JP2003162473A - 情報端末装置 - Google Patents

情報端末装置

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JP2003162473A
JP2003162473A JP2001359083A JP2001359083A JP2003162473A JP 2003162473 A JP2003162473 A JP 2003162473A JP 2001359083 A JP2001359083 A JP 2001359083A JP 2001359083 A JP2001359083 A JP 2001359083A JP 2003162473 A JP2003162473 A JP 2003162473A
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JP2001359083A
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Chiaki Nakamura
千秋 中村
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のそれぞれの情報端末装置で登録・更新
作業を行わなければなという問題点があったが、本発明
は、個人情報データを共有し、更新作業効率を向上でき
る情報端末装置を提供する 【解決手段】 情報更新の主導側のマスタ端末20と従
属側のスレーブ端末30との間のデータリンクファイル
の転送モードとして、マスタ端末から無条件にスレーブ
端末に転送して更新する非自動更新モードと、マスタ端
末20及びスレーブ端末30における対応するデータリ
ンクファイルの最終更新日時から新旧を判断し、新しい
データリンクファイルを保持する側から古い側にデータ
リンクファイルを転送して更新する自動更新モードとを
設けて転送する情報端末装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種情報端末装置
における電話帳データやアドレスデータなどの個人情報
の更新方法に係り、特に、各種情報端末装置で共通のデ
ータフォーマットを用い、更新作業を効率良くすること
ができる情報端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、PHSを含む携帯電話機、PDA
(Personal Digital Assistants)端末等の移動端末機
及びPC端末機等の各種情報端末装置は、ビジネスユー
ザからパーソナルユーザへ利用範囲が広がり、現在は子
供からお年寄りまで幅広い年齢層で使用する人が増加し
ている。それに加えて、さまざまな技術発展により情報
端末装置が年々安価になっていることに伴い、1ユーザ
で2機種以上の情報端末装置を所有している人も多くな
ってきている。
【0003】各種情報端末装置では、通話機能やメール
送受信機能、ブラウザ機能などが実現され、各種機能で
使用するメモリダイヤルデータやメールアドレスデー
タ、ブックマークデータなど、使用者が独自に登録する
データ(個人情報データと呼ぶ)を記憶させ、記憶され
たデータに従って各種機能を実行するようにして、操作
を簡略化し、操作性を向上できるようになっていた。従
来、それぞれの情報端末装置では、各々に独自のフォー
マットで個人情報データを管理しており、似たような個
人情報データが各種情報端末装置で存在すると共に、そ
れぞれ別々の入力、出力方法で管理しているため、入出
力を含むデータ管理に共通性がなく、ユーザはそれぞれ
の情報端末装置において、それぞれの方法で、登録・更
新作業を行う必要があった。
【0004】また、従来のデータリンクキット対応の情
報端末装置には、PIM(PersonalInformation Manage
r)等のデータ管理ソフトウェアもあるが、PIMに対
応した限られた個人情報データについては、情報の転送
及び自動更新が可能であるが、PIMに対応していない
個人情報データとの間では、転送及び自動更新ができな
いのが一般的である。また、個人情報データは拡張され
データ容量が多くなっているのに対して、情報転送の機
能ではこの容量の増大が特に考慮されておらず、全ての
個人情報または決められた情報単位でしか転送できない
ため、転送に長い時間を要することがあった。
【0005】尚、電話帳データなどの個人情報の機種間
送信に関する従来技術としては、平成11年2月26日
公開の特開平11−55386号「通信システムおよび
それに使用される通信端末装置」(出願人:アイワ株式
会社、発明者:大竹 旭他)がある。この従来技術は、
送信側PHSから受信側PHSにDTMF信号コードか
らなる電話帳データ部を送信すると共に、同時にそのコ
ードの個数を示すレングスデータ部を送信し、受信側P
HSで受信したDTMF信号コードの個数とレングスデ
ータとから伝送エラーを判断し、伝送エラーが発生して
いなかったら、受信側PHSの電話帳に登録する通信シ
ステムおよびそれに使用される通信端末装置であり、こ
れにより、受信側PHSで送信側PHSの電話帳データ
を利用できるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
情報端末装置では、各々に独自のフォーマットで個人情
報データを管理しており、ユーザは類似する情報につい
てそれぞれの情報端末装置で登録・更新作業を行わなけ
ればならず、二度手間になって不便であるという問題点
があった。また、データ管理ソフトウェアを導入して
も、当該ソフトウェアに対応していない個人情報データ
は転送及び自動更新できず、また、当該ソフトウェア
は、更新されたデータを考慮して転送するわけではな
く、更新の有無に関係なく全ファイルを転送するので、
転送時間が長く効率が悪いという問題点があった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、各種情報端末装置でフォーマットを共通とし、更新
のあったデータのみを情報端末装置間で転送すること
で、個人情報データを共有し、更新作業効率を向上でき
