JP2005318196A - 基地局及び基地局間同期システム及び基地局間同期方法 - Google Patents

基地局及び基地局間同期システム及び基地局間同期方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基地局間の伝送路の遅延時間が変動した場合においても、基地局間の同期が得られる基地局間同期システムを提供する。
【解決手段】 基地局11は、基地局12a〜12cの複数の基地局から、それぞれ1PPS信号a〜1PPS信号cを受信している。基地局11は、受信している1PPS信号のうち1PPS信号aを用いて同期用クロックを生成している。基地局11は、伝送路a〜伝送路cの遅延時間の変動を監視する入力クロック監視部を有する。入力クロック監視部が伝送路aの遅延時間の変動を検出すると、基地局11は、同期用クロックの生成のもととなる信号を、1PPS信号aから、伝送路の変動を生じていない1PPS信号bに切り替える。そして、1PPS信号bをもとに同期用クロック生成し基地局間同期を維持する。さらに、1PPS信号bの変動を出した場合、変動を検出していない1PPS信号cをもとに1PPS信号Bを生成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数の基地局間がGPS受信によりUTC時刻を取得することによって同期を取る移動通信システムの基地局間同期システムに関するものである。
従来の複数の基地局間のクロックの同期を取る基地局間同期方法においては、前記各基地局に備えるGPS受信機がGPS用衛星を捕捉できずにUTC時刻A(国際標準時間)にロックした1PPS信号を得られない状態(以下、GPSアンロックという)の場合には、前記基地局間を接続する伝送路を経由して伝送された前記基地局のUTC時刻Bを受信し、受信した前記UTC時刻Bに前記UTC時刻AにGPSロックしているときの遅延補正値を加えて1PPS信号とすることで同期を維持していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−357988号公報
従来の基地局間同期方式は、以上のように構成されていたので、基地局間の伝送路の遅延時間が変動した場合には、基地局間同期が得られないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、基地局間の伝送路の遅延時間が変動した場合にも、基地局間同期を得ることができる基地局間同期システムを提供することを目的とする。
この発明の基地局は、
複数の他の基地局とクロックの同期をとる基地局において、
衛星から時刻情報を受信して、受信した時刻情報を用いてクロック信号Aを生成する時刻情報受信部と、
少なくとも2つの他の基地局からクロック信号を入力クロック信号として入力する入力部と、
時刻情報受信部の生成したクロック信号Aと入力部の入力した入力クロック信号とを用いて、クロック信号Aに対する入力クロック信号のそれぞれの遅延時間を検出する遅延時間検出部と、
遅延時間検出部の検出した遅延時間を記憶する記憶部と、
入力部から入力される入力クロック信号のそれぞれを監視して、入力クロック信号の変動を検出する入力クロック信号監視部と、
入力クロック信号監視部による入力クロック信号の変動の検出結果に基づいて、入力部から入力された入力クロック信号と記憶部に記憶されている遅延時間とを用いて他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成するクロック信号生成部と
を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、伝送路に遅延時間の変動が発生しても、基地局間の同期を維持することができる。
実施の形態1.
図1〜図4を用いて実施の形態1を説明する。以下、実施の形態で用いる信号について説明をしておく。
「1PPS(Pulse Per Second)信号A」(クロック信号Aの一例)は、GPS受信部が生成する信号であり、GPS信号に含まれるUTC時刻(時刻情報の一例)にロックした信号である。
「1PPS信号B」(同期用クロック信号の一例)は、後述の1PPS生成回路27が生成する信号であり、他の基地局との同期用の信号である。
「1PPS信号a」は、基地局12aが出力し基地局11が入力する信号である。「1PPS信号a」と、「1PPS信号A」に対する「1PPS信号a」の遅延時間(遅延補正時間ともいう)とを用いて、「1PPS信号B」を生成することができる。
「1PPS信号b」は、基地局12bが出力し基地局11が入力する信号である。「1PPS信号b」と、「1PPS信号A」に対する「1PPS信号b」の遅延時間とを用いて、「1PPS信号B」を生成することができる。
「1PPS信号c」は、基地局12cが出力し基地局11が入力する信号である。「1PPS信号c」と、「1PPS信号A」に対する「1PPS信号c」の遅延時間とを用いて、「1PPS信号B」を生成することができる。
