JP2005319232A - 遊技機 - Google Patents

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Takaaki Ichihara
高明 市原
Seiichiro Fukushima
征一郎 福島
Toru Saiki
徹 斎木
Hiroshi Ishii
浩 石井
Koji Murase
幸次 村瀬
Yukiyoshi Endo
之誉 遠藤
Kenichi Eguchi
健一 江口
Kazuhiko Sukai
和彦 須貝
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Abstract

【課題】 遊技者を飽きさせることのない表示手段を有する遊技機を提供する。
【解決手段】 パチンコ機101において、装飾図柄用可変表示装置120の装飾図柄の表示が、大入賞口107の開放動作又は特別図柄用可変表示装置110の表示に同期する同期状態と、非同期となる非同期状態を形成可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。
従来、例えばパチンコ機のような遊技機において、遊技盤面に種々の表示装置を備えた構成が公知である(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載のパチンコ機は、始動入賞口にパチンコ球が入賞することによって特別図柄を可変表示可能な特別図柄用可変表示装置と、当該特別図柄用可変表示装置に同期して装飾図柄を可変表示可能な装飾図柄用可変表示装置を備えている。特別図柄用可変表示装置の表示結果が大当たり状態になる場合には、装飾図柄用可変表示装置の表示結果も大当たり状態にされ、特別図柄用可変表示装置の表示結果がはずれ状態になる場合には、装飾図柄用可変表示装置の表示結果もはずれ状態にされる。
ところで、この種のパチンコ機の設計に際しては、特に、遊技者に表示的な面白味を付与するのに有効な表示装置を構築することによって、遊技者を飽きさせることのない構成を実現したいという要請が高い。ところが、特許文献1に記載の構成のパチンコ機では、特別図柄用可変表示装置は、パチンコ球が始動入賞口に入賞した場合に特別図柄の可変表示を行い、また装飾図柄用可変表示装置は、特別図柄用可変表示装置の表示結果を、単に肥大化させて同期表示させているに過ぎない。従って、遊技者が遊技盤面にパチンコ球を打ち出しているにも関わらず当該パチンコ球が始動入賞口に入賞しないときには、遊技盤面の中でもとりわけ遊技者の目をひき易い特別図柄や装飾図柄が可変表示されず、遊技者に表示的な面白味を付与することができないため、遊技者が飽きてしまう場合がある。
特開平9−122309号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、遊技者を飽きさせることのない表示手段を有する遊技機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される。なお、本明細書でいう「遊技機」としては、表示装置を有するパチンコ機、スロットマシンなどの遊技機が典型的なものである。
(本発明の第1発明)
前記課題を解決する本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技機である。請求項1に記載のこの遊技機は、抽選手段、抽選結果表示手段、演出表示手段、入賞手段、第1の制御手段及び第2の制御手段を少なくとも備える。
本発明の抽選手段は、所定の遊技条件の成立に起因して抽選を行う機能を有する手段である。具体的には、パチンコ機のような遊技機において、遊技球が始動入賞口に入賞したときに所定の遊技条件が成立したとして当たりに関する抽選を行う手段が本発明における抽選手段に相当する。
本発明の抽選結果表示手段は、抽選手段における抽選結果を表示可能な表示手段である。典型的には、特別図柄等の情報を表示可能な「7セグメント型」の表示装置を用いて本発明の抽選結果表示手段が構成される。この抽選結果表示手段は、例えば、表示画面に複数の特別図柄を変動表示させたのちに停止表示させ、このときに表示する複数の特別図柄の組み合わせによって抽選結果を表示する。抽選結果が当たりの場合には、当たりであることを示す特別図柄の組み合わせを表示画面に表示し、抽選結果がはずれの場合には、はずれであることを示す特別図柄の組み合わせを表示画面に表示する。これにより、遊技者は、抽選結果が当たりであるか或いははずれかであるかを表示画面の表示内容によって認識する。
本発明の演出表示手段は、抽選手段における抽選結果と連動して演出の表示が可能な表示手段である。この演出表示手段は、抽選手段における抽選結果が遊技者に有利な抽選結果である場合に遊技者に有利な演出を表示する。典型的には、演出用の装飾図柄や、装飾ランプなどを表示可能な「液晶型」の表示装置を用いて本発明の演出表示手段が構成される。
本発明の入賞手段は、抽選結果が所定の抽選結果になると開放動作する手段である。典型的には、抽選手段における抽選結果が遊技者に有利な抽選結果である場合に開放制御される入賞口、例えば大入賞口を用いて本発明の入賞手段が構成される。
本発明の第1の制御手段は、抽選結果表示手段に関する制御を行う機能を有する。また、本発明の第2の制御手段は、第1の制御手段から出力される信号に基づいて演出表示手段に関する制御を行う機能を有する。本発明では、これら第1の制御手段及び第2の制御手段を、単一の制御手段として構成することもできる。また、本発明では、抽選手段を、必要に応じて第1の制御手段や第2の制御手段に組み込んで、単一の制御手段として構成することもできる。
本発明において、第2の制御手段は、演出表示手段を、同期モードと非同期モードとに制御可能な機能を有する。同期モードにおいては、演出表示手段における演出の表示が入賞手段の開放動作と同期(シンクロ)する。一方、非同期モードにおいては、演出表示手段における演出の表示が入賞手段の開放動作に対し非同期となる。すなわち、非同期モードに制御されている演出表示手段は、入賞手段が開放動作する時期に関わらず独立して演出の表示を行う。なお、本発明でいう「同期モード」及び「非同期モード」に関し、同期の状態あるいは非同期の状態が形成される時間は、秒単位の短い時間であってもよいし、分単位の比較的長い期間であってもよい。
