JP5069532B2 - 未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ - Google Patents

未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ Download PDF

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Description

本発明は、病院等の医療施設において、乳幼児、特に未熟児や低出生体重児への使用に適した使い捨ておむつに関するものである。
未熟児や低出生体重児は、新生児集中治療室(NICU)において保育器内で保育される。そして、このような未熟児等においても、他の新生児と同様に通常のテープ式の紙おむつ(例えば特許文献1、2参照)を用いているのが現状である。
しかしながら、未熟児や低出生体重児においては、おむつを装着する部分に点滴用のチューブ等の医療器具を取り付けるため、通常のテープ式紙おむつでは治療・看護の妨げになるという問題点があった。また、左右のフラップに取り付けられた係止手段を用い、これらを個別におむつ本体に係止して装着するため、おむつ交換や排泄状態の確認を迅速に行うことができなかった。さらに、通常のテープ式おむつは粘着式または面ファスナー式の係止手段を備えており、特に着用者の肌に貼りつくおそれがなく、繰り返し着脱しても止着力の低下しにくい面ファスナー式のほうがより好適に用いられているが、面ファスナー式の場合は、急いで着用すると、外装シートに使用している布ライクな不織布にオス材が引っ掛かって、迅速なおむつ交換ができないという問題点があった。
特開2006−136702号公報 特開2005−287871号公報
そこで、本発明の主たる課題は、病院等の医療施設において、乳幼児、特に未熟児や低体重児の使用に適し、治療・看護の妨げにならないような使い捨ておむつを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
背側から股間部を通り腹側までを覆うように延在する吸収性本体と、
前記吸収性本体の最外層を被覆する、不織布からなる外層シートと、
この吸収性本体の背側部分から幅方向両側に突出するベルト部と、
前記ベルト部における前記吸収性本体の一方側から突出する部分及び他方側から突出する部分を着脱自在に連結する連結手段とを備え、
前記ベルト部を、前記吸収性本体に係止する手段を備えておらず、
前記ベルト部は、前記吸収性本体の裏面と重なる部分と、その幅方向一方側及び他方側に突出する部分とを有しており、前記ベルト部における前記吸収性本体と重なる部分のうち幅3〜40mmの幅方向中間部のみが前記吸収性本体の裏面に接合されており、
前記吸収性本体の前後方向中央から前側に50〜80mm離間した位置を第1の位置とし、前記吸収性本体の前後方向中央から後側に50〜80mm離間した位置を第2の位置としたとき、前記吸収性本体の第1の位置から第2の位置まで連続的に、弾性伸縮部材が前後方向に沿って150〜250%伸張した状態で固定されており、前記吸収性本体の前後方向中央から後側の弾性伸縮部材の伸張率よりも前記吸収性本体の前後方向前側の弾性伸縮部材の伸張率のほうが高くなされている、
ことを特徴とする未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明の使い捨ておむつでは、吸収性本体の上に未熟児等を載せ、ベルト部における吸収性本体の両側から突出する部分を胴回りや脚周りに巻きつけて着脱自在に連結した後、背側から股間部を通り腹側までを覆うように吸収性本体をあてがうことで装着することができる。胴回りに巻きつけてベルト部を相互に連結した後、ベルト部と身体の間に吸収性本体を挟んで装着することもできる。よって、身体に対して吸収性本体を所定位置(排泄物を受ける位置)に保持することができ、ズレ難い。そのため、排泄物の散乱が防止されるとともに、局部を晒すこともないため保護者に安心感をもたらすことができる。しかも、ベルト部を吸収性本体に係止するものではないため、吸収性本体を容易に開くことができ、治療や看護の妨げとならない。
また、このような構造でベルト部と吸収体本体とが両者の重なる部分全体ではなく、両者の重なる部分の一部で接合されていると、吸収性本体に対するベルト部の可動域(移動の自由度)が広くなり、様々な使用形態に対応できるため好ましい。