る情報端末装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、利用者が設定する各種個人情報
のデータを、データリンクファイルの先頭を識別するた
めのデータリンクファイルヘッダと、予め各種類に対応
付けて規定されているデータリンクファイル番号と、デ
ータの最終更新日時を示すデータリンクファイル更新日
時と、個人情報データと、データリンクファイルの最終
を識別するためのデータリンクファイルフッダとからな
る共通のフォーマット構成で前記種類毎に設けられたデ
ータリンクファイルで保持している情報端末装置であっ
て、情報端末装置が、情報更新の主導側となるマスタ端
末の場合には、保持しているデータリンクファイル毎に
自動更新モード又は非自動更新モードの別を更新モード
として予め記憶し、データリンクファイル毎の情報更新
の際に、更新モードが非自動更新モードの場合には、無
条件に情報更新の従属側となるスレーブ端末にデータリ
ンクファイルを転送し、更新モードが自動更新モードの
場合には、スレーブ端末に対応するデータリンクファイ
ルの最終更新日時を問合せ、問合せの結果とマスタ端末
における最終更新日時とからデータリンクファイルの新
旧を判断し、マスタ端末側が新しい場合には、保持して
いるデータリンクファイルをスレーブ端末側に転送し、
スレーブ端末側が新しい場合には、スレーブ端末側に送
信要求を行い、スレーブ端末側から転送されたデータリ
ンクファイルを受信して保持する情報端末装置であり、
情報端末装置が、情報更新の従属側となるスレーブ端末
の場合には、マスタ端末側から最終更新日時の問合せが
あると、保持しているデータリンクファイルの最終更新
日時を返送し、マスタ端末側から個人情報データの送信
要求があると保持しているデータリンクファイルを送信
し、マスタ端末側からデータリンクファイルが送信され
ると、受信して保持する情報端末装置であるので、種類
の異なる情報端末装置であっても、情報転送によって個
人情報データを共有し、効率よく更新できる。
【0009】また、情報端末装置が、保持しているデー
タリンクファイル毎に、編集や参照の機能を有するか否
かを予め設定し、機能を有しない設定の個人情報のデー
タリンクファイルは、個人情報データを圧縮データで保
持しており、情報端末装置が、各データリンクファイル
の個人情報データの転送の際に、機能を有するか否かの
設定に従って、機能を有しない設定の情報端末装置では
圧縮データが保持されるように個人情報データの圧縮・
解凍を行う情報端末装置であるので、編集や参照の機能
を有しない情報端末装置においても、個人情報データの
効率の良い記憶媒体として機能し、個人情報データの共
通利用のための一次保管場所として利用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0011】本発明に係る情報端末装置は、複数種類の
情報端末装置において、利用者が設定する各種個人情報
のデータを、共通のフォーマット構成で種類毎に設けら
れたデータリンクファイルで保持し、情報更新の主導側
の情報端末装置であるマスタ端末と従属側の情報端末装
置であるスレーブ端末との間のデータリンクファイルの
転送モードとして、マスタ端末から無条件にスレーブ端
末に転送して更新する非自動更新モードと、マスタ端末
及びスレーブ端末における対応するデータリンクファイ
ルの最終更新日時から新旧を判断し、新しいデータリン
クファイルを保持する側から古い側にデータリンクファ
イルを転送して更新する自動更新モードとを設けて転送
し、各種情報端末装置において、各種個人情報に対して
編集や参照の機能を有するか否かを予め設定し、機能を
有しない設定の個人情報のデータリンクファイルは、個
人情報データを圧縮データで保持するものなので、種類
の異なる情報端末装置であっても、情報転送によって個
人情報データを共有し、効率よく更新でき、編集や参照
の機能を有しない情報端末装置においても、個人情報デ
ータの効率の良い記憶媒体として機能し、個人情報デー
タの共通利用のための一次保管場所として利用できるも
のである。
【0012】まず、本発明の個人情報更新方法で用いる
データリンクファイルのフォーマットについて、図1を
使って説明する。図1は、本発明の個人情報更新方法で
用いるデータリンクファイルの構成例を示すフォーマッ
ト図である。本発明の個人情報更新方法で用いるデータ
リンクファイルは、各個人情報データ別に1つのデータ
リンクファイルで構成される。ここで、個人情報データ
の例としては、例えば、頻繁に通話する電話番号とその
氏名などを管理するメモリダイヤルデータや、頻繁に閲
覧するホームページのURLを管理するブックマークデ
ータや、頻繁にやりとりするメールアドレスを管理する
メールデータや、ダウンロードやメールに添付されて保
存している画像データを管理する画像データや、その他
各種情報端末装置で管理されるフォルダデータ、メロデ
ィデータ、スケジュールデータ、住所録データ、ゲーム
データ等である。
【0013】そして、各データリンクファイルの内部構
成例としては、図1に示すように、データリンクファイ
ルの先頭を識別するためのデータリンクファイルヘッダ
aと、個人情報データの種別を表すデータリンクファイ
ルNo.bと、データリンクファイルの自動更新機能で
必須である最終更新日時を表すデータリンクファイル更
新時間cと、実際の各個人情報の内容である個人情報デ
ータdと、データリンクファイルの最終を識別するため
のデータリンクファイルフッダeとから構成されてい
る。
【0014】ここで、データリンクファイルNo.b
は、予め個人情報データの種別に対応付けられて規定さ
れている数値番号や記号などで管理されているものとす
る。データリンクファイル更新時間cは、任意の情報端
末装置で直接データの更新が為された更新日時が格納さ
れているものとし、各情報端末装置では、統一された正
確な日時が管理されていることを前提としている。個人
情報データdは、各個人情報の種別毎に、対応している
情報端末装置においては、通常の状態でデータが保存さ
れているが、対応していない(未対応)情報端末装置に
おいては、データが圧縮されて保存されている。