(本発明の第2発明)
前記課題を解決する本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの遊技機である。請求項2に記載のこの遊技機は、抽選手段、抽選結果表示手段、演出表示手段、第1の制御手段及び第2の制御手段を少なくとも備える。本発明の抽選手段、抽選結果表示手段、演出表示手段、第1の制御手段は、請求項1に記載の抽選手段、抽選結果表示手段、演出表示手段、第1の制御手段と同様の機能を有する。
本発明の第2の制御手段は、演出表示手段を、当該演出表示手段における演出の表示が抽選結果表示手段の表示と同期する同期モードと、非同期となる非同期モードとに制御可能になっている。これにより、同期モードにおいては、演出表示手段における演出の表示が抽選結果表示手段における抽選結果の表示、例えば停止表示や変動表示と同期(シンクロ)する。一方、非同期モードにおいては、演出表示手段における演出の表示が抽選結果表示手段における抽選結果の表示に対し非同期となる。すなわち、非同期モードに制御されている演出表示手段は、抽選結果表示手段において抽選結果の表示が行われる時期に関わらず独立して演出の表示を行う。
(本発明の第3発明)
前記課題を解決する本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの遊技機である。請求項3に記載のこの遊技機では、請求項2に記載の同期モードにおいて、演出表示手段における演出の表示は、抽選手段が所定の抽選結果になったときに抽選結果表示手段が表示する抽選結果の表示と同期するように制御される。例えば、遊技者に有利な抽選結果になったときに、当該抽選結果に対応した演出、例えば当たり演出を、抽選結果表示手段の抽選結果の表示に同期させて演出表示手段に表示させる。ここでいう「所定の抽選結果」の典型例は、抽選結果が当たりの場合であるが、その他、遊技者に報知したい各種の抽選結果も本発明における「所定の抽選結果」に包含される。
(本発明の第4発明)
前記課題を解決する本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの遊技機である。請求項4に記載のこの遊技機では、請求項2または請求項3に記載の同期モードにおいて、演出表示手段における演出の表示は、抽選手段が所定の遊技条件の成立に起因して初期の抽選を行ったときに抽選結果表示手段が表示する抽選結果の表示と同期するように制御される。ここでいう「初期の抽選」とは、典型的には、抽選結果表示手段が抽選結果を表示しておらず、また抽選結果の表示を保留していない状態において、抽選手段が行う抽選であって、具体的には、遊技機の電源が投入された後(電源初期投入後)に、遊技者が遊技を開始して第1回目の始動入賞によって行われる抽選や、遊技者が遊技を中止して所定時間経過後に、同一または別の遊技者が遊技を開始して第1回目の始動入賞によって行われる抽選などがある。
(本発明の第5発明)
前記課題を解決する本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの遊技機である。請求項5に記載のこの遊技機は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の構成において、移行制御手段を有する。この移行制御手段は、抽選手段の抽選結果が遊技者に有利な抽選結果である場合に、演出表示手段を非同期モードから同期モードへと移行制御する機能を有する。これにより、抽選手段における抽選結果が遊技者に有利な所定の抽選結果であるような場合、典型的には抽選結果が当たりの場合には、非同期モードから同期モードへの移行制御が行なわれる。なお、この移行制御手段は、第1の制御手段や第2の制御手段に組み込まれてもよい。
(本発明の第6発明)
前記課題を解決する本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの遊技機である。請求項6に記載のこの遊技機では、請求項5に記載の移行制御手段は、演出表示手段を非同期モードから同期モードへと移行制御する際、当該演出表示手段の表示態様を同期移行調整する期間を設定する構成になっている。ここでいう「同期移行調整」とは、演出表示手段の表示態様が非同期モードから同期モードへと移行する際に、違和感のない円滑な表示態様の移行(切り替え)を行うことができるような調整態様を広く含む。
(本発明の第7発明)
前記課題を解決する本発明の第7発明は、請求項7に記載されたとおりの遊技機である。請求項7に記載のこの遊技機では、請求項6に記載の移行制御手段は、同期モードへの移行制御の際、演出表示手段が演出の表示を進行中である場合には、同期移行調整期間内において当該演出の表示を中断し又は切り上げる制御を行う。また、この移行制御手段は、そのときに抽選結果表示手段が表示中の抽選結果の残りの変動時間又は入賞装置が開放動作するまでの残りの時間に対応した変動時間の所定の演出を、演出表示手段に表示させる制御を行う。これにより、演出表示手段における表示の変動停止タイミングが、抽選結果表示手段における表示の変動停止タイミング又は入賞装置が開放動作するタイミングと合致することとなる。
(本発明の第8発明)
前記課題を解決する本発明の第8発明は、請求項8に記載されたとおりの遊技機である。請求項8に記載のこの遊技機では、請求項6に記載の移行制御手段は、同期モードへの移行制御の際、演出表示手段が演出の表示を停止中である場合には、同期移行調整期間内において演出表示手段の演出の表示を開始させる制御を行う。また、この移行制御手段は、抽選結果表示手段が表示中の抽選結果の残りの変動時間又は入賞装置が開放動作するまでの残りの時間に対応した変動時間の所定の演出を、演出表示手段に表示させる制御を行う。これにより、演出表示手段における表示の変動停止タイミングが、抽選結果表示手段における表示の変動停止タイミング又は入賞装置が開放動作するタイミングと合致することとなる。