さらに、このような弾性伸縮部材を有することにより、背側から股間部を通り腹側に至る部分に沿って吸収性本体を弧状に曲げ、且つその状態を弾性的に維持することができる。よって、治療や看護に際して吸収性本体を容易に開くことができ、しかも自動的又は容易に元の状態に戻すことができる。
<請求項2記載の発明>
前記ベルト部と前記吸収性本体との接合部分が円形、楕円形、逆三角形、ダイヤ形、十字形、又は線状をなしている、請求項1記載の未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような平面形状でベルト部と吸収体本体とが接合されていると、吸収性本体に対するベルト部の可動域(移動の自由度)が広くなり、様々な使用形態に対応できるため好ましい。
<請求項3記載の発明>
前記連結手段は、前記ベルト部における前記吸収性本体の一方側から突出する部分に設けられた粘着剤層又は面ファスナーのオス材と、前記ベルト部における前記吸収性本体の他方側から突出する部分のうち前記粘着剤層又は面ファスナーのオス材が係止する部分とにより構成されている、請求項1又は2記載の未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような連結手段を採用することにより、ベルト部を環状に且つ着脱自在に連結することができる。特に未熟児等用としては、皮膚に貼り付かない面ファスナーが好適である。
<請求項4記載の発明>
前記連結手段は、前記ベルト部における前記吸収性本体の一方側から突出する部分の上端から下端側に向かって延在する第1の切り込みと、前記ベルト部における前記吸収性本体の他方側から突出する部分の下端から上端側に向かって延在する第2の切り込みとによって構成されている、請求項1又は2記載の未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ。
(作用効果)
この連結手段では、第1の切り込みと第2の切り込みを噛み合わせることによりベルト部を環状に且つ着脱自在に連結することができる。この形態は、切り込みを設けるだけであるため、製造が容易であるとともに、別の資材を必要としないため低コストであるという利点がある。
<請求項5記載の発明>
前記連結手段は、前記ベルト部における前記吸収性本体の一方側から突出する部分の先端差込部と、前記ベルト部における前記吸収性本体の他方側から突出する部分に設けられた、前記先端差込部が差し込まれる貫通部とにより構成されている、請求項1又は2記載の未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ。
(作用効果)
この連結手段では、ベルト部の一方側の先端差込部を他方側の貫通部に差し込むことによりベルト部を環状に且つ着脱自在に連結することができる。この形態は、差込部及び貫通部を設けるだけであるため、製造が容易であるとともに、別の資材を必要としないため低コストであるという利点がある。
以上のとおり本発明によれば、身体に対して装着できるものでありながら、治療・看護の妨げにならないようになる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しながら詳説する。
図1〜図3は、本発明に係る使い捨ておむつ1を示している。この使い捨ておむつ1は、背側から股間部を通り腹側までを覆うように延在する吸収性本体10と、この吸収性本体10の背側部分から幅方向両側に突出するベルト部20とを基本構成とするものであり、特徴的には、ベルト部20における吸収性本体10の一方側から突出する部分及び他方側から突出する部分を着脱自在に連結する連結手段を備えているが、ベルト部20を吸収性本体10に係止する手段を備えていないものである。
吸収性本体10は長方形を基本として、角を円弧状にトリミングした形状をなしている。このような形状では、周縁部に鋭角な角部を有しないため、使用時に肌を傷つけ難いという利点がある。吸収性本体10の寸法は、例えば長さ10Lは100〜300mm程度、幅10Wは50〜150mm程度とすることができる。吸収性本体10の吸収体4を有する部分における厚みは、例えば圧力0.5g/cm2における厚みTo(初期厚み)が2〜5mm、特に3〜4mmであるのが好ましく、最大圧力(ここでは50g/cm2)における厚みTm(絶対厚み)が0.5〜3mm、特に1〜2mmであるのが好ましい。