JP2005319142A - メカニカルテープのオス材、吸収性物品および止着式紙おむつ - Google Patents

メカニカルテープのオス材、吸収性物品および止着式紙おむつ Download PDF

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Abstract

【課題】様々な止着特性を発揮しうる技術を提供する。
【解決手段】止着式紙おむつの止着テープ7に用いられるメカニカルファスナーのオス材30として、高さまたは形状が異なる複数種のフック部32を基材シート31上に多数設けてなるオス材30を有するものを用いる。
【選択図】図2

Description

本発明は、メカニカルテープのオス材、吸収性物品および止着式紙おむつに関するものである。
止着式の紙おむつは、背側部分の両側端部に止着テープ(止着部材)を設けるとともに、腹側部分の胴回り部に被着部材を設け、使用に際して、おむつを身体にあてがった後、止着テープを腹側部分の被着部材上に止着することにより、胴回り開口部および一対の脚周り開口部が形成されるものであり、どちらかといえば新生児から歩行するようになるまでの間で盛んに利用されているものである。
かかる止着式の紙おむつにおいては、止着手段としてメカニカルファスナーが用いられている。メカニカルファスナーは、基材シート上に多数のフック部が設けられたオス材と、基材シート上に多数のループが設けられたメス材あるいは各種不織布からなるメス材とから構成されるものであり、オス材のフック部がメス材のループや繊維に絡むことにより係合されるものである。
メカニカルファスナーが採用された止着式の紙おむつは、通常、製品提供時においては、止着テープが背側部分内面の不織布に係合されて仮止めされている。そして、身体への装着の際、止着テープを背側部分内面から剥離した後、腹側部分外面の被着部材に係合する。一方、おむつ廃棄時には、止着テープを取り外し、おむつを脱がせた後、おむつを腹側の端部の中心にして背側部分まで丸めた後、その両側から止着テープを回りこませて外装不織布に対して係合する。
よって、このような使用形態に鑑みると、止着テープに用いられるメカニカルファスナーには、次に掲げる止着特性を具備していることが望まれる。
(1) 仮止めにおいては、仮止めの機能を十分に発揮しうる範囲で、可能な限り容易に剥離できる、つまり内面素材に対する剥離容易性が重視される。
(2) 装着に際しては、止着テープの取り外しが十分容易に行える範囲で、可能な限り強固に止着できる、つまり腹側部分に対する剥離強度と剪断強度とが重視される。
(3) 廃棄時には、丸めたおむつが拡がらないように外装不織布に対して強固に止着できる、つまり外装不織布に対する剪断強度が重視される。
この止着式紙おむつの止着テープのように、複数種の固定目的で使用されるメカニカルファスナーにおいては、要求される止着特性は一様ではなく、これに対応するべくオス材のフック部の形状を特殊なものにする等の技術開発が行われている(例えば特許文献1参照)が、依然として満足の行くものとなっていない。
特開2000−107号公報
そこで、本発明の主たる課題は、様々な止着特性を発揮しうる技術を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1>
高さまたは形状が異なる複数種のフック部を基材シート上に多数設けてなることを特徴とするメカニカルファスナーのオス材。
(作用効果)
従来のメカニカルファスナーにおけるオス材は、形状にしても高さにしても一種類のフック部が多数配列されているだけであり、これをいくら調整したとしても、発揮される止着特性は一様である。本発明者らはかかる考え方から脱却して本発明をなすに至ったものである。すなわち、本発明では、基材シート上に、高さまたは形状が異なる複数種のフック部を設けることによって、種類の異なるフック部が個々独立にまたは共同して機能することができ、その結果、様々な止着特性を発揮できるのである。
<請求項2>
前記基材シート表面から先端までの高さが250〜2000μmである第1のフック部と、前記基材シート表面から先端までの高さが100〜500μmの範囲内にあり且つ前記第1のフック部よりも高さの低い第2のフック部とを有する請求項1記載のメカニカルファスナーのオス材。
(作用効果)
このような高さの異なるフック部を設けることにより、通常用いられる多くのメス材において、第1のフック部のみ係合させることにより弱く係合させたり、第1及び第2のフック部の両方を係合させることにより強く係合させたりすることができる。
<請求項3>
前記基材シート上に立設された軸部と、軸部の先端部に設けられた掛止部とを有する第1のフック部と、この第1のフック部に対して前記軸部に対する前記掛止部の角度が異なる第2のフック部とを有する、請求項1記載のメカニカルファスナーのオス材。