【0015】次に、本発明の個人情報更新方法における
異機種間で個人情報データ転送を行う機器構成例につい
て、図2,図3で具体例を用いて説明する。図2は、本
発明の個人情報更新方法における専用ケーブル接続を用
いた異機種間の個人情報データ転送の機器構成例を示す
説明図であり、図3は、本発明の個人情報更新方法にお
ける無線接続を用いた個人情報データ転送の機器構成例
を示す説明図である。本発明の個人情報更新方法におけ
る専用ケーブル接続を用いた個人情報データ転送は、例
えば、図2(a)に示すように、携帯電話機とPC端末
機とをUSB(Universal Serial Bus)接続して、図1
で説明した個人情報データのデータリンクファイルを転
送し合う。ここで、携帯電話機とPC端末機とをUSB
(Universal Serial Bus)接続する場合は、携帯電話機
側には、USBデバイス・コントローラ(UDC)で接
続されてUSBプロトコルを実現し、PC端末機側のU
SBポートにケーブル接続することによってデータ通信
を行うようになっている。
【0016】同様に、携帯電話機とPDA端末機の場合
には、図2(b)に示すように、UDC−USB接続
し、機種の異なる携帯電話機同士の場合には、図2
(c)に示すように、互いにUDC接続し、PDA端末
機とPC端末機の場合には、図2(d)に示すように、
互いにUSB接続して個人情報データのデータリンクフ
ァイルを転送し合う。また、図には示していないが、例
えば、機種やOSの異なるPC端末機同士などであって
も、図1に示したデータリンクファイル構成を用いるこ
とによって、LAN接続やRS-232Cなどのシリアルケー
ブル接続によって個人情報データのデータリンクファイ
ルを転送し合うことができる。
【0017】同様に、各情報端末装置にBluetoo
thや赤外線を利用したIrDA(Infrared Data Asso
ciation)等の各種近距離無線通信機能を実装すること
によって、無線通信接続により図1で説明した個人情報
データのデータリンクファイルを転送し合うこともでき
る。具体例として、図3(a)は携帯電話機とPC端末
機とを1対1で無線接続する例であり、図3(b)は、
携帯電話機とPDA端末機とを1対1で無線接続する例
であり、図3(c)は、機種の異なる携帯電話機同士を
1対1で無線接続する例であり、図3(d)は、携帯電
話機とPC端末機、PDA端末機、機種の異なる携帯電
話機等を1対多接続して個人情報データのデータリンク
ファイルを転送し合う例である。また、図には示してい
ないが、例えば、機種やOSの異なるPC端末機同士な
どであっても、図1に示したデータリンクファイル構成
を用いることによって、各種無線接続によって個人情報
データのデータリンクファイルを転送し合うことができ
る。
【0018】次に、本発明の個人情報更新方法を実現す
るための情報端末装置の構成について、携帯電話機を例
として図4を使って説明する。図4は、本発明の個人情
報更新方法を実現する携帯電話機のハードウェア構成図
である。本発明の個人情報更新方法を実現する携帯電話
機は、図4に示すように、基本的な構成は従来の携帯電
話機とほぼ同様であり、無線信号の送受を行う無線部1
と、通話に伴う信号処理及び表示や鳴音等の制御、外部
接続機器との信号制御を行う制御部2と、利用者が文字
データを入力する操作部3と、制御部2における処理プ
ログラムや電話帳データ等の個人情報データを記憶する
記憶部4と、入力された文字データを表示する表示部5
と、音声を電気信号に変換するマイク6と、電気信号を
音声に変換するスピーカ7と、専用ケーブルを介して外
部機器との接続を行うUDC8及びUSB9と、近距離
で無線信号の送受信を行うBluetooth無線部1
0及びIrDA無線部11とから構成されている。但
し、本発明の携帯電話機が、記憶部4内に記憶している
電話帳データ等の個人情報データが、先に図1を用いて
説明したデータリンクファイルの構成になっている点
と、本発明の個人情報更新方法を実現するために制御部
2で行う個人情報の更新処理手段の内容が、従来のもの
とは異なっている。
【0019】次に、本発明の個人情報更新方法を実現す
るための情報端末装置における手段構成について、図5
を使って説明する。図5は、本発明の個人情報更新方法
を実現するための情報端末装置における手段構成を示す
ブロック図である。本発明の個人情報更新方法を実現す
るための情報端末装置における手段構成を説明するに当
たり、情報更新処理の主導権を持つ、すなわち接続要求
を行う側の情報端末装置をマスタ端末と呼び、マスタ端
末からの接続要求を受け付け、情報更新処理に従属する
側の情報端末装置をスレーブ端末と呼ぶことにする。図
2及び図3に示した接続関係において、どちらがマスタ
端末となっても良いし、また、1台の情報端末装置にお
いて、マスタ端末となる場合とスレーブ端末となる場合
の両方があっても構わない。とりあえず、図5では、一
方をマスタ端末としての構成を示し、他方をスレーブ端
末としての構成を示して説明する。
【0020】本発明の個人情報更新方法を実現するため
の情報端末装置における手段構成は、マスタ端末20内
に、更新モード記憶手段21と、対応データリンク番号
記憶手段22と、データリンクファイル記憶手段23
と、更新マスタ処理手段24と、通信手段25とを具備
している。一方、スレーブ端末30内には、対応データ
リンク番号記憶手段32と、データリンクファイル記憶
手段33と、更新スレーブ処理手段34と、通信手段3
5とを具備している。
【0021】マスタ端末20内及びスレーブ端末30内
の各手段について説明する。マスタ端末20内の更新設
定記憶手段21は、各個人情報データのデータリンクフ
ァイルに対応付けて、更新モードの設定を記憶している
手段である。ここで、更新モードには、両端末の対応す
るデータリンクファイルの最終更新日付を比較して情報
の新旧を判定し、新しい方のデータを古い方に転送して
更新する自動更新モードと、両端末の対応するデータリ
ンクファイルの最終更新日付に関係なく、無条件にマス
タ端末20側のデータをスレーブ端末30側に転送して