詳細は後述するが、上記のように「1PPS信号A」、「1PPS信号a」、「1PPS信号b」、「1PPS信号c」のいずれかを用いて、同期用の信号である「1PPS信号B」を生成する。以下、同期用の1PPS信号Bを生成するもととなる「1PPS信号A」、「1PPS信号a」、「1PPS信号b」、「1PPS信号c」を「生成基準信号」ともいう。また、伝送路を介して他の基地局から入力する「1PPS信号a」、「1PPS信号b」、「1PPS信号c」を入力クロック信号ともいう。
図1は、実施の形態1に係る基地局間同期システム100を示す構成図である。図1の基地局間同期システム100は、基地局11、基地局12a、基地局12b、及び基地局12cとにより構成されている。各基地局はGPS(Global Positioning System)受信部を備えている。基地局11は、基地局12a等と伝送路で接続されている。基地局12aは伝送路aにより、基地局12bは伝送路bにより、基地局12cは伝送路cにより基地局11と接続されている。
図1において、基地局11、基地局12a〜基地局12cは、GPS受信部から得られる「1PPS信号A」に対して同期した「1PPS信号A」を発生することで、基地局間の同期をとっている。このとき、基地局11、基地局12a、12b及び12cは、常に一定の周期で、互いのGPS受信部から得た「1PPS信号」を送受する。図1では基地局11に基地局12a〜基地局12cが接続している図になっているが、各基地局が他の3つの基地局と互いに接続し、各基地局が他の3つの基地局から入力クロック信号を受信する形態としても構わない。図1では説明のため基地局11を代表にしているが、各基地局は対等である。図1では、基地局11は、「1PPS信号a」、「1PPS信号b」、及び「1PPS信号c」を受信すると、自装置の備えるGPS受信部からの「1PPS信号A」と比較し、各伝送路の遅延時間の計算結果を、補正値として記憶部に記憶する。
図2は、実施の形態1に示した基地局11の構成を示す図である。なお、図1における基地局11、12a、12b及び12cはいずれも同様の構成を想定しており、基地局11を例に説明する。
図2において、基地局11は、伝送路と接続して入力クロック信号を入力する入力部230、入力部に入力される入力クロック信号の変動を監視する入力クロック信号監視部240、1PPS信号Aに対する各入力クロック信号の遅延時間を検出する遅延時間検出部250、GPS信号を受信するGPS受信部22、同期用のクロック信号である1PPS信号Bを生成する1PPS生成回路27、遅延時間検出部250の検出した遅延時間を記憶する記憶部26、さらに制御部21、変復調部29、無線部28を備える。また、入力部230は後述の複数の網インタフェースから構成される。入力クロック信号監視部240は、後述の複数のクロック同期回路から構成される。遅延時間検出部250は後述の複数の遅延時間検出回路から構成される。
図2において、制御部21は基地局11の制御を行う。
GPS受信部22は、GPS用衛星を捕捉し、UTC時刻(国際標準時)にロック(以下、GPSロックという)した「1PPS信号A」を発生する。
網インタフェース23a〜23cは、基地局12a、12b及び12cと伝送路とのインタフェースを制御する。
クロック同期回路24a〜24cは、網インタフェース23a等からの網抽出クロックから同期クロック(同期信号)を得る為の回路である。また、基地局12a〜12cから受信した1PPS信号a〜cのPLL同期はずれ(以下、1PPSアンロックという)の検出も行う。
遅延時間検出回路25a〜25cは、GPS受信部22からの1PPS信号Aと、他の基地局12a、12b及び12cから受信した1PPS信号a、b及びcを受け、遅延補正時間を演算処理する。
記憶部26は、予め1PPS信号a、b及びcの補正値を格納する。
1PPS生成回路27は、GPS受信部22からの1PPS信号AとGPSアンロック情報、基地局12a、12b及び12cからの1PPS信号a、b及びc、記憶部26で記憶している1PPS信号a、b及びcの遅延補正時間から、基地局11で使用する「1PPS信号B」を生成する。
無線部28は、1PPS生成回路27からの1PPS信号Bに同期して無線での送受信を行う。
変復調部29は、無線部28からの送受信データの変復調を行う。
クロック同期回路24a〜24cは、基地局12a〜12cから受信した1PPS信号a、b、cに同期した1PPS信号a〜cを同期信号としてPLL回路等で生成し、生成した同期信号を保持信号として保持して、PLL回路にて同期はずれ状態(1PPSアンロック)の検出を行う。
GPS受信部22は、GPS衛星を捕捉し、GPS衛星から収集したUTC時刻にロックすることで得られる「1PPS信号A」を遅延時間検出回路25、1PPS生成回路27に入力する。
1PPS生成回路27は1PPS信号Bを生成するための生成基準信号として、GPS受信部22からの「1PPS信号A」と、クロック同期回路24からの1PPS信号a、b及びcを得る。そして、GPS受信部22の「GPSアンロック状態」、クロック同期回路24a〜24cの「1PPSアンロック状態」により、1PPS信号A、a、b、cのいずれかを適宜選択して1PPS信号Bを生成する。これにより、常にUTC時刻に同期した1PPS信号Bを生成することができる。