また、吸収性本体10の前後方向における曲げ剛性が1〜25cN/50mmであるのが好ましい。この範囲内であれば、後述する物品の隆起や反り返りが容易に達成される。なお、To及びTmはKES(Kawabata's Evaluation System for Fabrics)に基づき、KES−FB3−AUTO−A 自動化圧縮試験機を用いた圧縮試験により測定する。測定は、圧縮面積2cm2の円形平面をもつ鋼板間で、0gf/cm2から最大圧縮荷重50gf/cm2まで試料を圧縮し、元に戻す間で行う。初期厚みToは、圧力0.5gf/cm2における試料の厚みである。絶対厚みTmは、圧力50gf/cm2における試料の厚みである。また、曲げ剛性(剛度)は、JIS K 7171(プラスチック‐曲げ剛性の試験方法)に準拠し、次の方法で測定する。測定にはテンシロン試験機(圧子先端部の曲率半径R1=5.0±0.1mm、支持プレート先端部の曲率半径R2=5.0±0.2mm)を用い、吸収体4が存在する部分のおむつの前後方向の曲げ剛性を測定する。試験片は、おむつから測定に影響する弾性伸縮部材を取り除き、これをおむつ長手方向80mm、おむつ幅方向50mmの長方形に切り取ることにより作製する。曲げ剛性値の単位中の50mmは試験片の短辺の長さであり、試験時の圧子でたわませた試験片の幅である。それぞれ断面円弧状の先端部を有し、両先端部の先端(上端)間の間隔を50mmとして、互いに平行に且つ両先端部の高さ位置を揃えて配置された一対の支持プレート上に、上記の試験片を、その長手方向を各プレートに直交する方向に向けて、掛け渡すように載置し、その試験片に僅かに接するように圧子先端部を配置する。ロードセル5kg(レンジ196cN)、速度30mm/minの条件で圧子を降下させ、荷重‐たわみ曲線を得る。得られた曲げ応力の最大値を曲げ剛性値(cN/50mm)とする。
吸収性本体10は、図3の断面からも判るように、肌側に位置する液透過性表面シート2と、外面側に位置する液不透過性裏面シート3と、これらの間に介在された吸収体4とを有する面状物品である。表面シート2及び裏面シート3は周縁部5において相互に接合され、この接合部分で囲まれる空間に吸収体4が収容されている。また吸収体4は裏面シート3に接合されている。接合手法は特に限定されないが、ヒートシールや、超音波シールでは接合部分が硬くなるため、ホットメルト接着剤5b,4bにより接合するのが好ましい。裏面シート3の外面には、不織布等の布のような素材からなる外装シートが設けられているが、一般的なテープ式紙おむつのような止着用のターゲットテープや、生理用ナプキンのようなズレ止め用粘着材やこれを被覆する剥離紙のような固定手段は設けられていない。
これら部品の素材としては、公知のものを適宜用いることができる。例えば、表面シート2としては、目付け15〜35g/m2程度の各種不織布の他、多数の孔を有する孔開きフィルム等を用いることができ、必要に応じて、ビタミンE等のように皮膚の酸化劣化を抑制する酸化防止剤、皮膚の角質層の水分を保持し皮膚を柔軟にする動植物性油脂やグリセリン脂肪酸エステルのようなエモリエント剤・保湿剤等のスキンケア成分を含有させることができる。不織布としてはエアスルー、ポイントボンド、スパンボンド等、特に限定されないが、表面シート2に原料段階(原綿)でスキンケア成分を塗工する場合は短繊維不織布が好ましく、製品の製造ラインでスキンケア成分を塗工するのであれば、表面の平滑性が高いスパンボンド不織布が好ましい。
裏面シート3としては、ポリエチレンフィルム等からなる非通気性フィルムまたは通気性多孔質フィルムを用いることができる。外装シートとしては、目付け10〜40g/m2程度の各種不織布、特に強度および柔軟性の両立の観点から、SMS不織布やSMMS不織布等の積層不織布を好適に用いることができる。
吸収体4としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。吸収体4は、厚みを薄くするためエアレイド法により形成するのが好ましい。吸収体4における繊維目付けは80〜150g/m2程度であるのが好ましく、ポリマー目付けは90〜160g程度であるのが好ましい。吸収体4に用いる高吸収性ポリマーとしては抗菌ポリマーが好ましい。吸収体4は、矩形や砂時計形などの形状であり、必要に応じて薄葉紙等の透液性シートで包装することができる。