(作用効果)
本発明においては形状の異なる複数種のフック部を設けることもできる。この場合における「形状の異なる」とは、きのこ型や波形等、全体としての形状が異なるものが含まれる。しかし、このような全体形状の異なるフック部を共通の基材上に設けるのは製造上困難を伴う。これに対して、本項記載のように掛止部の角度を異ならしめるのは比較的に容易である。そしてこの場合、全体形状を類似のものにしながらも実質的形状が異なることにより、様々な止着特性を発揮させることができる。
<請求項4>
前記第1のフック部及び第2のフック部の総数に対する前記第1のフック部の割合が40〜60%、且つ前記第2のフック部の割合が60〜40%である、請求項2または3記載のメカニカルファスナーのオス材。
(作用効果)
前述の第1のフック部および第2のフック部の数の割合は適宜定めることができるが、40%未満になるとそのフック部による止着特性が発揮され難くなるため、本項記載の範囲内が好ましい。
<請求項5>
前記フック部を80〜800個/cm2の数密度で設けてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のメカニカルファスナーのオス材。
(作用効果)
フック部の数密度は適宜定めることができるが、あまり疎らであったり、密であったりすると、形状や高さの差による止着特性への影響が弱くなるため、本項記載の範囲内が好ましい。
<請求項6>
高さまたは形状が異なる複数種のフック部を基材シート上に多数設けてなるオス材と、このオス材が係合されるメス材とからなるメカニカルファスナーを備えたことを特徴とする吸収性物品。
(作用効果)
吸収性物品の分野では、例えば紙おむつの止着や、生理用ナプキンの包装材の止着等、種々の用途において様々な止着特性が要求される。このような場合において、本発明のメカニカルファスナーは好適である。
<請求項7>
腹側部分および背側部分を有し、腹側部分および背側部分のいずれか一方の部分の両側端部に止着部材をそれぞれ有し、前記一方の部分の止着部材を他方の部分に対して止着することにより、胴回り部および一対の脚周り部が形成される止着式紙おむつにおいて、
前記止着部材は、高さまたは形状が異なる複数種のフック部を基材シート上に多数設けてなるオス材を有し、このオス材を他方の部分に対して係合することにより止着するように構成したことを特徴とする止着式紙おむつ。
(作用効果)
前述したとおり、止着式の紙おむつにおいては相反するような止着特性が一つの止着部材に要求される。したがって、かかる止着部材に本発明の複数種のフック部を有するオス材を用いるのは非常に好ましい。
<請求項8>
前記止着部材は、前記一方の部分の両側端部における内面素材に係合されて仮止めされており、身体への装着に際して剥離されるように構成されており、かつ前記オス材は高さが異なるフック部を有し、前記仮止め状態で高い方のフック部が前記内面素材に係合され、低い方のフック部は前記内面素材に係合されないように構成された、請求項7記載の止着式紙おむつ。
(作用効果)
本項記載のように構成することにより、仮止め時における内面素材に対する剥離容易性を重視した止着特性を実現することができる。
<請求項9>
前記オス材は高さが異なるフック部を有し、前記他方の部分に対する係合状態で高い方のフック部は前記他方の部分に係合され、低い方のフック部は前記他方の部分に対して前記高い方のフック部よりも浅い位置に係合されるように構成された、請求項7または8記載の止着式紙おむつ。
(作用効果)
本項記載のように、装着時には、高低に関係なくフック部が係合する構成を採用することにより、装着時における剪断強度を高く維持できる。しかも、低い方のフック部は他方の部分に対して浅く係合することになるため、剥離方向の力に対しては係合が外れ易い。したがって、止着テープの取り外しが十分容易に行える範囲で、可能な限り強固に止着できるようになる。
<請求項10>
前記オス材は高さが異なるフック部を有し、おむつ外面をなす外装不織布に対して係合された状態で、高い方のフック部が前記外装不織布に係合され、低い方のフック部は前記外装不織布に係合されないように構成された、請求項7〜9のいずれか1項に記載の止着式紙おむつ。
(作用効果)
最近の一般的な紙おむつでは、吸収体の外面側にポリエチレンシート等よりなる裏面シートが設けられ、更にその外側に外装不織布が配されており、下着のような外観を呈するように構成されており、メカニカルファスナーを利用した止着部材を有するおむつではこの外装不織布に対してオス材のフック部が係合される。通常の場合、外装不織布は薄く、嵩高で、更に裏側に裏面シートがあるため、通常のオス材は係合し難い。これに対して、本項記載の場合、フック部全体としてみると通常の密度で配置されていても、高い方のフック部のみをみると疎らに配置されることになるため、外装不織布内に入り易く従来よりも強固に係合させることができるのである。
