JP2005318424A - 電話システム、その制御方法、および、情報通信機器 - Google Patents
電話システム、その制御方法、および、情報通信機器 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 電話システムの共通設定情報が更新された場合、その時点で他の機器と通信できなかった機器において、早期にかつ特別な操作無しに、共通設定情報を更新させる。
【解決手段】 電話システムにおいて、子機220,240,250は親機100と通信可能であるが、子機210,230は親機100と通信できない状態であるときに、6台目の子機である子機260が追加されると、親機100で共通設定情報が更新された後、子機220,240,250,260で共通設定情報が更新される。その後、子機210,230は、それぞれ、親機100および/または子機220,240,250,260と通信可能な状態となると、親機−子機間または子機−子機間の通信の際に共通設定情報も送受信されるため、自機に記憶されるものより後に更新された共通設定情報を受信でき、これにより、自機に記憶された共通設定情報をより後に更新されたものに更新できる。
【選択図】 図4
【解決手段】 電話システムにおいて、子機220,240,250は親機100と通信可能であるが、子機210,230は親機100と通信できない状態であるときに、6台目の子機である子機260が追加されると、親機100で共通設定情報が更新された後、子機220,240,250,260で共通設定情報が更新される。その後、子機210,230は、それぞれ、親機100および/または子機220,240,250,260と通信可能な状態となると、親機−子機間または子機−子機間の通信の際に共通設定情報も送受信されるため、自機に記憶されるものより後に更新された共通設定情報を受信でき、これにより、自機に記憶された共通設定情報をより後に更新されたものに更新できる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、電話システムに関し、特に、親機と子機を備え、親機における設定の変更を確実に子機に伝えることのできる電話システム、その制御方法、および、情報通信機器に関するものである。
従来から提案されている電話システムでは、親機と子機とによって、種々の情報が共通して設定され、当該共通して設定される情報(以下、「共通設定情報」と呼ぶ)は、たとえばシステムにおいて子機が増設される等の場合、当該増設された子機の識別情報の追加等により、変更される。このような、電話システムでの共通設定情報の、各機器(親機および子機)における更新態様について、種々、技術が開示されている。
たとえば、特許文献1には、共通設定情報としてカレンダ情報が取り扱われている技術が開示されている。具体的には、特許文献1には、コードレス電話装置において、親機で発生するカレンダ情報が子機へと送信され、そして、子機において、受信したカレンダ情報に基づいて当該子機において発生されるカレンダ情報が修正される技術が開示されている。
また、特許文献2には、複数の子機を含むコードレス電話システムにおいて、1台目の子機において登録された情報が、2台目以降の子機には子機間の通信で登録される技術が開示されている。
また、特許文献3には、親機と複数の子機を含む通信装置において、親機が、ある子機に送信すべき情報を当該或る子機に送信しようとしたときに、当該或る子機に対してデータの送信が不可能であった場合、他の子機に当該情報を送信し、そして、当該他の子機が上記の或る子機に当該情報を送信する技術が開示されている。
また、特許文献4には、親機と子機とで構成されるデータ処理装置において、親機から子機へ、自動的に、データ(上記の共通設定情報に対応するものを含む)が送信される技術が開示されている。
特開平6−120881号公報
特開平8−9465号公報
特開平11−27406号公報
特開平11−175384号公報
しかしながら、従来の電話システムでは、親機や子機という複数の機器が含まれるが、共通設定情報の更新に際して、共通設定情報の送信側となる機器と受信側となる機器とが固定されていた。このため、受信側の機器が送信側の機器と通信ができない場合、当該受信側の機器は、当該電話システム内の、送信側の機器以外の機器と通信が可能であっても、送信側の機器と通信ができなければ、最新の共通設定情報を受信することができなかった。
このような不都合を回避するために、各機器を、最新の共通設定情報を早期にかつ確実に受信するために、そのための操作(たとえば、親機等に対して最新の共通設定情報の送信を要求するための操作)に基づいて最新の共通設定情報を受信するように構成することが考えられる。しかしながら、これでは、ユーザが当該操作を必要とされるという不都合が生じる。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、電話システムにおいて、共通設定情報の更新があった場合に、当該共通設定情報の更新があった時点で当該電話システム内の他の機器と通信ができなかった機器において、早期に、かつ、特別な操作を必要とすることなく、共通設定情報が更新されることを可能とすることである。