請求項1に記載の遊技機では、演出表示手段は、入賞手段の開放動作と同期する同期モードと、当該入賞手段の開放動作と同期しない非同期モードを形成可能である。従って、同期モードと非同期モードの両方が設定されることによって、同期モードのみの設定の場合に比して、演出表示手段が独立して演出を表示する時間が増えることとなり、結果として表示手段の全体としての可変表示時間を長くすることが可能となる。表示手段の全体としての可変表示時間が長くなることで、遊技者の目をひき易くなり、遊技者を飽きさせることのない表示手段の構成が実現されることとなる。また、演出表示手段における演出の表示を、入賞手段、例えば大入賞口の開放動作と同期させる構成によれば、演出の表示を同期させるまでの時間を比較的長くとることができ、同期のための制御がやり易いという利点がある。
また、請求項2に記載の遊技機では、演出表示手段は、抽選結果表示手段における抽選結果の表示と同期する同期モードと、当該抽選結果の表示と同期しない非同期モードを形成可能である。従って、同期モードと非同期モードの両方が設定されることによって、同期モードのみの設定の場合に比して、演出表示手段が独立して演出を表示する時間が増えることとなり、結果として抽選結果表示手段及び演出表示手段の全体としての可変表示時間を長くすることが可能となる。表示手段の全体としての可変表示時間が長くなることで、遊技者の目をひき易くなり、遊技者を飽きさせることのない表示手段の構成が実現されることとなる。
また、請求項3に記載の遊技機では、演出表示手段における演出の表示が、抽選手段が所定の抽選結果になったときに抽選結果表示手段が表示する抽選結果の表示と同期するため、抽選手段が所定の抽選結果になったことが遊技者に判り易い。
また、請求項4に記載の遊技機では、演出表示手段における演出の表示が、抽選手段が所定の遊技条件の成立に起因して初期の抽選を行ったときに抽選結果表示手段が表示する抽選結果の表示と同期するため、初期の抽選後における抽選結果表示手段の変動開始のタイミングが遊技者に判り易い。
また、請求項5に記載の遊技機では、抽選手段の抽選結果が遊技者に有利な抽選結果である場合に、演出表示手段が非同期モードから同期モードへ移行するため、抽選結果表示手段及び演出表示手段の協働によって、遊技者の期待感を高める演出を行うことが可能となる。
また、請求項6に記載の遊技機では、同期モードへの移行前の同期移行調整期間において、演出表示手段の表示態様が同期移行調整されるため、非同期モードから同期モードへと演出表示手段の表示態様を違和感なく移行させることが可能となる。
また、請求項7に記載の遊技機によれば、非同期モードから同期モードへの移行の際、演出表示手段が演出の表示を進行中である場合でも、当該演出表示手段の表示態様を違和感なく移行させることが可能となる。
また、請求項8に記載の遊技機によれば、非同期モードから同期モードへの移行の際、演出表示手段が演出の表示を停止中である場合でも、当該演出表示手段の表示態様を違和感なく移行させることが可能となる。
本発明の「遊技機」の一実施の形態であるパチンコ機101につき図面を用いて詳細に説明する。まず、図1を参照しつつ、パチンコ機101の全体構成を説明する。ここで、図1には本発明における一実施の形態のパチンコ機101の全体構成が示される。
図1に示すパチンコ機101は、いわゆる「第1種パチンコ機」と呼称される機種である。このパチンコ機101の遊技盤103面には、始動入賞口(第1種始動口)105、大入賞口107、装飾図柄用可変表示装置120等が配置されている。また、その他として、既知の構成の球通過口、パチンコ球の流下経路を右側ないし左側へと変える機能を有する風車、各種の一般入賞口、遊技球の流下態様(流下方向、流下時間等)に影響を与える多数の遊技釘などが、遊技盤103面に設けられている。遊技者が図1中の発射ハンドル109を操作すると、その操作量に応じてパチンコ球(遊技球)が当該遊技盤103面に発射される。また、本実施の形態では、遊技盤103面よりも上方に特別図柄用可変表示装置110が配置されている。この特別図柄用可変表示装置110は、必要に応じて遊技盤103面のうち装飾図柄用可変表示装置120の上方に設置されてもよい。
ここで、上記パチンコ機101の電装システム図が図2として示される。
図2に示すように、本実施の形態のパチンコ機101は、主制御回路(主制御手段)11と、被制御機器制御回路(被制御機器制御手段)と、被制御機器とを備えている。被制御機器制御回路としては、副制御回路(副制御手段)21、表示制御回路(表示制御手段)31等が用いられている。被制御機器としては、スピーカ(音発生手段)25、ランプ(光発生手段)26、「7セグメント型」の特別図柄用可変表示装置110、「液晶型」の装飾図柄用可変表示装置120等を有している。主制御回路11は主制御基板10に配設され、副制御回路21は副制御基板20に配設され、表示制御回路31は表示制御基板30に配設されている。
なお、これ以外にも、賞球制御基板に配設されている賞球制御回路等の被制御機器制御回路、賞球装置や大入賞口(図1中の大入賞口107)を開閉する大入賞口開閉部材等の被制御機器、大入賞口開閉部材を駆動する大入賞口開閉部材駆動回路等の被制御機器駆動回路等を備えている。
主制御基板10には、インターフェース回路(入力インターフェース回路10a、出力インターフェース回路10b,10c)、主制御回路11、記憶回路(記憶手段)12等が配設されている。
記憶回路12には、パチンコ機全体の遊技動作を制御する主制御回路11の制御プログラム、当たり判定用乱数プログラム、当たり変動パターン用乱数プログラム、当たり図柄用乱数プログラム、はずれ変動パターン用乱数プログラム、はずれ図柄用乱数プログラム等が記憶される。
