JP2005318483A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子の光軸と鏡筒の光軸とが容易、かつ、確実に一致するように製造される撮像装置を提供する。
【解決手段】基板19に接続される撮像素子20と、表面と裏面とが平行に形成された透光性部材21と、窓穴部30を設けた枠状部31と平面状の座部32とが連続して形成された遮光シート22と、基端部42に設けられた内向きの鍔部43の基板面側45に前記透光性部材21の表面および裏面が光軸に対して垂直になるように透光性部材21を嵌め込む段差部44を形成し、かつ、前記撮像素子20を囲むように基端部42から突出する突出部46を撮像素子20の厚さよりも低く形成した鏡筒24とを備え、撮像素子20の表面に遮光シート22を介して透光性部材21が重ね合わされ、この透光性部材21の表面および裏面が鏡筒24の光軸に対して垂直となるように透光性部材21が鏡筒24の鍔部43に形成された段差部44内に嵌め込まれる。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ(以下、「電子カメラ」という。)に備えられている撮像装置に関し、詳しくは、レンズを内蔵した鏡筒、光電変換する撮像素子、そして鏡筒と撮像素子とを実装する基板など備えた撮像装置に関する。
撮像光を撮像素子によって光電変換し、電気信号に変換された画像データを記録媒体に記録したり、液晶画面などの表示部に映し出したりするようにした電子カメラが各種提供されている。そして、携帯電話機や情報端末機などに備えられている電子カメラには、小型化・薄形化を図った撮像装置が内蔵されている。
従来の撮像装置は、例えば図6に示すように、配線パターンを表面にプリントした基板1と、CCDやCMOSなどによって構成される撮像素子2と、レンズ3を内蔵する鏡筒4と、この鏡筒4内に固定される光学フィルタ5とが備えられている。撮像素子2は、CCDやCMOSなどからなり、撮像素子本体52の表面25にガラス板51が貼り付けられた上面視長方形のチップ体であり、一般にCSP(チップサイズパッケージ)タイプと呼ばれるものである。撮像素子本体52の表面には受光部53が形成されており、裏面には電極9が形成されている。ガラス板51の表面、すなわち撮像素子2の表面25において、受光部53と対向する領域が撮像素子2としての受光部7となる。
また、鏡筒4は、基板1に固着される固定部12と、レンズ3を保持するレンズホルダ13とを連結することによって一体化されたものである。固定部12の基端部には、内向きの鍔部14と四角形枠状の突出部15が形成されている。鍔部14の基板と向き合う面(以下、「基板側面」という。)には、撮像素子2の受光部7と対向する部分に窓穴部16を設けた遮光シート17が貼着され、鍔部14の内側面には、赤外線カットフィルタやローパスフィルタなどからなる光学フィルタ5が固定されている。また、固定部12の先端側は円筒状とされ、内周面に雌ネジが形成されている。一方、レンズホルダ13は、前記固定部12の先端側の雌ネジと螺合する雄ネジを外周面に形成した円筒状に形成され、内側にレンズ3が保持されている。
そして、基板1の表面の配線パターンと撮像素子2の裏面8の電極9とが半田50によって接続される。さらに、鏡筒4の突出部15がこの撮像素子2を囲み、鏡筒4の突出部15が接着剤18によって基板1に固着される。すると、鏡筒4内のレンズ3と基板1上の撮像素子2とが光学フィルタ5を介して対向する状態となる。
このような撮像装置にあっては、撮像光が鏡筒4内のレンズ3と光学フィルタ5とを透過して撮像素子2の受光部7で受光される。鏡筒4の鍔部14の基板側面と撮像素子2の表面6とには、遮光シート17が貼着されていることにより、撮像素子2の表面6で乱反射が生じず、撮像素子2は、撮像光のみ受光する。撮像素子2は、撮像光を光電変換し、電気信号に変換された画像データは、記録媒体に記録され、また、液晶画面などの表示部に映し出される。ただし、撮像素子2の光軸(撮像素子2の表面6の垂線)と鏡筒4の光軸とが一致していないと、撮像光は実際の被写体像と異なるように光電変換され、記録および表示される画質が低下する。したがって、撮像装置は、撮像素子2の光軸と鏡筒4の光軸とが一致するように製造されている。
なお、基板上に実装された撮像素子を囲む鏡筒の固定部が基板に固定された固体撮像装置が特許文献1に開示され、外部取り出し端子に半田を形成した半導体装置が特許文献2に開示されている。この特許文献2の半導体装置を特許文献1の固体撮像装置に適用すると、図6に示す従来の撮像装置が構成される。