<請求項11>
前記オス材は、前記基材シート表面から先端までの高さが250〜2000μmである第1のフック部と、前記基材シート表面から先端までの高さが100〜500μmの範囲内にあり且つ前記第1のフック部よりも高さの低い第2のフック部とを有する、請求項6〜10のいずれか1項に記載の止着式紙おむつ。
(作用効果)
このような範囲で高さの異なるフック部を設けることにより、通常の止着式紙おむつにおける使用態様に適し、従来の技術の項で述べた(1)〜(3)の要望を満たす止着が可能になる。
<請求項12>
前記オス材は、前記基材シート上に立設された軸部と、軸部の先端部に設けられた掛止部とを有する第1のフック部と、この第1のフック部に対して前記軸部に対する前記掛止部の角度が異なる第2のフック部とを有する、請求項6または7記載の止着式紙おむつ。
(作用効果)
請求項3記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
<請求項13>
前記第1のフック部及び第2のフック部の総数に対する前記第1のフック部の割合が40〜60%、且つ前記第2のフック部の割合が60〜40%である、請求項11または12記載の止着式紙おむつ。
(作用効果)
請求項4記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
<請求項14>
前記フック部を80〜800個/cm2の数密度で設けてなる請求項6〜13のいずれか1項に記載の止着式紙おむつ。
(作用効果)
請求項5記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
以上のとおり本発明によれば、同一のオス材でありながら、様々な止着特性を発揮しうるようになる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の一実施形態について止着式紙おむつに例をとり詳説する。
図1〜図3は、本発明が対象とする止着式紙おむつを示している。この紙おむつ例では、使用者の肌側に位置し、実質的に体液を透過する透液性の透液性表面シート1と、製品の外側に位置し、実質的に体液を透過させない不透液性シート、例えばポリエチレン等からなる完全に液を透過させない不透液性裏面シート2との間に、綿状パルプ等からなる、例えば長方形又は好ましくは図示のように砂時計型のある程度剛性を有する吸収体3が介在されている。この吸収体3は、吸収用の上下ティッシュペーパーで被覆することができる。
透液性表面シート1と吸収体3との間には、不織布からなるセカンドシートSを介在させることができる。このセカンドシートSが設けられる。このセカンドシートSは、表面シート1を通過した体液を広い範囲にすばやく拡散させ、吸収体に移行させ、逆戻りの防止機能および吸収体の吸収効率向上機能を発揮するものである。
裏面シート2は吸収要素より幅広の長方形をなし、その外方に砂時計形状の外装不織布10が設けられている。一方、透液性表面シート1は吸収要素より幅広の長方形をなし、吸収要素の側縁より若干外方に延在し、裏面シート2とホットメルト接着剤などにより固着されている(この固着部分を含めて本形態に関係する固着部分を符号*で示す)。
おむつの両側部には、使用面側に突出する脚周り用起立カフスBが形成されている。この起立カフスBは、実質的に幅方向に連続した不織布からなる起立シート4と、弾性伸縮部材、例えば糸ゴムからなる1本の又は図示のように複数本の脚周り用弾性伸縮部材5とにより構成されているものである。起立シート4は、透液性でなく実質的に不透液性(半透液性でもよい)であるのが望ましく、例えば不織布に対してシリコン処理などにより液体をはじく性質となるようにしてもよい。
具体的に図示例の起立カフスBでは、起立シート4を内面側を短く段違いに内折りして2重に形成され、各脚周り用弾性伸縮部材5をホットメルト接着剤などにより固着した状態で包んでいる。二重の起立シート4の内面は、透液性表面シート1の側縁と離間した位置において固着始端を有し、この固着始端から裏面シート2の延在縁にかけて、幅方向外方部分がホットメルト接着剤などにより固着されている。二重の起立シート4の外面は、その下面において外装不織布10にホットメルト接着剤などにより固着されている。よって、二重の起立シート4の内面の、裏面シート2への固着始端は、起立カフスBの起立端を形成している。脚周りにおいては、この起立端より内側は、製品本体に固定されていない自由部分であり、製品の中央側に向かう起立部と、途中で折り返し反転して外側に向かう平面当り部とに機能的にかつ概念的に区分されている。他方、図示しないが、長手方向前後端部において、ホットメルト接着剤などにより、前記起立部相当部(起立部の延長部)は、製品の中央側に向かう状態で製品に、具体的には透液性表面シート1及び裏面シート2の外面に固定され、前記平面当り部相当部(平面当り部の延長部)が折り返し反転した状態で起立部相当部上に固定されている。