主制御回路11は、入力インターフェース回路10aを介して入力される、遊技状態を示す入力信号(遊技球が始動入賞口(図1中の始動入賞口105)に入賞あるいは始動ゲートを通過したことを示す始動信号、遊技球が入賞口に入賞したことを示す入賞信号等)と記憶回路12に記憶されている制御プログラム等に基づいて、出力インターフェース回路10b,10cを介して主コマンド信号等を出力する。例えば、この主制御回路11は、始動信号の入力に基づいて、装飾図柄用主コマンド信号を副制御回路21に出力するとともに、特別図柄用主コマンド信号を特別図柄用可変表示装置110に出力する。
また、この主制御回路11は、これ以外にも、賞球主コマンド信号を賞球制御基板に配設されている賞球制御回路に出力したり、駆動信号を大入賞口開閉部材駆動装置に出力する。
副制御基板20には、インターフェース回路(入力インターフェース回路20a、出力インターフェース回路20b〜20d)、副制御回路21、記憶回路22、音源IC(スピーカ駆動回路)23、ランプ駆動回路24等が配設されている。
記憶回路22には、副制御回路21の制御プログラム、スピーカ25を制御するための音指示情報やランプ26を制御するためのランプ指示情報、副変動パターン用乱数プログラム等が記憶される。
なお、スピーカ25を制御するための音指示情報やランプ26を制御するためのランプ指示情報は、主コマンド信号(あるいは副コマンド信号)に対応させて記憶されている。例えば、特別図柄用主コマンド信号に対応させて記憶されている。
副制御回路21は、受信・解析モジュール21a、音モジュール21b、ランプモジュール21cとしての機能を備えている。本実施の形態では、受信・解析モジュール21a、音モジュール21b、ランプモジュール21cをソフトウェアで構成しているが、ハードウェアで構成することもできる。
この副制御回路21は、入力インターフェース回路20aを介して入力された主コマンド信号に基づいて、出力インターフェース回路20bを介して表示制御回路31に副コマンド信号を出力する。(受信・解析モジュール21a)。
また、この副制御回路21は、入力された主コマンド信号に基づいて、音指示情報を記憶回路22から読み出して音源IC23に出力する。音源IC23は、入力された音指示情報に対応する音制御信号を出力インターフェース回路20cを介してスピーカ25に出力する(音モジュール21b)。
また、副制御回路21は、入力された主コマンド信号に基づいて、ランプ指示情報を記憶回路22から読み出してランプ駆動回路24に出力する。ランプ駆動回路24は、入力されたランプ指示情報に対応するランプ制御信号を出力インターフェース回路20dを介してランプ26に出力する(ランプモジュール21c)。
表示制御基板30には、インターフェース回路(入力インターフェース回路30a、出力インターフェース回路30b)、表示制御回路31、記憶回路32、駆動回路33等が配設されている。
記憶回路32には、表示制御回路31の制御プログラム、装飾図柄用可変表示装置120を副コマンド信号に基づいて制御するための表示指示情報等が記憶されている。
表示制御回路31は、入力インターフェース回路30aを介して入力された副コマンド信号に基づいて、装飾図柄用可変表示装置120を制御するための表示指示情報を駆動回路33に出力する。駆動回路33は、入力された表示指示情報に基づいて、表示制御信号を出力インターフェース回路30bを介して装飾図柄用可変表示装置120に出力する。
次に、本実施の形態のパチンコ機101の動作を説明する。
図1中の遊技盤103面に発射されたパチンコ球が始動入賞口105に入賞し、始動信号が入力されると(抽選条件が成立すると)、主制御回路11は、抽選情報としての当たり判定用の乱数を読み取り、読み取った当たり判定用の乱数が所定値(当たり値)であるか否かを判定する。すなわち、この主制御回路11は、所定の遊技条件の成立に起因して抽選を行う手段であり、本発明における「抽選手段」を構成する。当たり判定用の乱数が所定値(当たり値)である場合には、主制御回路11は、当たり変動パターン用の乱数及び当たり図柄用の乱数を読み取る。一方、読み取った当たり判定用の乱数が所定値(当たり値)でない場合には、主制御回路11は、はずれ変動パターン用の乱数及びはずれ図柄用の乱数を読み取る。そして、主制御回路11は、当たり変動パターンまたははずれ変動パターンに対応した特別図柄用主コマンド信号を、特別図柄用可変表示装置110に出力する一方、当たり装飾パターンまたははずれ装飾パターンに対応した装飾図柄用主コマンド信号を、副制御回路21に出力する。
これにより、特別図柄用可変表示装置110に特別図柄用主コマンド信号が入力され、例えば3つの特別図柄の可変表示(変動表示)が、特別図柄用可変表示装置110において開始される。その後、変動パターンの変動時間に対応する時間が経過した時点で、当該特別図柄の可変表示が停止される。この特別図柄用可変表示装置110は、はずれ変動パターンで可変表示を停止した場合には、3つの特別図柄によるはずれ図柄配列を表示する。また、この特別図柄用可変表示装置110は、当たり変動パターンで可変表示を停止した場合には、3つの特別図柄による当たり図柄配列、例えば同一の図柄が一列に3つ揃った配列(例えば、「777」、「888」など)を表示する。更に、主制御回路11は、特別図柄用可変表示装置110における特別図柄の可変表示停止後に、大入賞口開閉部材を駆動制御して、大入賞口(図1中の大入賞口107)を開放し、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる。これにより、いわゆる「大当たり遊技」が行われる。
この特別図柄用可変表示装置110は、主制御回路11の抽選結果としての特別図柄を表示可能な表示手段であり、本発明における「抽選結果表示手段」に対応している。また、この特別図柄用可変表示装置110に関する制御を行う主制御回路11が、本発明における「第1の制御手段」を構成する。また、大入賞口107は、主制御回路11の抽選結果が当たりの場合に開放動作される構成を有し、本発明における「入賞手段」を構成する。
