し、この鋸刃Bを前記複数のホイール23、25の回転により走行回転せしめ、2つのバックアップユニット37,39間でガイドされる前記鋸刃Bにより被削材Wを切削する際に、被削材Wに切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を予め設定すると共に前記鋸刃Bの切削方向の実際の鋸刃たわみ量を直接的に測定する。前記実際の鋸刃たわみ量が前記たわみ量限界値を超えないように前記実際の鋸刃たわみ量に応じた切込み方向の制御をして切削加工を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、鋸盤における切断加工方法及び鋸盤に関し、特に鋸刃のたわみ量を計算又は検知して、切削方向と鋸刃速度を調整し、背分力と切削長を制御する鋸盤における切断加工方法及び鋸盤に関する。
帯鋸盤にて鋼材等の被削材を切削する際、鋸刃に対する背分力方向の力が限界値を超えると、鋸刃がたわみ、被削材の切れ曲がり現象に発展する。この切れ曲がり現象を回避するために背分力の変化を検出し、背分力方向の力が限界値を超えないように、鋸刃の切り込み速度を制御する方法が行われている。
従来、上記の背分力の変化を検出するには、鋸刃支持系全体を支えるリフトシリンダの圧力変化として捉えることが一般的であった。
また、鋸刃の下降速度制御方法としては、(1)油圧シリンダによりフローコントロールの流量制御でコントロールする方法、(2)鋸刃が下降する軸方向にエンコーダを設置して下降速度を検知し、予め設定された速度で下降するようフィードバックをかける方法、(3)油圧シリンダの背分力がかかる側に減圧弁をいれてヘッド荷重(鋸刃の背分力)を調整して下降速度を制御する方法(例えば、特許文献1参照)、などがある。なお、下降軸の駆動源としては、モータ、油圧シリンダなどがある。
実開昭52−64993号公報
ところで、従来の鋸刃の下降速度制御方法にあっては、(1)切削長が長くなると、下降速度をあげられない、(2)自動で背分力を最適調整して切り込みを上げることができない、(3)鋸刃のたわみが正確に切削速度に考慮されていない、などの問題点があった。
しかも、鋸刃のたわみを正確に把握するには、従来の油圧変化として捉える方法では間接的であり、切断性能を正確に管理するには不十分であるので、直接的に鋸刃のたわみを計測する必要がある。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の鋸盤における切断加工方法は、鋸盤の鋸刃ハウジングに回転自在に備えた駆動ホイールと従動ホイールとにエンドレス状に鋸刃を卷回し、この鋸刃を前記ホイールの回転により走行回転せしめ、2つのバックアップユニット間でガイドされる前記鋸刃により被削材を切削する際に、鋸盤の鋸刃ハウジングに回転自在に備えた駆動ホイールと従動ホイールとにエンドレス状に鋸刃を卷回し、この鋸刃を前記ホイールの回転により走行回転せしめ、2つのバックアップユニット間でガイドされる前記鋸刃により被削材を切削する際に、被削材に切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を予め設定すると共に、前記予め設定されたたわみ量限界値内で鋸刃たわみ量を制御して切削加工を行うことを特徴とするものである。
この発明の鋸盤における切断加工方法は、鋸盤の鋸刃ハウジングに回転自在に備えた駆動ホイールと従動ホイールとにエンドレス状に鋸刃を卷回し、この鋸刃を前記ホイールの回転により走行回転せしめ、2つのバックアップユニット間でガイドされる前記鋸刃により被削材を切削する際に、被削材に切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を予め設定すると共に、鋸刃たわみ量が前記たわみ量限界値に達したとき、前記鋸刃たわみ量を減少せしめる第1工程と、この第1工程の後に再び鋸刃にたわみを発生させるよう切り込みを行い鋸刃をたわませる第2工程と、を交互に繰り返して切削加工を行うことを特徴とするものである。
この発明の鋸盤における切断加工方法は、前記鋸盤における切断加工方法において、前記鋸刃の切削方向に抗して発生する実際の鋸刃たわみ量を直接的に測定し、前記実際の鋸刃たわみ量が、前記たわみ量限界値を超えないように前記実際の鋸刃たわみ量に応じて切込み方向を制御して切削加工を行うことが好ましい。
また、この発明の鋸盤における切断加工方法は、前記鋸盤における切断加工方法において、前記第1工程が、鋸刃を実際の鋸刃たわみ量以下の距離だけ切削方向と逆方向に移動させて実際の鋸刃たわみ量を減少せしめることが好ましい。