すなわち、「GPSロック状態」の場合においては、GPS受信部22からの「1PPS信号A」を選択する。また、「GPSアンロック状態」の場合においては、「GPSアンロック」の状態になった後に「1PPSアンロック」の状態が発生していない伝送路のクロック同期回路24から「1PPS信号」を選択する。これにより、遅延時間検出回路25が「GPSロック」の状態において検出しており、記憶部26に記憶した遅延補正時間を用いて補正を行い、UTC時刻に同期した「1PPS信号B」を生成することが可能となる。
次に、本実施の形態1に係る基地局間同期システム100の動作について、図3、図4を用いて説明する。図3は、1PPS信号Bを生成するもととなる生成基準信号を切り替える動作を示すフローチャートである。図4は、生成基準信号の切り換えを示す図である。図4の縦軸は信号の強さを、横軸は時間を示す。図3、図4では、生成基準信号を、1PPS信号Aから1PPS信号aに切り替え、さらに1PPS信号aから1PPS信号bに切り替える場合を説明する。
基地局11、12a〜12cは、共にGPS受信部22が「GPSロック状態」において、1PPS信号A、a〜cの情報を一定の周期で、伝送路を経由して送受信を行う。
S11において、1PPS生成回路27は、GPS受信部22からの1PPS信号Aに同期して1PPS信号Bを生成する。この1PPS信号Bは、PLL回路等で1PPS信号Aに同期させている。また、遅延時間検出回路25a〜25cは、基地局12a〜12cから入力される1PPS信号a〜cと、GPS受信部22からの1PPS信号Aとを用いて遅延時間の補正値計算を行い、その結果の補正値(遅延時間)を記憶部26に記憶する。
S12において、基地局11は、「GPSアンロック」かどうかをチェックする。「GPSアンロック」の場合は、S13に進む。
S13において、基地局11が「GPSアンロック状態」になったとき、1PPS生成回路27は、GPS受信部22からGPSアンロック信号を受信する。図4に「GPSアンロック」の位置を示している。1PPS生成回路27は、GPSアンロック信号を受信すると、遅延時間検出回路25にて検出し記憶部26に記憶されている遅延補正時間a(S11において記憶)を用いて伝送路aから入力する1PPS信号aを補正し、遅延補正時間aと1PPS信号aとを用いて1PPS信号Bを生成して出力する。図4において、この様子を信号61から信号62への切り替えとして示している。
S14において、基地局11は、「GPSアンロック」かどうかをチェックする。「GPSアンロック」の場合は、S15に進む。
S15において、クロック同期回路24aは、伝送路a内の遅延時間に変動が発生しているかどうかを監視している。クロック同期回路24aが「1PPSアンロック」を検出した場合、S16に進む。
S16において、1PPS生成回路27は、以後1PPS信号aの情報は障害と判断する。そして、1PPS生成回路27は、遅延時間検出回路25bにて検出し記憶部26に記憶された遅延補正時間bにて1PPS信号bを補正し、1PPS信号Bを生成して出力する。この状態は、GPS受信部22が「GPSロック状態」となるまで続く。図4を参照して具体的に説明する。1PPS生成回路27は、1PPS信号aの情報は障害と判断すると、生成基準信号を、信号63として示す1PPS信号aから、信号64として示す1PPS信号bに切り替える。そして、信号65として示す切り替え後の1PPS信号bと、記憶部26に記憶された遅延補正時間bとを用いて、信号66として示す1PPS信号Bを生成する。これにより同期を維持することができる。
なお、上記のS11〜S16の説明では、生成基準信号を、1PPS信号Aから1PPS信号aに切り替え、さらに1PPS信号aから1PPS信号bに切り替える場合を説明したが、切り替える順番は特に限定しない。伝送路の置換遅延に変動が生じていない伝送路であれば、どのような順序で切り替えても構わない。例えば、伝送路aに時間遅延が生じた場合、1PPS信号cと1PPS信号cの1PPS信号Aに対する遅延時間とを用いて1PPS信号Bを生成し、さらに、1PPS信号cに時間遅延の変動が生じた場合は、1PPS信号bと1PPS信号bの1PPS信号Aに対する遅延時間とを用いて1PPS信号Bを生成しても構わない。
また、伝送路a内の遅延時間の変動の検出は、基地局11と基地局12a間でのデータ送受信時の遅延時間を測定することにより検出する方法を用いても良い。
実施の形態1の基地局11は、GPSロックの場合に1PPS信号Aを受信し生成する。そして、1PPS信号Aを生成基準信号として1PPS信号Bを生成する。一方でGPSロックしている場合に、他の基地局から入力している1PPS信号a〜1PPS信号cのそれぞれと1PPS信号Aとの遅延時間を検出して、検出結果を記憶部26に記憶する。GPSアンロックとなった場合に、生成基準信号を「1PPSアンロック」となっていない1PPS信号a〜1PPS信号cのいずれかに切り換える。この生成基準信号と、記憶部26に記憶する遅延時間とを用いて1PPS信号Bを生成することができる。