また、図示形態の吸収性本体10においては、幅方向両側における、表面シート2の周縁部2eと裏面シート3の周縁部3eとの間に、弾性伸縮部材6が前後方向に伸張した状態でそれぞれ固定されている。弾性伸縮部材6の固定は、表面シート2の周縁部2eと裏面シート3の周縁部2eとを接合するホットメルト接着剤により行われている。
弾性伸縮部材6としては、図示例のように糸ゴム等の細長状のものが好ましいが、シート状や網状のものを用いることができる。糸ゴムとしては、太さが470dtex以上のものが好ましく、素材は合成・天然のどちらでもよい。
弾性伸縮部材6は、図示形態のように吸収体4を有しない周縁部5に設けるのが好ましいが、表面シート2と吸収体4との間に設けることもでき、この場合吸収体4の幅方向両側部に沿って設けることも、また吸収体4の幅方向中央部に沿って設けることもできる。
弾性伸縮部材6は、吸収性本体10の前後方向中央から前側に50〜80mm離間した位置を第1の位置とし、吸収性本体10の前後方向中央から後側に50〜80mm離間した位置を第2の位置としたとき、吸収性本体の第1の位置から第2の位置までの範囲6Lにおいて連続的に延在し、且つ前後方向に沿って150〜250%伸張した状態で固定されている。さらに、吸収性本体10の前後方向中央から後側の弾性伸縮部材の伸張率よりも吸収性本体10の前後方向前側の弾性伸縮部材の伸張率のほうが20〜80%程度、好ましくは40〜60%程度高くなされている。なお、弾性伸縮部材の伸張率を前後で異ならせる方法としては、1本の弾性伸縮部材を前後で伸張率が異なるようにして固定してもよいが、伸張率の異なる2本の弾性伸縮部材を前側と後側に別々に設けてもよい。
このような弾性伸縮部材6が設けられていると、吸収性本体10は弾性伸縮部材6の収縮力が作用することにより、図4に示すように、背側から股間部を通り腹側に至る部分に沿って吸収性本体10を弧状に曲げ、且つその状態を弾性的に維持することができる。よって、治療や看護に際して吸収性本体10を容易に開くことができ、しかも自動的又は容易に元の状態に戻すことができる。
一方、ベルト部20は、吸収性本体10の裏面と重なる部分23と、その幅方向一方側及び他方側に突出する部分21,22とを有する帯状部材であり、ベルト部20における吸収性本体10と重なる部分23のうち幅方向の中間部23cのみが吸収性本体10の裏面に接合されているものである。ベルト部20における吸収性本体10の幅方向両側から突出する部分21,22は、図示形態のように一体的な帯状部材により形成する他、個別に形成し、個別に吸収性本体10に取り付けることもできる。
ベルト部20の素材は適宜定めることができるが、スパンボンド不織布、SMS不織布等の不織布が好適であり、強度を確保する観点から、坪量が13〜35g/m2であるのが好ましい。ベルト部20は、幅方向の伸縮性を有しているのも好ましい。このために、ベルト部20の素材としていわゆる伸縮性不織布を用いる他、不織布を複数枚張り合わせるとともに、その間に糸ゴムやゴムシート等の弾性伸縮部材を幅方向に沿って伸張した状態で固定してなる帯状部材を用いることもできる。不織布を複数枚張り合わせる場合は、合計の坪量が50g/m2を超えないようにするのが好ましい。
ベルト部20の寸法は適宜定めれば良いが、全長(展開状態におけるおむつ幅方向の長さ)が300〜400mm程度、幅(展開状態におけるおむつ前後方向の長さ)が15〜40mmとするのが適当である。
ベルト部20と吸収性本体10の裏面との接合手法は特に限定されないが、ヒートシールや、超音波シールでは接合部分が硬くなるため、ホットメルト接着剤により接合するのが好ましい。また、ベルト部20と吸収性本体10の裏面との接合部分は、図示形態のように、ベルト部20における吸収性本体10と重なる部分23のうち幅方向の中間部23cのみにすると、吸収性本体10に対するベルト部20の可動域(移動の自由度)が広くなり、様々な使用形態に対応できるため好ましい。具体的には、中間部23cは幅が3〜40mm、特に5〜20mm、前後方向長さ15〜40mm、特に20〜30mmであるのが適当である。ベルト部20における吸収性本体10と重なる部分23の全てとすることもできる。
ベルト部20と吸収性本体10の裏面との接合部分23cの形状は適宜定めることができ、図8(a)に示すように円形とする他、楕円形としたり、図8(b)に示すように逆三角形としたり、図8(c)に示すようにダイヤ形としたり、矩形(図示略)としたり、図8(d)に示すように十字形としたり、線状としたり(図示略)することができる。このような平面形状でベルト部20と吸収体本体10とが接合されていると、吸収性本体10に対するベルト部20の可動域(特に股間方向への操作の自由度)が広くなるため好ましい。接合部分23cは、その全体を連続的に接合する他、散点状等のように間欠的に接合したり、周縁部のみを連続的又は間欠的に接合したりすることもできる。