また、この発明の鋸盤における切断加工方法は、前記鋸盤における切断加工方法において、前記第1工程が、鋸刃テンションを上げて実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、前記第2工程が、鋸刃テンションを下げて再切り込みを行うことが好ましい。
また、この発明の鋸盤における切断加工方法は、前記鋸盤における切断加工方法において、前記第1工程が、鋸刃速度を上げて鋸刃の背分力を小さくして実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、前記第2工程が、鋸刃速度を下げて再切り込みを行うことが好ましい。
また、この発明の鋸盤における切断加工方法は、前記鋸盤における切断加工方法において、前記第1工程が、バックアップユニット間の距離を狭くして実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、前記第2工程が、バックアップユニット間の距離を広くして再切り込みを行うことが好ましい。
また、この発明の鋸盤における切断加工方法は、前記鋸盤における切断加工方法において、実際の鋸刃たわみ量を検知する際、揺動可能な鋸刃背分力方向支持系の傾き角を検出し、前記傾き角の検出データに基づいて実際の鋸刃たわみ量を演算することが好ましい。
この発明の鋸盤は、鋸刃ハウジングに回転自在に備えた駆動ホイールと従動ホイールとにエンドレス状に鋸刃を卷回し、2つのバックアップユニット間でガイドされる前記鋸刃で被削材を切削する構成の鋸盤において、被削材に切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を予め設定して記憶するメモリと、前記予め設定されたたわみ量限界値内で鋸刃たわみ量を制御して鋸刃の切り込みを行う指令を与える鋸刃切込み動作指令部と、を有する制御装置を備えたことを特徴とするものである。
この発明の鋸盤は、鋸刃ハウジングに回転自在に備えた駆動ホイールと従動ホイールとにエンドレス状に鋸刃を卷回し、2つのバックアップユニット間でガイドされる前記鋸刃で被削材を切削する構成の鋸盤において、前記鋸刃で被削材を切削するときの切削方向に抗して発生する実際の鋸刃たわみ量を直接的に測定する鋸刃たわみ量測定装置と、前記被削材に切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を予め設定して記憶するメモリと、前記実際の鋸刃たわみ量がたわみ量限界値に達したときに、前記実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、その後に再び鋸刃にたわみを発生させるよう切り込みを行い鋸刃をたわませる指令を与える鋸刃切込み動作指令部と、を有する制御装置を備えたことを特徴とするものである。
また、この発明の鋸盤は、前記鋸盤において、鋸刃切込み動作指令部が、鋸刃を実際の鋸刃たわみ量以下の距離だけ切削方向と逆方向に移動させて実際の鋸刃たわみ量を減少せしめる指令を与える構成であることが好ましい。
また、この発明の鋸盤は、前記鋸盤において、鋸刃切込み動作指令部が、鋸刃テンションを上げて実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、再切り込み時に鋸刃テンションを下げる指令を与える構成であることが好ましい。
また、この発明の鋸盤は、前記鋸盤において、鋸刃切込み動作指令部が、鋸刃速度を上げて鋸刃の背分力を小さくして実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、再切り込み時に鋸刃速度を下げる指令を与える構成であることが好ましい。
また、この発明の鋸盤は、前記鋸盤において、鋸刃切込み動作指令部が、バックアップユニット間の距離を狭くして実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、再切り込み時にバックアップユニット間の距離を広くする指令を与える構成であることが好ましい。
また、この発明の鋸盤は、前記鋸盤において、鋸刃たわみ量測定装置が、揺動可能な鋸刃背分力方向支持系の傾き角を検出する鋸刃傾き角検出装置を有し、制御装置が、前記傾き角の検出データに基づいて実際の鋸刃たわみ量を演算する鋸刃たわみ量演算装置を有することが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、被削材に切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を予め設定することにより、鋸刃のたわみをなくすことではなく、鋸刃はたわむことを前提にして鋸刃たわみ量が前記たわみ量限界値を超えないように鋸刃の切り込みを制御できる。