更新する非自動更新モードの2つの更新モードがある。
【0022】対応データリンク番号記憶手段22は、マ
スタ端末20において、記憶している個人情報データの
データリンクファイルの中で、当該情報端末装置で対応
している個人情報データのデータリンクファイルの番号
を記憶する手段である。ここで、対応している(対応)
とは、個人情報データをそのままの状態、すなわち即使
用できる状態で記憶し、その情報端末装置において、内
容の編集や参照と言った実際の利用を行う場合を指す。
それに対して、対応していない(非対応)とは、当該情
報端末装置において、その個人情報データを利用する機
能はなく、よって、内容の編集や参照の必要性がないの
で、図1に示したデータリンクファイルフォーマット中
の個人情報データ部分は圧縮して記憶しておく場合を指
す。
【0023】尚、上記説明では、対応データリンク番号
記憶手段22に対応している個人情報データのデータリ
ンクファイルの番号を記憶するように説明したが、デー
タリンクファイルの番号毎に、対応/非対応の区別を記
憶するようにしても構わない。そして、スレーブ端末3
0の対応データリンク番号記憶手段32も全く同様であ
り、スレーブ端末30において当該情報端末装置で対応
している個人情報データのデータリンクファイルの番号
を記憶する手段である。
【0024】データリンクファイル記憶手段23は、個
人情報データ単位で、図1に示したデータリンクファイ
ルのフォーマットに従って個人情報データを記憶してい
る物である。ここで、記憶している各種個人情報データ
の内、当該情報端末装置で対応している個人情報データ
のデータリンクファイルにおいては、個人情報データ自
体をそのままの形で記憶しているが、対応していない個
人情報データのデータリンクファイルにおいては、個人
情報データを圧縮した形で記憶している。尚、スレーブ
端末30データリンクファイル記憶手段33も全く同様
であり、スレーブ端末30において個人情報データを記
憶している物である。
【0025】マスタ端末20内の通信手段25及びスレ
ーブ端末30内の通信手段35は、マスタ端末20とス
レーブ端末30とが、専用ケーブル接続又は無線接続に
よってデータを送受信するための一般的な通信手段であ
る。
【0026】更新マスタ処理手段24は、個人情報デー
タの更新処理におけるマスタの役割を果たす処理手段で
ある。具体的には、任意のデータリンクファイルに関し
て、スレーブ側に対応/未対応の区別を問い合わせ、ス
レーブ側で未対応のデータリンクファイルの場合には、
個人情報データを圧縮した形で転送する。また、スレー
ブ側で対応のデータリンクファイルの場合には、当該デ
ータリンクファイルの更新モード設定について更新モー
ド記憶手段21を参照し、非自動更新モードの場合に
は、無条件にデータリンクファイル記憶手段23に記憶
されている個人情報データをスレーブ端末30に転送す
る。この際、マスタ側で個人情報データを圧縮して記憶
しているデータリンクファイルの場合には、個人情報デ
ータを解凍して転送する。そして、自動更新モード設定
のデータリンクファイルの場合には、スレーブ側に記憶
している対応するデータリンクファイルの更新日時を問
い合わせ、マスタ側とスレーブ側とどちらが新しいかを
比較して新旧を判定し、マスタ側が新しい場合には、デ
ータリンクファイル記憶手段23に記憶されている個人
情報データをスレーブ端末30に転送する。逆に、スレ
ーブ側が新しい場合には、スレーブ側からの送信を要求
して受信した個人情報データをデータリンクファイル記
憶手段23に格納するようになっている。尚、個人情報
データの更新を行うデータリンクファイルは、随時選択
されたデータリンクファイルについて行っても良いし、
マスタ端末20に記憶されている全てのデータリンクフ
ァイルを対象に行っても構わない。
【0027】それに対して、スレーブ端末30の更新ス
レーブ処理手段34は、個人情報データの更新処理にお
けるスレーブの役割を果たす処理手段である。具体的に
は、マスタ側からの任意のデータリンクファイルに関す
る対応/未対応の区別の問合せをうけると、対応データ
リンク番号記憶手段32を参照して、対応/未対応の区
別を返送し、個人情報データが転送されてきた場合に
は、受信してデータリンクファイル記憶手段33に格納
する。また、データリンクファイルの更新日時の問い合
わせを受け取った場合には、データリンクファイル記憶
手段33を参照して、該当するデータリンクファイルの
更新日時を返送し、マスタ側からの送信要求を受け取っ
た場合には、データリンクファイル記憶手段33を参照
して、該当するデータリンクファイルの個人情報データ
を転送するようになっている。
【0028】ここで、マスタ端末20側の更新マスタ処
理手段24の具体的な処理について、図6を使って説明
する。図6は、マスタ端末20の更新マスタ処理手段2
4の具体的な処理の流れを示すフローチャート図であ
る。マスタ端末20の更新マスタ処理手段24は、ま
ず、スレーブ端末30とのデータリンク接続処理を行う
(100)。これは実際には、マスタ端末20とスレー
ブ端末30をデータ転送可能とするため、マスタ端末2
0からスレーブ端末30にデータリンク接続要求を送信
し、スレーブ端末30から要求に対する応答としてデー
タリンク接続確認がマスタ端末20に送信されて、デー
タリンクアクティブ状態となるものである。尚、Blu
etooth及びIrDAによる無線接続の場合には、
マスタ端末20が送信したデータリンク接続要求を受信
エリア内に存在する受信可能なスレーブ端末30が受信
し、データリンク接続を行いたいスレーブ端末30のみ
データリンク接続確認を送信し、データリンク同期確立
させデータリンクアクティブ状態とする。この制御は1
対1に限らず、1対多においても同様である。尚、本発
明のデータ転送では全てマスタ端末20側が主導権を持
つ。
【0029】その後、選択された任意のデータリンクフ
ァイルに関するデータ転送を開始するため、スレーブ端
末30へデータリンクファイルの先頭を表すデータリン
クファイルヘッダ(図1のa)を送信し(102)、次
に、これから転送を行うデータリンクファイルNo.