また、特別図柄用可変表示装置110に特別図柄の可変表示あるいは大当たり演出表示が実施されている状態で始動信号が入力された場合には、主制御回路11は、抽選情報としての当たり判定用の乱数を保留球として記憶する。そして、保留球として記憶されている抽選情報の判定結果に基づいた特別図柄用主コマンド信号を、特別図柄用可変表示装置110に主コマンド信号として出力する(保留球の消化)。
一方、装飾図柄用可変表示装置120は、はずれ装飾パターンの場合には、当該はずれ装飾パターンに対応した装飾図柄用副コマンド信号に基づいて、はずれ演出用の装飾図柄を可変表示(変動表示)したのち、当該可変表示を停止する。また、当たり装飾パターンの場合には、当該当たり装飾パターンに対応した装飾図柄用副コマンド信号に基づいて、当たり演出用の装飾図柄を可変表示したのち、当該可変表示を停止する。当たり装飾パターンの場合には、更に、この装飾図柄用可変表示装置120は、大当たりになったことを遊技者に報知する演出を表示したのち、その後の大当たり遊技中は、大当たり遊技に関する演出を表示する。この装飾図柄用可変表示装置120は、主制御回路11における抽選と連動して、特別図柄用可変表示装置110における表示を擬似的な演出の装飾図柄として表示が可能な表示手段であり、本発明における「演出表示手段」に対応している。また、主制御回路11から出力される装飾図柄用主コマンド信号に基づいてこの装飾図柄用可変表示装置120に関する制御を行う副制御回路21が、本発明における「第2の制御手段」を構成する。
なお、詳細については後述するが、本実施の形態では、大入賞口107の開放動作に同期(シンクロ)して、装飾図柄用可変表示装置120における装飾図柄の可変表示が開始される構成になっている。また、この装飾図柄用可変表示装置120は、その後は、大入賞口107の開放動作に同期(シンクロ)するまでの間は、この大入賞口107の開放動作とは同期しない非同期の状態で、装飾図柄の可変表示の開始及び停止を行うように構成されている。
次に、本実施の形態のパチンコ機101における上記の動作の一例を、図3〜図8を参照しながら具体的に説明する。ここで、図3及び図4には、本実施の形態のパチンコ機101の動作に係るタイミングチャートが示され、図5〜図8には、本実施の形態のパチンコ機101を構成する装飾図柄用可変表示装置120における表示態様が示される。
図3には、始動入賞口(図1中の始動入賞口105)へのパチンコ球の入賞によって発生した保留の中に「当たり」がある例を示し、図4には、始動入賞口(図1中の始動入賞口105)へのパチンコ球の入賞によって発生した保留の中に「当たり」がない例を示している。
図3及び図4に示す例では、時間T1で始動入賞口(図1中の始動入賞口105)へパチンコ球が入賞し、この入賞によって特別図柄用可変表示装置110が特別図柄の可変表示を開始する。また、この可変表示開始に同期して装飾図柄用可変表示装置120も装飾図柄の可変表示を開始する。すなわち、装飾図柄用可変表示装置120は、主制御回路11の「初期の抽選」に対応して変動を開始する特別図柄用可変表示装置110と同期して、装飾図柄の可変表示を開始する。主制御回路11の「初期の抽選」としては、パチンコ機101の電源が投入された後(電源初期投入後)に、遊技者が遊技を開始して第1回目の始動入賞によって行われる抽選や、遊技者が遊技を中止して所定時間経過後に、同一または別の遊技者が遊技を開始して第1回目の始動入賞によって行われる抽選などがある。装飾図柄用可変表示装置120のこのような同期の態様が、本発明における「同期モード」の一例に相当する。これにより、特別図柄用可変表示装置110の変動開始のタイミングが遊技者に判り易い。なお、図3及び図4には、1回あたりの装飾図柄の変動時間の方が、1回あたりの特別図柄の変動時間よりも長い場合について記載しているが、変動時間の相対的な長さは、装飾図柄用可変表示装置120における演出時間を長くして遊技者を飽きさせないようにするべく、必要に応じて適宜変更可能である。
装飾図柄用可変表示装置120は、図3に示す例では、可変表示開始後は、特別図柄用可変表示装置110とは同期せず、後述する「同期状態」が形成されるまで「非同期状態」で可変表示を継続する。これに対し、装飾図柄用可変表示装置120は、図4に示す例では、可変表示開始後は、特別図柄用可変表示装置110と同期する可能性はなく、「非同期状態」を継続することとなる。そして、遊技者が席に居なくなったと判断された場合、例えば、遊技者が図1中の発射ハンドル109から手を離したと判断された場合や、アウト口からパチンコ球が検出されなくなった場合には、所定時間経過後に装飾図柄用可変表示装置120の変動が停止される。上記の「非同期状態」が、本発明における「非同期モード」の一例に相当する。
図3及び図4に示す例において、特別図柄用可変表示装置110は、「はずれ」が保留された保留球を消化するとき、はずれ変動を、例えば遊技者が視認不能な高速で可変表示したのち、当該可変表示を停止する動作を行う。具体的には、3つの特別図柄によって形成される停止図柄配列として、例えば「789」の図柄配列を特別図柄用可変表示装置110に表示させる。一方、装飾図柄用可変表示装置120は、所定の指示信号(後述する「大入賞口開放予告信号」)が入力されるまでは、大入賞口107の開放動作とは同期せず、はずれ変動を可変表示したのち当該可変表示を停止する動作を継続する。図5には、装飾図柄用可変表示装置120が、はずれ変動を可変表示している様子が具体的に示される。図5に示すこの例では、人を模した3つのキャラクター121,122,123が、各々、ランダムな動作で演出を行っており、当たり変動になると、これら3つのキャラクター121,122,123が全て同じポーズをとるように設定されている。なお、図5に示す例では、装飾図柄用可変表示装置120にキャラクター121,122,123のみを表示しているが、その背景には必要に応じて他の図柄や文字等を表示することができる。また、キャラクター121,122,123のようなキャラクター以外の他の図柄や文字などを用いることもできる。