本発明に従った電話システムは、電話機能を有する複数の機器を備える電話システムであって、各前記機器は、前記電話システムにおいて前記機器を識別する情報を含む共通設定情報を記憶する共通設定情報記憶部を含み、前記共通設定情報は、当該共通設定情報が更新された時刻または回数を特定する情報である更新情報を含み、各前記機器は、前記電話システム内の他の機器に情報を送信する際に、前記共通設定情報を添付して送信する情報送信部と、前記共通設定情報を受信する受信部と、前記受信部が前記共通設定情報を受信した場合、前記受信部で受信した前記共通設定情報と前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報の中で、含まれる前記更新情報を比較することによりどちらが後に更新されたものであるかを判断する判断部と、前記判断部が前記受信部で受信した前記共通設定情報の方が後に更新されたものであると判断した場合、前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報を、前記受信部で受信した前記共通設定情報に更新する情報更新部とをさらに含むことを特徴とする。
また、本発明に従った電話システムでは、前記情報送信部は、前記判断部が前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報の方が後に更新されたと判断した場合、前記受信部が前記共通設定情報を受信した相手の機器に、前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報を送信することが好ましい。
また、本発明に従った電話システムでは、前記情報送信部は、前記電話システム内の他の機器の呼び出しの際に、呼び出す側の機器を識別する情報および呼び出される側の機器を識別する情報に、前記共通設定情報を添付して、送信することが好ましい。
また、本発明に従った電話システムでは、前記複数の機器は、親機と子機からなり、前記親機は、前記共通設定情報を更新する情報更新部を含むことが好ましい。
また、本発明に従った電話システムでは、前記情報更新部は、前記電話システムに新たな子機が追加される際に、当該新たな子機を識別する情報を追加するように、前記共通設定情報を更新することが好ましい。
本発明に従った電話システムの制御方法は、電話機能を有する複数の機器を備える電話システムの制御方法であって、各前記機器に、前記電話システムにおいて前記機器を識別する情報を含む情報であって、当該情報が更新された時刻または回数を特定する情報である更新情報を含む情報である、共通設定情報を記憶させるステップと、各前記機器に、前記共通設定情報を受信させるステップと、各前記機器に、受信させた前記共通設定情報と記憶させた前記共通設定情報の中で、含まれる前記更新情報を比較させることによりどちらが後に更新されたものであるかを判断させるステップと、各前記機器に、受信させた前記共通設定情報の方が後に更新されたものであると判断した場合、記憶させた前記共通設定情報を、受信させた前記共通設定情報に更新させるステップとを備えることを特徴とする。
本発明に従った情報通信機器は、電話システムを構成し、当該電話システムを構成する他の機器と通信可能な情報通信機器であって、前記電話システムにおいて前記機器を識別する情報を含む共通設定情報を記憶する共通設定情報記憶部を備え、前記共通設定情報は、当該共通設定情報が更新された時刻または回数を特定する情報である更新情報を含み、前記電話システム内の他の機器に情報を送信する際に、前記共通設定情報を添付して送信する情報送信部と、前記共通設定情報を受信する受信部と、前記受信部が前記共通設定情報を受信した場合、前記受信部で受信した前記共通設定情報と前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報の中で、含まれる前記更新情報を比較することによりどちらが後に更新されたものであるかを判断する判断部と、前記判断部が前記受信部で受信した前記共通設定情報の方が後に更新されたものであると判断した場合、前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報を、前記受信部で受信した前記共通設定情報に更新する情報更新部とをさらに備えることを特徴とする。
本発明によると、電話システムの各機器において、相手から送信されてくる共通設定情報が自己で記憶している共通設定情報とが比較され、送信されてきた共通設定情報が記憶している共通設定情報よりも後で更新された場合には、共通設定情報の更新がなされる。これにより、電話システムにおいて、或る機器で共通設定情報の更新が行なわれる際に、共通設定情報が、他の情報に添付されて送信されることになるため、最新の共通設定情報を送信してくれる相手の機器が限定されず、さらに、当該或る機器において共通設定情報の送信を要求するための特別な操作を必要とされない。なお、本発明では、共通設定情報に更新情報が含まれるため、当該更新情報に基づいて、複数の共通設定情報の中でどちらが後に更新されたか等の判断が可能になる。