おむつの、装着時には、おむつが舟形に体に装着されるので、そして各弾性伸縮部材5,5…の収縮力が作用するので、脚周りでは、各弾性伸縮部材5,5…の収縮力により起立カフスBが起立する。起立カフスBの起立部で囲まれる空間は、尿又は軟便の閉じ込め空間を形成する。この空間内に排尿されると、その尿は透液性表面シート1を通って吸収体3内に吸収されるとともに、軟便の固形分については、起立カフスBの起立部がバリヤーとなり、その乗り越えが防止される。万一、起立部の起立遠位側縁を乗り越えて横に漏れた尿は、平面当り部によるストップ機能により横漏れが防止される。
他方、本発明は、腹側部分および背側部分を有し、腹側部分および背側部分のいずれか一方の部分の両側端部に止着テープ(止着部材)7をそれぞれ有し、一方の部分の止着テープ7を他方の部分に止着することにより、胴回り開口部および一対の脚周り開口部が形成される止着式紙おむつに好適なものであり、本実施形態はその一般的な形態を採用したものである。すなわち、背側部分の両側端部に止着テープ7が設けられ、この止着テープ7が腹側部分外面に止着されるように構成されており、この止着テープ7は基材と基材表面に設けられたオス材30とから構成されている。
具体的には、基材シートの基部を起立シート4と外装不織布10との間に接着剤等により接合するとともに、基材の先端側にオス材30を接着剤等により接合する形態を採用できる。基材シートとしては、プラスチック、ポリラミ不織布、紙などが用いられる。オス材30は、図4に示すように基材シート上にフック状、きのこ状等のフック部を有するものが用いられる。必要に応じて、オス材30より先端側の部分には仮止め接着剤部7Bを設けることもできる。製品の組立て末期において、仮止め接着剤部7Bが起立シート4に接着されることにより止着テープ7の先端側の剥離を防止するようにしている。使用時には、その接着力に抗して剥離し、止着テープ7の先端側を腹側部分に持ち込むものである。この際、仮止め接着剤部7Bより先端側は基材が露出して摘みタブ部となる。
また、メカニカルファスナーによる止着形態においては、外装不織布10自体をフック受け要素とする場合と、図示例のように、外装不織布10の表面に被着要素20を設ける場合とがあり、本発明はいずれの場合にも適用できる。前者の場合には外装不織布10として嵩高な不織布を使用することが望ましい。後者の被着要素としては、プラスチックフィルム等からなるシートにループ状の糸(フック受け部)を多数突出させたもの等を用いることができる。止着に際しては、止着テープのフック要素7Aが、被着要素20のフック受け部または外装不織布10を構成する不織布繊維と絡み合うことにより、止着テープ7が被着要素20または外装不織布10と係合される。止着テープ7は、おむつ装着時のみならず、使用後におむつを丸めて止着する後処理にも利用される。
(本発明の特徴構成)
本発明は、上述の止着テープに用いるオス材30に関するものである。例えば図4、図6、図8に示すように、本発明のオス材30は、高さまたは形状の異なる複数種のフック部32が基材シート31に設けられる。もちろん、高さ及び形状のいずれか一方が異なる限り、両方を異ならしめることもできる。
オス材30の基材シート31は特に限定されるものではないが、ポリエチレン、ポリエチレン等の合成樹脂を用いることができる。また、基材シート31の厚みは特に限定されるものではないが柔軟性および強度を両立させることを考えると、50〜300μmとするのが好ましい。
オス材30のフック部32としては、適宜の形状を採用することができる。具体的には、製造容易性の観点から図4及び図5に示すキノコ型のフック部32が好適である。キノコ型のフック部32は、基材シート上に立設された軸部32yと、軸部32yの先端部に設けられた掛止部32zとを有する。掛止部32zは、軸部32yの周囲に張り出す平坦な形状を有する。掛止部32zは一般に採用されている円形の他、三角形、四角形、五角形、六角形等の多角形、楕円形、その他あらゆる形状とすることができる。また、図6に示す波形形状のフック部32も採用することもできる。波形形状のフック部32は、軸部先端から連続する掛止部32zが曲線的に屈曲し、基材シート31と平行な方向に対して基材シート31側を向いているものである。
フック部32の素材は基材シート31と同様のものを採用することができる。フック部32の高さhはメス材や止着特性に応じて適宜設定することができる。通常、基材シート31表面からフック部先端までの高さhは、100〜2000μmの範囲内で設定するのが好ましい。フック部32の数密度、すなわち単位面積当りに配置されるフック部の数は、80〜800個/cm2、特に140〜410個/cm2とするのが好ましい。フック部32の数密度は適宜定めることができるが、あまり疎らであったり、密であったりすると、形状や高さの差による止着特性への影響が弱くなる。また、フック部32の付け根間のピッチpとしては、300〜800μmであるのが好ましく、400〜500μmであると更に好ましい。