図3に示す例において、特別図柄用可変表示装置110は、「当たり」が保留された保留球を消化するとき、時間T2から変動継続時間ΔTで当たり変動を可変表示したのち、時間T3において当該可変表示を停止する動作を行う。そして、特別図柄用可変表示装置110は、時間T3から時間T4まで当たり図柄配列を表示する。その後、所定時間経過後に、それまで閉鎖されていた大入賞口(図1中の大入賞口107)が時間T6において開放され、いわゆる「大当たり遊技モード」に移行することとなる。
なお、図3に示す例では、特別図柄用可変表示装置110が時間T2において当たり変動を開始するとき、主制御回路11から副制御回路21へと出力された信号に基づいて装飾図柄用可変表示装置120に「大入賞口開放予告信号」が入力される。この「大入賞口開放予告信号」とは、大入賞口(図1中の大入賞口107)の開放動作に関する情報であり、当該開放動作の開放開始時間、開放継続時間、開放停止時間、開放回数等の情報が含まれる。この「大入賞口開放予告信号」が入力されると、装飾図柄用可変表示装置120は時間T2から時間T5までの「同期移行調整期間」において「同期状態」に移行する準備に入る。すなわち、この当たり変動開始信号の入力によって、装飾図柄用可変表示装置120は、大入賞口(図1中の大入賞口107)の開放動作と同期させるタイミングや、同期させるまで如何なる表示態様で演出を行うか等を設定することができる。特に、本実施の形態のように、装飾図柄用可変表示装置120における装飾図柄の表示を、大入賞口の開放動作と同期させる構成によれば、装飾図柄の表示を同期させるまでの時間を比較的長くとることができ、同期のための制御がやり易いという利点がある。
装飾図柄用可変表示装置120に「大入賞口開放予告信号」が入力されることによって同期状態に移行する準備をするタイミングとしては、当該装飾図柄用可変表示装置120がはずれ変動の表示中の場合と、はずれ変動の停止中の場合がある。
装飾図柄用可変表示装置120において、はずれ変動の表示中に「大入賞口開放予告信号」が入力された場合には、それまで継続していた当該はずれ変動、例えば、図5に示すようなキャラクター121,122,123による演出を即座に中止し、時間T2から時間T6(大入賞口の開放動作が開始される時間)までの間で可変表示可能な当たり変動を表示する。あるいは、それまで継続していた当該はずれ変動、例えば、図5に示すようなキャラクター121,122,123による演出が時間T5で完了するように帳尻を合わせて切り上げ、時間T5から時間T6までの間で可変表示可能な当たり変動を表示する。これにより、装飾図柄用可変表示装置120における当たり変動の停止タイミングが、大入賞口が開放動作するタイミングと合致することとなり、非同期状態から同期状態への移行の際、装飾図柄用可変表示装置120がはずれ変動を表示中である場合でも、当該装飾図柄用可変表示装置120の表示態様を違和感なく移行させることが可能となる。
一方、装飾図柄用可変表示装置120において、はずれ変動の停止中に「大入賞口開放予告信号」が入力された場合には、即座に装飾図柄の変動を開始し、時間T2から時間T6までの間で可変表示可能な当たり変動を表示する。あるいは、時間T5まで変動の停止を継続したのち、時間T5から時間T6までの間で可変表示可能な当たり変動を表示する。これにより、装飾図柄用可変表示装置120における当たり変動の停止タイミングが、大入賞口が開放動作するタイミングと合致することとなり、非同期状態から同期状態への移行の際、装飾図柄用可変表示装置120がはずれ変動を停止中である場合でも、当該装飾図柄用可変表示装置120の表示態様を違和感なく移行させることが可能となる。
装飾図柄用可変表示装置120におけるこのような同期移行調整の制御は、主制御回路11から副制御回路21へと出力された信号に基づいて行われ、これら主制御回路11や副制御回路21が本発明における「移行制御手段」を構成する。
ここで、図6には、装飾図柄用可変表示装置120が、当たり変動を可変表示している様子が具体的に示される。図6に示す例では、図5に示すはずれ変動において各々がランダムな動作をしていた3つのキャラクター121,122,123のうち、2つのキャラクター121,122が同じポーズ(両手を上げた動作)をとり、残りのキャラクター123が異なるポーズ(両手を下げた動作)をとっている。2つのキャラクターの動作が合致することによって、装飾図柄用可変表示装置120に、いわゆる「リーチ状態」が形成される。この状態では、更に、キャラクター123が、キャラクター121,122と同じポーズ(両手を上げた動作)をとるべく、両手を上げる動作に移行する。これにより、遊技者の当たり(大当たり)に対する期待感が高まることとなる。かくして、図7に示すように、3つのキャラクター121,122,123が全て同じポーズ(両手を上げた動作)をとった状態で、変動を停止することによって、装飾図柄用可変表示装置120に当たり装飾図柄が表示されることとなる。装飾図柄用可変表示装置120は、当該当たり装飾図柄の表示を、大入賞口の開放動作と同期して行う「同期状態」を形成する。この「同期状態」が、本発明における「同期モード」の一例に相当する。また、この同期状態において、装飾図柄用可変表示装置120は、図8に示すような大当たり報知演出を表示する。図8に示す例では、全て同じポーズ(両手を上げた動作)をとった状態の図7中の3つのキャラクター121,122,123がジャンプ動作を行い、さらに画面上に「祝!大当たり」の文字情報が表示される。この表示をみた遊技者は、大当たり遊技モードに移行することを認識することができ大当たり遊技に備える。
更に、この装飾図柄用可変表示装置120は、入賞口(図1中の大入賞口107)が開放された時間(図3中の時間T6)以降は、所定の大当たり遊技演出を表示する。
以上のように、図3に示すタイミングチャートに基づいて動作するパチンコ機101によれば、装飾図柄用可変表示装置120の同期状態と非同期状態の両方が準備され、必要なとき以外は非同期状態に設定することによって、装飾図柄用可変表示装置120が独立して装飾図柄を表示する時間が増えることとなり、結果として表示装置の全体としての可変表示時間を長くすることが可能となる。表示装置の全体としての可変表示時間が長くなることで、遊技者の目をひき易くなり、遊技者を飽きさせることのない構成が実現されることとなる。