したがって、本発明によると、電話システムにおいて、共通設定情報の更新があった場合に、当該共通設定情報が更新された時点で他の機器と通信ができなかった機器において、早期に、かつ、特別な操作を必要とされることなく、共通設定情報が更新されるようになる。
以下、本発明の電話システムの一実施の形態であるデジタルコードレス電話セット(以下、単に電話セットと呼ぶ)について、図面を参照しつつ説明する。
[システム構成の説明]
図1は、本実施の形態の電話セットのシステム構成を模式的に示す図である。
図1は、本実施の形態の電話セットのシステム構成を模式的に示す図である。
本実施の形態の電話セットには、公衆回線(Line1,Line2)に接続された親機100と、当該親機100と無線により通信しかつ親機100を介して公衆回線に接続される子機210〜260とが含まれる。親機100と子機210〜260は、INTERCOMによる通話が可能である。なお、図1に示されるように、本実施の形態では、電話セットには、1台の親機100と、6台の子機210〜260とが含まれるが、本発明に従った電話セットに含まれる親機および子機の数は、これらに限定されない。
図2は、図1に示した親機100と子機210の構成を模式的に示す図である。具体的には、図2(A)は、親機100の構成を示す図であり、図2(B)は、子機210の構成を示す図である。なお、子機220〜260は、特記する部分を除いては、子機210と同様の構成を有するものとする。
親機100は、外部のPSTN(Public Switched Telephone network)の2つライン(Line1,Line2)それぞれに接続されるラインジャック104A,104B、電話回線101A,101B、および、RF(Radio Frequency)制御部102A,102Bを備えている。また、親機100は、さらに、システム情報記憶エリア103A,103B、共通設定情報比較・更新部105、RF発信ユニット107、アンテナ108、および、付加機能部110を備えている。
システム情報記憶エリア103A,103Bは、それぞれ、RF制御部102A,102Bに接続されている。システム情報記憶エリア103A,103Bには、本実施の形態の電話セットを構成する各機器の、当該電話セットにおいて割り当てられたSystem IDを含む共通設定情報が記憶されている。なお、共通設定情報では、子機210〜260の各System IDは、各子機に対して設定された番号(HS1,HS2,HS3,…)に関連付けられている。
RF制御部102A,102Bは、それぞれ、子機210〜260との間でINTERCOM通信を行なうための制御動作を実行する。RF制御部102A,102BがINTERCOM通信を行なう際には、RF発信ユニット107およびアンテナ108を介して、子機210〜260との間で、情報の送受信がなされる。RF制御部102AとRF制御部102Bの間には、マスター−スレーブの関係があり、RF制御部102Aがマスター側である。なお、共通設定情報には、当該共通設定情報が更新された時刻を特定するための情報(更新時間INDEX)が含まれる。
付加機能部110は、スピーカーホンや受話器を有する電話機能部111に加え、ファクシミリ機能部112および留守録機能部113を備えている。ファクシミリ機能部112は、PSTNのラインを介して受信したファクシミリデータを印字出力したり、ファクシミリデータを電話回路101Aまたは101Bを介してPSTNのラインに送出する機能を有する。また、留守録機能部113は、図示しない記録媒体を有し、当該記録媒体に、不在時にPSTNのラインから受信した音声情報またはデータなどを書込み蓄積する機能を有する。留守録機能部113は、所定の操作がなされることにより、蓄積された音声情報またはデータを読み出して再生し出力する機能を有する。電話機能部111は、PSTNのラインを介した外部装置との通話または子機210〜260との通話のための機能を有する。なお、本発明に従った電話システムの親機に備えられる付加機能は、これらに限定されない。
共通設定情報比較・更新部105は、他の機器から共通設定情報を受信された際に、当該共通設定情報の更新時間INDEXとシステム情報記憶エリア103A,103Bに記憶された共通設定情報の更新時間INDEXとを、または、システム情報記憶エリア103Aに記憶された共通設定情報の更新時間INDEXとシステム情報記憶エリア103Bに記憶された共通設定情報の更新時間INDEXとを、比較し、さらに、その比較結果に基づいて、必要と判断された場合には共通設定情報の更新を行なう。この場合の比較や判断の内容については、後述する。