ベルト部20を環状に且つ着脱自在に連結するための連結手段は特に限定されない。図9(a)にも示すように、ベルト部20における吸収性本体10の一方側から突出する部分21の外面(内面でも良い)に粘着剤層31を設け、この粘着剤層31を、吸収性本体10の他方側から突出する部分22の内面(粘着剤層をベルト部20の内面に設ける場合には反対の外面)に粘着させることにより連結するように構成しても良い。この場合、他方側から突出する部分22の内面に粘着剤層31の粘着に適したターゲットフィルムを貼り付けるのが好ましい。なお、粘着材層31は肌に付着すると、これを剥がす際に肌を傷つけ易いため使用には注意を要する。また、保管時には粘着剤層31が露出することのないよう、離形処理を施した被覆シートにて被覆するか、ベルト部20上に粘着材層31と隣接して離形処理層を設け、保管時には粘着剤層31を設けた部分を折り返して離形処理層と貼り合せた状態にする。
粘着剤層31に代えて面ファスナーのオス材を用いることもでき、この場合、ターゲットフィルムに代えて面ファスナーのメス材を貼り付けることができるが、ベルト部20全体を面ファスナーのオス材と係合し易い不織布で構成するのが好ましい。そうすると、ベルト部20を環状に連結する際のサイズ調整が自由にできる。また、外装シートは面ファスナーのオス材と係合しない、あるいは係合力を弱くするのが好ましい。そうすると、装着時にオス材が外装シートに引っ掛かることがない。具体的には、オス材とベルト部20との係合力は60gf/20mm以上、特に100gf/20mm以上であるのが好ましく、オス材と外装シートの係合力は40gf/20mm以下、特に25gf/20mm以下であるのが好ましい。なお、この係合力の測定方法は、次記のようにして測定する。まず、ベルト部20から、面ファスナーのオス材をおむつの上下方向で20mm、おむつの幅方向で20mm以上となるよう切り取り、オス材試料とする。幅50mm×長さ100mmの布テープを幅方向に二つ織りにして幅25mm×100mmの二つ折り布テープとし、この布テープの一方端にオス材試料のおむつにおいて付け根側に相当する端部をしっかりと貼付する。この際、面ファスナーのオス材が、布テープの先端よりも外方に位置するようにする。一方で、ステンレス製平板に、試料となる面ファスナーのメス材を、被係合面を上面として両面粘着テープにて貼付する。さらに、両端をクラフトテープで固定する。次いで、オス材とメス材とを接触させたのち、これらの上を質量2kgのローラで布テープ側から一往復させて圧着する。さらに、布テープにおけるオス材貼付側と反対側の端部に1kgの分銅を10秒間吊り下げて圧着部分にせん断力を加え、オス材とメス材との係止を確実なものとする。その後に、布テープにおけるオス材貼付側と反対側の端部及びステンレス平板を引張試験機の治具でチャックする。このときステンレス平板に対して、布テープにおけるオス材貼付側と反対側の端部をチャックする治具の引張方向が90°となるようにする。かくして最終剥離角度90°となるように治具を引張試験機にセットしたのち、300mm/minで圧着部分を剥離し、そのときに測定される凹凸加重平均値を係合力とする。なお、測定値は有効測定値の3〜10回の平均とする。また、測定にあたって試料の設置は、測定がおむつの幅方向の測定となるようにする。係合力の試験には、引張試験機(SHIMADZU社製のAUTOGRAPH AGS−G100N)を用いることができる。なお、試料となるオス材の寸法が20mmよりも小さい場合は、それ以下の寸法の試料で測定し、比例計算にて係合力を算出する。
なお、面ファスナーのオス材のほうが、粘着材層と比べて皮膚を傷つける可能性が低いが、通常のものより柔らかい柔軟タイプのオス材を用いるのがより好ましい。例えば、オス材はポリプロピレンとポリエチレンを混合した樹脂から形成したものが柔軟で好適であるが、その中でもポリエチレンの比率を高くしたものがより好ましい。また、オス材の形状は角のある四角形よりも、面取りした四角形など、角のない円形に近い形状が好ましい。