また、1PPS信号a〜1PPS信号cのそれぞれと1PPS信号Aとの遅延時間を検出した後は、1PPS信号Bを生成する生成基準信号として1PPS信号A,あるいは「1PPSアンロック」していない1PPS信号a〜1PPS信号cのいずれかを用いても構わない。
実施の形態1の基地局は、入力クロック信号監視部、1PPS生成回路を備えたので、伝送路の遅延時間が変動した場合でも同期に使用する1PPS信号Bを生成することができ、基地局間の同期を維持することができる。
実施の形態1の基地局は、入力信号クロック監視部が同期信号を発生して保持信号としてその後入力される1PPS信号a等の同期ずれを検出するので、確実に同期ずれを検出することができる。
実施の形態1の基地局は、1PPS生成回路が、入力クロック信号が変動した場合に記憶部に記憶されている遅延時間と変動が検出されていない入力クロック信号とを用いて1PPS信号Bを生成するので、入力クロック信号が変動した場合にも同期を維持することができる。
実施の形態1の基地局間同期システムは、基地局のそれぞれが、入力クロック監視部、1PPS生成回路を備えたので、伝送路の遅延時間が変動した場合でも同期に使用する1PPS信号Bを生成することができ、すべての基地局間の同期を維持することができる。
実施の形態1の基地局間同期システム100は、複数の基地局間でクロックの同期を取る基地局間同期システムにおいて、前記各基地局に備えるGPS(位置測定システム)受信部がGPS用衛星からの信号を受信し、秒を示す1PPS信号Aを生成する手段と、複数の隣接基地局からの秒を示す1PPS信号を受信し、1PPS信号a〜1PPS信号cを生成する手段と、GPS用衛星からの1PPS信号AをPLLにより同期保持する手段と、1PPS信号a、1PPS信号b、及び1PPS信号cのPLL同期はずれを検出する手段とを備え、GPS用衛星からの1PPS信号Aと隣接基地局から受信している1PPS信号a、1PPS信号b、及び1PPS信号cとのそれぞれの遅延時間から、基地局間の同期用の1PPS信号Bを生成し、1PPS信号a、1PPS信号b、あるいは1PPS信号cのいずれかのPLLアンロックを検出した際に、他の基地局から受信している1PPS信号のうちPLLアンロックが検出されていない1PPS信号を用いて1PPS信号Bを生成することにより、基地局間同期を取り、前記基地局間の同期状態を維持することを特徴とする。
実施の形態2.
次に、図5〜図8を用いて実施の形態2を説明する。この実施の形態2では、基地局31において、全てのGPS受信が障害となった場合に、標準時報局(以下、JJYという)からの信号(時報信号)を受信し、秒を示す1PPS信号jを生成し、1PPS信号jを生成基準信号として基地局間同期を保持するものである。
図5は、本実施の形態2による基地局間同期システム200を示す構成図である。図5において、基地局31は、JJY受信部(時報信号受信部の一例)を備え、JJYからの1PPS信号j(時報信号の一例)も受信可能な基地局である。基地局31は、後述のように、図2の基地局11に対して、さらにJJY受信部50、遅延時間検出回路51(第2の遅延時間検出部の一例)を備えた構成である。基地局32a〜32cは図2の基地局11と同様の構成である。なお、基地局32a〜32cも基地局31と同様にJJY受信部を備えた構成でもよい。基地局31、基地局32a〜32cは、常に一定の周期で、互いのGPS受信部から得た1PPS信号を送受する。基地局31は、JJYからの1PPS信号jを受信すると、自装置のGPS受信部からの1PPS信号Aと比較し、遅延時間を計算し、計算結果を補正値として記憶部46に記憶する。
図6は、基地局31の構成を示した図である。基地局31は、図2の基地局11に対して、さらにJJY受信部50、遅延時間検出回路51を備えた構成である。その他の構成要素は、基地局11の構成要素と同様の機能である。
制御部41は、基地局の制御を行う。
GPS受信部42は、GPS用衛星を捕捉しUTC時刻にロックした1PPS信号Aを得る。
網インタフェース43は、基地局32a、32b及び32cとの伝送路とのインタフェースを制御する。
クロック同期回路44は、網インタフェース43からの網抽出クロックから同期クロックを得る為の回路であり、基地局32a〜cから受信した1PPS信号a〜cのPLL同期はずれの検出も行う。
遅延時間検出回路45は、GPS受信部42からの1PPS信号Aと、他の基地局32a、32b及び32cから受信した1PPS信号a、b及びcを受け、遅延補正時間を演算処理する。
記憶部46は、予め1PPS信号a、b及びcの補正値を格納する。
1PPS生成回路47は、GPS受信部42からの1PPS信号AとGPSアンロック情報、基地局32a、32b及び32cからの1PPS信号a、b及びc、記憶部46で記憶している1PPS信号a、b及びcの遅延補正時間から基地局で使用する1PPS信号Bを生成する。
無線部48は、1PPS生成回路47からの1PPS信号Bに同期して無線での送受信を行う。
変復調部49は、無線部48からの送受信データの変復調を行う。
JJY受信部50は、JJYから1PPS信号j(クロック信号jの一例)を得る。