高さまたは形状の異なるフック部は、図示例のように2種類とする他、3種類以上とすることもできる。また、複数種のフック部は、図4及び図6に示すように種類の異なるものを一つ置きに交互に配置する他、同種のフック部を複数個まとめて配置することもできる。後者に類似するものとして、図示しないが、基材シート上に区画を定め、区画毎に異なるフック部を設けることもできる。また、フック部32の平面配列は適宜定めれば良く、図8に示す行列状配列や、図9に示す千鳥状配列の他、ランダムな配列とすることもできる。
特に、図4および図6に示すような高さが異なるフック部32を有する形態を採用する場合、基材シート31表面から先端までの高さhが250〜2000μmである第1のフック部32と、基材シート表面から先端までの高さhが100〜500μmの範囲内にあり且つ第1のフック部よりも高さの低い第2のフック部32とを有するように構成するのが望ましい。このような高さhの異なるフック部32を設けることにより、通常用いられる多くのメス材において、高い方のフック部32のみ係合させることにより弱く係合させたり、高低両方のフック部32を係合させることにより強く係合させたりすることができる。
フック部32の高さhの好適な範囲は、フック部32が係合される素材別では次のようになる。すなわち、スパンボンド不織布及びSMS不織布に対して係合させる場合では、背の高いフック部32の高さは150〜300μm、背の低いフック部32の高さは100〜150μmとするのが好ましい。また、エアスルー不織布に対して係合させる場合では、背の高いフック部32の高さは250〜1000μm、背の低いフック部32の高さは100〜250μmとするのが好ましい。また、ニット織りやトリコット織りの織布を有する被着要素に対して係合させる場合では、背の高いフック部32の高さは500〜2000μm、背の低いフック部32の高さは100〜500μmとするのが好ましい。
また、複数種のフック部32の数の割合は、略等分としたり、一部のフック部32を極端に多くしたり、目的とする止着特性に応じて適宜設定することができる。一つの好ましい形態としては、フック部32を二種類とし、第1のフック部32及び第2のフック部32の総数に対する第1のフック部32の割合を40〜60%とし、且つ第2のフック部32の割合を60〜40%とすることを提案する。少ない方のフック部が40%未満になるとそのフック部による止着特性が発現されにくくなる。特に高さが異なるフック部を有する形態では、背の高いフック部の割合を50〜90%とし、背の低いフック部の割合を50〜10%とすることもできる。
フック部32の形状を異ならしめる場合には、基材シート31上に掛止部32z形状の異なるフック部32を複数種設ける、すなわち例えばキノコ型のフック部と波型のフック部を設けたり(全体形状が異なる)、あるいはキノコ型である点では共通するが掛止部が円形のフック部と五角形のフック部とを設けたり(一部形状が異なる)することができる。さらに、製造が容易な形態として、図10に示すように、軸部32yに対する掛止部32zの角度θ(以下、単に傾斜角度ともいう)を異ならしめることも提案する。図示例はキノコ型への適用例であるが、波形であっても適用できることはいうまでもない。
止着式紙おむつの止着テープにおいては、高さの異なる2種類のフック部を有する形態が好適であり、特に次のような係合形態となるように構成するのが好ましい。
(仮止め時の係合形態)
止着テープ7の仮止めに際し、オス材30のフック部23を内面素材、すなわち上記おむつ例における起立シート4に係合させる場合、内面素材に対する剥離容易性を重視した止着特性が要求される。このため、仮止め状態において、図11に示すように、高い方のフック部32が起立シート4に係合されるが、低い方のフック部32は起立シート4まで届かず、したがって係合されないように構成するのが好ましい。このような止着は、起立シート4の厚さや嵩、フック部32の高さを適宜調整することにより達成できる。
起立シート4には適度の耐水圧性能を有していることが望まれるため、80mmH2O以上の耐水圧を有するSMS不織布やスパンボンド不織布が好適に用いられ、さらに上記止着形態を考慮すると、そのような不織布の中でも、KES自動化表面試験機(KESFB4−AUTO−A)により測定される平均表面摩擦係数MIUが0.20以下且つ表面粗さ(平均偏差)SMDが4.00以下のものが好適である。
なお、耐水圧は、JIS−L−1092のA法(低水圧法)の静水圧法に準じて、次のようにして計測されるものである。