特開2003−230056号公報 特開2004−55674号公報
従来の撮像装置は、鏡筒4の突出部15の端面が鏡筒4の光軸に対して直角に形成されることにより、基板1に実装された鏡筒4の光軸は、基板1に対して垂直となる。したがって、撮像素子2が基板1上に平行に実装されると、鏡筒4の光軸と撮像素子2の光軸とが一致する。
しかし、撮像素子2は、電極9の半田50大きさにばらつきがあることから、撮像素子2の受光部7と基板1とが平行とならず、撮像素子2の光軸と鏡筒4の光軸とが一致しないことがある。すると、撮像光は実際の被写体像と異なって光電変換され、記録および表示される画質が低下する。
そこで、本発明は、撮像素子の光軸と鏡筒の光軸とが容易、かつ、確実に一致するように製造される撮像装置を提供することを課題とする。
本発明に係る撮像装置は、受光部を有し基板に裏面を向けて接続され表面が平坦な撮像素子と、表面と裏面とが平行に形成された透光性部材と、基端部に設けられた内向きの鍔部の基板側面が光軸に対して垂直に形成され、かつ、前記撮像素子を囲むように基端部から突出する突出部を撮像素子の厚さよりも低く形成した鏡筒と、窓穴部を設けた枠状部とを備え、前記基板上に実装された撮像素子の表面と、前記鍔部の基板側面に表面が貼着される透光性部材の裏面との間に、前記窓穴部が前記撮像素子の受光部と対向するように前記枠状部が挟まれ、前記鏡筒の突出部の端面が基板から離隔した状態で、前記鏡筒の突出部と基板とが接着されていることを特徴としている。
この撮像装置によれば、鏡筒の基端部から突出する突出部が撮像素子の厚さよりも低く形成されることにより、鏡筒の突出部の端面が基板から離隔した状態で、鏡筒の鍔部は撮像素子上に載せられる。そして、鏡筒の鍔部の基板側面に貼着された透光性部材は、鏡筒の光軸に対して垂直とされ、表面と裏面とが平行であるため、枠状部を挟んで透光性部材の裏面と重なり合っている撮像素子の表面も鏡筒の光軸に対して垂直となり、撮像素子の光軸と鏡筒の光軸とが容易、かつ、確実に一致するようにすることができる。
なお、透光性部材と、撮像素子との間に枠状部を挟む構成としたのは、仮に、撮像素子の表面と透光性部材とを直に貼り合わせる構成にすると、この貼り合わせ部分において全面が均一に接触せず、モアレ発生の原因となるためである。また、撮像素子を透光性部材を介さずに鍔部の基板側面に直接当接させることも考えられるが、撮影光の乱反射防止のために鍔部の内向きの突出量が低く抑えられた場合、撮像素子と鍔部とは、撮像素子の表面全域(受光部を除く)で当接せず、撮像素子の表面の一部分でのみ当接することとなり、不安定となる。この点、上記構成によれば、剛性の高い透光性部材の表面を鍔部の基板面側に当接させ、この透光性部材の裏面に枠状部を介して撮像素子を当接させているので、安定した取り付けが可能となる。
また、本発明に係る前記と異なる撮像装置は、受光部を有し基板に裏面を向けて接続され表面が平坦な撮像素子と、基端部に設けられた内向きの鍔部の基板側面が光軸に対して垂直に形成され、かつ、前記撮像素子を囲むように基端部から突出する突出部を撮像素子の厚さよりも低く形成した鏡筒と、表面と裏面とが平行に形成され窓穴部を設けた高剛性材料からなる枠状部とを備え、前記基板上に実装された撮像素子の表面と、前記鍔部の基板側面との間に、前記窓穴部が前記撮像素子の受光部と対向するように前記枠状部が挟まれ、前記鏡筒の突出部の端面が基板から離隔した状態で、前記鏡筒の突出部と基板とが接着されていることを特徴としている。
この撮像装置によれば、鏡筒の基端部から突出する突出部が撮像素子の厚さよりも低く形成されることにより、鏡筒の突出部の端面が基板から離隔した状態で、鏡筒の鍔部は撮像素子上に載せられる。そして、鏡筒の鍔部の基板側面に枠状部の表面が当接しており、枠状部の表面と裏面とが平行であるため、枠状部の裏面と重なり合っている撮像素子の表面も鏡筒の光軸に対して垂直となり、撮像素子の光軸と鏡筒の光軸とが容易、かつ、確実に一致するようにすることができる。
なお、枠状部は剛性の高い材料で構成されているので、前記のように透光性部材を設置しなくても、撮像素子の表面を鏡筒の鍔部の基板側面に安定して当接させることができ、撮像素子の光軸と鏡筒の光軸とがずれる心配がなくなる。枠状部の材料としては、薄く形成しても剛性を確保できるものが好ましく、例えば金属が好ましい。また、枠状部の表面は、光の乱反射を防止するよう黒色に塗装することが好ましい。また、鏡筒の鍔部の被写体側の面などに別途に透光性部材を設置することができる。
また、前記撮像装置において、前記枠状部は、遮光性を有する材料からなる遮光シートであることが好ましい。