(図1のb)を送信する(104)。そして、送信した
データリンクファイルNo.に対する応答として、スレ
ーブ端末30側での対応/未対応の情報を受信し(10
6)、受信した応答が対応であるか否かを判定し(10
8)、対応でない(未対応)場合には(No)、スレー
ブ端末30では個人情報データが編集不可能であるた
め、マスタ端末20における個人情報データの記憶状態
が圧縮ファイルであるか判断し(150)、圧縮ファイ
ルでない場合には(No)、個人情報データの圧縮を行
い(152)、スレーブ端末30へ更新日時(図1の
c)と個人情報データ(図1のd)の圧縮データを送信
し、Aに進む。
【0030】一方、処理108において、スレーブ端末
30側からの応答が対応であった場合には(Yes)、
更新モード記憶手段21を参照して当該データリンクフ
ァイルの更新モードが自動更新モードであるか否かを確
認し(110)、自動更新モードである場合には(Ye
s)、スレーブ端末30へデータリンクファイルの更新
要求を送信し(112)、更新要求に対する応答として
該当するデータリンクファイルの最終の更新日時(図1
のc)を受信し(114)、受信したスレーブ端末30
側の更新日時とマスタ端末20側の更新日時とを比較す
る(116)。
【0031】そして、マスタ端末20側よりもスレーブ
端末30側が新しいか判断し(118)、スレーブ端末
30側が新しい場合には(Yes)、スレーブ端末30
へ個人情報データの要求を送信し、スレーブ端末30か
ら送信される更新日時と個人情報データを受信してデー
タリンクファイル記憶手段23に格納し(142)、最
後にスレーブ端末30から送信されるデータリンクファ
イルのフッダ(図1のe)を受信してデータリンクファ
イル記憶手段23に格納し(144)、保存が終了した
ことを知らせる保存終了通知を送信し(146)、処理
136に進む。
【0032】一方、処理110において、自動更新モー
ドでない、すなわち非自動更新モードの場合(No)、
及び処理118において、マスタ端末20側が新しい場
合には(No)、スレーブ端末30で個人情報データが
編集可能であるため、マスタ端末20における個人情報
データの記憶状態が圧縮ファイルであるか判断し(12
0)、圧縮ファイルである場合には(Yes)、個人情
報データの解凍を行い(122)、スレーブ端末30へ
更新日時(図1のc)と個人情報データ(図1のd)を
送信し(130)、データリンクファイルのフッダ(図
1のe)を送信し(132)、スレーブ端末30から保
存が終了したことを知らせる保存終了通知を受信し(1
34)、最後に、スレーブ端末30との間でデータリン
クの切断を行って(136)、個人情報データ更新処理
を終了する。ここで、データリンクの切断は、マスタ端
末20からスレーブ端末30にデータリンク接続終了要
求を送信し、その応答としてスレーブ端末30からマス
タ端末20にデータリンク接続終了確認が送信されて、
切断が完了し、データリンクファイルがスタンバイ状態
となる。
【0033】尚、図6の処理120において、マスタ端
末20側とスレーブ端末30側の最終更新日時が同一で
ある場合には、無条件にマスタ端末20からスレーブ端
末30に個人情報データを送信するようになっていた
が、同一の場合には、転送を行わないようにしても良
く、そうすることにより、より転送効率が向上する。ま
た、図6において、複数のデータリンクファイルを転送
する場合には、処理102から処理136の前までの処
理を繰り返す。また、図6には示さなかったが、転送途
中で異常等が発生した場合には、必ず、処理136を行
ってでデータリンクを切断し、データリンクファイルが
スタンバイ状態となるよう考慮する。
【0034】次に、スレーブ端末30側の更新スレーブ
処理手段34の具体的な処理について、図7を使って説
明する。図7は、スレーブ端末30の更新スレーブ処理
手段34の具体的な処理の流れを示すフローチャート図
である。スレーブ端末30の更新スレーブ処理手段34
は、まず、マスタ端末20からのデータリンク接続要求
に応じて、マスタ端末20とのデータリンク接続処理を
行う(200)。ここで、データリンク接続処理の詳し
い内容についてが、マスタ端末20の更新マスタ処理手
段24で説明したとおりである。
【0035】その後、マスタ端末20からのデータリン
クファイルヘッダ(図1のa)を受信し(202)、次
に、これから転送を行うデータリンクファイルNo.
(図1のb)を受信し(204)、それに対する応答と
して、スレーブ端末30側での対応/未対応の情報を対
応データリンク番号記憶手段32で確認して送信する
(206)。
【0036】そして、マスタ端末20からデータリンク
ファイルの更新要求を受信したか判断し(210)、受
信しない場合には(No)、処理230に進み、更新要
求を受信した場合には(Yes)、更新要求に対する応
答としてデータリンクファイル記憶手段33を参照し、
該当するデータリンクファイルの最終の更新日時(図1
のc)を送信する(214)。
【0037】そして、マスタ端末20からの個人情報デ
ータの要求を受信したか判断し(216)、要求を受信
した場合には(Yes)、マスタ端末20にデータリン
クファイル記憶手段33に記憶されている更新日時(図
1のc)と個人情報データ(図1のd)を送信し(24
2)、最後にマスタ端末20にデータリンクファイルの
フッダ(図1のe)を送信し(244)、マスタ端末2
0から保存が終了したことを知らせる保存終了通知を受
信して(246)、処理236に進む。
【0038】一方、処理210において、更新要求を受
信しない場合(No)、及び処理216において、要求
を受信しない場合には(No)、マスタ端末20からの
更新日時と個人情報データを受信してデータリンクファ
イル記憶手段33に格納し(230)、データリンクフ
ァイルのフッダ(図1のe)を受信してデータリンクフ
ァイル記憶手段33に格納し(232)、マスタ端末2
0に保存が終了したことを知らせる保存終了通知を送信
し(234)、最後に、マスタ端末20との間でデータ
リンクの切断を行って(136)、個人情報データ更新
処理を終了する。ここで、データリンクの切断の詳しい
内容についてが、マスタ端末20の更新マスタ処理手段
24で説明したとおりである。
【0039】尚、図7において、複数のデータリンクフ
ァイルの転送がある場合には、処理202から処理23