鋸刃のたわみを積極的に有効活用することで、積極的に鋸刃の切断形状を形成していくことによって、切削長を変化させて調整でき、鋸刃の背分力の調整ができる。その結果、重切削できるために加工硬化等の影響を受けにくくなり切断面の品質向上となる。また、鋸刃摩耗を少なくできるので鋸刃寿命が延びる。また、切削速度が従来よりアップするので切断時間を短くできる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1乃至は図4を参照するに、この実施の形態に係わ鋸盤としての例えば横型帯鋸盤1は、ベース3を備えており、このベース3上には図1において左右にガイドポスト5が立設されている。このガイドポスト5には、切削工具としての帯鋸刃Bを内装した鋸刃ハウジング7が案内部材9によりスライドするように上下動可能に案内されている。なお、上記鋸刃ハウジング7の上下動は、ベース3上に設けた鋸刃切込み駆動装置としての例えば昇降用油圧シリンダ11の作動によって行われる。この昇降用油圧シリンダ11の作用によって被削材であるワークWに対する帯鋸刃Bの切り込みや上昇離反を制御し得るものである。なお、昇降用油圧シリンダ11は図7に示されているように制御装置13に接続されている。
また、図1において左側の案内部材9には、鋸刃位置検知用エンコーダ15が設けられており、上記鋸刃ハウジング7の移動速度、すなわち帯鋸刃Bの切込み速度は、鋸刃位置検知用エンコーダ15により、フィードバックにて制御される。なお、鋸刃位置検知用エンコーダ15は図7に示されているように制御装置13に接続されている。
鋸刃ハウジング7は両側に離隔して左右のハウジング部17,19を備えており、左右の各ハウジング部17,19は図示しないビーム部材によって連結されており、左右のハウジング部17,19の間には帯鋸刃Bを通過せしめるハウジング部21が前記ビーム部材に沿って備えられている。なお、上記の案内部材9は左右のハウジング部17,19に一体的に固定されている。
鋸刃ハウジング7のハウジング部17,19には駆動ホイール23、従動ホイール25がそれぞれ軸27、29を介して内装されており、駆動ホイール23と従動ホイール25にはエンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されている。駆動ホイール23の軸27には鋸刃モータ31が連動連結されている。この鋸刃モータ31を駆動させると、軸27を介して駆動ホイール23が回転されるから、駆動ホイール23と従動ホイール25に掛回された帯鋸刃BがワークWを切削すべく走行駆動される。
なお、上記のハウジング部19は、図示しないテンションユニットにより図1において左右方向に移動調整可能に構成されており、これに伴って、従動ホイール25が左右方向に移動されて帯鋸刃Bのテンションが調整される。
図5を併せて参照するに、上記の案内部材9には固定インサート33(「右ブレードガイド」ともいう)、移動インサート35(「左ブレードガイド」ともいう)が装着されており、この固定インサート33と移動インサート35の各先端に設けたバックアップユニット37,39とにより、帯鋸刃BがワークWを切削する切削領域Sにおいて、帯鋸刃Bの刃先部が垂直下方を向くように帯鋸刃Bが案内支持されている。また、固定インサート33は案内部材9に固定的に取り付けられており、移動インサート35はワークWの大きさに対応すべく位置調節自在に例えば駆動シリンダやボールねじ等の駆動手段を介して案内部材9に取り付けられている。
また、固定インサート33及び移動インサート35の各バックアップユニット37,39には、図6に示されているように、帯鋸刃Bの鋸背に常時当てられ且つ支軸41を中心に揺動自在な鋸刃背分力方向支持系としてのバックアップホルダ43,45が備えられている。この各バックアップホルダ43,45の傾き角度θは前記各バックアップユニット37,39に設けた図示しない鋸刃傾き角度検出装置により検出される。
また、ベース3の上部にはワークWを載置するワークテーブル47が設けられており、このワークテーブル47にはワークWを挟持固定自在の基準バイスジョー49と可動バイスジョー51とからなる本体バイス装置53が設けられている。より詳細には、基準バイスジョー49は、ワークWの幅方向の基準バイスラインBLに設けられ、可動バイスジョー51は基準バイスジョー49に対して接近離反する方向へ移動自在に設けられている。