この撮像装置によれば、枠状部が遮光シートとして機能するため、別部材としての遮光シートをわざわざ用意し設置する必要がなくなる。
また、前記撮像装置において、前記透光性部材は、光学フィルタであることが好ましい。
この撮像装置によれば、透光性部材として、例えば単なる透明なガラス板などではなく、赤外線カットフィルタやローパスフィルタなどの光学フィルタで構成することにより、別部材としての光学フィルタをわざわざ用意し設置する必要がなくなる。
本発明によれば、撮像素子の表面に枠状部材を介して透光性部材が重ね合わされ、この透光性部材の表面および裏面が鏡筒の光軸に対して垂直となるように透光性部材が鏡筒の鍔部に形成された段差部内に嵌め込まれていることから、撮像素子の光軸と鏡筒の光軸とを容易、かつ、確実に一致させることができる。したがって、撮像装置の生産性が向上し、この撮像装置を備えた電子カメラのコストダウンを図ることができる。
さらに、撮像素子の光軸と鏡筒の光軸とを確実に一致させることができるため、鏡筒内のレンズを透過した撮像光は、撮像素子によって正確に光電変換され、画像データが高品質に記録媒体に記録され、また、表示部に映し出されるようになる。
(実施の形態1)
本発明に係る撮像装置の第1の実施形態について図1から図4を参照しながら説明する。この実施形態における撮像装置は、基板19、撮像素子20、透光性部材21、遮光シート22、両面接着テープ23、そして鏡筒24が備えられている。
基板19は、硬質のものが使用され、表面に配線パターンがプリントされている。ただし、基板19は、フレキシブル基板を使用し、裏面に補強板を貼り合わせたものを使用することもできる。
そして、撮像素子20は、CCDやCMOSなどからなり、撮像素子本体52の表面にガラス板51が貼り付けられた上面視長方形のチップ体であり、一般にCSP(チップサイズパッケージ)タイプと呼ばれるものである。撮像素子本体52の表面54には受光部53が形成されており、裏面26には電極27が形成されている。ガラス板51の表面、すなわち撮像素子20の表面25において、受光部53と対向する領域が撮像素子20としての受光部36となる。電極27は、基板19の配線パターンに対して半田50によって接続される。半田50の大きさが一定でないと、撮像素子20の表面25は、基板19に対して平行とならず、わずかに傾斜することとなる。
そして、透光性部材21は、赤外線カットフィルタやローパスフィルタなどが使用されるが、透明な光学ガラスを使用してもよい。いずれにしても、透光性部材21の表面28と裏面29は平行に形成されている。
そして、遮光シート22は、図4に示すように、窓穴部30を設けた枠状部31と、平面状の座部32とが連続し、かつ、表面33と裏面34とが平行に形成されている。そして、遮光シート22の枠状部31が撮像素子20の表面25の周縁部35と重なり合い、前記窓穴部30から撮像素子20の受光部36が露出している。このように撮像素子20は、受光部36の周囲の周縁部35が遮光シート22の枠状部31に被覆され、乱反射が生じないようにされている。
また、前記透光性部材21が図1および図2に示すように、撮像素子20の一端から突出する状態に配置されるときは、撮像素子20の受光部36が撮像光のみ受光し、乱反射による光を受光しないようにするため、遮光シート22の枠状部31は、撮像素子20の一端から突出し、透光性部材21の突出している裏面29にも接合するようにされている。
さらに、遮光シート22の座部32であって、透光性部材21が重ね合わされていない部分には、両面接着テープ23が貼着される。両面接着テープ23の表面37と裏面38は平行に形成されている。そして、遮光シート22の表面33と裏面34とも平行に形成されていることから、両面接着テープ23の表面37は、撮像素子20の表面25と平行となる。
そして、鏡筒24は、基板19に固定される固定部39と、レンズ40を内蔵する円筒状のレンズホルダ41とを結合したものである。固定部39の基端部42には、内向きの鍔部43が設けられている。この鍔部43の基板側には、前記透光性部材21を嵌め込む凹形状の段差部44が形成されている。この段差部44は、嵌め込まれる透光性部材21の表面28と裏面29とが鏡筒24の光軸に対して垂直となるように形成されている。
さらに、この段差部44の深さは、透光性部材21の厚さから前記両面接着テープ23の厚さを差し引いた長さとされている。ただし、両面接着テープ23が極薄のものであれば、段差部44の深さは、透光性部材21の厚さとほぼ一致する。段差部44の深さをこのようにすることにより、鍔部43の基板側面45に貼着された両面接着テープ23の裏面26と段差部44内に嵌め込まれた透光性部材21の裏面29とは連続する同一面となる。