遅延時間検出回路51は、GPS受信部42からの1PPS信号Aと、JJY受信部50から受信した1PPS信号jを受け、遅延補正時間を演算処理する。
ここで、1PPS生成回路47は、GPS受信部42からの1PPS信号Aと、クロック同期回路44からの1PPS信号a、b及びcと、JJY受信部からの1PPS信号jを得ることができる。1PPS生成回路47は、GPS受信部42の「GPSアンロック状態」、クロック同期回路44a〜44cの「1PPSアンロック状態」により、選択する生成基準信号を切替えることで、常にUTC時刻に同期した1PPS信号Bを生成する。
すなわち、「GPSロック状態」の場合においては、GPS受信部42からの1PPS信号Aを選択する。そして、「GPSアンロック状態」の場合においては、「GPSアンロック状態」になった後に「1PPSアンロック状態」が発生していない伝送路のクロック同期回路44から、いずれかの1PPS信号を生成基準信号として選択する。さらに、「GPSアンロック」、及び全てのクロック同期回路44が「1PPSアンロック状態」の場合においては、JJY受信部からの1PPS信号jを選択し、遅延時間検出回路45で「GPSロック状態」で検出しておりすでに記憶部46に記憶されている遅延補正時間jを用いてJJY受信部で受信した1PPS信号jを補正して1PPS信号Bを生成する。これにより、UTC時刻に同期した1PPS信号Bを生成することができる。
次に、動作を説明する。本実施の形態2に係る基地局間同期システム200の動作について、図7、図8を用いて説明する。図7は、生成基準信号を切り替える動作を示すフローチャートである。図8は、生成基準信号の切り替えを示す図である。図8の縦軸は信号の強さを、横軸は時間を示す。以下の動作では、簡単のため、生成基準信号を1PPS信号aから1PPS信号jに切り換える場合を説明する。すなわち、生成基準信号を、1PPS信号Aから1PPS信号aに切り替え、さらに1PPS信号aから1PPS信号jに切り換える場合を説明する。
基地局31、32a〜32cは、共にGPS受信部42がGPSロック状態において、1PPS信号A、a〜cの情報を一定の周期で、伝送路を経由して送受信を行う。
S21において、1PPS生成回路47は、GPS受信部42からの1PPS信号Aに同期して1PPS信号Bを生成する。この1PPS信号Bは、PLL回路等で1PPS信号Aに同期させている。また、遅延時間検出回路45は、基地局32a〜32cから入力される1PPS信号a〜cと、GPS受信部42からの1PPS信号Aから遅延時間の補正値計算を行い、その結果の補正値を記憶部46に記憶する。また、遅延時間検出回路51は、JJY受信部50から入力される1PPS信号jと、GPS受信部42からの1PPS信号Aとから遅延時間の補正値計算を行い、その結果の補正値を記憶部46に記憶する。
S22において、基地局31は、「GPSアンロック」かどうかをチェックする。「GPSアンロック」の場合はS23に進む。
S23において、基地局31が「GPSアンロック状態」になったとき、1PPS生成回路47は、GPS受信部42からGPSアンロック信号を受信する。図8に「GPSアンロック」の位置を示している。1PPS生成回路47は、GPSアンロック信号を受信すると、遅延時間検出回路45にて検出しており記憶部46に記憶されている遅延補正時間a(S21で記憶)にて1PPS信号aを補正し、1PPS信号Bを生成して出力する。図8において、この様子を信号67から信号68への切り替えとして示している。
S24において、基地局31は、「GPSアンロック」かどうかをチェックする。「GPSアンロック」の場合はS25に進む。
S25において、伝送路aの遅延時間の変動を監視しているクロック同期回路44aが、遅延時間の変動を検出した場合は、S26に進む。
S26において、伝送路a内の遅延時間に変動が発生し、クロック同期回路44にて「1PPSアンロック」を検出した場合、1PPS生成回路47は、以後1PPS信号aの情報は障害と判断する。クロック同期回路44aにて「1PPSアンロック」を検出した場合、1PPS生成回路47は、遅延時間検出回路51にて検出し記憶部46に記憶されている遅延補正時間jにて1PPS信号jを補正し、1PPS信号Bを生成して出力する。この状態は、GPS受信部42がGPSロック状態となるまで続く。これにより、同期を維持することができる。図8を参照して具体的に説明する。1PPS生成回路47は、1PPS信号aの情報は障害と判断すると、1PPS信号Bを生成する生成基準信号を、信号69として示す1PPS信号aから、信号70として示す1PPS信号jに切り替える。そして、信号70として示す切り替え後の1PPS信号jと、記憶部26に記憶された遅延補正時間jとを用いて、信号71として示す1PPS信号Bを生成する。これにより同期を維持することができる。