図7を参照するに、制御装置13は、中央処理装置としてのCPU55に、ワークWを切削するための加工条件や、ワークWに切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値や、このたわみ量限界値を超えない値であって予め設定したたわみ量設定値Ws、などの種々のデータを入力するための入力装置57と表示装置59と、入力されたデータを記憶するメモリ61が接続されている。
また、上記のCPU55には、鋸刃傾き角度検出装置63による検出データとバックアップユニット位置検出装置65による検出データとから実際の鋸刃たわみ量Waを演算する鋸刃たわみ量演算装置67と、前記実際の鋸刃たわみ量Waが前記たわみ量設定値Wsに達したことを比較判断する比較判断装置69と、実際の鋸刃たわみ量Waがたわみ量設定値Wsに達したときに、帯鋸刃Bを実際の鋸刃たわみ量Wa以下の距離だけ上昇せしめる指令を昇降用油圧シリンダ11(鋸刃切込み駆動装置)に与える切込み動作指令部71と、が接続されている。
なお、この実施の形態の鋸刃たわみ量測定装置は、上記の鋸刃傾き角度検出装置63と、バックアップユニット位置検出装置65と、制御装置13の鋸刃たわみ量演算装置67とから構成されている。
上記構成により、鋸刃モータ31の回転駆動により駆動ホイール23が回転し、駆動ホイール23と従動ホイール25にエンドレスに掛回された帯鋸刃Bが走行回転する。
切削領域Sの帯鋸刃Bは、固定インサート33のバックアップユニット37と移動インサート35のバックアップユニット39との間で下向き垂直に案内支持され、且つ移動インサート35の側から固定インサート33の側へ向かう方向に走行回転しながら、鋸刃ハウジング7が昇降用油圧シリンダ11によって下降することにより、基準バイスジョー49と可動バイスジョー51で固定されたワークWが上記の帯鋸刃Bにて切断加工される。
上記の切断加工が行われる時、図5(A)及び図8に示されているように、帯鋸刃Bは各バックアップユニット37,39の間で次第にたわみ量が大きくなっていく。このたわみ量は、図6に示されているようにバックアップホルダ43,45の傾き角度θ、すなわち帯鋸刃Bの傾き角度θが鋸刃傾き角度検出装置63(図7を参照)により検出される。また、各バックアップユニット37,39の位置がバックアップユニット位置検出装置65により検出される。前記帯鋸刃Bの傾き角度θとバックアップユニット37,39の位置の検出データに基づいて、制御装置13の鋸刃たわみ量演算装置67によって実際の帯鋸刃Bの中央部の鋸刃たわみ量Waが演算されて測定される。
なお、ワークWに切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を超えないたわみ量設定値Wsが予め設定されており、前記たわみ量設定値Wsがメモリ61に記憶されている。この実施の形態では、前記たわみ量設定値Wsとしては2つの設定値が予め設定されており、例えば図9に示されているように、鋸刃速度を30m/minから40m/minにアップするよう切り換えるための第1たわみ量設定値Wsが予め設定されており、この第1たわみ量設定値Wsは2mmとしている。また、帯鋸刃Bの下降を停止し、且つ瞬時に上昇させるための第2たわみ量設定値Wsが予め設定されており、この第2たわみ量設定値Wsは3mmとしている。
したがって、切断加工が行われるにつれて、次第に鋸刃たわみ量Waが大きくなってゆき、図8に示されているように、例えばワークWの表面から6mm切込まれたときに、実際の鋸刃たわみ量Waが3mmとなり、鋸刃たわみ量演算装置67によって演算測定される。このとき、実際の鋸刃たわみ量Waがたわみ量設定値Wsに達したことが比較判断装置69により判断されるので、切込み動作指令部71では昇降用油圧シリンダ11(鋸刃切込み駆動装置)に指令を与えて、図5(B)に示されているように一旦切込みを停止し、瞬時に帯鋸刃Bを実際の鋸刃たわみ量Wa以下の距離だけ上昇せしめる。この実施の形態では図8に示されているように帯鋸刃Bが3mmだけ上昇される。
図9を併せて参照するに、この後、再び帯鋸刃Bを下降させて再切り込みの切削加工が行われる。この再切り込みの際に、図8の点線で示されているように、次第に鋸刃たわみ量Waが大きくなってゆき、再切り込みから5mm切り込まれたときに、実際の鋸刃たわみ量Waが2mmとなり、第1たわみ量設定値Ws1に達したので、鋸刃速度が30m/minから40m/minにアップするよう切り換えられる。
さらに、再切り込みから10mm切込まれたときに、実際の鋸刃たわみ量Waが3mmとなり、第2たわみ量設定値Ws2に達したので、図8及び図9に示されているように、鋸刃切込みを一旦停止し、瞬時に帯鋸刃Bが実際の鋸刃たわみ量Wa以下の距離の分の3mmだけ上昇される。
次いで、2回目の再切り込みが行われる。以上の切り込み動作が繰り返されて、ワークWの切断完了まで切削加工が行われる。