(1) 耐水圧試験機THIスライドバックFBW50110H(THK製)を用いて測定する。
(2) 試験片を150mm角に切断し、角部を30mmずつ切り落とす。
(3) 試験片を試験機にセットし、スピードコントロールを20に合わせて測定する。
(4) 水が1滴しみ出した時点で加圧を停止し、圧力計の数値を読む。
また、上記止着特性の目安としては、剥離力は最大値が30〜350g、平均値が10〜200gとなるように構成するのが好ましい。
なお、剥離力は、図17に示す(1)〜(5)の手順で次のように計測されるものである。
(1) メス材33をステンレス板STの端部近傍に固定する。
(2) 長手方向中間にオス材30を設けた止着テープ7を用意し、これをメス材に貼り付ける。この際、止着テープ7のオス材30をメス材33と同様ステンレス板端部近傍に合わせ、且つオス材30の全体がメス材33に係合するように配置する。
(3) 重量2kgのローラRを止着テープ7の長手方向に一往復させ止着テープ7のオス材30をメス材33に係合させる。
(4) 止着テープ7の端部に対して分銅を連結し、分銅WTをステンレス板の端部から下方に垂らし、止着テープ7に剪断荷重を与える。この際、剪断荷重が1kgになるように分銅の重さを選択し、かつ剪断荷重を付与する時間を10秒間とする。
(5) 通常の引張試験機を用い、引張方向に対して直交するようにステンレ板STを固定し、これに対して直交する方向に止着テープが引張られるように準備する。この際、オス材30の最後の部位が剥離するときのオス材30とメス材33との角度(最終剥離角度)が90度となるように調整する。引張速度300mm/minで引張試験を行い、測定される荷重変化曲線における剥離開始時から完全剥離までの間の平均値、ならびに最大値を求める。
また、剪断力は、図18に示す(1)〜(4)の手順で次のように計測されるものである。
(1) メス材33をステンレス板ST上に固定する。
(2) 長手方向中間にオス材30を設けた止着テープ7を用意し、これをメス材に貼り付ける。この際、止着テープ7のオス材30の全体がメス材33に係合するように配置する。
(3) 重量2kgのろーらRを止着テープ7の長手方向に一往復させ止着テープ7のオス材30をメス材33に係合させる。
(4) 通常の引張試験機を用い、一方のチャックにステンレス板の端部挟み、他方のチャックに止着テープの端部を挟み、チャック間距離50mm、引張速度300mm/minで剪断方向の引張試験を行い、測定される荷重変化曲線における剥離開始時から完全剥離までの間の最大値を求める。
(おむつ装着時における係合形態)
おむつ装着時には、止着テープ7の取り外しが十分容易に行える範囲で、可能な限り強固に止着できるようにするのが好ましい。この観点から、オス材30を腹側部分、上記止着式紙おむつ例における外装不織布10あるいは被着要素20(以下、被着要素等ともいう)に係合させた状態で、高い方のフック部32は被着要素等に係合され、低い方のフック部32は被着要素等に対して高い方のフック部32よりも浅い位置、例えば表面に露出する繊維に係合されるように構成するのが好ましい。
被着要素20は不織布の他、織布により構成することができる。不織布に対して止着する場合では、剥離力の最大値が400〜850g、平均値が200〜500g、剪断力が3.5〜5.0kgとなるように構成するのが好ましい。一般に、不織布を被着要素20とする形態は、ベビー用や、ベビー用の中でも小さいサイズのもので使用されているが、この範囲の剥離力及び剪断力を有するのであれば、大人用としても適用できる。
被着要素を織布により構成する場合、ニット織りやトリコット織りの織布をフィルムや不織布に貼り付け、シート状となして使用することができる。この場合、剥離力の最大値が600〜1000g、平均値が500〜800g、剪断力が4.5〜8.0kgとなるように構成するのが好ましい。このような構成のものは係合力が強く、ベビー用・大人用の両方で使用可能である。
また本形態では、高さの異なるフック部32の両方が良好に係合するように被着要素20等の表面に凹凸を設けることができる。また、被着要素20等が不織布である場合には、複数層構造となし、外面から内部に向かうにつれて密度が高くなるように構成することによって、フック部32が不織布内に入り易くなるように構成することもできる。
このように、装着時には、高低に関係なくフック部32が係合する構成を採用することにより、装着時における剪断強度を高く維持できる。しかも、低い方のフック部32は他方の部分に対して浅く係合することになるため、剥離方向の力に対しては係合が外れ易い。したがって、止着テープ7の取り外しが十分容易に行える範囲で、可能な限り強固に止着できるようになる。
(後処理時における係合形態)