子機210は、マイクロコンピュータを備え、当該子機210の動作を全体的に制御する、制御部214を備える。また、子機210は、親機のRF制御部102A,102BとINTERCOM通信を行なうための制御動作を実行するRF制御部212と、共通設定情報比較・更新部215と、自機のSystem IDを記憶する自機System ID記憶部219と、システム情報記憶エリア213と、RF発信ユニット217と、アンテナ218とを備えている。システム情報記憶エリア213には、システム情報記憶エリア103A,103Bと同様に、共通設定情報が記憶されている。また、子機220〜260にも、同様のシステム情報記憶エリアが設けられており、各当該システム情報記憶エリアには、同様の共通設定情報が記憶されている。さらに、子機220〜260には、自機System ID記憶部219と同様に、自機のSystem IDを記憶する自機System ID記憶部が備えられている。
[システムに子機が追加される際の処理]
次に、本実施の形態の電話セットにおいて子機が追加される際の処理について、説明する。まず、図3に、子機が追加される前の状態のシステム構成として、1台の親機100と5台の子機210〜250とによって構成される電話システムを模式的に示す。
次に、本実施の形態の電話セットにおいて子機が追加される際の処理について、説明する。まず、図3に、子機が追加される前の状態のシステム構成として、1台の親機100と5台の子機210〜250とによって構成される電話システムを模式的に示す。
図3では、親機100と通信可能な範囲、つまり、親機100との間でRF通信を行なうことができる物理的範囲が、一点鎖線で示されている。
また、図3では、親機100と子機210〜250のそれぞれについて、システム情報記憶エリアに記憶されている共通設定情報の内容が示されている。各共通設定情報では、更新INDEXが「000000」とされ、親機100のSystem IDが「XXXXXX」とされ、子機210(番号「HS1」に対応する子機)のSystem IDが「AAAAAA」とされ、子機220(番号「HS2」に対応する子機)のSystem IDが「BBBBBB」とされ、子機230(番号「HS3」に対応する子機)のSystem IDが「CCCCCC」とされ、子機240(番号「HS4」に対応する子機)のSystem IDが「DDDDDD」とされ、そして、子機250(番号「HS5」に対応する子機)のSystem IDが「EEEEEE」とされている。
さらに、図3では、子機210〜250のそれぞれについて、自機System ID記憶部の記憶内容が示されている。
ここで、電話システムにおいて、子機210が親機通信可能範囲の外に位置し、子機220,240,250は親機通信可能範囲内で電源ONされ通信可能な状態とされ、そして、子機230の電源がOFFされている状態を考える。つまり、子機220,240,250は親機100と通信可能であるが、子機210,230は親機100と通信できない状態を考える。
この状態で、図4に示されるように、電話システムに、6台目の子機である子機260が追加されたとする。
子機260が追加される際、子機260に対してユーザが電話システムに追加させるための操作を行なうと、当該操作に基づいて、子機260は、矢印D1で示されるように、親機100との間で通信する。この際の通信では、まず、子機260から親機100に、自機を電話システムに追加することを要求する情報を送信する。これに応じて、親機100は、子機260を電話システムに追加させるために、共通設定情報を、子機260のための子機番号(本実施の形態では、「HS6」と記載)を新たに定義し、さらに、定義された子機番号に対して子機260のためのSystem ID(本実施の形態では、「FFFFFF」と記載)を追加するように、更新する。また、このような更新の際には、親機100は、更新時間INDEXの値を1加算更新する。これにより、たとえば、それまでの更新時間INDEXが「000000」であれば、更新時間INDEXの値は「000001」に更新される。
このような共通設定情報の更新を行なった後、親機100は、矢印D2で示されるように、子機210〜260に対して、更新後の共通設定情報を送信する。なお、図4に示された状態では、図3に示された状態と同様に、子機210と子機230とが一時的に親機100と通信ができない状態とされている。したがって、図4に示された状態では、親機100は、矢印D2として、子機220,240,250,260に、更新された共通設定情報を送信できる。これにより、子機220,240,250,260では、共通設定情報が、更新時間INDEX「000001」のものに、つまり、子機260の情報を含むものに更新されるが、子機210,230では、共通設定情報が、更新INDEX「000000」のままとなっている。
その後、図5に示されるように、子機210が親機通信可能範囲内に移動し、また、子機230が親機通信可能範囲内で電源をONされることにより、子機210,230が、それぞれ、親機100および/または子機220,240,250,260と通信可能な状態となると、子機210,230は、それぞれ、親機100または子機220,240,250,260との通信の際に、共通設定情報の送受信を行なうことにより、自機に記憶されるものより後に更新された共通設定情報を受信し、そして、自機に記憶された共通設定情報をより後に更新されたものに更新する。