以上のように再切り込みの動作が繰り返されることにより、再切り込みの際は、図5(B)に示されているように、帯鋸刃Bのたわみを抑えてワークWの中央の頂点から切削することになるので切削長が短くなり、図5(C)に示されているように、次第に帯鋸刃BがたわむことによりワークWの両側が切断されるので切削長が短くなり、切れ曲がりの現象を回避できる。つまり、図5(D)に示されているように、Bの部分が図5(B)の状態で切削される領域であり、Cの部分が図5(C)の状態で切削される領域である。
したがって、帯鋸刃Bの実際の鋸刃たわみ量Waを直接的に検出することにより、帯鋸刃Bの背分力の大きさを把握でき、また、たわみ量限界値を超えないように帯鋸刃Bの切り込み方向の制御が可能となる。
帯鋸刃Bのたわみを積極的に有効活用することで、積極的に帯鋸刃Bの切断形状を形成していくことによって、切削長を変化させて調整でき、帯鋸刃Bの背分力の調整ができる。その結果、(1)重切削できるために加工硬化等の影響を受けにくくなり切断面の品質向上となる、(2)鋸刃摩耗を少なくできるので鋸刃寿命が延びる、(3)切削速度が従来よりアップするので切断時間を短くできる、等の効果がある。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。この実施の形態では鋸盤として横型帯鋸盤を例にとって説明したが縦型帯鋸盤およびその他の帯鋸盤であっても構わない。
また、帯鋸刃Bを下降させる方法並びに鋸刃切込み駆動装置としては、前述した油圧シリンダ11による流量制御の方法の他に、モータ(例えばサーボモータ)で駆動されるボールねじ及び前記ボールねじに螺合するナット部材による方式、あるいはラックピニオン方式,ネジ駆動方式、電動シリンダ方式等の方法であっても構わない。
また、鋸刃ハウジング7の昇降動作のガイドとしては、前述したポストガイド5の他に、LMガイド、ローラーガイド等の方法であっても構わない。
また、帯鋸刃Bの下降方向のたわみ量を変化させて切削長を調整する方法としては、前述した実施の形態では帯鋸刃Bの下降を停止し、且つ上昇させることにより鋸刃たわみ量Waを変化させる方法について説明したが、図10(A),(B)に示されているように、左右バックアップユニット37,39の位置を変えることにより、切削スパンLが変わるために鋸刃たわみ量Waが変わる。すなわち、切削スパンLを広げると鋸刃たわみ量Waが大きくなり、切削スパンLを狭くすると鋸刃たわみ量Waが減少する。これを繰り返す方法であっても構わない。
あるいは、図11(A),(B)に示されているように、鋸刃テンションを変えて鋸刃たわみ量Waを変化させる方法であっても構わない。すなわち、鋸刃テンションを小さくすると鋸刃たわみ量Waが大きくなり、鋸刃テンションを小さくすると鋸刃たわみ量Waが減少する。なお、帯鋸刃Bのテンションは、図示しないテンションユニットにより、ハウジング部19が図1において左右方向に移動調整され、従動ホイール25が左右方向に移動されて調整される。
あるいは、鋸刃速度を上げて背分力を小さくすることにより、鋸刃たわみ量Waを小さくさせる方式であっても構わない。すなわち、鋸刃速度を下げると鋸刃たわみ量Waが大きくなり、鋸刃速度を上げると鋸刃たわみ量Waが減少する。
帯鋸刃Bの下降方向の鋸刃たわみ量Waを検知する方法としては、前述した実施の形態のバックアップホルダ43,45の傾きを検知して測定する方法の他に、図12に示されているように、バックアップユニット37,39に支軸73を中心に揺動自在に備えたアームレバー75及びその先端のローラ77等を帯鋸刃Bの鋸背に当てて、その変位量で検知する方法であっても構わない。あるいは、鋸刃切込み駆動装置がモータで駆動されるボールねじ及びナット部材による方式の場合、前記モータの電流を検知することにより帯鋸刃Bのたわみ量を測定する方法であっても、あるいは、前述した実施の形態の昇降用油圧シリンダ11の圧力を測定することにより鋸刃たわみ量を測定する方法であっても構わない。
この発明の実施の形態の横型帯鋸盤の正面図である。 図1の横型帯鋸盤の切断加工の動作説明図である。 図1の平面図である。 図1の右側面図である。 (A)〜(D)は切断加工時における鋸刃の状態説明図である。 バックアップホルダによる鋸刃の傾き角の検出の状態説明図である。 制御装置のブロック構成図である。 切断加工時における鋸刃の状態説明図である。 切断加工時における鋸刃の状態を説明するグラフ図である。 (A)、(B)は、この発明の他の実施の形態の鋸刃たわみ量の調整方法を示す状態説明図である。 (A)、(B)は、この発明の他の実施の形態の鋸刃たわみ量の調整方法を示す状態説明図である。 この発明の他の実施の形態の鋸刃たわみ量の検出方法を示す状態説明図である。