実施の形態1の基地局31は、「GPSロック」の場合に1PPS信号Aを受信し生成する。そして、1PPS信号Aを生成基準信号として1PPS信号Bを生成する。一方で「GPSロック」している場合に、他の基地局から入力している1PPS信号a〜1PPS信号c、JJY受信部50の受信する1PPS信号jとのそれぞれと、1PPS信号Aとの遅延時間を検出して、検出結果を記憶部46に記憶する。「GPSアンロック」となった場合に、生成基準信号を「1PPSアンロック」となっていない1PPS信号a〜1PPS信号cのいずれかに切り換える。1PPS信号a〜1PPS信号cのすべてが「1PPSアンロック」となった場合には、1PPS信号jを生成基準信号として1PPS信号Bを生成する。
また、「GPSロック」の状態において1PPS信号a〜1PPS信号c、1PPS信号jのそれぞれと1PPS信号Aとの遅延時間を検出した後は、1PPS信号Bを生成する生成基準信号として、1PPS信号A,あるいは「1PPSアンロック」していない1PPS信号a〜1PPS信号c、1PPS信号jのいずれを用いても構わない。
実施の形態2の基地局は、「GPSアンロック」及び、伝送路から受信する1PPS信号の全部が「1PPSアンロック」の場合には、JJY受信部の受信する1PPS信号jを用いて1PPS信号Bを生成するので、伝送路の全部が変動した場合にも同期を維持することができる。
実施の形態2の基地局間同期システム200の少なくとも一つの基地局は、JJY受信部と第2の遅延時間検出部とを備えるので、伝送路の全部が変動した場合にも同期を維持することができる。
実施の形態2の基地局31は、遅延時間を記憶した後は、1PPS信号A、1PPS信号a,1PPS信号b、1PPS信号c、1PPS信号jのいずれれかを1PPS信号Bを生成する生成基準信号とすることができるので、状況に応じて基準信号を選択をすることができる。
実施の形態2の基地局間同期システム200は、標準時報局からの信号を受信し、秒を示す1PPS信号jを生成する手段と、GPS用衛星からの1PPS信号AとJJYからの1PPS信号jとの時間差を計測する手段を有する手段を有し、JJYからの信号から生成した1PPS信号jとGPS受信している際の1PPS信号Aとの遅延時間から基地局間同期用の1PPS信号Bを生成し、前記基地局間の同期状態を維持することを特徴とする。
実施の形態3.
次に、図9〜図11を用いて、実施の形態3を説明する。実施の形態3は、基地局のそれぞれがGPS受信部及びJJY受信部を備えており、GPS受信に障害が発生した場合には、JJY信号を用いて自走で同期をとる実施形態である。図9は、実施の形態3に係る基地局間同期システム300を示す図である。基地局91a〜基地局91cは、いずれも同様の構成である。他の基地局から信号を入力することなく、GPS受信、あるいはJJY受信により独立に同期をとることを特徴とする。
図10は、基地局91aの構成を示す図である。図10に示した構成は、実施の形態2において図6に示した基地局31に対して、伝送路a、伝送路b、及び路cに対応する網インタフェース43a〜43c、クロック同期回路44a〜44C,遅延時間検出回路45a〜45cをなくした構成となっている。
次に、図11を参照して動作を説明する。図11は、基地局91aの動作を示すフローチャートである。
S31において、GPS受信部42は、GPS信号を受信して1PPS信号Aを生成する。1PPS生成回路47は、この1PPS信号Aを生成基準信号として1PPS信号Bを生成する。
S32において、JJY受信部50は、JJY信号を受信し1PPS信号jを生成する。
S33において、遅延時間検出回路51は、1PPS信号Aに対する1PPS信号jの遅延時間を検出する。
S34において、記憶部46は、遅延時間検出回路51の検出した遅延時間を記憶する。
S35において、1PPS生成回路47は、GPS受信部42が「GPSアンロック状態」になったとき、、GPS受信部42からGPSアンロック信号を受信する。1PPS生成回路47は、GPSアンロック信号を受信した場合、遅延時間検出回路51にて検出しており記憶部46に記憶されている遅延補正時間jにて1PPS信号jを補正し、1PPS信号Bを生成して出力する。この状態は、GPS受信部42がGPSロック状態となるまで続く。これにより、同期を維持することができる。
実施の形態3の基地局は、GPS信号にアンロックの場合は、直ちにJJY受信部の受信した1PPS信号jにより1PPS信号Bを生成するので、伝送路を必要とすることなく、簡単な構成で基地局間の同期を維持することができる。
実施の形態1による基地局間同期システム100を示す図である。 実施の形態1による基地局11の構成を示す図である。 実施の形態1による基地局11の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による信号の切り替えを示す図である。 実施の形態2による基地局間同期システム200を示す図である。 実施の形態2による基地局31の構成を示す図である。 実施の形態2による基地局31の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2による信号の切り替えを示す図である。 実施の形態3による基地局間同期システム300を示す図である。 実施の形態3による基地局91aの構成を示す図である。 実施の形態3による基地局91aの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