6の前までの処理を繰り返す。また、図7には示さなか
ったが、転送途中で異常等が発生した場合には、必ず、
処理236を行ってでデータリンクを切断し、データリ
ンクファイルがスタンバイ状態となるよう考慮する。
【0040】上記マスタ端末20側の更新マスタ処理手
段24及びスレーブ端末30側の更新スレーブ処理手段
34の説明では、個人情報データの圧縮、解凍をマスタ
端末20側の更新マスタ処理手段24で行うようにした
が、情報の転送量を軽減する為には、スレーブ端末30
側の更新スレーブ処理手段34に圧縮・解凍機能を設け
て、圧縮された状態で個人情報データの転送が行われる
ようにしても構わない。
【0041】次に、本発明の個人情報更新方法を実現す
る情報端末装置の動作について、図5、図8、図9を用
いて、具体例を交えながら説明する。図8は、自動更新
が設定されていないデータリンクファイルの場合の更新
動作の具体例を示す説明図であり、図9は、自動更新が
設定されているデータリンクファイルの場合の更新動作
の具体例を示す説明図である。本発明の個人情報更新方
法を実現する情報端末装置の動作としては、予め、マス
タ端末20においては、更新モード記憶手段21に自動
更新を行うデータリンクファイルの番号が登録され、対
応データリンク番号記憶手段22に対応しているデータ
リンクファイルの番号が登録され、データリンクファイ
ル記憶手段23に対応しているデータリンクファイルに
ついては通常の個人情報データが記憶され、対応してい
ないデータリンクファイルについては圧縮された個人情
報データが記憶されている。同様に、スレーブ端末30
においては、対応データリンク番号記憶手段32に対応
しているデータリンクファイルの番号が登録され、デー
タリンクファイル記憶手段33に対応しているデータリ
ンクファイルについては通常の個人情報データが記憶さ
れ、対応していないデータリンクファイルについては圧
縮された個人情報データが記憶されている。
【0042】そして、まず自動更新が設定されていない
場合の個人情報データ更新処理の動作を説明する。具体
例で説明すると、図8(a)に示すように、データリン
クファイルNo.1〜10に対応しているマスタ端末2
0に、データリンクファイル1,2,6が記憶され、デ
ータリンクファイルNo.1〜5に対応しているスレー
ブ端末30に、データリンクファイル1,4が記憶され
ており、マスタ端末20において、データリンクファイ
ル1,2,6全てが自動更新に設定されてないものとす
る。この状況下で、マスタ端末20において、更新マス
タ処理手段24が起動され、記憶中の全てのデータリン
クファイルについて更新処理が行われるものとする。デ
ータ転送に先立ち、マスタ端末20とスレーブ端末30
との間でデータリンクが接続され、まずデータリンクフ
ァイルNo.1は、スレーブ端末30に対応しているか
が問い合わされ、対応している旨の応答が返送されて、
自動更新ではないので、無条件にマスタ端末20からス
レーブ端末30に更新日時と個人情報データが送信され
て、スレーブ端末30のデータリンクファイル記憶手段
33に格納される。この時、図8では、マスタ端末20
に記憶されているデータリンクファイルの更新時間が2
001年6月27日12時であり、スレーブ端末30に
記憶されていたデータリンクファイルの更新時間が20
01年6月28日13時10分53秒であってスレーブ
端末30の方が新しいことになるが、自動更新が設定さ
れていないので、無条件に古いデータが上書きされるこ
とになり、転送後は、図8(b)に示すように、更新日
時もスレーブ端末30上のデータリンクファイルのもの
と置き換わることになる。
【0043】続いて、データリンクファイルNo.2
は、スレーブ端末30に対応しているかが問い合わさ
れ、対応している旨の応答が返送されて、自動更新では
ないので、無条件にマスタ端末20からスレーブ端末3
0に更新日時と個人情報データが送信されて、スレーブ
端末30のデータリンクファイル記憶手段33に格納さ
れる。
【0044】続いて、データリンクファイルNo.6
は、スレーブ端末30に対応しているかが問い合わさ
れ、スレーブ端末30では対応していないので、対応し
ていない旨の応答が返送されて、個人情報データが圧縮
され、マスタ端末20からスレーブ端末30に更新日時
と圧縮された個人情報データが送信されて、スレーブ端
末30のデータリンクファイル記憶手段33に格納され
る。そして、転送完了後にデータリンクが切断されるこ
とになる。
【0045】上記動作の結果、転送完了後には、スレー
ブ端末30上に、無条件にマスタ端末20から転送され
たデータリンクファイル1,2,6が格納され、特にデ
ータリンクファイル6については、スレーブ端末30で
対応していないデータリンクファイルであるため、圧縮
した形で保存されることになる。
【0046】次に、自動更新が設定されている場合の個
人情報データ更新処理の動作を説明する。具体例で説明
すると、図9(a)に示すように、データリンクファイ
ルNo.1〜5に対応しているマスタ端末20に、デー
タリンクファイル1,2,4,6が記憶され、データリ
ンクファイルNo.1〜7に対応しているスレーブ端末
30に、データリンクファイル1,2が記憶されてお
り、マスタ端末20において、データリンクファイル
1,2,4,6全てが自動更新に設定されているものと
する。ここで、マスタ端末20のデータリンクファイル
6は対応していないので、圧縮した形で保存されてい
る。
【0047】この状況下で、マスタ端末20において、
更新マスタ処理手段24が起動され、記憶中の全てのデ
ータリンクファイルについて更新処理が行われるものと
する。データ転送に先立ち、マスタ端末20とスレーブ
端末30との間でデータリンクが接続され、まずデータ
リンクファイルNo.1は、スレーブ端末30に対応し
ているかが問い合わされ、対応している旨の応答が返送
されて、自動更新であるから、スレーブ端末30に更新
要求が送信されて、スレーブ端末30からデータリンク
ファイルNo.1の更新日時「20010627121
027」が返送される。マスタ端末20では、受信した
上記更新日時と自己のデータリンクファイルNo.1の
更新日時「20010627120000」とを比較
し、スレーブ端末30上のデータの方が新しいことか
ら、マスタ端末20からスレーブ端末30に個人情報デ