後処理時においては、丸めたおむつが拡がらないように外装不織布10に対して強固に止着できることが重要であるが、外装不織布10は風合いが良い不織布が用いられる。このため、図13に示すように、高い方のフック部32を外装不織布10に係合し、低い方のフック部32は外装不織布10に係合しないように構成するのが好ましい。この場合、フック部全体としてみると通常の密度で配置されていても、高い方のフック部32のみをみると疎らに配置されることになるため、高い方のフック部32が外装不織布10に内に入り易く、強固に係合させることができる。
外装不織布10としては、風合いが良い不織布であれば特に限定されず、一般にエアスルー不織布やスパンレース不織布が好適に用いられるが、スパンボンド不織布、SMS不織布も用いることができる。また強い係合特性を得るためには、外装不織布の平均表面摩擦係数MIUは0.15〜0.40、且つ表面粗さ(平均偏差)SMDが3.0〜6.0であるのが好適である。
後処理時における止着特性の目安としては、剥離力の最大値が70〜400g、平均値が20〜250g、剪断力が0.5〜4.0kgとなるように構成するのが好ましい。後処理時には、おむつを素早く処理(丸めてテープで止める)必要があるため、外装不織布に張り付き易いものが良い。ただし、後処理時に止着テープを張り直す必要が生じたときは、簡単に止着テープ7を剥がせる係合力にするのが望ましい。
一方、形状の異なるフック部の形態として、掛止部32の傾斜角度θを異ならしめることにより、方向性のある止着特性を発揮させることができる。具体的には、前述の図10に示すように、軸部32yに対する掛止部32zの角度が直角をなす一般的な非傾斜キノコ型フック部32と、これに対して掛止部32zが軸部に対して鈍角をなす側および鋭角をなす側を有する傾斜キノコ型フック部32との2種類を設けている。この場合、図14に示すように、フック部32を被着要素20等に押し付けて係合した後、傾斜キノコ型フック部の掛止部における鋭角側から鈍角側に向かう力(図中白抜き矢印方向)が作用すると、傾斜フック部32が被着要素20等に対して深く入り込む方向に力を受け、両フック部32が強固に係合する。また、図15に示すように、反対方向すなわち鈍角側から鋭角側に向い、かつ被着要素20等から離間する方向に力(図中白抜き矢印方向)を与えると、傾斜フック部32が被着要素20等から抜け出す方向に力を受け、図16に示すように傾斜フック部32の係合が外れ、次いで被着要素20等に対して直交する方向(図中白抜き矢印方向)に剥離すると全体が容易に外れるようになる。
したがって、例えばこの形態を止着式紙おむつの止着テープ7に適用する場合、傾斜キノコ型フック部32の掛止部32zの方向を鋭角側が腹側及び鈍角側が背側となるように合わせてオス材30を取り付けることにより、おむつ装着後に腹圧が止着テープ7に対して加わると、傾斜キノコ型フック部32の掛止部32zに対してその鋭角側から鈍角側に向かって(図中矢印方向)剪断力が作用する結果、両フック部32が強固に係合することになり、装着中の緩みが効果的に防止される。止着テープ7を取り外す時には、腹側の中央に向かって止着テープ7を一度引っ張ることにより、傾斜キノコ型フック部32に対してその鈍角側から鋭角側に向い、かつ被着要素20等から離間する方向に力が与えられ、傾斜したフック部32の係合が外れ、次いで止着テープ7を被着要素20から離間する方向に剥離すると弱い力で全体が外れるようになる。
なお、前述したが、この形状の異なるフック部の形態と高さの異なるフック部の形態は組み合わせて適用できる。
表1に示す各種オス材(全例において頭部形状はキノコ状、配置は行列状)を用意し、これにより止着テープを作成し、紙おむつにおける仮止め時、本止め時および後処理時を想定した各種素材に対する剥離力及び剪断力を測定した。なお、測定方法については前述のとおりである。また表に示されない条件は全て共通とした。
試験結果を表1に示す。本発明に係る実施例1〜4によれば、仮止め時を想定した素材に対する係合力は従来例1〜5よりも弱く剥離が容易であるにもかかわらず、本止め時または後処理時を想定した素材に対する係合力は従来例よりも高くなり、強固な係合が可能であった。このことから、本発明によれば、同一のオス材でありながら、素材によって様々な止着特性を発揮しうるようになることが判明した。
Figure 2005319142
本発明は、メカニカルファスナーを複数種の固定目的で使用する場合、特に止着式紙おむつの止着テープに好適であるが、これに限られるものではなく、広範な用途に適用できるものである。