親機100と子機210〜260の通信において、または、子機210〜260の中の子機同士の通信において、共通設定情報は、たとえば、呼び出しの際に送信される。具体的には、呼び出しの際に、呼び出す側の端末から、当該呼び出す側のSystem IDと、呼び出される側のSystem IDとともに、共通設定情報が送信される。
子機210〜260では、共通設定情報を受信した場合、当該受信した共通設定情報と、それまで記憶している共通設定情報とについて、どちらが後に更新されたものかが比較される。そして、比較の結果、受信した共通設定情報の方が後に更新されたものであると判断されると、それまで記憶していた共通設定情報が、受信した共通設定情報に更新される。このような、子機210〜260における共通設定情報を受信した際の処理について、図6を参照してさらに詳細に説明する。図6は、共通設定情報を受信した際に実行される処理(共通設定情報受信処理)のフローチャートである。なお、共通設定情報受信処理は、図4において矢印D2で示されたような場合にも、実行される。
まず、子機210〜260では、ステップS1(以下、「ステップ」を省略する)で、共通設定情報を受信したか否かが判断される。そして、共通設定情報を受信したと判断されると、S2に処理が進められる。
S2では、受信した共通設定情報の更新時間INDEXと、すでにシステム情報記憶エリアに記憶している共通設定情報の更新時間INDEXとが比較される。
次に、S3で、S2の比較の結果、更新時間INDEXの値(「000000」等の値)が異なるかどうかが判断される。そして、異なると判断されると、S4に処理が進められ、同じであると判断されると、S1に処理が戻されて次回共通設定情報が受信されるのを待つ。
S4では、受信した共通設定情報の更新時間INDEXの方が、すでにシステム情報記憶エリアに記憶している共通設定情報の更新時間INDEXよりも新しいかどうか、つまり、値が大きいかどうかが判断され、そうであれば、S5に処理が進められる。逆に、すでにシステム情報記憶エリアに記憶している共通設定情報の更新時間INDEXの方が、受信した共通設定情報の更新時間INDEXよりも新しいと判断されれば、S6に処理が進められる。
つまり、S4では、たとえば、図4に示された子機220から(電源がONされた後の)子機230に共通設定情報が送信された場合、子機230の受信する共通設定情報の更新時間INDEXの値は「000001」であり、すでに子機230のシステム情報記憶エリアに記憶されている共通設定情報の更新時間INDEXの値は「000000」であるため、このような場合には、S5に処理が進められる。逆に、子機230から子機220に共通設定情報が送信された場合、子機220の受信する共通設定情報の更新時間INDEXの値が「000000」であり、すでに子機220のシステム情報記憶エリアに記憶されている共通設定情報の更新時間INDEXの値は「000001」であるため、このような場合には、S6に処理が進められる。
そして、S5では、システム情報記憶エリアの共通設定情報が、受信された共通設定情報に更新されて、S1に処理が戻される。
一方、S6では、今回、共通設定情報を送信してきた相手に対して、自機のシステム情報記憶エリアに記憶している共通設定情報が送信された後、S1に処理が戻される。
以上説明した本実施の形態では、共通設定情報に含まれる更新時間INDEXによって、当該共通設定情報が更新された時刻または回数を特定する情報である更新情報が更新されている。なお、更新時間INDEXは、上記した本実施の形態では、更新回数を表すようなものとされているが、共通設定情報の更新時刻(更新された日時)を特定する情報、または、具体的に更新時刻そのものによって構成されても良い。
また、上記した本実施の形態では、親機100において、マスター側のRF制御部102Aとスレーブ側のRF制御部102Bとが備えられている。そして、子機260の追加の際の通信(図4において矢印D1で示された通信)は、子機260と、RF制御部102AまたはRF制御部102Bのいずれか一方との間で行なわれる。これにより、子機260と通信を行なった方のRF制御部に接続されたシステム情報記憶エリア、つまり、システム情報記憶エリア103A,103Bのいずれか一方が、先に、共通設定情報を更新される。そして、このような場合、上記したいずれか一方のRF制御部は、他方側のRF制御部に対して、更新後の共通設定情報を送信する。これに応じて、共通設定情報を受信した側のRF制御部は、当該RF制御部に接続されているシステム情報記憶エリアにおける共通設定情報を受信したものに更新する。