ータの送信要求が送信され、スレーブ端末30からマス
タ端末20にデータリンクファイルNo.1の更新日時
及び個人情報データが送信されて、データリンクファイ
ル記憶手段23に格納されることになる。
【0048】同様にデータリンクファイルNo.2につ
いても、対応の問合せ及び自動更新が設定されているの
で更新日時の問合せが行われ、データリンクファイルN
o.2の場合には、スレーブ端末30からデータリンク
ファイルNo.2の更新日時「20010627105
044」が返送される。マスタ端末20では、受信した
上記更新日時と自己のデータリンクファイルNo.2の
更新日時「20010627115024」とを比較
し、マスタ端末20上のデータの方が新しいことから、
マスタ端末20からスレーブ端末30にデータリンクフ
ァイルNo.2の更新日時及び個人情報データが送信さ
れて、データリンクファイル記憶手段33に格納される
ことになる。
【0049】次に、データリンクファイルNo.4につ
いても、対応の問合せ及び自動更新が設定されているの
で更新日時の問合せが行われ、データリンクファイルN
o.4の場合には、スレーブ端末30にデータがないの
で、更新日時「0」が返送されて、マスタ端末20から
スレーブ端末30にデータリンクファイルNo.4の更
新日時及び個人情報データが送信されて、データリンク
ファイル記憶手段33に格納されることになる。
【0050】次に、圧縮されて記憶されているデータリ
ンクファイルNo.6についても、対応の問合せが為さ
れ、対応している旨が返送されるので、自動更新が設定
されているので更新日時の問合せが行われ、データリン
クファイルNo.6の場合には、スレーブ端末30にデ
ータがないので、更新日時「0」が返送されて、個人情
報データの解凍が為されてから、マスタ端末20からス
レーブ端末30にデータリンクファイルNo.6の更新
日時及び解凍された個人情報データが送信されて、デー
タリンクファイル記憶手段33に格納されることにな
る。
【0051】上記動作の結果、転送完了後には、マスタ
端末20上では、データリンクファイルNo.1がスレ
ーブ端末30から受信したデータで更新され、スレーブ
端末30上では、データリンクファイルNo.2がマス
タ端末20から受信したデータで更新され、新たにマス
タ端末20から転送されたデータリンクファイル4,6
が格納され、特にデータリンクファイル6については、
20上では圧縮されていたデータが解凍されて、通常の
編集可能な形で保存されることになる。
【0052】本発明によれば、種類の異なる情報端末装
置において、図1に示した共通フォーマットで各種個人
情報データを保持するので、それぞれの情報端末装置で
PIM等のデータ管理ソフトウェアを用いることなくデ
ータを共有化して管理できるため、個人情報データの管
理作業の効率を向上できる効果がある。
【0053】本発明によれば、マスタ端末20とスレー
ブ端末30とを接続し、各データリンクファイルに設定
された更新モードに応じて、自動更新モードが設定され
ていれば、双方の更新日時を比較し、新しいデータを保
持している側から古いデータを保持している側に転送す
るので、利用者の個人情報データ更新スタイルとして、
個人情報データの種別によって不特定の情報端末装置で
データ更新を行うような場合においては、自動更新モー
ドを用いれば、マスタ端末20とスレーブ端末30の双
方で、個人情報データのデータリンクファイル毎に最新
のデータに更新していくことができるので、複数種類の
情報端末装置における更新作業効率を向上できる。
【0054】また、自動更新モードに設定し、双方の更
新日時が同一であった場合には、転送しないようにすれ
ば、更新のあったデータリンクファイルの個人情報デー
タのみの転送となるので、転送時間も軽減でき、更新作
業効率を向上できる。
【0055】本発明によれば、マスタ端末20とスレー
ブ端末30とを接続し、各データリンクファイルに設定
された更新モードに応じて、非自動更新モードが設定さ
れていれば、無条件にマスタ端末20からスレーブ端末
30に個人情報データを転送するので、利用者の個人情
報データ更新スタイルとして、特定の情報端末装置を管
理端末として、個人情報データをマスタ管理するような
場合には、非自動更新モードを用いれば、それ以外の各
種情報端末装置に対して最新データを転送して、複数種
類の情報端末装置における更新作業効率を向上できる。
【0056】また、本発明によれば、情報端末装置毎
に、編集や参照の必要のない対応していない個人情報デ
ータのデータリンクファイルの場合には、個人情報デー
タを圧縮した形で保持しておき、対応している情報端末
装置への転送の際には、解凍して編集・参照できる形で
保存するので、FD、MD、CD等と同様な媒体として
情報端末装置を一次保存場所として利用することがで
き、機能性が向上する。
【0057】尚、マスタ端末20とスレーブ端末30と
を無線接続する場合においては、同期確立することによ
り、1対多接続が可能であり、効率の良いデータ転送が
可能となって、更に個人情報データの管理作業能率を向
上できる効果がある。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、複数種類の情報端末装
置において、利用者が設定する各種個人情報のデータ
を、共通のフォーマット構成で種類毎に設けられたデー
タリンクファイルで保持し、マスタ端末とスレーブ端末
との間のデータリンクファイルの転送モードとして、マ
スタ端末から無条件にスレーブ端末に情報を転送して更
新する非自動更新モードと、マスタ端末及びスレーブ端
末における対応するデータリンクファイルの最終更新日
時から新旧を判断し、新しいデータリンクファイルを保
持する側から古い側にデータリンクファイルを転送して
更新する自動更新モードとを設け、マスタ端末としての
情報端末装置が、個人情報データの種類毎に予め更新モ
ードを設定し、設定された更新モードに従って、非自動
更新モードの場合には、無条件にスレーブ端末に情報を
転送し、自動更新モードの場合には、スレーブ端末に更
新日時を問合せ、スレーブ端末側が新しければ、情報転
送を要求し、マスタ端末側が新しければ、スレーブ端末
側に情報転送を行い、スレーブ端末側の情報端末装置
は、マスタ側からの問合せや要求に応じて個人情報デー
タを送信又は受信する情報端末装置としているので、種