これら粘着剤層31等は比較的強固な連結手段であり、一般的なテープ式おむつでも採用されているため、使用に際して敷居が低いという利点があるが、未熟児等は殆ど動きが無いため、より着脱が容易である手段を用いることもできる。
例えば図9(b)に示すように、ベルト部20における吸収性本体10の一方側から突出する部分21の上端から下端側に向かって縦方向に延在するスリット状の第1の切り込み32を設け、他方側から突出する部分22の下端から上端側に向かって縦方向に延在するスリット状の第2の切り込み33を設け、これら第1の切り込み32と第2の切り込み33とを右図に示すように噛み合わせることにより連結する形態も好ましい。この形態は、切り込み32,33を設けるだけであるため、製造が容易であるとともに、別の資材を必要としないため低コストであるという利点がある。これら第1及び第2の切り込み32,33をベルト部20の長手方向(おむつの幅方向)にそれぞれ複数設け、噛み合わせる切り込みを変えることにより連結位置を調整できるように構成することもできる。
また、図9(c)に示すように、ベルト部20における吸収性本体10の一方側から突出する部分21の先端部を差込部34とし、他方側から突出する部分22に、差込部34が差し込まれる貫通部35を形成し、ベルト部20の一方側の先端差込部34を他方側の貫通部35に差し込むことにより連結する形態も好ましい。この形態も、差込部34及び貫通部35を形成するだけであるため、製造が容易であるとともに、別の資材を必要としないため低コストであるという利点がある。
差込部34及び貫通部35の寸法形状は適宜定めることができるが、貫通部35は縦方向に沿うスリット状又は孔状をなしているのが好ましく、差込部34は貫通部35の縦方向幅35wよりも幅広の掛止部34aを有しているのが好ましい。差込部34を貫通部35に差し込む際、掛止部34aを撓ませて貫通部35に差し通すと、掛止部34aが貫通部35に掛け止められる。取り外し時はこの逆である。特に、図示形態の差込部34のように両側縁(上下端縁)を波状やジグザグ状にし、掛止部34aをベルト部20の長手方向(おむつの幅方向)に複数形成すると、連結位置を調整できるため好ましい。
本発明では、これらの他に、ボタンやホック等の公知の連結手段を用いることもできる。
かくして構成された使い捨ておむつ1は使用形態によって限定されるものではないが、例えば図5に示すように、吸収性本体10の上に未熟児等を載せ、ベルト部20における吸収性本体10の両側から突出する部分21,22を胴回りに巻きつけて着脱自在に連結した後、背側から股間部を通り腹側までを覆うように吸収性本体10をあてがうことで装着することができる。よって、身体に対して吸収性本体10を所定位置(排泄物を受ける位置)に保持することができ、ズレ難い。そのため、排泄物の散乱が防止されるとともに、局部を晒すこともないため保護者に安心感をもたらすことができる。しかも、ベルト部20を吸収性本体10に係止するものではないため、吸収性本体10を容易に開くことができ、治療や看護の妨げとならない。
未熟児や低体重児は、体の動きが限られているため、吸収性本体10をベルト部20で係止しなくても開くことはないが、念のため図6に示すように、吸収性本体10の前端部を、胴回りに巻き付けたベルト部20と身体との間に挟んでも良い。このように装着しても、吸収性本体10を容易に開くことができる。吸収性本体10を開く操作としては、ベルト部20と身体の間から吸収性本体10を引き出して開いてもよいが、この場合、図5に示す形態と比べれば吸収性本体10を開くのが若干手間である。そのような時には、挟まれたままの状態で吸収性本体10を開けば、吸収性本体10はベルト部20によって固定されていないので、ベルト部20の突出部分21,22が下方向へスライドし、図7に示すように、吸収性本体10を容易に開くことができる。この場合、吸収性本体10は下腹部或いは局部まで開くことができる。吸収性本体10を閉じる際には、ベルト部20の位置を簡単に直すだけでよい。このような使用をする場合には、前述のようにベルト部20が幅方向の伸縮性を有しているのが好ましく、前述のようにベルト部20の可動域が広くなるように吸収性本体10に接合されているのが好ましく、外装シートはKES法に基づく表面特性試験によって測定される平均摩擦係数(MIU)が0.25以下、特に0.18以下であることが好ましい。平均摩擦係数(MIU)の測定には、摩擦感テスター、KES−SE(カトーテック製)を使用する。測定では、試料をたるまないように試料台にセットして、0.5mm径のピアノ線をコの字状に曲げた接触子を10本束ねて幅5mmとした表面摩擦用の摩擦子を、重錘によって50gfの荷重をかけた状態で試料表面に接触させ、感度25gf/vの条件の下で、試料台を0.1cm/secの一定速度で水平方向に2cm移動させる。この時の移動領域の摩擦係数の平均値をもってMIU値とする。