また、上記した本実施の形態では、共通設定情報の更新として、子機が追加される例を示したが、本発明が適用される電話システムにおける共通設定情報の更新は、このようなものに限定されない。電話システムにおける共通設定情報が更新される内容としては、他に、子機番号(HS1等)の割り当ての変更や、子機番号に対応した表示内容(子機番号とその子機を持つ人の名前を登録し、呼び出し時の子機選択の際に表示させたりする内容)の変更、言語選択の変更、回線選択方法の変更が考えられる。回線選択方法の変更とは、親機100がLINE1,LINE2というように複数の回線に接続されるような場合、発呼する際に空いている回線を自動で選択する方法と、LINEを指定(LINE1かLINE2にいずれかを指定)する方法との間で、回線選択方法を変更することを言う。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 親機、101A,101B 電話回路、102A,102B RF制御部、103A,103B,213 システム情報記憶エリア、104A,104B ラインジャック、105,215 共通設定情報比較・更新部、107,217 RF発信ユニット、108,218 アンテナ、110 付加機能部、111 電話機能部、112 ファクシミリ機能部、113 留守録機能部、210〜260 子機、214 制御部、219 自機System ID記憶部。
Claims (7)
- 電話機能を有する複数の機器を備える電話システムであって、
各前記機器は、前記電話システムにおいて前記機器を識別する情報を含む共通設定情報を記憶する共通設定情報記憶部を含み、
前記共通設定情報は、当該共通設定情報が更新された時刻または回数を特定する情報である更新情報を含み、
各前記機器は、
前記電話システム内の他の機器に情報を送信する際に、前記共通設定情報を添付して送信する情報送信部と、
前記共通設定情報を受信する受信部と、
前記受信部が前記共通設定情報を受信した場合、前記受信部で受信した前記共通設定情報と前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報の中で、含まれる前記更新情報を比較することによりどちらが後に更新されたものであるかを判断する判断部と、
前記判断部が前記受信部で受信した前記共通設定情報の方が後に更新されたものであると判断した場合、前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報を、前記受信部で受信した前記共通設定情報に更新する情報更新部とをさらに含む、電話システム。 - 前記情報送信部は、前記判断部が前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報の方が後に更新されたと判断した場合、前記受信部が前記共通設定情報を受信した相手の機器に、前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報を送信する、請求項1に記載の電話システム。
- 前記情報送信部は、前記電話システム内の他の機器の呼び出しの際に、呼び出す側の機器を識別する情報および呼び出される側の機器を識別する情報に、前記共通設定情報を添付して、送信する、請求項1または請求項2に記載の電話システム。
- 前記複数の機器は、親機と子機からなり、
前記親機は、前記共通設定情報を更新する情報更新部を含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電話システム。 - 前記情報更新部は、前記電話システムに新たな子機が追加される際に、当該新たな子機を識別する情報を追加するように、前記共通設定情報を更新する、請求項4に記載の電話システム。
- 電話機能を有する複数の機器を備える電話システムの制御方法であって、
各前記機器に、前記電話システムにおいて前記機器を識別する情報を含む情報であって、当該情報が更新された時刻または回数を特定する情報である更新情報を含む情報である、共通設定情報を記憶させるステップと、
各前記機器に、前記共通設定情報を受信させるステップと、
各前記機器に、受信させた前記共通設定情報と記憶させた前記共通設定情報の中で、含まれる前記更新情報を比較させることによりどちらが後に更新されたものであるかを判断させるステップと、
各前記機器に、受信させた前記共通設定情報の方が後に更新されたものであると判断した場合、記憶させた前記共通設定情報を、受信させた前記共通設定情報に更新させるステップとを備える、電話システムの制御方法。 - 電話システムを構成し、当該電話システムを構成する他の機器と通信可能な情報通信機器であって、
前記電話システムにおいて前記機器を識別する情報を含む共通設定情報を記憶する共通設定情報記憶部を備え、
前記共通設定情報は、当該共通設定情報が更新された時刻または回数を特定する情報である更新情報を含み、
前記電話システム内の他の機器に情報を送信する際に、前記共通設定情報を添付して送信する情報送信部と、
前記共通設定情報を受信する受信部と、
前記受信部が前記共通設定情報を受信した場合、前記受信部で受信した前記共通設定情報と前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報の中で、含まれる前記更新情報を比較することによりどちらが後に更新されたものであるかを判断する判断部と、
前記判断部が前記受信部で受信した前記共通設定情報の方が後に更新されたものであると判断した場合、前記共通設定情報記憶部に記憶された前記共通設定情報を、前記受信部で受信した前記共通設定情報に更新する情報更新部とをさらに備える、情報通信機器。
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