類の異なる情報端末装置であっても、情報転送によって
個人情報データを共有し、利用者の個人情報データの更
新スタイルに応じて、各種情報端末装置における個人情
報データの更新作業効率を向上できる効果がある。
【0059】また、本発明によれば、各種情報端末装置
において、各種個人情報に対して編集や参照の機能を有
するか否かを予め設定し、機能を有しない設定の個人情
報のデータリンクファイルは、個人情報データを圧縮デ
ータで保持するものとし、各種データリンクファイルの
転送に際して、双方の情報端末装置における機能の設定
に応じて個人情報データの圧縮、解凍を行う情報端末装
置としているので、編集や参照の機能を有しない情報端
末装置においても、個人情報データの効率の良い記憶媒
体として機能し、個人情報データの共通利用のための一
次保管場所として利用でき、機能性を向上できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の個人情報更新方法で用いるデータリン
クファイルの構成例を示すフォーマット図である。
【図2】本発明の個人情報更新方法における専用ケーブ
ル接続を用いた異機種間の個人情報データ転送の機器構
成例を示す説明図である。
【図3】本発明の個人情報更新方法における無線接続を
用いた個人情報データ転送の機器構成例を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の個人情報更新方法を実現する携帯電話
機のハードウェア構成図である。
【図5】本発明の個人情報更新方法を実現するための情
報端末装置における手段構成を示すブロック図である。
【図6】マスタ端末の更新マスタ処理手段の具体的な処
理の流れを示すフローチャート図である。
【図7】スレーブ端末の更新スレーブ処理手段の具体的
な処理の流れを示すフローチャート図である。
【図8】非自動更新モードのデータリンクファイルの場
合の更新動作の具体例を示す説明図である。
【図9】自動更新モードのデータリンクファイルの場合
の更新動作の具体例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…無線部、 2…制御部、 3…操作部、 4…記憶
部、 5…表示部、6…マイク、 7…スピーカ、 8
…UDC、 9…USB、 10…Bluetooth
無線部、 11…IrDA無線部、 20…マスタ端
末、 21…更新モード記憶手段、 22…対応データ
リンク番号記憶手段、 23…データリンクファイル記
憶手段、 24…更新マスタ処理手段、 25…通信手
段、 30…スレーブ端末、 32…対応データリンク
番号記憶手段、 33…データリンクファイル記憶手
段、 34…更新スレーブ処理手段、 35…通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 H04M 1/275 H04M 1/275 H04B 7/26 M Fターム(参考) 5B019 GA03 KA01 5B075 KK23 ND03 NK44 PQ29 PR03 UU08 5K036 AA07 BB01 DD11 DD25 DD32 EE13 JJ12 5K067 AA21 BB21 DD51 EE02 EE10 FF02 FF23 HH22 KK17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が設定する各種個人情報のデータ
    を、データリンクファイルの先頭を識別するためのデー
    タリンクファイルヘッダと、予め各種類に対応付けて規
    定されているデータリンクファイル番号と、データの最
    終更新日時を示すデータリンクファイル更新日時と、個
    人情報データと、データリンクファイルの最終を識別す
    るためのデータリンクファイルフッダとからなる共通の
    フォーマット構成で前記種類毎に設けられたデータリン
    クファイルで保持している情報端末装置であって、 前記情報端末装置が、情報更新の主導側となるマスタ端
    末の場合には、保持しているデータリンクファイル毎に
    自動更新モード又は非自動更新モードの別を更新モード
    として予め記憶し、データリンクファイル毎の情報更新
    の際に、前記更新モードが非自動更新モードの場合に
    は、無条件に情報更新の従属側となるスレーブ端末にデ
    ータリンクファイルを転送し、前記更新モードが自動更
    新モードの場合には、前記スレーブ端末に対応するデー
    タリンクファイルの最終更新日時を問合せ、前記問合せ
    の結果と前記マスタ端末における最終更新日時とからデ
    ータリンクファイルの新旧を判断し、前記マスタ端末側
    が新しい場合には、保持しているデータリンクファイル
    を前記スレーブ側に転送し、前記スレーブ端末側が新し
    い場合には、前記スレーブ端末側に送信要求を行い、前
    記スレーブ端末側から転送されたデータリンクファイル
    を受信して保持する情報端末装置であり、 前記情報端末装置が、情報更新の従属側となるスレーブ
    端末の場合には、前記マスタ端末側から最終更新日時の
    問合せがあると、前記保持しているデータリンクファイ
    ルの最終更新日時を返送し、前記マスタ端末側から個人
    情報データの送信要求があると前記保持しているデータ
    リンクファイルを送信し、前記マスタ端末側からデータ
    リンクファイルが送信されると、受信して保持する情報
    端末装置であることを特徴とする情報端末装置。
  2. 【請求項2】 情報端末装置が、保持しているデータリ
    ンクファイル毎に、編集や参照の機能を有するか否かを
    予め設定し、前記機能を有しない設定の個人情報のデー
    タリンクファイルは、個人情報データを圧縮データで保
    持しており、 前記情報端末装置が、各データリンクファイルの個人情
    報データの転送の際に、前記機能を有するか否かの設定
    に従って、前記機能を有しない設定の情報端末装置では
    圧縮データが保持されるように個人情報データの圧縮・
    解凍を行う情報端末装置であることを特徴とする請求項
    1記載の情報端末装置。
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