このような鏡筒24の基端部42には、さらに撮像素子20を囲む四角形枠状の突出部46が形成されている。この突出部46は、撮像素子20の厚さよりも低く突出している。このような突出部46は、図示したように片方が、固定部39の側面よりもわずかに内側に形成され、他方が大きく奥まって形成されている。この固定部39の側面よりもわずかに突出する突出部46側の鍔部43には、段差部44が形成されず、撮像素子20の表面25と対向する基板側面45が設けられる。
このような鏡筒24の固定部39の先端側47は、円筒状に形成され、内周面に雌ネジが形成されている。そして、レンズホルダ41の外周面には、この雌ネジと螺合する雄ネジが形成され、レンズホルダ41内に保持されたレンズ40が前記撮像素子20の方に近接したり、離隔したりすることができるようにされている。
ここで、前記のような部品によって、撮像装置を製造する工程について説明する。まず、遮光シート22の枠状部31の表面33上に透光性部材21の周縁部48を載せ、座部32に両面接着テープ23を貼着し、この透光性部材21を鏡筒24の鍔部43の段差部44内に嵌め込んだ状態とし、両面接着テープ23を鍔部43の基板側面45に貼着する。この両面接着テープ23は、遮光シート22と透光性部材21との間に介在せず、遮光シート22と透光性部材21とが密着するようにされている。このように遮光シート22と透光性部材21との間に隙間が生じないことにより、撮像素子20の表面25で光の乱反射が発生せず、撮像素子20の受光部36には、撮像光のみ受光される。
この撮像素子20は、電極27が配線パターンに接続されるように基板19に実装される。そして、この撮像素子20の表面25に前記遮光シート22の裏面34が重なり合うように鏡筒24の突出部46が撮像素子20を囲む。突出部46は撮像素子20の厚さよりも低く突出しているため、突出部46の端面は基板19から離隔し、撮像素子20の表面25上に遮光シート22と両面接着テープ23または透光性部材21とを介して鏡筒24の鍔部43が載る状態となる。
したがって、撮像素子20の表面25が基板19に対してわずかに傾斜しているとしても、撮像素子20の表面25と透光性部材21の表面28および裏面29が平行に配置される。また、透光性部材21の表面28および裏面29が鏡筒24の光軸に対して垂直に形成されているため、受光素子の光軸と鏡筒24の光軸とは一致する。
そして、鏡筒24の突出部46は接着剤49によって基板19に固定され、鏡筒24のレンズホルダ41内のレンズ40を透過した光が撮像素子20の受光部36で結像するようにレンズホルダ41が位置合わせされる。この受光部36で受光される光は、撮像素子20の光軸と鏡筒24の光軸とが一致しているため、撮像素子20は正確に光電変換し、画像データが正確に記録媒体に記録され、また、表示部に映し出される。
(実施の形態2)
本発明に係る撮像装置の第2の実施形態について図5を参照しながら説明する。この実施形態における撮像装置では、遮光シート22の枠状部31と、鏡筒24の鍔部43との間に透光性部材21を設置しておらず、これに伴い、鍔部43には透光性部材21を嵌め込む段差部44を設けていない。そして、遮光シート22を高剛性材料、例えば金属で構成し、これを鏡筒24の鍔部43の基板側面45に接着している。この遮光シート22の表面は黒色に塗装されており、光の乱反射を防止している。この遮光シート22の基板側面と撮像素子20の表面25とを当接させた状態で鏡筒24を接着剤49にて基板19に接着している。鏡筒24の鍔部43の被写体側の面には、撮像素子20の受光部36と対向する位置に赤外線カットフィルタなどの光学フィルタからなる透光性部材55を設置している。その他の構成は実施の形態1と同様である。
この実施の形態2によれば、鏡筒24の鍔部43の基板側面45に遮光シート22の表面が当接しており、遮光シート22の表面と裏面とが平行であるため、遮光シート22の裏面と重なり合っている撮像素子20の表面25も鏡筒24の光軸に対して垂直となり、撮像素子20の光軸と鏡筒24の光軸とが容易、かつ、確実に一致するようにすることができる。なお、遮光シート22が剛性の高い金属で構成されているので、実施の形態1のように鍔部43の基板側面45に透光性部材21を設置していなくても、撮像素子20の表面25を鍔部43の基板側面45に安定して当接させることができ、撮像素子20の光軸と鏡筒の光軸とがずれる心配がない。