11 基地局、12a,12b,12c 基地局、21 制御部、22 GPS受信部、23a,23b,23c 網インタフェース、230 入力部、24a,24b,24c クロック同期回路、240 入力クロック信号監視部、25a,25b,25c 遅延時間検出回路、250 遅延時間検出部、26 記憶部、27 1PPS生成回路、28 無線部、29 変復調部、31 基地局、32a,32b,32c 基地局、41 制御部、42 GPS受信部、43a,43b,43c 網インタフェース、430 入力部、44a,44b,44c クロック同期回路、440 入力クロック信号監視部、45a,45b,45c 遅延時間検出回路、450 遅延時間検出部、46 記憶部、47 1PPS生成回路、48 無線部、49 変復調部、50 JJY受信部、51 遅延時間検出回路、61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71 信号、91a,91b,91c 基地局、100,200,300 基地局間同期システム。

Claims (11)

  1. 複数の他の基地局とクロックの同期をとる基地局において、
    衛星から時刻情報を受信して、受信した時刻情報を用いてクロック信号Aを生成する時刻情報受信部と、
    少なくとも2つの他の基地局からクロック信号を入力クロック信号として入力する入力部と、
    時刻情報受信部の生成したクロック信号Aと入力部の入力した入力クロック信号とを用いて、クロック信号Aに対する入力クロック信号のそれぞれの遅延時間を検出する遅延時間検出部と、
    遅延時間検出部の検出した遅延時間を記憶する記憶部と、
    入力部から入力される入力クロック信号のそれぞれを監視して、入力クロック信号の変動を検出する入力クロック信号監視部と、
    入力クロック信号監視部による入力クロック信号の変動の検出結果に基づいて、入力部から入力された入力クロック信号と記憶部に記憶されている遅延時間とを用いて他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成するクロック信号生成部と
    を備えたことを特徴とする基地局。
  2. 基地局は、さらに、
    時報信号を送信する標準時報局から時報信号を受信して、受信した時報信号を用いてクロック信号jを生成する時報信号受信部と、
    時刻情報受信部の生成したクロック信号Aと時報信号受信部の生成したクロック信号jとを用いて、クロック信号Aに対するクロック信号jの遅延時間を検出する第2の遅延時間検出部とを備え、
    記憶部は、
    第2の遅延時間検出部の検出したクロック信号jの遅延時間を記憶し、
    クロック信号生成部は、
    入力クロック信号監視部による入力クロック信号の変動の検出結果に基づいて、記憶部に記憶されたクロック信号jの遅延時間と時報情報受信部の生成するクロック信号jとを用いて他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成することを特徴とする請求項1記載の基地局。
  3. 入力クロック信号監視部は、
    入力部が入力クロック信号を入力した場合に、入力クロック信号のそれぞれに対応させて入力クロック信号に同期した同期信号を発生し、発生した同期信号を保持信号として保持し、同期信号発生後に入力部から入力された入力クロック信号と前記入力クロック信号に対応する保持信号とを比較し、保持信号に対する入力クロック信号の同期ずれを変動として検出することを特徴とする請求項1または2記載の基地局。
  4. クロック信号生成部は、
    入力部の入力した入力クロック信号のうち第1の入力クロック信号と記憶部に記憶されている遅延時間とを用いて他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成し、入力クロック信号監視部により第1の入力クロック信号の変動が検出された場合に、入力部の入力した入力クロック信号のうち入力クロック信号監視部により変動が検出されていない第2の入力クロック信号と記憶部に記憶されている遅延時間とを用いて、他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成することを特徴とする請求項1記載の基地局。
  5. 衛星は、
    UTC時刻(国際標準時刻)を示すUTC時刻情報を送信するGPS(Global Positioning System)衛星を含み、
    時刻情報は、
    UTC時刻情報であることを特徴とする請求項1または2または3または4記載の基地局。
  6. クロック信号は、
    いずれも、周期が1秒である1秒パルス(1Pulse Per Second)信号であることを特徴とする請求項1または2または3または4または5記載の基地局。
  7. 3つ以上の基地局の間でクロックの同期をとる基地局間同期システムにおいて、
    基地局のそれぞれは、
    衛星から時刻情報を受信して、受信した時刻情報を用いてクロック信号Aを生成する時刻情報受信部と、