符号の説明
1 横型帯鋸盤(鋸盤)
5 ガイドポスト
7 鋸刃ハウジング
9 案内部材
11 昇降用油圧シリンダ(鋸刃切込み駆動装置)
13 制御装置
15 鋸刃位置検知用エンコーダ
17,19,21 ハウジング部
23 駆動ホイール
25 従動ホイール
31 鋸刃モータ
33 固定インサート
35 移動インサート
37,39 バックアップユニット
41 支軸
43,45 バックアップホルダ
53 本体バイス装置
55 CPU
61 メモリ
63 鋸刃傾き角度検出装置
65 バックアップユニット位置検出装置
67 鋸刃たわみ量演算装置
69 比較判断装置
71 切込み動作指令部
73 支軸
75 アームレバー
77 ローラ
B 帯鋸刃(鋸刃)
W ワーク(被削材)
Ws たわみ量設定値
Wa 実際の鋸刃たわみ量

Claims (15)

  1. 鋸盤の鋸刃ハウジングに回転自在に備えた駆動ホイールと従動ホイールとにエンドレス状に鋸刃を卷回し、この鋸刃を前記ホイールの回転により走行回転せしめ、2つのバックアップユニット間でガイドされる前記鋸刃により被削材を切削する際に、
    被削材に切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を予め設定すると共に、
    前記予め設定されたたわみ量限界値内で鋸刃たわみ量を制御して切削加工を行うことを特徴とする鋸盤における切断加工方法。
  2. 鋸盤の鋸刃ハウジングに回転自在に備えた駆動ホイールと従動ホイールとにエンドレス状に鋸刃を卷回し、この鋸刃を前記ホイールの回転により走行回転せしめ、2つのバックアップユニット間でガイドされる前記鋸刃により被削材を切削する際に、
    被削材に切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を予め設定すると共に、鋸刃たわみ量が前記たわみ量限界値に達したとき、前記鋸刃たわみ量を減少せしめる第1工程と、この第1工程の後に再び鋸刃にたわみを発生させるよう切り込みを行い鋸刃をたわませる第2工程と、を交互に繰り返して切削加工を行うことを特徴とする鋸盤における切断加工方法。
  3. 前記鋸刃の切削方向に抗して発生する実際の鋸刃たわみ量を直接的に測定し、前記実際の鋸刃たわみ量が、前記たわみ量限界値を超えないように前記実際の鋸刃たわみ量に応じて切込み方向を制御して切削加工を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の鋸盤における切断加工方法。
  4. 前記第1工程が、鋸刃を実際の鋸刃たわみ量以下の距離だけ切削方向と逆方向に移動させて実際の鋸刃たわみ量を減少せしめることを特徴とする請求項2又は3記載の鋸盤における切断加工方法。
  5. 前記第1工程が、鋸刃テンションを上げて実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、前記第2工程が、鋸刃テンションを下げて再切り込みを行うことを特徴とする請求項2又は3記載の鋸盤における切断加工方法。
  6. 前記第1工程が、鋸刃速度を上げて鋸刃の背分力を小さくして実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、前記第2工程が、鋸刃速度を下げて再切り込みを行うことを特徴とする請求項2又は3記載の鋸盤における切断加工方法。
  7. 前記第1工程が、バックアップユニット間の距離を狭くして実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、前記第2工程が、バックアップユニット間の距離を広くして再切り込みを行うことを特徴とする請求項2又は3記載の鋸盤における切断加工方法。
  8. 実際の鋸刃たわみ量を検知する際、揺動可能な鋸刃背分力方向支持系の傾き角を検出し、前記傾き角の検出データに基づいて実際の鋸刃たわみ量を演算することを特徴とする請求項1乃至は7のうちの何れかに記載の鋸盤における切断加工方法。
  9. 鋸刃ハウジングに回転自在に備えた駆動ホイールと従動ホイールとにエンドレス状に鋸刃を卷回し、2つのバックアップユニット間でガイドされる前記鋸刃で被削材を切削する構成の鋸盤において、
    被削材に切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を予め設定して記憶するメモリと、前記予め設定されたたわみ量限界値内で鋸刃たわみ量を制御して鋸刃の切り込みを行う指令を与える鋸刃切込み動作指令部と、を有する制御装置を備えたことを特徴とする鋸盤。