止着式紙おむつ例の展開状態を内面側から見た平面図である。 図1のII−II断面概略図である。 止着式紙おむつ例の斜視図である。 キノコ型フック部を有するオス材の斜視図である。 キノコ型フック部を有するオス材の側面図である。 波型フック部を有するオス材の斜視図である。 波型フック部を有するオス材の側面図である。 オス材の平面図である。 他のオス材の平面図である。 他のオス材の側面図である。 仮止め時における係合状態を示す側面図である。 装着時における係合状態を示す側面図である。 後処理時における係合状態を示す側面図である。 他の係合状態を示す側面図である。 他の係合状態を示す側面図である。 他の係合状態を示す側面図である。 剥離試験方法の手順を示す斜視図である。 剪断試験方法の手順を示す斜視図である。
符号の説明
1…表面シート、2…不透液性シート、3…吸収体、4…起立シート、5…弾性伸縮部材、7…止着テープ、10…外装不織布、20…被着要素、30…オス材、31…基材シート、32…フック部、ST…ステンレス板、WT…分銅、R…ローラ。

Claims (14)

  1. 高さまたは形状が異なる複数種のフック部を基材シート上に多数設けてなることを特徴とするメカニカルファスナーのオス材。
  2. 前記基材シート表面から先端までの高さが250〜2000μmである第1のフック部と、前記基材シート表面から先端までの高さが100〜500μmの範囲内にあり且つ前記第1のフック部よりも高さの低い第2のフック部とを有する請求項1記載のメカニカルファスナーのオス材。
  3. 前記基材シート上に立設された軸部と、軸部の先端部に設けられた掛止部とを有する第1のフック部と、この第1のフック部に対して前記軸部に対する前記掛止部の角度が異なる第2のフック部とを有する、請求項1記載のメカニカルファスナーのオス材。
  4. 前記第1のフック部及び第2のフック部の総数に対する前記第1のフック部の割合が40〜60%、且つ前記第2のフック部の割合が60〜40%である、請求項2または3記載のメカニカルファスナーのオス材。
  5. 前記フック部を80〜800個/cm2の数密度で設けてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のメカニカルファスナーのオス材。
  6. 高さまたは形状が異なる複数種のフック部を基材シート上に多数設けてなるオス材と、このオス材が係合されるメス材とからなるメカニカルファスナーを備えたことを特徴とする吸収性物品。
  7. 腹側部分および背側部分を有し、腹側部分および背側部分のいずれか一方の部分の両側端部に止着部材をそれぞれ有し、前記一方の部分の止着部材を他方の部分に対して止着することにより、胴回り部および一対の脚周り部が形成される止着式紙おむつにおいて、
    前記止着部材は、高さまたは形状が異なる複数種のフック部を基材シート上に多数設けてなるオス材を有し、このオス材を他方の部分に対して係合することにより止着するように構成したことを特徴とする止着式紙おむつ。
  8. 前記止着部材は、前記一方の部分の両側端部における内面素材に係合されて仮止めされており、身体への装着に際して剥離されるように構成されており、かつ前記オス材は高さが異なるフック部を有し、前記仮止め状態で高い方のフック部が前記内面素材に係合され、低い方のフック部は前記内面素材に係合されないように構成された、請求項7記載の止着式紙おむつ。
  9. 前記オス材は高さが異なるフック部を有し、前記他方の部分に対する係合状態で高い方のフック部は前記他方の部分に係合され、低い方のフック部は前記他方の部分に対して前記高い方のフック部よりも浅い位置に係合されるように構成された、請求項7または8記載の止着式紙おむつ。
  10. 前記オス材は高さが異なるフック部を有し、おむつ外面をなす外装不織布に対して係合された状態で、高い方のフック部が前記外装不織布に係合され、低い方のフック部は前記外装不織布に係合されないように構成された、請求項7〜9のいずれか1項に記載の止着式紙おむつ。
  11. 前記オス材は、前記基材シート表面から先端までの高さが250〜2000μmである第1のフック部と、前記基材シート表面から先端までの高さが100〜500μmの範囲内にあり且つ前記第1のフック部よりも高さの低い第2のフック部とを有する、請求項6〜10のいずれか1項に記載の止着式紙おむつ。
  12. 前記オス材は、前記基材シート上に立設された軸部と、軸部の先端部に設けられた掛止部とを有する第1のフック部と、この第1のフック部に対して前記軸部に対する前記掛止部の角度が異なる第2のフック部とを有する、請求項6または7記載の止着式紙おむつ。
  13. 前記第1のフック部及び第2のフック部の総数に対する前記第1のフック部の割合が40〜60%、且つ前記第2のフック部の割合が60〜40%である、請求項11または12記載の止着式紙おむつ。
  14. 前記フック部を80〜800個/cm2の数密度で設けてなる請求項6〜13のいずれか1項に記載の止着式紙おむつ。
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