なお、本発明は、前記実施形態に限定することなく、特許請求の範囲に記載した技術的事項の範囲内において種々変更することができる。
例えば、上記実施の形態1では、枠状部としての遮光シート22の遮光効果を維持すべく、遮光シート22の窓穴部30周辺に両面接着テープ23を形成しないようにしている。つまり、窓穴部30周辺に両面接着テープ23を形成すると、該両面接着テープ23の断面が乱反射の原因となる。そのために、鏡筒24の鍔部43に段差部44を設け、ここに透光性部材21をはめ込み、鍔部の基板側面45と透光性部材21の裏面29とを面一にした上で、遮光シート22の座部32と鏡筒24の鍔部43の基板側面45とを両面接着テープ23で貼り付けるようにしている。しかし、上記したような乱反射の心配がなければこのような構成に限定されず、鍔部43の段差部44は必ずしも必要なく、また、遮光シート22の座部32も必ずしも必要ない。そして、両面接着テープ23を遮光シート22の全域に形成してもよい。また、遮光シート22は遮光性を有する材料に限定されない。また、上記実施の形態2では、遮光シート22を鏡筒24の鍔部43の基板側面45に接着しているが、もちろん、両面テープによる貼着も可能である。
本発明に係る撮像装置は、撮像素子の光軸と鏡筒の光軸とを容易、かつ、確実に一致させて製造され、携帯電話機や情報端末機などに備えられるコンパクトな電子カメラに有用である。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置を示す概略正面断面図 本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の要部拡大断面図 図1のA−A線断面図 本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の要部分解斜視図 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置を示す概略正面断面図 従来の撮像装置の概略正面断面図
符号の説明
19 基板
20 撮像素子
21 透光性部材
22 遮光シート
23 両面接着テープ
24 鏡筒
25 撮像素子の表面
26 撮像素子の裏面
27 電極
28 透光性部材の表面
29 透光性部材の裏面
30 窓穴部
31 枠状部
32 座部
33 遮光シートの表面
34 遮光シートの裏面
36 受光部
42 基端部
43 鍔部
44 段差部
45 基板側面
46 突出部
48 透光性部材の周縁部
49 接着剤
50 半田
51 ガラス板
52 撮像素子本体
53 撮像素子本体の表面

Claims (4)

  1. 受光部を有し基板に裏面を向けて接続され表面が平坦な撮像素子と、表面と裏面とが平行に形成された透光性部材と、基端部に設けられた内向きの鍔部の基板側面が光軸に対して垂直に形成され、かつ、前記撮像素子を囲むように基端部から突出する突出部を撮像素子の厚さよりも低く形成した鏡筒と、窓穴部を設けた枠状部とを備え、
    前記基板上に実装された撮像素子の表面と、前記鍔部の基板側面に表面が貼着される透光性部材の裏面との間に、前記窓穴部が前記撮像素子の受光部と対向するように前記枠状部が挟まれ、前記鏡筒の突出部の端面が基板から離隔した状態で、前記鏡筒の突出部と基板とが接着されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 受光部を有し基板に裏面を向けて接続され表面が平坦な撮像素子と、基端部に設けられた内向きの鍔部の基板側面が光軸に対して垂直に形成され、かつ、前記撮像素子を囲むように基端部から突出する突出部を撮像素子の厚さよりも低く形成した鏡筒と、窓穴部を設けた高剛性材料からなる枠状部とを備え、
    前記基板上に実装された撮像素子の表面と、前記鍔部の基板側面との間に、前記窓穴部が前記撮像素子の受光部と対向するように前記枠状部が挟まれ、前記鏡筒の突出部の端面が基板から離隔した状態で、前記鏡筒の突出部と基板とが接着されていることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記枠状部は、遮光性を有する材料からなる遮光シートであることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記透光性部材は、光学フィルタであることを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の撮像装置。
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