なお、本実施の形態のパチンコ機101の動作に係り、図3に示すタイミングチャートにかえて、図9に示すような別例のタイミングチャートを用いることもできる。ここでは、図3に示す例と異なる部分を主体に説明する。すなわち、図9に示すタイミングチャートでは、「大入賞口開放予告信号」にかえて「当たり変動開始信号」を用いており、当該「当たり変動開始信号」が入力されることによって、装飾図柄用可変表示装置120が特別図柄用可変表示装置110と同期するようになっている。
図9に示す例では、特別図柄用可変表示装置110が時間T2において当たり変動を開始するとき、主制御回路11から副制御回路21へと出力された信号に基づいて装飾図柄用可変表示装置120に「当たり変動開始信号」が入力される。この「当たり変動開始信号」とは、特別図柄の当たり変動に関する情報であり、当該当たり変動の変動開始時間、変動継続時間、変動停止時間等の情報が含まれる。この「当たり変動開始信号」が入力されると、装飾図柄用可変表示装置120は時間T2から時間T5までの「同期移行調整期間」において「同期状態」に移行する準備に入る。すなわち、この当たり変動開始信号の入力によって、装飾図柄用可変表示装置120は、特別図柄用可変表示装置110と同期させるタイミングや、同期させるまで如何なる表示態様で演出を行うか等を設定することができる。
装飾図柄用可変表示装置120において、はずれ変動の表示中に「当たり変動開始信号」が入力された場合には、それまで継続していた当該はずれ変動、例えば、図5に示すようなキャラクター121,122,123による演出を即座に中止し、時間T2から時間T3までの間で可変表示可能な当たり変動を表示する。あるいは、それまで継続していた当該はずれ変動、例えば、図5に示すようなキャラクター121,122,123による演出が時間T5で完了するように帳尻を合わせて切り上げ、時間T5から時間T3までの間で可変表示可能な当たり変動を表示する。
一方、装飾図柄用可変表示装置120において、はずれ変動の停止中に「当たり変動開始信号」が入力された場合には、即座に装飾図柄の変動を開始し、時間T2から時間T3までの間で可変表示可能な当たり変動を表示する。あるいは、時間T5まで変動の停止を継続したのち、時間T5から時間T3までの間で可変表示可能な当たり変動を表示する。
装飾図柄用可変表示装置120は、図7に示す当たり装飾図柄の表示を、図9中の時間T3から時間T4までの間、特別図柄用可変表示装置110における当たり図柄配列の表示と同期して行う「同期状態」を形成する。この「同期状態」が、本発明における「同期モード」の一例に相当する。これにより、遊技者は、当たり(大当たり)になったことを認識することができる。
また、この装飾図柄用可変表示装置120は、図9中の時間T4から時間T6までの間、大当たり報知演出を表示する。この大当たり報知演出では、装飾図柄用可変表示装置120は、例えば図8に示すような表示を行う。この表示をみた遊技者は、大当たり遊技に移行する準備を行う。
以上のように、図9に示すタイミングチャートに基づいて動作するパチンコ機101によれば、図3に示すタイミングチャートを用いる場合と同様に、表示装置の全体としての可変表示時間が長くなることで、遊技者の目をひき易くなり、遊技者を飽きさせることのない構成が実現されることとなる。
また、パチンコ機においては、遊技者が遊技盤面にパチンコ球を打ち出しているにも関わらず当該パチンコ球が始動入賞口に入賞しないときには、遊技盤面の中でもとりわけ遊技者の目をひき易い特別図柄が可変表示されず、遊技者に表示的な面白味を付与することができない場合がある。かといって、始動入賞口にパチンコ球が入賞し易くすることによって特別図柄の可変表示の頻度を上げる構成は、パチンコホール側の要請からみて妥当ではない。そこで、本実施の形態の如く、装飾図柄用可変表示装置120が、必要なとき以外は特別図柄用可変表示装置110に対し非同期状態を形成する構成を用いたのである。このような構成によれば、特別図柄の可変表示の頻度を維持しつつ、しかも表示装置の全体としての可変表示時間を長くすることができ、結果として遊技者側の要請とパチンコホール側の要請を両立することが可能となる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、本実施の形態に基づいた種々の応用例や変更例を想到することができる。例えば、本実施の形態を応用した以下の形態を実施することもできる。
また、上記実施の形態では、演出を表示可能な演出表示手段として、装飾図柄としてキャラクター121,122,123を用いた演出を表示する装飾図柄用可変表示装置120を例にして説明したが、本発明では、キャラクター以外に、数字、文字、図形等を装飾図柄として用いることができる。
また、上記実施の形態では、抽選結果を表示可能な抽選結果表示手段として、特別図柄を変動表示可能な特別図柄用可変表示装置110を例にして説明したが、本発明では、この特別図柄用可変表示装置110以外の他の抽選結果表示手段、例えば普通図柄を変動表示可能な表示手段を対象とすることもできる。
また、上記実施の形態では、特別図柄用可変表示装置110として「7セグメント型」の表示装置を用い、装飾図柄用可変表示装置120として「液晶型」の表示装置を用いる場合について記載したが、本発明では、特別図柄用可変表示装置110及び装飾図柄用可変表示装置120の型式は問わない。例えば、遊技機の仕様によっては、特別図柄用可変表示装置110として、「液晶型」の表示装置を用いることも可能である。