  10. 鋸刃ハウジングに回転自在に備えた駆動ホイールと従動ホイールとにエンドレス状に鋸刃を卷回し、2つのバックアップユニット間でガイドされる前記鋸刃で被削材を切削する構成の鋸盤において、
    前記鋸刃で被削材を切削するときの切削方向に抗して発生する実際の鋸刃たわみ量を直接的に測定する鋸刃たわみ量測定装置と、前記被削材に切れ曲がりが発生するときのたわみ量限界値を予め設定して記憶するメモリと、前記実際の鋸刃たわみ量がたわみ量限界値に達したときに、前記実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、その後に再び鋸刃にたわみを発生させるよう切り込みを行い鋸刃をたわませる指令を与える鋸刃切込み動作指令部と、を有する制御装置を備えたことを特徴とする鋸盤。
  11. 鋸刃切込み動作指令部が、鋸刃を実際の鋸刃たわみ量以下の距離だけ切削方向と逆方向に移動させて実際の鋸刃たわみ量を減少せしめる指令を与える構成であることを特徴とする請求項9又は10記載の鋸盤。
  12. 鋸刃切込み動作指令部が、鋸刃テンションを上げて実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、再切り込み時に鋸刃テンションを下げる指令を与える構成であることを特徴とする請求項9又は10記載の鋸盤。
  13. 鋸刃切込み動作指令部が、鋸刃速度を上げて鋸刃の背分力を小さくして実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、再切り込み時に鋸刃速度を下げる指令を与える構成であることを特徴とする請求項9又は10記載の鋸盤。
  14. 鋸刃切込み動作指令部が、バックアップユニット間の距離を狭くして実際の鋸刃たわみ量を減少せしめ、再切り込み時にバックアップユニット間の距離を広くする指令を与える構成であることを特徴とする請求項9又は10記載の鋸盤。
  15. 鋸刃たわみ量測定装置が、揺動可能な鋸刃背分力方向支持系の傾き角を検出する鋸刃傾き角検出装置を有し、制御装置が、前記傾き角の検出データに基づいて実際の鋸刃たわみ量を演算する鋸刃たわみ量演算装置を有することを特徴とする請求項9乃至は14のうちの何れかに記載の鋸盤。

JP2004141018A 2004-05-11 2004-05-11 帯鋸盤 Expired - Fee Related JP4499475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004141018A JP4499475B2 (ja) 2004-05-11 2004-05-11 帯鋸盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004141018A JP4499475B2 (ja) 2004-05-11 2004-05-11 帯鋸盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005319555A true JP2005319555A (ja) 2005-11-17
JP4499475B2 JP4499475B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=35467203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004141018A Expired - Fee Related JP4499475B2 (ja) 2004-05-11 2004-05-11 帯鋸盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4499475B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014028428A (ja) * 2013-09-30 2014-02-13 Hitachi Koki Co Ltd 往復動工具
CN107900454A (zh) * 2017-11-10 2018-04-13 东莞市益松数控科技有限公司 使用线性锯加工板材的方法和数控锯床设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6263008A (ja) * 1985-09-13 1987-03-19 Daito Seiki Kk 帯鋸盤
JP2002192420A (ja) * 2000-12-25 2002-07-10 Daito Seiki Kk 帯鋸盤