本発明は、病院等の医療施設において、乳幼児、特に未熟児や低体重児に用いる使い捨ておむつに好適である。
本発明に係る使い捨ておむつの内面側を示す展開状態(ベルト部20の一部は幅方向中央側に折り畳まれている)平面図である。 本発明に係る使い捨ておむつの外面側を示す展開状態(ベルト部20の一部は幅方向中央側に折り畳まれている)平面図である。 図1のA−A断面図である。 弾性伸縮部材により曲がった状態を示す側面図である。 第1の装着状態を示す正面図である。 第2の装着状態を示す正面図である。 第3の装着状態を示す正面図である。 各種の接合部形状を示す平面図である。 各種の連結手段を示す要部拡大平面図である。
1…使い捨ておむつ、1A…先端側部分、1B…基端側部分、2…表面シート、3…液不透過性裏面シート、4…吸収体、5…周縁部、6…弾性伸縮部材、10…吸収性本体、20…ベルト部、31…粘着剤層。

Claims (5)

  1. 背側から股間部を通り腹側までを覆うように延在する吸収性本体と、
    前記吸収性本体の最外層を被覆する、不織布からなる外層シートと、
    この吸収性本体の背側部分から幅方向両側に突出するベルト部と、
    前記ベルト部における前記吸収性本体の一方側から突出する部分及び他方側から突出する部分を着脱自在に連結する連結手段とを備え、
    前記ベルト部を、前記吸収性本体に係止する手段を備えておらず、
    前記ベルト部は、前記吸収性本体の裏面と重なる部分と、その幅方向一方側及び他方側に突出する部分とを有しており、前記ベルト部における前記吸収性本体と重なる部分のうち幅3〜40mmの幅方向中間部のみが前記吸収性本体の裏面に接合されており、
    前記吸収性本体の前後方向中央から前側に50〜80mm離間した位置を第1の位置とし、前記吸収性本体の前後方向中央から後側に50〜80mm離間した位置を第2の位置としたとき、前記吸収性本体の第1の位置から第2の位置まで連続的に、弾性伸縮部材が前後方向に沿って150〜250%伸張した状態で固定されており、前記吸収性本体の前後方向中央から後側の弾性伸縮部材の伸張率よりも前記吸収性本体の前後方向前側の弾性伸縮部材の伸張率のほうが高くなされている、
    ことを特徴とする未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ。
  2. 前記ベルト部と前記吸収性本体との接合部分が円形、楕円形、逆三角形、ダイヤ形、十字形、又は線状をなしている、請求項1記載の未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ。
  3. 前記連結手段は、前記ベルト部における前記吸収性本体の一方側から突出する部分に設けられた粘着剤層又は面ファスナーのオス材と、前記ベルト部における前記吸収性本体の他方側から突出する部分のうち前記粘着剤層又は面ファスナーのオス材が係止する部分とにより構成されている、請求項1又は2記載の未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ。
  4. 前記連結手段は、前記ベルト部における前記吸収性本体の一方側から突出する部分の上端から下端側に向かって延在する第1の切り込みと、前記ベルト部における前記吸収性本体の他方側から突出する部分の下端から上端側に向かって延在する第2の切り込みとによって構成されている、請求項1又は2記載の未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ。
  5. 前記連結手段は、前記ベルト部における前記吸収性本体の一方側から突出する部分の先端差込部と、前記ベルト部における前記吸収性本体の他方側から突出する部分に設けられた、前記先端差込部が差し込まれる貫通部とにより構成されている、請求項1又は2記載の未熟児又は低出生体重児用使い捨ておむつ。
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