また、上記実施の形態では、図3に示す例において、飾図柄用可変表示装置120の表示が、必要に応じて大入賞口107の開放動作と同期する場合について記載したが、本発明では、飾図柄用可変表示装置120の表示が、必要に応じて入賞口107以外の他の入賞口の開放動作と同期するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、第1種パチンコ機であるパチンコ機101について記載したが、表示装置を有する第2種パチンコ機や第3種パチンコ機の構成に本発明を適用することもできる。また、パチンコ機以外の遊技機、例えばスロットマシンの表示装置の構成に本発明を適用することもできる。本発明をスロットマシンに適用する場合、本発明の抽選結果表示手段がスロットマシンにおけるメインリールに相当し、本発明の演出表示手段がサブリールに相当する。
本発明における一実施の形態のパチンコ機101の全体構成を示す図である。 本実施の形態のパチンコ機101の電装システム図である。 本実施の形態のパチンコ機101の動作に係るタイミングチャートである。 本実施の形態のパチンコ機101の動作に係るタイミングチャートである。 本実施の形態のパチンコ機101を構成する装飾図柄用可変表示装置120における表示態様を示す図である。 本実施の形態のパチンコ機101を構成する装飾図柄用可変表示装置120における表示態様を示す図である。 本実施の形態のパチンコ機101を構成する装飾図柄用可変表示装置120における表示態様を示す図である。 本実施の形態のパチンコ機101を構成する装飾図柄用可変表示装置120における表示態様を示す図である。 本実施の形態のパチンコ機101の動作に係るタイミングチャートであって、図3に示すタイミングチャートの別例を示す図である。
符号の説明
10 主制御基板
10a〜10c,20a〜20d,30a,30b インターフェース回路
11 主制御回路
12,22 記憶回路
20 副制御基板
21 副制御回路
21a 受信・解析モジュール
21b 音モジュール
21c ランプモジュール
23 音源IC
24 ランプ駆動回路
25 スピーカ
26 ランプ
30 表示制御基板
31 表示制御回路
101 パチンコ機(遊技機)
103 遊技盤
105 始動入賞口
107 大入賞口
109 発射ハンドル
110 特別図柄用可変表示装置
120 装飾図柄用可変表示装置
121,122,123 キャラクター

Claims (8)

  1. 所定の遊技条件の成立に起因して抽選を行う抽選手段と、
    前記抽選手段の抽選結果を表示可能な抽選結果表示手段と、
    前記抽選手段における抽選と連動して演出の表示が可能な演出表示手段と、
    前記抽選手段が所定の抽選結果になると開放動作する入賞手段と、
    前記抽選結果表示手段に関する制御を行う第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段から出力される信号に基づいて前記演出表示手段に関する制御を行う第2の制御手段と、
    を有し、
    前記第2の制御手段は、前記演出表示手段を、当該演出表示手段における演出の表示が前記入賞手段の開放動作と同期する同期モードと、非同期となる非同期モードとに制御可能であることを特徴とする遊技機。
  2. 所定の遊技条件の成立に起因して抽選を行う抽選手段と、
    前記抽選手段の抽選結果を表示可能な抽選結果表示手段と、
    前記抽選手段における抽選と連動して演出の表示が可能な演出表示手段と、
    前記抽選結果表示手段に関する制御を行う第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段から出力される信号に基づいて前記演出表示手段に関する制御を行う第2の制御手段と、
    を有し、
    前記第2の制御手段は、前記演出表示手段を、当該演出表示手段における演出の表示が前記抽選結果表示手段の表示と同期する同期モードと、非同期となる非同期モードとに制御可能であることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2に記載の遊技機であって、
    前記同期モードにつき、前記演出表示手段における演出の表示は、前記抽選手段が所定の抽選結果になったときに前記抽選結果表示手段が表示する抽選結果の表示と同期することを特徴とする遊技機。
  4. 請求項2または3に記載の遊技機であって、
    前記同期モードにつき、前記演出表示手段における演出の表示は、前記抽選手段が所定の遊技条件の成立に起因して初期の抽選を行ったときに前記抽選結果表示手段が表示する抽選結果の表示と同期することを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機であって、
    前記抽選手段の抽選結果が遊技者に有利な抽選結果である場合に、前記演出表示手段を前記非同期モードから前記同期モードへと移行制御する移行制御手段を有することを特徴とする遊技機。
  6. 請求項5に記載の遊技機であって、
    前記移行制御手段は、前記演出表示手段を前記非同期モードから前記同期モードへと移行制御する際、当該演出表示手段の表示態様を同期移行調整する同期移行調整期間を設定することを特徴とする遊技機。
  7. 請求項6に記載の遊技機であって、
    前記移行制御手段は、前記同期モードへの移行制御の際、前記演出表示手段が演出の表示を進行中である場合には、前記同期移行調整期間内において当該演出の表示を中断し又は切り上げる制御を行うとともに、そのときに前記抽選結果表示手段が表示中の抽選結果の残りの変動時間又は前記入賞装置が開放動作するまでの残りの時間に対応した変動時間の所定の演出を、前記演出表示手段に表示させる制御を行うことを特徴とする遊技機。
  8. 請求項6に記載の遊技機であって、
    前記移行制御手段は、前記同期モードへの移行制御の際、前記演出表示手段が演出の表示を停止中である場合には、前記同期移行調整期間内において前記演出表示手段の演出の表示を開始させる制御を行うとともに、そのときに前記抽選結果表示手段が表示中の抽選結果の残りの変動時間又は前記入賞装置が開放動作するまでの残りの時間に対応した変動時間の所定の演出を、前記演出表示手段に表示させる制御を行うことを特徴とする遊技機。
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