    少なくとも2つの他の基地局からクロック信号を入力クロック信号として入力する入力部と、
    時刻情報受信部の生成したクロック信号Aと入力部の入力した入力クロック信号とを用いて、クロック信号Aに対する入力クロック信号のそれぞれの遅延時間を検出する遅延時間検出部と、
    遅延時間検出部の検出した遅延時間を記憶する記憶部と、
    入力部から入力される入力クロック信号のそれぞれを監視して、入力クロック信号の変動を検出する入力クロック信号監視部と、
    入力クロック信号監視部による入力クロック信号の変動の検出結果に基づいて、入力部から入力された入力クロック信号と記憶部に記憶されている遅延時間とを用いて他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成するクロック信号生成部と
    を備えたことを特徴とする基地局間同期システム。
  8. 少なくとも1つの基地局は、さらに、
    時報信号を送信する標準時報局から時報信号を受信して、受信した時報信号を用いてクロック信号jを生成する時報信号受信部と、
    時刻情報受信部の生成したクロック信号Aと時報信号受信部の生成したクロック信号jとを用いて、クロック信号Aに対するクロック信号jの遅延時間を検出する第2の遅延時間検出部とを備え、
    記憶部は、
    第2の遅延時間検出部の検出したクロック信号jの遅延時間を記憶し、
    クロック信号生成部は、
    入力クロック信号監視部による入力クロック信号の変動の検出結果に基づいて、記憶部に記憶されたクロック信号jの遅延時間と時報情報受信部の生成するクロック信号jとを用いて他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成することを特徴とする請求項7記載の基地局間同期システム。
  9. 複数の他の基地局とクロックの同期をとる基地局間同期方法において、
    衛星から時刻情報を受信して、受信した時刻情報を用いてクロック信号Aを生成する工程と、
    少なくとも2つの他の基地局からクロック信号を入力クロック信号として入力する工程と、
    生成したクロック信号Aと入力した入力クロック信号とを用いて、クロック信号Aに対する入力クロック信号のそれぞれの遅延時間を検出する工程と、
    検出した遅延時間を記憶する工程と、
    入力される入力クロック信号のそれぞれを監視して、入力クロック信号の変動を検出する工程と、
    入力クロック信号の変動の検出結果に基づいて、入力された入力クロック信号と記憶されている遅延時間とを用いて他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成する工程と
    を備えたことを特徴とする基地局間同期方法。
  10. 複数の他の基地局とクロックの同期をとる基地局間同期方法において、
    衛星から時刻情報を受信して、受信した時刻情報を用いてクロック信号Aを生成する工程と、
    少なくとも2つの他の基地局からクロック信号を入力クロック信号として入力する工程と、
    入力される入力クロック信号のそれぞれを監視して、入力クロック信号の変動を検出する工程と、
    時報信号を送信する標準時報局から時報信号を受信して、受信した時報信号を用いてクロック信号jを生成する工程と、
    生成したクロック信号Aと生成したクロック信号jとを用いて、クロック信号Aに対するクロック信号jの遅延時間を検出する工程と、
    検出したクロック信号jの遅延時間を記憶する工程と、
    入力クロック信号の変動の検出結果に基づいて、記憶したクロック信号jの遅延時間とクロック信号jとから他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成する工程と
    を備えたことを特徴とする基地局間同期方法。
  11. 複数の他の基地局とクロックの同期をとる基地局において、
    衛星から時刻情報を受信して、受信した時刻情報を用いてクロック信号Aを生成する時刻情報受信部と、
    時報信号を送信する標準時報局から時報信号を受信して、受信した時報信号を用いてクロック信号jを生成する時報信号受信部と、
    時刻情報受信部の生成したクロック信号Aと時報信号受信部の生成したクロック信号jとを用いて、クロック信号Aに対するクロック信号jの遅延時間を検出する遅延時間検出部と、
    遅延時間検出部の検出したクロック信号jの遅延時間を記憶する記憶部と、
    クロック信号Aを用いて他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成し、クロック信号Aを生成することができない場合に、記憶部に記憶したクロック信号jの遅延時間と時報情報受信部の生成するクロック信号jとを用いて、他の基地局との同期に用いる同期用クロック信号を生成するクロック信号生成部と
    を備えたことを特徴とする基地局。
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