JP2003334719A (ja) * 2002-05-13 2003-11-25 Amada Eng Center Co Ltd 帯鋸盤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6263008A (ja) * 1985-09-13 1987-03-19 Daito Seiki Kk 帯鋸盤
JP2002192420A (ja) * 2000-12-25 2002-07-10 Daito Seiki Kk 帯鋸盤
JP2003334719A (ja) * 2002-05-13 2003-11-25 Amada Eng Center Co Ltd 帯鋸盤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014028428A (ja) * 2013-09-30 2014-02-13 Hitachi Koki Co Ltd 往復動工具
CN107900454A (zh) * 2017-11-10 2018-04-13 东莞市益松数控科技有限公司 使用线性锯加工板材的方法和数控锯床设备
CN107900454B (zh) * 2017-11-10 2024-05-14 东莞市益松数控科技有限公司 使用线性锯加工板材的方法和数控锯床设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4499475B2 (ja) 2010-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006239854A (ja) 工作機械
JP5369205B2 (ja) 切込み加工時、逃げ加工時の加工傷を低減するワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工方法
KR102335671B1 (ko) 반도체 배관용 커팅장치
US20130336736A1 (en) Cutting resistance analysis device, cutting and machining device equipped with same, and cutting resistance analysis program
JP4499475B2 (ja) 帯鋸盤
JP5184056B2 (ja) 横型帯鋸盤における切断加工終了点検出方法
CA1232183A (en) Method and apparatus for controlling the feeding of a bandsaw blade in bandsaw machines
EP3356072A1 (en) Multi-wire frame and method for cutting blocks of stone material into slabs
NO327943B1 (no) Fremgangsmate og anordning for bombering av bandsag-trinsehjul, og anvendelse av en slik anordning.
JP4512498B2 (ja) ベルトスリーブの走行線制御方法、及びベルトスリーブの走行線制御装置
JP2774448B2 (ja) 帯鋸盤の切れ曲がり防止装置
JP6524190B2 (ja) 帯鋸盤
JP2725782B2 (ja) 鋸盤におけるワーク切断方法及び鋸盤
JP2019118913A (ja) パネルベンダー及びその動作方法
WO2022196508A1 (ja) 横型帯鋸盤
JP2859873B2 (ja) 帯鋸盤
JP4889546B2 (ja) トロリ線の摺動面切削装置
JPS5820729B2 (ja) 鋸盤の切込制御方法
JP2001138123A (ja) 切削装置および切削方法
JP2831692B2 (ja) 鋸刃による切断方法
JPS58196920A (ja) 鋸盤の切削制御方法
JPH02262912A (ja) 鋸刃による切断方法
JPH06114626A (ja) 鋸盤の切曲り矯正方法とその装置
JPS594247B2 (ja) 帯鋸盤における切込速度制御方法および装置
KR20100030928A (ko) 톱날 이동식 띠톱 기계

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100415

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4499475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees