JP4220432B2 - 止着式紙おむつ - Google Patents
止着式紙おむつ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4220432B2 JP4220432B2 JP2004140627A JP2004140627A JP4220432B2 JP 4220432 B2 JP4220432 B2 JP 4220432B2 JP 2004140627 A JP2004140627 A JP 2004140627A JP 2004140627 A JP2004140627 A JP 2004140627A JP 4220432 B2 JP4220432 B2 JP 4220432B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engaged
- hook portion
- fastening
- male
- nonwoven fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 107
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims description 63
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 claims description 9
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 claims description 9
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 5
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims description 4
- 235000001674 Agaricus brunnescens Nutrition 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 8
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 7
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 7
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 7
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 6
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 6
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 5
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 5
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 5
- 239000004831 Hot glue Substances 0.000 description 4
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 4
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 4
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 3
- 230000003187 abdominal effect Effects 0.000 description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 210000001124 body fluid Anatomy 0.000 description 3
- 239000010839 body fluid Substances 0.000 description 3
- 210000002700 urine Anatomy 0.000 description 3
- 206010012735 Diarrhoea Diseases 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 2
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 230000002706 hydrostatic effect Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 1
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000001846 repelling effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000007660 shear property test Methods 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000009864 tensile test Methods 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
(1)仮止めにおいては、仮止めの機能を十分に発揮しうる範囲で、可能な限り容易に剥離できる、つまり内面素材に対する剥離容易性が重視される。
(2)装着に際しては、止着テープの取り外しが十分容易に行える範囲で、可能な限り強固に止着できる、つまり腹側部分に対する剥離強度と剪断強度とが重視される。
(3)廃棄時には、丸めたおむつが拡がらないように外装不織布に対して強固に止着できる、つまり外装不織布に対する剪断強度が重視される。
この止着式紙おむつの止着テープのように、複数種の固定目的で使用されるメカニカルファスナーにおいては、要求される止着特性は一様ではなく、これに対応するべくオス材のフック部の形状を特殊なものにする等の技術開発が行われている(例えば特許文献1参照)が、依然として満足の行くものとなっていない。
透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在されて構成され、
腹側部分および背側部分を有し、腹側部分および背側部分のいずれか一方の部分の両側端部に止着部材をそれぞれ有し、前記一方の部分の止着部材を他方の部分に対して止着することにより、胴回り部および一対の脚周り部が形成される止着式紙おむつにおいて、
おむつ内面側の両側部に、使用面側に突出する起立カフスが設けられるとともに、この起立カフスを構成する起立シートの幅方向外方部分が、前記一方の部分の両側端部における内面素材をなしており、且つこの起立シートはスパンボンド不織布またはSMS不織布であり、
前記止着部材は、フック部を基材シート上に多数設けてなるオス材を有し、
前記被着要素は、ニット織りまたはトリコット織りの織布をフィルムまたは不織布に貼り付けて構成されたシート状素材であり、
前記止着部材はそのオス材により、製品提供時には前記一方の部分の両側端部における内面素材に係合されて仮止めされ、かつ身体への装着に際しては前記一方の部分の両側端部における内面素材から剥離されて他方の部分に対して係合されて止着されるように構成されており、
前記オス材は高さが異なるフック部を有し、前記仮止め状態で高い方のフック部が前記内面素材に係合され、低い方のフック部は前記内面素材に係合されないように構成されるとともに、前記他方の部分に対する係合状態で高い方のフック部は前記他方の部分に係合され、低い方のフック部は前記他方の部分に対して前記高い方のフック部よりも浅い位置に係合されるように構成された、
ことを特徴とする止着式紙おむつ。
前述したとおり、止着式の紙おむつにおいては相反するような止着特性が一つの止着部材に要求される。従来のメカニカルファスナーにおけるオス材は、形状にしても高さにしても一種類のフック部が多数配列されているだけであり、これをいくら調整したとしても、発揮される止着特性は一様である。本発明は、かかる止着部材に高さが異なる複数種のフック部を有するオス材を用い、仮止め時における内面素材に対する剥離容易性を重視した止着特性を実現するとともに、装着時には、高低に関係なくフック部が係合する構成を採用することにより、装着時における剪断強度を高く維持できるものである。しかも、低い方のフック部は他方の部分に対して浅く係合することになるため、剥離方向の力に対しては係合が外れ易い。したがって、止着テープの取り外しが十分容易に行える範囲で、可能な限り強固に止着できるようになる。
透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在されて構成され、
腹側部分および背側部分を有し、腹側部分および背側部分のいずれか一方の部分の両側端部に止着部材をそれぞれ有し、前記一方の部分の止着部材を他方の部分に対して止着することにより、胴回り部および一対の脚周り部が形成される止着式紙おむつにおいて、
おむつ内面側の両側部に、使用面側に突出する起立カフスが設けられるとともに、この起立カフスを構成する起立シートの幅方向外方部分が、前記一方の部分の両側端部における内面素材をなしており、且つこの起立シートはスパンボンド不織布またはSMS不織布であり、
前記止着部材は、フック部を基材シート上に多数設けてなるオス材を有し、
前記被着要素は、複数層構造を有するとともに外面から内部に向かうにつれて密度が高くなるように構成された不織布であり、
前記止着部材はそのオス材により、製品提供時には前記一方の部分の両側端部における内面素材に係合されて仮止めされ、かつ身体への装着に際しては前記一方の部分の両側端部における内面素材から剥離されて他方の部分に対して係合されて止着されるように構成されており、
前記オス材は高さが異なるフック部を有し、前記仮止め状態で高い方のフック部が前記内面素材に係合され、低い方のフック部は前記内面素材に係合されないように構成されるとともに、前記他方の部分に対する係合状態で高い方のフック部は前記他方の部分に係合され、低い方のフック部は前記他方の部分に対して前記高い方のフック部よりも浅い位置に係合されるように構成された、
ことを特徴とする止着式紙おむつ。
前記他方の部分に被着要素が設けられ、前記止着部材をそのオス材により前記被着要素に対して止着することによって、胴回り部および一対の脚周り部が形成されるように構成されており、
前記止着部材のオス材と内面素材との係合における剥離力の最大値が30〜350gであり、
前記止着部材のオス材と前記被着部材との係合における剥離力の最大値が400〜1000gである、
請求項1または2記載の止着式紙おむつ。
前記不透液性裏面シートの外面に、おむつ外面をなす外装不織布が設けられ、前記他方の部分の前記外装不織布上に被着要素が設けられ、前記止着部材をそのオス材により前記被着要素に対して止着することによって、胴回り部および一対の脚周り部が形成されるように構成されており、
前記止着部材のオス材と内面素材との係合における剥離力の最大値が30〜350gであり、
前記止着部材のオス材と前記被着部材との係合における剥離力の最大値が400〜1000gであり、
前記止着部材のオス材と前記外装不織布との係合における剥離力の最大値が70〜400gである、
請求項1または2記載の止着式紙おむつ。
前記オス材は、前記外装不織布に対して係合された状態で、高い方のフック部が前記外装不織布に係合され、低い方のフック部は前記外装不織布に係合されないように構成された、請求項4記載の止着式紙おむつ。
最近の一般的な紙おむつでは、吸収体の外面側にポリエチレンシート等よりなる裏面シートが設けられ、更にその外側に外装不織布が配されており、下着のような外観を呈するように構成されており、メカニカルファスナーを利用した止着部材を有するおむつではこの外装不織布に対してオス材のフック部が係合される。通常の場合、外装不織布は薄く、嵩高で、更に裏側に裏面シートがあるため、通常のオス材は係合し難い。これに対して、本項記載の場合、フック部全体としてみると通常の密度で配置されていても、高い方のフック部のみをみると疎らに配置されることになるため、外装不織布内に入り易く従来よりも強固に係合させることができるのである。
前記オス材は、前記基材シート表面から先端までの高さが500〜2000μmである第1のフック部と、前記基材シート表面から先端までの高さが100〜500μmの範囲内にあり且つ前記第1のフック部よりも高さの低い第2のフック部とを有し、
前記第1のフック部及び第2のフック部の総数に対する前記第1のフック部の割合が40〜60%、且つ前記第2のフック部の割合が60〜40%であり、
前記フック部を80〜800個/cm 2 の数密度で設けてなる、請求項4又は5記載の止着式紙おむつ。
このような範囲で高さの異なるフック部を設けることにより、通常の止着式紙おむつにおける使用態様に適し、従来の技術の項で述べた(1)〜(3)の要望を満たす止着が可能になる。
図1〜図3は、本発明に係る止着式紙おむつを示している。この紙おむつ例では、使用者の肌側に位置し、実質的に体液を透過する透液性の透液性表面シート1と、製品の外側に位置し、実質的に体液を透過させない不透液性シート、例えばポリエチレン等からなる完全に液を透過させない不透液性裏面シート2との間に、綿状パルプ等からなる、例えば長方形又は好ましくは図示のように砂時計型のある程度剛性を有する吸収体3が介在されている。この吸収体3は、吸収用の上下ティッシュペーパーで被覆することができる。
本発明は、上述の止着テープに用いるオス材30に関するものである。例えば図4及び図6に示すように、本発明のオス材30は、高さの異なる複数種のフック部32が基材シート31に設けられる。もちろん、高さが異なる限り、形状を異ならしめることもできる。
(仮止め時の係合形態)
止着テープ7の仮止めに際し、オス材30のフック部23を内面素材、すなわち上記おむつ例における起立シート4に係合させる場合、内面素材に対する剥離容易性を重視した止着特性が要求される。このため、仮止め状態において、図11に示すように、高い方のフック部32が起立シート4に係合されるが、低い方のフック部32は起立シート4まで届かず、したがって係合されないように構成される。このような止着は、起立シート4の厚さや嵩、フック部32の高さを適宜調整することにより達成できる。
(1)耐水圧試験機THIスライドバックFBW50110H(THK製)を用いて測定する。
(2)試験片を150mm角に切断し、角部を30mmずつ切り落とす。
(3)試験片を試験機にセットし、スピードコントロールを20に合わせて測定する。
(4)水が1滴しみ出した時点で加圧を停止し、圧力計の数値を読む。
(1)メス材33をステンレス板STの端部近傍に固定する。
(2)長手方向中間にオス材30を設けた止着テープ7を用意し、これをメス材に貼り付ける。この際、止着テープ7のオス材30をメス材33と同様ステンレス板端部近傍に合わせ、且つオス材30の全体がメス材33に係合するように配置する。
(3)重量2kgのローラRを止着テープ7の長手方向に一往復させ止着テープ7のオス材30をメス材33に係合させる。
(4)止着テープ7の端部に対して分銅を連結し、分銅WTをステンレス板の端部から下方に垂らし、止着テープ7に剪断荷重を与える。この際、剪断荷重が1kgになるように分銅の重さを選択し、かつ剪断荷重を付与する時間を10秒間とする。
(5)通常の引張試験機を用い、引張方向に対して直交するようにステンレ板STを固定し、これに対して直交する方向に止着テープが引張られるように準備する。この際、オス材30の最後の部位が剥離するときのオス材30とメス材33との角度(最終剥離角度)が90度となるように調整する。引張速度300mm/minで引張試験を行い、測定される荷重変化曲線における剥離開始時から完全剥離までの間の平均値、ならびに最大値を求める。
(1) メス材33をステンレス板ST上に固定する。
(2) 長手方向中間にオス材30を設けた止着テープ7を用意し、これをメス材に貼り付ける。この際、止着テープ7のオス材30の全体がメス材33に係合するように配置する。
(3) 重量2kgのローラRを止着テープ7の長手方向に一往復させ止着テープ7のオス材30をメス材33に係合させる。
(4) 通常の引張試験機を用い、一方のチャックにステンレス板の端部挟み、他方のチャックに止着テープの端部を挟み、チャック間距離50mm、引張速度300mm/minで剪断方向の引張試験を行い、測定される荷重変化曲線における剥離開始時から完全剥離までの間の最大値を求める。
おむつ装着時には、止着テープ7の取り外しが十分容易に行える範囲で、可能な限り強固に止着できるようにするのが好ましい。この観点から、オス材30を腹側部分における外装不織布10あるいは被着要素20(以下、被着要素等ともいう)に係合させた状態で、高い方のフック部32は被着要素等に係合され、低い方のフック部32は被着要素等に対して高い方のフック部32よりも浅い位置、例えば表面に露出する繊維に係合されるように構成される。
後処理時においては、丸めたおむつが拡がらないように外装不織布10に対して強固に止着できることが重要であるが、外装不織布10は風合いが良い不織布が用いられる。このため、図13に示すように、高い方のフック部32を外装不織布10に係合し、低い方のフック部32は外装不織布10に係合しないように構成するのが好ましい。この場合、フック部全体としてみると通常の密度で配置されていても、高い方のフック部32のみをみると疎らに配置されることになるため、高い方のフック部32が外装不織布10に内に入り易く、強固に係合させることができる。
Claims (6)
- 透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在されて構成され、
腹側部分および背側部分を有し、腹側部分および背側部分のいずれか一方の部分の両側端部に止着部材をそれぞれ有し、前記一方の部分の止着部材を他方の部分に対して止着することにより、胴回り部および一対の脚周り部が形成される止着式紙おむつにおいて、
おむつ内面側の両側部に、使用面側に突出する起立カフスが設けられるとともに、この起立カフスを構成する起立シートの幅方向外方部分が、前記一方の部分の両側端部における内面素材をなしており、且つこの起立シートはスパンボンド不織布またはSMS不織布であり、
前記止着部材は、フック部を基材シート上に多数設けてなるオス材を有し、
前記被着要素は、ニット織りまたはトリコット織りの織布をフィルムまたは不織布に貼り付けて構成されたシート状素材であり、
前記止着部材はそのオス材により、製品提供時には前記一方の部分の両側端部における内面素材に係合されて仮止めされ、かつ身体への装着に際しては前記一方の部分の両側端部における内面素材から剥離されて他方の部分に対して係合されて止着されるように構成されており、
前記オス材は高さが異なるフック部を有し、前記仮止め状態で高い方のフック部が前記内面素材に係合され、低い方のフック部は前記内面素材に係合されないように構成されるとともに、前記他方の部分に対する係合状態で高い方のフック部は前記他方の部分に係合され、低い方のフック部は前記他方の部分に対して前記高い方のフック部よりも浅い位置に係合されるように構成された、
ことを特徴とする止着式紙おむつ。 - 透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在されて構成され、
腹側部分および背側部分を有し、腹側部分および背側部分のいずれか一方の部分の両側端部に止着部材をそれぞれ有し、前記一方の部分の止着部材を他方の部分に対して止着することにより、胴回り部および一対の脚周り部が形成される止着式紙おむつにおいて、
おむつ内面側の両側部に、使用面側に突出する起立カフスが設けられるとともに、この起立カフスを構成する起立シートの幅方向外方部分が、前記一方の部分の両側端部における内面素材をなしており、且つこの起立シートはスパンボンド不織布またはSMS不織布であり、
前記止着部材は、フック部を基材シート上に多数設けてなるオス材を有し、
前記被着要素は、複数層構造を有するとともに外面から内部に向かうにつれて密度が高くなるように構成された不織布であり、
前記止着部材はそのオス材により、製品提供時には前記一方の部分の両側端部における内面素材に係合されて仮止めされ、かつ身体への装着に際しては前記一方の部分の両側端部における内面素材から剥離されて他方の部分に対して係合されて止着されるように構成されており、
前記オス材は高さが異なるフック部を有し、前記仮止め状態で高い方のフック部が前記内面素材に係合され、低い方のフック部は前記内面素材に係合されないように構成されるとともに、前記他方の部分に対する係合状態で高い方のフック部は前記他方の部分に係合され、低い方のフック部は前記他方の部分に対して前記高い方のフック部よりも浅い位置に係合されるように構成された、
ことを特徴とする止着式紙おむつ。 - 前記他方の部分に被着要素が設けられ、前記止着部材をそのオス材により前記被着要素に対して止着することによって、胴回り部および一対の脚周り部が形成されるように構成されており、
前記止着部材のオス材と内面素材との係合における剥離力の最大値が30〜350gであり、
前記止着部材のオス材と前記被着部材との係合における剥離力の最大値が400〜1000gである、
請求項1または2記載の止着式紙おむつ。 - 前記不透液性裏面シートの外面に、おむつ外面をなす外装不織布が設けられ、前記他方の部分の前記外装不織布上に被着要素が設けられ、前記止着部材をそのオス材により前記被着要素に対して止着することによって、胴回り部および一対の脚周り部が形成されるように構成されており、
前記止着部材のオス材と内面素材との係合における剥離力の最大値が30〜350gであり、
前記止着部材のオス材と前記被着部材との係合における剥離力の最大値が400〜1000gであり、
前記止着部材のオス材と前記外装不織布との係合における剥離力の最大値が70〜400gである、
請求項1または2記載の止着式紙おむつ。 - 前記オス材は、前記外装不織布に対して係合された状態で、高い方のフック部が前記外装不織布に係合され、低い方のフック部は前記外装不織布に係合されないように構成された、請求項4記載の止着式紙おむつ。
- 前記オス材は、前記基材シート表面から先端までの高さが500〜2000μmである第1のフック部と、前記基材シート表面から先端までの高さが100〜500μmの範囲内にあり且つ前記第1のフック部よりも高さの低い第2のフック部とを有し、
前記第1のフック部及び第2のフック部の総数に対する前記第1のフック部の割合が40〜60%、且つ前記第2のフック部の割合が60〜40%であり、
前記フック部を80〜800個/cm 2 の数密度で設けてなる、請求項4又は5記載の止着式紙おむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004140627A JP4220432B2 (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | 止着式紙おむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004140627A JP4220432B2 (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | 止着式紙おむつ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005319142A JP2005319142A (ja) | 2005-11-17 |
JP2005319142A5 JP2005319142A5 (ja) | 2007-02-15 |
JP4220432B2 true JP4220432B2 (ja) | 2009-02-04 |
Family
ID=35466860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004140627A Expired - Fee Related JP4220432B2 (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | 止着式紙おむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4220432B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5394657B2 (ja) * | 2008-05-15 | 2014-01-22 | ユニ・チャーム株式会社 | 着用物品 |
JP5497995B2 (ja) * | 2008-05-15 | 2014-05-21 | ユニ・チャーム株式会社 | 着用物品 |
JP5497362B2 (ja) * | 2009-07-31 | 2014-05-21 | 大王製紙株式会社 | パンツタイプ使い捨ておむつ |
KR102245694B1 (ko) | 2011-09-16 | 2021-04-27 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 | 기계식 체결구, 체결 시스템, 및 일회용 흡수 용품 |
JP6492363B2 (ja) * | 2015-05-25 | 2019-04-03 | クラレファスニング株式会社 | 位置合わせ機能に優れた雄型面ファスナー |
JP6809752B2 (ja) * | 2016-12-27 | 2021-01-06 | クラレファスニング株式会社 | 雄型成形面ファスナーおよびそれを用いた固定用ベルト |
-
2004
- 2004-05-11 JP JP2004140627A patent/JP4220432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005319142A (ja) | 2005-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100448950B1 (ko) | 개선된 기계식 체결시스템을 갖는 흡수용품 | |
JP5069532B2 (ja) | 未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ | |
JP2008512210A (ja) | ループのない固定システムを有する吸収製品 | |
JP2008006272A (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP2009082484A5 (ja) | ||
KR101245956B1 (ko) | 엘라스토머성 맞물림 성분을 갖는 체결 시스템 및 이로제조된 일회용 흡수 용품 | |
MX2011009637A (es) | Pañal desechable que tiene una cinta de sujecion con longitud ajustable progresivamente. | |
KR100322908B1 (ko) | 기계적인패스너를갖는일회용흡수제품 | |
EP3089720B1 (en) | Absorbent article having a fastening system | |
JP4220432B2 (ja) | 止着式紙おむつ | |
JP2007268220A (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP2007268220A5 (ja) | ||
JP5270318B2 (ja) | 展開型着用物品 | |
WO2018133026A1 (en) | Diaper tab assembly with z-fold and multiple fastening components | |
EP0848938A1 (en) | Improved female fastening portion for an absorbent article | |
JP5721395B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7008107B1 (ja) | 止着テープ、止着テープを備えた使い捨ておむつ、および止着テープの製造方法 | |
JP6097131B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2018051080A (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP3611679B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5773698B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP3644839B2 (ja) | 保持手段が設けられた使い捨ておむつ | |
US20020042601A1 (en) | Resilient attachment materials for personal care products | |
JP6208598B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5420995B2 (ja) | 使い捨ておむつ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061222 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080401 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081031 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4220432 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |